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技術 少なくとも2枚のパネルより成る車両用サンル—フのためのガイド機構

出願人 メリトールオートモーティブゲーエムベーハー
発明者 ロルフファルモント
出願日 1999年8月20日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1999-233937
公開日 2000年8月8日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-219044
状態 未査定
技術分野 車両の非固定式屋根・保護カバー
主要キーワード 案内キャリッジ ピボット要素 必要空間 千鳥形 指示端 カップリング要素 リンクガイド 技術的装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

車両のサンルーフのためのガイド機構を、ガイド機構のための空間がほとんど必要でなく、よって車両のサンルーフの広い最大開口が容易に実現されるような方法で構成し開発する。

解決手段

2枚の隣接して配置されたパネル6,8,10,12のガイドキャリッジが、ガイドキャリッジが互いに少なくとも部分的に並んで配置されるような位置へと移動可能であることにおいて達成される。従って、車両サンルーフのための大型の最大開口部の実現が容易である。

概要

背景

この種のガイド機構は、ドイツ特許公開第4123229号の最新技術から周知であり、この場合は、幾つかのガイドキャリッジが移動可能であるようにガイドレールに沿って配置されている。各ガイドレールは多数の横長の接続リンクガイドを特徴とし、各ガイドキャリッジは凹部を特徴とし、接続リンクガイド内に配置されたスライドブロックはガイドキャリッジの凹部の1つと噛み合うことが可能である。こうして、1つのガイドキャリッジが多軌道接続リンクガイド内のスライドブロックを介してガイドされる。スライドブロックは、車両屋根内の開口部の前縁から多様な距離をおいて駆動軸から外されるため、複数のガイドキャリッジがその各々の位置で支持される。完全に開いた状態では、複数のガイドキャリッジは互いに接触しながら一線上に前後して重なり合う。

全く同一のガイドレールにおける同様のガイドキャリッジの構造の幾つかは、英国特許公開第2258848号、ドイツ特許第4415649号及びドイツ特許第19608916号において周知であるが、こうした場合の複数のガイドキャリッジは、サンルーフが完全に開いた状態では全てが他のガイドキャリッジの背後にくる。上方に傾斜されたパネルとガイドキャリッジとの間に生じるてこの作用のため、上方に傾斜されたパネルに当たる突風の力に起因する振動の発生を防止するためには、十分な長さのガイドキャリッジが必要である。案内キャリッジの周知の最新の構造からすると、サンルーフの最大開口は、ガイドキャリッジが互いに接触した際のその結合された長さによって限定される。特にこの結合された長さを最小にするため、ドイツ特許公開第4415649号は、上方に傾斜された複数のパネルをガイドキャリッジの長さが短い状況において互いに支持することを提案している。こうした付加的な機械的試みを介する以外に、パネルを十分に安定させることはできない。

さらに、最新技術として知られるガイド機構の場合はどれも、複数のパネルが各々同じ最大角度で上方に傾斜される。これは、ガイド機構にとって最小の空間規模を可能にするため各パネルに同一の調節機構を使用することに基づいている。異なる角度位置が可能にされるとすれば、対応する調節機構の空間要件はかなり大きなものである。

概要

車両のサンルーフのためのガイド機構を、ガイド機構のための空間がほとんど必要でなく、よって車両のサンルーフの広い最大開口が容易に実現されるような方法で構成し開発する。

2枚の隣接して配置されたパネル6,8,10,12のガイドキャリッジが、ガイドキャリッジが互いに少なくとも部分的に並んで配置されるような位置へと移動可能であることにおいて達成される。従って、車両サンルーフのための大型の最大開口部の実現が容易である。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

少なくとも2枚のパネル(6,8,10,12)より成る車両用サンルーフ(4)のためのガイド機構であって、− 車両の屋根(3)に本質的に方形である開口部を形成する、屋根に取り付けられたフレーム(14)と、− 車両の走行方向と本質的に平行であってフレーム(14)の縁に沿って配置されたガイドレール(16,17)と、− ガイドレール(16,17)の中を前後に移動可能なガイドキャリッジ(18,20,22,24)とを備え、パネル(6,8,10,12)がその両端で各々1つのガイドキャリッジ(18,20,22,24)に接続され、− 2枚の隣接して配置されたパネル(6,8,10,12)のガイドキャリッジ(18,20,22,24)は、ガイドキャリッジ(18,20,22,24)が互いに少なくとも部分的に並んで配置されるような位置へと移動可能であることを特徴とする車両用サンルーフ(4)のためのガイド機構。

