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この項目の情報は公開日時点(2000年7月25日)のものです。
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図面 (7)

課題

所定の強度が得られた上で表面版部に自然観が備えられると共に微生物などが生息可能な空隙率が確保され、比較的低価格によって生産することができる擁壁用積ブロックおよびその製造方法を提供する。

解決手段

表面版部が多孔質ポーラスコンクリート層2によって自然破断面として形成されているので、護岸用として積み上げられた際に自然観を得ることができ、この部分に微生物などを生息させることができる。

概要

背景

従来は、図5ないし図6に示されるように、一般的に河川護岸01などには、表面Hが滑らかで白いコンクリート肌で成形された擁壁用積ブロック02(間知ブロック)が使用されている。

ところが、近年ではこのような間知ブロック02の積み上げによって河川が整備されると、表面が滑らかな肌を有しているために植物などの植生ができなくなるところから、水性生物が住み着かず自然環境破壊される問題を有している。

従って、従来の自然環境を取り戻すために、例えば積み上げられたコンクリートの表面を覆土によって埋設して植物を植生させたり、多孔質吸水性を有するポーラスコンクリートを用いて微生物を生息させるようなブロックを積み上げた護岸工事が行われるようになっている。

しかしながら、このような覆土によって埋設した護岸ないしポーラスコンクリートによって成形されたブロックの積み上げによる護岸では、例えば河川が大きく屈曲して流れが急な水衝部では覆土の部分が流される問題を有し、またポーラスコンクリートブロックでは強度が弱いため崩壊され易くなる問題を有している。

微生物などを生息させるためには空隙を多く形成することが必要条件となり、適度の強度を備えた上で大きい空隙率を有する表層部が得られる護岸ブロックが望まれていた。

このような問題を解決した擁壁用積ブロックとして特開平10−131215号公報が提案されている。この擁壁用積ブロックは、ブロックの表面版部に連続した微細空隙を有するポーラスコンクリートの層を有するとともに、表面版部の下方側は普通コンクリートにより擁壁ブロック単体として形成されている。

概要

所定の強度が得られた上で表面版部に自然観が備えられると共に微生物などが生息可能な空隙率が確保され、比較的低価格によって生産することができる擁壁用積ブロックおよびその製造方法を提供する。

表面版部が多孔質のポーラスコンクリート層2によって自然破断面として形成されているので、護岸用として積み上げられた際に自然観を得ることができ、この部分に微生物などを生息させることができる。

目的

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、所定の強度が得られた上で表面版部に自然観が備えられると共に微生物などが生息可能な空隙率が確保され、比較的低価格によって生産することができる擁壁用積ブロックおよびその製造方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

面版部に多数の微細空隙を有する多孔質ポーラスコンクリート層と前記表面版部の後方側に位置する強度の高いコンクリート層とからなる擁壁用積ブロックであって、前記多孔質ポーラスコンクリート層を強制的に破断し、その破断面を前記擁壁用積ブロックの表面版部として用いるようにして形成されていることを特徴とする擁壁用積ブロック。

請求項2

前記表面版部は、表層部に形成される多孔質ポーラスコンクリート層とその裏面側が強度の高いコンクリート層からなる混合層で形成されている請求項1に記載の擁壁用積ブロック。

請求項3

表面版部に多数の微細空隙を有する多孔質のポーラスコンクリート層と前記表面版部の後方側に位置する強度の高いコンクリート層とからなる擁壁用積ブロックの製造方法であって、中間部分にポーラスコンクリートからなるポーラスコンクリート層を形成し、前記ポーラスコンクリート層を挟むようにその両側に強度の高いコンクリート層を一体的に形成したのち、前記ポーラスコンクリート層を強制的に破断分割して一対の擁壁用積ブロックを形成することを特徴とする擁壁用積ブロックの製造方法。

--

0001

本発明は、表面版部がポーラスコンクリートにより形成され、該表面版部に植生が可能な擁壁用積ブロックおよびその製造方法に関する。

背景技術

0002

従来は、図5ないし図6に示されるように、一般的に河川護岸01などには、表面Hが滑らかで白いコンクリート肌で成形された擁壁用積ブロック02(間知ブロック)が使用されている。

0003

ところが、近年ではこのような間知ブロック02の積み上げによって河川が整備されると、表面が滑らかな肌を有しているために植物などの植生ができなくなるところから、水性生物が住み着かず自然環境破壊される問題を有している。

0004

従って、従来の自然環境を取り戻すために、例えば積み上げられたコンクリートの表面を覆土によって埋設して植物を植生させたり、多孔質吸水性を有するポーラスコンクリートを用いて微生物を生息させるようなブロックを積み上げた護岸工事が行われるようになっている。

