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技術 ディ—ゼル燃料用消泡剤組成物

出願人 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
発明者 ヴォイチェフ・グラボウスキロルフ・ホーブリッチス
出願日 1999年12月15日 (20年11ヶ月経過) 出願番号 1999-355748
公開日 2000年6月27日 (20年4ヶ月経過) 公開番号 2000-178571
状態 特許登録済
技術分野 液体炭素質燃料 固形燃料及び燃料附随物 高分子組成物 けい素重合体
主要キーワード 公開書類 親水材料 スラッジ堆積 燃料配合物 非揮発性溶媒 誘導置換基 石油会社 ビニルグアヤコール
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課題

本発明はディーゼル燃料用消泡剤系を提供する。この新規な消泡剤系は、各石油会社が採用するDAPに対して良好な相容性を有する。

解決手段

本発明のディーゼル燃料消泡剤組成物は、i)シリコーンA)およびB)の混合物またはii)シリコーンC)を含み、シリコーンA)が式:

化1

の多価シリコーンであり、シリコーンB)が式:

化2

のシリコーンを含有するポリエーテルであり、シリコーンCが式:

化3

の多価/ポリエーテル/フェノールシリコーンである。

概要

背景

概要

本発明はディーゼル燃料用消泡剤系を提供する。この新規な消泡剤系は、各石油会社が採用するDAPに対して良好な相容性を有する。

本発明のディーゼル燃料消泡剤組成物は、i)シリコーンA)およびB)の混合物またはii)シリコーンC)を含み、シリコーンA)が式:

の多価シリコーンであり、シリコーンB)が式:

のシリコーンを含有するポリエーテルであり、シリコーンCが式:

の多価/ポリエーテル/フェノールシリコーンである。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

i)シリコーンA)およびB)の混合物またはii)シリコーンC)を含むディーゼル燃料用消泡剤組成物であって、シリコーンA)が式:

請求項

ID=000005HE=020 WI=074 LX=0230 LY=0550(式中、R基は独立してR1、R2、R3、R4またはR5であり、R1は芳香族または飽和脂肪族炭化水素基であり、R2は多価有機基であり、R3は約50%以上のエチレンオキシド単位を含み、分子量が1500までのポリエーテル基であり、R4は有機フェノール基であり、R5は、そのヒドロキシ基が反応を受けてジエステルジエーテルアセタールまたはケタール基を形成する以外はR2について定義したとおりの基であり、w=2+y+2z、y=0〜2、z=0〜2、y+z=0〜2、w+x+y+z=20〜60であり、R2基の数でR1基の数を割ったR1/R2に相当する比が3〜19であり、R2基の数でR3、R4およびR5基の総数を割った(R3+R4+R5)/R2に相当する比が0〜2である。)の多価シリコーンであり、シリコーンB)が式:

請求項

ID=000006HE=020 WI=078 LX=0210 LY=1500(式中、R*基は独立してR1またはR3であり、R1およびR3は上で定義したとおりであり、a=2+c+2d、c=0〜2、d=0〜2、c+d=0〜2、a+b+c+d=15〜50であり、R3基の数でR1基の数を割ったR1/R3に相当する比が3〜19である。)のシリコーンを含有するポリエーテルであり、シリコーンC)が式:

請求項

ID=000007HE=020 WI=072 LX=0240 LY=2100(式中、R基、w、x、yおよびzは上で定義したとおりであり、但し、R2は飽和多価基であり、R2基の数でR3基の数を割ったR3/R2に相当する比が0よりも大きい数であり、R2基の数でR4基の数を割ったR4/R2に相当する比が0.1よりも大きい数である。)の多価/ポリエーテル/フェノールシリコーンである、ディーゼル燃料用消泡剤組成物。

請求項2

R1がアルキルである請求項1に記載の組成物

請求項3

シリコーンAおよびBが約0.1〜約10のA/B重量比で存在する請求項1に記載の組成物。

請求項4

R2がトリメチロールプロパンモノアリルエーテルエトキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、プロポキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、トリイソプロパノールアミンアリルエーテル、エトキシル化アリソルビトール、1,3-アリルオキシプロパンジオールおよび2-ブチン-1,4-ジオールからなる群から選択される多価化合物ヒドロシリル化によって生成される有機基である請求項1に記載の組成物。

