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技術 ジベル筋及びこれを用いた半プレキャストコンクリート板

出願人 トヨタT&S建設株式会社
発明者 大河内貞男丸山賀弘加納富夫野崎嗣示浅井規和山内清徳柘植友恭
出願日 1998年11月18日 (20年10ヶ月経過) 出願番号 1998-327685
公開日 2000年5月26日 (19年3ヶ月経過) 公開番号 2000-145017
状態 特許登録済
技術分野 床構造 建築物の補強部材 管状製品,埋設成形品の製造
主要キーワード 省材料化 斜め筋 抵抗機構 立体形 合成板 溶接点数 水平筋 PCa板
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この項目の情報は公開日時点(2000年5月26日)のものです。
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図面 (12)

目的

従来のものに比べて使用材料が少なく、組み立て容易で、製造費が安価なジベル筋を提供するとともにこのジベル筋を使用したPCa板を提供する。

構成

1本の上端筋2の部分を頂部6a,6bとして八字状に下った2本の斜め筋5a,7a,5b,7bを一対としてこれを上端筋2の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋相互を水平筋4a,4b,4cで連結してラチス筋3を形成する。該ラチス筋3の前記各頂部6a,6bを前記1本の上端筋2に固着する。

概要

背景

概要

従来のものに比べて使用材料が少なく、組み立て容易で、製造費が安価なジベル筋を提供するとともにこのジベル筋を使用したPCa板を提供する。

1本の上端筋2の部分を頂部6a,6bとして八字状に下った2本の斜め筋5a,7a,5b,7bを一対としてこれを上端筋2の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋相互を水平筋4a,4b,4cで連結してラチス筋3を形成する。該ラチス筋3の前記各頂部6a,6bを前記1本の上端筋2に固着する。

目的

そこで本発明は、前記のラチス筋自体に半PCa板部21との定着部を設けて前記従来の両下端筋25,25をなくし、省材料化、製造の容易化、製品の低廉化などを図るジベル筋とこれを用いた半PCa板を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

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請求項1

1本の上端筋の部分を頂部として八字状に下った2本の斜め筋を一対としてこれを上端筋の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋を水平筋で連結したラチス筋を1本の線材連続形成し、該ラチス筋の前記各頂部を前記1本の上端筋に固着したことを特徴とするジベル筋

請求項2

前記水平筋を、前記上端筋の軸方向と直交する方向に配置した請求項1記載のジベル筋。

請求項3

1本の上端筋の部分を頂部として八字状に下った2本の斜め筋を一対としてこれを上端筋の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋を水平筋で連結したラチス筋を1本の線材で連続形成し、該ラチス筋の前記各頂部を前記1本の上端筋に固着したジベル筋を用い、該ジベル筋の水平筋部を薄板状の半プレキャストコンクリート部に埋設したことを特徴とする半プレキャストコンクリート板

請求項4

前記水平筋を、前記上端筋の軸方向と直交する方向に配置した請求項3記載の半プレキャストコンクリート板。

技術分野

0001

本発明はジベル筋及びこれを用いた半プレキャストコンクリート板に関する。

0002

従来、半プレキャストコンクリート板(以下半PCa板という)を使用して建物構築する工法として、図10に示すように、工場薄肉の半PCa板部21を打設するとともにこれにジベル筋22を立設し、この半PCa板を現場に搬送して、現場においてその薄肉の半PCa板部21上に現場打ちコンクリート23を打設してコンクリート合成板24を成形する工法がある。

0003

このような工法に使用される前記ジベル筋22として、従来、図10及び図11に示すように、2本の下端筋25,25と1本の上端筋26間に跨がって両側にラチス筋27,28を溶接固着して横断面が略三角形立体的トラス筋としたものがある。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、前記のような半PCa板においては、抵抗機構を考えると半PCa板部21のコンクリートの方に力が流れ、下端筋25,25は半PCa板部21との定着程度の用しかなしていない。また、上記のジベル筋は高価であるため、その材料の使用量をできる限り抑えたい要望がある。

0005

そこで本発明は、前記のラチス筋自体に半PCa板部21との定着部を設けて前記従来の両下端筋25,25をなくし、省材料化、製造の容易化、製品の低廉化などを図るジベル筋とこれを用いた半PCa板を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0006

