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技術 自動販売機の商品払い出し装置

出願人 富士電機リテイルシステムズ株式会社
発明者 小林和実
出願日 1999年3月31日 (21年10ヶ月経過) 出願番号 1999-091944
公開日 2000年10月13日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-285306
状態 拒絶査定
技術分野 個別商品用自動販売機 物品の積降し
主要キーワード 当接ロッド 設計変更前 最後位置 最前位置 ゲート開 不動点 小径ギア 大径ギア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年10月13日)のものです。
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図面 (9)

課題

自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができる自動販売機の商品払い出し装置を提供する。

解決手段

水平に延びる商品通路3に収納された商品Sを、販売時に、商品通路3の前端払い出し口4から前方に払い出す自動販売機の商品払い出し装置1であって、駆動機構13と、商品通路3の後端付近と払い出し口4付近との間で移動可能に構成されるとともに、販売時に、駆動機構13により駆動され、商品Sを払い出し口4に向かって押圧するプッシャ12と、を備え、このプッシャ12は、駆動機構13により駆動され、商品通路3の後端付近から払い出し口4側の可動最前位置Aまで移動可能なサポート19と、このサポート19に支持されるとともに、商品Sの背面に当接し、サポート19が可動最前位置Aに移動したときに、払い出し口4側に突出するプッシャ本体18と、を有している。

概要

背景

図7は、この種の従来の商品払い出し装置を示す側面図である。同図に示すように、この商品払い出し装置30は、水平な商品ラック31上に設けられた、前後方向(図7では左右方向)に延びる装置本体32と、この装置本体32の右側部(図7では表面側)に設けられ、商品ラック31上の前後方向に延びる商品通路33に前後に並べて収納された商品S全体を、販売時に後方から押し、これにより最前に位置する商品S(以下、本明細書において「最前商品」という)を、商品通路33の前端払い出し口33aから前方に払い出すプッシャ34と、装置本体32に組み付けられ、プッシャ34を前方に駆動するための駆動機構35と、を備えている。

装置本体32の右側部には、いずれも商品通路33側に開口し、前後方向に水平に延びる上溝32aおよび下溝32bが形成されている。上溝32aにはプッシャ34が係合し、一方、下溝32bには上記駆動機構35が組み付けられている。プッシャ34は、商品通路33に臨む板状のプッシャ本体36と、上記上溝32aに係合する前後1対のローラ37、37を有し、プッシャ本体36を前端部で支持するとともに、駆動機構35に連結されたサポート38と、により構成されている。また、駆動機構35は、装置本体32の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられた前ギア39aおよび後ギア39bと、これらの前ギア39aおよび後ギア39bに巻き掛けられるとともに、上記サポート38を連結したタイミングベルト40と、により構成されている。したがって、タイミングベルト40の回転に伴い、プッシャ34が前後方向に移動する。

このように構成された商品払い出し装置30では、販売時に、図示しない駆動モータなどにより、上記前ギア39aが回転駆動される。これに伴い、タイミングベルト40も回転し、プッシャ34が収納された商品S全体を後方から押しながら前方に移動する。そして、最前商品Sの重心が、払い出し口33aよりも前方に位置したときに、最前商品Sが前方に倒れるように商品通路33の払い出し口33aから払い出され、これと同時にプッシャ34が停止する。その後の販売時でも同様にして、プッシャ34が前方に移動し、商品が順次払い出される。そして、プッシャ本体36が当接している商品、すなわち最後に位置する商品S(以下、本明細書において「最後商品」という)を払い出す場合には、図7に示すように、プッシャ34が移動可能な最前の位置A(以下、本明細書において「可動最前位置」という)まで移動し、最後商品Sを払い出す。

