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技術 自走式破砕機

出願人 日立建機株式会社
発明者 関一秀白井隆塩畑忠篠岡正規
出願日 1999年1月28日 (22年0ヶ月経過) 出願番号 1999-019858
公開日 2000年8月8日 (20年6ヶ月経過) 公開番号 2000-218190
状態 未査定
技術分野 破砕・粉砕(1) 破砕・粉砕(3)
主要キーワード 予備設備 コンベア上方 運搬方向 側断面形状 目標粒度 鉄筋片 固定歯 右油圧モータ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年8月8日)のものです。
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図面 (4)

課題

別途移設作業や移送用予備設備を必要とすることなく目標粒度より大きな破砕物を再破砕可能とし、かつ煩雑な配線配管作業を不要とする。

解決手段

フレーム11と、フレーム11に設けられた走行体10と、フレーム11の一方側に設けられ、被破砕物投入されるホッパ2と、このホッパ2から投入された被破砕物を破砕するジョークラッシャ3と、このジョークラッシャ3で破砕された破砕物を運搬しフレーム11の他方側へ搬出するコンベア5とを有する自走式破砕機1において、ジョークラッシャ3で破砕した破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、目標粒度以下であるものをコンベア5へ導くとともに目標粒度より大きいものをフレーム11の一方側へ排出するふるい7を、ジョークラッシャ3とコンベア5との間に設ける。

概要

背景

破砕機は、例えばビル解体時に搬出されるコンクリート塊道路補修時に排出されるアスファルト塊などの建設現場で発生する大小さまざまな岩石建設廃材、あるいは産業廃棄物等を、運搬する前にその作業現場で所定の大きさに破砕することにより、廃材の再利用、工事の円滑化、コスト削減等を図るものである。このような破砕機のうち、例えば自走式のものは、左・右の無限軌道履帯を備えた走行体と、その上部に設けられた破砕機本体とから構成されている。破砕機本体は、例えば油圧ショベルバケット等の作業具により被破砕物投入されるホッパと、ホッパから投入された被破砕物を破砕装置へ導くフィーダと、被破砕物を所定の大きさに破砕する破砕装置と、破砕装置で破砕され小さくなった破砕物を運搬するコンベア(1次コンベア)と、及びこのコンベアの上方に設けられコンベア上を運搬中の破砕物に含まれる磁性物磁気的に吸引除去する磁選機とを備えている。このとき、近年の自走式破砕機においては、油圧ショベルでホッパに被破砕物を投入するときに障害とならないように、また磁選機のメンテナンスを行う作業員が油圧ショベルの作業範囲内とならないように、コンベアを破砕機本体の後方側(反ホッパ側)に設け、破砕物を破砕機の後方側(反ホッパ側)に運搬するようになっている。

破砕機上部のホッパに投入された被破砕物は、ホッパ下方のフィーダによって破砕装置へ導かれ、この破砕装置で破砕される。破砕された破砕物は、破砕装置下部の空間から破砕装置下方のコンベア上に落下し、このコンベアで反ホッパ側へ運搬される。この運搬の途中で、コンベア上方に配置された磁選機によって例えばコンクリート塊に混入している鉄筋片等を吸着して取り除く。

上記の動作により、破砕物は、最終的にある程度大きさが揃えられて破砕機の後部から搬出されるが、被破砕物の硬さや種類等によっては破砕の程度に差が生じるため、一部、目標とする粒度よりも大きな粒度の破砕物が混在する可能性がある。

この点を解決するために、特開平7−116541号公報に記載されているように、1次コンベア下流側の破砕物排出位置に破砕機と別体の振動スクリーンを配置し、目標粒度以下となった破砕物を1次コンベアと同方向に別途設けた2次コンベアへとふるい落とす一方、目標粒度より大きな破砕物は別途1次コンベアと略直交方向に設けた3次コンベアへ導入する構成が提案されている。

