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技術 挿線方法および挿線装置

出願人 一松電気工事株式会社
発明者 渡辺正明田原博史
出願日 1998年12月11日 (21年11ヶ月経過) 出願番号 1998-352902
公開日 2000年6月30日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-184539
状態 特許登録済
技術分野 電線ケーブルの据付
主要キーワード 樹脂紐 中空紐 押し込み抵抗 ナイロン紐 屈曲管路 軟質ゴム製 遠心翼 予備線
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年6月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

従来に比較して格段に作業性に優れた挿線方法及びそれを用いた挿線装置を提供すること。

解決手段

管路4の引出口6から管路4内の空気を吸引し、変形容易で軽量な予備線10をこの空気流により管路4内に挿線する。

概要

背景

1ないし複数の導電線ないし通信線を含むケーブル導体ケーブル同軸ケーブル導波管ケーブル光ファイバケーブル)は、その保護のために通常、パイプダクトなどの管路に収容される。管路は、たとえば道路下の地中や、建物パイプシャフト天井裏などに長大で屈曲した形状に設けられており、その上、既にケーブルが挿線された後に追加のケーブルを挿線することも多いので、一般に、グラスファイバを多数集合して樹脂被覆した引糸を予備線としてあらかじめ管路に挿通し、その後、この予備線の一端にケーブルの先端部を結合し、予備線の他端を引っ張って、管路内にケーブルを挿線している。

概要

従来に比較して格段に作業性に優れた挿線方法及びそれを用いた挿線装置を提供すること。

管路4の引出口6から管路4内の空気を吸引し、変形容易で軽量な予備線10をこの空気流により管路4内に挿線する。

目的

このため、押し込み作業では、多少押し込んだ後、また少し引いて再度押し込むといった作業を繰り返すことが多くなり、300m程度引糸を挿線するのに数時間以上掛かるのが普通であった。本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、従来に比較して格段に作業性に優れた挿線方法及びそれを用いた挿線装置を提供することをその目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

挿入口及び引出口を有する両端開口の管路、所定の引っ張り抗力を有する変形容易な予備線、及び、吸入口から吸気する吸引装置を準備し、前記吸引装置の吸入口を前記管路の引出口に連結して前記吸引装置により前記管路内の空気を吸引させた状態で、前記予備線の先端部を前記管路の挿入口に差し入れて前記予備線を前記管路の引出口まで吸引させ、その後、前記予備線の挿入口側の端部に前記管路に挿通すべきる線体の先端部を結合し、前記予備線の前記引出口がわの部分を引っ張ることにより前記管路内に前記線体を挿通することを特徴とする挿線方法

請求項2

管路の引出口に前記管路内の空気を吸引可能に連結される連結部をもつ吸引装置、及び、所定の引っ張り抗力を有する変形容易な予備線からなることを特徴とする挿線装置

請求項3

請求項2記載の挿線装置において、前記予備線は、からなることを特徴とする挿線装置。

請求項4

請求項3記載の挿線装置において、前記予備線の先端部は、他の部位に比較して空気抵抗が大きく形成されて前記管路内の空気流により前記他の部位よりも強く付勢される大空気抵抗部を有することを特徴とする挿線装置。

請求項5

請求項2乃至4のいずれか記載の挿線装置において、前記吸引装置の吸入口は、柔軟な弾性シールリングを挟んで前記管路の引出口近傍に密着されることを特徴とする挿線装置。

技術分野

変形態様)なお、少なくとも管路引出口から空気を吸引することにより予備線を吸引するものであれば、管路の挿入口から空気を押し込む装置を付加することもできる。

背景技術

0001

本発明は、挿線方法及び挿線装置に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

1ないし複数の導電線ないし通信線を含むケーブル導体ケーブル同軸ケーブル導波管ケーブル光ファイバケーブル)は、その保護のために通常、パイプダクトなどの管路に収容される。管路は、たとえば道路下の地中や、建物パイプシャフト天井裏などに長大で屈曲した形状に設けられており、その上、既にケーブルが挿線された後に追加のケーブルを挿線することも多いので、一般に、グラスファイバを多数集合して樹脂被覆した引糸を予備線としてあらかじめ管路に挿通し、その後、この予備線の一端にケーブルの先端部を結合し、予備線の他端を引っ張って、管路内にケーブルを挿線している。

