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技術 情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シ—ル材ならびにその製法

出願人 住友理工株式会社
発明者 浦野勝義田中睦岡崎敏和
出願日 1999年1月26日 (21年1ヶ月経過) 出願番号 1999-017629
公開日 2000年8月4日 (19年7ヶ月経過) 公開番号 2000-215642
状態 未査定
技術分野 動的記録再生装置のキャビネット 特殊記録再生装置の構造
主要キーワード 汚染性ガス 熱可塑性硬質樹脂 アルミニウム製板 熱可塑性軟質樹脂 金属製補強板 軟質樹脂材料 硬質樹脂材料 放置処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年8月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

シール材が安価である情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその製法を提供する。

解決手段

パッキン部2とパッキン部2の芯材3とからなるディスクドライブ用シール材1であって、上記パッキン部2が軟質樹脂で構成され、上記芯材3が硬質樹脂で構成されている。

概要

背景

一般に、HDDは、図4に示すように、ディスク51やヘッド52等が筐体53の内部に収容され、シール材54を介して蓋体55により蓋されている。そして、HDDは、ディスク51の回転時の風による浮力を利用して、ヘッド52をディスク51の上からわずかに浮上させ、ディスク51の情報を読み取る。このため、ディスク51およびヘッド52のおかれる環境が汚染性ガスコンタミ等に侵されると、様々な問題を引き起こす。

例えば、汚染性ガスに侵されると、ディスク51が汚染され、ヘッド52と固着したり、ディスク51表面の摩擦係数が増大したりする。また、コンタミに侵されると、コンタミがヘッド52とディスク51の間に入りヘッドクラッシュ等が起こる。また、湿気酸性ガスに侵されると、ヘッド52およびディスク51が腐食し、それらが機能しなくなる。

そこで、HDDの組み立ては、クリーンルーム内で行われ、しかも組み立てられたHDDは、その内部の防塵性防水性等を維持するため、筐体53と蓋体55との間にシール材54を設けている。このシール材54は、主につぎのA〜Cタイプの3種類のものがある。Aタイプのものは、図5に示すように、枠状のゴムシート61またはスポンジの片面に両面テープ62を貼着したシール材54aであり、このシール材54a全体がパッキン部63となっている。Bタイプのものは、図6(a)に示すように、枠状の金属製補強板ゴム加硫して一体化したシール材54bであり、ゴムがパッキン部63となり、補強板がその芯材64となっている。Cタイプのものは、図7(a)に示すように、板状の金属製蓋体55に加硫され一体化されたゴムであり、ゴムがパッキン部63であるとともにシール材54cであり、蓋体55がその芯材64となっている。

そして、上記A〜Cタイプのいずれのものも、ゴムまたはスポンジを用いるため、加硫剤が必要となる。そして、ゴムまたはスポンジがこのままであると、それらから長期にわたり汚染性ガスが発生するため、これを防止するために、ゴムまたはスポンジに2次加硫または高温放置処理を施す。

概要

シール材が安価である情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその製法を提供する。

パッキン部2とパッキン部2の芯材3とからなるディスクドライブ用シール材1であって、上記パッキン部2が軟質樹脂で構成され、上記芯材3が硬質樹脂で構成されている。

目的

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、シール材が安価である情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその製法の提供をその目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

開口を有する筐体と、上記開口を蓋する蓋体と、上記筐体と蓋体の間に位置決めされ、筐体の開口縁部に対応するパッキン部とパッキン部の芯材とからなるシール材と、上記筐体内に収容される情報記録再生装置本体とを備えた情報記録再生装置であって、上記シール材のパッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されていることを特徴とする情報記録再生装置。

請求項2

軟質樹脂がオレフィン構造単位を有する熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項1記載の情報記録再生装置。

請求項3

熱可塑性エラストマーがスチレンエチレンプロピレンスチレン共重合体またはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項2記載の情報記録再生装置。

請求項4

パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されていることを特徴とするディスクドライブ用シール材。

請求項5

軟質樹脂がオレフィン系構造単位を有する熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項4記載のディスクドライブ用シール材。

