図面 (/)

技術 ワイヤカット放電加工機用傾斜サ—キュラテ—ブル

出願人 株式会社松本製作所
発明者 松本学
出願日 1999年1月13日 (21年6ヶ月経過) 出願番号 1999-006853
公開日 2000年7月25日 (20年0ヶ月経過) 公開番号 2000-202715
状態 特許登録済
技術分野 放電加工、電解加工、複合加工
主要キーワード ワイヤ挿通穴 テーブル直径 テーパー穴 円環状溝 ワイヤカット放電加工 モールステーパ 付加軸 ワイヤカット放電加工機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年7月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

比較的大きな傾斜にも対応可能なワイヤカット放電加工機用テーブル提供。

解決手段

ワイヤカット放電加工機用のテーブル1であって、中心部にワイヤ110が通される大径穴3が形成されると共に、上面4aに工作物100が載置されるテーブル本体部2を備え、このテーブル本体部は、傾斜可能とされてなるワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル

概要

背景

ワイヤカット放電加工機は、細い金属線ワイヤ)を電極として、テーブルにXYの二次元送りをかけて特定形状切り出す放電加工機である。なお、加工中には、ワイヤにスラッジチップ)が付着するのを防止する等のために、通常、脱イオン化された純度の高い水等の加工液(スラッジ排出用液)をワイヤに沿って流しながら加工が行われている。ところで、一般的なワイヤカット放電加工機では、テーブルをXYに動かすだけでなく、ワイヤの上方を前後左右に移動させること等により、UV等付加軸をきかして、対象加工物に傾斜した加工を行うことができるよう構成されている。

概要

比較的大きな傾斜にも対応可能なワイヤカット放電加工機用テーブル提供。

ワイヤカット放電加工機用のテーブル1であって、中心部にワイヤ110が通される大径穴3が形成されると共に、上面4aに工作物100が載置されるテーブル本体部2を備え、このテーブル本体部は、傾斜可能とされてなるワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル

目的

このようなことから、従来の方法では、対象工作物の厚さにもよるが、一般的には、約5〜10度程度までの傾斜を形成するのが限界であった。本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明では、比較的大きな角度の傾斜にも十分対応できるワイヤカット放電加工機用のテーブルを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ワイヤカット放電加工機用のテーブルであって、中心部にワイヤが通される大径穴が形成されると共に、上面に工作物が載置されるテーブル本体部を備え、このテーブル本体部は、傾斜可能とされてなることを特徴とするワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル

請求項2

前記テーブル本体部は、第2テーブルの上に、第1テーブルが回転可能に保持されてなり、第1テーブル及び第2テーブルには、上下方向に貫通して、前記大径穴が形成されており、この大径穴の下端部は、下方に行くに従って拡径して形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル。

請求項3

前記第1テーブル上に、この第1テーブル面に沿って移動するXY補助テーブルを設けてなることを特徴とする請求項2に記載のワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル。

技術分野

0001

この発明は、ワイヤカット放電加工機用のテーブルに関する。

背景技術

0002

ワイヤカット放電加工機は、細い金属線ワイヤ)を電極として、テーブルにXYの二次元送りをかけて特定形状切り出す放電加工機である。なお、加工中には、ワイヤにスラッジチップ)が付着するのを防止する等のために、通常、脱イオン化された純度の高い水等の加工液(スラッジ排出用液)をワイヤに沿って流しながら加工が行われている。ところで、一般的なワイヤカット放電加工機では、テーブルをXYに動かすだけでなく、ワイヤの上方を前後左右に移動させること等により、UV等付加軸をきかして、対象加工物に傾斜した加工を行うことができるよう構成されている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、従来のワイヤカット放電加工機用テーブルそれ自体は、上述のとおり、XYの二次元、すなわち水平面内を移動できるに過ぎず、上方に傾斜させることができなかった。しかも、UV軸の移動量には制約があり、また、スラッジ排出用液のかかり方の制約もある等によって、角度の大きな傾斜を作ることができなかった。

0004

なお、スラッジ排出用液のかかり方の制約とは、図6に示すように、ワイヤaが垂直に配置されていれば液はワイヤに沿って下方へ流れるのであるが(矢符b)、UV軸を変化させてワイヤを傾斜させると(a1)、スラッジ排出用液がワイヤに沿って流れなくなってしまうので(矢符b1)、ワイヤをあまり大きく傾斜させることができないという制約である。