概要

別途移設作業や移送用予備設備を必要とすることなく目標粒度より大きな破砕物を再破砕可能とし、かつ煩雑な配線配管作業を不要とする。

フレーム11と、フレーム11に設けられた走行体10と、フレーム11の一方側に設けられ、被破砕物が投入されるホッパ2と、このホッパ2から投入された被破砕物を破砕するジョークラッシャ3と、このジョークラッシャ3で破砕された破砕物を運搬しフレーム11の他方側へ搬出するコンベア5とを有する自走式破砕機1において、ジョークラッシャ3で破砕した破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、目標粒度以下であるものをコンベア5へ導くとともに目標粒度より大きいものをフレーム11の一方側へ排出するふるい7を、ジョークラッシャ3とコンベア5との間に設ける。

目的

さらに、破砕機とは別体の振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを配置する際、通常これらは定置式であることから、破砕機の作業現場を移動する毎にクレーン等の重機でこれらを設置しなおす必要が生じ、自走式破砕機自体の機動性が損なわれることとなる。本発明の目的は、別途移設作業や移送用予備設備を必要とすることなく目標粒度より大きな破砕物を再破砕可能とし、かつ煩雑な配線・配管作業の必要がない自走式破砕機を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

フレームと、このフレームに設けられた走行手段と、前記フレームの一方側に設けられ、被破砕物投入されるホッパと、このホッパから投入された被破砕物を破砕する破砕装置と、この破砕装置で破砕された破砕物運搬し前記フレームの他方側へ搬出する第1のコンベアとを有する自走式破砕機において、前記破砕装置で破砕した破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、前記目標粒度以下であるものを前記第1のコンベアへ導くとともに前記目標粒度より大きいものを前記フレームの一方側へ排出する選別手段を、少なくとも前記破砕装置と前記第1のコンベアとの間に設けたことを特徴とする自走式破砕機。

請求項2

請求項1記載の自走式破砕機において、前記選別手段により前記フレームの一方側へ排出された前記目標粒度より大きい破砕物を運搬して、さらに前記一方側方向へと搬出する第2のコンベアをさらに有することを特徴とする自走式破砕機。

技術分野

0001

本発明は、ジョークラッシャロールクラッシャシュレッダ等、被破砕物破砕する破砕装置を備えた自走式破砕機に関し、更に詳しくは、別途移設作業や移送用予備設備を必要とすることなく、目標粒度より大きな破砕物を再破砕可能とする自走式破砕機に関するものである。

背景技術

0002

破砕機は、例えばビル解体時に搬出されるコンクリート塊道路補修時に排出されるアスファルト塊などの建設現場で発生する大小さまざまな岩石建設廃材、あるいは産業廃棄物等を、運搬する前にその作業現場で所定の大きさに破砕することにより、廃材の再利用、工事の円滑化、コスト削減等を図るものである。このような破砕機のうち、例えば自走式のものは、左・右の無限軌道履帯を備えた走行体と、その上部に設けられた破砕機本体とから構成されている。破砕機本体は、例えば油圧ショベルバケット等の作業具により被破砕物が投入されるホッパと、ホッパから投入された被破砕物を破砕装置へ導くフィーダと、被破砕物を所定の大きさに破砕する破砕装置と、破砕装置で破砕され小さくなった破砕物を運搬するコンベア(1次コンベア)と、及びこのコンベアの上方に設けられコンベア上を運搬中の破砕物に含まれる磁性物磁気的に吸引除去する磁選機とを備えている。このとき、近年の自走式破砕機においては、油圧ショベルでホッパに被破砕物を投入するときに障害とならないように、また磁選機のメンテナンスを行う作業員が油圧ショベルの作業範囲内とならないように、コンベアを破砕機本体の後方側(反ホッパ側)に設け、破砕物を破砕機の後方側(反ホッパ側)に運搬するようになっている。

0003

破砕機上部のホッパに投入された被破砕物は、ホッパ下方のフィーダによって破砕装置へ導かれ、この破砕装置で破砕される。破砕された破砕物は、破砕装置下部の空間から破砕装置下方のコンベア上に落下し、このコンベアで反ホッパ側へ運搬される。この運搬の途中で、コンベア上方に配置された磁選機によって例えばコンクリート塊に混入している鉄筋片等を吸着して取り除く。

