図面 (/)

技術 顔料、フルオロポリマ—および結合樹脂を含有する被覆物を施した物品、その物品の製造方法および用途

出願人 バイルブルガーコーティングスゲーエムベーハー
発明者 ユルゲンヘルバー
出願日 1999年7月12日 (21年1ヶ月経過) 出願番号 1999-197694
公開日 2000年5月23日 (20年3ヶ月経過) 公開番号 2000-140752
状態 未査定
技術分野 ベイキング用装置 ベイキング、グリル、ロースティング フライパン、フライヤー 流動性材料の適用方法、塗布方法
主要キーワード 寸法規則 内部包 粒状有機物 密閉層 外部包 粘着性被覆 キャセロール 一次層
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年5月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

腐食耐性が改良され、機械的負荷耐性最高強化された抗接着被覆の施された物品を提供する。

解決手段

無機及び/又は有機顔料フルオロポリマー及びポリアミドポリイミドポリエーテルイミドポリエーテルスルホンポリフェニレンスルフィドポリエーテルケトンシリコーン樹脂の少なくとも1種又は2種の混合物を含む少なくとも単層被覆物が少なくとも一部に施された少なくも一部が金属、セラミックほうろう又はガラスからなり、樹脂のフルオロポリマーに対する重量比が1.5:1から1:3の範囲にあり、被覆物がフルオロポリマーに関し、0.05〜25重量%の無機及び/又は有機顔料を含有し、顔料の少なくとも10重量%が最大粒子の直径の2.5〜50%の一次粒径と最大の粒子の直径の1〜5倍の直径に相当する一次粒径を有することを特徴とする。

概要

背景

現在、調理用ベーキング用およびロースト用またはフライ用の抗接着性被覆物は原則としてEP-A-0 022 257に基づいており、そこでは被覆されるべき粗い表面と直接接触する基層を有する多層構造および有機結合樹脂フルオロポリマー顔料雲母およびラッカー添加剤を含有する混合物について説明している。

このような抗接着性被覆物は腐食現象で損傷を受けることが観察されたので、考慮される状況は腐食予防の改良であった。その目的のために、EP-A-0 056 280は、フルオロポリマーとして、例えばテトラフルオロエチレンペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体またはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体などの熱可塑性テトラフルオロエチレン共重合体と共に融解状態から加工できないポリテトラフルオロエチレンを含有する混合物を使用する。これらのフルオロポリマー混合物は基体の接着性を改良するので、腐食を促進する充填後の寿命延長する。

EP-A-0 254 269は、一定のモル質量を有するPTFEが使用され、また機械特性を改良するためにセラミック充填剤を含有する抗粘着性被覆物について記載している。WO 91/02 773は、基層はフルオロポリマーを含まないが結合樹脂と多分顔料を含有するだけであり、次の層はフルオロポリマーを含有している積層構造について記載している。このような積層構造においては、基層が高い予備乾燥温度を必要とし、次のフルオロポリマー含有層に対して不十分な中間接着をする。もっと後の出版物の例えばWO 92/10309、EP-A-0 561 981、US-A-5 250 356およびWO94/05 494は、基層にフルオロポリマーを含有するが、フルオロポリマーの濃度勾配を有し、その含有量が基層から被覆層へと増加する積層構造について記載している。EP-A-0 607 934およびEP-A-0 659 853は一定の結合樹脂を選択することにより基体の接着性を改良しようと努力している。

金属、ガラス状基体またはセラミック基体に対する基体の接着性を改良するために、WO 96/13 556は例えばコロイド状シリカなどの珪酸塩または酸化物充填剤を含有する基層を提案している。フルオロポリマー対結合樹脂の重量比は、その場合、1:2から2:1までである。無機充填剤は少なくとも1μmの直径を有するべきである。