請求項2

ガイドレール(16,17)は少なくとも2つの平行するガイドトラック(28,30)を特徴とし、また上記2枚の隣接して配置されたパネル(6,8,10,12)のガイドキャリッジ(18,20,22,24)はそれぞれ上記ガイドトラック(28,30)の異なる1つに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガイド機構。

請求項3

車両の屋根(3)に対してパネル(6,8,10,12)を上方に傾斜させる目的でガイドキャリッジ(18,20,22,24)に取り付けられたピボット機構(32,34,36,38)が供給されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガイド機構。

請求項4

パネル(6,8,10,12)は開位置において異なる角度で上方に傾斜されることを特徴とする請求項3に記載のガイド機構。

請求項5

車両のサンルーフ(4)が開けられると圧縮の結果として噛み合い、車両のサンルーフ(4)が閉じられると引き離される結果として予め決められた位置において分離する、またガイドトラック(28,30)内に配置されたガイドキャリッジ(18,20;22,24)の間で機能するカップリング要素が供給されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のガイド機構。

請求項6

駆動ケーブルに接続され、全てのガイドトラック(28,30)と少なくとも部分的に噛み合い、各ガイドトラック(28,30)の後続のガイドキャリッジ(18,20)の弾性である各勘合要素(58,60)のための凹部(70)を特徴とする前方第1のガイドキャリッジ(66)が供給されていることを特徴とする請求項5に記載のガイド機構。

請求項7

前方のガイドキャリッジ(18,20)の後側に配置された凹部(72,74)と、後続の後方ガイドキャリッジ(22,24)の前側の突起する弾性勘合要素(62,64)とが供給されていることを特徴とする請求項5または6に記載のガイド機構。

請求項8

異なるガイドトラック(28,30)内に配置された隣接するパネル(6,8,10,12)のガイドキャリッジ(18,22;20,24)の間で機能するカップリング要素が供給されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のガイド機構。

請求項9

前方のガイドキャリッジ(18,20)の後側に走行方向に配置され、隣接するガイドトラック(30,28)と少なくとも部分的に噛み合い、凹部を特徴とするリンクが供給され、後続の後方ガイドキャリッジ(20,24)の前側に突起する弾性勘合要素(62,64)が供給されていることを特徴とする請求項8に記載のガイド機構。

請求項10

−勘合要素(58,60,62,64)は板ばねとして構成され、その前端は上方に曲がった突起するチップ(80)と、下向きであってプレストレスの掛かった状態ではガイドトラック(30)の底面(84)に圧力を加えるキャッチノーズ(82)とを特徴とすることと、−パネル(6,8,10,12)が車両のサンルーフ(4)を閉じる位置にあると、キャッチノーズ(82)はガイドトラック(30)の底面(84)の凹部(92)と噛み合うことと、− 車両のサンルーフ(4)が開かれると、圧縮の間に勘合要素(58,60,62,64)の突端(80)は凹部(74)と噛み合い、またさらに後方へと押されると、ガイドトラック(30)の底面(84)に当たるキャッチノーズ(82)によって引き上げられて、もはや凹部(92)とは噛み合わなくなることと、− 車両サンルーフ(4)が閉じられると、伸長する間に勘合要素(58,60,62,64)の突端(80)はキャッチノーズ(82)によって既定位置で凹部(92)と噛み合い、突端(80)は凹部(74)から離脱することを特徴とする請求項7または9に記載のガイド機構。

技術分野

0001

本発明は、車両の走行方向に実質的に平行であるフレーム縦方向エッジ上に配置されたガイドレールを有し、車両の屋根において本質的に長方形である開口部を形成する屋根に取り付けられたフレームと、ガイドレール内を前後に移動することのできるガイドスライド(またはキャリッジ)とを有する、少なくとも2枚のパネルより成る車両のサンルーフのためのガイド機構に関し、複数のパネルはその両端で各々1つのガイドキャリッジに接続され、また好適にはガイドレールは少なくとも2つの平行なガイドトラックを特徴としている。