請求項5

R2が複数のヒドロキシル基を有する飽和炭化水素基または当該飽和炭化水素基のエステルエーテル、アセタールもしくはケタール誘導体である請求項1に記載の組成物。

請求項6

R1がメチルであり、シリコーンAおよびBが約0.5〜約3のA/B重量比で存在し、R2基が(2,2-ジヒドロキシメチルブトキシ)プロピル基を含み、そしてR3基が少なくとも75%のエチレンオキシド単位を含む請求項1に記載の組成物。

請求項7

R3がオレフィンまたはアセチレン末端基を有するポリエーテル化合物のヒドロシリル化により生成される基であり、当該ポリエーテル化合物の非末端繰り返し単位の約50%以上がエチレンオキシド単位である請求項1に記載の組成物。

請求項8

前記ポリエーテル化合物の非末端繰り返し単位の少なくとも75%以上がエチレンオキシド単位である請求項7に記載の組成物。

請求項9

R4基が、オイゲノールビニルフェノールビニルグアヤコールおよびアリルフェノールからなる群から選択されるフェノール化合物のヒドロシリル化により生成される基である請求項1に記載の組成物。

請求項10

ディーゼル燃料および請求項1に記載の消泡剤組成物を含有するディーゼル燃料配合物

請求項11

前記燃料配合物中のシリコーンの総重量基準濃度が約15ppm以下である請求項10に記載のディーゼル燃料配合物。

請求項12

R2がトリメチロールプロパンモノアリルエーテル、エトキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、プロポキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、トリイソプロパノールアミンアリルエーテル、エトキシル化アリルソルビトール、1,3-アリルオキシプロパンジオールおよび2-ブチン-1,4-ジオールからなる群から選択される多価化合物のヒドロシリル化によって生成される有機基である請求項10に記載のディーゼル燃料配合物。

請求項13

シリコーンAおよびBが約0.5〜約3のA/B重量比で存在し、R2基が(2,2-ジヒドロキシメチル)ブトキシプロピル基を含み、そしてシリコーンB中のR3基が少なくとも75%のエチレンオキシド単位を含む請求項10に記載のディーゼル燃料配合物。

請求項14

前記シリコーンCを含有する請求項10に記載のディーゼル燃料配合物。

請求項15

前記R3/R2比が約0.25〜約5であり、前記R4/R2比が約0.05〜約0.7である請求項14に記載のディーゼル燃料配合物。

請求項16

式:

請求項

ID=000008HE=020 WI=074 LX=0230 LY=0600(式中、R基は独立してR1、R2、R3、R4またはR5であり、R1は芳香族または飽和脂肪族炭化水素基であり、R2は多価有機基であり、R3は約50%以上のエチレンオキシド単位を含み、分子量が1500までのポリエーテル基であり、R4は有機フェノール基であり、R5は、そのヒドロキシ基が反応を受けてジエステル、ジエーテル、アセタールまたはケタール基を形成する以外はR2について定義したとおりの基であり、w=2+y+2z、y=0〜2、z=0〜2、y+z=0〜2、w+x+y+z=20〜60であり、R2基の数でR1基の数を割ったR1/R2に相当する比が3〜19であり、R2基の数でR3、R4およびR5基の総数を割った(R3+R4+R5)/R2に相当する比が約2以下の正の数であり、R2基の数でR3基の数を割ったR3/R2に相当する比が0よりも大きい数であり、R2基の数でR4基の数を割ったR4/R2に相当する比が0よりも大きい数である。)の多価/ポリエーテル/フェノールシリコーン。

請求項17

前記R3/R2比が約0.25〜約0.5である請求項16に記載のシリコーン。

請求項18

前記R4/R2比が約0.05〜約0.7である請求項16に記載のシリコーン。

請求項19

R4基が(3-メトキシ-4-ヒドロキシ)フェニルプロピル基であり、R2基が(2,2-ジヒドロキシメチル)ブトキシプロピル基である請求項16に記載のシリコーン。

技術分野

0001

ディーゼル燃料は種々の炭化水素の混合物である。これらの炭化水素の殆どは脂肪族であるが、燃料のうち20〜25重量%まで芳香族が存在し得る。前記混合物はケロシンガス油も含有できる。ディーゼル燃料は一般に自動車に使用され、自動車の燃料タンク注油されるとき必要以上に泡立つ傾向がある。したがって、このような泡立ちを減少させることが望ましく、消泡剤の添加によりこれを達成することができる。

