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技術 帯電防止性袋体

出願人 藤森工業株式会社
発明者 飯塚宏和
出願日 1999年3月16日 (21年8ヶ月経過) 出願番号 1999-071040
公開日 2000年9月26日 (20年1ヶ月経過) 公開番号 2000-264390
状態 拒絶査定
技術分野 環状・棒状物品、衣料品、カセット等の包装 積層体(2) 静電気の除去 脆弱物品の包装
主要キーワード 物品収容用 熱シール強度 面積減少 熱シール層 帯電防止材 帯電防止剤層 熱シール性 面積増加
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年9月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

高い帯電防止性と高いシール強度とを有する袋体を得る。

解決手段

本発明の袋体1は、帯電防止性を有するフィルム10を熱シールにより接着して形成され、特に、フィルム10が、帯電防止層12と、帯電防止層12に積層されて袋体1の内面を覆う、複数の孔Hが形成された熱シール層13とを有することを特徴としている。帯電防止層12は、例えば、接着性を有する樹脂中に帯電防止剤を混合して形成される。また、帯電防止層12を、接着性を有する樹脂層の熱シール層13側に帯電防止剤層を積層して形成してもよい。

概要

背景

例えば電子部品等の物品保護用袋体内に収容する場合、物品と袋体との接触等に伴う物品の帯電を防止する目的で、帯電防止性を有する袋体(帯電防止性袋体)が使用される。この種の袋体は、従来より、帯電防止性を有する物質(以下、帯電防止剤と称する。)が混合されたフィルム、あるいは、帯電防止剤が表面に塗布されたフィルムを、熱シールにより接着して形成される。フィルムに混合される帯電防止剤としては、酸化スズ系チタン系等の金属系帯電防止剤あるいはカーボン粒子金属繊維等が、また、塗布に適した帯電防止剤としては、界面活性剤等が挙げられる。

概要

高い帯電防止性と高いシール強度とを有する袋体を得る。

本発明の袋体1は、帯電防止性を有するフィルム10を熱シールにより接着して形成され、特に、フィルム10が、帯電防止層12と、帯電防止層12に積層されて袋体1の内面を覆う、複数の孔Hが形成された熱シール層13とを有することを特徴としている。帯電防止層12は、例えば、接着性を有する樹脂中に帯電防止剤を混合して形成される。また、帯電防止層12を、接着性を有する樹脂層の熱シール層13側に帯電防止剤層を積層して形成してもよい。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

帯電防止性を有するフィルム熱シールにて接着して形成される帯電防止性袋体であって、上記フィルムが、帯電防止層と、この帯電防止層に積層されて上記袋体の内面を覆う、複数の孔が形成された熱シール層とを有することを特徴とする帯電防止性袋体。

請求項2

上記帯電防止層が、接着性を有する樹脂中に帯電防止剤を混合して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の帯電防止性袋体。

請求項3

上記帯電防止層が、接着性を有する樹脂層の上記熱シール層側に帯電防止剤層を積層して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の帯電防止性袋体。

技術分野

0001

本発明は、帯電防止性を有する袋体に関する。

背景技術

0002

例えば電子部品等の物品保護用袋体内に収容する場合、物品と袋体との接触等に伴う物品の帯電を防止する目的で、帯電防止性を有する袋体(帯電防止性袋体)が使用される。この種の袋体は、従来より、帯電防止性を有する物質(以下、帯電防止剤と称する。)が混合されたフィルム、あるいは、帯電防止剤が表面に塗布されたフィルムを、熱シールにより接着して形成される。フィルムに混合される帯電防止剤としては、酸化スズ系チタン系等の金属系帯電防止剤あるいはカーボン粒子金属繊維等が、また、塗布に適した帯電防止剤としては、界面活性剤等が挙げられる。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、所望の帯電防止性を得るためには、相当量の帯電防止剤をフィルムに混合または塗布する必要がある。その結果、上記従来の袋体では、フィルムを熱シールした場合、帯電防止剤の影響により、十分なシール強度が得られないという問題があった。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、十分な帯電防止性と高いシール強度とを有する袋体の提供をその目的としている。