請求項6

熱可塑性エラストマーがスチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体またはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項5記載のディスクドライブ用シール材。

請求項7

熱可塑性硬質樹脂材料とこの熱可塑性硬質樹脂材料製の硬質樹脂より高い融点の軟質樹脂を形成する熱可塑性軟質樹脂材料とを準備し、上記熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に上記熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一体形成することを特徴とするディスクドライブ用シール材の製法

請求項8

軟質樹脂がオレフィン系構造単位を有する熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項7記載のディスクドライブ用シール材の製法。

請求項9

熱可塑性エラストマーがスチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体またはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項8記載のディスクドライブ用シール材の製法。

技術分野

0001

本発明は、ハードディスクドライブ(HDD)等の情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブシール材ならびにその製法に関するものである。

背景技術

0002

一般に、HDDは、図4に示すように、ディスク51やヘッド52等が筐体53の内部に収容され、シール材54を介して蓋体55により蓋されている。そして、HDDは、ディスク51の回転時の風による浮力を利用して、ヘッド52をディスク51の上からわずかに浮上させ、ディスク51の情報を読み取る。このため、ディスク51およびヘッド52のおかれる環境が汚染性ガスコンタミ等に侵されると、様々な問題を引き起こす。

0003

例えば、汚染性ガスに侵されると、ディスク51が汚染され、ヘッド52と固着したり、ディスク51表面の摩擦係数が増大したりする。また、コンタミに侵されると、コンタミがヘッド52とディスク51の間に入りヘッドクラッシュ等が起こる。また、湿気酸性ガスに侵されると、ヘッド52およびディスク51が腐食し、それらが機能しなくなる。

0004

そこで、HDDの組み立ては、クリーンルーム内で行われ、しかも組み立てられたHDDは、その内部の防塵性防水性等を維持するため、筐体53と蓋体55との間にシール材54を設けている。このシール材54は、主につぎのA〜Cタイプの3種類のものがある。Aタイプのものは、図5に示すように、枠状のゴムシート61またはスポンジの片面に両面テープ62を貼着したシール材54aであり、このシール材54a全体がパッキン部63となっている。Bタイプのものは、図6(a)に示すように、枠状の金属製補強板ゴム加硫して一体化したシール材54bであり、ゴムがパッキン部63となり、補強板がその芯材64となっている。Cタイプのものは、図7(a)に示すように、板状の金属製蓋体55に加硫され一体化されたゴムであり、ゴムがパッキン部63であるとともにシール材54cであり、蓋体55がその芯材64となっている。

0005

そして、上記A〜Cタイプのいずれのものも、ゴムまたはスポンジを用いるため、加硫剤が必要となる。そして、ゴムまたはスポンジがこのままであると、それらから長期にわたり汚染性ガスが発生するため、これを防止するために、ゴムまたはスポンジに2次加硫または高温放置処理を施す。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記2次加硫や高温放置処理は長い時間を要するため、加工コストが高くなる。また、上記シール材54の製造では、シール材54を一体化したのち上記2次加硫や高温放置処理を要し、工程数が多くなるため、人手が必要となる。これらの結果、シール材54の製造コストが高くなり、シール材54やHDDの価格が高くなる。

0007

さらに、上記B,Cタイプのように補強板や蓋体55が金属板(SUS製板アルミニウム製板真鍮製板等)であると、ゴムと一体化する際に、加硫接着を行うためには接着剤が必要となり,両面テープ等により接着を行うためには粘着剤が必要となり、物理的な一体化を行うためには多数の孔65をあけることが必要となる(図6(b)および図7(b)参照)。しかしながら、上記接着剤および粘着剤は、汚染性ガスやコンタミを多く発生させるという問題があり、また、多数の孔65をあける作業は、加工コストが高くなるという問題がある。そして、物理的な一体化は、孔65があけられた部分のみで行われているため、補強板や蓋体55とゴムとの密着力が全体として弱く、シール性信頼欠けるという問題もある。さらに、補強板や蓋体55に金属板を用いると、その金属板に付着している油等を取り除くために金属板を洗浄する必要がある。このように、加工コストが高くなったり金属板の洗浄が必要となったりすると、シール材54の製造コストが高くなり、シール材54やHDDの価格が高くなる。

