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技術 構造材固定装置

出願人 エヌアイシ・オートテック株式会社
発明者 西尾謙夫
出願日 1998年12月4日 (21年5ヶ月経過) 出願番号 1998-345989
公開日 2000年6月20日 (19年10ヶ月経過) 公開番号 2000-170732
状態 特許登録済
技術分野 ボルト・ナット・座金
主要キーワード 円形端縁 円錐頂点 ナットホルダ 中空円錐状 インサート形成 線接触状態 長ナット 長尺材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年6月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、T溝内の摺動も容易で、再利用にも耐え得る構造材固定装置を提供する。

解決手段

アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材14に設けられたT溝16等の溝部の所定位置にナット12を保持し、この構造材14に他の部材を固定させる構造材固定装置である。ナット12の一端部にインサート成形されたナットホルダ10が設けられ、このナットホルダ10の互いに対向する2側縁部には、ナット12の対向する2側面から各々外側にわずかに突出した弾性変形部26が一体に設けられている。T溝16にナット12を挿入した際、このT溝16の互いに対向する内面側に弾性変形部26が当接して弾性変形し、そのたわみによる弾発力によりT溝16内でナット12を保持する。

概要

背景

従来、所定の規格で形成された構造材を任意に組み合わせて機械構造物骨組みを作るには、構造材の中央部に設けられたT溝にナットを取り付け、このナットを利用して他の部材をボルトにより構造材に固定していた。そして、T溝内に挿入されたナットを所定位置で保持する構造材固定装置は、例えば本願出願人による特開平10−213120号公報に開示されているものが提案されている。

この構造材固定装置は、合成樹脂製で底面が開口した中空円錐状ナットホルダからなり、このナットホルダの円形周縁部が弾性変形部として構造材のT溝の内側面に圧接してナットを保持するものである。

このナットホルダの使用方法は、円錐頂点部の係合突起をナットの係合穴に挿入し、ナットとナットホルダを一体にして、そのナットホルダの周縁部がT溝の内側面に圧接し、ナットを所定位置に保持するものである。

概要

ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、T溝内の摺動も容易で、再利用にも耐え得る構造材固定装置を提供する。

アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材14に設けられたT溝16等の溝部の所定位置にナット12を保持し、この構造材14に他の部材を固定させる構造材固定装置である。ナット12の一端部にインサート成形されたナットホルダ10が設けられ、このナットホルダ10の互いに対向する2側縁部には、ナット12の対向する2側面から各々外側にわずかに突出した弾性変形部26が一体に設けられている。T溝16にナット12を挿入した際、このT溝16の互いに対向する内面側に弾性変形部26が当接して弾性変形し、そのたわみによる弾発力によりT溝16内でナット12を保持する。

目的

この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、またT溝内の摺動も容易で再利用にも耐え得る構造材固定装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

長尺構造材に設けられた溝部の所定の位置にナットを保持し、この構造材に他の部材を固定させる構造材固定装置において、上記ナットの一端部にインサート成形されたナットホルダが設けられ、このナットホルダの互いに対向する2側縁部には上記ナットの対向する2側面から各々外側にわずかに突出した弾性変形部が設けられ、上記溝部に上記ナットを挿入した際この溝部の互いに対向する内側面に上記弾性変形部が当接して弾性変形し、そのたわみによる弾発力により上記溝部内で上記ナットを保持することを特徴とする構造材固定装置。

請求項2

上記ナットホルダは適度な弾力性を有する合成樹脂に形成され、上記ナットの一側面の幅方向に延びた上記弾性変形部が形成され、上記弾性変形部の両端縁部は、上記構造材の溝部の内側面に各々線接触して上記ナットを保持することを特徴とする請求項1記載の構造材固定装置。

技術分野

0001

この発明は、長尺構造材に設けられた溝部にナットを挿入して、他の構造材を接続する際に用いる構造材固定装置に関する。

背景技術

0002

従来、所定の規格で形成された構造材を任意に組み合わせて機械構造物骨組みを作るには、構造材の中央部に設けられたT溝にナットを取り付け、このナットを利用して他の部材をボルトにより構造材に固定していた。そして、T溝内に挿入されたナットを所定位置で保持する構造材固定装置は、例えば本願出願人による特開平10−213120号公報に開示されているものが提案されている。