概要

自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができる自動販売機の商品払い出し装置を提供する。

水平に延びる商品通路3に収納された商品Sを、販売時に、商品通路3の前端の払い出し口4から前方に払い出す自動販売機の商品払い出し装置1であって、駆動機構13と、商品通路3の後端付近と払い出し口4付近との間で移動可能に構成されるとともに、販売時に、駆動機構13により駆動され、商品Sを払い出し口4に向かって押圧するプッシャ12と、を備え、このプッシャ12は、駆動機構13により駆動され、商品通路3の後端付近から払い出し口4側の可動最前位置Aまで移動可能なサポート19と、このサポート19に支持されるとともに、商品Sの背面に当接し、サポート19が可動最前位置Aに移動したときに、払い出し口4側に突出するプッシャ本体18と、を有している。

目的

本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができる自動販売機の商品払い出し装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水平に延びる商品通路収納された商品を、販売時に、当該商品通路の一端の払い出し口から外部に払い出す自動販売機の商品払い出し装置であって、駆動手段と、前記商品通路の他端付近と前記払い出し口付近との間で移動可能に構成されるとともに、販売時に、前記駆動手段により駆動され、商品を前記払い出し口に向かって押圧するプッシャと、を備え、このプッシャは、前記駆動手段により駆動され、前記商品通路の他端付近から前記払い出し口側の限界位置まで移動可能な可動部と、この可動部に支持されるとともに、商品の背面に当接し、当該可動部が前記限界位置に移動したときに、前記払い出し口側に突出するプッシャ本体と、を有していることを特徴とする自動販売機の商品払い出し装置。

請求項2

前記可動部が前記限界位置に移動したときに、前記プッシャ本体が当接することにより、この当接した部分を不動点として、当該プッシャ本体を前記払い出し口側に突出するように回動させるストッパを、更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品払い出し装置。

請求項3

前記プッシャ本体は、下端部が前記払い出し口側に突出するように回動することを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の商品払い出し装置。

技術分野

0001

本発明は、水平に延びる商品通路収納された商品を、販売時に、商品通路の一端の払い出し口から外部に払い出す自動販売機の商品払い出し装置に関する。

背景技術

0002

図7は、この種の従来の商品払い出し装置を示す側面図である。同図に示すように、この商品払い出し装置30は、水平な商品ラック31上に設けられた、前後方向(図7では左右方向)に延びる装置本体32と、この装置本体32の右側部(図7では表面側)に設けられ、商品ラック31上の前後方向に延びる商品通路33に前後に並べて収納された商品S全体を、販売時に後方から押し、これにより最前に位置する商品S(以下、本明細書において「最前商品」という)を、商品通路33の前端の払い出し口33aから前方に払い出すプッシャ34と、装置本体32に組み付けられ、プッシャ34を前方に駆動するための駆動機構35と、を備えている。

0003

装置本体32の右側部には、いずれも商品通路33側に開口し、前後方向に水平に延びる上溝32aおよび下溝32bが形成されている。上溝32aにはプッシャ34が係合し、一方、下溝32bには上記駆動機構35が組み付けられている。プッシャ34は、商品通路33に臨む板状のプッシャ本体36と、上記上溝32aに係合する前後1対のローラ37、37を有し、プッシャ本体36を前端部で支持するとともに、駆動機構35に連結されたサポート38と、により構成されている。また、駆動機構35は、装置本体32の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられた前ギア39aおよび後ギア39bと、これらの前ギア39aおよび後ギア39bに巻き掛けられるとともに、上記サポート38を連結したタイミングベルト40と、により構成されている。したがって、タイミングベルト40の回転に伴い、プッシャ34が前後方向に移動する。

0004

このように構成された商品払い出し装置30では、販売時に、図示しない駆動モータなどにより、上記前ギア39aが回転駆動される。これに伴い、タイミングベルト40も回転し、プッシャ34が収納された商品S全体を後方から押しながら前方に移動する。そして、最前商品Sの重心が、払い出し口33aよりも前方に位置したときに、最前商品Sが前方に倒れるように商品通路33の払い出し口33aから払い出され、これと同時にプッシャ34が停止する。その後の販売時でも同様にして、プッシャ34が前方に移動し、商品が順次払い出される。そして、プッシャ本体36が当接している商品、すなわち最後に位置する商品S(以下、本明細書において「最後商品」という)を払い出す場合には、図7に示すように、プッシャ34が移動可能な最前の位置A(以下、本明細書において「可動最前位置」という)まで移動し、最後商品Sを払い出す。

