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技術 マット洗浄機

出願人 株式会社ダスキン
発明者 芝原孝憲服部常司西山公惟
出願日 1999年1月14日 (21年11ヶ月経過) 出願番号 1999-007440
公開日 2000年8月2日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-212870
状態 拒絶査定
技術分野 繊維材料の処理
主要キーワード 横ロッド 金属製網状体 ケーシング周囲 係合鉤 スクリーン網 スパイラル線 圧力液 繊維製網
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年8月2日)のものです。
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図面 (13)

課題

マットつなぎ合わせることなく、個々ばらばらに供給しても、連続的に洗浄することができ、また、洗浄後の砂などを速やかに排出できるマット洗浄機を提供することを目的としている。

解決手段

ケーシング5の外周面に沿ってマットMを搬送している間に、ランナー3の回転により発生する圧力波によって洗浄する洗浄機である。マットMを網等の表、裏面側搬送体10,11により挟んでケーシング5の外周面に沿って搬送すると共に、搬送中、マット表面ケーシング外周面側に露出させている。ケーシング周囲周回路は逆Ω形とし、周回路の終端付近に向けて、循環液を循環液放出部38から液タンク1内へ放出し、ランナー3の回転による生じる螺旋状の旋回流により、砂などをケーシング外に排出する。

概要

背景

この種洗浄機の従来技術としては、たとえば実公昭52−21826号公報に記載された洗浄機があり、図12に示すように表面が周期的な凹凸形状となっているランナー51と、該ランナー51の外周を囲む多孔性円筒形ケーシング52と、さらにその外周を囲む網状円筒形のバスケットロータ53とを、液タンク54内に配置し、バスケットロータ53の上方に入口側と出口側ローラ57,58とを配置している。

上記のように液の圧力波を利用した従来の洗浄機は、主としてロール状の長尺織物や、多量の手拭等をつなぎ合わせて長尺ロール状としたものを洗浄対象物としており、入口側のローラ57を介してバスケットロータ53の外周面送りこみ、バスケットロータ53の回転により出口側のローラ58までバスケットロータ外周面を搬送し、搬送中にランナー51による圧力波によって洗浄するようになっている。

高速回転するランナー51の表面では、凸部によりケーシング52との間で液を圧縮し、この圧縮液はケーシング52の小孔より圧力液として外方に吐出され、洗浄物布目あるいは編目を通過しつつ洗浄物を外方へと押し上げ、続いて凹部により内方へ吸引し、布目等を再び通過させる。このような圧縮と吸引の周期的な繰り返しにより、洗浄物の表面及び内部を洗浄している。

概要

マットをつなぎ合わせることなく、個々ばらばらに供給しても、連続的に洗浄することができ、また、洗浄後の砂などを速やかに排出できるマット洗浄機を提供することを目的としている。

ケーシング5の外周面に沿ってマットMを搬送している間に、ランナー3の回転により発生する圧力波によって洗浄する洗浄機である。マットMを網等の表、裏面側搬送体10,11により挟んでケーシング5の外周面に沿って搬送すると共に、搬送中、マット表面ケーシング外周面側に露出させている。ケーシング周囲周回路は逆Ω形とし、周回路の終端付近に向けて、循環液を循環液放出部38から液タンク1内へ放出し、ランナー3の回転による生じる螺旋状の旋回流により、砂などをケーシング外に排出する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

液タンク内多孔性円筒形ケーシングを固定し、該ケーシング内にはこれと同心に円筒形ランナーを回転自在に配置し、上記ランナーの外周面形状周方向周期的に変化する凹凸形状とし、ケーシングの外周面に沿ってマットを搬送している間に、ランナーの回転により繰り返し発生する圧力波によってマットを洗浄するマット洗浄機において、マットを表裏から挟む表面側搬送体と裏面側搬送体とを、表面側搬送体がケーシング側にくるようにケーシング外周面に沿って移動自在に配置し、表面側搬送体は、搬送中にマット表面がケーシング外周面に摺接するように、マット表面をケーシング側に露出させた状態に保持していることを特徴とするマット洗浄機。

請求項2

請求項1記載のマット洗浄機において、ケーシング周りのマット搬送経路を逆Ω形とし、ケーシングの上方に循環液放出部を配置し、液タンクからの循環液を上方から固定ケーシングに向けて放出するようにしていることを特徴とするマット洗浄機。