背景技術

0002

この種のガイド機構は、ドイツ特許公開第4123229号の最新技術から周知であり、この場合は、幾つかのガイドキャリッジが移動可能であるようにガイドレールに沿って配置されている。各ガイドレールは多数の横長の接続リンクガイドを特徴とし、各ガイドキャリッジは凹部を特徴とし、接続リンクガイド内に配置されたスライドブロックはガイドキャリッジの凹部の1つと噛み合うことが可能である。こうして、1つのガイドキャリッジが多軌道接続リンクガイド内のスライドブロックを介してガイドされる。スライドブロックは、車両屋根内の開口部の前縁から多様な距離をおいて駆動軸から外されるため、複数のガイドキャリッジがその各々の位置で支持される。完全に開いた状態では、複数のガイドキャリッジは互いに接触しながら一線上に前後して重なり合う。

0003

全く同一のガイドレールにおける同様のガイドキャリッジの構造の幾つかは、英国特許公開第2258848号、ドイツ特許第4415649号及びドイツ特許第19608916号において周知であるが、こうした場合の複数のガイドキャリッジは、サンルーフが完全に開いた状態では全てが他のガイドキャリッジの背後にくる。上方に傾斜されたパネルとガイドキャリッジとの間に生じるてこの作用のため、上方に傾斜されたパネルに当たる突風の力に起因する振動の発生を防止するためには、十分な長さのガイドキャリッジが必要である。案内キャリッジの周知の最新の構造からすると、サンルーフの最大開口は、ガイドキャリッジが互いに接触した際のその結合された長さによって限定される。特にこの結合された長さを最小にするため、ドイツ特許公開第4415649号は、上方に傾斜された複数のパネルをガイドキャリッジの長さが短い状況において互いに支持することを提案している。こうした付加的な機械的試みを介する以外に、パネルを十分に安定させることはできない。

0004

さらに、最新技術として知られるガイド機構の場合はどれも、複数のパネルが各々同じ最大角度で上方に傾斜される。これは、ガイド機構にとって最小の空間規模を可能にするため各パネルに同一の調節機構を使用することに基づいている。異なる角度位置が可能にされるとすれば、対応する調節機構の空間要件はかなり大きなものである。

発明が解決しようとする課題

0005

従って、本発明は、最新技術によって周知であるような車両のサンルーフのためのガイド機構を、ガイド機構のための空間がほとんど必要でなく、よって車両のサンルーフの広い最大開口が容易に実現されるような方法で構成し開発するという課題に基づいている。

課題を解決するための手段

0006

前述の技術的課題は、2つの隣接するパネルのガイドキャリッジが、ガイドキャリッジが少なくとも部分的に隣り合って配置される位置へと移動が可能であり、かつ2つの隣接パネルのガイドキャリッジが好適には各々異なるガイドトラック内に配置されることによって解決される。

発明の効果

0007

従って本発明によれば、各々が隣接するパネルを支持している2つのガイドキャリッジを横方向にオフセットすることにより、ガイドキャリッジは特に完全に開放された位置において隣り合わせに配置されるため、隣接するガイドキャリッジは互いの背後に配置されず、また互いに接触もしないことが認識されている。この方法においては、車両のサンルーフの最大開口は、全てのガイドキャリッジの結合された長さによって限定されない。逆に、上方に傾斜された複数のパネルは、互いにガイドキャリッジの長さよりもはるかに短い距離を置いて配置される。この方法では、最新技術によるものと比較してはるかに大きい車両用サンルーフの最大開口が達成されている。

0008

車両のサンルーフは、車両の屋根における開口の選択的閉鎖または連続的開放のためのパネル列を特徴とし、閉鎖位置にある複数のパネルは途切れがなく1つの複合体を形成している。この複合体が開放されるときは、まず最も前側にあるパネルが上方に傾斜し、次いで後ろに押される。続いてその次のパネルが上方に傾斜され、最初のパネルと共に後ろに押される。全てのパネルが上方に傾斜されて可能な限り後方へと移動されるまで、この工程が続く。車両の屋根の閉鎖はこの逆の手順で発生し、個々のパネルは各々の閉鎖位置へと移動され、全てのパネルは勢いよく車両の屋根の平面へと戻ることができる。

