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技術 油性インキ

出願人 シヤチハタ株式会社
発明者 川西肇
出願日 1999年2月17日 (20年6ヶ月経過) 出願番号 1999-037975
公開日 2000年9月5日 (18年11ヶ月経過) 公開番号 2000-239592
状態 特許登録済
技術分野 インキ、鉛筆の芯、クレヨン
主要キーワード 多孔性ゴム スタンプ台 アルミパック 浸透印 グリコールエーテル系有機溶剤 フェノール変性ロジン ローダミン6G 油溶性樹脂
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年9月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

速乾性油性インキでありながらドライアップしない油性インキを提供する。

解決手段

染料グリコールエーテル系有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有する油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸・ペンタデカン酸・ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノールペンタデカノール・ヘキサデカノールヘプタデカノールオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルである用油性インキ。

概要

背景

速乾性のある油性インキは、紙だけでなく、ガラス陶磁器・布などにも押印でき、押印後は印影がすみやかに乾燥する特徴があるが、その一方印面や盤面を露出させたまま放置しておくとインキが乾燥して樹脂等が硬化して使用不可能となる欠点があった。いわゆるドライアップである。この欠点を解決すべく、不使用時には蓋をして密閉したり、溶剤不透過のアルミパック封入したりしていた。しかし、長期的なドライアップ防止策にはならず、また長時間使用する場合は使用中にドライアップしてしまう欠点あった。

概要

速乾性の油性インキでありながらドライアップしない油性インキを提供する。

染料グリコールエーテル系有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂、飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有する油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸・ペンタデカン酸・ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノールペンタデカノール・ヘキサデカノールヘプタデカノールオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルである用油性インキ。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

染料グリコールエーテル系有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有する油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸・ペンタデカン酸・ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノールペンタデカノール・ヘキサデカノールヘプタデカノールオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルである油性インキ。

技術分野

0001

本発明は、多孔性ゴム多孔性ポリエチレンなどを印字体に用いた、いわゆる浸透印と呼ばれるスタンプや、スタンプ台含浸させて使用する油性インキに関するものである。

背景技術

0002

速乾性のある油性インキは、紙だけでなく、ガラス陶磁器・布などにも押印でき、押印後は印影がすみやかに乾燥する特徴があるが、その一方印面や盤面を露出させたまま放置しておくとインキが乾燥して樹脂等が硬化して使用不可能となる欠点があった。いわゆるドライアップである。この欠点を解決すべく、不使用時には蓋をして密閉したり、溶剤不透過のアルミパック封入したりしていた。しかし、長期的なドライアップ防止策にはならず、また長時間使用する場合は使用中にドライアップしてしまう欠点あった。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、本出願人は研究の結果、速乾性の油性インキでありながらドライアップしない油性インキを見出すことに成功した。

課題を解決するための手段

0004

染料グリコールエーテル系有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂、飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有する油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸・ペンタデカン酸・ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノールペンタデカノール・ヘキサデカノールヘプタデカノールオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルである用油性インキ。

0005

以下、本発明を詳細に説明する。本発明では着色剤として油溶性染料を用い、油性インキ用染料として一般に市販されているモノアゾ、ジスアゾ、金属錯塩型モノアゾ、アントラキノンフタロシアニントリアリルメタン等の油溶性染料を用いることができる。その中でも造塩タイプ油溶性染料が最も好ましい結果を示す。造塩タイプ油溶性染料は、酸性染料直接染料塩基性染料等の親水基疎水基置換した染料であって、本発明では、酸性染料の親水基をカチオン活性剤樹脂塩基アミン・塩基性染料等の疎水基で置換したもの、直接染料の親水基をカチオン活性剤・樹脂塩基・アミン・塩基性染料等の疎水基で置換したもの、塩基性染料の親水基をアニオン活性剤樹脂酸・酸性染料・直接染料等の疎水基で置換したものを使用できる。

0006

有機溶剤は、グリコールエーテル系有機溶剤が必須であり、エチレングリコールモノメチルエーテルエチレングリコールモノエチルエーテルエチレングリコールモノプロピルエーテルエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテルエチレングリコールジブチルエーテルジエチレングリコールモノメチルエーテルジエチレングリコールモノエチルエーテルジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルジエチレングリコールジエチルエーテルジエチレングリコールジブチルエーテルプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピレングリコールモノエチルエーテルプロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコールターシャリーブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテルジプロピレングリコールモノメチルエーテルジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノールなどを使用することができる。これらのグリコールエーテル系有機溶剤は、単独で使用しても良いし2以上を混合して使用しても良い。また、前記グリコールエーテル系有機溶剤以外に他の揮発性有機溶剤を少量混合することができ、酢酸メチル酢酸エチル酢酸プロピル酢酸ブチル乳酸メチル乳酸エチル乳酸プロピル・乳酸ブチルメタノールエタノールプロパノールブタノールイソブチルグリコールなどを混合することもできる。

