図面 (/)

技術 建物ユニット及びユニット建物

出願人 積水化学工業株式会社株式会社住環境研究所
発明者 蛇石実紀大西克則
出願日 1999年4月12日 (21年10ヶ月経過) 出願番号 1999-104395
公開日 2000年10月17日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-291153
状態 特許登録済
技術分野 天井構造 建築構造一般
主要キーワード 金属接触音 シート掛け 半割り形状 受入孔 ブラインドボルト 仮支柱 取付け高さ 天井フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年10月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

仮屋根梁、仮屋根合板を必要とすることなく、据付け時に雨水が溜まらないようにするとともに、天井パネルの作業性に優れ、しかも天井高さの微調整のできる建物ユニット、及び該建物ユニットを連結したユニット建物を提供する。

解決手段

四隅に配置された柱1と、隣接する柱1の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁2と、天井パネル組立体5とを有する建物ユニットにおいて、天井パネル組立体5の上面が柱1の上端とほぼ同じ高さ位置になるように天井パネル組立体5を配置してなる。

概要

背景

工場生産されるユニット建物用の建物ユニットとして、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁とにより骨組構造をなし、上部に天井パネルを配置される建物ユニットが知られている。

従来の建物ユニットは、柱の上面よりも天井パネルの上面の位置が低く、出荷時において、建物ユニットに直接保護シートを掛けると、窪みができ、該窪みに雨水が溜まってしまう。そこで、建物ユニットの天井パネル上には仮屋根梁(野縁)を渡し、その上に仮屋根合板を設置して保護シートを掛けた状態で出荷し、保護シート上に雨水が溜まらないようにしている。

また、従来の建物ユニットには、天井パネルの四隅を柱の上部(柱頭)に固定した型式のものがあり、この天井パネルの柱頭固定は、天井パネルと柱頭の各々に取り付けられた孔付きの取付け金具の孔を合わせて、リベット打ち込むことにより行われている(特開平10−2018号公報参照)。さらに、従来の建物ユニットは、天井高さの調整を行える構造になっておらず、ユニット繋ぎ部には、天井面の高さ調整をせずにそのまま石膏ボードを貼ることが行われている。

概要

仮屋根梁、仮屋根合板を必要とすることなく、据付け時に雨水が溜まらないようにするとともに、天井パネルの作業性に優れ、しかも天井高さの微調整のできる建物ユニット、及び該建物ユニットを連結したユニット建物を提供する。

四隅に配置された柱1と、隣接する柱1の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁2と、天井パネル組立体5とを有する建物ユニットにおいて、天井パネル組立体5の上面が柱1の上端とほぼ同じ高さ位置になるように天井パネル組立体5を配置してなる。

目的

この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、仮屋根梁、仮屋根合板が不要で、据付け時に保護シートの窪みに雨水が溜まることがなく、また天井パネルの柱頭固定の作業性に優れ、しかも天井高さの微調整を作業性よく行うことができる建物ユニット、及び該建物ユニットを連結したユニット建物を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

四隅に配置された柱と、隣接する該柱の下部間に掛け渡されて両端を各々前記柱に剛接合された床梁と、前記柱の上部に天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、前記天井パネル組立体は、その上面が、前記柱の上端とほぼ同じ高さに位置するように配置されていることを特徴とする建物ユニット。

請求項2

前記天井パネル組立体は、端野縁方形に形成された天井フレームと、前記端野縁の下面に取り付けられた天井パネルと、前記端野縁の上面に取り付けられた足場板とにより構成され、前記足場板の上面が前記柱の上端とほぼ同じ高さに位置することを特徴とする請求項1に記載の建物ユニット。

請求項3

四隅に配置された柱と、隣接する該柱の下部間に掛け渡されて両端を各々前記柱に剛接合された床梁と、前記柱の上部に天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、前記柱と前記天井パネル組立体とは、該両者を固定接続するための柱側固定金具と天井パネル側固定金具により固定され、前記柱側固定金具又は前記天井パネル側固定金具の一方にはね受入孔付きの筒状突部が形成され、他方には前記筒状突部を受け入れ貫通孔が形成され、該貫通孔に挿入したねじが、該貫通孔に嵌合する前記筒状突部のねじ受入孔に挿入されて前記天井パネル組立体と前記柱との接合を行うことを特徴とする建物ユニット。

