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技術 液体封入防振装置

出願人 丸五ゴム工業株式会社
発明者 三宅明三宅正浩竹本浩登
出願日 1999年4月9日 (21年2ヶ月経過) 出願番号 1999-102465
公開日 2000年10月20日 (19年8ヶ月経過) 公開番号 2000-291720
状態 特許登録済
技術分野 車両の推進装置の配置・取付け 車両の推進装置の配置または取付け ダンパーとばねの組合せ装置
主要キーワード 概略筒状 弾性度 内側金具 流動液体 外側金具 ボディー側 流出入口 攪拌板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年10月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

荷重方向以外の振動に対しても効果的に防振する液体封入防振装置を提供する。

解決手段

一方の部材に取り付けられる内側金具1を、他方の部材に取り付けられる外側金具2の内部に収容配置するとともに、内側金具と外側金具をゴム弾性体3で連結せしめる一方、外側金具側に設けられた仕切部材5を挟んで一方の部材の荷重方向一方の側に、室壁の一部が前記ゴム弾性体で構成されて振動入力時内圧変動惹起される受圧室15を、他方の側に、室壁の一部が弾性膜で構成されて容積変化許容される平衡室14をそれぞれ形成し、これら受圧室15と平衡室14とに液体を封入するとともに、相互に連通するオリフィス通路16を設けた液体封入防振装置において、ゴム弾性体で構成された荷重方向に対面しない受圧室の室壁の外側を覆う外側金具に窓24を形成し、窓の内側に存する室壁を薄肉にしてこの室壁が窓外に膨出するのを可能にした。

概要

背景

振動体防振支持する場合、防振部材としてのゴム弾性体の内部にオリフィス通路連絡された液封液室を隔成し、振動入力時、これらの液体系を当該振動に対して共振させると、防振効果が大きいことが知られている。現在では、この仕組みを利用した様々な液体封入防振装置が提供されている。更に、最近では、複数の周波数を有している自動車エンジン等によるそれぞれの振動数に反応するように、防振装置の中に複数の流動容量に変化する流動液体系を組み込んでいるものもある。

概要

荷重方向以外の振動に対しても効果的に防振する液体封入防振装置を提供する。

一方の部材に取り付けられる内側金具1を、他方の部材に取り付けられる外側金具2の内部に収容配置するとともに、内側金具と外側金具をゴム弾性体3で連結せしめる一方、外側金具側に設けられた仕切部材5を挟んで一方の部材の荷重方向一方の側に、室壁の一部が前記ゴム弾性体で構成されて振動入力時に内圧変動惹起される受圧室15を、他方の側に、室壁の一部が弾性膜で構成されて容積変化許容される平衡室14をそれぞれ形成し、これら受圧室15と平衡室14とに液体を封入するとともに、相互に連通するオリフィス通路16を設けた液体封入防振装置において、ゴム弾性体で構成された荷重方向に対面しない受圧室の室壁の外側を覆う外側金具に窓24を形成し、窓の内側に存する室壁を薄肉にしてこの室壁が窓外に膨出するのを可能にした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

防振連結されるべき一方の部材に取り付けられる内側金具を、防振連結すべき他方の部材に取り付けられる外側金具の内部に収容配置するとともに、内側金具と外側金具をゴム弾性体で連結せしめる一方、外側金具側に設けられた仕切部材を挟んで一方の部材の荷重方向一方の側に、室壁の一部が前記ゴム弾性体で構成されて振動入力時内圧変動惹起される受圧室を、他方の側に、室壁の一部が弾性膜で構成されて容積変化許容される平衡室をそれぞれ形成し、これら受圧室と平衡室とに液体封入するとともに、これら受圧室と平衡室とを相互に連通するオリフィス通路を設けた液体封入防振装置において、ゴム弾性体で構成された荷重方向に対面しない受圧室の室壁の外側を覆う外側金具に窓を形成し、窓の内側に存する室壁を薄肉にしてこの室壁が窓外に膨出するのを可能にしたことを特徴とする液体封入防振装置。