0009

本発明の根本概念は、ガイドキャリッジを介して上方に傾斜されたパネルを安定させるに足るレバーアームを実現することと、ガイドキャリッジを隣り合わせに配置して車両用サンルーフの最大開口を達成することより成る。隣り合ったガイドキャリッジが異なるガイドトラックに隣り合わせに配置される本発明による前述の構造に限らず、上述のタスクは、全く同一のガイドトラック内に可動式に配置され、ガイドトラックの外で平面によって支持された伸長要素を特徴とするような隣接パネルのガイドキャリッジを配置することによっても解決することができる。この方法では、伸長要素を含むガイドキャリッジ全体はガイドトラック内に含まれず、伸長要素は対応する表面に支持されていて、パネルによって加えられるてこの作用を吸収することができる。ここで、伸長要素及びガイドキャリッジのガイドトラック内に含まれる部分が千鳥形に配置されているとすると、隣接するガイドキャリッジは互いに接触することになり、第1のガイドキャリッジの伸長部分は第2のガイドキャリッジのガイドトラック内に含まれる部分の横に配置される。この方法では、小型のガイドキャリッジ構造が達成され、連続するガイドキャリッジの結合された長さは、伸長要素を含む全てのガイドキャリッジの結合された長さより短い。この方法では、わずか1つのガイドトラックしか使用しないにも関わらず、本発明の上述の構造変形例の場合と同じ効果が達成されるため、車両用サンルーフの最大開口が実現されると同時に、パネルの十分な安定性保証される。

0010

本発明の好適な構造においては、各パネルは、他のパネルの旋回機構とは独立である別個の旋回機構を特徴としている。このために必要なより大きい空間は、ガイドキャリッジの互い違いの配置によって補われるため、個々のパネルのための独立した調節機構にも関わらず、車両用サンルーフの広い最大開口が達成される。さらに、開放位置にある複数のパネルは、空間要件を増大させることなく異なる角度で上方に傾斜されることが可能であるという優位点が提供される。

0011

ガイドキャリッジは千鳥形配置であるため、好適な構造には個々のガイドキャリッジ間に結合リンクが供給されている。この目的に沿って、ガイドキャリッジの千鳥形配置とは別の発明的な特徴を有する構造のカップリング要素が提案されている。

0012

本発明のこの技術的装置によると、2つの隣接パネルの2つのガイドキャリッジの各々の間ではなく、同じガイドトラック内に配置されたガイドキャリッジ間で機能するカップリング要素が供給される。複数のカップリング要素は、一方で凹部及び他方で勘合要素より成り、サンルーフが開放されると共に押されて互いに勘合される結果となる。複数のカップリング要素は、サンルーフが閉じられると引き離される結果、予め決められた位置で勘合が外れる。このため、好適には、一番前のガイドキャリッジは駆動ケーブルに接続されて供給される。これは、少なくとも部分的に全てのガイドトラックと噛み合い、後続の各ガイドキャリッジの勘合要素が各ガイドトラックと噛み合うための凹部を特徴としている。さらに、前位置のガイドキャリッジの後側に配置された凹部と、次の後ろのガイドキャリッジの前側に突き出して配置された弾性の勘合要素とが供給されている。1つのガイドトラックにおいて2つの隣接するガイドキャリッジ、即ち前後して配置された2つのガイドキャリッジが互いに接触すると、後側のガイドキャリッジの弾性勘合要素が対応する前側のガイドキャリッジの対応する凹部と噛み合う。

0013

また本発明は、隣接するパネルのガイドキャリッジ間で機能するカップリング要素を包含することを提案している。この場合の複数のガイドキャリッジは、異なるガイドトラックに配置されている。この目的に沿って、前側のガイドキャリッジの後側に配置され、後続のガイドキャリッジが配置されているガイドトラックと少なくとも部分的に噛み合う、凹部を特徴とするリンクが供給されている。この場合も、突出した弾性の勘合要素が後続のガイドキャリッジの前側に供給されている。前述の同様の方法で、この弾性の勘合要素は、前側のガイドキャリッジのリンクが後方のガイドキャリッジの前側に接触するとすぐに先行するガイドキャリッジ内の凹部と噛み合う。

0014

前述の構造構成要素及び特許請求されている構造構成要素、及び実施形態において記述され本発明に従って使用される構造構成要素は、そのサイズ、形状、材料の選択及び技術的設計に関する特例的な条件に制約されるものではなく、適用分野における選択基準を無制限に適用することができる。本発明の主題の追加的な詳細事項、特徴及び優位点は、本発明の好適な構造変形例を例示目的で示した関連図面に関する以下の説明により明白である。