請求項3

液タンク内に多孔性円筒形のケーシングを固定し、該ケーシング内にはこれと同心に円筒形ランナーを回転自在に配置し、上記ランナーの外周面形状を周方向に周期的に変化する凹凸形状とし、ケーシングの外周面に沿ってマットを搬送している間に、ランナーの回転により繰り返し発生する圧力波によってマットを洗浄するマット洗浄機において、ケーシング外にはこれと同心に網状円筒形のバスケットロータを回転自在に配置し、マットを表裏から挟む表面側搬送体と裏面側搬送体を、表面側搬送体がバスケットロータ側にくるようにバスケットロータ外周面に沿って配置し、ケーシング周りのマット搬送経路を逆Ω形とし、バスケットロータの上方に循環液放出部を配置し、液タンクからの循環液を上方からバスケットロータに向けて放出するようにしていることを特徴とするマット洗浄機。

請求項4

表面側搬送体として網状体を用いていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のマット洗浄機。

技術分野

0001

本願発明は、表面が凹凸形状の円筒形ランナーを回転させることにより、ランナー表面に液の圧力波を発生させ、該圧力波によりマット洗浄水洗あるいは染色等の各種処理をするマット洗浄機に関する。

背景技術

0002

この種洗浄機の従来技術としては、たとえば実公昭52−21826号公報に記載された洗浄機があり、図12に示すように表面が周期的な凹凸形状となっているランナー51と、該ランナー51の外周を囲む多孔性円筒形ケーシング52と、さらにその外周を囲む網状円筒形のバスケットロータ53とを、液タンク54内に配置し、バスケットロータ53の上方に入口側と出口側ローラ57,58とを配置している。

0003

上記のように液の圧力波を利用した従来の洗浄機は、主としてロール状の長尺織物や、多量の手拭等をつなぎ合わせて長尺ロール状としたものを洗浄対象物としており、入口側のローラ57を介してバスケットロータ53の外周面送りこみ、バスケットロータ53の回転により出口側のローラ58までバスケットロータ外周面を搬送し、搬送中にランナー51による圧力波によって洗浄するようになっている。

0004

高速回転するランナー51の表面では、凸部によりケーシング52との間で液を圧縮し、この圧縮液はケーシング52の小孔より圧力液として外方に吐出され、洗浄物布目あるいは編目を通過しつつ洗浄物を外方へと押し上げ、続いて凹部により内方へ吸引し、布目等を再び通過させる。このような圧縮と吸引の周期的な繰り返しにより、洗浄物の表面及び内部を洗浄している。

発明が解決しようとする課題

0005

上記洗浄機で多量の手拭、布巾などを連続洗浄する場合には、洗浄物の端部同士を糸などでつなぎ合わせて長尺ロ−ル状としてから洗浄機に供給しなければならず、上記つなぎ合わせる作業及び洗浄後に切り離す作業に手間がかかり、作業コストも高くつく。

0006

ところで洗浄対象物がマットの場合には、切断加工前の長尺原反段階で上記洗浄機を利用して洗浄することは可能であるが、ピース状製品、たとえば玄関マット等、裏にゴム層を有するダストコントロールマット等に製品化された後は、マット同士を連続的につなぎ合わせることが非常に困難であることと、たとえつなぎ合わせることができたとしても、マット自体に縫い跡が残り、商品価値が下がるのは勿論のこと、小さいピースを頻繁につなぎ合わせる作業が必要となり、きわめて作業能率が悪く、連続して多量のマットを洗浄することが極めて困難であり、不経済であった。

0007

本願発明の目的は、連続してつなぎ合わせることが困難なマットでも、個々ばらばらに供給することにより、能率よく連続して洗浄することができると共に、洗浄効果の大きいマット洗浄機を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本願請求項1記載の発明は、液タンク内に多孔性円筒形のケーシングを固定し、該ケーシング内にはこれと同心に円筒形ランナーを回転自在に配置し、上記ランナーの外周面形状周方向に周期的に変化する凹凸形状とし、ケーシングの外周面に沿ってマットを搬送している間に、ランナーの回転により繰り返し発生する圧力波によってマットを洗浄するマット洗浄機において、マットを表裏から挟む表面側搬送体と裏面側搬送体とを、表面側搬送体がケーシング側にくるようにケーシング外周面に沿って移動自在に配置し、表面側搬送体は、搬送中にマット表面がケーシング外周面に摺接するように、マット表面をケーシング側に露出させた状態に保持していることを特徴としている。

