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技術 開閉器の操作装置

出願人 ティーエム・ティーアンドディー株式会社
発明者 黒木邦義
出願日 1999年3月15日 (20年11ヶ月経過) 出願番号 1999-068675
公開日 2000年9月29日 (19年4ヶ月経過) 公開番号 2000-268659
状態 未査定
技術分野 気中遮断スイッチ 消弧付高圧スイッチの駆動機構及び操作回路 スイッチのケース,表示,鎖錠
主要キーワード ロックピン挿入孔 位置決め用ストッパ 連結カム ロック用レバー 本操作装置 手動操作ハンドル 固定支点 拘束トルク
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重要な関連分野

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図面 (17)

課題

キーインターロック機構の改良により、ロック作用が確実で信頼性が高く、また、操作ロック機構の改良により、誤操作を確実に防止することができる開閉器操作装置を提供する。

解決手段

開閉器の主軸の回転により開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、開閉器の開路状態または閉路状態の位置で主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキー18により、関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構1Aを備えたものにおいて、キーインターロック機構1Aを、開閉器の主軸10に直結する手動操作軸52に設ける。

概要

背景

従来、変電所等で適用される開閉器、例えばガス絶縁開閉装置GIS)等には、誤動作を防止する手段として、開閉器が開路状態(条件によっては閉路状態)の時に関連機器の操作ができるように構成したキーインターロック機構、あるいは開閉器の本体に連動するリンクレバー等の操作部を拘束する操作ロック機構錠前装置)を組込むことが行われている。

キーインターロック機構としては、開閉器の主軸に形成した切り欠きに、ラッチロックピン係合する方式が多用されている。ラッチロックは、キー回動操作によってピンを進退させる構成となっており、ピン進出方向にキーを回動させた場合にリミットスイッチをOFFに固定することができるとともに、その状態でキーを抜くことができるようにしたものである。また、キーを元の位置に回動すると、ピンが戻ってロック解除され、リミットスイッチがONになるとともにキーが抜けなくなる。開閉器の開路状態の時にのみ、このラッチロックのピンが主軸の切り欠きと一致するように配置されており、これにより開路状態の時にラッチロックの操作ができるようになっている。

図8〜図12は、このような主軸の切り欠きにラッチロックのピンを係合するキーインターロック方式の操作装置の従来例を示したものである。

図8に示すように、モータ1の回転力は、スプロケット2,3および減速装置4を介してウォームホイール5に伝えられ、ウォームホイール5の軸の回転が減速された上で直角方向に変換されるようになっている。この直角方向に変換された力が第1,第2の連結カム6,7およびアーム7aを介して駆動ばね8に伝達されてこれを圧縮蓄勢し、駆動ばね8は、その中心線と連結カム7のアーム7aの中心線とが一直線になった点(圧縮接点)で最も圧縮され、その直後に放勢されるようになっている。

駆動ばね8の放勢が開始されると、従動側の第2の連結カム7が駆動側の第1の連結カム6から開放されると同時に、互いに直結している第3の連結カム9と機器主軸10とを回転させ、機器本体を動作させる。

また、駆動ばね8の放勢が開始されると、第3の連結カム9に直結している機器主軸10の回転に応じて、補助開閉器11、動作回数計12および開閉表示器13がそれぞれ動作するように構成されている。

なお、モータ1の出力軸1a側のスプロケット2と機器主軸10側のスプロケット3との間にはチェーン14が巻装されている。

従来、このような図8に示した操作装置には、開路状態の時に開閉器の機器主軸10をラッチロックのピンにてロックするキーインターロック機構1Aが設けられている。このキーインターロック機構1Aを図9〜図11も用いて説明する。

このキーインターロック機構1Aは、図9〜図11に示すように、開閉器の機器主軸10を連動させる第2の連結カム7に形成した切り欠き15と、その連結カム7の回転動作における開路状態位置で切り欠き15に係合するピン16を備えたラッチロック23とによって構成されている。