請求項4

前記筒状突部は半割り形状とされ、初期状態では当該筒状突部の外径が前記貫通孔の内径より小さく、前記ねじ受入孔に前記ねじが挿入されることにより前記筒状突部が拡開することを特徴とする請求項3に記載の建物ユニット。

請求項5

前記筒状突部のねじ受入孔には、前記筒状突部と前記貫通孔との嵌合の案内を行う案内部材が取り外し可能に装着されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の建物ユニット。

請求項6

四隅に配置された柱と、隣接する該柱の下部間に掛け渡されて両端を各々前記柱に剛接合された床梁と、前記柱の上部に天井パネル組立体とを有する建物ユニットが、それぞれ上下左右に連結して構成されるユニット建物において、前記天井パネル組立体は、横転溝形鋼製の端野縁が方形に形成された天井フレームと、前記端野縁の下面に取り付けられた天井パネルとを有し、連結された前記上階の建物ユニットの前記床梁には、取付け高さ位置調整可能に天井吊り金具が取り付けられ、該天井吊り金具には、前記横転溝形鋼製の端野縁の片部を受け入れる水平方向のスリット溝が形成されていることを特徴とするユニット建物。

請求項7

前記天井吊り金具は、連結された前記上階の建物ユニットの前記床梁に取り付けられ、該床梁は、前記天井吊り金具にねじ止めされた高さ調整ねじと当接し、該高さ調整ねじにより前記床梁に対する取付け高さを調整可能に設定されていることを特徴とする請求項6に記載のユニット建物。

技術分野

0001

この発明は、建物ユニットに関し、特にユニット建物として使用される骨組構造の建物ユニットに関するものである。

背景技術

0002

工場生産されるユニット建物用の建物ユニットとして、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁とにより骨組構造をなし、上部に天井パネルを配置される建物ユニットが知られている。

0003

従来の建物ユニットは、柱の上面よりも天井パネルの上面の位置が低く、出荷時において、建物ユニットに直接保護シートを掛けると、窪みができ、該窪みに雨水が溜まってしまう。そこで、建物ユニットの天井パネル上には仮屋根梁(野縁)を渡し、その上に仮屋根合板を設置して保護シートを掛けた状態で出荷し、保護シート上に雨水が溜まらないようにしている。

0004

また、従来の建物ユニットには、天井パネルの四隅を柱の上部(柱頭)に固定した型式のものがあり、この天井パネルの柱頭固定は、天井パネルと柱頭の各々に取り付けられた孔付きの取付け金具の孔を合わせて、リベット打ち込むことにより行われている(特開平10−2018号公報参照)。さらに、従来の建物ユニットは、天井高さの調整を行える構造になっておらず、ユニット繋ぎ部には、天井面の高さ調整をせずにそのまま石膏ボードを貼ることが行われている。

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、従来の建物ユニットでは、上記のように出荷時には保護シート上に雨水が溜まらないように、天井パネル上に仮屋根梁を渡し、その上に仮屋根合板を設置している。一方、据付け時には、仮屋根梁及び仮屋根合板は回収品として既に取り外されているため、施工休止時のような保護シートのみが掛けられた状態では、保護シートに窪みができ、雨水が溜まる。このため、雨天後の作業時には、保護シートの窪みに溜まった雨水をホース等を使用して排水しなければならないという不都合がある。

0006

また、従来の建物ユニットにおける天井パネルの柱頭固定は、上記のように、天井パネルと柱頭の各々に取り付けられた孔付きの取付け金具の孔を合わせてリベットを打ち込むことにより行われているため、取付け金具の孔合わせする作業が大変で、リベットを打ち込むまで天井パネルの支持が安定せず、作業性が悪いという問題がある。

0007

さらに、従来の建物ユニットでは、天井高さの調整を行える構造になっておらず、ユニット繋ぎ部に、そのまま石膏ボードを貼ることが行われているため、天井面に段差が生じる可能があり、また、鉄骨製の天井梁上階の床梁とが金属同士で接しているため、上階床歩く時にはカタカタと云うような金属接触音が生じるという不都合がある。

