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技術 風抵抗器

出願人 株式会社シマノ
発明者 白記貴之
出願日 1998年12月10日 (23年2ヶ月経過) 出願番号 1998-351397
公開日 2000年6月20日 (21年8ヶ月経過) 公開番号 2000-166428
状態 特許登録済
技術分野 釣竿
主要キーワード 外縁端 吹き流し 風向き方向 金属製ワイヤ 受風面積 グリップ部分 軸芯回り 釣り糸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年6月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

釣竿が受ける風の抵抗に起因する操作性の低下を改善する。

解決手段

風抵抗器は、風を受ける受風部1と、受風部1を釣竿Rの竿元側端部に回転自在に装着するための装着部2とを有している。受風部1は、袋状の網部3と、網部3の外周が取り付けられる枠部と、枠部を保持するとともに装着部2が装着される支持部とを備えている。このような風抵抗器が装着された釣竿RにA方向の風が作用したとき、穂先側反時計回りの方向にモーメントaが生じる。このとき竿元側にも同じA方向に風を受けるので、風抵抗器の網部3が風を受けて回転し、網部3の表面に風が作用する。その結果、竿元側は時計回りの方向にモーメントbが発生する。このため、穂先側のモーメントaが受風部1によるモーメントbによって打ち消され、穂先側のモーメントaを小さくすることができる。

概要

背景

一般に釣竿は、竿体と、竿体の穂先側に設けられた釣り糸係止部と、竿体の竿元側端部に嵌め込まれたグリップとを主に有している。

このような釣竿を用いて釣りを行う場合、特に鮎釣りの場合では、通常8mから10m程度の長竿を使用する。鮎竿等の長竿は最近ではカーボン繊維等を用いて軽量化が図られている。

概要

釣竿が受ける風の抵抗に起因する操作性の低下を改善する。

風抵抗器は、風を受ける受風部1と、受風部1を釣竿Rの竿元側端部に回転自在に装着するための装着部2とを有している。受風部1は、袋状の網部3と、網部3の外周が取り付けられる枠部と、枠部を保持するとともに装着部2が装着される支持部とを備えている。このような風抵抗器が装着された釣竿RにA方向の風が作用したとき、穂先側は反時計回りの方向にモーメントaが生じる。このとき竿元側にも同じA方向に風を受けるので、風抵抗器の網部3が風を受けて回転し、網部3の表面に風が作用する。その結果、竿元側は時計回りの方向にモーメントbが発生する。このため、穂先側のモーメントaが受風部1によるモーメントbによって打ち消され、穂先側のモーメントaを小さくすることができる。

目的

本発明の課題は、釣竿が受ける風の抵抗に起因する操作性の低下を改善することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

釣竿竿元側に取り付けられ、釣竿の穂先側とのバランスを保つための風抵抗器であって、表面に風を受ける受風部と、前記受風部を前記釣竿に取り付けるための装着部と、を備えた風抵抗器。

請求項2

前記受風部を風向き方向に対向させるための受風部移動手段をさらに備えている、請求項1に記載の風抵抗器。

請求項3

前記受風部及び前記装着部は前記釣竿の軸芯回りに互いに回転自在であり、前記受風部は、風を受ける袋状の網部と、前記網部の外縁端部が固定される環状の枠部と、前記枠部の一部を支持する支持部とを有している、請求項1又は2に記載の風抵抗器。

技術分野

0001

本発明は、風抵抗器、特に、釣竿に用いられる風抵抗器に関する。

背景技術

0002

一般に釣竿は、竿体と、竿体の穂先側に設けられた釣り糸係止部と、竿体の竿元側端部に嵌め込まれたグリップとを主に有している。

0003

このような釣竿を用いて釣りを行う場合、特に鮎釣りの場合では、通常8mから10m程度の長竿を使用する。鮎竿等の長竿は最近ではカーボン繊維等を用いて軽量化が図られている。

発明が解決しようとする課題

0004

たとえば風の強い日に釣りを行う場合、竿体は風を受け、これにより風の力が竿体に作用する。したがってグリップ部分を中心に風向きに沿ってモーメントが生じる。この結果、竿元側のグリップを把持している釣人は大きな抵抗を受けることになり、釣竿を重く感じることになって疲れやすくなる。

0005

本発明の課題は、釣竿が受ける風の抵抗に起因する操作性の低下を改善することにある。

課題を解決するための手段

0006

発明1に係る風抵抗器は、釣竿の竿元側に取り付けられ、釣竿の穂先側とのバランスを保つための風抵抗器であって、表面に風を受ける受風部と、受風部を釣竿に取り付けるための装着部とを備えている。

0007

この風抵抗器はたとえば釣竿の竿元端に取り付けられる。そして釣竿が風を受けると、竿体の竿元側端部に取り付けられた受風部にも穂先側と同様に風向きに沿って力が作用する。受風部の受風面積は、一般的に釣竿の受風面積より大きく確保できるので、この受風部が風によって受ける力は穂先側のそれよりも大きい。このためグリップから離れた穂先側には小さい力が、グリップに近い受風部には大きい力が作用し、穂先側のモーメントが受風部側の逆回りのモーメントによって抑えられる。したがって釣人が全体として受ける力は大きくなるが、穂先側のモーメントは小さくなるので、釣人の疲労は少なくなる。