WO 97/01 599は抗粘着性被覆物について記載しており、その製造のために粒径が75nm未満で、後になって硬化する硬化剤の少なくとも一部フッ素化無機前駆体が加えられる。その方法ではフッ素化有機溶剤を使用する。その系は水性系へ変えられない。

前記被覆物が有機および/または無機顔料を含有する限りでは、その刊行物には粒径に関する詳細が記載されていないし、ともかく、一方では顔料および他方ではフルオロポリマー粒子の粒径に左右されることについては全く言及されていない。

概要

腐食耐性が改良され、機械的負荷耐性最高強化された抗接着被覆の施された物品を提供する。

無機及び/又は有機顔料、フルオロポリマー及びポリアミドポリイミドポリエーテルイミドポリエーテルスルホンポリフェニレンスルフィドポリエーテルケトンシリコーン樹脂の少なくとも1種又は2種の混合物を含む少なくとも単層の被覆物が少なくとも一部に施された少なくも一部が金属、セラミックほうろう又はガラスからなり、樹脂のフルオロポリマーに対する重量比が1.5:1から1:3の範囲にあり、被覆物がフルオロポリマーに関し、0.05〜25重量%の無機及び/又は有機顔料を含有し、顔料の少なくとも10重量%が最大粒子の直径の2.5〜50%の一次粒径と最大の粒子の直径の1〜5倍の直径に相当する一次粒径を有することを特徴とする。

目的

本発明の目的は、腐食に対する高い耐性と最高に高められた機械的負荷に耐える能力を有する抗接着被覆の施された物品を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

少なくとも一部分が金属、セラミックほうろうまたはガラスから成る物品であって、該物品の少なくとも一部を被覆し、無機および/または有機顔料フルオロポリマーおよび結合樹脂としてポリアミドイミドポリイミドポリエーテルイミドポリエーテルスルホンポリフェニレンスルフィドポリエーテルケトンシリコーン樹脂の種類の少なくとも1つまたはその少なくとも2つの混合物を含有している少なくとも単一層被覆物を備えており、該物品の表面と直接接触する層における全結合樹脂対全フルオロポリマーの重量比が1.5:1から1:3までの範囲であり、全被覆物は、全含有フルオロポリマーに対して、結合樹脂およびフルオロポリマーとは異なる無機および/または有機顔料0.05〜25重量%を含有し、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の2.5〜50%の範囲の一次粒径を有すると共に、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の1〜5倍の直径に相当する一次粒径を有することを特徴とする物品。

請求項2

その被覆物は少なくとも1つの無機顔料を含有することを特徴とする請求項1に記載の物品。

請求項3

その被覆物が少なくとも2種類の異なる一次粒径を有する無機顔料を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品。

請求項4

その被覆物が顔料としてカーボンブラック二酸化珪素二酸化チタン、またはスピネル型コバルトアルミニウム混合酸化物燐酸コバルト、ZnFe2O4、(Fe2Mn)2O3混合酸化物、Cu(Cr,Fe)2O4、Cr2O3,Fe2O4、FeO、珪酸アルミニウム酸化アルミニウムタルク、BaSO4またはセラミック充填剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品。

請求項5

被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%は、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の5%〜42%の範囲である一次粒径を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品。

請求項6

それぞれの場合において被覆物に含まれる全顔料の少なくとも20重量%、特にそれぞれの場合において少なくとも30重量%が、一方では最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の2.5〜50%の範囲内であり、他方では1〜5倍の範囲内である一次粒径を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品。

請求項7

被覆物に含まれる全顔料について、それぞれの場合に、一次粒子の少なくとも5重量%が、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の39〜42%、20〜24%、9〜13%、および5〜8%の範囲内の粒径を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の物品。

請求項8

フルオロポリマーが少なくとも2種類の異なる粒径分布(2形態)を有する混合物から成ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の物品。

請求項9

フルオロポリマーは融解状態から加工処理できない少なくとも1つのフルオロポリマーと少なくとも1つの熱可塑性フルオロポリマーとの混合物から成ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の物品。