0002

石油会社はディーゼル燃料を、洗浄剤セタン価向上剤、粘度破壊剤(viscosity breakers)および場合により香料のような有機添加剤を用いて処理するが、しばしば、「DAP」として集合的に称される各添加剤プレブレンド混合物で処理する。各石油会社は各会社自身の好適なDAPを所有し、典型的には各自の燃料と混合するためにのみこのDAPを使用する。これらの有機添加剤のすべてが消泡剤と相容性でなければならない。

0003

給油所配送されるディーゼル燃料も、従来から公知の消泡剤の性能特性に悪影響を与え得るある量の分散したまたは溶解した水を含有することがある。この水は消泡特性の低下をもたらし、極端な場合には、この消泡剤が泡立ちを抑えるのではなくて逆に泡立ちを増強させることもある。このような水分含有消泡剤は燃料タンク中のスラッジ堆積の増加をももたらすことがある。

0004

一定のシリコーンはディーゼル燃料を消泡させることが知られている。しかし、エンジンシステムケイ素を導入すると悪影響を与えることがあり、ディーゼル燃料用途のために低ケイ素含量消泡剤系を与える必要性が存在する。

0005

Adams等に与えられた米国特許第4,690,688号明細書は消泡剤として使用するためのポリシロキサンを開示する。当該ポリシロキサンは、ポリエーテル側鎖を有するコポリマーであり、当該ポリエーテル側鎖はコポリマー中に少なくとも25重量%を与える。しかし、これらのポリシロキサンコポリマーは水分含有ディーゼル燃料中で十分に作用しない。何故なら、前記エーテル親水材料として作用し、水分含有燃料の泡を安定化させる傾向があるからである。さらに、適切に機能するためにこれらのポリシロキサンはディーゼル燃料中にエンジンシステムに望ましい量を超える量で存在しなければならない。

0006

DE4032006号明細書は、不飽和側鎖を有するオルガノポリシロキサンを含有する泡抑制剤を加えることによる、ディーゼル油を含む有機系の消泡方法および/または脱ガス方法を記載する。この泡抑制剤の欠点は、高濃度のケイ素を含有することであり、エンジンに有害となり得る。さらに、一定のDAPと相容性が良くなく、保存性(age)も良くない。

0007

米国特許第5,542,960号明細書は、ディーゼル燃料の泡立ちを減じるのに使用できる種類の有機シリコーンターポリマーを記載する。これらのターポリマーは、ポリメチルシロキサン上にフェノール誘導置換基およびポリエーテル置換基グラフトさせることにより調製され、その結果、最終シロキサンポリマージメチルジシロキシメチルフェノールジシロキシおよびメチルポリエーテルジシロキシ単位を含む。

0008

EP741182号明細書は、オルガノポリシロキサン主鎖上に、メチル基、不飽和多価基、ポリエーテル基およびフェノール基の混合物を含有するシリコーンディーゼル用消泡剤を記載する。

0009

WO97/38067号明細書はディーゼル燃料用消泡剤として有用な種類のポリジオルガノシロキサンポリマーを記載する。当該消泡剤は、少なくとも2個のヒドロキシル基またはその誘導体を含有する一定含量の飽和有機基を有する。

0010

最近のディーゼル燃料仕様書は、シリコーン消泡剤との相容性問題を増加させた改訂した追加のパッケージをもたらし、それにより、シリコーン消泡性効率を一層改良する必要性が生じている。

課題を解決するための手段

0011

本発明は新規相乗効果のあるシリコーンポリマーブレンドおよび/または有機置換基の新規な混合を有するシリコーンポリマーを含むディーゼル燃料用の消泡剤系を提供する。この新規な消泡剤系は、最近導入された追加のパッケージを含む追加のパッケージと優れた相容性をもたらす。この相容性改善は、本発明の消泡剤系を使用して要求される非常に低いシリコーン処理率と、添加剤ブレンド中でより可溶性である低〜中間分子量シリコーン主鎖が使用されているという事実とによることが判明している。

