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技術 炭を使用した壁面工法及びそれに使用する建築用材

出願人 高野忠男
発明者 高野忠男
出願日 1999年12月27日 (20年11ヶ月経過) 出願番号 1999-370650
公開日 2000年9月5日 (20年2ヶ月経過) 公開番号 2000-240178
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 建築物の絶縁又は他の保護
主要キーワード 木質活性炭 壁面構造 建築用材 ヤシガラ活性炭 マイナスイオン効果 備長炭 脱臭性 調湿性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年9月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

炭を効率よく使用した壁面工法とそのための建築用材を提供する。

解決手段

炭3を通気性のある袋1に充填し、この袋1を、外壁5と内壁6の間で、壁面構造縦桟7の間に配置し、前記袋1の部4bを前記縦桟7に固定することにより、外壁5と内壁6の間に炭3を効率よく充填することを可能とする。炭3を通気性のある不織布等の袋1に充填し、該袋1の周囲に、該袋1を壁面に固定するための耳部4a、4bを設けたものを建築用材とするものであるが、該袋1は、小室2に区分けされ、それぞれの小室2に、炭3が均等に充填されているのが好ましい。

概要

背景

従来から、炭は、除湿脱臭断熱等の効果があるとして床下や壁面に充填して使用することが知られている。しかし、単に大量の炭を床下や壁面に充填することは、非常に手間のかかるものであり、また、取扱の困難なものであった。従って、一般に、一度炭を充填しても、その炭を新たなものに取り替えることはなされておらず、炭の効果を十分利用していないのが現状である。

なお、壁面への炭の充填は、困難であるため、炭を壁材塗り込めて使用した例があるが、これでは、炭本来の効果をほとんど期待できないものとなる。

概要

炭を効率よく使用した壁面工法とそのための建築用材を提供する。

炭3を通気性のある袋1に充填し、この袋1を、外壁5と内壁6の間で、壁面構造縦桟7の間に配置し、前記袋1の部4bを前記縦桟7に固定することにより、外壁5と内壁6の間に炭3を効率よく充填することを可能とする。炭3を通気性のある不織布等の袋1に充填し、該袋1の周囲に、該袋1を壁面に固定するための耳部4a、4bを設けたものを建築用材とするものであるが、該袋1は、小室2に区分けされ、それぞれの小室2に、炭3が均等に充填されているのが好ましい。

目的

本発明は、このような従来の欠点を解消し、炭を効率よく使用した壁面工法及びそのための建築用材を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

外壁内壁の間に炭を充填してなる壁面工法であって、炭を通気性のある袋に充填し、この袋を、外壁と内壁の間で、壁面構造縦桟の間に配置し、前記袋の部を前記縦桟に固定することを特徴とする炭を使用した壁面工法。

請求項2

炭を通気性のある袋に充填してなるものであり、前記袋の周囲に、該袋を壁面に固定するための耳部が設けられていることを特徴とする壁面工法用の建築用材

請求項3

前記袋が不織布であり、前記炭の少なくとも一部に竹炭を使用することを特徴とする請求項2の建築用材。

請求項4

前記袋が小室区分けされており、この小室にそれぞれ炭が充填されているものであり、前記袋の大きさが縦20〜40cm、横30〜60cmであり、前記小室が、幅5〜20cmの横長に形成されていることを特徴とする請求項2又は3の建築用材。

請求項5

前記袋の少なくとも左右の耳部が、幅2cm以上に形成されていることを特徴とする請求項2〜4いずれか1項の建築用材。

請求項6

前記炭として、木質活性炭活性炭及び竹炭を組み合わせて使用することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項の建築用材。

請求項7

前記炭として、低密度の竹炭と高密度の竹炭を重量比率で80〜98:20〜2の割合で組み合わせて使用することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項の建築用材。