課題を解決するための手段

0004

本発明の袋体は、帯電防止性を有するフィルムを熱シールにより接着して形成される帯電防止性袋体であって、上記フィルムが、帯電防止層と、この帯電防止層に積層されて上記袋体の内面を覆う、複数の孔が形成された熱シール層とを有することを特徴としている。

0005

上記帯電防止層は、例えば、接着性を有する樹脂中に帯電防止剤を混合して形成される。また、上記帯電防止層を、接着性を有する樹脂層の上記熱シール層側に帯電防止剤層を積層して形成してもよい。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下、図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。本発明に係る帯電防止性袋体の構造の例を図1に示す。図1は、袋体1の断面を示すもので、袋体1は、ベースフィルム11と、ベースフィルム11に積層された帯電防止層12と、帯電防止層12に積層された熱シール層13とから構成されたフィルム10を、熱シール層13同士が対向するよう重ね合わせ、その周縁部を、熱シールにて接着することにより形成されている。また、袋体1の内部には、熱シール層13に囲まれた、物品収容用の空間Sが形成されている。

0007

ベースフィルム11には、例えば、ポリエステルポリアミドポリプロピレン等の樹脂からなる2軸延伸フィルムが使用される。帯電防止性を更に高める目的で、ベースフィルム11の表面に帯電防止剤を塗布してもよい。

0008

帯電防止層12は、接着性を有する樹脂中に、上記した各種の帯電防止剤を混合して形成され、樹脂の接着性により、ベースフィルム11及び熱シール層13に接着されている。また、樹脂中への帯電防止剤の混合に際しては、帯電防止剤を樹脂中に均一に分散させてもよく、あるいは、帯電防止剤を樹脂中に不均一に分散させてもよい。例えば、樹脂中に分散させる帯電防止剤に濃度勾配を設け、帯電防止層12の帯電防止性を、上記濃度勾配に応じて変化させることも可能である。

0009

熱シール層43は、熱融着性を有する熱シール剤で形成され、熱圧着法熱ラミネート法)により帯電防止層12に接着されている。また、熱シール層13には、複数の孔Hが、熱シール層13を貫通して形成されている。孔Hの大きさ、形状及び数は、孔Hの面積増加により帯電防止層12と熱シール層13あるいは熱シール層13同士の接着に支障を来さず、逆に、孔Hの面積減少により帯電防止性が低下しない程度の範囲内で、任意に設定可能である。

0010

ここで、帯電防止層12と熱シール層13との接着には、溶融した樹脂を直接積層する押出ラミネートや、フィルム状の樹脂を直接熱接着する熱ラミネート等が適用可能である。また、接着に際し、帯電防止層12と熱シール層13の双方を加熱して接着すると高い接着強度が得られる。従って、押出ラミネートにて接着する場合には、冷却ロール高温液体を流したり、帯電防止層12を加熱しながらラミネータに送る等の工夫を施すことが望ましい。

0011

また、収容される物品の視認性向上のためには、ベースフィルム11、帯電防止層12、及び熱シール層13には、透明性に優れたものを使用することが望ましい。但し、「透明」とは、必ずしも完全透明である必要はなく、フィルム10を介して反対側にある物品の種類が判別可能な程度に透明性であればよい。

0012

上記構成を有する袋体1は、熱シール層13同士の接着により製袋されている。従って、帯電防止材を含む面同士が接着されることがないため、帯電防止剤の影響による接着性の低下が防止され、十分なシール強度が得られる。

0013

また、熱シール層13に複数の孔Hが形成されているため、帯電防止層12の一部が孔Hを介して空間S側に露出する。従って、空間Sと帯電防止層12との間に熱シール層13が存在するにも係わらず、袋体1の帯電防止性が低下しない。すなわち、本発明によれば、十分な帯電防止性と高いシール強度とを有する袋体1が得られる。

