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技術 紙葉類の搬送装置および搬送方法

出願人 株式会社東芝
発明者 魚地博臣
出願日 1999年3月17日 (21年8ヶ月経過) 出願番号 1999-071636
公開日 2000年9月26日 (20年1ヶ月経過) 公開番号 2000-264491
状態 拒絶査定
技術分野 シート,ウェブの制御 ベルト、ローラ以外の手段による供給
主要キーワード 同時開放 エアーチャンバ 前側センサ 郵便番号コード 明暗信号 搬送先端 明信号 走行速度差
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年9月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

本発明は、2枚取りされた紙葉類を確実に分離して、作業効率および信頼性の向上を図った紙葉類の搬送装置および搬送方法を提供する。

解決手段

供給部2と、取出し部4と、主搬送路3とを具備した紙葉類の搬送装置であり、搬送下流側上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する後側センサ13aおよび前側センサ13bと、これらセンサの搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバ21と、各センサから同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定しエアーチャンバが後側の紙葉類を吸着保持させ前側の紙葉類と離間分離させ、前側紙葉類が所定間隔を存した位置で後側紙葉類の吸着解除し搬送させる制御部30とを備えた。

概要

背景

紙葉類である郵便物を、作業者が供給部に供給するだけで、迅速に、かつ完全自動郵便番号別に区分する郵便物区分処理装置が用いられていて、配送業務の効率向上化が図られている。

この種装置では、郵便物を所定の処理部から他の処理部へ搬送する搬送装置が備えられる。この搬送装置は、一対の搬送ベルトで郵便物を挟み込み、各搬送ベルトを互いに同速度で走行させることにより、郵便物の搬送をなす。

このようにして処理される郵便物として、はがきに限らず封書においても、そのほとんどは薄葉状の紙葉類である。したがって、郵便物相互間に静電気が発生し易く、2枚重なった状態で搬送されることが多々ある。

この場合は当然、所定の処理が行われなくなり、2枚ともたとえば排除ポケットに導かれて集積される。改めて作業者が供給部に供給し直す必要があり、作業効率の低下をきたす。

概要

本発明は、2枚取りされた紙葉類を確実に分離して、作業効率および信頼性の向上を図った紙葉類の搬送装置および搬送方法を提供する。

供給部2と、取出し部4と、主搬送路3とを具備した紙葉類の搬送装置であり、搬送下流側上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する後側センサ13aおよび前側センサ13bと、これらセンサの搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバ21と、各センサから同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定しエアーチャンバが後側の紙葉類を吸着保持させ前側の紙葉類と離間分離させ、前側紙葉類が所定間隔を存した位置で後側紙葉類の吸着解除し搬送させる制御部30とを備えた。

目的

本発明は、上記事情にもとづいてなされたものであり、その目的とするところは、多種多様な紙葉類を搬送するにあたって、2枚取りされた紙葉類を確実に分離して、作業効率および信頼性の向上を図った紙葉類の搬送装置および搬送方法を提供しようとするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する検知手段と、この検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記検知手段から検知信号を受けて、紙葉類の2枚取りか否かを判断し、2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ、他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項2

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する、互いに離間して設けられた一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から検知信号を受けて、紙葉類の2枚取りか否かを判断し、2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ、他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項3

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、上記搬送手段の搬送下流側上流側に所定間隔を存して配置され、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から検知信号を受けて、紙葉類の2枚取りか否かを判断し、2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ、他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項4

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に、1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し、上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ、他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項5

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に、1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し、上記保持手段を作動して後側の紙葉類をその位置に保持させ、搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項6

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に、1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバからなる保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し、上記保持手段を作動して後側の紙葉類を吸着保持させ、搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項7

紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備した紙葉類の搬送装置において、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に、1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバからなる保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し、上記保持手段を作動して後側の紙葉類を吸着保持させ、搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させ、前側紙葉類が所定間隔を存した位置で保持手段を作動して後側紙葉類の吸着解除し搬送させる制御手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類の搬送装置。

