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技術 冷凍ショーケース用扉

出願人 筒中プラスチック工業株式会社
発明者 永徳幸絵柳秀夫網代敬
出願日 1998年11月4日 (22年1ヶ月経過) 出願番号 1998-312803
公開日 2000年5月23日 (20年7ヶ月経過) 公開番号 2000-139632
状態 未査定
技術分野 ショーケース・商品小出し用棚 冷蔵庫の箱体(壁体)2
主要キーワード 寸法仕様 取付け形態 放熱防止 間隙保持 強化ガラス製 陳列物 熱線遮断効果 熱線遮断フィルム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年5月23日)のものです。
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図面 (7)

課題

冷凍ショーケース用扉に貼着された熱線遮断性フィルムの損傷を防止して冷凍ショーケース内部の保冷状態を効果的に維持し、鮮明な透視性を維持し得る構造を有する冷凍ショーケース用扉を提供する。

解決手段

内側面に熱線遮断性フィルムを貼着した透明板状体からなる冷凍ショーケース用扉の、前記熱線遮断性フィルムを貼着した面の複数箇所に、所定の高さを有する間隙保持凸片接合設置する。

概要

背景

冷凍ショーケースないしは冷蔵ショーケース(以下、冷凍ショーケースという。)は、内部に陳列された食品類所定温度に保つために、通常、その扉は前記の陳列商品出し入れする以外は閉じられており、閉じられた状態であっても扉の外側面で結露によってくもりが生じることがなく、内部の陳列商品が鮮明に見える状態に保たれるようになっている。

従来、この種の冷凍ショーケースの扉としては、主として透明ガラス板が用いられているが、太陽の直射光路面反射光等の熱線が外部より当該扉を通して内部に入射したり、当該扉が外気温により昇温し内部に向かって放熱するのを防止する目的で、前記透明板状体の内側面に熱線遮断フィルムを貼着して熱線を遮断し、冷凍ショーケースの内部温度低温に保つと同時に当該扉自体の温度を比較的高い温度に保つことによって当該扉の外側面の結露を防止する手段が採られている。このような手段としては、例えば実開昭54−105297号公報に記載された手段が挙げられる。

一般に、冷凍ショーケース用扉は、陳列商品の追加、入替え、整理、内部の清掃模様替え等の比較的大掛かりな作業を行うときは、多くの場合、冷凍ショーケースから一時的に当該扉を取外し、壁等に順次もたれかけ状態に立て掛けて置いたり、床に積み重ねて置き、作業終了後に再び当該扉を冷凍ショーケースに取付けるという操作が行われており、このような作業は概ね定期的に繰り返されている。

ところが、上述の作業においては、当該扉は、前記透明板状体の内側面に貼着された熱線遮断フィルムが壁や床と接触したり、また当該扉の撓みによる面同士の接触等によって、前記熱線遮断フィルムが破れたり、前記透明板状体から剥離する等の損傷を受け易いという問題がある。このような損傷を受けると、美観を損ねると共に、透視性阻害され、さらには損傷部分の前記熱線遮断フィルムの熱線遮断や内部への放熱防止の効果が低下して、冷凍ショーケースの内部温度を低温に保つ上で障害となり、同時に当該扉自体の温度も低下して、外側面に結露によるくもりが生じ易くなり、内部の陳列物を鮮明に透視するというショーケース本来の機能が低下することになる。さらに、上述の扉の取扱作業中に、透明板状体自体に傷が付いたり、とりわけ透明ガラス板の場合には、これが割れるという危険性もある。

このような問題は、透明ガラス板の重量が大きいのと、耐衝撃性が低いことに原因があることはいうまでもないが、特に透明ガラス板の縁部に金属枠が取付けられていない扉の場合は、熱線遮断フィルムが床や壁に接触し、あるいは扉の面同士で接触することは避けられず、また図6に示すように、例え縁部に金属枠(12)が取付けられた扉(11)の場合でも、前記熱線遮断フィルムが壁や床に接触しないだけの十分な高さを有していないから同様の危険性があり、しかも必然的に扉全体の重量を増すことになりかえって上述の原因を大きくする結果となる。従って、近年、この種扉の重量を軽減することと耐衝撃性を高めることが強く望まれている。