図9および図10は開閉器の開路状態を示し、図11は開閉器の閉路状態を示している。

開路状態位置では図9および図10に示すように、ラッチロック17のキー18をロック側(図10の反時計方向)に回転させることにより、連結カム7の切り欠き15にピン16が係合して連結カム7が回転不能となる。

一方、閉路状態位置では図11に示すように、ラッチロック17のキー18をロック側に回転しようとしても、ピン16が連結カム7の切り欠き15と一致せず、円弧状の外周面に当接するので、キー18を回転させることができない。すなわち、開閉器の機器主軸10をロックすることができない。この状態では、開閉器の開閉動作を自由に行える。本操作装置とキーインターロックを必要とする関連機器も同様の構成とされている。

また、キーインターロック機構1Aと別に設けられる操作ロック機構(錠前装置)として従来、開閉器本体に連動しているリンク、レバー等を機械的に拘束してロックする方式のものが知られている。

図12は、このような従来の操作ロック機構1Bを示している。

図12に示すように、モータ21の回転力が歯車22および減速装置23を介してウォームホイール24に伝えられ、ウォームホイール軸24aの回転として減速されるとともに、直角方向に変換されるようになっている。このウォームホイール軸24aの回転により、連結カム25,26を介して駆動ばね27が圧縮蓄勢され、前述の操作装置と同様に、駆動ばね27の放勢により機器本体が動作する。

また、前記の歯車22に対して傘歯車28が噛合するとともに、この傘歯車28に手動操作軸29が設けられ、この手動操作軸29に操作ハンドル30を着脱できるようになっている。この操作ハンドル30の着脱方向に沿う手動操作軸29の外部に、シャッタ31が設けられている。

そして、手動操作を行う際には、シャッタ31を開いて手動操作軸29に手動ハンドル30を挿入することにより、かさ歯車28を介して電気的操作の場合と同じ動作が行えるように構成されている。

また、別の方式として、手動操作軸にロックピンを挿入することにより、電気的操作および手動操作のいずれの操作もできないように操作ロック任意的にできる錠前式の操作ロック機構も知られている。

図13〜図15は、このような操作ロック機構1Bを示しており、図13および図14はロック状態を示し、図15は解除状態を示している。この操作ロック機構1Bは、シャッタ31にロックピン挿入孔32を設け、手動操作軸29にロックピン33を挿入するようにしたもので、そのロックピン33が万一回転しても、ストッパ34によってロックが行われる構成となっている。なお、35はシャッタスイッチである。

ロック操作の際には、シャッタ31を開く方向に回転させ、図13および図14に示すように、シャッタ31のロックピン挿入孔32と手動操作軸29との中心を一致させる。手動ハンドルのソケット外径はロックピン挿入孔32より大きく、この状態では手動ハンドルが挿入できない構成となっている。

なお、図16は操作装置のシーケンスを示す回路図であり、この図16に示すように、この回路中に、上述したキーインターロック用リミッチスイッチ17aおよびシャッタスイッチ35が設けられている。

概要

キーインターロック機構の改良により、ロック作用が確実で信頼性が高く、また、操作ロック機構の改良により、誤操作を確実に防止することができる開閉器の操作装置を提供する。

開閉器の主軸の回転により開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、開閉器の開路状態または閉路状態の位置で主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキー18により、関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構1Aを備えたものにおいて、キーインターロック機構1Aを、開閉器の主軸10に直結する手動操作軸52に設ける。

目的

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、キーインターロック機構の改良により、ロック作用が確実で、例えば連結カムに形成された切り欠きの位置が変化してもラッチロックの配置を調整する必要がなく、またロックした状態で万一誤操作しても直接ラッチロックピンに荷重が掛からないようにして、キーインターロック機能を保持できる信頼性の高い開閉器の操作装置を提供することにある。