請求項8

紙葉類を1枚づつ取出して搬送路に供給する第1の工程と、上記紙葉類を上記搬送路に沿って搬送する第2の工程と、搬送中の紙葉類の搬送先端部と後端部を、1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存した位置で検知する第3の工程と、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を同時に検知した状態で紙葉類の2枚取りと断定し、後側紙葉類をその位置で吸着保持する第4の工程と、搬送を継続する前側紙葉類が後側紙葉類とは所定間隔を存した位置で、後側紙葉類の吸着を解除し搬送させる第5の工程と、からなることを特徴とする紙葉類の搬送方法

技術分野

0001

本発明は、紙葉類であるたとえば郵便物郵便番号別に区分処理する郵便物区分処理装置の一部を構成するものであり、特に、所定の処理部へ郵便物を搬送するための紙葉類の搬送装置および搬送方法に関する。

背景技術

0002

紙葉類である郵便物を、作業者が供給部に供給するだけで、迅速に、かつ完全自動で郵便番号別に区分する郵便物区分処理装置が用いられていて、配送業務の効率向上化が図られている。

0003

この種装置では、郵便物を所定の処理部から他の処理部へ搬送する搬送装置が備えられる。この搬送装置は、一対の搬送ベルトで郵便物を挟み込み、各搬送ベルトを互いに同速度で走行させることにより、郵便物の搬送をなす。

0004

このようにして処理される郵便物として、はがきに限らず封書においても、そのほとんどは薄葉状の紙葉類である。したがって、郵便物相互間に静電気が発生し易く、2枚重なった状態で搬送されることが多々ある。

0005

この場合は当然、所定の処理が行われなくなり、2枚ともたとえば排除ポケットに導かれて集積される。改めて作業者が供給部に供給し直す必要があり、作業効率の低下をきたす。

発明が解決しようとする課題

0006

そのため、従来、各処理部相互間には2枚取りされた郵便物を分離する機能を備えた搬送装置が介設される。たとえば図6に示すように、搬送装置は、互いに駆動ローラ従動ローラおよびアイドルローラなどからなる搬送ローラR相互間に掛け渡され、無端走行する下ベルトsおよび上ベルトuから構成される。ふつう、下ベルトsが所定の速度で走行する一方、上ベルトuはこれよりも遅い速度に設定されている。

0007

これら上,下ベルトu,s間に1枚取りされた郵便物が介在して搬送されると、郵便物はいずれか一方のベルトの走行速度になじんで搬送される。また、上,下ベルトu,s間に2枚取りされた郵便物が介在して搬送されると、ベルト相互に走行速度差があるので、これらに摩擦接触する郵便物相互間にも搬送速度差が生じる。

0008

したがって、2枚取りされた郵便物は分離されて、つぎの処理部へ搬送される。ただし、この構成であると、郵便物が多種多様であるところから有利不利が明白に現れる。

0009

たとえば、官製はがきなど、いわゆるの強い紙葉類であれば確実に分離されるが、私製はがきなど腰の弱い紙葉類であれば、各ベルトu,sの摩擦力が大きく影響して破断する虞れがある。

0010

また、上,下ベルトu,sの張力を設定するテンション機構の調整の影響が各ベルトの摩耗耐久性に大きく左右されるが、上記調整は人手によるものであるので、作業者の経験量に負うところが大きく、装置毎に差が生じている。

0011

本発明は、上記事情にもとづいてなされたものであり、その目的とするところは、多種多様な紙葉類を搬送するにあたって、2枚取りされた紙葉類を確実に分離して、作業効率および信頼性の向上を図った紙葉類の搬送装置および搬送方法を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決し目的を達成するため本発明の紙葉類の搬送装置は、請求項1として、紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段から紙葉類を順次1枚づつ取出す取出し手段と、この取出し手段によって取出された紙葉類を搬送する搬送手段とを具備し、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する検知手段と、この検知手段の搬送方向下流側に設けられ、搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記検知手段から検知信号を受けて、紙葉類の2枚取りか否かを判断し、2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ、他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0013