0009

請求項2記載の発明は、請求項1記載のマット洗浄機において、ケーシング周りのマット搬送経路を逆Ω形とし、ケーシングの上方に循環液放出部を配置し、液タンクからの循環液を上方から固定ケーシングに放出するようにしていることを特徴としている。

0010

請求項3記載の発明は、液タンク内に多孔性円筒形のケーシングを固定し、該ケーシング内にはこれと同心に円筒形ランナーを回転自在に配置し、上記ランナーの外周面形状を周方向に周期的に変化する凹凸形状とし、ケーシングの外周面に沿ってマットを搬送している間に、ランナーの回転により繰り返し発生する圧力波によってマットを洗浄するマット洗浄機において、ケーシング外にはこれと同心に網状円筒形のバスケットロータを回転自在に配置し、マットを表裏から挟む表面側搬送体と裏面側搬送体を、表面側搬送体がバスケットロータ側にくるようにバスケットロータ外周面に沿って配置し、ケーシング周りのマット搬送経路を逆Ω形とし、バスケットロータの上方に循環液放出部を配置し、液タンクからの循環液を上方からバスケットロータに放出するようにしていることを特徴としている。

0011

請求項4記載の発明は、請求項1,2又は2記載のマット洗浄機において、少なくとも表面側搬送体として網状体を用いていることを特徴としている。

0012

図1は本願請求項1記載の発明を適用したマット洗浄機の縦断面略図であり、上端開口状の液タンク1内には、洗浄液あるいは水等の各種処理液注入されると共に、水平な回転軸2が回転自在に支持され、該回転軸2には円筒形のランナー3が固着され、回転軸心回りに回転するようになっており、ランナー3の外周側には径方向に隙間を置いて円筒形のケーシング5が同一軸心に配置され、該ケーシング5はタンク1に回転不能に固定されている。

0013

ランナー3の表面には、回転により圧力波を繰り返し発生させることができるように、軸方向全幅に亘る幅を有する多数の凹凸が周方向に周期的に並設されている。たとえば部分円弧形の多数の凸部3aと該凸部3a間で形成される凹部3bが、周方向に規則正しく並設されている。ケーシング5はたとえばステンレス鋼でできており、ケーシング5の表面全体には図7に示すように多数の小孔8が形成されている。前記回転軸2は軸受等を介して液タンク1に回転自在に支持され、ベルト駆動装置を介してモータ9に連動連結している。

0014

図1戻り、説明を容易にするために、回転軸2の軸心方向を左右方向とし、マットの出口側を前方とし、入口側を後方仮定して以下説明する。洗浄機には、マットMを表裏から挟んでケーシング5の外周面に沿って搬送する搬送機構として、マット表面を保持する表面側搬送体10と、マット裏面を保持する裏面側搬送体11を備えている。表面側搬送体10は、マットMの洗浄対象面となる表面に当接し、ケーシング5の外周面に接触してケーシング外周面を周回する。裏面側搬送体11は、マットMの非洗浄対象面となる裏面を保持し、上記表面側搬送体10の外側をこれと同一速度で周回する。

0015

両搬送体10,11は網状体となっており、マットを挟持した状態でも、マットの表面及び裏面の殆どは露出するようになっている。表、裏面側搬送体10,11を構成する網状体としては、SUSメッシュ等の金属製網状体合成繊維あるいはグラスファイバー等の繊維製網状体等が用いられるが、図4及び図5にそれらの一具体化例を示す。

0016

図4はマットのパイル側表面を保持する表面側搬送体10の一例であり、SUS製の細い線材49を網状につなぎ合わせていったものであり、網目面積の大きな長方形状になっており、左右両端には搬送用スプロケットギヤが噛み合う係合鉤部10aが形成されている。具体的な寸法として、線径が1.0〜3.0mm、網目の縦ピッチP1が13〜15mm、横ピッチP2が60〜80mmものを使用している。