0005

このようなことから、従来の方法では、対象工作物の厚さにもよるが、一般的には、約5〜10度程度までの傾斜を形成するのが限界であった。本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明では、比較的大きな角度の傾斜にも十分対応できるワイヤカット放電加工機用のテーブルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明のワイヤカット放電加工機用のテーブルは、中心部にワイヤが通される大径穴が形成されると共に、上面に工作物が載置されるテーブル本体部を備え、このテーブル本体部は、傾斜可能とされてなることを特徴とするワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブルである。また、好ましくは上記構成に加えて、前記テーブル本体部は、第2テーブルの上に、第1テーブルが回転可能に保持されてなり、第1テーブル及び第2テーブルには、上下方向に貫通して、前記大径穴が形成されており、この大径穴の下端部は、下方に行くに従って拡径して形成されてなることを特徴とするワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブルである。なお、第1テーブル上に、この第1テーブルのテーブル面に沿って移動するXY補助テーブルを設けてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下、この発明のワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブル1について、さらに詳細に説明する。図1から図4は、この発明のテーブル1の一実施例を示す図であり、図1は正面図、図2は右側面図、図3は一部を切り欠いたテーブル本体部2の正面図(図1の一部を切り欠いた部分拡大図)、図4はテーブル本体部2の縦断面図(図1のA−A断面図)である。

0008

この発明のテーブル1は、テーブル本体部2の中心部に、大径のワイヤ挿通穴3を形成し、そのワイヤ挿通穴3の下端部が、下方に行くに従って拡径したテーパー穴3aに形成されてなり、且つ、そのテーブル本体部2の上面4aが水平面から傾斜可能に構成された傾斜サーキュラテーブルとされてなる点に特徴を有する。なお、図1〜3においては、テーブル本体部2を約45度傾斜させた状態を示している。

0009

この実施例のテーブル本体部2は、工作物100が載置されて取り付けられる第1テーブル4と、この第1テーブル4を回転可能に且つ傾斜可能に保持する第2テーブル5とを備えてなる。

0010

第1テーブル4は、円板状に形成されてなり、その上面4aは、対象加工物100が載置されて取り付けられる水平面に形成されている。第1テーブル4の中心部には、上下方向に貫通して、ワイヤカット放電加工機のワイヤ110が挿通されるワイヤ挿通穴3が形成されている。このワイヤ挿通穴3は、一般的な普通CNC等の傾斜サーキュラテーブルの中心穴モールステーパMT2〜MT3スリーブ用穴)よりも十分大径に形成されており、例えば図示の例では、第1テーブル4の半径よりも大径に形成されている(特に限定される訳ではないが、例えば第1テーブル直径の約40〜70%、好ましくは約50〜60%)。なお、比較的大径の穴を形成しても、ワイヤカット放電加工機ではマシニングセンタ等と比較して、剛性を必要としないので、不都合はない。

0011

第1テーブル4の上面には、ワイヤ挿通穴3から外周面に向けて径方向に沿って、断面略逆T字形状の溝4bが複数個形成されている。第2テーブル5の中心部にも、ワイヤ挿通穴3が形成されており、この第2テーブル5のワイヤ挿通穴3は、前記第1テーブル4のワイヤ挿通穴3と同軸に形成されている。なお、第2テーブル5のワイヤ挿通穴3は、上端部が第1テーブル4のワイヤ挿通穴3の下端部と連続した円筒形状に形成される一方、下端部は、下方に行くに従って拡径したテーパー穴3aに形成されている。図示の例では、θ=約45度の角度で拡径するよう形成されている。

0012

第2テーブル5の上面には、上方に開口して円環状溝5aが形成されており、この円環状溝5aには、円筒形状の回転部材6が設けられている。この回転部材6は、断面略L字形状に形成されている。すなわち、上下方向に沿って配置される円筒部6aと、この円筒部6aの下端部に連設され、下方に行くに従って径方向外側に傾斜した傾斜部6bと、この傾斜部6bの下端部に連設され、径方向外側に水平状に延びる鍔部6cとからなる。そして、回転部材6の鍔部6cの径方向外側面には、ウォーム歯車6dが形成されている。

0013

回転部材6は、鍔部6cの下端面が第1軸受7を介して円環状溝5aの底部に保持される一方、円筒部6aの内周面が第2テーブル5の上部外周面に第2軸受8を介して保持されて取り付けられる。これにより、回転部材6は、第2テーブル5と同心に、第2テーブル5上を回転可能に構成されている。そして、回転部材6の円筒部6aの上端面には、第1テーブル4が載置され、両者4,6は複数個のボルト9によって一体化されている。

0014

第1テーブル4は、回転手段によって第2テーブル5上を回転可能とされ、また第2テーブル5は、傾斜手段によって、水平状態のテーブル面4aを傾斜可能に構成されている。傾斜手段は、この実施例では、テーブル本体部2(第2テーブル5)の左右両端部を保持軸10,10によって揺動可能に保持することによって構成している。つまり、テーブル本体部2は、左右方向に沿う保持軸10,10により、取付台11に回転(傾斜)可能に保持されている。