請求項2として、供給手段と、取出す取出し手段と、搬送手段とを具備し、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する互いに離間して設けられた一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から検知信号を受けて紙葉類の2枚取りか否かを判断し2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0014

請求項3として、供給手段と、取出す取出し手段と、搬送手段とを具備し、上記搬送手段の搬送下流側上流側に所定間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から検知信号を受けて紙葉類の2枚取りか否かを判断し2枚取りと断定したときは上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、具備したことを特徴とする。

0015

請求項4として、供給手段と、取出し手段と、搬送手段とを具備し、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し上記保持手段を作動して一方の紙葉類を保持させ他方の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0016

請求項5として、供給手段と、取出し手段と、搬送手段とを具備し、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に保持する保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し上記保持手段を作動して後側の紙葉類をその位置に保持させ搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0017

請求項6として、供給手段と、取出し手段と、搬送手段とを具備し、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバからなる保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し上記保持手段を作動して後側の紙葉類を吸着保持させ搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0018

請求項7として、供給手段と、取出し手段と、搬送手段とを具備し、上記搬送手段の搬送下流側と上流側に1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存して配置され紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を検知する一対の検知手段と、これら検知手段の搬送方向下流側に設けられ搬送途中の紙葉類をその位置に吸着保持するエアーチャンバからなる保持手段と、上記一対の検知手段から同時に紙葉類通過中の検知信号を受けた状態で紙葉類の2枚取りと断定し上記保持手段を作動して後側の紙葉類を吸着保持させ搬送を継続する前側の紙葉類と離間させることにより分離させ前側紙葉類が所定間隔を存した位置で保持手段を作動して後側紙葉類の吸着解除し搬送させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0019

上記課題を解決し目的を達成するため本発明の紙葉類の搬送方法は、請求項8として、紙葉類を1枚づつ取出して搬送路に供給する第1の工程と、上記紙葉類を上記搬送路に沿って搬送する第2の工程と、搬送中の紙葉類の搬送先端部と後端部を1枚の紙葉類の長さ以上でかつ2枚取りされた紙葉類の長さ以下の間隔を存した位置で検知する第3の工程と、紙葉類の搬送先端部と後端部の通過を同時に検知した状態で紙葉類の2枚取りと断定し後側紙葉類をその位置で吸着保持する第4の工程と、搬送を継続する前側紙葉類が後側紙葉類とは所定間隔を存した位置で後側紙葉類の吸着を解除し搬送させる第5の工程と、からなることを特徴とする。

0020

このような課題を解決する手段を備えることにより、多種多様な紙葉類を搬送するにあたって、2枚取りされた郵便物を確実に分離して、作業効率と信頼性が向上する紙葉類の搬送装置および搬送方法を提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明するに、紙葉類として郵便物を適用し、紙葉類の処理装置として郵便物区分処理装置を適用する。図1(A)は郵便物区分処理装置の正面を示し、図1(B)は同処理装置の内部を概略的に示す。

0022

装置本体1における図の左側部ほぼ中央に供給手段である供給部2があり、この供給部2の取出し側に連設される搬送手段である主搬送路3に対し、郵便物を一通づつ取出す取出し手段である取出し部4が設けられる。

0023

上記主搬送路3上には、異物・硬さ検知部5が設けられ、さらにこの下流側で主搬送路3から分岐された搬送路上には排除集積部5aが設けられる。この排除集積5aへの分岐部のさらに搬送下流側には、後述する2枚取り分離部Yを介して、メールID読取り部およびバーコード読取り部ほかからなる読取り部6が設けられる。

0024

主搬送路3は、装置本体1の左側下部から右側下部まで延長されていて、装置本体1右側部における主搬送路3上には整位部8が設けられる。さらに、整位部8の下流側には、メールID処理部9とバーコード処理部10が順に設けられ、この下流側は遅延搬送路3aを形成している。

0025

上記遅延搬送路3aの終端には、郵便物を所定の区分ポケットへ区分して集積する区分集積部14が接続されている。この区分集積部14は、複数の段および複数の列に区画された複数の区分ポケット15を有している。