0017

図5はマットのゴム層側裏面を保持する裏面搬送体11の一例であり、SUS製スパイラル線材80と、直線状のSUS製横ロッド81から構成され、網目は三角形状になっており、ロッド81の両端にはチェーン82が取り付けられている。具体的な寸法として、スパイラル線径が2.0〜3.0mm、ロッド線径が2.0〜3.0mm、スパイラルピッチP3が20〜30mm、ロッドピッチが20〜30mmものを使用している。

0018

裏面側搬送体11の支持及び駆動機構として、図1に示すように入口側の第1,第2,第3の搬入スプロケットギヤ21,22,23と、出口側の第1,第2,第3の搬出スプロケットギヤ24,25,26と、タンク下端の前後に配置されたリターンスプロケットギヤ27,28と、タンク1の前後に配置されたテンション中間スプロケットギヤ29,30と、出口側の第3の搬出スプロケットギヤ26に連動連結する駆動モータ31を備えている。各スプロケットギヤ、たたとえば第2の搬入スプロケットギヤ22を例に採ると、図7に示すように軸ローラ85の左右両端にスプロケットギヤ22が固着されており、裏面搬送体11の両端チェーン82が係合する。

0019

図1に示すように、第1の搬入スプロケットギヤ21はケーシング5の後端部の上方に位置し、第2の搬入スプロケットギヤ22は、タンク後壁上端付近に位置し、第3の搬入スプロケットギヤ23は第2の搬入スプロケットギヤ22と略同じ高さで後方に位置している。第1の搬出スプロケットギヤ24は、回転軸心と概ね同一の前後方向位置で、ケーシング5の上端の真上に位置し、第2の搬出スプロケットギヤ25はタンク前壁の上端付近に位置し、第3の搬出スプロケットギヤ26は第2の搬出スプロケットギヤ26と同一高さで前方に位置している。

0020

裏面側搬送体11は、入口側の第3の搬入スプロケットギヤ23から略水平に前方へと延びて第2の搬入スプロケットギヤ22に掛合し、該第2の搬入スプロケットギヤ22から前下方に延びて第1の搬入スプロケットギヤ21に掛合し、第1の搬入スプロケットギヤ21から略垂直下方へと延びてケーシング後端の周回路始端部S1でケーシング5に掛合し、ケーシング下半部及び前部の外周面を周回して、前上端部の周回路終端部S2に至り、そこでケーシング5から離れ、かつ、オーバーハングするように後上方へと延びて第1の搬出スプロケットギヤ24に掛合し、前方へと方向変換して第2の搬出スプロケットギヤ25を経て第3の搬出スプロケットギヤ25に至っている。

0021

すなわち、入口側の第3の搬入スプロケットギヤ23から第2,第1の搬入スプロケットギヤ22,21を経て、ケーシング外周面(周回路)を周回し、出口側の第1,第2及び第3の搬出スプロケットギヤ24,25,26に至る逆Ω形の搬送経路を構成しており、これに加えリターン経路として、出口側の第3の搬出スプロケットギヤ26から中間スプロケットギヤ29、リターンスプロケットギヤ27,28及び中間スプロケットギヤ30を経て入口側の第3の搬入スプロケットギヤ23に戻る経路を構成している。

0022

表面側搬送体10の支持及び駆動機構として、上記第1の搬入及び搬出スプロケットギヤ21,24を共有すると共に、前記第2の搬入及び搬出スプロケットギヤ22,25の上方にそれぞれ第4の搬入及び搬出スプロケットギヤ33,34を備え、第4の搬出スプロケットギヤ34に駆動モータ35を連動連結している。また、ケーシング5の軸方向の両端部には、図7に示すようにガイドレール88が形成されており、図4の表面側搬送体10の部10aが摺接するようになっている。

0023

表面側搬送体10は、入口側の第4の搬入スプロケットギヤ33から前下方に延びて第1の搬入スプロケットギヤ21に掛合し、裏面側搬送体11と重なり合ってケーシング後端の周回路始端部S1でケーシング5に直接掛合し、裏面側搬送体11と共にケーシング下半部及び前部の外周面を周回して、前上端部の周回路終端部S2に至り、裏面側搬送体11と共にケーシング5から離れ、かつ、オーバーハングするように後上方へと延びて第1の搬出スプロケットギヤ24に掛合し、前上方へと方向変換すると共に裏面側搬送体11からも離れて第4の搬出スプロケットギヤ34に掛合し、さらに後方へと戻って第4の搬入スプロケットギヤ33に掛合している。