0008

この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、仮屋根梁、仮屋根合板が不要で、据付け時に保護シートの窪みに雨水が溜まることがなく、また天井パネルの柱頭固定の作業性に優れ、しかも天井高さの微調整を作業性よく行うことができる建物ユニット、及び該建物ユニットを連結したユニット建物を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0009

上述の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による建物ユニットは、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、前記天井パネル組立体の上面と前記柱の上端とが、ほぼ同じ高さ位置になるように天井パネル組立体が配置されているものである。この構成によれば、天井パネル組立体の上面は、柱の上端とほぼ同じ高さに位置し、保護シートが掛けられても窪みが生じないものである。

0010

請求項2に記載の発明による建物ユニットは、天井パネル組立体は、端野縁が方形に形成された天井フレームと、前記端野縁の下面に取り付けられた天井パネルと、前記端野縁の上面に取り付けられた足場板とにより構成され、前記足場板の上面が前記柱の上端とほぼ同じ高さに位置するものである。この構成によれば、足場板の上面は柱の上端とほぼ同じ高さに位置し、シートが掛けられても、雨水が溜まるような窪みが生じないものである。

0011

請求項3に記載の発明による建物ユニットは、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、前記柱と前記天井パネル組立体とに該両者を固定接続するための柱側固定金具と天井パネル側固定金具とが固定され、前記柱側固定金具と前記天井パネル側固定金具の一方にはね受入孔付きの筒状突部が形成され、他方には前記筒状突部を受け入れ貫通孔が形成され、前記貫通孔より挿入したねじが当該貫通孔に嵌合している前記筒状突部のねじ受入孔にねじ込まれることにより天井パネル組立体と柱との接合が行われるものである。

0012

この構成によれば、柱側固定金具あるいは天井パネル側固定金具の一方に設けられている筒状突部が他方の固定金具の貫通孔に挿入されることで、柱頭に対する天井パネル組立体の仮止めが行われ、その後、貫通孔より挿入したねじが当該貫通孔に嵌合している前記筒状突部のねじ受入孔にねじ込まれることにより、柱頭に対する天井パネル組立体の本固定が行われる。

0013

請求項4に記載の発明による建物ユニットは、前記筒状突部は半割り形状とされ、初期状態では当該筒状突部の外径が前記貫通孔の内径より小さく、前記ねじ受入孔にねじがねじ込まれることにより前記筒状突部が拡開されるものである。この構成によれば、ねじ受入孔にねじがねじ込まれることにより筒状突部が拡開し、ねじ受入孔と筒状突部との間のクリアランスが無くなり、同時にねじ受入孔と筒状突部との心出しを行うことができる。

0014

請求項5に記載の発明による建物ユニットは、前記筒状突部のねじ受入孔に、前記筒状突部と前記貫通孔との嵌合の案内を行う案内部材が取り外し可能に装着されるものである。この構成によれば、筒状突部のねじ受入孔に案内部材が装着されることで、案内部材に案内されながら、筒状突部と貫通孔との嵌合を容易に行うことができる。

0015

請求項6に記載の発明によるユニット建物は、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、前記天井パネル組立体とを有する建物ユニットが、それぞれ上下左右に連結して構成されるユニット建物において、前記天井パネル組立体は、横転溝形鋼製の端野縁が方形に形成された天井フレームと前記端野縁の下面に取り付けられた天井パネルとを有し、連結された前記上階の建物ユニットの前記床梁に取付け高さ位置調整可能に天井吊り金具が取り付けられ、前記天井吊り金具は横転溝形鋼製の端野縁の片部を受け入れる水平方向のスリット溝が形成されているものである。

0016

この構成によれば、天井吊り金具のスリット溝に横転溝形鋼製の端野縁の片部が差し込まれることによって天井吊り金具を介して天井パネル組立体が上階の床梁より吊り下げ式に支持されるので、天井吊り金具の床梁に対する取付け高さ位置の調整により、天井パネルの高さ調整を行うことができる。