請求項10

フルオロポリマー混合物が18重量%までの熱可塑性フルオロポリマーを含有し、その平均一次粒径が融解状態から加工処理できないフルオロポリマーの平均一次粒径の42%までであることを特徴とする請求項9に記載の物品。

請求項11

融解状態から加工処理できないフルオロポリマーがヘキサフルオロプロピレンまたはペルフルオロアルキルエーテル変性されるテトラフルオロエチレンホモポリマーまたはポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項9および10のいずれか1項に記載の物品。

請求項12

融解状態から加工処理できないフルオロポリマーが定性的にまたは定量的に非均質性粒子を含有することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の物品。

請求項13

熱可塑性フルオロポリマーがペルフルオロアルキルビニルエーテルおよびテトラフルオロエチレンおよび/またはヘキサフルオロプロピレンおよびテトラフルオロエチレンの共重合体であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の物品。

請求項14

少なくとも一部分が金属、セラミック、ほうろうまたはガラスから成る物品の製造方法であって、該物品の少なくとも一部に、無機および/または有機顔料、フルオロポリマー、およびポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルケトン、シリコーン樹脂の種類の少なくとも1つの結合樹脂またはその少なくとも2つの混合物から成り、該物品の表面と直接接触する層における全結合樹脂対全フルオロポリマーの重量比が1.5:1から1:3までの範囲である少なくとも1つの水性分散体を塗布し、その濡れた被覆物を乾燥し、加熱することにより該物品の少なくとも一部をカバーする少なくとも単一層の被覆物を備えており、このような組成の水性分散体は1つ以上の連続的作業操作において該物品に塗布され、全被覆物は全含有フルオロポリマーに対して結合樹脂およびフルオロポリマーとは異なる無機および/または有機顔料0.05〜25重量%を含有し、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の2.5〜50%の範囲の一次粒径を有すると共に、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の1〜5倍の直径に相当する一次粒径を有することを特徴とする物品の製造方法。

請求項15

2層の被覆物がカバー層を塗布する前に基層を乾燥させることなく塗布され、乾燥は塗布操作の終了時に行われることを特徴とする請求項14に記載の方法。

請求項16

3層の被覆物が塗布され、その場合に、基層が最初短時間に乾燥され、中間層は全く乾燥されないかまたは最初にほんの短時間だけ乾燥されることを特徴とする請求項14に記載の方法。

請求項17

被覆されるべき表面が5μm未満の平均表面粗さを有し、接着性を低下させる不純物を含まないことを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の方法。

請求項18

結合樹脂を4.0〜18.0重量%、泡止め剤を0.2〜4.0重量%、流動剤を0.5〜7.0重量%、カーボンブラックを0.6〜2.0重量%、SiO2を0.4〜2.5重量%、粘度変性/均質化剤を0〜5.2重量%、フルオロポリマーを2.7〜17.5重量%、顔料を1.8〜8.0重量%および残余水分を含有する水性分散体で被覆が行われることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の方法。

請求項19

結合樹脂を0〜10重量%、泡止め剤を0.2〜4.0重量%、流動剤を0.5〜7.0重量%、カーボンブラックを0.1〜1.2重量%、SiO2を0〜0.8重量%、粘度変性/均質化剤を0.2〜5.5重量%、顔料を0.05〜4.8重量%、雲母を0.1〜1.4重量%、アクリル酸塩焼結助剤を0〜5.5重量%、フルオロポリマーを25.0〜45.0重量%および残余水分を含有する水性分散体で被覆が行われることを特徴とする請求項13〜18のいずれか1項に記載の方法。