0024

液タンク1には、ストレーナ41及びスクリーン49を介して液圧循環ポンプ40が接続しており、スクリーン49は、箱型ケース59内に傾斜状のスクリーン網60を設けたものである。液圧循環ポンプ40の吐出側には液送管39を介して循環液放出部38が接続しており、該循環液放出部38は、上記第1の搬入スプロケットギヤ21と第1の搬出スプロケットギヤ24の間の上方位置であって、左右幅の中央に配置され、前記周回路の終端部S2付近に向き、循環液(処理液)を放出するようになっている。

0025

上記洗浄機で洗浄処理する洗浄物としては、各種マットが対象となるが、主として、図3に示すように基布45にタフテッド加工等により繊維製のパイル46を多数植設し、これらパイルをラテックスで固定し、さらに裏面にバッキングとしてゴム層47を形成したマットを対象としている。

0026

運転状態を説明すると、図1において、液タンク1にはオーバーフローする程度に洗浄処理液が収容されており、ランナー3は矢印F1方向に高速(たとえば300〜800rpm)で回転している。両搬送体10,11は各駆動モータ31,35により、それぞれ矢印で示す方向に同一速度で各スプロケットギヤ間を移動する。また、循環液放出部38からは、タンク1内から吸い上げられた液が、ケーシング上端の左右幅中央部に向けて放出される。

0027

上記運転状態において、未洗浄のマットMをパイル46が上向きになる姿勢で裏面側搬送体11の入口側(第3の搬入スプロケットギヤ23側)に載せる。そうすると裏面側搬送体11により第2の搬入スプロケットギヤ22部分を通って第1の搬入スプロケットギヤ21部分へと搬送され、第1の搬入スプロケットギヤ21部分で上方からの表面側搬送体10と裏面側搬送体11との間で挟持され、該挟持状態で下方のケーシング5の周回始端部S1へと搬送される。

0028

マットMは表裏の搬送体10,11によって挟持されると共に、パイル部分が表面側搬送体10から突出した状態となっており、パイル部分がケーシング外周面と接触しながらケーシング外周面を矢印F1方向に周回し、該周回途中において、パイル部分がケーシング外周面に擦れると共に、ランナー3の高速回転で生じる繰り返しの圧力波によってパイル側表面が洗浄される。

0029

すなわち、図2において、ランナー3とケーシング5との間で、ランナー外周面の凸部3aにより処理液を圧縮し、圧縮された処理液はケーシング5の小孔8より吐出されて外方への圧力液となり、パイル46を外方へと押しつぶすと共に、基布45およびそれを通過してゴム層45に衝突し、跳ね返る。続いてランナー外周面の凹部3bにより内方へと液を吸引することにより、パイルを内方へと引っ張り戻す。このように圧力波を繰り返しゴム層47に衝突させることにより、パイル46をランダム激しく振動させ、かつ、繰り返し伸縮させるので、パイル間に溜まっているダストおよび砂は除去され、かつ、パイル同士が激しく接触することにより汚れも落とされる。さらに、液の吐出と吸引により、ゴムマット自体もケーシング5から外方へと押し出され、かつ、内方へと吸引されてケーシング5に擦れるので、ダスト及び砂を一層効率良く除去できる。

0030

パイル間から除去された砂は、大半はケーシング5の外周面を前上方へと搬送され、周回路終端部S2付近で一旦滞留する。ところが、図6のように循環液放出部38により左右幅の中央部に絶えず循環液が供給されているので、該循環液はランナー3の回転によって矢印Pで示すように左右に螺旋状に広がる旋回流となっており、該旋回流に乗って上記砂等は螺旋状に左右へと移送され、ケーシング5の左右両端へと排出される。この排出作用は、循環液の放出量を多くすることにより、効果的に発揮することができる。

