図面 (/)

技術 自動車の懸架装置用コイルばね

出願人 株式会社レッドゾーン
発明者 上野秀二
出願日 1999年4月8日 (22年2ヶ月経過) 出願番号 1999-101811
公開日 2000年10月20日 (20年7ヶ月経過) 公開番号 2000-291706
状態 特許登録済
技術分野 車体懸架装置 車体懸架装置 ばね 流体減衰装置
主要キーワード 端末面 入子式 テールエンド クローズドエンド 切断側 懸架用 懸架装置用 後部車輪
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年10月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

高さを調整するためにコイルばねの端部を切断しても切断部をばね座に収めることができるようにして、高さについては微調整が可能で汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できるようにした自動車懸架装置用コイルばねを提供する。

解決手段

懸架装置用コイルばねS1は素線1を螺旋状に巻回してつくられている。懸架装置用コイルばねS1の上下端部の形状はばね座31、32に収めることができる形状である。懸架装置用コイルばねS1の下端部はやや径小となったクローズドエンドとなっている。懸架装置用コイルばねS1の上端部には、素線1を同径及び同ピッチで複数回巻いてある切断調整部2が設けてある。切断調整部2の素線1のピッチは素線1間に隙間のないピッチに設定してある。懸架装置用コイルばねS1のうち切断調整部2を除く部分は等ピッチである。

概要

背景

概要

高さを調整するためにコイルばねの端部を切断しても切断部をばね座に収めることができるようにして、高さについては微調整が可能で汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できるようにした自動車懸架装置用コイルばねを提供する。

懸架装置用コイルばねS1は素線1を螺旋状に巻回してつくられている。懸架装置用コイルばねS1の上下端部の形状はばね座31、32に収めることができる形状である。懸架装置用コイルばねS1の下端部はやや径小となったクローズドエンドとなっている。懸架装置用コイルばねS1の上端部には、素線1を同径及び同ピッチで複数回巻いてある切断調整部2が設けてある。切断調整部2の素線1のピッチは素線1間に隙間のないピッチに設定してある。懸架装置用コイルばねS1のうち切断調整部2を除く部分は等ピッチである。

目的

(目的)本発明は上記課題を解消するもので、高さを調整するためにコイルばねの端部を切断しても切断部をばね座に収めることができるようにして、高さについては微調整が可能で汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できるようにした自動車の懸架装置用コイルばねを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

自動車懸架装置用コイルばねであって、上端部と下端部の何れか一方または双方に、素線を密接または本質的に密接させて複数回巻くことにより切断調整部が設けてあることを特徴とする、自動車の懸架装置用コイルばね。

請求項2

自動車の懸架装置用コイルばねであって、ばね座に当接する端部が、切断前及び切断後においても、ばね座に収まる形状となるように形成してあることを特徴とする、自動車の懸架装置用コイルばね。

技術分野

0001

本発明は、自動車懸架装置用コイルばねに関するものである。更に詳しくは、高さを調整するためにコイルばねの端部を切断しても切断部をばね座に収めることができ、高さについては微調整が可能で汎用的に使用できるようにしたものに関する。

0002

自動車の前輪及び後輪懸架部には、通常、緩衝手段として油圧式ショックアブソーバと共に、図5に示すようなコイルばねが採用されている。コイルばねは、ショックアブソーバの上下に設けてあるばね座の間に、両端部をばね座に収めて取り付けられている。コイルばねは、走行時に路面から伝わるショックを吸収するとともに、車高を決める要素ともなっている。

0003

ところで、近年においては、自動車をドレスアップしてファッション性を高める風が強くなってきている。車高を低くして、タイヤフェンダーの隙間が狭くなるようにするのもその方法の一つである。車高を低くするには、コイルばねを、純正のものではないけれども法律による規制値(車高:90mm以上)に収まる範囲の低いものや巻き数が多く(ピッチが狭く)反発力が弱いものに交換する方法が採られていた。

0004

なお、コイルばねの上下端部は、上記したようにショックアブソーバの上下に設けられたばね座に収められるので、ばね座の形状とばね座に収まるコイルばねの端部形状とは密接な関係にあり、コイルばねの端部形状が所定の形状でないとコイルばねの端部をばね座に収めることはできない。

発明が解決しようとする課題

0005

けれども、上記したような従来の自動車の懸架装置用コイルばねには、次のような課題があった。すなわち、上記したように、ばね座の形状に合うコイルばねの上下端部の形状は決まっているので、例えば単純に一端側を切断して低くすると、端部形状が変わってしまうので、ばね座に収まらなくなり、装着できなくなる。従って、コイルばねの高さを低くして車高を調整するという客のニーズきめ細かく対応するには、ばね座に収まる端部形状を有し高さの異なる多くの種類のコイルばねを予め用意しておく必要があった。

0006

しかし、自動車の種類は多種多様であり、ばね座の形状や大きさもまた様々である。このため、上記のように高さの異なる多くの種類を用意し、更に上下端部形状の異なるものを組み合わせることは、コイルばねの種類が多くなりすぎるために、実際的ではない。このため、一部汎用的に使用でき、予め用意する種類を減らすことができる懸架用コイルばねの提案が望まれていた。