0008

発明2に係る風抵抗器は、発明1の風抵抗器において、受風部を風向き方向に対向させるための受風部移動手段をさらに備えている。この場合は、受風部移動手段によって、受風部の表面を任意の風向き方向に向かせることができる。したがって、釣人が受風部の表面を風向き方向に合わせるための操作が不要になる。

0009

発明3に係る風抵抗器は、発明1又は2の風抵抗器において、受風部及び装着部は釣竿の軸芯回りに互いに回転自在であり、受風部は、風を受ける袋状の網部と、網部の外縁端部が固定される環状の枠部と、枠部の一部を支持する支持部とを有している。

0010

この場合は、たとえば装着部の支持部側端部及び支持部の装着部側端部の一方に凹部を形成するとともに他方に凸部を形成し、この凹部と凸部とが回転自在に嵌合している。また受風部には袋状の網部が形成されており、受風部は網部によって風を受けるが、風は網部を通過する。したがって釣人が受ける抵抗を低減することができる。

0011

また、袋状の網部を風が通過することにより、吹き流しと同様の作用によって網部の開口側が風に対向する。すなわち、このような構成によって受風部移動手段を実現できる。

発明を実施するための最良の形態

0012

本発明の一実施形態を採用した風抵抗器は、図1に示すように、風を受ける受風部1と、受風部1を釣竿Rの竿元側端部に軸芯回りに回転自在に装着するための装着部2とを有している。

0013

受風部1は、袋状の網部3と、網部3の外周が取り付けられる枠部4と、枠部4を保持するとともに装着部2が装着される支持部5とを備えている。

0014

網部3はたとえばナイロン繊維等からなる網目状の部材であり、その開口側縁部は表面に風を受けるために略円形に形成されている。枠部4はステンレス等の金属製ワイヤ部材を環状に形成したものである。枠部4の両端部6(図2参照)は、それぞれ外周方向に折り曲げられており、この折り曲げられた両端部6は支持部5に固定されている。

0015

装着部2は、図2に拡大して示すように、一端側に支持部5が回転自在に装着されており、他端側には釣竿Rに装着するための筒状の釣竿装着部7が形成されている。釣竿装着部7において筒状部分内周面には、弾性部材8が接着されている。弾性部材8を含む筒状部分の内径は、釣竿Rの外径とほぼ同径であるがやや小さく形成されている。このため釣竿Rに釣竿装着部7を装着すると、弾性部材8の弾性力によって装着部2と釣竿Rとが外れにくくなる。

0016

支持部5の装着部2側端部と装着部2の支持部5側端部とによって、支持部5と装着部2とを釣竿軸芯回りに回転自在に連結する連結部9が構成されている。すなわち、装着部2の支持部5側端部から突出してフランジ部10が形成され、支持部5の装着部2側端部にはフランジ部10が回転自在に嵌め込まれる孔部11が形成されている。フランジ部10と孔部11との間には必要に応じてグリース等の潤滑剤が充填されている。

0017

このように構成された風抵抗器が装着される釣竿Rは、図3に示すように、竿体20と、竿体20の穂先側に設けられた釣り糸係止部21と、竿体20の竿元側端部に形成されたグリップ22とを有しており、鮎釣り等に使用する長竿である。ここでは、釣竿Rの竿元側端部に風抵抗器が取り付けられている。

0018

このような風抵抗器が装着された釣竿Rに図3の矢印Aで示す方向の風が作用したとき、穂先側はグリップ22部分を中心に反時計回りの方向にモーメントaが生じる。このとき竿元側にも同じ方向Aに風を受けるので、風抵抗器の網部3が風を受けて回転し、網部3の表面に風が作用する。その結果、竿元側はグリップ22を中心に時計回りの方向にモーメントbが発生する。このとき、網部3は網目状であるが、受風面積が比較的大きいので、風によって穂先側に作用する力より大きな力を受ける。したがって、受風部1は、グリップ22のより近い位置に位置しているが、比較的大きな力を受けることができる。このため、穂先側のモーメントaが受風部1によるモーメントbによって打ち消され、穂先側のモーメントaを小さくすることができる。

0019

〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態において、風抵抗器は釣竿Rの竿元側端部に装着されていたが、これに限定されるものではなく、穂先側のモーメントを打ち消すような位置であればどのような位置に装着してもよい。
(b)前記実施形態において、網部3は袋状に形成されていたが、これに限定されるものではない。
(c)前記実施形態において、枠部4は環状に形成されていたが、網部3を係止可能な他の形状でもよい。
(d)前記実施形態では、釣竿装着部7において筒状部分の内周面には弾性部材8が接着されていたが、これに限定されるものではない。たとえば弾性部材8を設けなくてもよい。
(e)前記実施形態では、連結部9は、装着部2の支持部5側端部から突出してフランジ部10が形成され、支持部5の装着部2側連結部にはフランジ部10が回転自在に嵌め込まれる孔部11が形成されて構成されていたが、これに限定されるものではない。たとえば装着部2に孔部を形成し、支持部5にフランジ部を形成してもよい。

発明の効果

0020

本発明によれば、釣竿に装着される風抵抗器において、受風部の表面に風を受けることにより釣竿への抵抗を低減させることができる。この抵抗を低減させることで釣竿のバランスがとりやすくなり、釣竿の操作性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0021

図1本発明の一実施形態における風抵抗器の平面図。
図2前記風抵抗器の回動装着部付近の拡大断面図。
図3前記風抵抗器を装着した釣竿の平面図。

--

0022

1 受風部
2装着部
3 網部
4 枠部
5 支持部
R 釣竿

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