0031

また、一部の砂はケーシング5の小孔8を通ってケーシング底部あるいはバスケットロータ底部に滞留するが、ランナー3の圧力波によるケーシング5の振動等により、左右両端から徐々に排出される。

0032

マットMは個々ばらばらの状態で次々に入口側から供給され、しかも、出口側でも個々ばらばらの状態で搬出される。

0033

図8はケーシング周りの搬送経路を正立Ω型に構成した例であり、この場合、ゴムマットMはパイル面を下側にして供給される。図1の構造と比較して、第1の搬入スプロケットギヤ21と第1の搬出スプロケットギヤ24は、それぞれケーシング5の後下端部近傍と前下端部近傍に配置されており、表面側搬送体10と裏面側搬送体11とは、前記図1とは入れ替わっている。すなわち、第1,第2及び第3の搬入スプロケットギヤ21,22,23と第1、第2及び第3の搬出スプロケットギヤ24,25,26と、下側のリターンロータ27,28と、中間スプロケットギヤ29,30には、ケーシング外周面に直接接触する表面側搬送体10が掛け渡され、一方、第1,第4の搬入スプロケットギヤ21,33と第1,第4の搬出スプロケットギヤ24,34には裏面側搬送体11が掛け渡されている。

0034

第1の搬入及び搬出スプロケットギヤ21,24では前記図1の場合と逆回りに両搬送体10,11が掛合しており、したがってケーシング外周面では、後下端部からケーシング上半部を周回して前下端部に至っている。ランナー3は矢印F2方向に回転するようになっている。なお、循環ポンプも装備されているが、図示していない。

0035

作用としては前記実施の形態と同様であるが、ケーシング5の下端部が開放し、周回路となっていないので、パイル間から除去された砂は周回路終端部S2付近から速やかに下方へと排出され、前記図1のように循環液放出部38から放出される循環液の旋回流の助けを借りなくとも、ケーシング5の下方から砂を排出することができる。

0036

図9は、予洗浄から水洗までを行うクリリング設備に、本願請求項1記載の発明を適用した例を示しており、搬送始端側(後端側)から順に、前記図1の洗浄機と同様な構造の3つの洗浄機、正確には予洗浄機61、本洗浄機62及び水洗機63を配置してある。

0037

裏面側搬送体11は各機61,62,63共通のものが利用されており、予洗浄機61、本洗浄機62及び水洗機63へと順に移動するように配置されている。一方、各表面側搬送体10は各機61,62,63毎に独立して設けられている。なお、図1と同じ部品には同じ符号を付している。

0038

水洗機63の液タンク1には、新水を補充する配水管66が配置されている。本洗浄機62には、循環液放出部38と共に、水洗機63の循環液ポンプ40から分岐した分岐管68の吐出口69と、薬注タンク70に接続された洗剤液供給管71の吐出口が並設されており、本洗浄機62の液タンク1に洗剤及びきれいな水を補充して、液タンク内の洗剤液を所定の濃度に保つようになっている。

0039

また、本洗浄機62の液タンク1からオーバーフローする液は、予洗浄機61の液タンク1へと供給され、予洗浄機61の液タンク1からオーバーフローする液は、排出されるようになっている。73は配水管66及び分岐管68に設けられた流量計である。また、予洗浄機61と本洗浄機62の各液タンク1,1には、蒸気加熱機90が配置され、液タンク内の液をたとえば60°程度に加熱し、洗浄能力を向上させている。

0040

クリーニング設備によると、予洗浄機61において、大部分のや砂等の汚れを落とすように予洗浄し、次に本洗浄機62において、洗剤液により洗浄し、最後に水洗機63で水洗いして、次に図示しないが乾燥機へと搬送される。

0041

図10及び図11は、本願請求項3記載の発明を適用したマット洗浄機の縦断面略図であり、図1の構造に加え、ケーシング5の外周側に回転自在なバスケットロータ6を設け、該バスケットロータ6の外周面に表面側搬送体10及び裏面側搬送体11を巻き掛け、搬送体10と共にバスケットロータ6を矢印F1方向に回転する構造である。その他の構造は図1の構造と同じであり、同じ部品には同じ符号を付し、重複説明は省略する。バスケットロータ6はステンレス製打抜鋼によりかご状に形成されており、ケーシング5の軸方向両端部の外周面に設けられ液中ベアリングによりケーシング5に対して回動自在に支持されると共に、図示しない外部の搬送用駆動モータに連動連結し、表面搬送速度が3m〜20m/分程度になるように矢印F1方向に回転する。