概要

冷凍ショーケース用扉に貼着された熱線遮断性フィルムの損傷を防止して冷凍ショーケース内部の保冷状態を効果的に維持し、鮮明な透視性を維持し得る構造を有する冷凍ショーケース用扉を提供する。

内側面に熱線遮断性フィルムを貼着した透明板状体からなる冷凍ショーケース用扉の、前記熱線遮断性フィルムを貼着した面の複数箇所に、所定の高さを有する間隙保持凸片接合設置する。

目的

この発明は、上記のような背景の下に、かかる問題点を解決し、冷凍ショーケース用扉に貼着された熱線遮断性フィルムの損傷を防止して冷凍ショーケース内部の保冷状態を効果的に維持し、鮮明な透視性を維持し得る構造を有する冷凍ショーケース用扉を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

透明板状体の内側面に熱線遮断性フィルムを貼着した冷凍ショーケース用扉であって、前記熱線遮断性フィルムの貼着面側の複数箇所間隙保持凸片が設けられており、該間隙保持用凸片は、前記透明板状体を水平載置面上に載置したときに、熱線遮断性フィルム面が水平載置面に接触しない配置と高さとを有するものである冷凍ショーケース用扉。

請求項2

前記透明板状体が透明合成樹脂板で形成された請求項1に記載の冷凍ショーケース用扉。

請求項3

上下両縁部と左右両縁部の少なくとも一方に、帯状の前記間隙保持用凸片が設けられれた請求項1または請求項2に記載の冷凍ショーケース用扉。

請求項4

前記透明板状体の内方に少なくとも1本の帯状の前記間隙保持用凸片が形成されるかまたは複数個切片状の前記間隙保持用凸片が点在状態に形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の冷凍ショーケース用扉。

技術分野

0001

この発明は、冷凍式ないしは冷蔵式のショーケース類の扉に関し、さらに詳しくは、垂直引戸式または平面引戸式の冷凍ショーケース用扉に関する。

背景技術

0002

冷凍ショーケースないしは冷蔵ショーケース(以下、冷凍ショーケースという。)は、内部に陳列された食品類所定温度に保つために、通常、その扉は前記の陳列商品出し入れする以外は閉じられており、閉じられた状態であっても扉の外側面で結露によってくもりが生じることがなく、内部の陳列商品が鮮明に見える状態に保たれるようになっている。

0003

従来、この種の冷凍ショーケースの扉としては、主として透明ガラス板が用いられているが、太陽の直射光路面反射光等の熱線が外部より当該扉を通して内部に入射したり、当該扉が外気温により昇温し内部に向かって放熱するのを防止する目的で、前記透明板状体の内側面に熱線遮断フィルムを貼着して熱線を遮断し、冷凍ショーケースの内部温度低温に保つと同時に当該扉自体の温度を比較的高い温度に保つことによって当該扉の外側面の結露を防止する手段が採られている。このような手段としては、例えば実開昭54−105297号公報に記載された手段が挙げられる。

0004

一般に、冷凍ショーケース用扉は、陳列商品の追加、入替え、整理、内部の清掃模様替え等の比較的大掛かりな作業を行うときは、多くの場合、冷凍ショーケースから一時的に当該扉を取外し、壁等に順次もたれかけ状態に立て掛けて置いたり、床に積み重ねて置き、作業終了後に再び当該扉を冷凍ショーケースに取付けるという操作が行われており、このような作業は概ね定期的に繰り返されている。