発明を実施するための最良の形態

0015

図1及び図2では、車両用サンルーフ4を有する車両2が示されており、車両用サンルーフ4は、車両2の縦方向に移動することのできる4枚のパネル6、8、10、12を特徴としている。パネル6〜12は、車両2の屋根3において本質的に長方形である開口部を形成する屋根に取り付けられたフレーム14の中に配置されている。さらに、車両の走行方向に実質的に平行に延びるフレーム14の縦方向のエッジに配置されてガイドトラック16及び17が供給されている。パネル6〜12の両端は各々、ガイドキャリッジ18、20、22、24(図3〜7)の1つに接続され、またガイドキャリッジ18〜24はガイドレール16及び17内に配置されていて前後に移動が可能である。最後に、車両用サンルーフ4は、位置の変更は不可能であるが旋回はする、フレーム14の前縁にエア・デフレクタ26として構成されて配置された1枚のパネルを特徴としている。

0016

図1及び2には、車両用サンルーフ4の2つの異なる開放状況が示されている。図1では、車両用サンルーフ4は、エア・デフレクタ26が車両の屋根3から上側に傾斜され、第1のパネル6もまた車両の屋根3から上側に傾斜されて車両の走行方向とは逆の後方へと移動されているといった程度に開いているだけであり、残りの後方のパネルは完全に閉位置のままである。これに対して、図2に示されている車両用サンルーフ4はその最大に開放された状態にあり、パネル6、8、10、12は上方へ、また走行方向とは逆に車両の屋根の可能な限り後方へと傾斜されている。こうした配置を可能にする本発明のガイド機構について、図3〜10を参照しながらより詳細に説明する。

0017

図3及び4では、ガイドキャリッジ18−24の構成が、車両用サンルーフ4が閉位置にある場合の対応するパネル6−12及びエア・デフレクタ26と共に示されている。図4の平面図では、ガイドトラック16が2つの平行なガイドトラック28及び30を特徴としていることが分かる。本発明によれば、隣接する2つのパネル6/8、8/10及び10/12の各々のガイドキャリッジ18/20、20/22及び22/24がガイドトラック28及び30の双方において交互に配置されている。言い替えれば、図4が示すように、ガイドキャリッジ18及び22はガイドトラック28に配置され、ガイドキャリッジ20及び24はガイドトラック30に配置されている。

0018

図6及び7には、完全に開いた状態のサンルーフが示されている。図7では、ガイドキャリッジ18−24は、ガイドキャリッジ18、22及び20、24が少なくとも部分的に並行して配置される位置へと移動可能であることが分かる。実施形態は、ガイドトラック28に配置されたガイドキャリッジ18、22及びガイドトラック30内のガイドキャリッジ20、24が互いに接触し、この場合、両ガイドキャリッジ対18、22及び20、24は、ガイドキャリッジ18〜24の1つ分の長さの本質的に半分だけ互いにずらして配置されていることを示している。これにより、図6が示すような、車両の屋根から上方に傾斜されるパネル6−12の密な構造が保証される。上述のガイド機構を使用すると、最小の必要空間による車両用サンルーフ4の最大開口が保証される。

0019

さらに図3−7が示すように、パネル6−12は、ピボット要素32、34、36、38によってガイドキャリッジ18−24に接続されている。パネル6−12はピボット要素32−38に永久的に付着されているが、ピボット要素32−38は、ガイドキャリッジ18−24に個々の接続リンクを介して旋回可能な方法で接続されている。ガイドキャリッジ18〜24を車両の後方へ、即ち図3−7における左から右へ移動させると、ピボット要素32−38は接続リンクによって旋回動作を実行させられ、パネル6−12は、予め決められた通りに車両の屋根3に対して予め決められた角度を成して配置される。

0020

次に、特に図8−10を参照して接続リンクについて詳述する。図8−10は各々、図3のVIII、IX及びXで印付けした位置における断面を示している。ガイドレール16は、フレーム14に沿ったアングル材として構築されているエッジ40に沿って車両の屋根3に接続されている。ガイドレール16はまた、互いに対向して配置された2つのガイドトラック28及び30を形成する、互いに平行な2つの本質的に対称形に構築された領域を特徴としている。ガイドトラック28及び30の各々には、例えばプラスチック製である横長の接続リンク要素42及び44が配置されており、ここに、各ガイドキャリッジ18/22または20/24のための接続リンクガイド46または48が供給されている。接続リンクガイド46及び48の延長部は、図6に最も良く描かれている。