請求項20

泡止め剤を0.2〜4.0重量%、流動剤を0.4〜7.2重量%、カーボンブラックを0.1〜1.0重量%、SiO2を0〜0.9重量%、粘度変性/均質化剤を0.2〜5.5重量%、アクリル酸塩焼結助剤0〜5.5重量%、顔料を0.05〜1.5重量%、雲母を0〜1.6重量%、フルオロポリマーを30.0〜45.0重量%および残余水分を含有する水性分散体で被覆が行われることを特徴とする請求項13〜19のいずれか1項に記載の方法。

請求項21

調理用器具ベーキング器具、またはフライ用器具またはロースト用器具としての請求項1〜13のいずれか1項に記載の物品の用途。

技術分野

0001

本発明は少なくとも一部分が金属、セラミックほうろうまたはガラスから成る物品であって、該物品の少なくとも一部分を覆い、無機顔料および/または有機顔料フルオロポリマー、および結合樹脂としてポリアミドイミド類、ポリイミド類ポリエーテルイミド類ポリエーテルスルホン類ポリフェニレン硫化物ポリエーテルケトン類シリコーン樹脂の種類の少なくとも1つまたはその内の少なくとも2つの混合物を含有する少なくとも単一層被覆物を有し、物品の表面と直接接触する層における全結合樹脂対全フルオロポリマーの重量比が1.5:1から1:3までの範囲であることを特徴とする前記物品に関するものである。このような物品は摩擦を減少させる抗接着性および汚れ防止性の被覆物を有し、主として料理用ベーキング用およびフライ用またはロースト用の台所用品として使用される。

背景技術

0002

現在、調理用、ベーキング用およびロースト用またはフライ用の抗接着性被覆物は原則としてEP-A-0 022 257に基づいており、そこでは被覆されるべき粗い表面と直接接触する基層を有する多層構造および有機結合樹脂、フルオロポリマー、顔料雲母およびラッカー添加剤を含有する混合物について説明している。

0003

このような抗接着性被覆物は腐食現象で損傷を受けることが観察されたので、考慮される状況は腐食予防の改良であった。その目的のために、EP-A-0 056 280は、フルオロポリマーとして、例えばテトラフルオロエチレンペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体またはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体などの熱可塑性テトラフルオロエチレン共重合体と共に融解状態から加工できないポリテトラフルオロエチレンを含有する混合物を使用する。これらのフルオロポリマー混合物は基体の接着性を改良するので、腐食を促進する充填後の寿命延長する。

0004

EP-A-0 254 269は、一定のモル質量を有するPTFEが使用され、また機械特性を改良するためにセラミック充填剤を含有する抗粘着性被覆物について記載している。WO 91/02 773は、基層はフルオロポリマーを含まないが結合樹脂と多分顔料を含有するだけであり、次の層はフルオロポリマーを含有している積層構造について記載している。このような積層構造においては、基層が高い予備乾燥温度を必要とし、次のフルオロポリマー含有層に対して不十分な中間接着をする。もっと後の出版物の例えばWO 92/10309、EP-A-0 561 981、US-A-5 250 356およびWO94/05 494は、基層にフルオロポリマーを含有するが、フルオロポリマーの濃度勾配を有し、その含有量が基層から被覆層へと増加する積層構造について記載している。EP-A-0 607 934およびEP-A-0 659 853は一定の結合樹脂を選択することにより基体の接着性を改良しようと努力している。

0005

金属、ガラス状基体またはセラミック基体に対する基体の接着性を改良するために、WO 96/13 556は例えばコロイド状シリカなどの珪酸塩または酸化物充填剤を含有する基層を提案している。フルオロポリマー対結合樹脂の重量比は、その場合、1:2から2:1までである。無機充填剤は少なくとも1μmの直径を有するべきである。

0006

WO 97/01 599は抗粘着性被覆物について記載しており、その製造のために粒径が75nm未満で、後になって硬化する硬化剤の少なくとも一部フッ素化無機前駆体が加えられる。その方法ではフッ素化有機溶剤を使用する。その系は水性系へ変えられない。