0005

ところが、上述の作業においては、当該扉は、前記透明板状体の内側面に貼着された熱線遮断フィルムが壁や床と接触したり、また当該扉の撓みによる面同士の接触等によって、前記熱線遮断フィルムが破れたり、前記透明板状体から剥離する等の損傷を受け易いという問題がある。このような損傷を受けると、美観を損ねると共に、透視性阻害され、さらには損傷部分の前記熱線遮断フィルムの熱線遮断や内部への放熱防止の効果が低下して、冷凍ショーケースの内部温度を低温に保つ上で障害となり、同時に当該扉自体の温度も低下して、外側面に結露によるくもりが生じ易くなり、内部の陳列物を鮮明に透視するというショーケース本来の機能が低下することになる。さらに、上述の扉の取扱作業中に、透明板状体自体に傷が付いたり、とりわけ透明ガラス板の場合には、これが割れるという危険性もある。

0006

このような問題は、透明ガラス板の重量が大きいのと、耐衝撃性が低いことに原因があることはいうまでもないが、特に透明ガラス板の縁部に金属枠が取付けられていない扉の場合は、熱線遮断フィルムが床や壁に接触し、あるいは扉の面同士で接触することは避けられず、また図6に示すように、例え縁部に金属枠(12)が取付けられた扉(11)の場合でも、前記熱線遮断フィルムが壁や床に接触しないだけの十分な高さを有していないから同様の危険性があり、しかも必然的に扉全体の重量を増すことになりかえって上述の原因を大きくする結果となる。従って、近年、この種扉の重量を軽減することと耐衝撃性を高めることが強く望まれている。

発明が解決しようとする課題

0007

この発明は、上記のような背景の下に、かかる問題点を解決し、冷凍ショーケース用扉に貼着された熱線遮断性フィルムの損傷を防止して冷凍ショーケース内部の保冷状態を効果的に維持し、鮮明な透視性を維持し得る構造を有する冷凍ショーケース用扉を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

すなわち、この発明は、透明板状体の内側面に熱線遮断性フィルムを貼着した冷凍ショーケース用扉であって、前記熱線遮断性フィルムの貼着面側の複数箇所間隙保持凸片が設けられており、該間隙保持用凸片は、前記透明板状体を水平載置面上に載置したときに、熱線遮断性フィルム面が水平載置面に接触しない配置と高さとを有するものである冷凍ショーケース用扉を要旨とする。

0009

この発明の好ましい実施態様は、請求項2に記載のとおり、前記透明板状体が透明合成樹脂板で形成された請求項1に記載の冷凍ショーケース用扉である。

0010

また、この発明の好ましい別の実施態様は、請求項3に記載のとおり、上下両縁部と左右両縁部の少なくとも一方に、帯状の前記間隙保持用凸片が設けられた請求項1または請求項2に記載の冷凍ショーケース用扉である。

0011

さらに、この発明の好ましいまた別の実施態様は、請求項4に記載のとおり、前記透明板状体の内方に少なくとも1本の帯状の前記間隙保持用凸片が設けられるかまたは複数個切片状の前記間隙保持用凸片が点在状態に設けられた請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の冷凍ショーケース用扉である。

0012

この発明に用いられる透明板状体としては、透明ガラス板、透明合成樹脂板のいずれであってもよいが、いずれも耐衝撃性に優れ、反り等の変形が生じ難く、持ち運びが容易なように軽量であることが望ましい。従って、透明ガラス板では透明強化ガラス製の比較的厚さの薄い透明板状体が望ましく、また透明合成樹脂板ではポリ塩化ビニル系樹脂製、ポリスチレン系樹脂製、変性ポリエステル樹脂製等の透明板状体を用い、既存の冷凍ショーケースの寸法仕様に見合う範囲で撓み量が過大にならない範囲の剛性と厚さを有するものが望ましい。なお、前記透明板状体に望まれる特性は、その種類と当該扉の開口面積、ショーケースのレールや溝等に対応した厚さを適宜選択することにより設定するものとする。

0013

この発明において、熱線遮断性フィルムとは、金、銀、銅、パラジューム、およびアルミニウムよりなる群から選ばれた1種以上の金属薄膜やIn2 O3 、SnO2 、CdZnO4 等の金属酸化物薄膜であり、透明なプラスチックフィルムの表面または該表面上に設けた例えばシリコン系、チタン系の有機化合物よりなる3μ以下のプライマーの上に形成されたものの他、例えば実開昭54−105297号公報に開示された熱線遮断性フィルムである。