0003

この構造材固定装置は、合成樹脂製で底面が開口した中空円錐状ナットホルダからなり、このナットホルダの円形周縁部が弾性変形部として構造材のT溝の内側面に圧接してナットを保持するものである。

0004

このナットホルダの使用方法は、円錐頂点部の係合突起をナットの係合穴に挿入し、ナットとナットホルダを一体にして、そのナットホルダの周縁部がT溝の内側面に圧接し、ナットを所定位置に保持するものである。

発明が解決しようとする課題

0005

上記従来の技術の場合、円錐状のナットホルダの円形端縁部の互いに対向する2点がT溝の内側面に当接し、わずかに圧縮させられた弾発力によりナットを保持しているため、ナットホルダの弾性変形量が少なく十分な保持力が得られないという問題があった。しかも、T溝内での接触状態はほぼ点接触であり、接触面積が小さいので、T溝内でのナットホルダの摺動による摩耗により、ナットホルダ端縁部の上記圧縮による弾性変形量が減少し、さらに弾発力が減少してしまう場合があった。また、ナットはこのナットホルダとは別体であり、取り扱いが煩雑であり、組立作業も面倒であった。

0006

この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、ナットホルダの適度な弾発力によりナットを確実にT溝内に保持し、またT溝内の摺動も容易で再利用にも耐え得る構造材固定装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この発明は、アルミニウム押し出し形材等の長尺の構造材に設けられたT溝等の溝部の所定の位置にナットを保持し、この構造材に他の部材を固定させる構造材固定装置であって、上記ナットの一端部にインサート成形されたナットホルダが設けられ、このナットホルダの互いに対向する2側縁部には上記ナットの対向する2側面から各々外側にわずかに突出した弾性変形部が一体に設けられ、上記溝部に上記ナットを挿入した際、この溝部の互いに対向する内側面に上記弾性変形部が当接して弾性変形し、そのたわみによる弾発力により上記溝部内で上記ナットを保持する構造材固定装置である。

0008

また、上記ナットホルダは適度な弾力性を有する合成樹脂に形成され、上記ナットの一側面の幅方向に延びた羽状に上記弾性変形部が形成され、上記弾性変形部の両端縁部は、上記構造材の溝部の内側面に各々線接触して上記ナットを保持するものである。

0009

この発明の構造材固定装置は、ナットに予めナットホルダがインサート成形され、そのナットホルダの弾性変形部が構造材の溝部内で線接触状態押圧されて弾性的にたわみ、その弾発力で溝部内に保持される。そして、このナットを溝部内の所定位置に保持し、他の部材をボルトにより連結する。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1図6は、この発明の第一実施形態の構造材固定装置であるナットホルダ10と長ナット12を示すものである。長ナット12は金属製で、長ナット12の幅は長ナットが挿入されるアルミニウム押出形材等の長尺材の溝部であるT溝16内の、中空部18の内側面の幅よりもわずかに小さく形成されている。そして長ナット12には、図4図5図6に示すように中央にネジ穴20が設けられ、ネジ穴20の側方であって長手方向の一端縁部には、ナットホルダ10がインサート成形される突出部22が設けられている。

0011

突出部22は、長ナット12の長手方向に沿った中心線上に形成され、長ナット12の長手方向に沿って一旦くびれたくびれ部23が形成され、このくびれ部23の先端側が末広がり状に形成されている。そして、突出部22の先端部側面にはV字状の切込み部24が各々形成されている。