0007

前記被覆物が有機および/または無機顔料を含有する限りでは、その刊行物には粒径に関する詳細が記載されていないし、ともかく、一方では顔料および他方ではフルオロポリマー粒子の粒径に左右されることについては全く言及されていない。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明の目的は、腐食に対する高い耐性最高に高められた機械的負荷に耐える能力を有する抗接着被覆の施された物品を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

この目的が本明細書の初めの部分に示された特徴を有する物品において以下に述べる本発明の特徴により達成されることは驚くべきことである。

0010

本発明による物品は、全被覆物が全含有フルオロポリマーに対して、結合樹脂およびフルオロポリマーとは異なる無機顔料および/または有機顔料を0.05重量%から25重量%までの範囲で含有することを特徴とし、その場合にその被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%は、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の2.5〜50%の範囲である一次粒径を有し、その被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%は最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の1〜5倍の直径に相当する一次粒径を有する。最高技術水準において、特に僅かな深さの凸凹(<1μm)を有する基体上の被覆物に関して、各表面の欠陥、特に不十分な腐食保護の結果として形成された泡により、被覆物に急速な損傷が与えられることが観察された。それは特に機械的負荷に関連して、例えば、攪拌工程による機械的応力を受ける調理用器具およびフライ用器具またはロースト用器具の場合に観察された。

0011

さて、驚いたことに、粒径に関する特定の設定および一定の寸法上の規則の応用を有する本発明の考えにより被覆物の腐食に対する耐性が強化され、最高技術水準と比較して、本発明は抗粘着性被覆物の寿命を何倍も延長させることに成功し、さらに費用のかかる、環境上好ましくない予備的な基体処理操作前提としないことが判明した。結合樹脂とフルオロポリマーの混合物を充填しない場合と比べて顔料を加える場合は基体の接着性を損なうことが予想されたので、本発明による抗粘着性被覆物の基体接着性、機械的負荷に耐える能力および耐腐食性の強化は極めて驚くべきことである。

0012

本発明により使用されるべき有機結合樹脂は250°Cまでの温度範囲食品と直接接触する場合に耐性を有するものであり、粒状固体材料の形状または溶液状で被覆物の最初の混合物に導入でき、融解された材料を形成できるものである。本発明で使用される意味の顔料は被覆物を作製するために使用される出発混合物に溶解できない粒状物質であり、製造工程により、少なくとも一部分はその一次粒径を回復する粒状物質であり、従って、顔料の一次粒径は本発明の寸法規則に関する基準として、すなわち被覆物混合物に加える前または加える際の顔料の粒径として言及される。

0013

被覆物を作製する場合に、顔料は水性分散体または溶剤含有分散体の形状で水性または溶剤含有フルオロポリマー分散体に容易に添加され、均一に混合できる。さらに加工処理する途中で、これらの混合物を乾燥するが、その場合に得られた組成物は最早分離しない。最新の技術とは対照的に、この方法はフルオロポリマーおよび顔料前駆体の共通の溶液を前提としないし、また費用のかかる過フッ素化溶液を必要としない。特定の粒径範囲を有する本発明の顔料の他に、被覆物をさらに強化する周知の積層障壁顔料を加えることも可能である。このような積層充填剤は最も長くて少なくとも5μmであり、本発明による被覆物に悪影響を与えない。しかし、それらは逆にこのような被覆物の抗摩擦特性をさらに改良することができる。しかしその割合は好ましくは問題の層のフルオロポリマーの全重量の8重量%以下である。