請求項2

窓が複数設けられる請求項1に記載の液体封入防振装置。

技術分野

0001

本発明は、自動車エンジン等の振動体固定部材に対して防振支持する液体封入防振装置に関するものである。

背景技術

0002

振動体を防振支持する場合、防振部材としてのゴム弾性体の内部にオリフィス通路連絡された液封液室を隔成し、振動入力時、これらの液体系を当該振動に対して共振させると、防振効果が大きいことが知られている。現在では、この仕組みを利用した様々な液体封入防振装置が提供されている。更に、最近では、複数の周波数を有している自動車のエンジン等によるそれぞれの振動数に反応するように、防振装置の中に複数の流動容量に変化する流動液体系を組み込んでいるものもある。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、このような配慮は、振動入力方向はすべて荷重方向であると想定したものであり、荷重方向以外の振動が入力されると、せっかくの工夫が役に立たない。自動車等は動くものであるから、これに組み込まれた防振装置の振動の入力方向は荷重方向に限らないのはいうまでもない。このため、荷重方向以外の方向の振動を防振する専用の防振装置を設けている位である。本発明は、このような課題を解決するものであり、一つの防振装置で荷重方向以外の方向の振動をも防振できる液体封入防振装置を可能にしたものである。

課題を解決するための手段

0004

以上の課題の下、本発明は、防振連結されるべき一方の部材に取り付けられる内側金具を、防振連結すべき他方の部材に取り付けられる外側金具の内部に収容配置するとともに、内側金具と外側金具をゴム弾性体で連結せしめる一方、外側金具側に設けられた仕切部材を挟んで一方の部材の荷重方向一方の側に、室壁の一部が前記ゴム弾性体で構成されて振動入力時に内圧変動惹起される受圧室を、他方の側に、室壁の一部が弾性膜で構成されて容積変化許容される平衡室をそれぞれ形成し、これら受圧室と平衡室とに液体を封入するとともに、これら受圧室と平衡室とを相互に連通するオリフィス通路を設けた液体封入防振装置において、ゴム弾性体で構成された荷重方向に対面しない受圧室の室壁の外側を覆う外側金具に窓を形成し、窓の内側に存する室壁を薄肉にしてこの室壁が窓外に膨出するのを可能にしたことを特徴とする液体封入防振装置を提供したのである。

0005

振動が荷重方向以外から、例えば、横方向から入力されると、受圧室と平衡室間の液体の移動は起り難く、容積の大きい受圧室の液体は、受圧室内部で当該振動に共振して移動する。このため、当該振動数を越した辺りからばね定数飛躍的に上昇し、その結果、振動を遮断できないということになる。この場合、共振振動数を調整しようとしても、弾性膜作用をする室壁を持たない受圧室ではそれも簡単にはできない。しかし、本発明のように、荷重方向に対面しない受圧室の室壁の外側を覆う外側金具に窓を形成し、窓の内側に存する室壁を薄肉にしてこの室壁が窓外に膨出するのを可能にすれば、横方向からの振動に対しても、この室壁が弾性膜作用を発揮することになるから、その弾性度等を調整することによって共振振動数の調整がきわめて容易にできる。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下、本発明の実施の形態を吊り下げ型のエンジンマウントを例にとって図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す液体封入防振装置の縦断面図、図3は側面図であるが、この液体封入防振装置(以下、防振装置)は、内側金具1と、内側金具1を内部に収容配置する外側金具2と、内側金具1と外側金具2との間に介在させられるゴム弾性体3と、外側金具2の上方に被せられる上蓋4と、外側金具2と上蓋4との間に収容される仕切部材5等からなる。

0007

内側金具1は、概略筒状をしており、外側金具2に対して縦向きに挿入される。内側金具1の底面には振動体を締結するためのネジ穴6が形成され、上部にはデバイス7と呼ばれる液体を攪拌するための攪拌板が取り付けてある。外側金具2は、内側金具1と同心に配置される筒状をしているものであり、その上部にカップを伏せた形状の上蓋4が連結部分をかしめ等で固定されて被さっている。この上蓋4は、側壁上壁の周囲に芯金8が封入されたゴム弾性体であり、芯金8が途切れた上壁の中央は薄い弾性膜9に形成されている。

0008

ゴム弾性体3は、デバイス7より下方の内側金具1と外側金具2との間を連結しているが、その上面は、内側金具1から斜め下方に降りて外側金具2の内周近くに至り、外側金具2の内周に沿って薄肉を形成して上蓋5との連結部分まで上がっているものである(図1)。従って、ゴム弾性体3の上面の上方には断面がV字形をした空間部10が内側金具1の周囲に周回していることになる。

