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技術 印刷装置及び印刷システム及び印刷制御方法及び印刷装置を制御する印刷制御プログラムを格納した記憶媒体及び印刷装置を制御する印刷制御プログラムを送出する送出装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 土樋直基森順一
出願日 1998年11月9日 (20年8ヶ月経過) 出願番号 1998-317549
公開日 2000年5月16日 (19年2ヶ月経過) 公開番号 2000-135820
状態 拒絶査定
技術分野 タイプライター等へのデジタル出力 付属装置、全体制御 プリンティングのための記録情報の処理 プリンティングのための記録情報の処理
主要キーワード 選択検知 空バッファ 取消信号 空きキュー イーサネットアダプタ グラフィックユーザインタフェイス 立て続け エスケープ文字
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

印刷ジョブ印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブを認識可能にするとともに、指定した印刷ジョブに係る印刷データのうち、未だ解析されていない印刷データ、例えば、受信バッファに格納されている印刷データを無効にすることを可能とし、さらに、印刷ジョブの取消指定をリアルタイムに行うことを可能とした。

解決手段

ホストコンピュータ100と印刷装置150を通信媒体180を介して接続し、ホストコンピュータ100は、生成した印刷ジョブ毎に印刷データにヘッダを付加してパケット化するジョブパケット生成手段107を有し、印刷装置150は、ホストコンピュータ100から送信されたパケットのヘッダに基づき印刷ジョブの開始及び終了を検知し、印刷ジョブを機器データベース部252に登録するジョブ検知登録手段153を有する。

概要

背景

従来、上記のホストコンピュータ印刷装置から構成された印刷ステムにおいては、ホストコンピュータから生成される印字データを印刷装置が印刷するだけでなく、ホストコンピュータから印刷装置の情報獲得環境設定を行うといった機能が要求されており、その要求を満たす印刷システムが数多く実現化されている。

図23は従来の印刷システムにおける、ホストコンピュータから印刷装置の情報獲得、環境設定を行う仕組みを具現化した印刷システムの機能構成を示すブロック図である。従来の印刷システムは、ホストコンピュータ2300と印刷装置2350とが所定の通信媒体2380を介して接続されている構成となっている。

ホストコンピュータ2300は、アプリケーション部2301と、プリンタドライバ部2302と、送信バッファ2303と、I/F(インタフェイスドライバ部2304と、ユーティリティ部2305とを備えている。

アプリケーション部2301は、ユーザにグラフィックユーザインタフェイスを提供し、ユーザの目的に適った画像データを生成する。プリンタドライバ部2302は、アプリケーション部2301が生成した画像データを印刷装置2350で印刷可能なページ記述言語(以下PDLと略称)データに変換する。

送信バッファ2303は、プリンタドライバ部2302が生成したPDLデータを一時的に格納しておく。I/Fドライバ部2304は、送信バッファ2303に蓄えられたPDLデータを印刷装置2350へ送信し、情報獲得或いは環境設定のための様々な情報を印刷装置2350との間で送受信する。ユーティリティ部2305は、印刷装置2350に関する情報を獲得してグラフィックユーザインタフェイスに提供したり、ユーザの要望に従って印刷装置2350における印刷ジョブ機器の設定を変更する。

印刷装置2350は、I/Fドライバ部2351と、受信バッファ2352と、JL(ジョブ制御言語パーサ部2353と、PDLトランスレータ部2354と、描画バッファ2355と、描画部2356と、プリンタエンジン部2357と、機器データベース部2358とを備えている。

I/Fドライバ部2351は、ホストコンピュータ2300から送信されたPDLデータを受信し、情報獲得或いは環境設定のための情報をホストコンピュータ2300との間で送受信する。受信バッファ2352は、I/Fドライバ部2351で受信したデータを一時的に格納し、後段の処理の遅延緩衝材となる。

JLパーサ部2353は、受信データを解析して、印刷装置2350に対する情報獲得要求或いは環境設定要求を受信したのか、PDLデータを受信したのかを所定のJLによって判断して処理を振り分ける。PDLトランスレータ部2354は、JLパーサ23953によって振り分けられたPDLデータの翻訳処理を行い、PDLデータを描画に適した描画オブジェクトに変換する。機器データベース部2358は、JLによる印刷装置2350の環境設定があった場合にはその設定内容を格納し、JLによる情報獲得要求があった場合にはJLパーサ部2353に情報を提供する。また、後段のPDLトランスレータ部2354に情報を提供する。

描画バッファ2355は、PDLトランスレータ部2354によって生成された描画オブジェクトを実際に印刷を行うまで一時的に格納しておく。描画部2356は、描画バッファ2355に一時格納された描画オブジェクトを、実際に描画を行ってビットマップ画像に変換する。プリンタエンジン部2357は、描画部2356が生成したビットマップ画像を受取り既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う。

次に、ジョブ制御言語(JL)について説明する。まず、JLによる印刷ジョブの送信手段を説明する。図24はJLを用いた印刷ジョブの構造を示すリストである。JLによる印刷ジョブは、PDLデータと共にプリンタドライバ部2302から生成されるデータで、図25のようなテキスト形式の構造になっている。図中の<ESC>はエスケープ文字を示している。

(1)の行はUEL(Universal Exit Language)といい、JLパーサ部2353がパーサ処理を開始することを示している。(2)の行は、以下から“LIPS”という名称のPDLトランスレータ部2354に処理を移行し、PDLの翻訳描画処理を行うことを示している。(3)の行は、実際にLIPS形式のPDLが複数行記述されていることを示している。(4)の行は、PDLトランスレータ部2354の処理を停止し、JLパーサ部2353に処理を移行することを示している。上記のJLの働きにより、印刷装置2350は複数の印刷ジョブを適切に切り替えて印刷する。