前記の問題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、1本の上端筋の部分を頂部として八字状に下った2本の斜め筋を一対としてこれを上端筋の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋を水平筋で連結したラチス筋を1本の線材連続形成し、該ラチス筋の前記各頂部を前記1本の上端筋に固着したことを特徴とするジベル筋である。

0007

請求項2記載の第2の発明は、前記第1の発明において、前記水平筋を、前記上端筋の軸方向と直交する方向に配置したジベル筋である。請求項3記載の第3の発明は、前記第1の発明のジベル筋を使用した半プレキャストコンクリート板で、1本の上端筋の部分を頂部として八字状に下った2本の斜め筋を一対としてこれを上端筋の軸方向へ複数配置するとともにその隣接する一対の斜め筋を水平筋で連結したラチス筋を1本の線材で連続形成し、該ラチス筋の前記各頂部を前記1本の上端筋に固着したジベル筋を用い、該ジベル筋の水平筋部を薄板状の半プレキャストコンクリート部に埋設したことを特徴とする半プレキャストコンクリート板である。

0008

そして、請求項4記載の第4の発明は、前記第3の発明において、前記水平筋を、前記上端筋の軸方向と直交する方向に配置した半プレキャストコンクリート板である。

発明を実施するための最良の形態

0009

図1乃至図9に示す実施例に基き本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は第1実施例を示す。

0010

図1乃至図3はジベル筋を示すもので、該ジベル筋1は、1本の上端筋2と1本のラチス筋3とからなる。ラチス筋3は、前記上端筋2の軸方向と直交する方向に配置した水平筋4aの一端から上端筋2の軸方向でかつ上端筋2側へ傾斜した一側(例えば左側)の斜め筋5aを立ち上げ、該一側の斜め筋5aの上端を上端筋2の上面で折曲して該頂部6aから前記一側の斜め筋5aと反対側へ傾斜した他側(例えば右側)の斜め筋7aを連続形成し、該他側の斜め筋7aの下端に、前記水平筋4aと並行する水平筋4bを連続形成し、更に、該水平筋4bから前記と同様に一側の斜め筋5b、頂部6b、他側の斜め筋7b、水平筋4cを繰り返し連続形成して構成されている。前記斜め筋5aと7a、5aと7bが夫々ハの字状の一対の斜め筋となる。

0011

そして、前記ラチス筋3の頂部6a,6b…が上端筋2に溶接等で固着されている。前記上端筋2及びラチス筋3は鉄筋ステンレス筋、複合繊維棒などを使用する。

0012

前記のように構成したことにより、1本の線材を成形機により連続的に曲げ加工してラチス筋3を製造でき、そのラチス筋3の製造が容易である。また、このラチス筋3に対して1本の上端筋2を溶接等で固着するのみでジベル筋1を組み立て製造できるため、前記従来のように2本の下端筋と1本の上端筋を使用するものに比べてジベル筋の使用材料が1/4〜1/3程少なくてよい。更に、組み立て時の溶接点数も1/3に減少し、工数を低減してジベル筋の組み立て時間の短縮が行え、ジベル筋の製造容易化、低廉化を図ることができる。

0013

更に、1本の線材からなるラチス筋であっても該ラチス筋3を、上端筋2を中心としてその両側(左右)にバランスよく配置でき、かつ、水平筋3a,3b…を多数並列的に配置したので、そのジベル筋1の仮設置が可能になる。

0014

更に、このジベル筋1は、上下はもちろん、前後、左右の力にも対処できる立体形状となる。更に、前記のように各水平筋4a,4b…が上端筋2に直交して並行に配置さているので、これら隣接する水平筋間に空間が形成される。したがって、これらの空間を通じて設備配管配筋作業がしやすくなる。

0015

前記のように形成されたジベル筋1は、所望の数、並列的にコンクリート中に埋設するもので、例えば図4乃至図6に示すようにコンクリート板中に埋設して使用する。

0016

図4及び図5は前記のようなジベル筋1を用いた半PCa板8を示し、図6は該半PCa板8を使用したプレキャストコンクリート合成板を示す。前記半PCa板を製造するには、工場のベッド上において、前記ジベル筋1を所望本並列して立設し、図4及び図5に示すようにジベル筋1の下部が埋設される程度にコンクリートを打設して薄肉の半PCa板部9を成形し、表面にジベル筋1を突設した半PCa板8を製造する。