発明が解決しようとする課題

0005

上記のような商品払い出し装置30を有する自動販売機では、商品の大きさ、特に前後方向の厚みによっては、所定数の商品を商品通路33に収納できないことがある。もちろん、商品ラック31および商品払い出し装置30を、前後方向に大きくすることで、プッシャ34が移動可能な最後の位置B(以下、本明細書において「可動最後位置」という)に位置するときの、プッシャ本体36の前端と払い出し口33aとの間の距離を延ばし、商品Sの収納スペースを拡大することは可能である。しかし、この場合には、商品ラック31や商品払い出し装置30を大きくするように設計変更することに加えて、これらを大きくした分、自動販売機の内部スペースも大きくしなければならず、設計変更前の商品ラック31や商品払い出し装置30の大きさに合わせて、自動販売機が既に設計されている場合には、自動販売機全体根本的に設計変更しなければならない。

0006

また、図8に示すように、プッシャ34のプッシャ本体36を、例えばサポート38の後端部に設けるなど、プッシャ本体36をできる限り後寄りに配置すれば、商品ラック31および商品払い出し装置30を大きくすることなく、収納スペースを拡大することは可能である。しかし、この場合、サポート38に対するプッシャ本体36の配置位置にかかわらず、サポート38自体の移動ストローク(可動最前位置Aと可動最後位置B間の距離)は同一であるため、商品の大きさによっては、図8に示すように、最後の商品Sを商品通路33から払い出すことができないことがある。

0007

本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができる自動販売機の商品払い出し装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る自動販売機の商品払い出し装置は、水平に延びる商品通路に収納された商品を、販売時に、商品通路の一端の払い出し口から外部に払い出す自動販売機の商品払い出し装置であって、駆動手段と、商品通路の他端付近と払い出し口付近との間で移動可能に構成されるとともに、販売時に、駆動手段により駆動され、商品を払い出し口に向かって押圧するプッシャと、を備え、このプッシャは、駆動手段により駆動され、商品通路の他端付近から払い出し口側の限界位置まで移動可能な可動部と、この可動部に支持されるとともに、商品の背面に当接し、可動部が限界位置に移動したときに、払い出し口側に突出するプッシャ本体と、を有していることを特徴とする。

0009

この構成によれば、プッシャが駆動手段により駆動され、プッシャの可動部が上記限界位置に移動したときに、プッシャ本体が払い出し口側に突出する。これにより、可動部が限界位置に移動したときには、プッシャ本体は、突出した突出量の分だけ、払い出し口に近接し、移動ストロークが実質的に増加する。このため、可動部に対するプッシャ本体の配置位置を、プッシャ本体の突出量の分だけ、プッシャの移動方向と反対方向に寄せることが可能となり、そうすることによって、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができる。そしてこの場合には、プッシャの移動距離延ばすように、駆動手段を設計変更したり、これに伴う自動販売機の内部スペースを拡大したりするなど、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことが不要となる。

0010

この場合、可動部が限界位置に移動したときに、プッシャ本体が当接することにより、この当接した部分を不動点として、プッシャ本体を払い出し口側に突出するように回動させるストッパを、更に備えていることが好ましい。

0011

この構成によれば、可動部が上記限界位置に移動することにより、プッシャ本体がストッパに当接した部分を不動点として、払い出し口側に突出するように回動する。したがって、プッシャ本体を単純な構造で、確実かつ容易に、払い出し口側に突出させることができる。