0042

(1)表面側搬送体および裏面側搬送体としては、網状体の他に、複数のあるいは細ベルト等の索状体を互いに平行に配置して各スプロケットギヤに掛け渡す構造とすることもできる。

0043

(2)裏面側搬送体として、洗浄物の幅に略相当する幅を有する布ベルトあるいはゴムベルトを利用することも可能である。

0044

(3)循環液放出部38に高圧噴射ノズルを装備して、高圧で循環液を噴出するようにすることもできる。

0045

(4)洗浄機と称しているが、勿論、液タンクの処理液を各種取り替えることにより、図9に示すような水洗機としても利用でき、その他に染色機糊抜き機等各種浸潤処理に利用することもできる。

発明の効果

0046

以上説明したように本願発明によると、
(1)マットを個々ばらばらの状態で順次に供給しても、表裏を1対の搬送体で挟持してケーシングの外周面を周回させている間に洗浄するので、多量のマットを次々と連続して洗浄することができる。すなわち、多量のマットを洗浄する際に、マット同士をつなぎ合わせて長尺状にする必要がなく、作業能率が大幅に向上する。特に、表面にパイルを多数植設し、ゴム層で裏打しているダストコントロールマットのように、端部同士をつなぎ合わせることが困難なマットを洗浄する場合に適している。

0047

(2)請求項1記載の発明では、固定式のケーシングの外周面に直接表面搬送体を摺接して周回するようにしているので、ランナーからの圧力波が、あまり減衰されることなくマット表面まで達し、圧力波による洗浄効果が高く、しかも、マット表面がケーシングに擦られて搬送されるので、頑固な汚れも容易に落とすことができる。したがって、耐磨耗性の大きいパイルを植設しているマットであって、頑固な汚れが付着し易い個所にし様されるマットの洗浄に適している。

0048

(3)搬送経路を、ケーシングあるいはバスケットロータの上部から下半部を周回する逆Ω形に構成することにより、パイル付きのマットを洗浄する場合には、パイル側表面を向きにして供給することにより簡単にパイル表面をバスケットロータあるいはケーシング側に向けて周回させることができる。

0049

(4)搬送経路を、上記のように逆Ω形に形成すると共に、周回路終端部に、上方の循環液放出部から循環液を放出するようにすると、ランナーの回転によりケーシング周りに循環液の旋回流ができ、かつ、該旋回流は螺旋状に軸方向の左右端へと流れるので、周回路終端部近傍に滞留する砂などは、上記旋回流に乗って左右へと移動し、速やかにケーシングから排出される。これにより、マット表面の洗浄効果が向上する。

0050

(5)請求項3記載の発明では、固定式のケーシングの外周に、回転自在なバケットロータを配置し、該バスケットロータの回転と共に搬送体を周回するようにしているので、マット表面を擦らずに滑らかに搬送することができる。したがって、耐久磨耗性の小さいパイルを植設しているマットであって、あまり汚れが付着しないマットの洗浄に適している。

図面の簡単な説明

0051

図1本願請求項1記載の発明を適用した洗浄機の縦断側面略図である。
図2図1ケーシング下端部の拡大部分図である。
図3図2の拡大部分図である。
図4表面側搬送体に用いる網状体の拡大部分図である。
図5裏面側搬送体に用いる網状体の拡大部分図である。
図6ケーシングの斜視図である。
図7図1のVII-VII断面図である。
図8本願請求項1記載の発明の変形例を示す縦断側面図である。
図9本願発明をクリーニング設備に適用した例を示す縦断側面略図である。
図10本願請求項3記載の発明を適用した洗浄機の縦断側面略図である。
図11図9のケーシング下端部の拡大縦断面部分図である。
図12従来例の縦断側面図である。

--

0052

1液タンク
2回転軸
3ランナー
5ケーシング
6バスケットロータ
8小孔
10 表面側搬送体
11 裏面側搬送体
21,22,23搬入スプロケットギヤ
24,25,26搬出スプロケットギヤ
38循環液放出部
40液圧循環ポンプ

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