0017

請求項7に記載の発明によるユニット建物は、前記天井吊り金具は、連結された前記上階の建物ユニットの前記床梁に取り付けられ、当該天井吊り金具にねじ止めされた高さ調整ねじが前記床梁に当接し、当該高さ調整ねじにより前記床梁に対する取付け高さを調整可能に設定されるものである。この構成によれば、高さ調整ねじにより天井吊り金具の床梁に対する取付け高さを調整でき、天井面の段差をなくすことができる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。図1図2はこの発明による建物ユニットの骨組構造を示している。建物ユニットは、四隅に配置された円形断面の鋼管製の4個の柱1と、隣接する柱1の下部間に掛け渡されて両端を各々柱1に剛接合された鋼鉄製の4個の床梁2とによる骨組構造をなし、床梁2には根太3が掛け渡され、根太3上に床パネル4が設置されている。そして、上部には天井パネル組立体5が設けられている。

0019

また、図3は、前記建物ユニットにおける天井パネル組立体5の柱頭固定部の要部を示しており、該天井パネル組立体5は、溝形鋼を外向きに横転した状態で配置された四角枠状の天井フレームである端野縁6と、該端野縁6の下面側に固定された石膏ボード等による天井パネル7と、端野縁6の上面側に固定されたOSB等による足場板8とにより構成されている。そして、端野縁6は柱1の周辺に位置し、また、柱1の上端には蓋部材1aが固定されており、足場板8の上面8aは柱1の最上端1bとほぼ同じ高さ位置にある。

0020

この構成により、仮屋根梁や仮屋根合板が不要になるとともに、建物ユニットの上面全体がフラットになり、据付け時にシート掛けが行われても、雨水が溜まるような窪みは生じない。また、上記した従来の建物ユニットにおける仮屋根梁及び仮屋根合板は仮固定であるため、据付け作業時に仮屋根合板が、ずれたり、段差が生じる虞れがあったが、本実施形態の足場板8は天井パネル組立体5として端野縁6にしっかりと固定されているので、足場板8が、ずれたり、段差が生じることがなく、据付け作業の安全性が向上する。

0021

次に、図3図6を参照して天井パネル組立体5の柱頭固定構造について説明する。柱1の上端近傍には柱側固定金具10が、天井パネル組立体5の角部近傍には天井パネル側固定金具20が各々固定されている。柱側固定金具10は、取付け片部11と筒状突部14等からなり、該筒状突部14は、前記取付け片部11の上部に備えられている。該取付け片部11は、ブラインドボルト12によって中空円筒状の柱1の外側面にねじ止めされ、また、筒状突部14は、半割り形状のねじ受入孔13を有するとともに、面取りによりった形状の上端部14aを有している(図4,5参照)。

0022

天井パネル側固定金具20は、取付け片部21と貫通孔22とからなり、該取付け片部21がねじ(図示省略)によって天井パネル組立体5の角部近傍にねじ止めされる。また、貫通孔22は、前記筒状突部14を受け入れる孔であり、該筒状突部14の外径は、初期状態では貫通孔22の内径より小さくなっている(図4,5参照)。

0023

天井パネル組立体5の柱頭固定作業は、図4図6に示すように、まず、天井パネル組立体5に固定されている天井パネル側固定金具20を柱側固定金具10の上方より近付け、貫通孔22に筒状突部14を差し込んで貫通孔22と筒状突部14とを嵌合させる。なお、この嵌合作業は筒状突部14の上端部14aが尖った形状になっているから、容易に行われる。

0024

また、この嵌合作業が、より容易に行われるべく、図7に示されている筒状突部14のねじ受入孔13に案内部材としてピアノ線30を差し込み、その後、貫通孔22にピアノ線30を通して案内させて、筒状突部14と貫通孔22との嵌合を行うこともできる。

0025

そして、貫通孔22と筒状突部14との嵌合により、柱頭に対する天井パネル組立体5の仮止めが行われる。仮止め完了後には、タッピンねじ31が貫通孔22から、該貫通孔22に嵌合している筒状突部14のねじ受入孔13に挿入・ねじ込まれ、柱頭に対する天井パネル5の本固定を行う。