また、本発明の第2の目的は、操作ロック機構の改良により、誤操作を確実に防止することができる信頼性の高い開閉器の操作装置を提供することにある。

さらに、本発明の第3の目的は、改良されたキーインターロック機構および操作ロック機構の双方を備えることにより、二重の誤操作防止を図って信頼性を一層向上できる開閉器の操作装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

開閉器主軸の回転により開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキーにより、関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構を備えたものにおいて、前記キーインターロック機構を、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項2

開閉器の主軸の回転により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、電気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機構を備えたものにおいて、前記操作ロック機構を、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項3

開閉器の主軸の回転により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキーにより関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構と、電気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機構とを備えたものにおいて、前記キーインターロック機構と前記操作ロック機構とを、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項4

請求項1または3記載の開閉器の操作装置において、キーインターロック機構は、手動操作軸に設けられた切り欠きにロック用レバー係合する構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項5

請求項1から3までのいずれかに記載の開閉器の操作装置において、開閉器の主軸ロックは、電気的操作用モータ軸をロックする構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項6

請求項1から3までのいずれかに記載の開閉器の操作装置において、モータ軸と手動操作軸とを同一軸で構成したことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項7

請求項2または3記載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、開閉器本体に取り外しおよび取り付けが可能な構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置。

請求項8

請求項2または3記載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、手動操作軸をロックするロックピンと、このロックピンが係合する切り欠きを有するキャッチとを備えたことを特徴とする開閉器の操作装置。

技術分野

0001

本発明は変電所等で適用される開閉器操作装置係り、特に、キーインターロック機構および操作ロック機構の少なくともいずれかの改良によって信頼性の向上を図った開閉器の操作装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、変電所等で適用される開閉器、例えばガス絶縁開閉装置GIS)等には、誤動作を防止する手段として、開閉器が開路状態(条件によっては閉路状態)の時に関連機器の操作ができるように構成したキーインターロック機構、あるいは開閉器の本体に連動するリンクレバー等の操作部を拘束する操作ロック機構(錠前装置)を組込むことが行われている。

0003

キーインターロック機構としては、開閉器の主軸に形成した切り欠きに、ラッチロックピン係合する方式が多用されている。ラッチロックは、キー回動操作によってピンを進退させる構成となっており、ピン進出方向にキーを回動させた場合にリミットスイッチをOFFに固定することができるとともに、その状態でキーを抜くことができるようにしたものである。また、キーを元の位置に回動すると、ピンが戻ってロック解除され、リミットスイッチがONになるとともにキーが抜けなくなる。開閉器の開路状態の時にのみ、このラッチロックのピンが主軸の切り欠きと一致するように配置されており、これにより開路状態の時にラッチロックの操作ができるようになっている。

0004

図8図12は、このような主軸の切り欠きにラッチロックのピンを係合するキーインターロック方式の操作装置の従来例を示したものである。

0005

図8に示すように、モータ1の回転力は、スプロケット2,3および減速装置4を介してウォームホイール5に伝えられ、ウォームホイール5の軸の回転が減速された上で直角方向に変換されるようになっている。この直角方向に変換された力が第1,第2の連結カム6,7およびアーム7aを介して駆動ばね8に伝達されてこれを圧縮蓄勢し、駆動ばね8は、その中心線と連結カム7のアーム7aの中心線とが一直線になった点(圧縮接点)で最も圧縮され、その直後に放勢されるようになっている。

0006

駆動ばね8の放勢が開始されると、従動側の第2の連結カム7が駆動側の第1の連結カム6から開放されると同時に、互いに直結している第3の連結カム9と機器主軸10とを回転させ、機器本体を動作させる。

0007

また、駆動ばね8の放勢が開始されると、第3の連結カム9に直結している機器主軸10の回転に応じて、補助開閉器11、動作回数計12および開閉表示器13がそれぞれ動作するように構成されている。