0026

上記区分集積部14に向かう遅延搬送路3aの終端近くには、区分集積部14の各段パス部16に対応した複数の切換えゲート18が設けられる。なお、区分集積部14の図中右側下部における主搬送路3から短絡搬送路3bが分岐されていて、互いの分岐部分に切換えゲート22が設けられる。

0027

さらに、装置本体1の図中左側前面には各種入力操作をなすための操作パネル25が設けられ、図中右側部には区分動作を制御するための制御部30が設けられている。

0028

このようにして構成される郵便物区分処理装置であり、第1面に郵便番号や宛名住所などの宛先情報書込まれ、あるいは印刷された紙葉類としての郵便物が、作業者によって第1面が同一方向を向くように後端を立てた立位姿勢で供給部2に収容される。

0029

操作パネル25への入力操作により、郵便物は取出し部4において順次1通づつ取出され、所定速度で走行する搬送ベルトである主搬送路3に搬送される。異物・硬さ検知部5に対向したとき、郵便物に異物が含まれているか否かが検知されるとともに、郵便物自体の硬さが検知される。

0030

この異物・硬さ検知部5において機械処理が不可能と判断されたときは、その郵便物は排除集積部5aに排除される。そのまま主搬送路3に導かれる郵便物で2枚取りされたものは、2枚取り分離部Yにおいて後述するようにして2枚取りから分離され、確実に1通づつ読取り部6に導かれる。

0031

この読取り部6において、郵便物の第1面に付与されたメールIDコードや、宛先情報としての局内バーコード郵便番号コードおよび宛名住所コード)などが読取られる。

0032

そして、整位部8において郵便物の搬送方向が整位され、メールID処理部9において必要に応じて郵便物の第1面にメールIDコードが印刷され、かつ読取られる。

0033

つぎに、バーコード処理部10において郵便物の第1面に宛先情報に対応した局内バーコードが印刷され、かつ確認される。郵便物が遅延搬送路3aを搬送される間で、メールID処理部9およびバーコード処理部10で印刷されたインクが乾燥する。

0034

郵便物は、いずれか選択された切換えゲート16の作動により対応する段パス部16を介して区分集積部14の指定された区分ポケット15に導かれ、このようにして郵便物は自動的に区分処理される。

0035

つぎに、本発明の特徴をなす紙葉類の搬送装置としての、上記2枚取り分離部Yについて詳細に説明する。図2および図3(A)(B)に示すように、ここでは下部側に位置する下搬送ベルト11と、上部側に位置する上搬送ベルト12が、それぞれ搬送ローラRに掛け渡され無端走行している。

0036

これら下搬送ベルト11と上搬送ベルト12の一部は、互いに狭小間隙を存して対向し、主搬送路3の走行方向と同一方向に、かつ同一速度で走行していて、互いに搬送手段を構成する。

0037

下搬送ベルト11の幅寸法Waは搬送される郵便物の幅寸法よりも狭く形成され、換言すれば郵便物は下搬送ベルト11からはみ出した状態で搬送される。また、上搬送ベルト12の幅寸法Wbは下搬送ベルト11の幅寸法Waよりもさらに狭く形成される。

0038

したがって、上搬送ベルト12の幅方向両側に下搬送ベルト11が露出することになり、この形態は下搬送ベルト11と上搬送ベルト12が狭小の間隙を存して対向する長手方向に亘って変わりがない。

0039

これら下搬送ベルト11と上搬送ベルト12の対向する搬送方向に沿って、一対の検知手段であるセンサ13a,13bが設けられる。これらセンサ13a,13b相互は、1枚の郵便物の長さ以上で、かつ2枚取りされた郵便物の長さ以下の間隔を存するよう位置設定される。

0040

各センサ13a,13bは、図の左側から右側へのベルト搬送方向に亘って設けられるところから、図の左側のものを後側センサ13aと呼び、右側のものを前側センサ13bと呼ぶ。