次に、JLによる、機器或いは印刷ジョブの情報獲得或いは環境設定の手段を説明する。図25は、JLにより情報獲得或いは環境設定を行う際に送受信される命令及び情報のリストである。図中の<ESC>はエスケープ文字を示しており、<FF>はフォームフィード文字を示している。

(1)の行は上記図24と同様、それまで動作していたPDLトランスレータ部を終了しJLパーサ部2353に制御を渡し、パーサ処理を開始することを示している。(2)の行はホストコンピュータ2300のユーティリティ部2305から生成される命令で、印刷装置2350のページ印刷枚数COPIES)の初期値を印刷装置2350から獲得することを示している。尚、COPIESは一例であり、その他の印刷装置2350に関する情報は対応した文字列により獲得可能である。(3)の行は印刷装置2350からホストコンピュータ2300に送信される情報で、(2)の行の要求に対する回答である。この場合、印刷装置2350のページの印刷枚数の初期値が「1枚」であることを返答として返している。(4)の行は(3)と同様に印刷装置2350からホストコンピュータ2300に送信される情報で、(2)の要求に対する返答の終了を示している。(5)の行はホストコンピュータ2300のユーティリティ部2305から生成される命令で、印刷装置2350のページの印刷枚数の初期値を「3枚」に設定することを意味している。上記のJLの働きにより、ホストコンピュータ2300は印刷装置2350に関する情報の獲得と環境設定が可能である。

概要

印刷ジョブの印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブを認識可能にするとともに、指定した印刷ジョブに係る印刷データのうち、未だ解析されていない印刷データ、例えば、受信バッファに格納されている印刷データを無効にすることを可能とし、さらに、印刷ジョブの取消指定をリアルタイムに行うことを可能とした。

ホストコンピュータ100と印刷装置150を通信媒体180を介して接続し、ホストコンピュータ100は、生成した印刷ジョブ毎に印刷データにヘッダを付加してパケット化するジョブパケット生成手段107を有し、印刷装置150は、ホストコンピュータ100から送信されたパケットのヘッダに基づき印刷ジョブの開始及び終了を検知し、印刷ジョブを機器データベース部252に登録するジョブ検知登録手段153を有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブ一意割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理手段と、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効手段とを有することを特徴とする印刷装置

請求項2

前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。

請求項3

前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。

請求項4

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。

請求項5

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする請求項4記載の印刷装置。

請求項6

前記印刷データを解析する印刷データ解析手段を有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析手段が解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。

請求項7

入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知手段を有することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の印刷装置。

請求項8

前記印刷ジョブ検知手段は、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする請求項7記載の印刷装置。

請求項9

前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする請求項8記載の印刷装置。

請求項10

印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理手段を有することを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の印刷装置。

請求項11

前記印刷管理命令は、前記管理手段で管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする請求項10記載の印刷装置。

請求項12

前記印刷ジョブ管理手段は、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする請求項11記載の印刷装置。

請求項13

前記ジョブパケットの入出力用ジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする請求項10乃至12いずれか記載の印刷装置。

請求項14

前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有することを特徴とする請求項10乃至12いずれか記載の印刷装置。

請求項15

取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定手段を有することを特徴とする請求項1乃至14いずれか記載の印刷装置。

請求項16

前記取消印刷ジョブ決定手段は、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする請求項15記載の印刷装置。

請求項17

外部からの前記印刷ジョブの取消指示を検知する取消指示検知手段を有することを特徴とする請求項1乃至16いずれか記載の印刷装置。

請求項18

前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示手段と、前記印刷ジョブ表示手段に表示された前記印刷ジョブのうち、取消指定をする前記印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段とを有することを特徴とする請求項1乃至17いずれか記載の印刷装置。

請求項19

レーザビームプリンタであることを特徴とする請求項1乃至18いずれか記載の印刷装置。

請求項20

インクジェットプリンタであることを特徴とする請求項1乃至18いずれか記載の印刷装置。

請求項21

上位装置と印刷装置が通信媒体を介して接続された印刷システムであって、前記印刷装置は、前記上位装置から送られてきた印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理手段と、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブに係る前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効手段とを有することを特徴とする印刷システム。

請求項22

前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする請求項21記載の印刷システム。

請求項23

前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする請求項21記載の印刷システム。

請求項24

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする請求項23記載の印刷システム。

請求項25

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする請求項24記載の印刷システム。

請求項26

前記印刷装置は前記印刷データを解析する印刷データ解析手段を有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析手段が解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする請求項21記載の印刷システム。

請求項27

前記印刷装置は、前記上位装置から送られてきた前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知手段を有することを特徴とする請求項21乃至26いずれか記載の印刷システム。

請求項28

前記上位装置は、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して、ジョブパケットを生成するジョブパケット生成手段を有することと、前記印刷ジョブ検知手段は、当該ジョブパケットを当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする請求項27記載の印刷システム。

請求項29

前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする請求項28記載の印刷システム。

請求項30

前記上位装置は、前記印刷装置における前記印刷ジョブの管理を行うための印刷管理要求を出すユーティリティ手段を有することと、前記印刷装置は、前記印刷管理要求が送られてきた場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理手段を有することを特徴とする請求項21乃至29いずれか記載の印刷システム。

請求項31

前記印刷管理命令は、前記管理手段で管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする請求項30記載の印刷システム。

請求項32

前記印刷ジョブ管理手段は、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を出すことを特徴とする請求項31記載の印刷システム。

