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技術 人体検知装置及び方法

出願人 株式会社山形チノー
発明者 指田孝男位田敏和茂木真奥田広志
出願日 1999年1月29日 (20年9ヶ月経過) 出願番号 1999-021937
公開日 2000年8月11日 (19年3ヶ月経過) 公開番号 2000-221273
状態 特許登録済
技術分野 盗難警報装置 波動性または粒子性放射線を用いた測長装置 地球物理、対象物の検知
主要キーワード 窓カーテン 判断状態 人体検知状態 計時状態 取り込み実行 検知ゾーン 外部位置 検知期間
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課題

検知領域内での人体を正確に検知して誤報及び失報がなく、また、画策を検知できること。

解決手段

比較部4a〜4cは、赤外線センサPIRにより検知された検知信号S1のレベルを複数の段階VH,VM,VLで比較する。比較部4d,4eは、マイクロウェーブセンサWDMにより検知された検知信号S2のレベルを複数の段階VH,VMで比較する。論理判断部5は、赤外線センサPIRの検知信号S1の比較段階と、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2の比較段階の組み合わせにより人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断する。また、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルが所定時間Ta,Tb連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する。

概要

背景

人体検知装置を用いて検知領域内での人体を検知することができる。この人体検知装置には、焦電素子からなる赤外線センサPIRを用いた赤外線検出方式が一般的である。この赤外線センサを用いることにより、検知領域を規定してこの検知領域内における赤外線放射する人体等の移動を検知でき、夜間の無人警戒時に検知領域内への人体等の侵入を検知できるようになっている。

また、マイクロウェーブ等の電波を利用し、ドップラ信号により人体を検知するマイクロウェーブセンサWDM(Micro Wave Doppler Module) があり、検知領域内での人体や温度差の無い物体の移動を検知できるようになっている。

概要

検知領域内での人体を正確に検知して誤報及び失報がなく、また、画策を検知できること。

比較部4a〜4cは、赤外線センサPIRにより検知された検知信号S1のレベルを複数の段階VH,VM,VLで比較する。比較部4d,4eは、マイクロウェーブセンサMWDMにより検知された検知信号S2のレベルを複数の段階VH,VMで比較する。論理判断部5は、赤外線センサPIRの検知信号S1の比較段階と、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2の比較段階の組み合わせにより人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断する。また、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルが所定時間Ta,Tb連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する。

目的

本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、検知領域内での人体を正確に検知して誤報及び失報がなく、また、画策を検知できる人体検知装置及び方法を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

赤外線センサと、マイクロウェブセンサとを組み合わせて検知エリア内への人体侵入等を検知する人体検知装置において、前記赤外線センサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で比較する比較部と、前記マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で比較する比較部と、前記赤外線センサ側の検知信号の比較段階と、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号の比較段階に基づき、この検知信号のレベルの段階を組み合わせることにより人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断する論理処理部と、を備えたことを特徴とする人体検知装置。

請求項2

前記論理処理部は、前記状態の判断を、前記赤外線センサ側の検知信号のレベルに基づく判断を優先する請求項1記載の人体検知装置。

請求項3

前記論理処理部は、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かを検知する手段を備え、前記両センサの検知信号のレベルの段階の組合わせによる上記判断について、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する構成とされた請求項1記載の人体検知装置。

請求項4

赤外線センサと、マイクロウェ−ブセンサとを組み合わせて用いて検知エリア内への人体の侵入等を検知する人体検知方法において、前記赤外線センサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で検知し、前記マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で検知し、前記赤外線センサ側の検知信号の比較段階と、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号の比較段階に基づき、この検知信号のレベルの段階を組み合わせることにより、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断することを特徴とする人体検知方法。

請求項5

前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かを検知し、前記両センサの検知信号のレベルの段階の組合わせによる上記判断について、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する構成とされた請求項4記載の人体検知方法。