0041

後側センサ13aおよび前側センサ13bとも、下搬送11ベルトの幅方向一側縁から外れた位置に対向して配置され、かつこの下搬送ベルト11からはみ出ている郵便物の一側部を照射する発光素子aと、この郵便物によって遮光され、郵便物のない状態で受光する受光素子bとの組み合わせからなる。

0042

これら後側センサ13aおよび前側センサ13bは、ともに制御手段である制御部30と電気的に接続されていて、受光素子bの明暗信号である検知信号を制御部30へ送り、ここで郵便物の有無を判断するよう設定されている。

0043

前側センサ13bの搬送方向下流側で、かつ上搬送ベルト12上部に近接した位置に保持手段であるエアーチャンバ21が配置される。このエアーチャンバ21は、図示しない真空ポンプ配管を介して連通されていて、上搬送ベルト12側である下面部のみ一対の開口部21a,21aを備えている。

0044

なお説明すると、これら開口部21aは上搬送ベルト12と対向する部分を除いて、上搬送ベルト12から幅方向に沿ってはみ出す郵便物のはみ出し部分に対向して開口される。

0045

さらに、エアーチャンバ21内にはシャッタ21bが収容されていて、このシャッタ21bは上記開口部21a,21aを開閉自在に駆動する図示しない駆動機構に連結されている。このシャッタ駆動機構駆動源は上記制御部30と電気的に接続されていて、シャッタ21bの開口部21a開閉動作が制御される。

0046

つぎに、実際に2枚重なった状態で取出され、搬送される郵便物Ma,Mbに対する2枚取り分離の作用を、図4動作図と、図5フローチャート図にもとづいて説明する。

0047

図4(A)と、図5のステップS1に示すように、2枚取りされた郵便物Ma,Mbが下搬送ベルト11と上搬送ベルト12間に挟まれて搬送されると、前側の郵便物Ma先端が後側センサ13aによって検知される。

0048

すなわち、後側センサ13aにおいて、それまで明信号を制御部30へ送っていたところが、郵便物によって投光が遮られたことで暗信号に変わる。よって、制御部30では後側センサ13a位置への郵便物の到達を認識する。

0049

この状態ではいまだ、郵便物が2枚取りされたか否かは確認されていない。そのまま搬送されて、図4(B)と図5のステップS2に示すように、こんどは郵便物先端の通過が前側センサ13bによって検知される。

0050

すなわち、前側センサ13bにおいて、それまで明信号を制御部30へ送っていたところが、郵便物によって投光が遮られたことで暗信号に変わり、制御部30は前側センサ13b位置への郵便物の到達を認識する。

0051

このとき、正常な取出しである1枚取りの状態で搬送されていれば、郵便物の後端は後側センサ13aを通過しているので、このセンサは再び明信号を制御部30へ送っている。

0052

しかしながら、ここでは2枚取りした郵便物Ma,Mbが搬送されることを前提としているので、後側センサ13aは後側の郵便物Mbが通過中であることを検知する。

0053

換言すれば、後側センサ13aはステップS1から継続して郵便物の通過を検知している。このときは前側センサ13bも郵便物の通過を検知しているので、前後両側のセンサ13b,13aがともに暗信号を制御部30へ送って郵便物が通過中であることを認識させる。

0054

ステップS3に移って、制御部30では前,後側センサ13b,13aの2点間を郵便物が通過中であるか否かを判断する。Noであれば、郵便物を2枚取りをしていない正常搬送であることと認識し、2枚取り防止に関する一切の動作は終了する。

0055

Yesの場合は、ステップS4に移って郵便物を2枚取りしたとの断定がなされる。ステップS4からステップS5に移って、後側センサ13aの検知が暗信号から明信号に切換ったか否かを判断する。すなわち、制御部30において後側郵便物Mbの後側センサ13a位置通過のタイミングを判断する。

0056

上,下搬送ベルト12,11の郵便物に対する搬送が継続しているので、ついには後側郵便物Mbが後側センサ13a位置を通過する。したがって、このセンサ13aでは、それまでの暗信号から明信号に切換る。