0012

これらの場合、プッシャ本体は、下端部が払い出し口側に突出するように回動することが好ましい。

0013

この構成によれば、プッシャ本体が払い出し口側に突出するように回動することによって、最後商品を商品通路から払い出す場合、収納時の姿勢をほぼ保った適正な姿勢で、横倒しなどすることなく払い出すことができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態による自動販売機の商品払い出し装置を示している。これらの図に示すように、この商品払い出し装置1は、水平な商品ラック2上の前後方向(図2では左右方向)に延びる商品通路3に、前後に一列に並べて収納された商品全体を、販売時に後方から押し、商品通路3の前端の払い出し口4から最前商品を前方に払い出すものである。なお、以下の説明では、商品通路3に収納された商品のうち、最前商品および最後商品にそれぞれ適宜「S1」および「S2」の符号を付する。

0015

商品ラック2は、前後方向に延びる底壁2aと、底壁2aの右端および後端からそれぞれ上方に延びる右側壁2bおよび後側壁2cとを有しており、底壁2a上の左端部および左右方向の中央部に、商品払い出し装置1がそれぞれ設けられている。これらの商品払い出し装置1、1間、および中央部の商品払い出し装置1と右側壁2bの間に、それぞれ上記商品通路3が画成されている。

0016

商品払い出し装置1は、商品ラック2の前端部から後側壁2cまで前後方向に延びるケース状の装置本体11と、装置本体11の右側部に設けられ、商品を後方から押して払い出すためのプッシャ12と、このプッシャ12を前方に駆動するための駆動機構13(駆動手段)とを備えている。

0017

装置本体11の右側部には、商品通路3側に開口し、前後方向に水平に延びる上下2つの溝(上溝14、下溝15)が形成されている。上溝14にはプッシャ12が係合しており、一方、下溝15には上記駆動機構13が組み付けられている。また、装置本体11の前端部の上面には、上方に突出するストッパ16が設けられており、最後商品S2が払い出される際に、このストッパ16に、後述するプッシャ12の当接ロッド21が当接するようになっている。さらに、装置本体11の前端部には、常時は、水平に横たわって払い出し口4を閉鎖し、販売時に、起立して払い出し口4を開放するゲート17が設けられている。

0018

プッシャ12は、商品通路3に臨むとともに、最後商品S2の背面に当接可能に構成されたプッシャ本体18と、このプッシャ本体18を支持するとともに、駆動機構13に連結されたサポート19(可動部)とにより構成されている。プッシャ本体18は、図1に示すように、上下方向に延びる長方形状に形成されており、商品通路3を前後方向と直交する方向に切断したときの断面の左半部を覆っている。また、プッシャ本体18は、その背面側の上下方向のほぼ中間部が、サポート19に回動可能に支持されている。さらに、プッシャ本体18の左側部には、装置本体11の上端よりも若干高い位置に、左方に水平に延びる当接ロッド21が設けられている。

0019

一方、サポート19は、装置本体11の上溝14に係合する前後1対のローラ(前ローラ、後ローラ)22、22と、プッシャ本体18を回動可能に支持する、左右方向に延びる回動軸23とを有しており、下端部が後述する駆動機構13のタイミングベルト26に連結されている。

0020

図2に示すように、駆動機構13は、装置本体11の下溝15内の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられた前ギア24および後ギア25と、これらの前ギア24および後ギア25に巻き掛けられたタイミングベルト26とにより構成されている。前ギア24は、外部に臨む大径ギア24aと、後ギア25と同一径の小径ギア24bとにより構成されており、この小径ギア24bおよび後ギア25に、上記タイミングベルト26が巻き掛けられている。また、タイミングベルト26の下側部分に、上記サポート19が連結されている。