請求項6

前記状態の判断において、前記赤外線センサ側の検知信号のレベルに基づく判断を優先させる請求項4記載の人体検知方法。

請求項7

前記赤外線センサ側の検知信号のレベルが最も高い段階である際には、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号のレベルに係わらず、装置に対する画策が施されたと判断する請求項6記載の人体検知方法。

請求項8

前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが最も高い段階でありかつ所定時間連続した場合には、装置に対する画策が施されたと判断する請求項4記載の人体検知方法。

技術分野

0001

本発明は、検知領域内での人体侵入等を検知する人体検知装置及び方法に係り、特に、赤外線センサマイクロウェーブセンサを組み合わせて検知信号の失報を防止し、装置への画策行為を検知できる人体検知装置及び方法に関する。

背景技術

0002

人体検知装置を用いて検知領域内での人体を検知することができる。この人体検知装置には、焦電素子からなる赤外線センサPIRを用いた赤外線検出方式が一般的である。この赤外線センサを用いることにより、検知領域を規定してこの検知領域内における赤外線放射する人体等の移動を検知でき、夜間の無人警戒時に検知領域内への人体等の侵入を検知できるようになっている。

0003

また、マイクロウェーブ等の電波を利用し、ドップラ信号により人体を検知するマイクロウェーブセンサMWDM(Micro Wave Doppler Module) があり、検知領域内での人体や温度差の無い物体の移動を検知できるようになっている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記赤外線センサPIRを用いた人体検知装置は、基本的に赤外線放射する人体の移動(検知信号の微分処理等)により人体検知する構成であるため、人体の移動が微動である場合に検知することが困難であった。また、環境温度と人体との温度差が少ないとき等も検知が困難であった。このような場合、検知領域に人体が侵入しても検知信号が発せられない状態(失報)であったり、また、装置の感度をあげた場合等では誤報の恐れ等があった。また、人体から放射される赤外線を低下又は遮断させる画策行為を伴った侵入時においても同様の問題点があった。

0005

一方、マイクロウェーブセンサを利用した装置では、検知領域を正確に設定することができない。また、自身の振動や、検知領域内での物体の移動(即ち、人体以外の例えばカーテン揺れ)や、検知領域内の壁などを通過した外部位置通路等)での移動体も検知してしまい誤報を招く恐れがある等の問題があった。

0006

本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、検知領域内での人体を正確に検知して誤報及び失報がなく、また、画策を検知できる人体検知装置及び方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の人体検知装置は、赤外線センサと、マイクロウェブセンサとを組み合わせて検知エリア内への人体の侵入等を検知する人体検知装置において、前記赤外線センサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で比較する比較部と、前記マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で比較する比較部と、前記赤外線センサ側の検知信号の比較段階と、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号の比較段階に基づき、この検知信号のレベルの段階を組み合わせることにより人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断する論理処理部と、を備えたことを特徴とする。

0008

また、請求項2記載のように、前記論理処理部は、前記状態の判断を、前記赤外線センサ側の検知信号のレベルに基づく判断を優先する構成としてもよい。

0009

また、請求項3記載のように、前記論理処理部は、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かを検知する手段を備え、前記両センサの検知信号のレベルの段階の組合わせによる上記判断について、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する構成としてもよい。

0010

本発明の人体検知方法は、請求項4記載のように、赤外線センサと、マイクロウェ−ブセンサとを組み合わせて用いて検知エリア内への人体の侵入等を検知する人体検知方法において、前記赤外線センサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で検知し、前記マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルを複数の段階で検知し、前記赤外線センサ側の検知信号の比較段階と、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号の比較段階に基づき、この検知信号のレベルの段階を組み合わせることにより、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断することを特徴とする。

0011

また、請求項5記載のように、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かを検知し、前記両センサの検知信号のレベルの段階の組合わせによる上記判断について、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続したか否かに基づき、前記人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する構成としてもよい。