0008

なお、モータ1の出力軸1a側のスプロケット2と機器主軸10側のスプロケット3との間にはチェーン14が巻装されている。

0009

従来、このような図8に示した操作装置には、開路状態の時に開閉器の機器主軸10をラッチロックのピンにてロックするキーインターロック機構1Aが設けられている。このキーインターロック機構1Aを図9図11も用いて説明する。

0010

このキーインターロック機構1Aは、図9図11に示すように、開閉器の機器主軸10を連動させる第2の連結カム7に形成した切り欠き15と、その連結カム7の回転動作における開路状態位置で切り欠き15に係合するピン16を備えたラッチロック23とによって構成されている。

0011

図9および図10は開閉器の開路状態を示し、図11は開閉器の閉路状態を示している。

0012

開路状態位置では図9および図10に示すように、ラッチロック17のキー18をロック側(図10の反時計方向)に回転させることにより、連結カム7の切り欠き15にピン16が係合して連結カム7が回転不能となる。

0013

一方、閉路状態位置では図11に示すように、ラッチロック17のキー18をロック側に回転しようとしても、ピン16が連結カム7の切り欠き15と一致せず、円弧状の外周面に当接するので、キー18を回転させることができない。すなわち、開閉器の機器主軸10をロックすることができない。この状態では、開閉器の開閉動作を自由に行える。本操作装置とキーインターロックを必要とする関連機器も同様の構成とされている。

0014

また、キーインターロック機構1Aと別に設けられる操作ロック機構(錠前装置)として従来、開閉器本体に連動しているリンク、レバー等を機械的に拘束してロックする方式のものが知られている。

0015

図12は、このような従来の操作ロック機構1Bを示している。

0016

図12に示すように、モータ21の回転力が歯車22および減速装置23を介してウォームホイール24に伝えられ、ウォームホイール軸24aの回転として減速されるとともに、直角方向に変換されるようになっている。このウォームホイール軸24aの回転により、連結カム25,26を介して駆動ばね27が圧縮蓄勢され、前述の操作装置と同様に、駆動ばね27の放勢により機器本体が動作する。

0017

また、前記の歯車22に対して傘歯車28が噛合するとともに、この傘歯車28に手動操作軸29が設けられ、この手動操作軸29に操作ハンドル30を着脱できるようになっている。この操作ハンドル30の着脱方向に沿う手動操作軸29の外部に、シャッタ31が設けられている。

0018

そして、手動操作を行う際には、シャッタ31を開いて手動操作軸29に手動ハンドル30を挿入することにより、かさ歯車28を介して電気的操作の場合と同じ動作が行えるように構成されている。

0019

また、別の方式として、手動操作軸にロックピンを挿入することにより、電気的操作および手動操作のいずれの操作もできないように操作ロック任意的にできる錠前式の操作ロック機構も知られている。

0020

図13図15は、このような操作ロック機構1Bを示しており、図13および図14ロック状態を示し、図15解除状態を示している。この操作ロック機構1Bは、シャッタ31にロックピン挿入孔32を設け、手動操作軸29にロックピン33を挿入するようにしたもので、そのロックピン33が万一回転しても、ストッパ34によってロックが行われる構成となっている。なお、35はシャッタスイッチである。

0021

ロック操作の際には、シャッタ31を開く方向に回転させ、図13および図14に示すように、シャッタ31のロックピン挿入孔32と手動操作軸29との中心を一致させる。手動ハンドルのソケット外径はロックピン挿入孔32より大きく、この状態では手動ハンドルが挿入できない構成となっている。

0022

なお、図16は操作装置のシーケンスを示す回路図であり、この図16に示すように、この回路中に、上述したキーインターロック用リミッチスイッチ17aおよびシャッタスイッチ35が設けられている。