0021

次に、図3および4を参照して、商品払い出し装置1の販売時の動作について説明する。なお、販売時の動作の説明の前に、商品Sの収納方法について簡単に説明する。

0022

図3は、商品通路3に商品Sを満杯に収納した状態を示しており、このような商品Sの収納は、例えば次のようにして行う。まず、ゲート17を起立させることにより払い出し口4を開放し、この状態で払い出し口4を介して、商品Sを後方に向かって順に収納する。この場合、商品Sの収納前のプッシャ12は、通常、払い出し口4付近に位置しているため、最初に収納する商品Sをプッシャ本体18に押し当てるようにして、その商品Sを払い出し口4付近に収納する。これにより、プッシャ12は、収納された商品Sの厚み分だけ、後方に移動する。そして、収納すべき他の商品Sを払い出し口4を介して順次収納すると、プッシャ12は後方に移動し、可動最後位置Bまで移動したところで停止する。商品Sを商品通路3に満杯に収納した後、ゲート17を元に戻し、払い出し口4を閉鎖する。なお、このような収納方法以外に、商品Sの収納に先立ち、プッシャ12をあらかじめ可動最後位置Bまで移動させ、その後、商品Sを奥から順に詰め込むように収納してもよい。

0023

商品の販売時には、まず、商品通路3から払い出された商品Sを商品取出口搬出するバケット(図示せず)が、待機位置から商品通路3の前方に移動して停止する。そして、バケットに設けられたゲート開機構(図示せず)が、ゲート17を開放し、その後、バケットに設けられた図示しない払い出し駆動機構のギアが、駆動機構13の前ギア24の大径ギア24aにかみ合って、前ギア24を図3時計回りに回転させる。これに伴い、タイミングベルト26も時計回りに回転し、これにより、プッシャ12が商品S全体を後方から押しながら、上溝14に沿って前方に移動する。そして、最前商品S1が払い出し口4から払い出されたときに、上記図示しない払い出し駆動機構のギアの回転が停止し、これにより、プッシャ12も停止する。なお、プッシャ12が停止した後、払い出し口4がゲート17により閉鎖される。

0024

その後の商品Sの販売においても、最後商品S2の直前の商品Sまでは、上記と同様にして商品Sが商品通路3から払い出される。

0025

ここで、図4を参照して、最後商品S2が商品通路3から払い出される場合について説明する。同図(a)に示すように、プッシャ12が払い出し口4付近に移動すると、プッシャ本体18の当接ロッド21がストッパ16の背面に当接する。この状態で、プッシャ12(サポート19)がさらに前方に駆動されると、同図(b)に示すように、プッシャ本体18は、ストッパ16に当接している当接ロッド21を不動点として、図4の時計回りに回動し、下端部が払い出し口4側に突出する。これにより、最後商品S2は、プッシャ本体18に背面下部を押され、ほぼ収納時の姿勢を保ちながら前方に払い出される。

0026

以上のように、本実施形態の商品払い出し装置1によれば、最後商品S2を払い出す際に、プッシャ本体18は回動し、払い出し口4側に突出するので、突出した突出量の分だけ、払い出し口4に近接し、移動ストロークが実質的に増加する。このため、サポート19に対するプッシャ本体18の配置位置を、プッシャ本体18の突出量Cの分だけ、後側に寄せることが可能となり、そうすることによって、商品S、特に最後商品S2の払い出しを確保した状態で、商品通路3の前後方向の寸法を大きくでき、商品Sの収納スペースを拡大することができる。そしてこの場合には、プッシャ12の移動距離を延ばすように、商品ラック2や装置本体11を前後方向に大きくしたり、これに伴う自動販売機の内部スペースを拡大したりするなど、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことが不要となる。

0027

また、プッシャ本体18の当接ロッド21をストッパ16に当接させ、当接した部分を不動点として、プッシャ本体18を回動させるので、プッシャ本体18を単純な構造で、確実かつ容易に払い出し口4側に突出させることができる。さらに、プッシャ本体18が最後商品S2を商品通路3から払い出す場合、収納時の姿勢をほぼ保った適正な姿勢で、横倒しなどすることなく払い出すことができる。

0028

次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、上記第1実施形態と同一の機能を有する構成部分については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、この商品払い出し装置1が設けられた商品ラック2では、前後方向に延び、上下に貫通したスリット27が、底壁2aに形成されている。また、プッシャ本体18の下端部18aが、底壁2aの上記スリット27を介して、下方に突出している。