0012

また、請求項6記載のように、前記状態の判断において、前記赤外線センサ側の検知信号のレベルに基づく判断を優先させる構成とすることができる。

0013

また、請求項7記載のように、前記赤外線センサ側の検知信号のレベルが最も高い段階である際には、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号のレベルに係わらず、装置に対する画策が施されたと判断する構成としてもよい。

0014

また、請求項8記載のように、前記マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが最も高い段階でありかつ所定時間連続した場合には、装置に対する画策が施されたと判断する構成としてもよい。

0015

上記構成によれば、赤外線センサにより検知された検知信号のレベルと、マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルはそれぞれ複数の段階で検知される。論理処理部は、これら両センサの検知信号の比較段階を組み合わせることにより、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを判断する。論理処理部は、この判断時に、マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが前記所定の段階で所定時間連続した際には、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して判断する。例えば、赤外線センサ側の検知信号のレベルが最も高い段階である際には、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号のレベルに係わらず、装置に対する画策が施されたと判断する。また、マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが最も高い段階でありかつ所定時間連続した場合には、装置に対する画策が施されたと判断する。

発明を実施するための最良の形態

0016

図1は、本発明の人体検知装置を示す構成図である。装置1は、壁や天井等に取り付けられ、内部に赤外線センサPIRおよびマイクロウェーブセンサMWDM、処理部(不図示)を備えている。赤外線センサPIRはレンズ2を介して図示の如く所定の検知エリアAを有している。また、マイクロウェーブセンサMWDMはこの検知エリアAに重なる所定の検知エリアBを有している。

0017

赤外線センサPIRは、検知エリアA内で複数個検知ゾーンからなり、検知ゾーンをある大きさ以上の赤外線エネルギーの変化を伴う人体等の物体が通過すると所定の検知信号を出力する。マイクロウェーブセンサMWDMは、検知エリアB内が所定以上の電界強度になるようなマイクロ波発信し、反射波受信状態に対応した検知信号を出力する。

0018

図2は、装置1の電気的構成を示すブロック図である。赤外線センサPIRからの検知信号S1及びマイクロウェーブセンサMWDMからの検知信号S2は、増幅手段3(3a,3b)、比較手段4(4a〜4e)を介して論理処理部5に入力される。論理処理部5は、これらの検知信号S1,S2の組合わせに基づき、検知エリア内での人体等の侵入を検知出力する。この論理処理部5は、CPU等で構成される汎用マイクロコンピュータを所定の制御プログラム実行制御する構成である。

0019

また、マイクロウェーブセンサMWDMからの検知信号S2に対する比較手段4d,4eにはタイマ等の計時手段6(6a,6b)が設けられ、それぞれ比較手段4d,4eから出力された検知信号S2のレベルが継続する時間を計時して論理処理部5に出力する。計時手段6は、論理処理部5内に設けられたタイマを利用することもできる。

0020

比較手段4(4a〜4e)は、検知信号S1,S2をそれぞれ複数の閾値と比較する。この比較手段4は、オペアンプ等で構成され、それぞれの閾値V(L,M,H)に対する検知信号S1,S2のレベル比較を行い、比較結果を出力する。閾値は、低いレベル順にVL,VM,VHとなっており、検知信号S1,S2が取り得るレベルの範囲中に複数設定される。比較手段4は、論理処理部5内や又は別(不図示)に設けられるA/Dコンバータやその変換値に対する演算比較を利用することもできる。

0021

図3は、論理処理部5における検知処理にかかる判断内容を示す図である。図中、横軸は赤外線センサPIRの検知出力、縦軸はマイクロウェーブセンサMWDMの検知出力である。赤外線センサPIRの検知信号S1は、上記の如く信号レベルをVL,VM,VHの3つの閾値により計4段階に分かれる。また、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2は、信号レベルがVM,VHの2つの閾値により計3段階に分かれ、さらにVM〜VH間の段階と、VHを越した段階には、それぞれ所定時間Ta,Tb(Ta=Tb)を越した際の段階が設けられる(計5段階)。