0014

本発明による腐食保護強化の驚くべき技術的効果について可能な説明は、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマーの直径の2.5〜50%の範囲内である小さな顔料粒子がフルオロポリマー粒子の最も濃密な球形パッキング球間の隙間に混入され、少なくとも一部分がこれらの隙間を占領し、層の接着特性に悪影響を与えることなくパッキング密度のレベルが増大されるが、これは中間の隙間を充填する粒子の粒径のおかげで、その粒子が形成された球形パッキングの内部に主として配置されるからである。パッキング密度のレベルが増加したことにより、特に溶解状態から加工できないフルオロポリマーの場合に微小気孔率が減少し、活発薬剤が基体まで透過できる通路の大きさが大幅に減少するので、層の腐食保護が改良されることが説明できる。球間の隙間を特にフルオロポリマーと比べて実質的に高い硬度の無機顔料で充填すると、機械的負荷に耐える能力、すなわち耐摩耗性を促進させ、抗接着特性を低下させることなく、また基体の接着性に悪影響を与えることもない。従って、本発明により、無機顔料の使用が好ましいが、用途によっては、使用される混合物に溶解しない粒状有機物質で、使用されたフルオロポリマーおよび結合樹脂とは異なる有機顔料を使用することも可能である。小さな顔料粒子の他に、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の1〜5倍に相当する大きな顔料粒子を混入する場合に、これらの顔料粒子は余りに大き過ぎて球間の隙間に混入されないため、耐腐食性および基体接着性がさらに強化される理由を説明することは、現在のところ不可能である。

0015

本発明による被覆物は1層以上の層から構成されてもよい。好ましくは、被覆物は2層また3層から成り、有機結合樹脂の割合は基層からカバー層へと減少し、カバー層は多分結合樹脂を含まない。従って、上記に特定された結合樹脂対フルオロポリマーの重量比は、物品の表面と直接接触する層に関係があり、それは多層被覆物の場合は基層であり、単一層被覆の場合は全体的な層である。

0016

本発明による被覆物は、例えばガウス曲線の形の単一粒径分布を有し、単一形態と呼ばれる1つ以上のフルオロポリマーを使用できる。最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径はガウス曲線の最大値のフルオロポリマー粒子の直径に対応するが、それはその直径のフルオロポリマー粒子は混合物中の最も高い重量比を有するからである。

0017

しかし、好ましくは、本発明による被覆物は少なくとも2種類の異なる粒径分布を有する二形態または多形態のフルオロポリマーを使用し、例えば一方は最大値24nmを有し、他方は最大値100nmを有する。この場合に、最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子は上記粒径分布の最大値、すなわち240nmに対応する。従って、本発明により、この数字の例で、少なくとも10重量%の含有顔料が240nmから1200nmまでの範囲の一次粒径を有することになる。

0018

フルオロポリマーとして、融解状態から加工処理できないタイプのポリテトラフルオロエチレンおよび熱可塑性テトラフルオロエチレン共重合体を含有する混合物を使用することは好ましい。望ましくは、熱可塑性フルオロポリマーの重量比は融解状態から加工処理できないフルオロポリマーの最大20重量%、好ましくは最大15重量%である。熱可塑性共重合体平均一次粒径は、非融解性のフルオロポリマーの平均一次粒径の好ましくは多くて50%、好ましくは多くて42%である。非融解性フルオロポリマーは望ましくはテトラフルオロエチレン単独重合体ヘキサフルオロプロピレンまたはペルフルオロアルキルエーテル変性したポリテトラフルオロエチレンであり、定量的にまたは定性的に非均一粒子を含有することができる。熱可塑性フルオロポリマーは望ましくはペルフルオロアルキルビニルエーテルとテトラフルオロエチレンおよび/またはヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロエチレンの共重合体である。

0019

もし本発明による被覆物が2層被覆物であるなら、第二層またはカバー層は望ましくはフルオロポリマーの合計量に対して0〜30重量%の結合樹脂を含有する。2層または多層の被覆物の場合は、カバー層または最上層は好ましくは全く結合樹脂を含有しない。

0020

本発明による被覆物の場合に、最も大きなフルオロポリマー粒子により形成される最も密度の高い球形パッキングの球間の隙間の一部は小さなフルオロポリマー粒子で充填できる。しかし、球間の隙間の実質的部分またはその全ては本発明により小さな粒径の顔料により充填される。

