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技術 指掌紋押捺用皮膚調整剤

出願人 名古屋エアゾール株式会社
発明者 磯村光昭伊瀬知正人吉加江守林みよ子
出願日 1999年2月26日 (20年7ヶ月経過) 出願番号 1999-051731
公開日 2000年9月12日 (19年1ヶ月経過) 公開番号 2000-245714
状態 特許登録済
技術分野 イメージ入力 生体の呼吸・聴力・形態・血液特性等の測定
主要キーワード ピンポン玉 採取箇所 フォーム塗布 モニタ画 感知部分 各評価基準 充填割合 気泡力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

指掌紋採取台上に載置された指を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して、乾燥肌多汗性、脂性の人等に不都合が発生せず、かつ、指掌紋採取後に手の洗う必要のない指掌紋押捺用皮膚調整剤を提供すること。

解決手段

採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して指掌に塗布して使用する指掌紋押捺用皮膚調整剤。油性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有させる。

概要

背景

概要

指掌紋採取台上に載置された指を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して、乾燥肌多汗性、脂性の人等に不都合が発生せず、かつ、指掌紋採取後に手の洗う必要のない指掌紋押捺用皮膚調整剤を提供すること。

採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して指掌に塗布して使用する指掌紋押捺用皮膚調整剤。油性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有させる。

目的

本発明は、上記にかんがみて、指掌紋採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して、乾燥肌・多汗性・脂性の人等に不都合が発生せず、かつ、指掌紋採取後に手の洗う必要のない指掌紋押捺用皮膚調整剤を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

採取台上に載置された指を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して指掌に塗布して使用する指掌紋押捺用皮膚調整剤において、油脂性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有することを特徴とする指掌紋押捺用皮膚調整剤。

請求項2

前記油脂性成分が高級脂肪酸低級アルコールエステル/低級多価アルコール併用系であることを特徴とする請求項2記載の指掌紋皮膚調整剤。

請求項3

前記高級脂肪酸低級アルコールエステルの低級アルコールが2級アルコールであり、かつ、前記低級多価アルコールが3価以上であることを特徴とする請求項2記載の指掌紋皮膚調整剤。

請求項4

前記界面活性剤として非イオン界面活性剤を含有するものであることを特徴とする請求項1記載の指掌紋押捺用皮膚調整剤。

請求項5

さらに、発汗抑制剤を含有することを特徴とする請求項1記載の指掌紋押捺用皮膚調整剤。

請求項6

前記発汗抑制剤が、低級アルコール(炭素数1〜3)/収斂剤併用系であることを特徴とする請求項3記載の指掌紋押捺用皮膚調整剤。

請求項7

前記1〜6のいずれかに記載の指掌紋皮膚調整剤が噴射剤と混合されてエアゾール容器に添加されてフォーム状に前記エアゾール容器から吐出可能とされていることを特徴とする指掌紋押捺用皮膚調整剤。

技術分野

0001

本発明は、採取台上に載置された指を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して指掌に塗布して使用する指掌紋押捺用皮膚調整剤に関する。特に、フォーム(泡)状に塗布容器から吐出して使用するのに好適な指掌紋押捺用皮膚調整剤に関し、特に、指掌紋押捺装置に好適な発明である。

背景技術

0002

従来は、黒や等のインクを指又は掌に付着させて指掌紋を採取していたが、昨今、自動押捺装置を使用して、指掌紋を採取する方向にある。自動押捺装置を使用した場合、鮮明な指掌紋が採取できる、インクを使用せずに指掌紋の採取ができる、データを通信回線を利用して直接的に遠隔地転送できる、等の利点があるためである。