0022

論理処理部5は、これら検知信号S1,S2の組合わせに基づき、正常状態(人体の侵入検知なし)、人体検知状態、画策検知状態、の3つの状態を判別し、対応する信号S4,S5を外部出力する。ここで、正常状態においては検知信号S4,S5を出力しない構成とすることもできる。同図に記載の記号*A〜*Cは、図4における判断内容と関連している。

0023

以下、図4フローチャートを用いて上記判断処理を説明する。装置は、赤外線センサPIR側の検知信号S1を基本的に優先して処理する構成となっている。まず、赤外線センサPIRの検知信号S1が入力されるとこの検知信号S1のレベルがどの閾値VL,VM,VHの範囲に存在するか判断する(SP1)。一方、赤外線センサPIRの検知信号S1が入力されない状態では、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルによる判断処理がなされる(SP2)。

0024

SP2においては、始めに、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルが閾値VHを越えたか否かを判断する(SP21)。越えていない場合には(SP21−NO)、正常であると判断してSP1に復帰する〔条件*A1〕。

0025

一方、検知信号S2のレベルが閾値VHを越えている場合には(SP21−YES)、計時手段6aによる計時状態を取り込み、VHを越えた時間(S2T)が所定時間Tb以上連続しているか否かを判断する(SP22)。検知信号S2のレベルがVHを越えた時間が所定時間Tb以上連続している場合には(SP22−YES)、過大なレベルが検出されたものであり、赤外線センサPIRの検知信号S1のレベルに係わらず、装置1に対して画策されたものと判断して画策検知状態の信号S5を出力する(SP3A)〔条件*B1〕。また、検知信号S2のレベルがVHを越えた時間が所定時間Tb以上連続しなかった場合には(SP22−NO)、検知信号S2がノイズ等による誤出力であり、正常であると判断してSP1に復帰する〔条件*A2〕。

0026

SP1において、検知信号S1のレベルがVHを越えている場合(SP11−YES)には、過大なレベルが検出されたものであり、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルに係わらず、装置1に対して画策されたものと判断して画策検知状態の信号S5を出力する(SP3B)〔条件*B2〕。

0027

また、検知信号S1のレベルがVH以下である場合(SP11−NO)には、次に、VMと比較する(SP12)。ここで、検知信号S1のレベルがVMを越えている場合(SP12−YES)には、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルを取り込んで判断処理する(SP4:SP41〜SP44)。また、検知信号S1のレベルがVM以下である場合には(SP12−NO)、次にVLと比較する(SP13)。ここで、検知信号S1のレベルがVLを越えている場合(SP13−YES)においても、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルを取り込んだ判断処理が実行される(SP4:SP45〜SP48)。

0028

上記マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルを取り込んだ判断処理(SP41〜SP44)の内容を説明する。始めに、検知信号S2のレベルが閾値VHを越えたか否かを判断する(SP41)。越えている場合には(SP41−YES)、計時手段6aによる計時状態を取り込み、VHを越えた時間が所定時間Tb以上連続しているか否かを判断する(SP42)。

0029

検知信号S2のレベルがVHを越えた時間(S2T)が所定時間Tb以上連続している場合には(SP42−YES)、過大なレベルが検出されたものであり、装置1に対して画策されたものと判断して画策検知状態の信号S5を出力する(SP3C)〔条件*B3〕。一方、検知信号S2のレベルがVHを越えた時間が所定時間Tb以上連続しない場合には(SP42−NO)、通常歩行による侵入であると判断して人体検知状態の信号S4を出力する(SP5A)〔条件*C1〕。

0030

SP41にて検知信号S2のレベルが閾値VH以下である場合には(SP41−NO)、検知信号S2のレベルが閾値VM以上であるか否かを判断する(SP43)。SP43で検知信号S2のレベルが閾値VM以上である場合には(SP43−YES)、計時手段6bによる計時状態を取り込み、VMを越えた時間が所定時間Ta以上連続しているか否かを判断する(SP44)。