0021

図8−10には、ガイドキャリッジ22を例として使用した、接続リンク要素42、ガイドキャリッジ22及びピボット要素36の精密な構造及び機能が示されている。ガイドキャリッジ22は、ガイドトラック28内の接続リンク要素42に隣接し、接続リンク要素42に沿って前後動作が可能な方法で配置されている。ガイドキャリッジ22は接続リングガイド50を特徴としており、これは、図3、5、8において指示されている。さらに図8が示すように、パネル10に永久的に付着されているピボット要素36は、ガイドキャリッジ22の接続リンク要素42と対面する側に配置されている。ピボット要素36は、ガイドキャリッジ22の接続リンクガイド50を介して接続リンク要素42の一部であってその勘合の手段である接続リンクガイド46まで伸長する一体構造のスライドブロック52を特徴としている。

0022

図10が示すように、ガイドキャリッジ22は、一体構造であって後方にオフセットされた、ピボット要素36内に形成された接続リンクガイド56と噛み合う第2のスライドブロック54を特徴としている。接続リンクガイド56の形状は、図3、5、6に示されている。

0023

閉位置においては、ピボット要素36の第1のスライドブロック52は接続リンクガイド48の前方及び上方指示端に配置されているため、第2のスライドブロック54と接続リンクガイド56との間の相互作用を通じて、ピボット要素が本質的に水平な位置を仮定する。従って、ピボット要素に付着されたパネル10は、本質的に水平な位置に配置される。ガイドキャリッジ22の後方への調節が始まると、第1のスライドブロック52は接続リンクガイド48によって下方へと移動され、これによりピボット要素36とガイドキャリッジ22との間に相関動作が生じ、その間に、接続リンクガイド50の形式に起因してピボット要素36の前端が下方へと調節される。これと同時に、第2のスライドブロック54と接続リンクガイド56との間の相互作用に起因してピボット要素の後端が上方へと調節され、ピボット要素36に付着されたパネル10が予め決められた角度の上方に傾斜された位置へと移動される。パネル10は、この上方に傾斜された位置を維持しながら、ガイドキャリッジ22の動作によってさらに後方へと移動される。これは、実質的にフレーム14またはガイドレール16に平行に延びる長い接続リンクガイド48によって保証される。

0024

サンルーフが閉じられる場合は、ガイドキャリッジ22が再度図3に示された位置へと移動し、スライドブロック52及び54と接続リンクガイド48及び50との間の相互作用の結果、ピボット要素36、及び延てはパネル10が再び閉位置へと移動される。

0025

各パネル6−12のためのピボット機構に関する前述の説明から、パネル6−12の上方への傾斜モード及び角度は、任意のガイドキャリッジ18−24に関して他のパネルとは独立に個々に設定可能であるという結果が生じる。これは、個々のパネル6−12に関して、開位置における異なる傾斜角度が可能であることを意味している。この点を通じて、例えば個々のパネル6−12の傾斜角度をフロントパネル6からバックパネル12へと上昇していくように選択可能であるといった空気力学にとって、また開放状態にある車両用サンルーフの外観にとっての優位点を得ることができる。しかしながら、先の説明の通り、開状態ではガイドキャリッジ18/22及び20/24が隣接する2つのガイドトラック28及び30に並んで配置されているために、パネル6〜12の各々について個々に選択可能である傾斜機構は、車両用サンルーフの最大可能開口を制限しない。

0026

次に、開状態におけるガイドキャリッジ18/22または20/24間のカップリング、及び閉状態におけるガイドキャリッジ18−24とガイドトラック28及び30との間のカップリングについて詳述する。図3−7が示す実施形態では、開放工程の間に車両用サンルーフ4がスライドによって圧縮されると噛み合い、閉鎖工程の間に車両用サンルーフ4がスライドによって広げられると外れるカップリング要素が供給されている。この目的に沿って、各カップリング要素は、凹部70、72、74及び勘合要素58、60、62、64を特徴としている。

0027

さらに、第1の前部ガイドキャリッジ66が車両用サンルーフの開閉のために供給されている。このガイドキャリッジ66は、溝68(図8−10参照)を通って延びる駆動ケーブルに接続されている。駆動ケーブルは車両内部の調節装置に接続されており、車両用サンルーフ4はユーザによる開閉が可能である。