0017

このように製造された半PCa板8のジベル筋1は、その水平筋4a,4b…によりPCa板部9に確実に保持され、該半PCa板8の工場からの搬送時にジベル筋1が外脱することがない。

0018

次に、前記の半PCa板8を現場に搬送し、現場においてその半PCa板8を、そのジベル筋1を上向きにして床部等に水平に配置し、その上面に図6に示すようにジベル筋1が埋設されるようにコンクリート10を打設する。これにより、ジベル筋1によって半PCa板部9と現場打ちコンクリート10とが連結された半PCa合成板11が成形される。この成形状態において、水平筋4a,4b…が半PCa板部9と強固に係合し、上端筋1が現場打ちコンクリート10と強固に係合するため、半PCa板部9と現場打ちコンクリート10とが強固に結合される。

0019

なお、前記の半PCa板8は、これを現場で垂直に配設してコンクリート型枠として用いてもよい。図7は本発明のジベル筋の第2実施例を示す。

0020

本実施例のジベル筋1Aも1本の上端筋2と1本のラチス筋3Aとからなる。ラチス筋3Aは、上端筋2の軸方向と直交する方向に配置した水平筋4aの一端から上端筋2の軸方向でかつ上端筋2側へ傾斜した一側(例えば右側)の斜め筋5aを立ち上げ、該一側の斜め筋5aの上端を上端筋2の一側で折曲して該頂部6aから前記一側の斜め筋5aと同側において斜め筋5aと反対方向へ傾斜して斜め筋7aを連続形成し、該斜め筋7aの下端に、前記水平筋4aと並行する水平筋4bを連続形成し、更に、該水平筋4bの他端から上端筋2の軸方向でかつ上端筋2側へ傾斜した他側(例えば左側)の斜め筋5bを立ち上げ、該他側の斜め筋5bの上端を上端筋2の他側で折曲して該頂部6bから前記他側の斜め筋5bと同側において斜め筋5bと反対方向へ傾斜した斜め筋7bを連結形成し、該斜め筋7bの下端に、前記水平筋4bと並行する水平筋4cを連続形成し、更に、該水平筋4cの他端から前記と同様に各筋5a…を繰り返し連続形成して構成されている。前記斜め筋5aと7a、5bと7bが夫々ハ字状の一対の斜め筋となる。また、前記各頂部6a,6b…は上端筋2と溶接等で固着されている。

0021

本第2実施例のジベル筋1Aも前記第1実施例のジベル筋1と同様の作用、効果を発揮できる。更に、本第2実施例のジベル筋1Aを前記第1実施例のジベル筋1と同様に図4及び図5に示すように半PCa板部9に埋設し、更にこれを用いて図6に示すように半PCa合成板を成形することにより、前記と同様の作用、効果を発揮する。

0022

図8は本発明のジベル筋の第3実施例を示す。本実施例のジベル筋1Bも1本の上端筋2と1本のラチス筋3Bとからなる。ラチス筋3Bは、上端筋2の一側(例えば右側)において上端筋2と並行に配置した水平筋4aの一端から上端筋2の軸方向でかつ上端筋2側へ傾斜する斜め筋5aを立ち上げ、該一側の斜め筋5aの上端を上端筋2の上面で折曲して該頂部6aから前記一側の斜め筋5a側と反対側へ傾斜した他側(例えば左側)の斜め筋7aを連続形成し、該他側の斜め筋7aの下端に、前記上端筋2と並行する水平筋4bを連続形成し、更に、該水平筋4bの他端から上端筋2側へ傾斜する斜め筋5bを立ち上げ、該斜め筋5bの上端を上端筋2の上面で折曲して該頂部6bから前記斜め筋5bと反対側へ傾斜した斜め筋7bを一側(例えば右側)に連続形成し、更に該斜め筋7bの下端から上端筋2に並行して水平筋4bを連続形成し、更に該水平筋4bの他端から前記と同様に各筋を繰り返し連続形成して構成されている。そして、前記各頂部6a,6b…は上端筋2と溶接等で固着されている。