0004

上記の動作により、破砕物は、最終的にある程度大きさが揃えられて破砕機の後部から搬出されるが、被破砕物の硬さや種類等によっては破砕の程度に差が生じるため、一部、目標とする粒度よりも大きな粒度の破砕物が混在する可能性がある。

0005

この点を解決するために、特開平7−116541号公報に記載されているように、1次コンベア下流側の破砕物排出位置に破砕機と別体の振動スクリーンを配置し、目標粒度以下となった破砕物を1次コンベアと同方向に別途設けた2次コンベアへとふるい落とす一方、目標粒度より大きな破砕物は別途1次コンベアと略直交方向に設けた3次コンベアへ導入する構成が提案されている。

発明が解決しようとする課題

0006

上記従来技術は、1次コンベア下流側に選別手段としての振動スクリーンを別途設けることにより、破砕物のうち目標粒度以下となったものと目標粒度より大きいものとを分離可能としたものである。しかし、上記従来技術は、通常のこの種の破砕機と同様、1次コンベアを反ホッパ側(後方側)に設置しており、振動スクリーンで分離された目標粒度より大きな破砕物をその破砕機の反ホッパ側において3次コンベアで運搬するものの、その運搬方向は1次コンベアと略直交方向であり、ホッパからはかなり遠い位置となる。そのため、この目標粒度より大きな破砕物を破砕機のホッパに投入し再度破砕装置で目標粒度以下に破砕する場合には、3次コンベアの排出位置から例えば油圧ショベル等によってホッパ側へ移設するか、あるいは、移送用の予備設備(コンベア等)を別途用意しなければならない。また、それら振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアは、破砕機と別体であるため、その駆動源を自らに備えていないことが多い。このような場合、破砕機を作業現場で設置した後、破砕機の発電機及び油圧源等の駆動源からそれら振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアへ配線及び配管変え作業を行う必要があり、作業が煩雑となる。

0007

さらに、破砕機とは別体の振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを配置する際、通常これらは定置式であることから、破砕機の作業現場を移動する毎にクレーン等の重機でこれらを設置しなおす必要が生じ、自走式破砕機自体の機動性が損なわれることとなる。本発明の目的は、別途移設作業や移送用予備設備を必要とすることなく目標粒度より大きな破砕物を再破砕可能とし、かつ煩雑な配線・配管作業の必要がない自走式破砕機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記目的を達成するために、フレームと、このフレームに設けられた走行手段と、前記フレームの一方側に設けられ、被破砕物が投入されるホッパと、このホッパから投入された被破砕物を破砕する破砕装置と、この破砕装置で破砕された破砕物を運搬し前記フレームの他方側へ搬出する第1のコンベアとを有する自走式破砕機において、前記破砕装置で破砕した破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、前記目標粒度以下であるものを前記第1のコンベアへ導くとともに前記目標粒度より大きいものを前記フレームの一方側へ排出する選別手段を、少なくとも前記破砕装置と前記第1のコンベアとの間に設けたことを特徴とする自走式破砕機にある。破砕機で破砕された破砕物は、被破砕物の硬さや種類等によっては破砕の程度に差が生じるため、目標とする粒度よりも大きな粒度の破砕物が一部混在している場合がある。本発明においては、選別手段によって、それら破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、目標粒度以下であるものは第1のコンベアへ導くことにより、これらはフレームの他方側、すなわち反ホッパ側へ搬出される。一方、破砕された破砕物のうち目標粒度より大きいものについては、選別手段によってフレームの一方側、すなわちホッパ側へ排出する。このとき、通常、ホッパ側には、まだ破砕していない被破砕物をホッパへ供給するために油圧ショベルやその他作業具等が配置されていることから、これらを用いることで、別途移設作業や移送用予備設備を用いることなくそれら目標粒度より大きい破砕物を再び容易にホッパへ投入し、再破砕することができる。

0009

また、従来の自走式破砕機では、破砕機とは別体の定置式の振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを用いるため自走式破砕機自体の機動性が損なわれる場合があったが、本発明においてはそれら振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを必ずしも用いる必要がなくなるので、機動性の低下を防止することができる。