0028

第1の前部ガイドキャリッジ66は、図4及び7が示すように、ガイドトラック28及び30の双方と噛み合っている。さらに、第1の前部ガイドキャリッジ66は、各ガイドトラック28及び30の後続のガイドキャリッジ18及び20の勘合要素58及び60(以下で詳述する)と噛み合ってカップリングを実行する2つの凹部70を特徴としている。ガイドキャリッジ66内の凹部70の他に、ガイドキャリッジ18及び20は、走行方向に向いた後方の凹部72及び74を特徴としており、凹部70〜74は同様に構成されている。

0029

勘合要素58−64は、ガイドキャリッジ18−24の前側に板ばねとして構成されている。

0030

正面図である図8−10の右側のガイドトラック30内に示されているように、また側面図である図3、5、6に略示されているように、勘合要素64は、上方に突出する前端80を特徴としている。さらに勘合要素64は下向きのキャッチノーズ82を特徴としており、プレストレスを施された状態でガイドトラック30の底面84に接触する。図3または図8−10が示す車両用サンルーフの位置では、キャッチノーズ82はガイドトラック30の底面84内のノッチ92と噛み合い、このノッチ92を介してガイドキャリッジ24とガイドトラック30との間のカップリングが実現されている。図7には、特に、ガイドキャリッジ18、20、22のために対応するガイドトラック28及び30の底面64及び65内に構築されたさらなる凹部86、88、92が示されている。

0031

勘合要素64の前端80は、車両用サンルーフが開放工程中に圧縮されるとガイドキャリッジ20の凹部74と噛み合う。板ばねとして構成されている勘合要素64は、ガイドキャリッジ20が後方に、即ちガイドトラック30の底面84の水準まで押されると持ち上がる。キャッチノーズ82はもはや凹部92とは噛み合っていない。車両用サンルーフ4が閉じられてガイドキャリッジ20及び24が引き離されると、勘合要素64の突端はキャッチノーズ82によって予め決められた位置で凹部92と噛み合い、突端80は凹部78から外れる。

0032

カップリング要素58及び64は、2つのガイドキャリッジ18−24または66の間で機能するために同様に構成されている。

0033

詳述したカップリング要素の構造は、ガイドキャリッジが異なるガイドトラック内に存在するガイド機構の構造とは独立であるため、本カップリング要素の構造は、独自の発明性を有している。

図面の簡単な説明

0034

図1本発明に一致するガイド機構を有する車両用サンルーフの斜視図であり、部分的に開かれた車両用サンルーフを示している。
図2完全に開かれた状態である図1に示された車両用サンルーフを示している。
図3車両用サンルーフが閉じられている場合のガイド機構の側断面図である。
図4車両用サンルーフが閉じられている場合の図3に一致するガイド機構の平面図である。
図5車両用サンルーフの一部が開いている場合の図3に示されたガイド機構の図1における線V−Vに沿った図である。
図6車両用サンルーフが完全に開かれている場合の図3に示されたガイド機構の図2における線VI−VIに沿った図である。
図7車両用サンルーフが完全に開かれている場合の図4に示されたガイド機構を示している。
図8図3の線VIII−VIIIに沿ったガイドキャリッジの断面図である。
図9図3の線IX−IXに沿ったガイドキャリッジの断面図である。
図10図3の線X−Xに沿ったガイドキャリッジの断面図である。

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0035

2:車両
3:車両の屋根
4:車両用サンルーフ
6:パネル
8:パネル
10:パネル
12:パネル
14:フレーム
16:ガイドレール
17:ガイドレール
18:ガイドキャリッジ
20:ガイドキャリッジ
22:ガイドキャリッジ
24:ガイドキャリッジ
26:エア・デフレクタ
28:ガイドトラック
30:ガイドトラック
32:ピボット要素
34:ピボット要素
36:ピボット要素
38:ピボット要素
40:16の端部
42:接続リンク要素
44:接続リンク要素
46:接続リンクガイド
48:接続リンクガイド
50:22内の接続リンクガイド
52:第1のスライドブロック
54:第2のスライドブロック
56:接続リンクガイド
58:カップリング要素
60:カップリング要素
62:カップリング要素
64:カップリング要素
66:ガイドキャリッジ
68:溝
70:凹部
72:凹部
74:凹部
80:62の端部
82:キャッチノーズ
84:30の底面
85:28の底面
86:凹部
88:凹部
90:凹部
92:凹部

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