0021

使用されたフルオロポリマーは、芯、多分異なる化学構造内部包装およびまた別の構造の少なくとも1つの外部包装を有する限り、ポリマー粒子用非均質構造を有するかもしれない。このような非均一なフルオロポリマー粒子は段階的重合において得られる。例えば、粒子の内部領域にある変性剤の含有量が外部領域のものと異なる定量的に非均一な粒子を使用することも可能である。好ましくは、これらのフルオロポリマー粒子は水性分散体において使用される。物質の表面と直接接触する層中の合計結合樹脂対合計フルオロポリマーの重量比は好ましくは1:1から1:2までの範囲である。

0022

非常に様々な物質が本発明により有機顔料と見なされるようになるが、それらは必ずしも同じように作用する必要はない。本発明による好ましい無機顔料は二酸化珪素カーボンブラック二酸化チタンスピネル型コバルト-アルミニウム混合酸化物燐酸コバルト、ZnFe2O4、(Fe2,Mn)2O3-混合酸化物、Cu(Cr,Fe)2O4、Fe2O3、Cr2O3、FeO、珪酸アルミニウム焼成または含水酸化アルミニウム、タルクまたはBaSO4および対応する粒径のセラミック充填剤である。有機顔料は、例えば、選ばれた系に溶解しない色顔料である。

0023

さらに小さい顔料粒子の直径は望ましくは最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の5%〜42%までの範囲であり、特に好ましくは少なくとも一次粒径の少なくとも5重量%がそれぞれ最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の39〜42%の範囲、または20〜24%の範囲、または9〜13%の範囲、または5〜8%の範囲である。

0024

既に最初に述べたように、本発明による物品は好ましくは調理用器具、焼き物およびフライまたはロースト用器具として使用され、その目的のために、通常はポットキャセロールまたはその類似物などがある。

0025

本発明による少なくとも一部分が金属、セラミック、ほうろうまたはガラスから成る物品であって、無機および/有機顔料、フルオロポリマーおよび結合樹脂として少なくとも1つのポリアミドイミド、ポリイミドポリエーテルイミドポリエーテルスルホンポリフェニレンスルフィドポリエーテルケトン、シリコーン樹脂またはその少なくとも2つの混合物を含有していて、該物品の少なくとも一部を覆う少なくとも単一層の被覆物を備えており、該物品の表面と直接接触する層における全結合樹脂対全フルオロポリマーの重量比が1.5:1から1:3までの範囲である前記物品の製造方法は、それ自体周知の方法で該物品の少なくとも一部分には全含有フルオロポリマーに対して結合樹脂およびフルオロポリマーとは異なる無機および/または有機顔料0.05〜25重量%が含まれるような被覆物が提供され、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の2.5〜50%の範囲、好ましくは5〜42%の範囲の一次粒径を有すると共に、該被覆物に含まれる全顔料の少なくとも10重量%が最も高い重量比を有する最も大きな含有フルオロポリマー粒子の直径の1〜5倍の直径に相当するポリマー粒径を有することを特徴とする。両方の粒径範囲から使用される顔料は好ましくはそれぞれの場合被覆物に含まれる全顔料の少なくとも20重量%、特に好ましくは少なくとも30重量%から成る。

0026

直接基体に塗布される基層または第一層の他に被覆物密閉層を形成するカバー層を有する少なくとも2層の被覆物構造が好ましい。これらの層は両方ともそこに含まれる水分を除去するためにプライマーを空気にさらす、例えば100°Cの循環空気温度で2分間などの短い工程の後で、およびまた湿式−湿式工程で塗布できる。後者の湿式−湿式工程はカバー層を塗布する前にプライマー層中間乾燥は行われないで、カバー層は直接濡れた基層に塗布されることを意味する。次に、全体の被覆物は強制的に乾燥され、少なくとも5〜15分間にわたり120°C〜420°Cまでの目標温度で焼成される。