0007

(目的)本発明は上記課題を解消するもので、高さを調整するためにコイルばねの端部を切断しても切断部をばね座に収めることができるようにして、高さについては微調整が可能で汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できるようにした自動車の懸架装置用コイルばねを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、自動車の懸架装置用コイルばねであって、上端部と下端部の何れか一方または双方に、素線を密接または本質的に密接させて複数回巻くことにより切断調整部が設けてあることを特徴とする、自動車の懸架装置用コイルばねである。

0009

第2の発明にあっては、自動車の懸架装置用コイルばねであって、ばね座に当接する端部が、切断前及び切断後においても、ばね座に収まる形状となるように形成してあることを特徴とする、自動車の懸架装置用コイルばねである。

0010

切断調整部の素線のピッチは、素線間に隙間のないピッチでもよいし、若干の隙間があるピッチであってもよい。なお、素線間に隙間があるコイルばねの隙間量は、切断前または切断後において、端部がばね座に支障なく収まることができるように設定される。なお、素線間に隙間が設けられていても、懸架装置用コイルばねが懸架部に装着されて荷重がかかったときには、切断調整部が圧縮されて密着するので、多くの場合、実用上問題はない。また、切断調整部の直径は特に限定するものではなく、ばね座の形状や大きさに合わせて適宜設定されるものである。

0011

コイルばねの切断前の高さは、純正のばねより低い場合もあるし高い場合もある。また、同一の高さになる場合もある。これは、純正のものとばね硬さが同じである場合はばねを低くしないと車高が落ちないが、巻き数を増やしたりばね径を大きくして純正のものよりばね硬さを柔らかくした場合は、高さが同じか高くても車高を落とすことが可能になるからである。

0012

コイルばねの種類としては、切断調整部を除く部分の全長にわたり同じピッチである等ピッチばね、ピッチが異なる不等ピッチばねがある。また、全長にわたり同径のばねの他、一端側が次第に径大となった円錐型ばね、中間部が括れている鼓型ばね、中間部が膨らんでいる樽型ばね等もある。更には、例えば一端側から他端側へかけて途中まで同径で残りの他端側が窄まっているというような、上記各特徴を組み合わせたばねを採用することもできる。

0013

コイルばねの端部の素線形状としては、素線のピッチをそのままにした形状のオープンエンド、オープンエンドの一種で素線の端部が接線方向を向いたタンジェントテールエンド、同じく素線の端部が極端に径小となったビッグテールエンド、素線を変形させてピッチを変えた形状のクローズドエンドがある。更に、オープンエンドとクローズドエンドのそれぞれには、端末面部の素線を切断したままのもの(無研削)と、端末面部を一部平面状に研削したもの(テーパ)がある。

0014

(作用)本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねは次のように作用する。懸架装置用コイルばねは、ばね座に収められる端部の形状も純正のものと同じようにばね座に収めることができる形状である。車高を低くするためにコイルばねを低くするときには、コイルばねの上端部と下端部の何れか一方または双方に設けてある切断調整部の素線を適当な位置で切断すればよい。なお、コイルばねの高さの調整にあたっては、素線を密接または本質的に密接させて複数回巻くことにより形成された切断調整部の範囲内で素線を切断するので、切断側の端部形状は、切断前と本質的に変わることがなく、ばね座に支障なく収めることができる。

0015

これにより、コイルばねの高さを例えばmm単位で微調整することが可能となるので、コイルばねを汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できる。また、切断調整部の巻き数を増やすことによって切断調整部の高さを高くしておけば、車高の調整可能な範囲が広くなり、客のニーズにより細かく対応できる。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねの一実施の形態を示す正面図である。懸架装置用コイルばねS1は、ばね鋼製の素線1を螺旋状に巻回してつくられている。懸架装置用コイルばねS1の下端部は、やや径小となったクローズドエンドとなっている。

0017

懸架装置用コイルばねS1の上端部には、素線を同径及び同ピッチで複数回巻いてある切断調整部2が設けてある。切断調整部2の素線1のピッチは、素線1間に隙間のないピッチに設定してある。なお、懸架装置用コイルばねS1のうち、切断調整部2を除く部分は等ピッチである。

0018

また、懸架装置用コイルばねS1は、製造工場出荷時において自動車に装着してある純正のばねと同じ高さに形成されており、端部の形状も純正のものと同じようにばね座に収めることができる形状である。なお、懸架装置用コイルばねS1は、全長:400mm、外径:112mm、素線の直径:10mmであるが、コイルばねの形状は多種多様であり、この寸法に限定されるものではない。

0019

(作 用)図2図1に示す懸架装置用コイルばねの切断調整部を所要位置で切断して低くした状態を示す正面図、図3図2に示す切断した懸架装置用コイルばねを自動車の後部車輪の懸架部に装着した状態を示す説明図である。図1ないし図3を参照して、本発明に係る懸架装置用コイルばねS1の作用を説明する。なお、図3では図示の便宜上、車輪を取り外した状態を示している。