0010

好ましくは、前記選別手段により前記フレームの一方側へ排出された前記目標粒度より大きい破砕物を運搬して、さらに前記一方側方向へと搬出する第2のコンベアをさらに有することを特徴とする自走式破砕機にある。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。図2は、本発明の一実施の形態による自走式破砕機の全体構造を表す側面図であり、図1は、図2に示す本発明の一実施の形態による自走式破砕機の要部の内部構造を一部破断して示した側面図である。

0012

これら図2及び図1において、自走式破砕機1は、フレーム11(後述)の一方側(図示左側)に設けられ、例えば油圧ショベルのバケット等の作業具により被破砕物が投入されるホッパ2、側断面形状が略V字形をなし投入された被破砕物を破砕する破砕装置としてのジョークラッシャ3、ホッパ2から投入された被破砕物をジョークラッシャ3へと導くフィーダ4、ジョークラッシャ3で破砕され小さくなった破砕物をフレーム11の他方側(図示右側、すなわち反ホッパ2側)に運搬するコンベア5、このコンベア5の上方に設けられコンベア5上を運搬中の破砕物に含まれる磁性物を磁気的に吸引除去する磁選機6、ジョークラッシャ3とコンベア5との間(ジョークラッシャ3の下方でかつコンベア5の上方)に設けられた選別手段としてのふるい7、及びふるい7から導かれた破砕物をさらに上記一方側(図示左側)方向へと運搬する戻し用コンベア8を搭載した破砕機本体9と、この破砕機本体9の下方に設けられ左・右の無限軌道履帯10aを備えた走行体10とを有する。

0013

ジョークラッシャ3は、走行体10との接続部として破砕機本体9に設けられたフレーム11上に設置されており、クラッシャ用油圧モータ(図示せず)で発生した駆動力によって動歯3aを固定歯3bに対して前後に揺動させ、供給された被破砕物を破砕するようになっている。

0014

フィーダ4は、いわゆるグリズリタイプのフィーダであり、フィーダ用油圧モータ12で発生した駆動力によって複数枚鋸歯プレート(図示せず)を略水平方向に往復運動させ、これによってホッパ2に投入された被破砕物を順次ジョークラッシャ3に供給するとともに、被破砕物に付着した細かい土砂等を鋸歯状プレートの隙間から下方に落下させるようになっている。

0015

コンベア5は、コンベア用油圧モータ13によってベルト5aを駆動し、これによってジョークラッシャ3からベルト5a上に落下してきた破砕物を上記他方側(図示右側、反ホッパ2側)へ運搬するようになっている。

0016

磁選機6は、コンベア5のベルト5aの上方にこのコンベアベルトと略直交するように配置されたベルト6aを磁選機用油圧モータ14によって磁力発生手段(図示せず)まわりに駆動することにより、磁力発生手段からの磁力をベルト6a越しに作用させて磁性物をベルト6aに吸着させた後、コンベアベルト5aと略直交する方向に運搬してそのコンベアベルト5aの側方に落下させるようになっている。ふるい7は、その詳細構造の一例を図3に示すように、フレーム7aに収納された1枚の鋸歯状プレート7bから構成されており、鋸歯の先端側7b1がホッパ2側で根元側7b2が反ホッパ2側となるように、かつ先端側7b1が根元側7b2よりも低くなるように傾斜させて配置されている。これにより、その鋸歯間の間隙7cの寸法に基づき、ジョークラッシャ3で破砕した破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、目標粒度以下であるものを間隙7cから落下させてコンベア5へ導くとともに目標粒度より大きいものを戻しコンベア8へ導きホッパ2側へ排出するようになっている。なお、鋸歯状プレートは1枚でなく複数枚重ねて配置してもよい。戻しコンベア8は、戻しコンベア用油圧モータ15によってベルト8aを駆動し、これによってふるい7からベルト8a上に導入された破砕物を上記一方側(図示左側)方向へ運搬するようになっている。