請求項33

前記通信媒体は、前記ジョブパケットの送受信用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の送受信用の管理チャネルとを有することを特徴とする請求項30乃至32いずれか記載の印刷システム。

請求項34

前記上位装置は、前記ジョブパケットの送受信用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の送受信用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有し、前記印刷装置は、前記ジョブチャネルと前記管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有することを特徴とする請求項30乃至32いずれか記載の印刷システム。

請求項35

前記印刷装置は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定手段を有することを特徴とする請求項21乃至34いずれか記載の印刷システム。

請求項36

前記取消印刷ジョブ決定手段は、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする請求項35記載の印刷システム。

請求項37

前記印刷装置は、外部からの前記印刷ジョブの取消指示を検知する取消指示検知手段を有することを特徴とする請求項21乃至36いずれか記載の印刷システム。

請求項38

前記印刷装置は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示手段と、前記印刷ジョブ表示手段に表示された前記印刷ジョブのうち、取消指定をする前記印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段とを有することを特徴とする請求項21乃至37いずれか記載の印刷システム。

請求項39

前記印刷装置が、レーザビームプリンタであることを特徴とする請求項21乃至38いずれか記載の印刷システム。

請求項40

前記印刷装置が、インクジェットプリンタであることを特徴とする請求項21乃至38いずれか記載の印刷システム。

請求項41

印刷装置を制御する印刷制御方法において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とする印刷制御方法。

請求項42

前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする請求項41記載の印刷制御方法。

請求項43

前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする請求項41記載の印刷制御方法。

請求項44

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする請求項43記載の印刷制御方法。

請求項45

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする請求項44記載の印刷制御方法。

請求項46

前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする請求項41記載の印刷制御方法。

請求項47

入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする請求項41乃至46いずれか記載の印刷制御方法。

請求項48

前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする請求項47記載の印刷制御方法。

請求項49

前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする請求項48記載の印刷制御方法。

請求項50

印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする請求項41乃至49いずれか記載の印刷制御方法。

請求項51

前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする請求項50記載の印刷制御方法。

請求項52

前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする請求項51記載の印刷制御方法。

請求項53

前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする請求項50乃至52いずれか記載の印刷制御方法。

請求項54

前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする請求項50乃至52いずれか記載の印刷制御方法。

請求項55

取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする請求項41乃至54いずれか記載の印刷制御方法。

請求項56

前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする請求項55記載の印刷制御方法。

請求項57

前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする請求項41乃至56いずれか記載の印刷制御方法。

請求項58

前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする請求項41乃至57いずれか記載の印刷制御方法。

請求項59

前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする請求項41乃至58いずれか記載の印刷制御方法。

請求項60

前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項41乃至58いずれか記載の印刷制御方法。

請求項61

印刷装置を制御する印刷制御プログラムを格納した記憶媒体において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体。

請求項62

前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする請求項61記載の記憶媒体。

請求項63

前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする請求項61記載の記憶媒体。

請求項64

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする請求項63記載の記憶媒体。

請求項65

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする請求項64記載の記憶媒体。

請求項66

前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする請求項61記載の記憶媒体。

請求項67

入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする請求項61乃至66いずれか記載の記憶媒体。

請求項68

前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする請求項67記載の記憶媒体。

請求項69

前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする請求項68記載の記憶媒体。

請求項70

印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする請求項61乃至69いずれか記載の記憶媒体。

請求項71

前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする請求項70記載の記憶媒体。

請求項72

前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする請求項71記載の記憶媒体。

請求項73

前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする請求項70乃至72いずれか記載の記憶媒体。

請求項74

前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする請求項70乃至72いずれか記載の記憶媒体。

請求項75

取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする請求項61乃至74いずれか記載の記憶媒体。

請求項76

前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする請求項75記載の記憶媒体。

請求項77

前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする請求項61乃至76いずれか記載の記憶媒体。

請求項78

前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする請求項61乃至77いずれか記載の記憶媒体。

請求項79

前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする請求項61乃至78いずれか記載の記憶媒体。

請求項80

前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項61乃至78いずれか記載の記憶媒体。

請求項81

印刷装置を制御する印刷制御プログラムを送出する送出装置において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムを送出する送出装置。

請求項82

前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする請求項81記載の送出装置。

請求項83

前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする請求項81記載の送出装置。

請求項84

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする請求項83記載の送出装置。

請求項85

前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする請求項84記載の送出装置。

請求項86

前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする請求項81記載の送出装置。

請求項87

入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする請求項81乃至86いずれか記載の送出装置。

請求項88

前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする請求項87記載の送出装置。

請求項89

前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、あるいは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする請求項88記載の送出装置。

請求項90

印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする請求項81乃至89いずれか記載の送出装置。

請求項91

前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする請求項90記載の送出装置。

請求項92

前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする請求項91記載の送出装置。

請求項93

前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする請求項90乃至92いずれか記載の送出装置。

請求項94

前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする請求項90乃至92いずれか記載の送出装置。

請求項95

取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする請求項81乃至94いずれか記載の送出装置。

請求項96

前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする請求項95記載の送出装置。

請求項97

前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする請求項81乃至96いずれか記載の送出装置。

請求項98

前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする請求項81乃至97いずれか記載の送出装置。

請求項99

前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする請求項81乃至98いずれか記載の送出装置。

請求項100

前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする請求項81乃至98いずれか記載の送出装置。

技術分野

0001

本発明は、印刷装置及び印刷ステム及び印刷制御方法及び印刷装置を制御する印刷制御プログラムを格納した記憶媒体係り、更に詳しくは、入力された印刷データをデータ処理して画像データを生成し用紙等のメディアに実際に印刷を行う印刷装置、及びユーザの指示に従って印刷データを生成するホストコンピュータと前記印刷装置とを所定の通信媒体で接続した印刷システム、及び前記印刷装置おける印刷制御方法、及び前記印刷装置を制御する印刷制御プログラムを格納した記憶媒体、及び前記印刷装置を制御する制御プログラム送出する送出装置に関する。