0003

指掌紋自動押捺装置の原理は、たとえば、図1に示す如くである。

0004

三角プリズム12の上面とする平面12aから頂角を形成する一対の斜面12b、12bを挟んで、下方に対抗して光源発光ダイオード)14とCCD(charge coupled device)カメラセンサー)16を配設して、上記三角プリズム12の上面に配された指掌紋採取台(プラテン:通常、透明ガラス板)18に載置した指や掌に、裏面側から光を当て反射する光をCCDカメラ16で読み取って、デジタル画像処理して、ディスプレイ装置に表示するとともに、ハードディスクおよび/又は外部記憶装置フロッピーディスク等)に記憶させるものである。

発明が解決しようとする課題

0005

上記指掌紋自動押捺装置で採取するとき、特に乾燥肌の人(年寄りや手がカサカサの人)、多汗性の人(緊張している人)、脂性の人等に、それぞれ不都合な場合が出てくることが分かった。

0006

乾燥肌の人が指掌紋自動押捺装置を使い普通に採取するときは、指紋隆線)が途切れ途切れの状態で採取されるなど鮮明な画像が得られず、確実な指紋採取ができない。この原因として、考えられることは、指掌に皮脂分が少なく、プラテンのセンサー部(カメラ)でうまく感知できないためである。

0007

また、多汗性の人、脂性の人が指掌紋自動押捺装置を使い普通に採取するときは、上記とは逆でや皮脂分が多すぎて指紋(隆線)を潰してしまい指紋がにじんでしまう。

0008

現在、乾燥肌の人等の対策として、一般に販売されているハンドクリーム等を利用し、指掌に、ある程度の油脂分を与えてから指紋を採取している。しかしこの様なハンドクリームの剤型の多くは、流動性のないw/o型エマルションであり、余計に油脂分を与えることになり、ベタツキ感じたり、また指掌紋自動押捺装置の感知部分に多量に油脂が残り、採取するごとにプラテン部を拭き取らないと、次に採取する指紋(隆線)が重なって写ってしまうという不都合が生じている。

0009

また、多汗性の人、脂性の人等の対策として、現在指紋を採取する前に、手を水で洗ったり、タオルウェットティッシュ等で拭いたりしている。しかし拭きすぎたり、発汗がかなり早い人等にとっては、有効な対策とは言えない。

0010

本発明は、上記にかんがみて、指掌紋採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して、乾燥肌・多汗性・脂性の人等に不都合が発生せず、かつ、指掌紋採取後に手の洗う必要のない指掌紋押捺用皮膚調整剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明者らは、上記課題を解決するために、本発明に係る指掌紋押捺用皮膚調整剤は、上記課題を、下記構成により解決するものである。

0012

採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して指掌に塗布して使用する指掌紋押捺用皮膚調整剤において、油脂性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有するとともに、発汗抑制剤を含有することを特徴とする。

0013

上記構成において、油脂性成分が、高級脂肪酸低級アルコールエステル/低級多価アルコール併用系であることが、油脂性成分の指掌補給効果を得易くて望ましい。ここで、発刊抑制剤として収斂剤を添加することにより、多汗性や脂性の人への対応が容易となる。

0014

そして、上記指掌紋皮膚調整剤が噴射剤と混合してエアゾール容器充填して、フォーム状にエアゾール容器から吐出可能とすることが、取扱性および指掌への塗布性見地から望ましい。

0015

以下、本発明の構成について、詳細に説明する。以下、炭化水素系化合物においては、低級とは炭素数2〜5、高級とは炭素数6以上を意味する。

0016

本発明者らは、前記課題を解決するため、簡便な使用方法で万人にも利用できるような指掌紋押捺用皮膚調整剤の開発に努力をする仮定で、問題なく鮮明で確実な指紋を採取できる原料選択と剤型として、人に対して安全な油脂性成分又は界面活性剤を幾らか手に与える必要があるとともに、油脂性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有する必要があることを見出し、本発明に想到した。