0012

一局面で、本発明は、i)シリコーンA)およびB)の混合物またはii)シリコーンC)を含むディーゼル燃料用消泡剤組成物であって、シリコーンA)が式:

0013

0014

(式中、R基は独立してR1、R2、R3、R4またはR5であり、R1は芳香族または飽和脂肪族炭化水素基であり、R2は多価有機基であり、R3は約50%以上のエチレンオキシド単位を含み、分子量が1500までのポリエーテル基であり、R4は有機フェノール基であり、R5は、そのヒドロキシル基が反応を受けてジエステルジエーテルアセタールまたはケタール基を形成する以外はR2について定義したとおりの基であり、w=2+y+2z、y=0〜2、z=0〜2、y+z=0〜2、w+x+y+z=20〜60であり、R2基の数でR1基の数を割ったR1/R2に相当する比が3〜19であり、R2基の数でR3、R4およびR5基の総数を割った(R3+R4+R5)/R2に相当する比が0〜2である。)の多価シリコーンであり、シリコーンB)が式:

0015

0016

(式中、R*基は独立してR1またはR3であり、R1およびR3は上で定義したとおりであり、a=2+c+2d、c=0〜2、d=0〜2、c+d=0〜2、a+b+c+d=15〜50であり、R3基の数でR1基の数を割ったR1/R3に相当する比が3〜19である。)のシリコーンを含有するポリエーテルであり、シリコーンC)が式:

0017

0018

(式中、R基、w、x、yおよびzは上で定義したとおりであり、但し、R2は飽和多価基であり、R3/R2比およびR4/R2比が各々0よりも大きい数である。)の多価/ポリエーテル/フェノールシリコーンである。

0019

別の局面では、本発明は前述したシリコーン消泡剤組成物を含むディーゼル燃料配合物である。さらに別の局面では、本発明は新規な多価シリコーンポリマーCを含む。このポリマーでは、R基はR1、R2、R3およびR4の各々からの構成成分を特徴的に含む。

0020

明細書中で使用される「多価有機基」という用語は2以上のヒドロキシル基を有する有機基を言う。好適な有機基は飽和エーテルまたは飽和炭化水素基である。多価不飽和脂肪族基を使用できるが、通常そんなに好適ではない。

0021

シリコーンA、BおよびCは、適切なヒドロシリル化反応(hydrosilation reaction)を使用し、R2、R3およびR4基を導入し、所望の場合、R1基中バリエーションを導入してヒドリド(hydrido)官能性シリコーンから適切に製造できる。

0022

本発明の消泡剤組成物に使用されるシリコーンは比較的小さい分子の大きさである。適切にはシロキサン繰り返し単位の総数は、シリコーンAおよびCについて20〜60であり、シリコーンBについて15〜50である。望ましくは、1分子当たり約2個以下の繰り返し単位がトリシロキシまたはテトラシロキシ単位である。

0023

上述したシリコーンA、BおよびCの定義では、R1は芳香族または飽和脂肪族炭化水素基である。具体的な例にはメチル、エチルプロピルオクチル、デシルドデシルステアリルフェニルメチルフェニルジメチルフェニルフェニルエチルシクロヘキシルメチルシクロヘキシル、等がある。好適なR1基はアルキルであり、最も適当なのはメチルであり、場合により比較的少量のC6〜C22アルキル基である。このより長いアルキル基は対応するC6〜C22オレフィンヒドロシリル化により導入することができる。例えば、特定含量のメチルハイドロジェンジシロキシおよび/またはジメチルハイドロジェンシロキシ単位をもつポリジメチルシロキサンデセンのような高級オレフィンをヒドロシリル化しポリマー分子上にグラフト化された所望の含量のデシル基を形成するのに使用できる。本発明に使用できるシリコーンポリマーを調製するのに、このようなヒドロシリル化は、分子上に各R2、R3および/またはR4を導入するのに必要な出発ヒドリドシリコーンポリマー中の過剰の水素化ケイ素官能性を消費するのに望ましい。溶解性および親水性疎水性バランス特性改質するのに長鎖アルキル基を導入することもできる。