0003

しかしながら、上記した引糸を管路内に挿通する挿線作業は、困難で長時間及び人手を要する作業であり、その作業性の向上が望まれていた。すなわち、この引糸は、押し込み時に管路内で生じる抵抗に打つ克つためにその長尺方向に大きな剛性を必要とするにもかかわらず、管路の曲がりや内部のケーブル配置状況に応じて柔軟に湾曲する必要があるという矛盾した特性を必要とし、どうしても上記剛性確保のために湾曲容易性が制限され、この結果として押し込み抵抗が大きくなり、押し込み困難となった。更に、引糸の先端部が既に敷設されたケーブルの外皮を傷つけることも裂けねばならず、余りに無理な押し込みは困難であった。

課題を解決するための手段

0004

このため、押し込み作業では、多少押し込んだ後、また少し引いて再度押し込むといった作業を繰り返すことが多くなり、300m程度引糸を挿線するのに数時間以上掛かるのが普通であった。本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、従来に比較して格段に作業性に優れた挿線方法及びそれを用いた挿線装置を提供することをその目的としている。

0005

請求項1、2記載の挿線方法、挿線装置によれば、管路の引出口から管路内の空気を吸引し、変形容易で軽量な予備線をこの空気流により管路内に挿線する。実験によれば、このような予備線を吸引方式で挿線すると、直管路だけでなく、屈曲管路や、既にケーブルが収容された管路においても従来より格段(たとえば30倍以上)に短い作業時間で予備線の挿線を行うことができることがわかった。

0006

本発明者の推測によれば、このような優れた挿線性は、予備線が柔軟であり、しかもその先端部を強く吸引するので、管路途中に予備線が溜まって詰まることがない点、管路内の吸引空気流は管路内の予備線全体に接触して予備線全体を挿線方向を付勢する点、管路内に曲がりなどが生じるとそこに大きな空気抵抗が生じて予備線はそこで大きく挿線方向へ付勢される点、管路内に曲がりなどが生じるとこの曲がりに応じて吸引空気流が予備線に与える付勢力の方向も変化し、その結果常に予備線の長さ方向に付勢が生じること、などが予想される。

0007

更に、本構成の挿線方法又は挿線装置によれば、従来のように引糸の挿線中に、既に挿線されたケーブルの外皮を傷つけるということがなく、その上、管路長を従来より格段に大きくできるので、管路間のケーブル接続マンホール(中間ピット)の個数を減らすことができ、このことは道路表面にマンホールの蓋を多く設けなくてもよいという利点がある。

0008

また更に、上記マンホール(中間ピット)でのケーブル接続作業が不要となるので、配線工事も簡単となり、ケーブルの信頼性も向上する。吸引装置としては、ブロワのような遠心翼式のものでよく、掃除機用装置でも十分に実用に耐える。予備線としては、ナイロン紐のように長尺方向の引っ張り状態を除いて任意の方向に容易に変形可能で軽量なものが好適である。

0009

請求項3記載の構成によれば請求項2記載の挿線装置において更に、予備線はからなるので、管路の曲がりや管路途中の障害物に対応して予備線は自在に湾曲することができ、かつ、挿線後の本線引張りにも耐えることができ、好適である。特に、予備線をたとえばナイロン樹脂など、高引っ張り強度及び軽量性を有する樹脂紐とすれば、吸引空気流の付勢により容易に予備線を移送することができるので、好適である。

0010

請求項4記載の構成によれば請求項3記載の挿線装置において更に、予備線の先端部は、他の部位に比較して空気抵抗が大きく形成されて管路内の空気流により前記他の部位よりも強く付勢される大空気抵抗部を有する。このようにすれば、予備線の先端部が強く引っ張られて常に先頭立ちつづけるので、予備線の先端部が管路内に滞ってこの部位に予備線のその後の部分が集積して予備線が管路内に詰まるということがない。

0011

請求項5記載の構成によれば請求項2乃至4のいずれか記載の挿線装置において更に、吸引装置の吸入口は柔軟な弾性シールリングを挟んで管路の引出口近傍に密着される。このようにすれば、この管路の引出口近傍から吸引装置に空気が漏れ込むことがないので、予備線吸引効率を一層向上することができる。