0017

油脂性成分とは、油脂を含む広い概念であり、化粧品原料鉱物油油脂類が適当であり例えば、下記例示のものを単独又は複数種組み合わせて使用可能である。

0018

炭化水素流動パラフィンワセリンスクワレンスクワラン
油脂:オリーブ油ヒマシ油ミンク油、ツバキ油アマニ油
ロウ類カルナバロウホホバ油ラノリン
高級脂肪酸:ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸リノール酸等、
高級アルコールラウリルアルコールセチルアルコールオレイルアルコール等、
高級脂肪酸エステル:ミリスチン酸イソプロピルイソステアリン酸イソプロピルステアリン酸ブチルイソオクタンセチルミリスチン酸オクチルドデシル等、
シリコーン油ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンオクタンメチルシクロテトラシロキサン等、
多価アルコールエチレングリコールジエチレングリコールプロピレングリコールグリセリン、1,3−ブチレングリコール等、
これらは単独でまたは、2種以上を混合して用いることができる。また、これらの中で、皮膚に馴染みやすく、使用感が良好で、ベトツキが無くサラッとした感触を持つものが好適に使用できる。たとえば、炭化水素、脂肪酸エステル、多価アルコール、シリコーン油を好適に使用でき、特に、高級脂肪酸の低級アルコールエステル(例えば、上記ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、等)を好適に使用できる。これらの高級脂肪酸の低級アルコールエステルは皮膚に対して浸透性が良好でベタツキ感を与え難いためである。

0019

そして各油脂性成分である。配合量に関しては、各油脂性成分の性状や配合によって異なるため限定できないが、たとえば、炭化水素単独の場合、3〜15%(望ましくは、5〜10%)、脂肪酸エステル/多価アルコール併用系の場合、合計で2〜10%(望ましくは3〜7%)、混合比(前者/後者)=8/2〜4/6(望ましくは7/3〜5/5)とする。

0020

ここで、w/o型エマルションでは、前述の如く、流動性のないw/o型エマルションであり、余計に油脂性成分を与えることになり、ベタツキを感じたり、また指掌紋自動押捺装置の感知部分に多量に油脂性成分が残り、採取するごとにプラテン部を拭き取らないと、次に採取する指紋(隆線)が重なって写ってしまうという問題点が発生し易い。すなわち、流動性のあるo/w型エマルションとすることにより、余分な油脂性成分が指掌に付着するのを削減することを検討した。

0021

そこで上記の油脂性成分を使い、流動性のあるo/w型エマルションを作るためには、適当な界面活性剤を利用することが有効である。

0022

界面活性剤としては、下記各タイプのものが使用可能であるが、特に、非イオン界面活性剤を含有させることが、o/w型エマルションを調製しやすくて望ましい。非イオン界面活性剤は、汗や皮膚表面に存在するイオン性化合物と反応することがなく、かつ、アルキレンオキシド加数を変更することによりHLB(Hydrophilic-Lipophilic Balance) を容易に調整できるためである。

0023

エステル型非イオン界面活性剤グリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルポリエチレングリコール脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレン脂肪酸アミドエステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン等、
エーテル型非イオン界面活性剤ポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等、
エーテルエステル型非イオン界面活性剤等:ポリオキシエチレンヒマシ油ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等、
陰イオン界面活性剤:高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等の硫酸エステル塩アルキルスルホン酸塩、N−アシスルホン酸塩等のスルホン酸塩、アルキルリン酸塩等のリン酸エステル塩N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等のカルボン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩アミノ酸塩等、
陽イオン界面活性剤脂肪族アミン塩脂肪族四級アンモニウム塩ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウムピリジニウム塩イミダゾリニウム塩
両性界面活性剤レシチンスルホベタインイミダゾリン型酢酸ベタイン型等剤等、
これらの内で、安全性や皮膚刺激性の見地からと化粧品原料や食品添加物に使用されているものが好ましい。これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。

0024

発汗抑制剤としては、下記低級アルコール(炭素数2〜5)および収斂剤をそれぞれ単独で又は併用して使用することができる。

0025

低級アルコール…エタノール変性エタノールn−プロパノールイソプロパノールn−ブタノールイソブタノール等の炭素数2〜4の低級アルコールが挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。特にエタノール、変性エタノール、イソプロパノールが好ましい。