0023

本第3実施例のジベル筋1Bも前記第1実施例のジベル筋1と同様の作用、効果を発揮できる。更に、本第3実施例のジベル筋1Bを前記第1実施例のジベル筋1と同様に図4及び図5に示すように半PCa板部9に埋設し、更に、これを用いて図6に示すように半PCa合成板を成形することにより、前記と同様の作用、効果を発揮する。

0024

図9は本発明のジベル筋の第4実施例を示す。本実施例のジベル筋1Cも1本の上端筋2と1本のラチス筋3Cとからなる。ラチス筋3Cは、前記上端筋2の軸方向に対して傾斜する方向に配置した水平筋4aの一端から上端筋2の軸方向と直交する方向において上端筋2側へ傾斜した一側(例えば右側)の斜め筋5aを立ち上げ、該一側の斜め筋5aの上端を上端筋2の上面で折曲して該頂部6aから前記一側の斜め筋5aと反対側へ傾斜した他側(例えば左側)の斜め筋7aを連続形成し、該他側の斜め筋7aの下端に、前記水平筋4aと並行(上端筋2の軸方向に対して傾斜)する水平筋4bを連続形成し、更に、該水平筋4bから前記と同様に一側の斜め筋5b、頂部6b、他側の斜め筋7b、水平筋4cを繰り返し連続形成して構成されている。前記斜め筋5a,7aと5bと7bが夫々ハの字状の一対の斜め筋となる。

0025

そして、前記ラチス筋3の頂部6a,6b…が上端筋2に溶接等で固着されている。本第4実施例のジベル筋1Cも前記第1実施例のジベル筋1と同様の作用、効果を発揮できる。

0026

更に、本第4実施例のジベル筋1Cを前記第1実施例のジベル筋1と同様に図4及び図5に示すように半PCa板部9に埋設し、更に、これを用いて図6に示すように半PCa合成板を成形することにより、前記と同様の作用、効果を発揮する。

0027

なお、前記各実施例のジベル筋は、前記の半PCa板以外のコンクリート間接合部材としても応用できる。

発明の効果

0028

以上のようであるから、本発明のジベル筋においては、そのラチス筋が1本の線材によって上下はもちろん、前後・左右の力にも対処できるように立体形状に形成できる。そのため、前記従来の2本の下端筋を有するものと比較して使用材料が約1/4〜1/3に減少し、組み立て時の溶接点数も約1/3に減少する。

0029

従って、ジベル筋の材料費の低減化を図り、かつ組み立て工数の低減による作業の能率化、組み立て時間の短縮化を図ることができる。更に、請求項2記載のジベル筋においては、ラチス筋の水平筋が上端筋と直交する方向に配置されているため、該隣接する水平筋間には前記従来の下端筋のような鉄筋が存在せず、前記従来のような上端筋と並行する下端筋を有するものに比べて設備配管や配筋作業がしやすくなる。

0030

また、前記本発明のジベル筋を使用した半PCa板においては、前記本発明のジベル筋が、その水平筋によってPCa板部に強固に連結され、前記ジベル筋の効果を有するPCa板を提供できる。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明のジベル筋の第1実施例を示す斜視図。
図2図1の側面図。
図3図2のA−A線断面図。
図4図1〜3に示すジベル筋を埋設したPCa板の側断面図。
図5図4のB−B線断面図。
図6図4及び図5に示すPCa板を用いて成形したコンクリート合成板の側断面図。
図7本発明のジベル筋の第2実施例を示す斜視図。
図8本発明のジベル筋の第3実施例を示す斜視図。
図9本発明のジベル筋の第4実施例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は平面図。
図10従来のジベル筋を使用したPCa板の断面図。
図11図10におけるジベル筋の斜視図。

--

0032

1,1A,1B,1C…ジベル筋2…上端筋
3,3A,3B,3C…ラチス筋4a,4b,4c…水平筋
5a,7a…斜め筋8…PCa板
9…PCa板部 10…現場打ちコンクリート
11…PCa合成板

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