0031

検知信号S2のレベルがVMを越えた時間(S2T)が所定時間Ta以上連続している場合には(SP44−YES)、通常歩行による侵入であると判断して人体検知状態の信号S4を出力する(SP5B)〔条件*C2〕。一方、検知信号S2のレベルがVMを越えた時間が所定時間Ta以上連続しない場合(SP44−NO)、及び検知信号S2のレベルが閾値VM以下である場合には(SP43−NO)、小動物面積の小さい侵入物であるものとして正常状態と判断してSP1に復帰する〔条件*A3〕。又、この場合、赤外線センサPIRの検知信号S1を優先処理することとして、人体検知状態と判断し信号S4を出力する構成としてもよい。

0032

次に、SP13で検知信号S1のレベルがVLとVMの間にある場合(SP13−NO)における、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルを取り込み実行される判断処理(SP45〜SP48)を説明する。

0033

始めに、検知信号S2のレベルが閾値VHを越えたか否かを判断する(SP45)。越えている場合には(SP45−YES)、計時手段6aによる計時状態を取り込み、VHを越えた時間が所定時間Tb以上連続しているか否かを判断する(SP46)。

0034

検知信号S2のレベルがVHを越えた時間(S2T)が所定時間Tb以上連続している場合には(SP46−YES)、過大なレベルが検出されたものであり、装置1に対して画策されたものと判断して画策検知状態の信号S5を出力する(SP3D)〔条件*B4〕。一方、検知信号S2のレベルがVHを越えた時間が所定時間Tb以上連続しない場合には(SP46−NO)、画策歩行による侵入であると判断して人体検知状態の信号S4を出力する(SP5C)〔条件*C3〕。この画策歩行とは、人体から放射される赤外線を低下又は遮断させる画策行為を伴った侵入状態を指している。

0035

SP45にて検知信号S2のレベルが閾値VH以下である場合には(SP45−NO)、検知信号S2のレベルが閾値VM以上であるか否かを判断する(SP47)。SP47で検知信号S2のレベルが閾値VM以上である場合には(SP47−YES)、計時手段6bによる計時状態を取り込み、VMを越えた時間が所定時間Ta以上連続しているか否かを判断する(SP48)。

0036

検知信号S2のレベルがVMを越えた時間(S2T)が所定時間Ta以上連続している場合には(SP48−YES)、画策歩行による侵入であると判断して人体検知状態の信号S4を出力する(SP5D)〔条件*C4〕。一方、検知信号S2のレベルがVMを越えた時間が所定時間Ta以上連続しない場合(SP48−NO)、及び検知信号S2のレベルが閾値VM以下である場合には(SP47−NO)、小動物侵入や窓カーテン等の揺れ、装置の振動等によるノイズであると判断し、正常であると判断を行ないSP1に復帰する〔条件*A4〕。

0037

上記の各条件*A,*B,*Cについて説明する。
*Aは、正常状態、即ち、装置に対する画策行為、及び人体の侵入が検知されない状態と判断する。
*A1は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVL以下であること、及び、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVH以下であることにより、正常であると判断している。
*A2は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVL以下であること、及び、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVH以上である連続した検知期間が短いことにより、検知信号S2が振動、蛍光灯等の外来ノイズによる誤出力であり正常であると判断している。

0038

*A3は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVHとVMの間にあるが、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVM以下、あるいはVMとVHとの間にあっても連続した検知期間が短いことにより、検知信号S1が小動物等の検知等による誤出力であり正常と判断している。ここで、赤外線センサPIRの検知信号S1を優先処理させ、人体の侵入であると判断することもできる。
*A4は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVMとVLの間にあるが、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVM以下、あるいはVMとVHとの間にあっても連続した検知期間が短いことにより、検知信号S1が小動物等の検知等による誤出力であり正常と判断している。