背景技術

0002

従来、上記のホストコンピュータと印刷装置から構成された印刷システムにおいては、ホストコンピュータから生成される印字データを印刷装置が印刷するだけでなく、ホストコンピュータから印刷装置の情報獲得環境設定を行うといった機能が要求されており、その要求を満たす印刷システムが数多く実現化されている。

0003

図23は従来の印刷システムにおける、ホストコンピュータから印刷装置の情報獲得、環境設定を行う仕組みを具現化した印刷システムの機能構成を示すブロック図である。従来の印刷システムは、ホストコンピュータ2300と印刷装置2350とが所定の通信媒体2380を介して接続されている構成となっている。

0004

ホストコンピュータ2300は、アプリケーション部2301と、プリンタドライバ部2302と、送信バッファ2303と、I/F(インタフェイスドライバ部2304と、ユーティリティ部2305とを備えている。

0005

アプリケーション部2301は、ユーザにグラフィックユーザインタフェイスを提供し、ユーザの目的に適った画像データを生成する。プリンタドライバ部2302は、アプリケーション部2301が生成した画像データを印刷装置2350で印刷可能なページ記述言語(以下PDLと略称)データに変換する。

0006

送信バッファ2303は、プリンタドライバ部2302が生成したPDLデータを一時的に格納しておく。I/Fドライバ部2304は、送信バッファ2303に蓄えられたPDLデータを印刷装置2350へ送信し、情報獲得或いは環境設定のための様々な情報を印刷装置2350との間で送受信する。ユーティリティ部2305は、印刷装置2350に関する情報を獲得してグラフィックユーザインタフェイスに提供したり、ユーザの要望に従って印刷装置2350における印刷ジョブ機器の設定を変更する。

0007

印刷装置2350は、I/Fドライバ部2351と、受信バッファ2352と、JL(ジョブ制御言語パーサ部2353と、PDLトランスレータ部2354と、描画バッファ2355と、描画部2356と、プリンタエンジン部2357と、機器データベース部2358とを備えている。

0008

I/Fドライバ部2351は、ホストコンピュータ2300から送信されたPDLデータを受信し、情報獲得或いは環境設定のための情報をホストコンピュータ2300との間で送受信する。受信バッファ2352は、I/Fドライバ部2351で受信したデータを一時的に格納し、後段の処理の遅延緩衝材となる。

0009

JLパーサ部2353は、受信データを解析して、印刷装置2350に対する情報獲得要求或いは環境設定要求を受信したのか、PDLデータを受信したのかを所定のJLによって判断して処理を振り分ける。PDLトランスレータ部2354は、JLパーサ23953によって振り分けられたPDLデータの翻訳処理を行い、PDLデータを描画に適した描画オブジェクトに変換する。機器データベース部2358は、JLによる印刷装置2350の環境設定があった場合にはその設定内容を格納し、JLによる情報獲得要求があった場合にはJLパーサ部2353に情報を提供する。また、後段のPDLトランスレータ部2354に情報を提供する。

0010

描画バッファ2355は、PDLトランスレータ部2354によって生成された描画オブジェクトを実際に印刷を行うまで一時的に格納しておく。描画部2356は、描画バッファ2355に一時格納された描画オブジェクトを、実際に描画を行ってビットマップ画像に変換する。プリンタエンジン部2357は、描画部2356が生成したビットマップ画像を受取り既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う。

0011

次に、ジョブ制御言語(JL)について説明する。まず、JLによる印刷ジョブの送信手段を説明する。図24はJLを用いた印刷ジョブの構造を示すリストである。JLによる印刷ジョブは、PDLデータと共にプリンタドライバ部2302から生成されるデータで、図25のようなテキスト形式の構造になっている。図中の<ESC>はエスケープ文字を示している。

0012

(1)の行はUEL(Universal Exit Language)といい、JLパーサ部2353がパーサ処理を開始することを示している。(2)の行は、以下から“LIPS”という名称のPDLトランスレータ部2354に処理を移行し、PDLの翻訳描画処理を行うことを示している。(3)の行は、実際にLIPS形式のPDLが複数行記述されていることを示している。(4)の行は、PDLトランスレータ部2354の処理を停止し、JLパーサ部2353に処理を移行することを示している。上記のJLの働きにより、印刷装置2350は複数の印刷ジョブを適切に切り替えて印刷する。

0013

次に、JLによる、機器或いは印刷ジョブの情報獲得或いは環境設定の手段を説明する。図25は、JLにより情報獲得或いは環境設定を行う際に送受信される命令及び情報のリストである。図中の<ESC>はエスケープ文字を示しており、<FF>はフォームフィード文字を示している。

0014

(1)の行は上記図24と同様、それまで動作していたPDLトランスレータ部を終了しJLパーサ部2353に制御を渡し、パーサ処理を開始することを示している。(2)の行はホストコンピュータ2300のユーティリティ部2305から生成される命令で、印刷装置2350のページ印刷枚数COPIES)の初期値を印刷装置2350から獲得することを示している。尚、COPIESは一例であり、その他の印刷装置2350に関する情報は対応した文字列により獲得可能である。(3)の行は印刷装置2350からホストコンピュータ2300に送信される情報で、(2)の行の要求に対する回答である。この場合、印刷装置2350のページの印刷枚数の初期値が「1枚」であることを返答として返している。(4)の行は(3)と同様に印刷装置2350からホストコンピュータ2300に送信される情報で、(2)の要求に対する返答の終了を示している。(5)の行はホストコンピュータ2300のユーティリティ部2305から生成される命令で、印刷装置2350のページの印刷枚数の初期値を「3枚」に設定することを意味している。上記のJLの働きにより、ホストコンピュータ2300は印刷装置2350に関する情報の獲得と環境設定が可能である。