発明が解決しようとする課題

0023

しかしながら、前述した従来の開閉器の操作装置においては、キーインターロック機構1Aおよび操作ロック機構1Bについて、以下に述べる問題点があった。

0024

(キーインターロック機構の問題点)図8図11に示した従来のキーインターロック機構1Aにおいては、ラッチロック17のピン16と連結カム7の切り欠き15との位置が一致しないと係合できず、また機器本体の取付けによっては、主軸に形成された切り欠きの位置が変化する。そのため、連結カム7の切り欠き15の幅を大きくし、この切り欠き15の位置とラッチロック17のピン16とが一致するように配置を調整する必要があった。さらに、ロックする部位は、モータ1の回転力が減速した後の部材となっているため、ロックした状態で万一誤動作した場合には、ピン16に駆動ばね8を蓄勢する荷重が掛かることになる。

0025

その場合、ラッチロック17のピン16が変形する可能性もあり、ラッチロック17のピン16が押し引き動作ができなくなることが考えられる。最悪の場合、キーインターロック構造としての機能が働かず、変電所の運営に支障を来すことになる。

0026

(操作ロック機構の問題点)図12図15に示した従来の操作ロック機構1Bにおいては、手動操作軸29にロックピン33を挿入し、操作ロックした状態では、ロックピン33の抜き差しが自由に行える。また、本操作装置のばね放勢時の振動や近傍の開閉機器の振動でロックピン33が抜け出る可能性がある。ロックピン33が抜けると、遠制操作が可能となり、また手動操作ハンドル30を挿入できることになる。

0027

このような操作ロック機構1Bの手動操作軸29は、モータ21と同一軸でないので、モータ21の出力軸21aと手動操作軸29とが万一外れた場合、操作ロック機構1Bの機能が働かなくなり、誤動作の可能性があった。また、開閉器の操作装置が誤動作した場合には、地絡事故により変電機器の安全性を損う可能性があった。

0028

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、キーインターロック機構の改良により、ロック作用が確実で、例えば連結カムに形成された切り欠きの位置が変化してもラッチロックの配置を調整する必要がなく、またロックした状態で万一誤操作しても直接ラッチロックピンに荷重が掛からないようにして、キーインターロック機能を保持できる信頼性の高い開閉器の操作装置を提供することにある。

0029

また、本発明の第2の目的は、操作ロック機構の改良により、誤操作を確実に防止することができる信頼性の高い開閉器の操作装置を提供することにある。

0030

さらに、本発明の第3の目的は、改良されたキーインターロック機構および操作ロック機構の双方を備えることにより、二重の誤操作防止を図って信頼性を一層向上できる開閉器の操作装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0031

前記の目的を達成するため、請求項1記載の発明では、開閉器の主軸の回転により開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキーにより、関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構を備えたものにおいて、前記キーインターロック機構を、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0032

請求項2の発明では、開閉器の主軸の回転により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、電気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機構を備えたものにおいて、前記操作ロック機構を、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0033

請求項3の発明では、開閉器の主軸の回転により、その開閉器の開閉動作部を駆動する開閉器の操作装置であって、前記開閉器の開路状態または閉路状態の位置で前記主軸をロックした時にのみ抜き差しできるキーにより関連機器とのインターロックが行われるキーインターロック機構と、電気的操作および手動操作のいずれの操作も阻止する操作ロックが可能な操作ロック機構とを備えたものにおいて、前記キーインターロック機構と前記操作ロック機構とを、前記開閉器の主軸に直結する手動操作軸部に設けたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0034

請求項4の発明では、請求項1または3記載の開閉器の操作装置において、キーインターロック機構は、手動操作軸に設けられた切り欠きにロック用レバーが係合する構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0035

請求項5の発明では、請求項1から3までのいずれかに記載の開閉器の操作装置において、開閉器の主軸ロックは、電気的操作用モータ軸をロックする構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0036

請求項6の発明では、請求項1から3までのいずれかに記載の開閉器の操作装置において、モータ軸と手動操作軸とを同一軸で構成したことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0037

請求項7の発明では、請求項2または3記載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、開閉器本体に取り外しおよび取り付けが可能な構成としたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0038