0039

*Bは、装置に対する画策行為であると判断する。
*B1は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVL以下であるが、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVHを越え、しかも連続してTb時間以上検知されたことにより、装置1の間近に赤外線の検知を不能にするカバー等が取り付けられた画策行為がされたものと判断している。
*B2は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVH以上である場合には、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2のレベルに係わらず、装置1に対してカバー等が取り付けられた画策行為がされたものと判断している。
*B3,B4は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVMとVLの間にあるものの、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVHを越え、しかも連続してTb時間以上検知されたことにより、装置1にカバー等が取り付けられた画策行為がされたものと判断している。

0040

*Cは、人体検知であると判断する。
*C1は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVMを越えており、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2もVHを越えていることにより、人体が通常歩行により侵入したと判断している。
*C2は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVMを越えており、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2はVMとVHの間であるが、連続してTa時間以上検知されたことにより、人体が通常歩行により侵入したと判断している。
*C3は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVLとVMの間であるが、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2がVHを越えていることにより、人体から放射される赤外線を低下又は遮断させる画策行為を伴った侵入と判断している。
*C4は、赤外線センサPIRの検知信号S1がVLとVMの間であり、また、マイクロウェーブセンサMWDMの検知信号S2はVMとVHの間であるが、連続してTa時間以上検知されたことにより、画策歩行により侵入したと判断している。

0041

上記のように装置1は、赤外線センサPIRと、マイクロウェーブセンサMWDMを用い、検知信号S2の計時状態を組み合わせた判断処理を行っている。これにより、特に、〔条件*A2〕で正常状態と判断できることによる誤報の防止、〔条件*A3〕で正常状態と判断できることによる誤報の防止、〔条件*B1〕における画策行為の検出、〔条件*C3,C4〕における画策歩行による失報を防止した人体の侵入検知、が行えるようになる。

0042

即ち、赤外線センサPIRのみを用いた検知にあっては、検知信号S1の増幅率を大きくしただけの場合に誤報していたものに対して、マイクロウェーブセンサMWDMと組み合わせることにより、人体検知出力S4の精度を向上して人体侵入時にのみ真報を出力できるようになる。また、マイクロウェーブセンサMWDMのみを用いた検知にあっては、検知エリアを正確に規定できないことによる振動等で誤報していたものに対して、赤外線センサPIRと組み合わせることにより、人体検知出力S4の精度を向上して真の人体侵入時にのみ出力できるようになる。また、マイクロウェーブセンサMWDMを用いることにより、装置1の至近での画策行為を検知できるようになる。

発明の効果

0043

本発明によれば、赤外線センサにより検知された検知信号のレベルと、マイクロウェーブセンサにより検知された検知信号のレベルの段階を論理処理部にて組み合わせ判断することにより、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかを正確に判断できるようになる。特に、両センサの利点を活かし、また、欠点を補う構成により、誤報や失報を防止して真の出力を得られるようになる。

0044

この論理処理部は、マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが所定の段階で所定時間連続した際には、人体侵入、装置に対する画策、あるいは正常状態のいずれであるかをさらに細分化して正確に判断できるようになる。また、赤外線センサ側の検知信号のレベルが最も高い段階である際には、前記マイクロウェーブセンサ側の検知信号のレベルに係わらず、装置に対する画策が施されたと正確に判断できるようになる。また、マイクロウェーブセンサの検知信号のレベルが最も高い段階でありかつ所定時間連続した場合には、装置に対する画策が施されたと正確に判断できるようになる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明の人体検知装置を示す概要図。
図2本発明の人体検知装置の電気的構成を示すブロック図。
図3論理処理部の判断状態を示す図。
図4論理処理部の判断内容を示すフローチャート。

--

0046

1…人体検知装置、2…レンズ、3…増幅手段、4…比較手段、5…論理処理部、6…計時手段、PIR…赤外線センサ、MWDM…マイクロウェーブセンサ、S1,S2…検知信号。

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