0008

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、シール材が安価である情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその製法の提供をその目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記の目的を達成するため、本発明は、開口を有する筐体と、上記開口を蓋する蓋体と、上記筐体と蓋体の間に位置決めされ、筐体の開口縁部に対応するパッキン部とパッキン部の芯材とからなるシール材と、上記筐体内に収容される情報記録再生装置本体とを備えた情報記録再生装置であって、上記シール材のパッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されている情報記録再生装置を第1の要旨とし、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されているディスクドライブ用シール材を第2の要旨とし、熱可塑性硬質樹脂材料とこの熱可塑性硬質樹脂材料製の硬質樹脂より高い融点の軟質樹脂を形成する熱可塑性軟質樹脂材料とを準備し、上記熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に上記熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一体形成するディスクドライブ用シール材の製法を第3の要旨とする。

0010

すなわち、本発明の情報記録再生装置は、シール材がパッキン部とパッキン部の芯材とからなり、パッキン部が軟質樹脂で構成され、芯材が硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。このようにシール材の製造コストが安くなるため、情報記録再生装置の価格が安価となる。

0011

また、本発明のディスクドライブ用シール材は、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。このようにシール材の製造コストが安くなるため、シール材の価格が安価となる。

0012

また、本発明のディスクドライブ用シール材の製法は、熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一体形成する。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。

0013

つぎに、本発明を詳しく説明する。

0014

本発明におけるシール材(ディスクドライブ用シール材)は、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されている。

0015

上記軟質樹脂の材料としては、オレフィン構造単位を有する熱可塑性エラストマーが好ましく、スチレンエチレンプロピレンスチレン共重合体SEPS)やスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等があげられる。特に、SEPSは、発ガス性が小さいという点および熱可塑性エラストマーの中でも純粋な材料であるという点で有効である。また、上記硬質樹脂としては、オレフィン系構造単位を有する熱可塑性樹脂が好ましく、エチレンやポリプロピレン(PP)等があげられる。特に、PPは、熱可塑性樹脂の中でも純粋な材料であるという点で有効である。

0016

なお、上記発明において、樹脂の「軟質」および「硬質」とは、互いの相対的な硬さを意味しているのではなく、「軟質」とは、パッキン部がその機能(防塵性等)を発揮する程度に軟らかいことを意味し、「硬質」とは、上記パッキン部が所要の形状を保持する程度に硬いことを意味する。

発明を実施するための最良の形態

0017

つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。

0018

図1および図2は、本発明のHDD(情報記録再生装置)に用いられるシール材(ディスクドライブ用シール材)1の一実施の形態を示している。この実施の形態では、シール材1は、図6(a)に示す従来技術のシール材54bに代わる枠状のものであり、パッキン部2はゴムに代えて軟質樹脂で構成され、芯材3は金属製補強板に代えて硬質樹脂で構成されている。また、上記HDDは、図4に示す従来技術のHDDのシール材54を本発明のシール材1に代えたものであり、その他の構成は、従来のHDDと同様である。

0019

そして、上記軟質樹脂と硬質樹脂とで構成されるシール材1をつぎのようにして製造する。すなわち、まず、軟質樹脂材料であるSEPS(熱可塑性軟質樹脂材料)および硬質樹脂材料であるポリプロピレン(熱可塑性硬質樹脂材料)を準備する。ついで、上記ポリプロピレンを用い成形により硬質樹脂製の芯材3を形成する。つぎに、この芯材3の硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で、パッキン部2形成予定部に、上記SEPSを用い、軟質樹脂製のパッキン部2を一体形成する。このようにして、上記シール材1を製造する。

0020

製造されたシール材1は、軟質樹脂製のパッキン部2と硬質樹脂製の芯材3とがしっかりと密着している。これは、軟質樹脂材料であるSEPSと硬質樹脂材料であるポリプロピレンとがともにオレフィン系構造単位を有しているためであると考えられる。また、上記パッキン部2と芯材3との密着は、成形により得られるものであり、従来技術とは異なり、接着剤や粘着剤や多数の孔加工が不要となる。このため、汚染性ガスやコンタミの発生が少なく、また、加工コストが安くなる。加工コストが安くなると、シール材1の製造コストも安くなる。