0027

この指掌紋皮膚調整剤には、必要に応じて防腐剤殺菌剤抗菌剤消臭剤香料酸化防止剤保湿剤増粘剤ビタミン剤清涼剤等の添加剤を配合してもよい。ただし本来の目的が失われない範囲で添加する。

0028

上記指掌紋皮膚調整剤の保存/塗布方法は、特に限定されないが、当該指掌紋皮膚調整剤を噴射剤と混合してエアゾール容器に添加し、フォーム状にエアゾール容器から吐出可能とすることが、機能性、保存性の見地から望ましい。

0029

エアゾール噴射パターンには、霧状噴射、棒状噴射、泡状噴射等種々あるが、使い勝手を考慮すると上記フォーム状(泡状)噴射が有効である。泡にすることで簡単に使用でき、1回の噴射で適量を計れ、掌に垂れることなく安定した形で取れ、手全体にむらなく均一に塗布することが可能で便利である。しかも噴射剤の気化熱により爽快感を付与できるためである。

0030

また、指掌紋を採取される人は、幾らかの不安等を感じるため極力刺激の少ないものにしないと、素直に採取できなくなる。

0031

泡状噴射にするためには、上記の界面活性剤の中で気泡力のある物質を使用することが好ましい。さらに脂性の人のために、油脂分を手の中で乳化してしまう様な界面活性剤(非イオン界面活性剤を主とする。)を選択することが望ましい。

0032

上記噴射剤としては、特に限定されるものではなく、液化石油ガスLPG)、ジメチルエーテルDME)、代替フロン等、更には炭酸ガス窒素ガス等の圧縮ガスが、単独または2種以上併用して使用可能である。

0033

ここでは、泡状噴射なので液化石油ガス(LPG)の利用が有効的である。

0034

上記原液(指掌紋皮膚調整剤)と噴射剤の充填割合は、重量比で通常98/2〜80/20、望ましくは、97/3〜85/15、さらに望ましくは96/4〜90/10である。また、内圧の見地からは、通常35℃で内圧は、0.20〜0.8MPa(望ましくは、0.35〜0.7MPa)になるように調整する。

0035

噴射剤が少なすぎると、気泡力のない泡になり、安定感がなく掌から垂れ落ち、手全体に均一に塗布できなくなる。また噴射剤が多すぎると破泡性が現れ、これも安定感がなく鮮明な指紋を採取することが難しくなる。

0036

下記に実施例を挙げ、説明するが、これらに限定されるものではない。

0037

エアゾール組成物の調製>表1〜4に示す各実施例の各原料を通常の方法で流動性のあるo/w型エマルションに調合し原液を作る。原液をエアゾール用耐圧容器に充填し、エアゾール用バルブを差し込みクリンチした後、噴射剤である液化石油ガス(LPG)を、表示の各比率で充填する。エアゾール用耐圧容器、エアゾール用バルブは、汎用のもの(アルミ缶、内容量:100mL)を使用した。

0038

0039

0040

0041

0042

試験方法>室温下、上記エアゾール組成物を乾燥肌の人、多汗性の人、脂性の人に片方の掌に1回噴射し、両手全体隅々までよく馴染ませる(1回の噴射量は、ピンポン玉1個位の大きさとする)。その後、指掌紋自動押捺装置の手順に従い両手の指掌紋を一つずつ採取していく。

0043

そして、各下記検査項目について、下記基準で触感目視評価を行なった。そして、各評価基準は、
Χ:問題あり、△:やや問題あり、○:ほとんど問題なし、◎:問題なしとした。