0027

本発明による単一層被覆物構造は乾燥状態で層の厚さが3〜18μmである。少なくとも2層の被覆物構造の基層は望ましくは6〜12μmであり、2層構造の場合のカバー層の厚さは乾燥状態でそれぞれの場合12〜20μmである。3層構造の場合、全て乾燥状態で、基層または第一次層はまた好ましくは厚さが6〜12μmであるが、中間層は好ましくは厚さが10〜15μmであり、カバー層は好ましくは厚さが10〜15μmである。本発明による被覆物は噴霧流し塗装またはロール塗装により塗布できる。流し塗装またはロール塗装による塗布の場合、三層構造の好ましい層の厚さは、一次層については4〜8μm、中間層については6〜12μm、カバー層については6〜12μmであり、いずれの場合も乾燥状態である。全被覆物の乾燥は望ましくは全ての層の塗布操作終了時に少なくとも380°Cの温度で行われる。

0028

被覆する前に、被覆されるべき表面は、5μm未満の平均表面粗さを有し、接着性を減少させるような不純物を含有しない物品を被覆するのが好ましい。望ましくは、加工処理が容易な湿式被覆物は結合樹脂4.0〜18.0重量%、泡止め剤0.2〜4.0重量%、流動剤0.5〜7.0重量%、カーボンブラック0.6〜2.0重量%、SiO2を0.4〜2.5重量%、粘度変性均質化剤0〜5.2重量%、フルオロポリマー2.7〜17.5重量%、顔料1.8〜8.0重量%、および残余水分を含有する。加工処理の容易な別の好ましい湿式被覆物は結合樹脂0〜10重量%、泡止め剤0.2〜4.0重量%、流動剤0.5〜7.0重量%、カーボンブラック0.1〜1.2重量%、SiO2を0〜0.8重量%、粘着性変性/均質化剤0.2〜5.5重量%、顔料0.05〜4.8重量%、雲母0.1〜1.4重量%、アクリル酸塩焼結助剤0〜5.5重量%、フルオロポリマーを25.0〜45.0重量%、および残余水分を含有する。

0029

加工処理の容易な、さらに別の好ましい湿式被覆物は、泡止め剤0.2〜4.0重量%、流動剤0.4〜7.2重量%、カーボンブラック0.1〜1.0重量%、SiO2を0〜0.9重量%、粘度変性均質剤0.2〜5.5重量%、アクリル焼結助剤0〜5.5重量%、顔料0.05〜1.5重量%、雲母0〜1.6重量%、フルオロポリマーを30.0〜45.0重量%および残余水分を含有する。これらの3つの好ましい湿式被覆物の第一は望ましくは基層の製造に役立つことであり、第二は中間層の製造用であり、第三はカバー層の製造用である。

発明を実施するための最良の形態

0030

実施例1
表1の組成は本発明による被覆物の基層の作製に特に適している。

0031

0032

実施例2
表2の組成は本発明による被覆物の基層を作製するのに特に適している。

0033

0034

実施例3
表3の組成は本発明による3層被覆物の中間層の製造に特に適している。

0035

0036

実施例4
表4の組成は好ましくは2層または3層の被覆物のいずれかのカバー層として役立つ。

0037

0038

耐腐食性は本発明により被覆されたアルミニウムシートに基づいて確かめられたが、これは72時間にわたり10重量%の食塩を含有する沸騰水溶液中へ導入され、次に肉眼検査により泡の形成について調べ、2mmの格子層により10回の試験剥離で基体の接着性について調べ、多層被覆物構造の場合にはその多層の中間接着性に関しても調べた。その結果を表5に示す。基体の表面粗さは、ファインプリーフ・ペルテン社製のペルトメータにより確認されるように、平均0.8μm未満であった。

0039

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