0020

懸架装置用コイルばねS1は、図3に示すように、入子式伸縮自在なショックアブソーバ3の上下のばね座31、32間に装着される。懸架装置用コイルばねS1の上下端部は、ばね座31、32にそれぞれ収まっている。懸架装置用コイルばねS1は次のように作用する。車高を低くするために懸架装置用コイルばねS1を低くするときには、ばねの上端部に設けてある切断調整部2の素線1を、例えば図1におけるP部分で切断する。これによって、懸架装置用コイルばねS1の高さを、素線1の直径の約二本分低く調整することができる。

0021

このとき、切断側、すなわち残りの切断調整部2の端部形状は、切断前と本質的に変わることがなく、上部側のばね座31へ支障なく収めることができる。なお、切断調整部2で素線1を切断した懸架装置用コイルばねS1を自動車に装着してみて、更に車高を低くしたい場合は、再度切断調整部2の範囲内で素線1を切断して調整すればよい。

0022

図4は本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねの他の実施の形態を示す正面図である。懸架装置用コイルばねS2は、上記懸架装置用コイルばねS1とは切断調整部の構造が異なっている。すなわち、懸架装置用コイルばねS1の切断調整部2では、素線1のピッチが素線1間に隙間のないピッチに設定してあるのに対し、懸架装置用コイルばねS2の切断調整部2aでは、素線1間に若干の隙間を設けたピッチに設定してある。

0023

なお、図4では、切断調整部2aと上記切断調整部2との違いを分かりやすくするためにピッチをやや誇張して表現しているが、実際上は所要位置で素線を切断したときに切断前と同様にばね座に収めることができるピッチであるのはいうまでもない。また、切断調整部2aのように素線1間に多少の隙間が設けられていても、懸架装置用コイルばねS2が懸架部に装着されて荷重がかかったときには、切断調整部2aが圧縮されて密着するのでばね座に収まり、実用上、問題はない。

0024

(作用)懸架装置用コイルばねS2の作用については、上記懸架装置用コイルばねS1とほぼ同様であるが、素線1間に隙間があるので、切断部以外の箇所が邪魔になりにくく、懸架装置用コイルばねS1に比べて切断が比較的容易にできる。また、同じ高さで、素線1の線径とばね径も同じという条件下では、切断調整部2で素線1が密に巻いてある懸架装置用コイルばねS1に比べて、切断調整部2aのピッチ角が大きく粗に巻いてある分だけ軽量につくることができる。

0025

なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。

発明の効果

0026

本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねによれば、車高を低くするためにコイルばねを低くするときには、コイルばねの上端部と下端部の何れか一方または双方に設けてある切断調整部の素線を適当な位置で切断すればよい。なお、コイルばねの高さの調整にあたっては、素線を密接または本質的に密接させて複数回巻くことにより形成された切断調整部の範囲内で素線を切断するので、切断側の端部形状は、切断前と本質的に変わることがなく、ばね座に支障なく収めることができる。これにより、コイルばねの高さを例えばmm単位で微調整することが可能となるので、コイルばねを汎用的に使用でき、車高を低く調整するという客のニーズに、より少ない種類のコイルばねで細かく対応できる。また、切断調整部の巻き数を増やすことによって切断調整部の高さを高くしておけば、車高の調整可能な範囲が広くなり、客のニーズにより細かく対応できる。

図面の簡単な説明

0027

図1本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねの一実施の形態を示す正面図。
図2図1に示す懸架装置用コイルばねの切断調整部を所要位置で切断して低くした状態を示す正面図。
図3図2に示す切断した懸架装置用コイルばねを自動車の後部車輪の懸架部に装着した状態を示す説明図。
図4本発明に係る自動車の懸架装置用コイルばねの他の実施の形態を示す正面図。
図5従来の自動車の懸架装置用コイルばねの一例を示す斜視図。

--

0028

S1、S2懸架装置用コイルばね
1素線
2、2a 切断調整部
3ショックアブソーバ
31、32 ばね座

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社ショーワの「 状態量算出装置、制御装置および車両」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】車両の状態量を高い精度で算出する技術を実現する。【解決手段】車両(900)が有するECU(600)は、接地荷重算出部(610)、入力量算出部(620)、第一状態量算出部(630)、観測量算出部... 詳細

  • 日本電産サンキョー株式会社の「 ダンパー部材の製造方法、ダンパー部材、及びアクチュエータ」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】特性が安定した複数のダンパー部材を短時間で製造することのできるダンパー部材の製造方法、ダンパー部材、及びそのダンパー部材を使用したアクチュエータを提供する。【解決手段】ステップST11により、... 詳細

  • 株式会社クボタの「 作業車」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】ラテラルロッドによって左右の車輪の位置決めを行える作業車を構成する。【解決手段】リジッドアクスル型の左右の車軸ケース20と、車体フレーム11に対し上下移動自在で、左右の車軸ケース20を各別に支... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