0009

仕切部材5は、上面に凹陥部11を有するハット形をしているものであり、下端フランジ部分を外側金具2と上蓋4との連結部分で挟持して固定されている。仕切部材5も、側壁と上壁の周囲に芯金12が封入されたゴム弾性体であり、芯金12が途切れた上壁の中央は比較的薄い弾性膜13に形成されている。この状態のときの仕切部材5は、前記した空間部10と内側金具1の上方に間隙を有して被さり、凹陥部11の周囲の縦壁が上蓋4に押圧している状態である。

0010

従って、仕切部材5と上蓋4との間隙部は、二つの弾性膜9、13を有して隔絶された空虚部14を形成することになり、又、空間部10を含む仕切部材5とゴム弾性体3及び第一金具1との間隙部も隔絶された空虚部15を形成することになる。そこで、外側金具2と上蓋4の固定操作等を液体中で行なえば、両空虚部14、15は、液体が封入された液体室を構成する。ここでは、下方の液体室を受圧室15、上方の液体室を平衡室14とする。

0011

受圧室15と平衡室14とは、オリフィス通路16で連通されるが、本例では、このオリフィス通路16を上蓋4と仕切部材5とで形成している。図2は仕切部材5の平面図であるが、フランジ部分に孔17をあけるとともに、この孔17の端に面して側壁を外方に存する上蓋4の側壁に押圧するまで張出した18を形成し、堰18より反孔17側に凹陥部11から上方に立ち上がる縦壁の一部を切り欠いてここを流出入口19とするのである。これにより、上蓋4の側壁と仕切部材4の側壁との間がオリフィス通路16となり、ここを通った液体は孔17と流出入口19から受圧室15と平衡室14に出入りする。

0012

図4は以上の装置を自動車のエンジンマウントに適用した場合のエンジンの取付け状況を示す説明図であるが、前記した内側金具1のネジ穴6にエンジン側取付部材20をボルト21によって固定するとともに、外側金具2に複数のボディー側取付部材22を取り付けておき(外側金具2はハウジング23に収容されて保護されている)、このボディー側取付部材22をボディーにボルト等(図示省略)によって固定するのである。

0013

以上により、エンジンが振動すると、この防振装置が作動してエンジンの振動がボディー側に伝達されるのを遮断するのであるが、振動の入力方向とエンジンの重量がかかる荷重方向(上下方向)とが合致しているときは、この装置はしかるべく防振機能を果たす。しかし、荷重方向とは異なる方向に振動が入力された場合、その方向は、平衡室14の室壁を形成する弾性膜9、13と対面していないから(直角ではないから)、受圧室15とで協働して起こす防振機能が今一つであることは前述のとおりである。

0014

そこで、本発明は、外側金具2に窓24を形成し、この窓24の内側に存する受圧室15の室壁を構成するゴム弾性体3が窓24の外側に膨出するのを可能にして弾性膜作用ができるようにしたものである。こうすることにより、前後、左右方向から振動が入力されても、このゴム弾性体3が窓24の外に膨れ、ばねの軟らかさを保って振動伝達を遮断する。従って、場合によっては、前後、左右方向の振動を防振する別の防振装置が不要になる位である。

0015

尚、窓の外は前記したハウジング23でカバーされているので、ゴム弾性体3が破れたりする虞はない(ゴム弾性体3の弾性膜作用をより行い易くするために、この窓24の外側のハウジング23には通気孔25を形成しておくのが好ましい)。この場合、窓24の位置及び大きさや数は適宜に設定されるが、振動が入力される方向に形成しておくのが適する。この意味から、自動車用の防振装置では、前後と左右に都合四個形成しておくのが好ましい。

発明の効果

0016

以上、本発明は、上記したものであるから、荷重方向以外の方向の振動が入力されても、受圧室の室壁は弾性膜作用をしてばねの軟らかさを保ち、防振機能を発揮する。

図面の簡単な説明

0017

図1本発明の一例を示す液体封入防振装置の縦断面図である。
図2本発明の一例を示す液体封入防振装置を構成する仕切部材の平面図である。
図3本発明の一例を示す液体封入防振装置の側面図である。
図4本発明の一例を示す液体封入防振装置の使用状況の説明図である。

--

0018

1内側金具
2外側金具
3ゴム弾性体
5仕切部材
14平衡室
15受圧室
16オリフィス通路
24 窓

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