0017

無限軌道履帯10aはそれぞれ、走行体10に設けられた駆動輪16とアイドラ17との間に掛け渡されており、駆動輪16側に設けられた走行用の左・右油圧モータ(図示せず)によって駆動力が与えられることにより破砕機1を走行させるようになっている。また破砕機本体9上には、操作者破砕作業中においてフィーダ4による被破砕物の供給状況やジョークラッシャ3による破砕状況を監視するための操作者室(但し屋根はない)18が設けられている。また破砕機本体9最後部のフレーム11上には、各油圧モータの駆動源となる圧油を供給する油圧ポンプ(同)やそれを駆動するエンジン(図示せず)を内蔵したパワーユニット19が設けられている。そして、前述したクラッシャ用油圧モータ、フィーダ用油圧モータ12、コンベア用油圧モータ13、磁選機用油圧モータ14、戻しコンベア用油圧モータ15、及び走行用の左・右油圧モータ等の駆動機器アクチュエータ)は、例えば破砕機本体9の下方側に設けられた操作盤(図示せず)の操作スイッチ・ボタン等の操作に応動して、上記油圧ポンプ18からの圧油を制御する制御弁装置(図示せず)からの圧油より駆動されるようになっている。

0018

なお、上記において、コンベア5は、破砕装置で破砕された破砕物を運搬し反ホッパ側へ搬出する第1のコンベアを構成し、戻しコンベア8は、選別手段によりホッパ側へ排出された目標粒度より大きい破砕物を運搬して、破砕機のさらにホッパ側へと搬出する第2のコンベアを構成する。また走行体10及び無限軌道履帯10aは、フレーム11に設けられた走行手段を構成する。

0019

次に、前述した本発明の自走式破砕機の一実施の形態の動作を説明する。破砕作業時には、被破砕物がホッパ2側の地面上に例えば山積みになっており、この被破砕物を予め用意した例えば油圧ショベルのバケットや他の作業具等によってホッパ2内へ投入する。この投入された被破砕物はフィーダ4によってホッパ2下部からジョークラッシャ3へと導かれて破砕される。このとき、ジョークラッシャ3で破砕された破砕物は、被破砕物の硬さや種類等によって破砕の程度に差が生じるため、目標とする粒度よりも大きな粒度の破砕物が一部混在している場合があるが、破砕された破砕物をジョークラッシャ3下部の空間からふるい7へと落下させ、目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別する。すなわち、破砕された破砕物のうち目標粒度以下であるものはふるい7の鋸歯間の間隙7cからコンベア5のベルト5a上へ落下し、反ホッパ2側へと運搬され、その運搬途中で磁選機6によって破砕物に混入した磁性物(例えばコンクリートの建設廃材に混入している鉄筋片等)が取り除かれ、破砕機1の後部(図1,2中右側部)から搬出される。一方、破砕された破砕物のうち目標粒度より大きいものについては、ふるい7の鋸歯間の間隙7cから落下することなく、鋸歯上を滑って先端側7b1から戻しコンベア8のベルト8a上へ落下し、さらに上記一方側(図1,2中左側)方向へと運搬され、ホッパ2側の地面上の例えば上記破砕前の被破砕物と並んだ位置に山積みにされる。このとき、前述したようにホッパ側には油圧ショベルやその他の作業具等が配置されていることから、これらを用いることで、別途移設作業や移送用予備設備を用いることなくそれら積まれた破砕物を再び容易にホッパ2へ投入し、ジョークラッシャ3で再破砕することができる。

0020

また、自走式破砕機とは別体の振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを配置する従来構造では、通常それら振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアが定置式であり破砕機の作業現場を移動する毎にクレーン等の重機でそれらを設置しなおす必要が生じるため自走式破砕機自体の機動性が損なわれることとなっていたが、本実施の形態では、それら破砕機1と別体の機器を用いることなく破砕機1に備えられたふるい7のみで選別が可能となるので、自走式破砕機の機動性の低下を防止できる。また、戻しコンベア8の長さを調整することで、目標粒度より大きな破砕物をホッパ2側地面上に積んでおくときの位置を容易に調整することができる。しかもこのとき、戻しコンベア8が破砕機1の前後方向に配置されていることから、戻しコンベア8の長さをどのように調整しても破砕機1の車幅に影響を及ぼすことはない。