技術分野

0001

本発明は、炭を使用した壁面工法とそれに使用する建築用材に関するものである。

背景技術

0002

従来から、炭は、除湿脱臭断熱等の効果があるとして床下や壁面に充填して使用することが知られている。しかし、単に大量の炭を床下や壁面に充填することは、非常に手間のかかるものであり、また、取扱の困難なものであった。従って、一般に、一度炭を充填しても、その炭を新たなものに取り替えることはなされておらず、炭の効果を十分利用していないのが現状である。

0003

なお、壁面への炭の充填は、困難であるため、炭を壁材塗り込めて使用した例があるが、これでは、炭本来の効果をほとんど期待できないものとなる。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、このような従来の欠点を解消し、炭を効率よく使用した壁面工法及びそのための建築用材を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明では、壁面への炭の配置を、炭を通気性のある袋に充填し、この袋を、外壁内壁の間で、壁面構造縦桟の間に配置し、前記袋の部を前記縦桟に固定することによって、上記課題を解決した。

0006

即ち、本発明では、炭を通気性ある袋に充填して使用するため、袋単位で炭を壁面に着脱できるものであり、しかも、袋の耳部を壁面の縦桟に固定し、袋を縦桟の間に安定して配置できるため、炭を壁面に、任意に効率よく配置できるものとなる。

0007

炭を充填した袋の壁面への固定は、耳部を、縦桟に直接等により固定しても、また、耳部と縦桟に係止具を設けて、該係止具により縦桟に耳部を着脱自在としてもよい。後者の場合、耳部に孔を設け、この孔を縦桟に設けたフック等に引っ掛けて固定するようにしてもよい。

0008

かかる本発明の工法で使用する建築用材は、前述の如く、炭を通気性のある袋に充填してなるものであり、前記袋の周囲に、該袋を壁面に固定するための耳部が設けられているものであればよく、袋の素材は特に限定されない。例えば、織物編物、不織布等がいずれも使用できるが、通常、形状安定性及び炭粉末脱落防止等の点から不織布であるのが好ましい。

0009

また、炭は木炭であっても竹炭であってもよいが、脱臭、断熱等の効果だけでなく、マイナスイオン効果遠赤外線効果にも優れる竹炭を少なくとも一部に使用するのが好ましい。

0010

最近の研究により、竹炭は、非常に調湿効果及び脱臭性共に優れるものであり、特に低密度の竹炭は、備長炭等の二倍以上の吸湿性があり、脱臭性(アンモニウム硫化水素等の吸着性)も、木炭の約3倍以上の効果を示すこと、及び、高密度の竹炭は、脱臭性という点では、通常の木炭や木質活性炭とは比較できない程の高性能を示すものであり(アンモニウムや硫化水素等の吸着性は、木炭や木質活性炭の場合に比して二桁以上優れた効果を示す)、また吸湿性は、低密度の竹炭には劣るとはいえ、備長炭等の木炭より優れることが分かった。更に、木質活性炭は、有機化合物の吸着性という点では、比較的優れることも分かっている。

0011

従って、例えば、前記炭として、木質活性炭、活性炭及び竹炭を組み合わせて使用することにより、脱臭、調湿及び環境ホルモンの除去のいずれにも効果あるものとすることができる。この場合、木質活性炭は環境ホルモンの除去に有用であり、竹質活性炭(高密度の竹炭からなる)は非常なる脱臭性を示し、竹炭(比較的安価な低密度の竹炭でよい)は顕著な調湿効果を発揮するものとなる。木質活性炭と竹質活性炭と竹炭の割合は、重量比率で、2〜15:2〜15:96〜70程度とするのがよく、これらは、それぞれの効果が有効に発揮されるように、前記袋には、区分けた室を形成し、これら3種の炭類が、別個に独立して室に充填できるようにするのがよい。

0012

また、低密度の竹炭と高密度の竹炭を組み合わせて使用することによって、長期間安定して、顕著な調湿性と脱臭性を得ることもできる。この場合、低密度の竹炭と高密度の竹炭は重量比率で、80〜98:20〜2、特に85〜95:15〜5となるように使用するのが好ましい。なお、これらも、それぞれの効果が有効に発揮されるように、前記袋には、区分けた室を形成し、別個に独立した室に充填して使用するのがよい。