0014

前記透明板状体に対する熱線遮断性フィルムの貼着は、例えば接着剤粘着剤等を用いる一般に公知の方法を採用することができる。

0015

さらに、間隙保持用凸片の材質としては、前記透明合成樹脂板を切断加工して得た帯状、あるいは同様に前記透明合成樹脂板から打抜き加工または透明合成樹脂射出成型加工して得た円形または多角形からなる切片状のものを適用する。

0016

この発明の冷凍ショーケース用扉は、上述のように透明板状体の内側面に熱線遮断性フィルムを貼着したものであって、前記熱線遮断性フィルムの貼着面側に、前記透明板状体を水平載置面上に載置したときに熱線遮断性フィルム面が水平載置面に接触しない配置と高さとを有する間隙保持用凸片が複数箇所に設けられているものであり、当該扉を冷凍ショーケースから取外し、壁に立て掛けたり、床に重ね置きをしても、前記熱線遮断フィルムと壁や床等との間に間隙が形成され互いの接触をし難くし、また当該扉の相互の面接触を少なくして前記熱線遮断フィルムの損傷を防止する役目を果たすように構成したものである。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、この発明の実施形態を、図面、実施例及び比較例に従って説明する。

0018

図1は、この発明の実施形態を示し、(1)は冷凍ショーケース用扉である。該冷凍ショーケース用扉(1)は、透明板状体(2)の内側面(2a)に熱線遮断性フィルム(3)が貼着されており、前記透明板状体(2)の周縁部には、該熱線遮断性フィルム(3)を挟んで、帯状の間隙保持用凸片(4)が接合状態に設けられている。

0019

前記間隙保持用凸片(4)は、透明合成樹脂板を切断加工して得られた帯状のものであり、前記熱線遮断性フィルム(3)の上面に接着剤で接合されている。

0020

前記間隙保持用凸片(4)は、前記のように透明板状態(2)の内側面(2a)に貼着された熱線遮断性フィルム(3)上に、接着剤を用いて接合するほか、両面テープ面ファスナーネジまたはスナップ等の接合手段によって接合することも可能であり、当該扉(1)の透視性と美観を損なわない範囲で種々の接合手段を採用することができる。

0021

なお、上述の間隙保持用凸片(4)は、当該扉(1)の開口面積が比較的小さいかまたは縁部の長さが短い場合は、図2に示すように、上下両縁部、左右両縁部のいずれか長い方に限って設けるようにしてもよく、縁部の長さが短い方ではこれを省略することも可能である。

0022

なおまた、帯状の間隙保持用凸片(4)は、その両端が、上下両縁部または左右両縁部に設けた前記間隙用凸片(4)のそれぞれ相対する両縁部に連結するように、透明板状体(2)の内方において、当該扉の透視性と美観を損なわない範囲の本数と配置状態で設けてもよい。

0023

つぎに、上記のように上下両縁部にのみに間隙保持用凸片(4)を形成した場合において、図3に示すように、前記透明板状体(2)の内方に、透明合成樹脂からなる切片状の間隙用凸片(4´)複数個を、熱線遮断性フィルム(3)の上から接合することができる。この場合、切片状の間隙用凸片(4´)は、帯状の前記間隙用凸片(4)と略同じ高さとなるように設定される。

0024

また、間隙保持用凸片(4´)の接合は、当該扉(1)の透視性と美観の点から、接着剤または両面テープによるのが望ましく、また前記間隙保持用凸片(4´)は、透明板状体(2)の撓みが大きくなると予想される場合であっても、当該扉(1)の透視性と美観を損なわない範囲で、前記熱線遮断フィルム(3)の損傷を防止するのに有効となる最小限の個数に限定することが望ましい。

0025

この発明における透明板状体(2)の厚さは、通常2.0〜8.0mm程度の範囲の厚さとするが、既存の冷凍ショーケースの扉に置き換え得る範囲の厚さであったり、耐衝撃性、剛性等の点、あるいは重量、開口面積等の点で上述の問題に関連する支障がなければ前記範囲外の厚さであっても差支えない。