0015

すなわち、取付台11は、左右両端部に支柱12,12が立設されており、各支柱12には左右方向内側に向けて保持軸10,10が設けられており、この保持軸10に第2テーブル4が保持されている。そして、保持軸10を第1モーター13によって回転させることにより、テーブル本体部2を保持軸10まわりに回転させて、テーブル面(第1テーブル上面)4aを傾斜させることができる構成とされている。

0016

一方、回転手段は、この実施例では、回転部材6の鍔部6cの径方向外側面に形成されたウォーム歯車6dを、ウォーム14にて回転させることにより構成している。つまり、第2テーブル5の後端部には、左右方向に沿ってウォーム軸15が配置されており、このウォーム軸15に形成されたウォーム部14に、回転部材6のウォーム歯車6dが係合されている。よって、第2モーター16によって、ウォーム軸15を回転させることにより、回転部材6及びこれと一体の第1テーブル4を回転させることができる。

0017

図5は、本発明の傾斜サーキュラテーブル1を用いてワイヤカット放電加工を行っている状態を示す概念図であるが、この図に示すように、本発明のサーキュラテーブル1は、第1テーブル4の上面4aに工作物100を保持して、中心部のワイヤ挿通穴3にワイヤ110を通して使用される。

0018

そして、工作物100にテーパー穴等の傾斜面を形成する際には、傾斜手段によってテーブル本体部2を回転させればよい。ワイヤ挿通穴3は、大径に形成されているのみならず、その下端部が下方に行くに従って拡径して形成されているので(3a)、急な角度の傾斜面にも対応可能である。対象工作物100の移動範囲にもよるが、例えば45度以上の極端な加工にも十分に対応することができるものである。しかも、ワイヤ自体110を垂直方向に沿って配置して使用するこができるから、スラッジ排出用液はワイヤ110に沿って流れることになり、スラッジの排出は円滑且つ確実である。

0019

なお、テーブル本体部2(第1テーブル4)の上面4aに、XY補助テーブルを取り付けて、そのXY補助テーブルに工作物100を取り付けて使用してもよい。これにより、ワイヤ110をテーブル本体部2のワイヤ挿通穴3内に配置しつつ、テーブル上面4a上でXY補助テーブルを移動させることができ、細長い工作物に傾斜面を形成する際でも、大きなテーブル本体部2を用意せずに対応することができて便利である。

0020

また、本発明の傾斜サーキュラテーブル1を、ワイヤカット放電加工機用のXYテーブル上に配置して使用することにより、これまで通りのワイヤカット放電加工ができることは勿論である。

発明の効果

0021

以上詳述したように、この発明のワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブルによれば、比較的大きな角度の傾斜にも十分対応することができる。

図面の簡単な説明

0022

図1この発明のワイヤカット放電加工機用傾斜サーキュラテーブルの一実施例を示す正面図である。
図2図1のテーブルの右側面図である。
図3図1のテーブルのテーブル本体部を拡大して示す図であり、一部を切り欠いて示している。
図4図1のテーブルのテーブル本体部の縦断面図(図1のA−A断面図)である。
図5図1のテーブルを用いてワイヤカット放電加工を行っている状態を示す概念図である。
図6従来のテーブルを用いてワイヤカット放電加工を行っている状態を示す概念図である。

--

0023

1 傾斜サーキュラテーブル
2 テーブル本体部
3ワイヤ挿通穴(大径穴)
3aテーパー穴(ワイヤ挿通穴の下端部)
4 第1テーブル
4a テーブル本体部の上面
5 第2テーブル
100工作物
110 ワイヤ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 学校法人静岡理工科大学の「 金型の表面の処理方法」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】湯流れを改善し、引けを防止できる金型の表面の処理方法を提供する。【解決手段】金属製の金型の加工対象面の形状に合わせて金属板を変形させて電極を作製する電極作製工程と、該金型の加工対象面に、絶縁性... 詳細

  • 徠通科技股ふん有限公司の「 コアを除去する電磁的方法と装置」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】コアを除去する電磁的方法と装置を提供する。【解決手段】本発明に係るコアを除去する電磁的方法と装置は、ワイヤーカット放電方式により透磁性の工作物24を切断する際に、電磁石の通電及び非通電状態の切... 詳細

  • 株式会社ソディックの「 工作機械」が 公開されました。( 2020/05/28)

    【課題】前後方向に移動するラムの前端側の変形を防止可能で、小型、軽量に構成できる工作機械を得る。【解決手段】前端部に工具を保持して前後方向に移動するラム30を有する工作機械1において、ラム30の長さ方... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