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技術 構造材固定装置

出願人 エヌアイシ・オートテック株式会社
発明者 野村良一
出願日 1999年1月20日 (21年3ヶ月経過) 出願番号 1999-012266
公開日 2000年7月25日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 2000-205228
状態 特許登録済
技術分野 ボルト・ナット・座金
主要キーワード ナットホルダ 線接触状態 長ナット 凸部間 アルミニウム押出形材 構造材 摺動性 ポリアセタール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年7月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、T溝内の摺動も容易で、耐久性も高い構造材固定装置を提供する。

解決手段

アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材14に設けられたT溝等の溝部16の所定位置にナット5を保持するナットホルダ1を設ける。ナットホルダ1の対向する一対の端縁部には板状体面に対して直角に突出した係合凸部3a,3bが設けられ、この一対の係合凸部3a,3bの長辺方向の互いに対向する2側縁部には側方に突出した一対の弾性変形部4a,4bを有する。一対の弾性変形部4a,4bの端縁部間の幅は、溝部16の幅よりわずかに広く形成され、構造材14の溝部16に挿入した際、溝部16の互いに対向する内側面に一対の弾性変形部4a,4bが当接して弾性変形し、その弾発力により溝部16内でナット1を保持する。

概要

背景

従来、所定の規格で形成された構造材を任意に組み合わせて機械構造物骨組みを作るには、構造物の中央部に設けられたT溝にナットを取り付け、このナットを利用して他の部材をボルトにより構造材に固定していた。そして、T溝内に挿入されたナットを所定位置で保持する構造材固定装置は、例えば本願出願人による実公平6−39137号公報に開示されているものがある。

この構造材固定装置は、合成樹脂製で板状体の中央部にナットの雌ねじに対応した透孔が形成されたナットホルダからなり、このナットホルダの対向する一対の端縁部に係合凸部が設けられ、この係合凸部とほぼ直交する側縁同士の幅がT溝の幅よりわずかに広く形成されている。これにより、ナットホルダの板状部分の両側縁が弾性変形部として構造材のT溝の内面圧接してナットを保持する。

このナットホルダの使用方法は、このナットホルダの係合凸部の間にナットを挿入し、ナットとナットホルダを一体にして、そのナットホルダの側縁部をT溝の内側面に圧接させ、ナットを所定の位置に保持する。

概要

ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、T溝内の摺動も容易で、耐久性も高い構造材固定装置を提供する。

アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材14に設けられたT溝等の溝部16の所定位置にナット5を保持するナットホルダ1を設ける。ナットホルダ1の対向する一対の端縁部には板状体面に対して直角に突出した係合凸部3a,3bが設けられ、この一対の係合凸部3a,3bの長辺方向の互いに対向する2側縁部には側方に突出した一対の弾性変形部4a,4bを有する。一対の弾性変形部4a,4bの端縁部間の幅は、溝部16の幅よりわずかに広く形成され、構造材14の溝部16に挿入した際、溝部16の互いに対向する内側面に一対の弾性変形部4a,4bが当接して弾性変形し、その弾発力により溝部16内でナット1を保持する。

目的

この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、またT溝内の摺動も容易で耐久性も高い構造材固定装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

長尺構造材に設けられた溝部の所定の位置にナットを保持し、この構造材に他の部材を固定させる構造材固定装置において、合成樹脂製の板状体の中央部に上記ナットの雌ねじに対応した透孔が形成されたナットホルダを設け、このナットホルダの対向する一対の端縁部には上記板状体面に対して直角に突出した係合凸部が設けられ、この一対の係合凸部の長辺方向の互いに対向する2側縁部には、側方に突出した一対の弾性変形部が設けられ、この一対の弾性変形部の端縁部間の幅は、上記溝部の幅よりわずかに広く形成され、このナットホルダの上記係合凸部の間にナットを保持し、上記構造材の溝部に挿入した際、上記溝部の互いに対向する内側面に上記一対の弾性変形部が当接して弾性変形し、その弾発力により上記溝部内で上記ナットを保持することを特徴とする構造材固定装置。

請求項2

上記ナットホルダは適度な弾力性を有する合成樹脂で形成され、上記弾性変形部の各端縁は、上記構造材の溝部の内面に各々線接触して上記ナットを保持することを特徴とする請求項1記載の構造材固定装置。