0026

また、この発明における間隙保持用凸片(4)(4´)の高さの設定は、当該扉(1)の引戸としての機能の上から、過剰に高くすることはできず、通常、1.5〜5.0mmの範囲で設定される。なお、この場合の高さの設定は、透明板状体(2)の撓み量を案して、帯状の間隙保持用凸片(4)を縁部に設けるときは縁部の長さ、当該扉の開口面積に比例して高く設定するが、前記の長さや開口面積が過大となり、撓みが上記高さ範囲を超える場合は、図3のように、上記の高さ範囲内にある切片状の間隙保持用凸片(4´)を併用するものとする。

0027

なお、この発明の冷凍ショーケース扉は、例えば図6のように、金属枠(12)を取付けた扉(11)であっても、帯状の前記間隙保持用凸片(4)を前記金属枠(12)の上に接合し、さらに切片状の前記間隙保持用凸片(4)複数個を内方部に接合することも可能である。

0028

実施例1
熱線遮断性フィルム(3)を内側面に貼着した厚さ2mmの透明ガラス製の透明板状体(2)からなり、その上下両縁部および左右両縁部に、透明のポリ塩化ビニル樹脂PVC)からなる幅10mm、厚さ2mmの帯状の間隙保持用凸片(4)を接着剤で接合して、縦507mm、横403mmのサイズからなる、図4(イ)に示す態様の冷凍ショーケース用扉(1a)を作製した。なお、材質、寸法等の仕様を表1に示す。

0029

上記で得られた当該扉(1)を、図5に示すように、平坦金属板(f)の上に、間隙保持用凸片(4)を下に向けて置き、その中央上面に底面サイズが150mm角の重さ4kgの重り(w)を置いた状態で、矢印方向に20回往復移動させたのち、熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した。その結果、表1に記載したように、キズは無かった。

0030

実施例2
熱線遮断性フィルム(3)を内側面に貼着した厚さ2mmの変性ポリエステル樹脂(PETG)の透明板状体(2)と、同じく厚さ2mmの透明の変性ポリエステル樹脂(PETG)であって、前記透明板状体(2)の上下両縁部の間隙用凸片(4)に連結する状態で透明板状体(2)の中央部縦方向に間隙保持用凸片(4)を接合して、縦507mm、横562mmのサイズからなる、図4(ロ)に示す態様である以外は、実施例1と同様にして冷凍ショーケース用扉(1b)を作製した。

0031

上記で得られた当該扉(1b)を、実施例1と同様にして熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した。その結果、表1に記載したように、キズは無かった。

0032

実施例3
熱線遮断性フィルム(3)を内側面に貼着した厚さ8mmのポリスチレン樹脂製(PS)の透明板状体(2)と、同じく厚さ5mmの透明のポリスチレン樹脂製(PS)であって、前記透明板状体(2)の左右両縁部の間隙保持用凸片(4)、及びこれに連結する状態で透明板状体(2)の内方部上下等分位置において横方向に間隙保持用凸片(4)を2本接合した、縦1000mm、横400mmのサイズからなる、図4(ハ)に示す態様である以外は、実施例1と同様にして冷凍ショーケース用扉(1c)を作製した。

0033

上記で得られた当該扉(1c)を、実施例1と同様にして熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した。その結果、表1に記載したように、キズは無かった。

0034

実施例4
熱線遮断性フィルム(3)を内側面に貼着した厚さ3mmのポリ塩化ビニル製(PVC)の透明板状体(2)からなり、その上下両縁部に幅10mm、厚さ1.5mmの帯状の間隙用凸片(4)を、また内方部に直径10mm、厚さ1.5mmの円形切片状の間隙保持用凸片(4´)8個を、図4(ニ)に示す態様で配置し両面テープで接合した、縦500mm、横600mmのサイズからなる以外は、実施例1と同様にして冷凍ショーケース用扉(1d)を作製した。

0035

上記で得られた当該扉(1d)を、実施例1と同様にして熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した。その結果、表1に記載したように、キズは無かった。