0005

しかしながら、このような覆土によって埋設した護岸ないしポーラスコンクリートによって成形されたブロックの積み上げによる護岸では、例えば河川が大きく屈曲して流れが急な水衝部では覆土の部分が流される問題を有し、またポーラスコンクリートブロックでは強度が弱いため崩壊され易くなる問題を有している。

0006

微生物などを生息させるためには空隙を多く形成することが必要条件となり、適度の強度を備えた上で大きい空隙率を有する表層部が得られる護岸ブロックが望まれていた。

0007

このような問題を解決した擁壁用積ブロックとして特開平10−131215号公報が提案されている。この擁壁用積ブロックは、ブロックの表面版部に連続した微細空隙を有するポーラスコンクリートの層を有するとともに、表面版部の下方側は普通コンクリートにより擁壁ブロック単体として形成されている。

発明が解決しようとする課題

0008

ところが、このような擁壁用積ブロックでは、表面版部が自然石の形状を模した凹凸形状を有する略長方形平板状に成形されていることから、外観上はあくまで人工的に造形されたものであるため表面版部に自然観が得られず、また自然石の形状を模した複雑な凹凸形を表面版部に形成するための成形型製作する必要があり、結果的にコスト高になる問題を有している。

0009

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、所定の強度が得られた上で表面版部に自然観が備えられると共に微生物などが生息可能な空隙率が確保され、比較的低価格によって生産することができる擁壁用積ブロックおよびその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するために、本発明の擁壁用積ブロックは、表面版部に多数の微細空隙を有する多孔質のポーラスコンクリート層と前記表面版部の後方側に位置する強度の高いコンクリート層とからなる擁壁用積ブロックであって、前記多孔質ポーラスコンクリート層を強制的に破断し、その破断面を前記擁壁用積ブロックの表面版部として用いるようにして形成されていることを特徴としている。この特徴によれば、表面版部が多孔質のポーラスコンクリート層によって自然破断面として形成されているので、護岸用として積み上げられた際に自然観を得ることができ、この部分に微生物などを生息させることができる。

0011

本発明の擁壁用積ブロックは、前記表面版部は、表層部に形成される多孔質ポーラスコンクリート層とその裏面側が強度の高いコンクリート層からなる混合層で形成されていれば好適である。このようにすることにより、表面版部の裏面側が強度の高いコンクリート層との混合層で形成されているので、多孔質ポーラスコンクリート層から侵入する水などの流体がここで通過を阻止される。

0012

本発明の擁壁用積ブロックの製造方法は、表面版部に多数の微細空隙を有する多孔質のポーラスコンクリート層と前記表面版部の後方側に位置する強度の高いコンクリート層とからなる擁壁用積ブロックの製造方法であって、中間部分にポーラスコンクリートからなるポーラスコンクリート層を形成し、前記ポーラスコンクリート層を挟むようにその両側に強度の高いコンクリート層を一体的に形成したのち、前記ポーラスコンクリート層を強制的に破断分割して一対の擁壁用積ブロックを形成することを特徴としている。この特徴によれば、ポーラスコンクリート層を強制的に破断分割した際に表面版部が破断面となって自然観が得られ、これによって表面版部の成形に成形型が不要となるばかりか、中間部のポーラスコンクリート層が破断分割されると一対の擁壁用積ブロックが同時に形成されるので、製造コストを低減させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下に、添付図面を参照して本発明の実施態様について説明する。先ず、図1は本発明の一実施形態としての擁壁用積ブロックの斜視図であり、図2は本発明の河川の護岸として積み重ねられた擁壁用積ブロックによる護岸の断面図である。

0014

図1に示されるように、1は擁壁用積ブロックを示し、この擁壁用積ブロック1は、表面版部に多数の微細空隙を有する多孔質のポーラスコンクリート層2を備えると共に表面版部の後方側が普通コンクリート層3で成形されている。

0015

そして、この擁壁用積ブロック1は、少なくとも表面版部が、破断面として形成されている。

0016

このように構成された擁壁用積ブロック1は、図2に示されるように河川の護岸として積み重ねられると、ポーラスコンクリート層2からなる表面版部が破断された面で形成されるので自然観を得ることが出来、同時に表面版部に形成される空隙部に水性生物などの微生物の生息が可能となる。

0017

更に、擁壁用積ブロック1は、図1に示されるように、直方体の両側中間側部に湾曲状の凹部が形成され表面版部が多孔質ポーラスコンクリート層2とその裏面側が強度の高いコンクリート層3からなる混合層で形成されている。