請求項8の発明では、請求項2または3記載の開閉器の操作装置において、操作ロック機構は、手動操作軸をロックするロックピンと、このロックピンが係合する切り欠きを有するキャッチとを備えたことを特徴とする開閉器の操作装置を提供する。

0039

以上の構成を有する本発明に係る開閉器の操作装置によれば、キーインターロック機構および操作ロック機構ともロック部分はモータの回転力を減速する前であり、減速後に比べて拘束トルクが小さく、ロック機構縮小することができる。この場合、キーインターロック機構と操作ロック機構とを備えた構成とすることで、二重の誤操作防止が図れる。

0040

また、本発明によれば、手動操作軸とモータ軸とを同一とすることにより、手動操作軸をロックすることでモータの回転をロックすることができる。

0041

また、本発明のキーインターロック機構は、閉路状態ではロッドがラッチロックのピンの溝に係合し、ラッチロックのキー操作ができないようにすることで、手動操作軸またはモータ軸を自由に回転することができ、開閉器の開閉操作電動または手動のいずれによっても行える。

0042

なお、手動操作軸に切り欠きが形成され、ラッチロックの操作によりピンが押し出され、連動して動くレバーが手動操作軸の切り欠きに係合するように働くばねにより、手動操作軸にレバーが係合され、ロックが掛かる構成とすることが望ましい。これにより、ロックを解除する場合は、ラッチロック操作でピンが引かれて連動して動くレバーが手動操作軸とレバーとの係合を外すことで行える。

0043

また、ロックピンを手動操作軸に挿入したロック状態の時にキャッチを掛け、容易にロックピンが抜けないようにすることが望ましい。また、操作ロック機構はユニットとして容易に取り外しが行える構成とすることで、据え付け後客先オプション対応が容易に行えるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0044

以下、本発明に係る開閉器の操作装置の一実施形態について、図1図7を参照して説明する。なお、従来例で示した構成と同一の部分には、図8と同一の符号を使用して説明する。

0045

図1は操作装置の全体構成を示す斜視図であり、図2は要部の部品構成を示す分解斜視図である。

0046

本実施形態の操作装置では、これらの図に示すように、モータ1の回転力は、スプロケット2,3および減速装置4を介してウォームホイール5に伝えられ、ウォームホイール5の軸の回転が減速された上で直角方向に変換されるようになっている。この直角方向に変換された力が第1,第2の連結カム6,7およびアーム7aを介して駆動ばね8に伝達されてこれを圧縮蓄勢し、駆動ばね8は、その中心線と連結カム7のアーム7aの中心線とが一直線になった点(圧縮接点)で最も圧縮され、その直後に放勢されるようになっている。

0047

駆動ばね8の放勢が開始されると、従動側の第2の連結カム7が駆動側の第1の連結カム6から開放されると同時に、互いに直結している第3の連結カム9と機器主軸10とを回転させ、機器本体を動作させる。

0048

また、駆動ばね8の放勢が開始されると、第3の連結カム9に直結している機器主軸10の回転に応じて、補助開閉器11、動作回数計12および開閉表示器13がそれぞれ動作するように構成されている。

0049

なお、モータ1の出力軸1a側のスプロケット2と機器主軸10側のスプロケット3との間にはチェーン14が巻装されている。

0050

本実施形態では、このような構成において、キーインターロック機構1Aと操作ロック機構1Bとが、機器主軸10に直結する手動操作軸部に設けられている。

0051

まず、インターロック機構1Aについて、図3図5も参照して説明する。図3図5は、インターロック機構の構成および作用を拡大して示している。

0052

図2に示すように、機器主軸10と直結したウォームホイール5に、リンク41およびロッド42が取り付けられ、このロッド42が開閉動作に伴って連動し、例えば上下方向に動作するようになっている。