0036

0037

比較例1
透明板状体(2)が、厚さ5mmの透明のポリ塩化ビニル樹脂板からなり、帯状の間隙用凸片(4)が幅20mm、厚さ1mmのポリ塩化ビニル樹脂板からなり、縦300mm、横200mmのサイズからなる、図4(イ)に示す態様に準じた形状の冷凍ショーケース用扉を作製した。

0038

上記で得られた当該扉を、実施例1と同様にして熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した結果、表1に併記したように、キズの発生が認められた。

0039

比較例2
実施例4で用いられる円板状の間隙保持用凸片(4´)を除いた以外は、実施例4と全く同様の冷凍ショーケース用扉を作製した。

0040

上記で得られた当該扉を、実施例1と同様にして熱線遮断性フィルム(3)のキズの有無を観察した結果、表1に併記したように、キズの発生が認められた。

発明の効果

0041

以上のように、この発明の冷凍ショーケース用扉は、透明板状体の内側面に熱線遮断性フィルムを貼着した冷凍ショーケース用扉であって、前記熱線遮断性フィルムの貼着面側の複数箇所に間隙保持用凸片が設けられており、該間隙保持用凸片は、前記透明板状体を水平載置面上に載置したときに、熱線遮断性フィルム面が水平載置面に接触しない配置と高さとを有するものであるから、当該扉を冷凍ショーケースから取外し、壁等に立て掛けて置いたり、床面に積み重ねて置いても、前記間隙保持用凸片の存在により前記熱線遮断フィルム面と壁や床等との間に間隙が形成され、これらとの接触をし難くし、また当該扉の相互の面接触を少なくして前記熱線遮断フィルムの損傷を防止するという効果があり、従って、当該扉の美観が損われず、良好な透視性が維持され、当然に熱線遮断フィルムの熱線遮断効果ショーケース内部への放熱防止効果が低下せず、同時に当該扉自体の温度も高く維持される結果、外側面における結露防止の効果を維持できるので、内部の陳列物を鮮明に透視できるというショーケース本来の機能を継続して発揮させ得るという利点がある。

0042

また、この発明は請求項2に記載したように、透明板状体を透明合成樹脂板より形成されたものであるから、熱伝導率がガラスの場合よりも低いことに起因して、冷凍ショーケース内外の熱の遮断効果を高められることは勿論のこと、軽量でありかつ割れ難いので取扱を安全になし得るという利点がある。

0043

さらに、この発明の冷凍ショーケース用扉は、請求項3に記載したように、前記透明板状体の上下両縁部と左右両縁部の少なくとも一方に、帯状の前記間隙保持用凸片が設けられたものであるから、金属枠体を縁部に取付ける場合よりも、軽量となり、しかも製作費が安くつきコスト的にも有利となる利点がある。

0044

さらに、この発明の冷凍ショーケース用扉は、請求項4に記載したように、前記透明合成樹脂板の内方に少なくとも1本の帯状の前記間隙保持用凸片を設けるかまたは複数個の切片状の前記間隙保持用凸片を点在状態に設けることができるから、当該扉のサイズが大きい場合や、使用する前記透明板状体の撓み量が大きい場合であっても、前記熱線遮断フィルムの損傷を有効に防止できるという効果がある。

図面の簡単な説明

0045

図1この発明の冷凍ショーケース用扉を示す一部切欠斜視図である。
図2冷凍ショーケース用扉の間隙保持用凸片の別の取付け形態を示す平面図である。
図3冷凍ショーケース用扉の間隙保持用凸片のまた別の取付け形態を示す平面図である。
図4冷凍ショーケース用扉の実施例を示す斜視図であり、図4(イ)乃至図4(ニ)は夫々別異の実施形態を示す。
図5冷凍ショーケース用扉のキズの発生テストの状況を説明するための概念図である。
図6従来の冷凍ショーケース用扉の構造を示す一部切欠図斜視図である。

--

0046

1…冷凍ショーケース用扉
2…透明合成樹脂板
2a…内側面
3…熱線遮断性フィルム
4、4´…間隙保持用凸片

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