0014

また、帯電防止層12と熱シール層13とを、接着剤等ではなく熱圧着法により接着しているため、孔Hが接着剤等により閉塞して帯電防止性が低下することもない。フィルム10に透明な材質を用いた場合には、袋体の透明性が保たれ、その結果、収容された物品を外から容易に目視確認可能となる。

0015

更に、物品が、熱シール層13に囲まれた空間S内に収容されるため、帯電防止層12と物品との過剰な接触が、熱シール層13により防止される。従って、帯電防止層12の表面にブリードアウトした帯電防止剤による、物品の汚染の可能性が低下するという効果も得られる。

0016

本発明に係る袋体の他の構造の例を図2に示す。図2は、図1と同様、袋体1aの断面を示している。この袋体1aでは、帯電防止層12を、接着剤層(接着性を有する樹脂層)12aと、接着剤層12aの熱シール層13側に積層された帯電防止剤層12bとから形成したものが、フィルム10aとして用いられている。そして、フィルム10aを、熱シール層13同士が対向するよう重ね合わせ、その周縁部を熱シールにて接着することにより、袋体1aが形成されている。

0017

ベースフィルム11と帯電防止剤層12bとは接着剤層12aにより接着され、帯電防止剤層12bと熱シール層13とは、接着剤層12aを構成する接着剤が帯電防止剤層12bに形成されたクラックピンホール等を介して滲出することにより接着される。また、帯電防止剤層12bは、上記した各種の帯電防止剤を、樹脂等のバインダーにて結合して形成されるが、このバインダーには、必ずしも熱シール層13に対し接着性を有するものを用いる必要はない。他の構成及び作用は、符号1で示す袋体と同様である。

0018

図2に示す袋体において、帯電防止剤層12bとして、アルミ箔等の金属箔を用いることも可能である。この場合、帯電防止剤層12bとの間で高い熱シール強度を得るため、熱シール層13には、金属に対し接着性を有する材質が使用される。このような材質としては、カルボン酸またはカルボン酸無水物のような金属接着性官能基を有するポリオレフィン系樹脂、特に、無水マレイン酸グラフト共重合または不飽和カルボン酸ランダム共重合したポリオレフィン系樹脂が挙げられる。また、上記ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンエチレン酢酸ビニル共重合体等が使用可能であるが、熱シール性や価格等の点から、ポリエチレンの使用が望ましい。具体的な熱シール層13の材質には、商品アドマー(三井化学(株)製)に代表される接着性樹脂や、アイオノマー、EAA等の樹脂が使用可能である。

0019

なお、上記の袋体において、必要に応じ、ベースフィルム11と帯電防止層12との間に、例えばポリエチレン系樹脂等からなる樹脂層を介在させることも可能である。この場合には、袋体の物理的強度が向上し、かつフィルム10,10a,10b同士を熱シールする際、この樹脂層が緩衝材として作用するため、より安定した熱シールが可能となる。

0020

本発明に係る袋体に使用されるフィルムとして、例えば図3に示すような構造のものを使用することも可能である。このフィルム10bは、ベースフィルム11の一方の面(袋体の内側を向く面、図では下面)に、アルミニウム蒸着膜インジウム酸化スズ蒸着膜等を形成して帯電防止層12としたものである。この場合にも、熱シール層13には、上記のような、金属に対し接着性を有する材質が使用される。また、必要に応じ、ベースフィルム11上に、接着剤層を介して更にもう1層のベースフィルムを積層することにより、袋体の物理的強度を向上させることも可能である。

発明の効果

0021

以上説明した通り、本発明によれば、十分な帯電防止性と高いシール強度とを有する袋体が得られる。

図面の簡単な説明

0022

図1本発明に係る袋体の構造の例を示す断面図である。
図2本発明に係る袋体の構造の例を示す断面図である。
図3本発明に係る袋体に使用されるフィルムの構造の例を示す断面図である。

--

0023

1,1a帯電防止性袋体(袋体)
10,10a,10bフィルム
12帯電防止層
12a接着剤層(接着性を有する樹脂層)
12b帯電防止剤層
13熱シール層
H 孔

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