発明が解決しようとする課題

0015

ところで、上述したような印刷システムは年々高度化し、情報獲得と環境設定の要求のニーズもより複雑になっている。具体的には、印刷装置2350に入力された任意の印刷ジョブを取消指定可能であるという第1の機能が要求されている。また、取消指定された印刷ジョブに係る印刷データが解析される前であっても、当該印刷データの無効が可能である、例えば、取消指定された印刷ジョブに係る印刷データが受信バッファに未だ格納されていても、当該印刷データの無効が可能であるという第2の機能が要求されている。さらに、印刷装置における機器或いは印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定、印刷ジョブの取消指定をリアルタイムに行うという第3の機能が要求されている。しがしながら、従来の印刷システムでは、上記第1及至第3の機能が実現できないという問題があった。

0016

まず、従来の印刷システムでは、上記第1の機能を実現できない理由を説明する。従来例によると、上記印刷装置2350の構造を見ればわかるように、JLパーサ部2353が印刷ジョブを認識するにあたり、PDLデータを含めた印刷データ全体を通して解釈を行う必要がある。よって、印刷データはJLパーサ部2353が解釈する前に一度受信バッファ2352に格納される。そのため、印刷データが未だ受信バッファ2352に格納されている状態では印刷ジョブとして認識されず、印刷装置2350に入力された任意の印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定、任意の印刷ジョブの取消指定を行うという点で不完全であるという問題がある。

0017

次に、従来の印刷システムで上記第2の機能を実現できない理由を説明する。印刷ジョブの印刷データの大きさ等によっては、1つの印刷ジョブに係る印刷データが、その1部が受信バッファ2352に格納されていたり、PDLトランスレータ部2354で解析中であったりと複数の状態にある場合がある。しかし、従来の印刷システムでは、印刷ジョブに係る印刷データのうち、未だJLパーサ部2353やPDLトランスレータ部2354で解析されていない部分の印刷データ、例えば、受信バッファに格納されている印刷データは、当該印刷ジョブに係る印刷データの一部であると認識されないという問題点がある。

0018

さらに、従来の印刷システムで上記第3の機能を実現できない理由を説明する。ホストコンピュータ2300のアプリケーション部2301によって生成された画像データは、プリンタドライバ部2302によってPDLデータに変換され、送信バッファ2303、I/Fドライバ部2304を経由して印刷装置2350に送信される。ここで、印刷データの送信中に、ユーティリティ部2305から印刷装置2350の機器或いは印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定を行おうとしても、I/Fドライバ部2304によって排他制御され、当該印刷データの送信が全て完了するまでユーティリティ部2305の要求を満たすことができないため、印刷装置2350における機器或いは印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定、或いは印刷ジョブの取消のリアルタイム性が損なわれるという問題がある。

0019

本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、印刷装置に入力された全ての印刷ジョブを認識可能とするとともに、任意の印刷ジョブの取消指定を可能とし、また、取消指定された印刷ジョブに係る印刷データが解析される前であっても、例えば、受信バッファに格納されていても、当該印刷データを無効にすることを可能とし、さらに、上記印刷ジョブの取消をリアルタイムに行うことを可能とした。

課題を解決するための手段

0020

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理手段と、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効手段とを有することを特徴とする上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする。

0021

上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする。

0022

上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする。

0023

上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする。

0024

上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、前記印刷データを解析する印刷データ解析手段を有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析手段が解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする。

0025

上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知手段を有することを特徴とする。

0026

上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、前記印刷ジョブ検知手段は、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする。

0027

上記目的を達成するために、請求項9に記載の発明は、前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする。

0028

上記目的を達成するために、請求項10に記載の発明は、印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理手段を有することを特徴とする。

0029

上記目的を達成するために、請求項11に記載の発明は、前記印刷管理命令は、前記管理手段で管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする。

0030

上記目的を達成するために、請求項12に記載の発明は、前記印刷ジョブ管理手段は、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする。

0031

上記目的を達成するために、請求項13に記載の発明は、前記ジョブパケットの入出力用ジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする。

0032

上記目的を達成するために、請求項14に記載の発明は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有することを特徴とする。

0033

上記目的を達成するために、請求項15に記載の発明は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定手段を有することを特徴とする。

0034

上記目的を達成するために、請求項16に記載の発明は、前記取消印刷ジョブ決定手段は、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする。

0035

上記目的を達成するために、請求項17に記載の発明は、外部からの前記印刷ジョブの取消指示を検知する取消指示検知手段を有することを特徴とする。

0036

上記目的を達成するために、請求項18に記載の発明は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示手段と、前記印刷ジョブ表示手段に表示された前記印刷ジョブのうち、取消指定をする前記印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段とを有することを特徴とする。

0037

上記目的を達成するために、請求項19に記載の発明は、レーザビームプリンタであることを特徴とする。

0038

上記目的を達成するために、請求項20に記載の発明は、インクジェットプリンタであることを特徴とする。

0039

上記目的を達成するために、請求項21に記載の発明は、上位装置と印刷装置が通信媒体を介して接続された印刷システムであって、前記印刷装置は、前記上位装置から送られてきた印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理手段と、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブに係る前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効手段とを有することを特徴とする。