0012

ナットホルダ10は、適度な弾力性を有する硬質の合成樹脂製で、図2図3に示すように、長ナット12の長手方向の断面が、略コ字状に形成され、コ字状の開口部とは反対側の両側縁部に、幅方向に突出した羽状の弾性変形部26が形成されている。このナットホルダ10は、図1図6に示すように、長ナット12の突出部22にインサート成形されるもので、突出部22の切り込み部24に食い込む凸部25を備え、末広がり状の突出部22の側面部にインサート成形され、長ナット12の幅とほぼ等しい幅に一体に成形される。そして、ナットホルダ10は、長ナット12にインサート成形されて、凸部25の食い込み及び末広がり状の突出部22により強固に位置決めされ、不用意外れることが無い。

0013

長ナット12の幅方向に突出した羽状の弾性変形部26の厚みは、小さい力で容易に変形するようにほぼ均一に薄く形成され、長ナット12のナジ穴20方向の幅と等しい長さに形成されている。そして弾性変形部26の両側縁26a間の間隔は、長ナット12のネジ穴20をはさんだ一対の長辺の幅よりもわずかに広く形成されている。さらに、弾性変形部26の各端縁26aは、長ナット12の側面と平行に直線状に形成されている。

0014

次にこのナットホルダ10と長ナット12の使用方法を図1に基づいて説明する。この実施形態のナットホルダ10は、長ナット12に予めインサート成形されて、一体に設けられているものである。そして図1に示すように、構造材14のT溝16の中空部18に、長ナット12を挿入する。このときナットホルダ10の弾性変形部26は中空部18の内側面の幅よりわずかに広く形成されているため、挿入により中空部18の内側面に押圧されて内側に弾性変形してたわみ、このたわみによる弾発力により摩擦力が生じ、ナットホルダ10と長ナット12はT溝16内の所定位置で保持される。この状態で、ナットホルダ10の弾性変形部26は、T溝16の内側面にその幅方向に線接触し、十分な接触面積で接触する。

0015

この実施形態の構造材固定装置によれば、ナットホルダ10のたわみによる弾性力により長ナット12を簡単に確実にT溝16の所定の位置に止めておくことができる。またナットホルダ10の弾性変形部26はたわみやすい形状で、比較的小さい力で大きく変形し適度な弾発力が容易に得られ、T溝16内壁面に線接触する。このためT溝16内での摺動を繰り返しても、弾性変形部26の端縁26aが摩耗しにくく、弾性変形量が減少し弾発力がなくなることがなく、安定して長ナット12を保持することが可能であり、摺動性も良好である。そしてナットホルダ10は容易に元の形に復元するため、繰り返し使用することが可能である。また、長ナット12にナットホルダ10がインサート形成され、一体となっているため、T溝16への挿入作業が簡単で部品管理も容易である。

0016

次にこの発明の第二実施形態について図7に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の長ナット30は、ネジ穴20が長ナット30の長手方向に沿った中心線上に2個形成されている。

0017

この実施形態のナットホルダ10と長ナット30の使用方法は上記の実施形態と同様で、同様の効果を有するものである。そしてネジ穴20が2個形成されているため2個のボルトを使用することができ、長ナット30に加わる力が分散され構造材の連結強度を高めることが可能となる。

0018

なお、この発明のナットホルダは、ナットやナットホルダの形状を適宜変形することができるものであり、ナットホルダの弾性変形部の形状は、その機能を有していれば良い。

発明の効果

0019

この発明の構造材固定装置は、ナットホルダがたわみやすい形状に形成され、小さい力で大きい弾性変形量を得ることができる。このため、ナットは適度な弾発力で構造材の溝部内に係止され、ナットの摺動性が良好であり、また繰り返しの使用によっても保持力は落ちず、ナットを安定して確実に保持することができる。

図面の簡単な説明

0020

図1この発明の第一実施形態の構造材固定装置の斜視図である。
図2この実施形態のナットホルダの斜視図である。
図3この実施形態のナットホルダの正面図である。
図4この実施形態の長ナットの平面図(A)と右側面図(B)である。
図5この実施形態の長ナットの正面図である。
図6この実施形態の構造材固定装置の長ナットとナットホルダの部分拡大平面図である。
図7本発明の第二実施形態の構造材固定装置の平面図である。

--

0021

10ナットホルダ
12長ナット
14構造材
16 T溝
20ネジ穴
22 突出部
26弾性変形部

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