0057

ステップS5でNoの場合は、再びステップS5に戻る。Yesの場合は、制御部30におけるカウント機能が作用して、信号の切換わり時をスタートとしてカウントを開始する。

0058

すなわち、ステップS6に移って後側センサ13aの信号切換わりから所定時間(数秒)を経過したか否かを判断する。上記所定時間は、下,上搬送ベルト11,12の搬送速度と、郵便物の大きさから、後側郵便物Mbが上記エアーチャンバ21に対向するタイミングとなるよう設定されている。

0059

ステップ6でNoの場合は、再びステップS6に戻る。Yesの場合は、図4(C)の状態となり、かつステップS7に移る。ここでは、信号切換わりから所定時間が経過したところで、搬送される後側郵便物Mbがエアーチャンバ21と対向する位置に到達する。

0060

このタイミングをとって、エアーチャンバ21内のシャッタ駆動機構がシャッタ21bを駆動して開口部21a,21aを同時開放させる。すでに、前側郵便物Maはエアーチャンバ21の対向位置を通過しており、後側郵便物Mbのみエアーチャンバ21に吸着されて、その位置が保持される。

0061

その間にも各ベルト11,12は走行しているので、前側郵便物Maは以前と変わらず搬送される。したがって、図4(D)に示すように、それまで2枚取りされていたそれぞれの郵便物Ma,Mbは確実に分離される。後側郵便物Mbに対して前側郵便物Maは徐々に離間する。

0062

ステップS7におけるシャッタ21bの開放とともに制御部30ではカウントを開始している。つぎにステップS8に移って、シャッタ開放から所定時間(数秒)経過したか否かを判断する。

0063

Noの場合は再びステップS8に戻って、後側郵便物Mbの吸着保持を継続する。Yesの場合はステップS9に移って、制御部30は駆動機構を駆動してシャッタ21bでエアーチャンバ開口部21a,21aを閉成させる。

0064

後側郵便物Mbはエアーチャンバ21から解放され、下,上搬送ベルト11,12による搬送が再開される。図4(E)に示すように、前側郵便物Maに対して後側郵便物Mbは所定の間隔Kを存して搬送されることとなり、2枚取り分離の作用は終了する。

0065

このようにして、2枚取りされて搬送される郵便物であっても、2枚取りを確認し、かつ確実に分離して2枚取りを解消する。官製はがきなど腰の強い郵便物であることは勿論、たとえ腰の弱い郵便物であっても、2枚取りは確実になくなる。

0066

多種多様な郵便物に対する有利不利が低減され、集積レベルの安定化につなげられる。しかも、作業者の経験に頼る作業が不要となり、ベルトなどの交換が誰もが行えるようになり、作業性の向上を得られる。

0067

なお、上記実施の形態においては紙葉類として郵便物を適用し、この区分処理装置の一部を構成する搬送装置として説明したが、これに限定されるものではなく、他の紙葉類を搬送する搬送装置として用いてもよく、2枚取りの虞れが少しでもある紙葉類の搬送装置全てに適用できる。

発明の効果

0068

以上説明したように本発明によれば、多種多様な紙葉類を搬送するにあたって、2枚取りした紙葉類であっても、確実に各紙葉類を分離して、作業効率および信頼性の向上を図れるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0069

図1本発明の一実施の形態を示す、紙葉類の処理装置である郵便物区分処理装置の正面図と内部の概略構成図。
図2同実施の形態を示す、2枚取りされた郵便物の分離機能を有する搬送装置の構成図。
図3同実施の形態を示す、搬送装置の異なる部位の平面図。
図4同実施の形態を示す、2枚取り分離の動作を順に示す説明図。
図5同実施の形態を示す、2枚取り分離のフローチャート図。
図6従来の、2枚取り分離機能を有する搬送装置の構成図。

--

0070

2…供給部(供給手段)、
4…取出し部(取出し手段)、
3…主搬送路(搬送手段)、
13a,13b…前側センサ,後側センサ(検知手段)、
21…エアーチャンバ(保持手段)、
30…制御部(制御手段)。

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