0026

このように、ねじ受入孔13にタッピンねじ31がねじ込まれることにより、筒状突部14が拡開し、ねじ受入孔13と筒状突部14との間のクリアランスが無くなってかしめられ、同時にねじ受入孔13と筒状突部14との心出しを行うことができる(図5(b)参照)。次に、天井パネル組立体5等による天井吊り構造について図8図10を参照して説明する。

0027

図8に示すように、該天井吊り構造は、天井パネル組立体5と、天井吊り金具40等からなり、該天井吊り金具40が、上階の建物ユニットの床梁2の略中間部の下端に取り付けられている。該天井吊り金具40は、溝形鋼状をなし、天井パネル組立体5の端野縁6の片部6aを受け入れるスリット溝42が水平方向に形成され、該スリット溝42の溝幅は、端野縁6の片部6aの板厚より少し大きく設定されている(図9参照)。また、天井吊り金具40には高さ調整ねじ43がねじ止めされており、該高さ調整ねじ43は先端にて床梁2に当接し、高さ調整ねじ43のねじ込み量により床梁2に対する取付け高さを調整可能に設定される。

0028

前記天井吊り金具40による天井パネル組立体5の支持は、図10(a)に示されているように、端野縁6の片部6aに天井吊り金具40のスリット溝42を差し込み、この後に、ボルト41によって天井吊り金具40を上階の建物ユニットの床梁2に固定して行われる。そして、前記高さ調整ねじ43のねじ込みにより、天井吊り金具40が上階の建物ユニットの床梁2側に持ち上がり、この持ち上がりによって、図10(b)に示されているように、端野縁6の片部6aが撓むとともに、天井吊り金具40と端野縁6の片部6aとがしっかりと噛み合って固定される。これにより、振動しても、金属同士の衝突による衝突音が発生しないようになる。

0029

そして、前記高さ調整ねじ43のねじ込み量により、天井吊り金具40の床梁2に対する取付け高さが調整されるので、この高さが調整により、天井吊り金具40と接続されている天井パネル組立体5の高さ位置の微調整ができ、隣接する建物ユニット同士の天井パネル7の段差を無くし、隣接する建物ユニットに亙って天井面を面一にすることができる。

0030

上述のような構成によるユニット建物では、図11(a)に示されているように、工場出荷段階では、内壁仕切50を有しない桁面側に仮支柱51を設置し、図11(b)に示されているように、作業員荷重支えられるようにする。そして、上述のように、上階の床梁2に前記天井吊り金具40を使用して、天井パネル組立体5の吊り固定が完了した後、下階の建物ユニットの仮支柱51を取り外している。

発明の効果

0031

以上の説明から理解される如く、この発明による請求項1に記載の発明による建物ユニットによれば、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、天井パネル組立体の上面が柱の上端とほぼ同じ高さ位置になるように天井パネル組立体が配置されている構成としたので、天井パネル組立体の上面は柱の上端とほぼ同じ高さ位置に位置し、シート掛けが行われても、雨水が溜まるような窪みができることがなく、仮屋根梁、仮屋根合板を必要とすることもない。

0032

請求項2に記載の発明による建物ユニットによれば、天井パネル組立体は、端野縁が方形に形成された天井フレームと、端野縁の下面に取り付けられた天井パネルと、端野縁の上面に取り付けられた足場板とにより構成され、足場板の上面が前記柱の上端とほぼ同じ高さ位置である構成としたので、シート掛けが行われても、雨水が溜まるような窪みができることがなく、また、足場板は天井パネル組立体として端野縁にしっかりと固定されるから、足場板が、ずれる又は段差が生じることがなく、据付け作業の安全性が向上する。

0033

請求項3に記載の発明による建物ユニットによれば、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、天井パネル組立体とを有する建物ユニットにおいて、前柱と天井パネル組立体とに該両者を固定接続するための柱側固定金具と天井パネル側固定金具とが固定され、柱側固定金具と天井パネル側固定金具の一方にはねじ受入孔付きの筒状突部が形成され、他方には筒状突部を受け入れる貫通孔が形成され、貫通孔より挿入したねじが当該貫通孔に嵌合している前記筒状突部のねじ受入孔にねじ込まれることにより天井パネル組立体と柱との接合が行われる構成としたので、柱側固定金具あるいは天井パネル側固定金具の一方に設けられている筒状突部が他方の固定金具の貫通孔に挿入されることで、柱頭に対する天井パネル組立体の仮止めが行われ、貫通孔より挿入したねじが当該貫通孔に嵌合している前記筒状突部のねじ受入孔にねじ込まれることにより、柱頭に対する天井パネル組立体の本固定が行われ、柱頭に対する天井パネル組立体の固定を作業性よく行うことができる。