0018

このように構成された擁壁用積ブロック1によれば、表面版部が多孔質ポーラスコンクリート層2とその裏面側が強度の高いコンクリート層3との混合層で形成されているので、多孔質ポーラスコンクリート層2から水などの流体の通過を阻止することができ、例えばブロックの積み上げ施工時にブロックに形成される表面版部後方の凹部に胴込めコンクリートを流し込んだ際に、ポーラスの空隙にセメントペーストモルタル分の侵入を阻止し、空隙の閉塞を防止することができる。

0019

次に、本発明の擁壁用積ブロックの製造方法につき説明する。すなわち、図3はポーラスコンクリート層を挟むようにその両側に強度の高いコンクリート層を一体成形したブロックの成形図であり、図4は一体成形されたブロックを分割破断する状態を示す作用の説明図である。

0020

先ず、図示しない成形型内の中間部にポーラスコンクリートを流し込んでポーラスコンクリート層4を形成し、これが固化されない内にポーラスコンクリート層4を挟むようにその両側に普通コンクリートを同時に流し込んで普通コンクリート層5a、5bと共に一体成形する。

0021

なお、この成形手順は逆でも良く、先に成形型内の両端に普通コンクリートを流し込んで強度の高いコンクリート層5a、5bを形成した上で、これが固形化されないうちに中間部にポーラスコンクリートを流し込んでポーラスコンクリート層4を形成しても良い。

0022

このようにして形成された一体ブロックBは、中間部となるポーラスコンクリート層4の外周に例えば直線状の切り欠きSを形成し、この切り欠き部Sに四方からカッターC1、C2、C3(ここでは3箇所のみ図示)の先端を突き当てることにより、ポーラスコンクリート層4を強制的に破断分割する。

0023

これによって一体ブロックBは、ポーラスコンクリート層から強制的に破断分割されると、この分割面を境にして図1に示されるような2つのブロックB1、B2が形成される。

0024

この分割された面は強制的に破断された表面版部として形成されるため、自然観を得ることができる。また、ポーラスコンクリート層を型枠等で製造すると、型枠とポーラスコンクリートとが接触する表面のポーラス孔が塞がる可能性があり十分な孔を得られないが、本発明はポーラスコンクリートの破断面が表面になることにより孔が塞がることがない。

0025

このようにすることによって、表面版部が多孔質のポーラスコンクリート層2によって自然破断面として形成されているので、護岸用として積み上げられた際に自然観を得ることができ、この部分に微生物などを生息させることができる。

0026

また、ポーラスコンクリート層2を強制的に破断分割した際に表面版部が破断面となって自然観が得られ、これによって表面版部の成形に成形型が不要となるばかりか、ポーラスコンクリート層2の切り欠き線部Sから破断分割されると一対の擁壁用積ブロックB1、B2が同時に形成されるので、製造コストを低減させることができる。

0027

以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

発明の効果

0028

本発明は次の効果を奏する。

0029

(a)請求項1の発明によれば、表面版部が多孔質のポーラスコンクリート層によって自然破断面として形成されているので、護岸用として積み上げられた際に自然観を得ることができ、この部分に微生物などを生息させることができる。

0030

(b)請求項2の発明によれば、表面版部の裏面側が強度の高いコンクリート層との混合層で形成されているので、多孔質ポーラスコンクリート層から侵入する水などの流体がここで通過を阻止される。

0031

(c)請求項3の発明によれば、ポーラスコンクリート層を強制的に破断分割した際に表面版部が破断面となって自然観が得られ、これによって表面版部の成形に成形型が不要となるばかりか、中間部のポーラスコンクリート層から破断分割されると一対の擁壁用積ブロックが同時に形成されるので、製造コストを低減させることができる。

0032

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の一実施形態としての擁壁用積ブロックの斜視図である。
図2本発明の河川の護岸として積み重ねられた擁壁用積ブロックによる護岸の断面図である。
図3ポーラスコンクリート層を挟むようにその両側に強度の高いコンクリート層を一体成形したブロックの成形図である。
図4一体成形されたブロックを分割破断する状態を示す作用の説明図である。
図5従来の擁壁用積ブロックの斜視図である。
図6河川の護岸として積み重ねられた従来の擁壁用積ブロックによる護岸の断面図である。

--

0034

1擁壁用積ブロック
2ポーラスコンクリート層
3普通コンクリート層
4 ポーラスコンクリート層
5a、5b 普通コンクリート層
B1、B2ブロック
C1、C2、C3カッター
S切り欠き

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