0040

上記目的を達成するために、請求項22に記載の発明は、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする。

0041

上記目的を達成するために、請求項23に記載の発明は、前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする。

0042

上記目的を達成するために、請求項24に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする。

0043

上記目的を達成するために、請求項25に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする。

0044

上記目的を達成するために、請求項26に記載の発明は、前記印刷装置は前記印刷データを解析する印刷データ解析手段を有することと、前記印刷データ無効手段は、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析手段が解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする。

0045

上記目的を達成するために、請求項27に記載の発明は、前記印刷装置は、前記上位装置から送られてきた前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知手段を有することを特徴とする。

0046

上記目的を達成するために、請求項28に記載の発明は、前記上位装置は、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して、ジョブパケットを生成するジョブパケット生成手段を有することと、前記印刷ジョブ検知手段は、当該ジョブパケットを当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする。

0047

上記目的を達成するために、請求項29に記載の発明は、前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする。

0048

上記目的を達成するために、請求項30に記載の発明は、前記上位装置は、前記印刷装置における前記印刷ジョブの管理を行うための印刷管理要求を出すユーティリティ手段を有することと、前記印刷装置は、前記印刷管理要求が送られてきた場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理手段を有することを特徴とする。

0049

上記目的を達成するために、請求項31に記載の発明は、前記印刷管理命令は、前記管理手段で管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする。

0050

上記目的を達成するために、請求項32に記載の発明は、前記印刷ジョブ管理手段は、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を出すことを特徴とする。

0051

上記目的を達成するために、請求項33に記載の発明は、前記通信媒体は、前記ジョブパケットの送受信用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の送受信用の管理チャネルとを有することを特徴とする。

0052

上記目的を達成するために、請求項34に記載の発明は、前記上位装置は、前記ジョブパケットの送受信用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の送受信用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有し、前記印刷装置は、前記ジョブチャネルと前記管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御手段を有することを特徴とする。

0053

上記目的を達成するために、請求項35に記載の発明は、前記印刷装置は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定手段を有することを特徴とする。

0054

上記目的を達成するために、請求項36に記載の発明は、前記取消印刷ジョブ決定手段は、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする。

0055

上記目的を達成するために、請求項37に記載の発明は、前記印刷装置は、外部からの前記印刷ジョブの取消指示を検知する取消指示検知手段を有することを特徴とする。

0056

上記目的を達成するために、請求項38に記載の発明は、前記印刷装置は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示手段と、前記印刷ジョブ表示手段に表示された前記印刷ジョブのうち、取消指定をする前記印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ選択手段とを有することを特徴とする。

0057

上記目的を達成するために、請求項39に記載の発明は、前記印刷装置が、レーザビームプリンタであることを特徴とする。

0058

上記目的を達成するために、請求項40に記載の発明は、前記印刷装置が、インクジェットプリンタであることを特徴とする。

0059

上記目的を達成するために、請求項41に記載の発明は、印刷装置を制御する印刷制御方法において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とする。

0060

上記目的を達成するために、請求項42に記載の発明は、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする。

0061

上記目的を達成するために、請求項43に記載の発明は、前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする。

0062

上記目的を達成するために、請求項44に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする。

0063

上記目的を達成するために、請求項45に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする。

0064

上記目的を達成するために、請求項46に記載の発明は、前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする。

0065

上記目的を達成するために、請求項47に記載の発明は、入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする。

0066

上記目的を達成するために、請求項48に記載の発明は、前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする。

0067

上記目的を達成するために、請求項49に記載の発明は、前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする。

0068

上記目的を達成するために、請求項50に記載の発明は、印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする。

0069

上記目的を達成するために、請求項51に記載の発明は、前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする。

0070

上記目的を達成するために、請求項52に記載の発明は、前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする。

0071

上記目的を達成するために、請求項53に記載の発明は、前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする。

0072

上記目的を達成するために、請求項54に記載の発明は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする。

0073

上記目的を達成するために、請求項55に記載の発明は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする。

0074

上記目的を達成するために、請求項56に記載の発明は、前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする。

0075

上記目的を達成するために、請求項57に記載の発明は、前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする。

0076

上記目的を達成するために、請求項58に記載の発明は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする。

0077

上記目的を達成するために、請求項59に記載の発明は、前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする。

0078

上記目的を達成するために、請求項60に記載の発明は、前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする。

0079

上記目的を達成するために、請求項61に記載の発明は、印刷装置を制御する印刷制御プログラムを格納した記憶媒体において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とする。

0080

上記目的を達成するために、請求項62に記載の発明は、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする。

0081

上記目的を達成するために、請求項63に記載の発明は、前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする。

0082

上記目的を達成するために、請求項64に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする。

0083

上記目的を達成するために、請求項65に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする。

0084

上記目的を達成するために、請求項66に記載の発明は、前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする。

0085

上記目的を達成するために、請求項67に記載の発明は、入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする。

0086

上記目的を達成するために、請求項68に記載の発明は、前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする。

0087

上記目的を達成するために、請求項69に記載の発明は、前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、或いは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする。

0088

上記目的を達成するために、請求項70に記載の発明は、印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする。

0089

上記目的を達成するために、請求項71に記載の発明は、前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする。

0090

上記目的を達成するために、請求項72に記載の発明は、前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする。

0091

上記目的を達成するために、請求項73に記載の発明は、前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする。

0092

上記目的を達成するために、請求項74に記載の発明は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする。

0093

上記目的を達成するために、請求項75に記載の発明は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする。

0094

上記目的を達成するために、請求項76に記載の発明は、前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする。

0095

上記目的を達成するために、請求項77に記載の発明は、前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする。