0034

請求項4に記載の発明による建物ユニットによれば、筒状突部は半割り形状とされ、初期状態では当該筒状突部の外径が前記貫通孔の内径より小さく、ねじ受入孔に、ねじがねじ込まれることにより筒状突部が拡開される構成としたので、ねじ受入孔と筒状突部との間のクリアランスが無くなってかしめられ、同時にねじ受入孔と筒状突部との心出しが的確に行われる。

0035

請求項5に記載の発明による建物ユニットによれば、筒状突部のねじ受入孔に、筒状突部と貫通孔との嵌合の案内を行う案内部材が取り外し可能に装着される構成としたので、筒状突部のねじ受入孔に案内部材が装着されることで、案内部材に案内されながら、筒状突部と貫通孔との嵌合を容易に行うことができ、柱頭に対する天井パネル組立体の固定作業の作業性のより一層の向上を図ることができる。

0036

請求項6に記載の発明によるユニット建物によれば、四隅に配置された柱と、隣接する柱の下部間に掛け渡されて両端を各々柱に剛接合された床梁と、天井パネル組立体とを有する建物ユニットが、上下左右に連結して構成されるユニット建物において、天井パネル組立体は、横転溝形鋼製の端野縁が方形に形成された天井パネルと前記端野縁の下面に取り付けられた天井パネルとを有し、連結された前記上階の建物ユニットの床梁には、取付け高さ位置調整可能に天井吊り金具が取り付けられ、天井吊り金具は横転溝形鋼製の端野縁の片部を受け入れる水平方向のスリット溝が形成されている構成としたので、天井吊り金具のスリット溝に横転溝形鋼製の端野縁の片部が差し込まれることによって天井吊り金具を介して天井パネル組立体が上階の床梁より吊り下げ式に支持され、天井吊り金具の床梁に対する取付け高さ位置の調整により、天井パネルの高さ調整が行われ、隣接する建物ユニット同士の天井パネルの段差を無くして隣接する建物ユニットに亙って天井面を面一にすることができる。

0037

請求項7に記載の発明によるユニット建物は、天井吊り金具は、連結された前記上階の建物ユニットの床梁に取り付けられ、当該天井吊り金具にねじ止めされた高さ調整ねじが床梁に当接し、当該高さ調整ねじにより床梁に対する取付け高さを調整可能に設定される構成としたので、高さ調整ねじにより天井吊り金具の床梁に対する取付け高さが調整され、この取付け高さ調整が作業性を良好に、かつ容易に行われるようになる。

図面の簡単な説明

0038

図1この発明による建物ユニットの一実施形態の骨組構造を示す斜視図である。
図2図1の建物ユニットの骨組構造を示す立面図である。
図3図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の柱頭固定部を示す要部の立面図である。
図4(a)、(b)は図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の柱頭固定部を示す立面図である。
図5(a)、(b)は図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の柱頭固定部を示す平面図である。
図6図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の柱頭固定部を示す斜視図である。
図7図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の柱頭固定部の他の実施例を示す斜視図である。
図8(a)、(b)は図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の吊り構造部を示す立面図である。
図9図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の吊り構造部を示す斜視図である。
図10(a)、(b)は図1の建物ユニットにおける天井パネル組立体の吊り構造部の要部を示す立面図である。
図11(a)、(b)は図1の建物ユニットの施工手順を示す斜視図である。

--

0039

1 柱
2床梁
3根太
4床パネル
5天井パネル組立体
6 端野縁(天井フレーム)
7 天井パネル
8足場板
10 柱側固定金具
13 ねじ受入孔
14 筒状突部
20 天井パネル側固定金具
22貫通孔
30ピアノ線
31タッピンねじ
40天井吊り金具
41ボルト
42スリット溝
51 仮支柱

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