0024

シリコーンAおよびC中に存在する多価有機基R2は脂肪族、低分子量ジヒドロキシ置換炭化水素基であることができ、場合により、エーテル酸素原子中断され、少なくとも2個のヒドロキシ基を有する。R2基の分子量は、好ましくは、約134〜約644であり、より好ましくは約134〜約400である。R2基は、WO97/38067号明細書に開示されているように、好ましくは完全に飽和されているが、DE4032006号明細書に開示されているような、不飽和多価基は、本発明のシリコーンBとブレンドするとき消泡性能において相乗効果のある改善も示す。ヒドロシリル化グラフト反応により分子上にR2基を与えることができ、ここで、一定含量の水素化ケイ素基(典型的には、メチルハイドロジェンジシロキシおよび/またはジメチルハイドロジェンシロキシ繰り返し単位として存在する)を有するシリコーンポリマーを、アリル、メタリルまたはビニル基のような不飽和部位をもつ多価化合物上の不飽和炭化水素基をヒドロシリル化するのに使用することができる。

0025

このようにしてヒドロシリル化してR2基を形成できる化合物の例には、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル(TMPMAE)、エトキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、プロポキシル化ペンタエリトリトールアリルエーテル、トリイソプロパノールアミンアリルエーテル、エトキシル化アリルソルビトールまたは1,3-アリルオキシプロパンジオール等がある。2-ブチン-1,4-ジオールのようなアセチレン不飽和をもつ多価化合物は、シリコーンAの多価基を与えるのに使用できるが、しかし、オレフィン不飽和多価化合物よりもそんなに好ましくはない。シリコーンCの場合、多価基は飽和である方が良く、したがって、オレフィン不飽和多価化合物を使用すると良い。TMPMAEが好適である。

0026

R3基は、50重量%以上のエチレンオキシド(出発および末端基を除く)を有し、分子量が約1500までのポリエーテル基である。水素化ケイ素官能シリコーンおよびアリル基のようなオレフィン不飽和末端基をもつポリエーテルを使用するヒドロシリル化グラフト反応によりシリコーン主鎖上に前記R3基を与えることができる。好適なポリエーテル基は、分子量約100〜約350の、アリル出発ポリエチレンオキシド類またはポリエチレンオキシドポリプロピレンオキシドポリエーテル類から誘導される。さらに、ポリエーテルのエチレンオキシド含量は少なくとも75重量%が好ましく、100%が最も好ましい。ポリエーテル基は適切にはヒドロキシ基、アルコキシ基またはアセトキシ基で終わることができる。

0027

R4基は不飽和オレフィンもしくはアセチレン基をもつフェノール化合物から適切に誘導される。上述したと同様なヒドロシリル化反応を使用できる。このようにしてシリコーンポリマーにグラフトされることのできるフェノール化合物の典型的な例はオイゲノール(すなわち、4-アリル-2-メトキシフェノール)である。使用できるその他のフェノール化合物には、ビニルフェノールビニルグアヤコールおよび4-アリルフェノール等がある。シリコーンCでは、フェノール性R4基は、多価R2基に関して、約0.05〜約0.7の比、望ましくは約0.1〜約0.4の比で存在すると利点がある。

0028

不飽和アルコールまたはポリオールを反応させて、周知の反応にしたがいエステル、エーテル、アセタールまたはケタールを、所望の場合、同様の方法でそのヒドロシリル化誘導体を形成することができ、R5基を形成できる。例えば、不飽和ジオールホルムアルデヒドと反応させることにより対応する環状ホルマールに変換でき、得られた環状オレフィンをヒドロシリル化によりシロキサン主鎖上にグラフトさせることができる。あるいは、多価基R2を有するポリオルガノシロキサンは、シリコーンAまたはCの溶解性パラメーターを精密に調整するためにこのような周知の反応を使用してジエステル、ジエーテル、アセタールまたはケタール誘導体に変換される多価基の選択された部分を有することができる。