0021

なお、上記本発明の一実施の形態においては、選別手段として固定式のふるい7を用いたが、これに限られず、従来構造と同様の振動スクリーンを用いてもよい。この場合、この振動スクリーンへパワーユニット19内の油圧ポンプから圧油が供給されるように油圧回路を予め接続しておけば、従来のような破砕機作業現場設置後の煩雑な配線及び配管変え作業が不要となるメリットがある。また、従来のような破砕機と別体の2次コンベア、3次コンベアは不要となるので、これによっても上記の煩雑な配線及び配管変え作業が不要となる。

0022

また、上記本発明の一実施の形態においては、コンベア5の他に戻しコンベア8を設け、目標粒度より大きい破砕物がふるい7から導かれる構造であったが、これに限られない。すなわち、戻しコンベア8を省略し、目標粒度より大きい破砕物はふるい7の先端側7b1からそのままホッパ2下方の地面上に落下させるようにしてもよい。この場合も、前述したようにホッパ側にある油圧ショベルやその他の作業具等を適宜用いることで、それら破砕物を再び容易にホッパ2へ投入し、ジョークラッシャ3で再破砕することができる。またこのとき、ふるい7がフレーム11の一方側(図1,2中左側、すなわちホッパ2側)に破砕物を排出するように傾斜しているのでなく破砕機1の側方(図1中手前側又は奥側)に破砕物を排出するように傾斜していた場合には、破砕作業開始後極めて短時間のうちに破砕機1の側方に破砕物が貯留するため、走行手段である無限軌道履帯10aに干渉し、走行に支障をきたす可能性がある。本実施の形態においては、ふるい7の先端側7b1のほうが根元側7b2よりも低くなっており目標粒度より大きな破砕物をホッパ2側へ排出するので、そのような走行への障害を防止することができる。

0023

さらに、上記本発明の一実施の形態においては、ふるい7をジョークラッシャ3の直下に配置し、破砕後の破砕物を直接ふるい7に導入したが、これに限られず、別途導入用のコンベアを破砕機1内に設け、破砕後の破砕物をこのコンベアを介してふるい7に導入してもよい。すなわち、ふるい7は、破砕物の流通経路において少なくともジョークラッシャ3とコンベア5との間にあれば足りる。

0024

また、上記では破砕装置としてジョークラッシャ3を備えた破砕機を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、他の破砕装置、例えば、平行に配置された軸にカッタを備え互いに逆回転することにより被破砕物をせん断する破砕装置(いわゆるシュレッダ)や、回転式の破砕装置(ロールクラッシャ)を備えた破砕機にも適用可能である。これらの場合も、同様の効果を得る。

発明の効果

0025

本発明によれば、選別手段によって、破砕物を目標粒度以下であるものと目標粒度より大きいものとに選別し、目標粒度より大きいものについては、ホッパ側へ排出する。通常、ホッパ側には、油圧ショベルやその他作業具等が配置されていることから、これらを用いることで、別途移設作業や移送用予備設備を用いることなくそれら目標粒度より大きい破砕物を再び容易にホッパへ投入し、再破砕することができる。また、破砕機に予め備えつけられた選別手段のみのよって選別が可能であることにより、その選別手段として例えば振動スクリーンを用いる場合であっても、駆動源との煩雑な配線及び配管変え作業は必要なくなる。また従来のような破砕機と別体の2次コンベア、3次コンベアを必ずしも用いる必要がないので、これによっても煩雑な配線及び配管変え作業は必要なくなる。さらに、従来必要であった振動スクリーン、2次コンベア、及び3次コンベアを必ずしも用いる必要がなくなるので、自走式としての機動性の低下を防止することができる。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明の一実施の形態による自走式破砕機の要部の内部構造を一部破断して示した側面図である。
図2本発明の一実施の形態による自走式破砕機の全体構造を表す側面図である。
図3本発明の一実施の形態による自走式破砕機に備えられたふるいの詳細構造を表す図である。

--

0027

1 自走式破砕機
2 ホッパ
3ジョークラッシャ(破砕装置)
5コンベア(第1のコンベア)
7 ふるい(選別手段)
8 戻しコンベア(第2のコンベア)
10走行体(走行手段)
10a無限軌道履帯(走行手段)
11 フレーム

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