0029

このように構成された商品払い出し装置1により、最後商品S2が次のようにして、商品通路3から払い出される。図5(a)に示すように、プッシャ12が払い出し口4付近に移動すると、プッシャ本体18の下端部18aが上記スリット27の前端27aに当接する。この状態で、プッシャ12(サポート19)がさらに前方に駆動されると、同図(b)に示すように、プッシャ本体18は、スリット27の前端27aに当接している下端部18aを不動点として、図5反時計回りに回動し、上端部が払い出し口4側に突出する。そうすると、最後商品S2は、プッシャ本体18に背面上部を押され、これにより、商品通路3から前方に払い出される。

0030

この第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品Sの払い出しを確保した状態で、商品Sの収納スペースを拡大することができる。

0031

次に、本発明の第3実施形態について、図6を参照して説明する。なお、上記第2実施形態の説明と同様に、第1実施形態と同一の機能を有する構成部分については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、この商品払い出し装置1におけるプッシャ12のプッシャ本体18は、サポート19に設けられた鉛直方向に延びる回動軸28に回動可能に支持されている。したがって、同図(a)に示すように、プッシャ12が払い出し口4付近に移動すると、プッシャ本体18の当接ロッド21が、ストッパ16に当接する。この状態で、プッシャ12(サポート19)がさらに前方に駆動されると、同図(b)に示すように、プッシャ本体18は、ストッパ16に当接している当接ロッド21の部分を不動点として、図6の時計回りに回動し、右端部が払い出し口4側に突出する。これにより、最後商品S2は、プッシャ本体18に背面を押され、前方に払い出される。

0032

この第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態においては、ストッパ16を装置本体11の上面に設ける代わりに、下溝15内に設けるとともに、上記当接ロッド21の先端部が下溝15内に挿入するように、当接ロッド21を設けてもよい。この場合には、装置本体11の上部をスッキリとした外観にすることができる。

0033

なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、水平に延びる商品通路に収納された種々の商品を販売する各種の自動販売機に適用することができる。また、実施形態で示したプッシャや駆動機構の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。例えば、プッシャ本体が回動して払い出し口側に突出するのみならず、プッシャ本体を直線的に進退させる適当な機構などによって、プッシャ本体を払い出し口側に突出させるようにしてもよい。

発明の効果

0034

以上詳述したように、本発明の自動販売機の商品払い出し装置は、自動販売機自体の大幅な設計変更を行うことなく、商品の払い出しを確保した状態で、商品の収納スペースを拡大することができるなどの効果を有する。

図面の簡単な説明

0035

図1本発明の一実施形態による自動販売機の商品払い出し装置を示す正面図である。
図2図1の商品払い出し装置を示す右側面図である。
図3商品通路に商品を満杯に収納した状態における商品払い出し装置を示す右側面図である。
図4最後商品を払い出す際のプッシャの動作を説明する図であり、(a)はプッシャ本体の回動前の状態、(b)はプッシャ本体の回動後の状態を拡大して示すプッシャまわりの右側面図である。
図5第2実施形態における最後商品を払い出す際のプッシャの動作を説明する図であり、(a)はプッシャ本体の回動前の状態、(b)はプッシャ本体の回動後の状態を拡大して示すプッシャ回りの右側面図である。
図6第3実施形態における最後商品を払い出す際のプッシャの動作を説明する図であり、(a)はプッシャ本体の回動前の状態、(b)はプッシャ本体の回動後の状態を拡大して示すプッシャ回りの平面図である。
図7従来の自動販売機の商品払い出し装置を示す右側面図である。
図8図7の商品払い出し装置において、プッシャ本体を後寄りに配置した状態を示す右側面図である。

--

0036

1商品払い出し装置
3商品通路
4払い出し口
12プッシャ
13駆動機構(駆動手段)
16ストッパ
18 プッシャ本体
19サポート(可動部)
A 可動最前位置(限界位置)
S 商品

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