技術分野

0001

この発明は、長尺構造材に設けられた溝部にナットを挿入して、他の部材を接続する際に用いる構造材固定装置に関する。

背景技術

0002

従来、所定の規格で形成された構造材を任意に組み合わせて機械構造物骨組みを作るには、構造物の中央部に設けられたT溝にナットを取り付け、このナットを利用して他の部材をボルトにより構造材に固定していた。そして、T溝内に挿入されたナットを所定位置で保持する構造材固定装置は、例えば本願出願人による実公平6−39137号公報に開示されているものがある。

0003

この構造材固定装置は、合成樹脂製で板状体の中央部にナットの雌ねじに対応した透孔が形成されたナットホルダからなり、このナットホルダの対向する一対の端縁部に係合凸部が設けられ、この係合凸部とほぼ直交する側縁同士の幅がT溝の幅よりわずかに広く形成されている。これにより、ナットホルダの板状部分の両側縁が弾性変形部として構造材のT溝の内面圧接してナットを保持する。

0004

このナットホルダの使用方法は、このナットホルダの係合凸部の間にナットを挿入し、ナットとナットホルダを一体にして、そのナットホルダの側縁部をT溝の内側面に圧接させ、ナットを所定の位置に保持する。

発明が解決しようとする課題

0005

上記従来の技術の場合、ナットホルダの係合凸部の間にある平面状の側縁部の、湾曲した頂点部分の互いに対向する2点がT溝の内側面に当接し、わずかに圧縮させられ弾発力によりナットを保持しているため、ナットホルダの弾性変形量が少なく十分な保持力が得られないという問題があった。しかも、T溝内での接触状態はほぼ点接触であり、接触面積が小さいので、T溝内でのナットホルダの摺動による摩耗により、ナットホルダの側縁部の上記圧縮による弾性変形量が減少し、さらに弾発力が減少してしまう場合があった。さらに、寸法誤差によって、十分な弾性変形量が得られない場合、ナットをT溝内に保持できない場合もあった。

0006

この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、またT溝内の摺動も容易で耐久性も高い構造材固定装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この発明は、アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材に設けられたT溝等の溝部の所定位置にナットを保持し、この構造材に他の部材を固定させる構造材固定装置であって、合成樹脂製の板状体の中央部に上記ナットの雌ねじに対応した透孔が形成されたナットホルダを設け、このナットホルダの対向する一対の端縁部には上記板状体面に対して直角に突出した係合凸部が設けられ、この一対の係合凸部の長辺方向の互いに対向する2側縁部には側方に突出した一対の弾性変形部が設けられている構造材固定装置である。この一対の弾性変形部の端縁部間の幅は、上記溝部の幅よりわずかに広く形成され、このナットホルダの上記係合凸部の間にナットを保持し、上記構造材の溝部に挿入した際、上記溝部の互いに対向する内側面に上記一対の弾性変形部が当接して弾性変形し、その弾発力により上記溝部内で上記ナットを保持するものである。

0008

また、上記ナットホルダは、適度な弾力性を有する合成樹脂で成形され、上記ナットホルダの弾性変形部は、一対の上記係合凸部の長辺方向に延びた羽状に形成され、上記弾性変形部の一対の各端縁は、上記構造材の溝部の内側に各々線接触して上記ナットを保持するものである。

0009

この発明の構造材固定装置は、ナットホルダの係合凸部間に予めナットを挿入して、そのナットホルダの弾性変形部が構造材の溝部内で線接触状態押圧されて弾性的にたわみ、その弾発力で溝部内に保持される。そして、このナットホルダとともにナットを溝部内の所定位置に摺動させて保持し、他の部材をボルトにより構造材に連結する。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。1図〜5図は、この発明の第一実施形態の構造材固定装置であるナットホルダ1とナット5を示すものである。ナット5は、正四角形の金属製で、ナット5の幅はナットが挿入されるアルミニウム押出形材等の長尺の構造材14の溝部であるT溝16内の、中空部18の内側面の幅よりもわずかに小さい。

0011

ナットホルダ1は、ポリアセタール等の合成樹脂をコ字状に成形したもので、中央部に透孔2が形成されており、対向する一対の辺には、係合凸部3a,3bが設けられている。さらに、透孔2の周縁部には、4ケ所に切り込み6が形成され、透孔2の周縁部2aは図5に示すように斜面状に形成され、ボルトのねじ溝に嵌合可能に設けられている。