0096

上記目的を達成するために、請求項78に記載の発明は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする。

0097

上記目的を達成するために、請求項79に記載の発明は、前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする。

0098

上記目的を達成するために、請求項80に記載の発明は、前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする。

0099

上記目的を達成するために、請求項81に記載の発明は、印刷装置を制御する印刷制御プログラムを送出する送出装置において、外部から入力された印刷データを含む印刷ジョブに一意に割り当てられた印刷ジョブ識別情報を管理する管理ステップと、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データのうち、未だ解析されていない前記印刷データを無効にする印刷データ無効ステップとを含むことを特徴とする。

0100

上記目的を達成するために、請求項82に記載の発明は、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、複数の個所にある前記印刷データを前記印刷装置の入力段に近い方から無効にしていくことを特徴とする。

0101

上記目的を達成するために、請求項83に記載の発明は、前記印刷装置は前記印刷データが解析される前に格納される受信バッファを有することと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの、前記受信バッファに格納された前記印刷データを無効にすることを特徴とする。

0102

上記目的を達成するために、請求項84に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとを共に格納するバッファブロックから構成されていることを特徴とする。

0103

上記目的を達成するために、請求項85に記載の発明は、前記受信バッファは、前記印刷ジョブ識別情報と前記印刷データとが格納されているバッファブロックがつながっている使用済みバッファブロックキューと、空のバッファブロックがつながっている空バッファブロックキューとから構成されていることと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報と一致する前記印刷ジョブ識別情報が格納されている前記バッファブロックを前記使用済みバッファブロックキューから取り出し、取り出した当該バッファブロックを前記空バッファブロックキューにつなげることを特徴とする。

0104

上記目的を達成するために、請求項86に記載の発明は、前記印刷データを解析する印刷データ解析ステップを含むことと、前記印刷データ無効ステップは、指定された前記印刷ジョブ識別情報に対応する前記印刷ジョブの前記印刷データを前記印刷データ解析ステップが解析中のときは、当該解析を中断させることを特徴とする。

0105

上記目的を達成するために、請求項87に記載の発明は、入力された前記印刷ジョブの前記印刷データを解析することなく、当該印刷ジョブに前記印刷ジョブ識別情報を割り当てる印刷ジョブ検知ステップを含むことを特徴とする。

0106

上記目的を達成するために、請求項88に記載の発明は、前記印刷ジョブ検知ステップは、印刷管理データを含む前記印刷ジョブごとに前記印刷データ或いは前記印刷管理データに制御情報を付加して生成されたジョブパケットを、当該制御情報に基づいて解析し、当該印刷ジョブの当該印刷データ或いは当該印刷管理データを検知することを特徴とする。

0107

上記目的を達成するために、請求項89に記載の発明は、前記ジョブパケットは、前記印刷管理データを識別するための識別情報と前記印刷管理データとから、あるいは、前記印刷データを識別するための識別情報と前記印刷データとから構成されていることを特徴とする。

0108

上記目的を達成するために、請求項90に記載の発明は、印刷管理要求が入力された場合に、当該印刷管理要求により指定される前記印刷ジョブ識別情報と印刷管理命令に応じて、当該印刷ジョブ識別情報により特定される前記印刷ジョブに、当該印刷管理命令に応じた制御を行う印刷ジョブ管理ステップを含むことを特徴とする。

0109

上記目的を達成するために、請求項91に記載の発明は、前記印刷管理命令は、前記管理ステップで管理されている前記印刷管理データの獲得或いは設定、前記印刷ジョブの取消であることを特徴とする。

0110

上記目的を達成するために、請求項92に記載の発明は、前記印刷ジョブ管理ステップは、前記印刷管理命令が前記印刷管理データの獲得である場合に、当該印刷管理データを含む印刷管理返答を外部に出力することを特徴とする。

0111

上記目的を達成するために、請求項93に記載の発明は、前記印刷装置は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを有することを特徴とする。

0112

上記目的を達成するために、請求項94に記載の発明は、前記ジョブパケットの入出力用のジョブチャネルと、前記印刷管理要求或いは前記印刷管理返答の入出力用の管理チャネルとを、パケット化により単一の通信媒体に対して多重化を行う論理チャネル制御ステップを含むことを特徴とする。

0113

上記目的を達成するために、請求項95に記載の発明は、取消をする前記印刷ジョブを決定する取消印刷ジョブ決定ステップを含むことを特徴とする。

0114

上記目的を達成するために、請求項96に記載の発明は、前記取消印刷ジョブ決定ステップは、前記印刷装置内にある前記印刷ジョブのうち、前記印刷データが出力段により近いところにある前記印刷ジョブの取消を決定することを特徴とする。

0115

上記目的を達成するために、請求項97に記載の発明は、前記印刷装置に装着された操作部で前記印刷ジョブの取消指示が入力されたことを検知する取消指示検知ステップを含むことを特徴とする。

0116

上記目的を達成するために、請求項98に記載の発明は、前記印刷装置内にある全ての前記印刷ジョブを表示する印刷ジョブ表示ステップと、前記印刷ジョブ表示ステップで表示された前記印刷ジョブのうち、選択された前記印刷ジョブを検知する印刷ジョブ選択検知ステップとを含むことを特徴とする。

0117

上記目的を達成するために、請求項99に記載の発明は、前記印刷装置はレーザビームプリンタであることを特徴とする。

0118

上記目的を達成するために、請求項100に記載の発明は、前記印刷装置はインクジェットプリンタであることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0119