0044

両手のベトツキ:フォーム塗布直後と全指掌紋採取後の両手全体について、タオル、ティシュ等でふき取る必要がある感覚を生じるか否かで判定。

0045

指紋隆線の形:フォームを塗布することによって、指掌紋全体に均一に塗布でき、隆線全体に極端不自然な線が生じないか否かをモニター画面で判定。

0046

指紋隆線のムラ:フォームを指掌紋全体に均一に塗布でき、隆線全体に濃淡なく略均一に採取できるか否かをモニター画面で判定。

0047

指紋隆線の鮮明性:一回の噴射(ピンポン玉位)での油脂分が適量で、採取後の映像が鮮明か否かをモニター画面で判定。

0048

指紋隆線のにじみ:多汗性、脂性の人に関して、全指掌紋採取中に発汗や油が出てきて、隆線がにじんで、採取し難くなるか否かをモニター画面で判定。

0049

検知部分の油脂残:次の指掌紋採取時に前の指掌紋が、検知部分に残っているか否かをモニター画面で判定(油脂が残っておればモニタ画面に黒くでる)。

0050

指紋採取の持続性:一回の噴射(ピンポン玉位)で、全指掌紋が安定して採取できるか否かをモニター画面で判定。

0051

指紋採取の再現性:一採取箇所について、連続して2〜3回の採取が可能か否かをモニター画面で判定。

0052

試験結果および評価>各実施例の結果を表3〜5に示す。各実施例の評価をまとめると、下記の如くになる。

0053

実施例1:持続性、再現性は良好であるが、鮮明で確実な指紋と採取することに問題が発生し易く、多汗性や脂性のひとには、効果が低い。

0054

油脂性成分として、皮膚への浸透性がほとんどない流動パラフィンを多量に用いたためであると推定される。

0055

実施例2:持続性、再現性は良好で、鮮明で確実な指紋の採取がある程度可能になるが、ベトツキ(多汗性や脂性のひと)および検知部分に脂残が発生し易い。

0056

脂成分として、流動パラフィンの配合量を減らし、保湿剤として低級多価アルコール(1,3−ブチレンコール)を加えたことで、皮膚になじみ易くなったためであると推定される。

0057

実施例3:乾燥肌や多汗性の人に対しては、各試験項目で改善されたが、多感性の人に対しては、ベトツキや指紋隆線のにじみが発生した。

0058

流動パラフィンの代わりに、皮膚に対して浸透性が良好でベタツキを与えない高級脂肪酸低級アルコールエステル(ミリスチン酸イソプロピル)を多価アルコールとともに配合し、さらには、収斂剤を配合したためと推定される。

0059

実施例4:乾燥肌、多感性、脂性にかかわらず、各試験項目でほとんど問題のない結果が得られた。

0060

実施例3において多価アルコールとして保湿作用の大きなグリセリンを使用したためと推定される。

0061

0062

本発明の指掌紋押捺用皮膚調整剤は、上記の如く、油脂性成分を過剰量の界面活性剤を使用してo/w型エマルションの形態で含有させることにより、前述の如く、指掌紋採取台上に載置された指掌を裏面から光学的に読み取って指掌紋を採取するに際して、乾燥肌の人(年寄りや手がカサカサの人)、多汗性の人(緊張している人)、脂性の人等に持続性、再現性の良好な指紋採取が可能となる。

0063

さらに、油脂性成分の一部を保湿剤(多価アルコール)で置換することにより、指掌紋採取の鮮明性が改善される。

0064

また、油脂性成分を高級脂肪酸低級アルコールエステルとし、さらには、収斂剤を併用することにより、多汗性の人を除いて鮮明でにじみのない指掌紋採取が可能となる。

0065

さらには、グリセリン等の多価アルコールで保湿性を増大させることにより、乾燥肌、多汗性、脂性の関係なく、持続性、再現性が良好で、鮮明かつにじみのない指掌紋採取が可能となり、さらには、ベタツキもなく、採取後の手の洗浄、および、検知部分のふき取りも不要となる。

図面の簡単な説明

0066

図1指掌紋自動押捺装置の原理図。

--

0067

12三角プリズム
14光源(発光ダイオード)
16CCDカメラ
18指掌紋採取台(プラテン:検知部)

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