0012

この係合凸部3a,3bは、このナットホルダ1の両端縁部が透孔2が形成された面に対して直角に突出した状態に形成されている。また、ナットホルダ1の係合凸部3a,3bと直交する辺3c,3dは、外側にわずかに膨らんだ形状に形成され、辺3c、3dの端縁部も斜面状に形成されている。

0013

また、一対の係合凸部3a,3bの長辺方向の互いに対向する2側縁部には、羽状に形成された弾性変形部4a,4bが設けられている。弾性変形部4a,4bの先端縁間の幅は、構造材14の中空部18の幅よりわずかに広く形成されている。さらに、弾性変形部4a,4bの厚みは、小さい力で容易に弾性変形するようにほぼ均一に薄く形成されている。

0014

次にこのナットホルダ1とナット5の使用方法を図1に基づいて説明する。この実施形態のナットホルダ1は、ナット5を係合凸部3a,3bの間に挟み、構造材14のT溝16の中空部18に挿入する。このときナットホルダ1の弾性変形部4a,4bは、中空部18の内側面の幅よりわずかに広く形成されているため、挿入により中空部18の内側面に押圧されて内側に弾性変形してたわみ、このたわみによる弾発力により摩擦力が生じ、ナットホルダ1とナット5はT溝16内の任意の位置で保持される。この状態では、ナットホルダ1の弾性変形部4a,4bは、T溝16の内側面にその幅方向に線接触し、十分な接触面積で接触する。

0015

この実施形態の構造材固定装置によれば、ナットホルダ1のたわみによる弾性力によりナット5を簡単に確実にT溝16の所定の位置に止めておくことができる。またナットホルダ1の弾性変形部4a,4bはたわみ易い形状で、比較的小さい力で大きく変形し、しかも適度な弾発力が容易に得られ、T溝16内壁面に線接触する。このためT溝16内での摺動を繰り返しても、弾性変形部4a,4bの端縁部が摩耗しにくく、弾性変形量が減少し弾発力がなくなることがなく、安定してナット5を保持することが可能であり、摺動性も良好である。そしてナットホルダ1は容易に元の形に復元するため、繰り返し使用することが可能である。

0016

次にこの発明の第二実施形態について、図6図8に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の構造材固定装置は、ナットホルダ1を長ナット10の保持に用いたものである。長ナット10には、2箇所にねじ孔11が切られ、そのねじ孔11の間に溝状に一対の凹部12が並行に設けられている。そして、図7に示すように、凹部12にナットホルダ1の係合凸部3a,3bを嵌め込んで、長ナット10を構造材14のT溝16の中空部18に挿入する。T溝16の中空部18の内側面では、第一実施形態と同様に、弾性変形部4a,4bが中空部18の内面に押し込まれ内壁を押圧し、その摩擦力で長ナット10を任意の位置に保持する。

0017

この実施形態によれば、長ナット10を簡単にナットホルダ1によってT溝16の所定の位置に止めておくことができる。しかも長ナット10は、構造材14に加わる力を分散し、固定のための圧力を小さくするので強度の高い連結が可能となる。

0018

なお、この発明のナットホルダは、ナットやナットホルダの形状を適宜変形することができるものであり、ナットホルダの弾性変形部の形状は、その機能を有していれば良い。

発明の効果

0019

この発明の構造材固定装置は、ナットホルダがたわみやすい形状に形成され、小さい力で大きい弾性変形量を得ることができる。このため、ナットは適度な弾発力で構造材の溝部内に係止され、ナットの摺動性が良好であり、また繰り返しの使用によっても保持力は落ちず、ナットを安定して確実に保持することができる。

図面の簡単な説明

0020

図1この発明の第一実施形態の構造材固定装置の斜視図である。
図2この実施形態のナットホルダの平面図である。
図3この実施形態のナットホルダの右側面図である。
図4この実施形態のナットホルダの正面図である。
図5この実施形態のナットホルダの透孔の部分拡大断面図である。
図6この発明の第二実施形態の長ナットの平面図である。
図7この第二実施形態の長ナットの正面図である。
図8この第二実施形態の構造材固定装置の斜視図である。

--

0021

1ナットホルダ
3a,3b係合凸部
4a,4b弾性変形部
5ナット
10長ナット
12 凹部
14構造材
16 T溝

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