0029

R1およびR2基に加えて、R3、R4および/またはR5基を有するシリコーンAまたはCは、不飽和多価化合物と不飽和ポリエーテルおよび/または不飽和フェノール化合物との混合物のヒドロシリル化により調製できる。異なる不飽和化合物が、各々の不飽和化合物に関して過剰のSiH基をもつシリコーンに連続的に個々に加える連続的なヒドロシリル化方法も使用できる。

0030

シリコーンAの定義にはいる多価シリコーンの例はWO97/38067号明細書の実施例2に与えられている。シリコーンBの定義にはいるポリエーテルシリコーンの例は、例えば、米国特許第3,507,815号明細書に与えられている。シリコーンCは新規である。

0031

製造中、反応物が反応全体にわたってよく混合するように溶媒を加えるのがしばしば有利である。これらの目的のために使用される溶媒にはDPG(dipropylene glycol)、トルエンおよび適当な溶解特性をもつその他のいずれかの溶媒がある。これらの溶媒は、例えば、2-エチルヘキサノールイソプロパノール、Solwesso 150のような種々の芳香族溶媒、Texanol(2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールモノイソブチレート)のような脂肪族エステルアルコール類イソホロン、それらの混合物等である。本発明のコポリマーの場合、コポリマーが消泡剤として有効である目的のために溶媒を除去する必要はない。しかし、場合により輸送の安全のためにトルエンやイソプロパノールのような揮発性溶媒を除去できる。高引火点非揮発性溶媒(例えば、DPGやエチルヘキサノール)には同じ安全性問題はなく、除去する必要性がない。

0032

ブレンドしたシリコーンAおよびBを、A/Bの重量比が約0.1〜約10,好ましくは、約0.2〜約5、そしてより好ましくは約0.5〜約3で消泡剤組成物中に適切に使用できる。

0033

ディーゼル燃料配合物中に、シリコーンAおよびB、またはCを、約15ppm以下、好ましくは、約8ppm以下、より好ましくは、約5ppm以下のシリコーン総重量を与える量で望ましく使用される。

0034

コポリマーの使用
消泡剤について、改質ポリシロキサンを、典型的には、精油所でDAPとブレンドし石油製品に添加する。市販DAPが多くの販路から入手できる。

0035

本発明のシリコーン消泡剤は、総シリコーン含量を基準に約15ppm以下、好ましくは10ppm以下、より好ましくは約3ppm以下の総量でディーゼル燃料に添加すると良い。好ましくは、できるだけ少ない量のポリシロキサンコポリマーを使用する。

0036

シリコーンAおよびB、またはCは、その他のシリコーン消泡剤と、シリコーンオイルと、および/またはシリカと混合することもでき、消泡剤製剤を得ることができる。

0037

下記の非制限的実施例により本発明を例証する。
(ディーゼル消泡性能)消泡剤の性能を、100ccの燃料配合物メスシリンダー中に注入し、ブランクと比較した開始時の泡の量および泡の相対破壊時間を観察することにより得られる泡の量に関して評価した。この方法の詳細は米国特許第5,542,960号明細書に記載されている(本特許明細書を参照として本明細書に含める)。より低い泡の高さおよび/またはより短い破壊時間がより有効な消泡剤である。