0053

このロッド42の先端は図3および図4に示すように、操作装置本体側に取り付けられた支持部材43に固定されたラッチロック44のピン45に閉路動作の時に係合するようになっている。このピン45はラッチロック44に進退可能に支持されており、このピン45には、中間部が固定支点46で支持されたリンク47の一端が連結されている。リンク47の他端側には、固定支点46を中心として、そのリンク47の一端側、つまりラッチロック44のピン45をそのラッチロック44側に退入させる方向に付勢するばね48と、別の固定支点49を中心として俯仰動作するレバー50とが連結されている。

0054

一方、モータ1の出力軸51の先端に同軸的に設けられた手動操作軸52に、円周の一部が凹む切り欠き53が設けられ、この切り欠き53にレバー50の先端が係合して手動操作軸52に所定角度の回動力を与えるようになっている。ラッチロック44には、このラッチロック44のピン45の動きで動作するリミットスイッチ54が固定されている。

0055

このように構成されたキーインターロック機構1Aによると、本操作装置が開路状態においては、ロッド42がラッチロック44のピン45に係合していないので、ラッチロック44はロック操作できる。この状態でラッチロック44のキー20がロック側に回転すると、ラッチロック44のピン45は押し出され、それに連結されたリンク47は支点46を中心として回動し、レバー50との係合を外す。

0056

リンク47との係合が外れたレバー50は、ばね48の付勢力によって手動操作軸52に形成された切り欠き53に係合するよう動作し、ロック状態となる。この状態でラッチロック44のキー20を抜くことができ、このキー20によって関連機器の開閉器を操作することが可能となる。

0057

一方、操作ロック機構1Bは、操作装置本体3Aの手動操作ハンドル挿入口55より手動操作軸52をロックするように取り付けられている。即ち、図6および図7に示すように、操作装置本体3Aの手動ハンドル操作口55に固定された支持部材56に、キャッチ57が自由に回動できるように支点58を介して取付けられている。また、支持部材56にキャッチ57の固定用孔59が一対形成されるとともに、キャッチ57にも孔60が形成され、回動時にこれらの孔59に選択的に合致できる。これらの孔59,69を介して南京錠61が取り付けられるようになっている。

0058

さらに、支持部材56にはシャッタ62が支点63を介して回動自在に取付けられ、このシャッタ62には手動操作軸52と合致する位置にロックピン挿入孔64が形成されている。なお、65はシャッタ62の位置決め用ストッパであり、66はシャッタストッパである。そして、図7に示すように、ロックピン67を挿入した状態では、従来と同様に、電動操作が阻止されるようになっている。

0059

このように構成された操作ロック機構1Bによると、開路状態および閉路状態のいずれの状態においても、手動操作軸52にロックヒン67を挿入することによって任意的にロック操作することができる。

0060

即ち、シャッタ62を図6の状態から少し回転させて図7の状態とし、シャッタ62のロックピン挿入穴64と手動操作軸52との中心を一致させ、ロックピン67を挿入する。ロックピン67の挿入後は、キャッチ57を、支持部材56に設けた支点58を中心としてロックピン67と係合するように回転させる。これにより、ロックピン66が抜け出せないようにキャッチ57によって保持される。キャッチ57の孔60と支持部材56に設けた一方の孔50とに対し、キャッチ57がロックピン67に係合した位置で、南京錠61を挿入し、これによりロック状態が保持できる。

0061

なお、これと逆の操作を行えば、南京錠61によるロックピン67が解除した位置での保持が行える。

0062

以上のように、本実施形態によれば、開路状態の時に、キーインターロック機構1Aがラッチロック44により機器を確実にロックすることができる。この場合、係合がカム方式であるため、係合調整が不要であり、操作電圧が変動しても確実にロックすることができる。また、万一誤動作しても、ロック係合部に掛かる拘束トルクは低く、しかも荷重をレバー全体で受ける構成となっているため、破損や変形を生じることもない。したがって、安全にロック状態が維持され、関連機器のインターロック条件を満たすことかできる。