0012

本発明の好適な態様を以下の実施例を参照して説明する。

0013

本発明の挿線方法及び挿線装置の一実施例を図1を参照して以下に説明する。1,2は道路下に設けられたマンホールであり、3はマンホール蓋が外されたマンホール口である。4は両マンホール1,2間に設けられた直径が約60mmで長さが約300mの管路であり、マンホール1には管路4の挿入口5が開口し、マンホール2には管路4の引出口6が開口している。7は吸引装置であり、吸引用可撓管8の先端部9は管路4の引出口6の周辺の壁部に密着している。10は直径が5〜20mmのナイロン紐からなる予備線であり、その先端部にはゴム乃至樹脂紐を折って形成して2倍以上径大な大空気抵抗部10aが設けられている。予備線10は図示しないドラム巻回されている。

0014

いま、予備線10の先端部をわずかに管路4の挿入口5に押し込んだ状態で吸引装置7を駆動すると、予備線10は高速に管路4内に吸引され、実験によればわずか数分で挿線が完成する。吸引用可撓管8は、半透明樹脂製の可撓ホース乃至蛇腹管であり、予備線10の到達が目視できるようになっている。

0015

なお、吸引用可撓管8の先端部9は板状となってマンホール2の壁部に密着するようになっている。図2図4に、予備線10の変形態様を示す。
(変形態様1)図2では予備線10の先端部に樹脂又はゴム製で中空銛状突起10bが設けられている。この銛状突起10bは障害物があれば容易に凹んでそれに応じて変形できるとともに先細となっているので、挿入抵抗が小さく、かつ根元部は急激に径小化する段差部を2段有するので、この部分に吸引空気流が後ろから衝突して、この銛状突起10bを前方に良好に付勢することができる。
(変形態様2)図3では予備線10の先端部に樹脂又はゴム製のテープ2cが2条設けられている。このテープ2cは吸引空気流により強く付勢されるとともに柔軟性に富むので、円滑に予備線10をリードすることができる。
(変形態様3)図4では、予備線として、外表面に凹凸を多数有する中空紐または管が用いられる。なお、上記凹凸は、挿線抵抗の増大を防ぎつつ吸引空気流の付勢が大きくなるように鋸歯状とされている。もしくは、中実な紐の表面にゴム膜などで図4のような凹凸を設けてもよい。

0016

図5図7に、吸引用可撓管8の先端部9の変形態様を示す。ただし、11はマンホール2の壁部である。
(変形態様4)図5では、吸引用可撓管8の先端部9は、軟質ゴム製シール輪板部12、フランジ板13、蛇腹管14からなり、シール用輪板部12はフランジ板13の鍔部に接着され、蛇腹管14はフランジ板13に嵌着されて、リング15で締め付けられている。

図面の簡単な説明

0017

吸引用可撓管8の先端部9の内部が真空となることにより、フランジ板13はシール用輪板部12を押圧してマンホール2の壁部2aに密着することができる。もちろん、マンホール2の壁部にボルトなどでフランジ板13を固定することも可能である。
(変形態様5)図6では、図5に示す軟質ゴム製のシール用輪板部12の表面に同軸の多数のリング状溝を設けたものである。このようにすれば、シール性が一層向上する。
(変形態様6)図7では、吸引用可撓管8の先端部9は、円筒状の軟質ゴムからなるシール筒16、蛇腹管17、巻締め板18からなり、蛇腹管17はシール筒16を介して管路4の引出口6に嵌着され、巻締め板18を締めて固定されている。このようにしても、吸引用可撓管8の先端部9からの空気の流入を防ぐことができる。

--

0018

図1本発明の挿線方法及び挿線装置の一実施例を示す模式断面図である。
図2予備線の先端部の変形態様を示す模式断面図である。
図3予備線の先端部の変形態様を示す模式側面図である。
図4予備線の変形態様を示す模式断面図である。
図5吸引用可撓管8の先端部9の変形態様を示す断面図である。
図6吸引用可撓管8の先端部9の変形態様を示す断面図である。
図7吸引用可撓管8の先端部9の変形態様を示す断面図である。

0019

4は管路、5は管路の挿入口、6は管路の引出口、7は吸引装置、10は予備線、12,12b,16は弾性シールリング

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