0038

下記の実施例で以下の略号を使用する。
シロキサン単位
トリメチルシロキシ
Dジメチルジシロキシ
D’メチルハイドロジェンジシロキシ
多価シリコーンA:
A-1 SiHシリコーン、MD44D'11M、およびトリメチロールプロパンモノアリルエーテルのヒドロシリル化反応生成物
A-2 SiHシリコーン、MD16D'4M、およびトリメチロールプロパンモノアリルエーテルのヒドロシリル化反応生成物
A-3 SiHシリコーン、MD24D'6M、およびトリメチロールプロパンモノアリルエーテルのヒドロシリル化反応生成物
A-4 SiHシリコーン、MD42D'7M、およびトリメチロールプロパンモノアリルエーテルのヒドロシリル化反応生成物
A-5 SiHシリコーン、MD42D'7M、ならびに統計上8モルのエチレンオキシドを有するアリル出発メチルキャップ化ポリエーテルおよびトリメチロールプロパンモノアリルエーテルの40/60モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
A-6 SiHシリコーン、MD44D'11M、および2-ブチン-1,4-ジオールのヒドロシリル化反応生成物
A-7 SiHシリコーン、MD44D'11M、ならびにTMPAEおよびオイゲノールの60/40モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
A-8 SiHシリコーン、MD43D'11.5M、およびグリセリン-1-アリルエーテルのヒドロシリル化反応生成物
A-9 SiHシリコーン、MD43D'11.5M、および2-ブチン-1,4-ジオールのヒドロシリル化反応生成物
A-10 SiHシリコーン、MD43D'11.5M、ならびに2-ブチン-1,4-ジオール、オイゲノールおよび統計上8モルのエチレンオキシドを有するアリル出発メチルキャップ化ポリエーテルの33/33/33モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
A-11 SiHシリコーン、MD43D'11.5M、ならびに2-ブチン-1,4-ジオール、オイゲノールおよび1-デセンの33/33/33モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
ポリエーテルシリコーンB:
B-1 SiHシリコーン、MD43D'11.5M、およびアリル出発ヒドロキシ末端、750MW EO/POポリエーテル75重量%EOのヒドロシリル化反応生成物
B-2 SiHシリコーン、MD42D'7M、およびアリル出発ヒドロキシ末端、750MWEO/POポリエーテル75重量%EOのヒドロシリル化反応生成物
B-3 SiHシリコーン、MD13D'4.5M、およびアリル出発ヒドロキシ末端、550MWポリエチレンオキシドのヒドロシリル化反応生成物
B-4 SiHシリコーン、MD42D'7M、およびアリル出発メチルキャップ化、1500MW EO/POポリエーテル75重量%EOのヒドロシリル化反応生成物
B-5 SiHシリコーン、MD13D'4.5M、およびアリル出発ヒドロキシ末端、350MW ポリエチレンオキシドのヒドロシリル化反応生成物
多価/ポリエーテル/フェノールシリコーンC:
C-1 SiHシリコーン、MD44D'11M、ならびに統計上8モルのエチレンオキシドを有するアリル出発メチルキャップ化ポリエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエーテルおよびオイゲノールの30/60/10モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
C-2 SiHシリコーン、MD44D'11M、ならびに統計上8モルのエチレンオキシドを有するアリル出発メチルキャップ化ポリエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエーテルおよびオイゲノールの20/60/20モルブレンドのヒドロシリル化反応生成物
表1または2に示したシリコーン消泡剤添加剤を使用して上述した方法で数種のディーゼル燃料/DAPブレンドを試験した。ここで、文字列の名称で表示した試料は比較例であり、数字で表示した試料は本発明の実施例である。異なる製造者の市販DAPパッケージは、それぞれ名称DAP-01、DAP-02、DAP-17およびDAP-FBにより表示する。これらのDAPは従来のシリコーン消泡剤に対して異なる相容性態様を示すことが知られている。シリコーンAおよびCを、ジプロピレングリコールまたは2-エチルヘキサノール中に25〜50%活性成分として加え、この活性成分を基準に指示量を決定した。

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表1から、多価シリコーンAおよびポリエールシリコーンBは、使用したこれらのシリコーン単一成分の添加の効果から予期されるよりもより低い泡の量および/またはより速い消泡時間を与えたことが分かる。この相乗効果は予期されることではなく、殆どの場合に顕著に優れた結果を与えた。

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シリコーンCの使用を表2に示した配合物で例証する。

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新規なポリマーC-1およびC-2に関して、これらのポリマーは飽和脂肪族多価ポリエーテルおよびフェノール基を単一分子内に含有するが、ポリエーテルシリコーンBと併用しないときでも、試験したその他のすべての多価シリコーン(ポリエーテルと飽和脂肪族多価官能性との双方を有するポリマーA-5、単一分子内に不飽和脂肪族多価ポリエーテルおよびフェノール官能性を有するA-10を含む)よりも著しく優れた結果を与える。さらに、シリコーンC-1をシリコーンB-1とブレンドするとき別異の相乗効果を示す。

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本明細書中で言及したすべての公開書類(言及したすべての米国特許を含む)を参照としてその全体を本明細書中に含める。

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