0063

また、本実施形態の操作ロック機構1Bによれば、ロックピン67の挿入状態においては、キャッチ57との係合によってロックピン67が容易に抜けない構成としてあるので、開閉器の開閉操作振動でロックピン67が抜け出たり、また、人力の管理ミスによるロックピン67の取り外しによる開閉器の誤操作防止ができ、安定した変電機器を提供することができる。

0064

なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、キーインターロック機構1Aや操作ロック機構1Bの取り付け方法リンク形状等を適宜変更することが可能である。また、キーインターロック機構1Aと操作ロック機構1Bとを別々に備えた操作装置として適用することも可能である。

発明の効果

0065

以上で詳述したように、本発明によれば、キーインターロック機構および操作ロック機構ともロック部分はモータの回転力を減速する前であり、減速後に比べて拘束トルクが小さく、ロック機構を縮小することができる。この場合、キーインターロック機構と操作ロック機構とを備えた構成とすることで、二重の誤操作防止が図れる。

0066

また、本発明によれば、手動操作軸とモータ軸とを同一とすることにより、手動操作軸をロックすることでモータの回転をロックすることができる。

0067

また、キーインターロック機構を備えた構成において、手動操作軸に切り欠きを形成し、それに係合するレバーをカム係合方式とすることにより、組立調整を不要とすることができる。なお、万一誤操作しても、拘束トルクが小さいので、係合部の変形、破損を防止することができ、さらにロック機構の縮小も図れる。

0068

また、操作ロック機構においては、ロックピンをキャッチによって係合し、抜け出ない構成とすることにより、誤操作を確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0069

図1本発明の一実施形態による開閉器の操作装置の全体構成を示す図。
図2図1に示した操作装置の部品構成を示す斜視図。
図3前記実施形態におけるキーインターロック機構の解除状態を示す図。
図4図3の状態を下面側から見た図。
図5前記実施形態におけるキーインターロック機構のロック状態を示す図。
図6前記実施形態における操作ロック機構の解除状態を示す図。
図7図6に対応する操作ロック機構のロック状態を示す図。
図8従来の操作装置におけるキーインターロック機構を示す斜視図。
図9図8に示したキーインターロック機構の解除状態を示す図。
図10図9に対応するキーインターロック機構のロック状態を示す図。
図11図10の側面図。
図12従来の操作装置における操作ロック機構を示す斜視図。
図13図12に示した操作ロック機構の解除状態を示す図。
図14図13に対応する操作ロック機構のロック状態を示す図。
図15図14の側面図。
図16操作装置のシーケンスを示す図。

--

0070

1モータ
1a出力軸
2,3スプロケット
4減速装置
5ウォームホイール
6 第1の連結カム
7 第2の連結カム
7aアーム
8駆動ばね
9 第3の連結カム
10機器主軸
11補助開閉器
12動作回数計
13開閉表示器
14チェーン
15切り欠き
16ピン
17ラッチロック
17aキーインターロック用リミッチスイッチ
18キー
21 モータ
21a 出力軸
22歯車
23 ラッチロック
24 ウォームホイール
24aウォームホイール軸
25,26 連結カム
27 駆動ばね
28傘歯車
29手動操作軸
30操作ハンドル
31シャッタ
32ロックピン挿入孔
33ロックピン
34ストッパ
35シャッタスイッチ
42ロッド
43支持部材
44 ラッチロック
45 ピン
46固定支点
47リンク
48 ばね
49 固定支点
50レバー
51 出力軸
52 手動操作軸
53 切り欠き
54リミットスイッチ
55手動操作ハンドル挿入口
56 支持部材
57キャッチ
58支点
59固定用孔
60 孔
61南京錠
62 シャッタ
63 支点
64 ロックピン挿入孔
65位置決め用ストッパ
66 シャッタストッパ
67 ロックピン
1Aインターロック機構
1B操作ロック機構
3A操作装置本体

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