0021

さらに、パッキン部2が従来技術のゴムに代えて軟質樹脂で構成されているため、パッキン部2から発生する汚染性ガスが少なく、長い時間を要する2次加硫や高温放置処理が不要となる。このため、シール材1の製造時間が短縮され、シール材1の製造コストが安くなる。また、パッキン部2をゴムに代えて軟質樹脂にすることにより、ばりが少なくなる。さらに、芯材3が金属製補強板に代えて硬質樹脂で構成されているため、油等を取り除くための洗浄が不要となる。このため、シール材1の製造コストが安くなる。

0022

また、上記軟質樹脂と硬質樹脂とで構成されるシール材1の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。このため、シール材1の製造コストが安くなる。

0023

このように、上記シール材1の製法によれば、シール材1の製造コストを安くすることができる。その結果、シール材1およびこのシール材1を用いたHDDが安価になる。

0024

つぎに、パッキン部と芯材の材料の組み合わせを様々変えた場合のパッキン部と芯材との密着性について説明する。

0025

そこで、パッキン部と芯材の材料の組み合わせを様々変えてシール材を製造した。そして、パッキン部と芯材との密着性について評価し、芯材からパッキン部を剥がそうとするとパッキン部が破壊するものを◎、パッキン部が破壊せずに剥がれるものを○、両者は密着しているが剥がそうとすると容易に剥がれるものを△、両者が全く密着していないものを×として表記した。その結果を下記の表1に示した。

0026

0027

上記表1において、ゴム(EPDM)とSUSとの組み合わせのものは、従来のものであり、物理的な一体化を行うためにSUS製の芯材に多数の孔65(図6(b)および図7(b)参照)があけられている。また、ゴム(EPDM)とポリプロピレン(PP)との組み合わせのものは、PPの耐熱性がないために、EPDMの加硫温度に耐えることができず実施不可能だった。

0028

上記表1より、パッキン部に熱可塑性エラストマーのSEPSまたはSEBSを用い、芯材に熱可塑性樹脂のPPを用いた組み合わせのものは、パッキン部と芯材との密着性がよいことがわかる。

0029

また、パッキン部にSEPS,SEBSまたはTPUを用い、芯材にSUSまたはLCPを用いた組み合わせのものは、密着性が悪いことがわかる。このため、芯材(SUSまたはLCP製芯材)には、物理的な一体化を行うための多数の孔を必要とする。

0030

なお、上記実施の形態では、図3に示すように、芯材3に孔4があけられてもよい。このようにすることにより、パッキン部2と芯材3との物理的な一体化が行われ、パッキン部2と芯材3との密着性が増す。

発明の効果

0031

以上のように、本発明の情報記録再生装置によれば、シール材がパッキン部とパッキン部の芯材とからなり、パッキン部が軟質樹脂で構成され、芯材が硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な長い時間を要する2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。このようにシール材の製造コストが安くなるため、情報記録再生装置の価格が安価となる。

0032

また、本発明のディスクドライブ用シール材によれば、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な長い時間を要する2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。このようにシール材の製造コストが安くなるため、シール材の価格が安価となる。

0033

また、本発明のディスクドライブ用シール材の製法によれば、熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一体形成する。このため、パッキン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために必要な長い時間を要する2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、無人化することができる。したがって、シール材の製造コストが安くなる。

図面の簡単な説明

0034

図1本発明のディスクドライブ用シール材の一実施の形態を示す平面図である。
図2上記ディスクドライブ用シール材を示す部分断面図である。
図3上記ディスクドライブ用シール材の変形例を示す部分断面図である。
図4一般的なHDDを示す説明図である。
図5従来のシール材を示すR部分の部分断面図である。
図6(a),(b)は、従来のシール材を示すR部分の部分断面図である。
図7(a),(b)は、従来のシール材を示す部分断面図である。

--

0035

1シール材
2パッキン部
3 芯材

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