0008

飽和脂肪酸エステルは、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルを用いる。前記高級脂肪酸と前記高級脂肪族アルコールは、それぞれが多数の異性体を有しているが、エステル化した飽和脂肪酸エステルの融点が20℃以下とならない組み合せであれば、直鎖、分枝鎖を問わず、いずれのものも使用できる。本発明では特に、テトラデカン酸テトラデシル、ヘキサデカン酸テトラデシル、テトラデカン酸ヘキサデシル、ヘキサデカン酸ヘキサデシル、テトラデカン酸オクタデシル、ヘキサデカン酸オクタデシルが好ましく用いられ、直鎖のものが最もよい結果を得る。前記飽和脂肪酸エステルは単独又は2以上を混合して使用することができる。配合量は、インキ全量に対して0.1重量%〜3.0重量%の範囲で本願の効果を発揮するが、0.5重量%〜2.0重量%の範囲が特に好ましい結果を示す。

0009

また、本発明では、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどの防腐防かび剤、ポリオキシエチレンアルキルアミンポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ジエステルなどの染料溶解助剤ベンジルアルコールエチルグリコール・プロピルグリコールなどの浸透剤ベンゾトリアゾールなどの防錆剤等、通常インキに用いられる添加剤を添加することができる。

0010

以下、本発明を実施例をもって説明する。
(実施例1)
タートラジンローダミン6G造塩染料6.5重量%
プロピレングリコールモノプロピルエーテル37.5重量%
3−メチル−3−メトキシブタノール37.5重量%
ロジン変性樹脂8.2重量%
アルキルフェノール樹脂8.2重量%
ヘキサデカン酸ヘキサデシル0.9重量%
ポリオキシエチレンドデシルアミン0.6重量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸ジエステル0.6重量%
以上の物質を混合し、赤色インキを得た。
(比較例1)実施例1からヘキサデカン酸ヘキサデシルを除いて赤色インキを作成した。
(実施例2)
ビクトリアピュアブルーと
酸性フタロシアニンブルーの造塩染料 7.5重量%
プロピレングリコールモノブチルエーテル37.0重量%
3−メチル−3−メトキシブタノール 37.0重量%
ロジン変性樹脂 7.7量%
アルキルフェノール樹脂 7.7重量%
ポリビニルブチラール2.5重量%
テトラデカン酸オクタデシル0.6重量%
以上の物質を混合し、青色インキを得た。
(比較例2)実施例2からテトラデカン酸オクタデシルを除いて青色インキを作成した。
(実施例3)
タートラジンとローダミン6Gの造塩染料 6.5重量%
プロピレングリコールモノプロピルエーテル 37.5重量%
エチレングリコールモノブチルエーテル37.5重量%
ケトンホルムアルデヒド樹脂17.7重量%
テトラデカン酸テトラデシル0.2重量%
テトラデカン酸ヘキサデシル 0.4重量%
ヘキサデカン酸オクタデシル 0.2重量%
以上の物質を混合し、赤色インキを得た。
(比較例3)実施例3からテトラデカン酸テトラデシルとテトラデカン酸ヘキサデシルとヘキサデカン酸オクタデシルを除いて赤色インキを作成した。
(実施例4)
ビクトリアピュアブルーと
酸性フタロシアニンブルーの造塩染料 7.5重量%
プロピレングリコールモノブチルエーテル 37.0重量%
エチレングリコールモノブチルエーテル 37.0重量%
ロジン変性樹脂 7.6重量%
ケトンホルムアルデヒド樹脂 7.6重量%
ポリビニルブチラール 2.5重量%
テトラデカン酸テトラデシル 0.4重量%
ヘキサデカン酸ヘキサデシル 0.4重量%
以上の物質を混合し、青色インキを得た。
(比較例4)実施例4からテトラデカン酸テトラデシルとヘキサデカン酸ヘキサデシルを除いて青色インキを作成した。
(実施例5)
アシッドブラック52と有機アミンの造塩染料 10.0重量%
プロピレングリコールモノプロピルエーテル 35.0重量%
3−メチル−3−メトキシブタノール 35.0重量%
ケトン樹脂15.0重量%
ポリビニルブチラール 3.0重量%
テトラデカン酸テトラデシル 0.8重量%
ポリオキシエチレンドデシルアミン 1.2重量%
以上の物質を混合し、黒色インキを得た。
(比較例5)実施例5からテトラデカン酸テトラデシルを除いて黒色インキを作成した。

0011

表面積95mm2の多孔性NBRゴム印字体を組み付けた浸透印に前記実施例及び比較例のインキを充填試験を行なった。温度20℃・湿度65%の室内において、前記浸透印のキャップを外した状態で24時間放置した後、ポリプロピレンフィルムに押印し、印影の状態を調査した。(印影の状態: ○…鮮明な印影が得られた。 ×…印影が得られなかった。)
また、参考としてキャップを外す前の浸透印を用い、ポリプロピレンフィルムに押印した際のセット時間をあげておく。以下、試験結果を表にする。

0012

0013

特定の飽和脂肪酸エステルを配合したことによって、浸透印の印面やスタンプ台の盤面に弱い皮膜を形成するので、キャップや蓋を外したまま放置しておいてもインキのドライアップを防止できる。再度使用する際は、皮膜が容易に壊れて使用可能となる。また、本発明はセット時間が影響されないので、すぐに乾燥する印影を得られる。

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