0013

本発明においては、前述の如く、前記袋を小室に区分けされたものとし、この小室にそれぞれ炭が充填されるようにするのが、全体に安定した密度で炭を配置でき、取扱い易く、また二種以上の炭を組み合わせて使用した場合、それぞれの効果を有効に発揮させることができるという点から望ましいが、通常、壁面の縦桟の間隔は40〜50cm前後であるので、袋の大きさを、横30〜60cm、特に35〜50cm程度とし、縦20〜40cm程度とするのが好ましく、該袋に幅5〜20cmの横長の小室を形成し、これら小室に均等に炭を充填するのがよい。ただし、大量の低密度の竹炭に、少量の木炭や木質活性炭、竹質活性炭、高密度の竹炭等を組み合わせて使用する場合には、この少量の炭類を充填する小室は、低密度の竹炭用のものに比較して、より小さく形成し、一の袋に、一又は数個の室を設けるのがよい。

0014

なお、袋の周囲に設けられる耳部は、少なくとも左右の耳部(縦桟に固定される耳部)が幅2cm以上、例えば3〜8cm程度となるように形成されるのが好ましい。

0015

本発明において、低密度の竹炭とは、水に入れると15分以内に沈殿するものであり、高密度の竹炭とは、水に入れて15分を過ぎても、沈殿しないものである。低密度の竹炭は、孟宋竹等を450〜800℃程度の比較的低い温度で焼成して得られるため、経済的にも非常の有用である。

発明を実施するための最良の形態

0016

次に、本発明の実施例を図面に従って説明する。この例では、不織布からなる縦30cm、横45cmの袋1で、幅9cmの小室2を縦に3個形成し、該小室2内に、それぞれ1/3kgの竹炭3を充填したものを建築用材とするものであり、この袋1には上下に約1.5cmの耳部4aを、また左右に約5cmの耳部4bが設けられている(図1参照)。

0017

この建築用材は、図2の如く、家屋等の外壁5と内壁6の間で、縦桟7の間に配置して使用するものであり、この例では、縦桟7に左右の耳部4bを釘で固定している。

0018

竹炭3は、通気性よく、安定して外壁5と内壁6の間に配置することができ、しかも、一袋毎に、着脱可能であるため、施工性がよく、どのような壁面にも容易に竹炭の効果を発揮させることができるものとなる。

0019

なお、壁面の種類によっては、袋1の上の耳部4aを横桟に固定することにより、竹炭3を外壁5と内壁6の間に配置するようにしてもよい。

0020

炭として、孟宋竹を600℃で焼成して得た低密度の竹炭と、真竹を850℃で焼成して得た高密度の竹炭を、重量比率で90:10の割合で組み合わせて、袋内の小室に区分けして充填した(袋の中央の小室に高密度の竹炭を充填し、その上下の小室に低密度の竹炭を充填した)。

0021

これを先の例と同様に使用したところ、消臭性及び調湿効果共に非常に優れ、備長炭や低密度の竹炭を単独で使用した場合に比較して、それを設置した部屋の環境を非常に清浄に保つことがわかった。

0022

また、ヤシガラ活性炭と竹質活性炭と竹炭を、重量比率で、5:5:90の割合で組み合わせて使用した場合にも、それを設置した部屋の環境は、長期間に渡って、非常に清浄に保たれることが確認された。

発明の効果

0023

本発明では、簡易な工法で壁面に炭の充填を可能とする。また、袋毎に壁面に着脱できるため、炭を常に活性な状態に保持することが可能である。

図面の簡単な説明

0024

図1図1は、本発明の建築用材の一例を示す斜視図である。
図2図2は、図1製品の使用した壁面の施工例を示すもので、(A)は内壁を張る前の正面図、(B)は縦断面図、(C)は横断面図である。

--

0025

1 袋
2小室
3竹炭
4a耳部
4b 耳部
5外壁
6内壁
7 縦桟

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