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

0120

〔1〕第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムでは、ホストコンピュータ100と、印刷装置150とが所定の通信媒体180を介して接続されている構成となっている。本発明の第1の実施の形態では、通信媒体180として例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子技術者協会)1284で規定されたローカルインタフェイスを使用した場合を例に上げて説明する。

0121

本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムを構成するホストコンピュータ100は、アプリケーション部101と、プリンタドライバ部102と、送信バッファ103と、I/Fドライバ部104と、ユーティリティ部105と、論理チャネル制御部106と、ジョブパケット生成部107とを備える構成となっている。

0122

上記各部の機能を詳述すると、アプリケーション部101は、ユーザにグラフィックユーザインタフェイスを提供し、ユーザの目的に適った画像データを生成する。プリンタドライバ部102は、アプリケーション部101が生成した画像データを印刷装置150で印刷可能なページ記述言語(PDL)データに変換する。送信バッファ103は、プリンタドライバ部102が生成したPDLデータを一時的に格納しておく。ジョブパケット生成部107は、送信バッファ103に蓄えられたPDLデータからジョブパケットを生成する。

0123

ユーティリティ部105は、印刷装置150から印刷ジョブ或いは機器の情報を獲得してグラフィックユーザインタフェイスに提供したり、ユーザの要望に従って印刷装置150における印刷ジョブ或いは機器の情報を設定する。

0124

論理チャネル制御部106は、ジョブパケット生成部107から送られてくるジョブパケットのためのジョブチャネルと、印刷ジョブ或いは機器の情報獲得或いは情報設定のためにユーティリティ部105から送られてくる管理パケットのための管理チャネルとの2つの論理チャネルを、IEEE1284.4によるパケット化で1つの物理チャネルに変換してI/Fドライバ部104に渡す。また、印刷装置150からI/Fドライバ部104を経由して送られてくるIEEE1284.4による論理チャネルパケットを上記2つの論理チャネルに分解し、印刷装置150からの送信パケットをユーティリティ部105に渡す。I/Fドライバ部104は、通信媒体108を介して印刷装置150との間で論理チャネルパケットの送受信を行う。

0125

他方、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムを構成する印刷装置150は、論理チャネル制御部151と、機器データベース部152と、ジョブプリプロセッサ部153と、受信バッファ154と、PDLトランスレータ部155と、描画バッファ156と、描画部157と、プリンタエンジン部158と、I/Fドライバ部159と、情報管理部160と、操作パネル161とを備える構成となっている。

0126

上記各部の機能を詳述すると、I/Fドライバ部159は、通信媒体180を介してホストコンピュータ100との間で論理チャネルパケットの送受信を行う。論理チャネル制御部151は、ホストコンピュータ100からI/Fドライバ部159を経由して送られてくるIEEE1284.4による論理チャネルパケットをジョブチャネル、管理チャネルの2つの論理チャネルに分解して、ジョブパケット、管理パケットをそれぞれ次段に渡す。また、情報管理部160から送られてくる返信パケットをIEEE1284.4によりパケット化して、その論理チャネルパケットデータをI/Fドライバ部159に渡す。受信バッファ154は、PDLデータを一時的に保有し、後段の処理の遅延の緩衝材となる。

0127

機器データベース部152は、印刷装置150の機器情報或いは印刷ジョブの属性などの様々な情報を管理している。印刷ジョブの属性には、それぞれの印刷ジョブの名称、所有者、サイズ、印刷部数等がある。

0128

また、それぞれの印刷ジョブがどういう処理状態にあるかを示す情報も管理されており、例えば、ある印刷ジョブのPDLデータがPDLトランスレータ部155で解析され始めると、当該印刷ジョブのPDLデータをPDLトランスレータ部で解析中であることが当該印刷ジョブの状態として記憶される。なお、印刷装置150内にある複数の印刷ジョブが正しく処理されるように各部の同期をとっている制御部が、それぞれの印刷ジョブの状態を更新していく。また、印刷ジョブを後段に渡したもの或いは印刷ジョブを前段から受け取ったものが当該印刷ジョブの状態を書き換える。

0129

ジョブプリプロセッサ部153は、ジョブパケットを受け取り、ジョブパケットのヘッダに格納されたオペレーションコードによって、受信バッファ154にPDLデータを転送したり、或いは機器データベース部152に印刷ジョブの属性を設定する。情報管理部160は、受け取った管理パケットに格納されたオペレーションコードとデータに応じて、機器データベース部152に印刷ジョブや機器の情報を設定し、或いはホストコンピュータ100のユーティリティ部105からの情報獲得要求に応じて返信パケットを生成し、或いはユーティリティ部105や操作パネル161からの印刷ジョブの取消指定に応じて当該印刷ジョブの取消処理を行う。

0130

なお、印刷ジョブの取消とは、印刷ジョブのキャンセルや印刷ジョブの削除と同じ処理を意味する。また、印刷ジョブの取消とは、印刷装置150内にあるPDLデータや描画オブジェクトなどの、当該印刷ジョブに係る印刷データを無効にすることである。

0131

さらに、印刷データを無効にするとは、当該印刷データが受信バッファや描画バッファなどの記憶媒体にある場合は、当該印刷データを削除すること、或いはフラグ管理において当該印刷データに無効フラグを立てることなどを意味し、当該印刷データが処理部にある場合は、当該印刷データの処理を中断すること、或いは当該印刷データを破棄することなどを意味する。

0132

PDLトランスレータ部155は、PDLデータの翻訳処理を行い、PDLデータを描画に適した描画オブジェクトに変換する。描画バッファ156は、描画オブジェクトを実際に印刷するまで一時的に格納しておく。描画部157は、描画バッファ156に一時格納された描画オブジェクトを実際に描画を行ってビットマップ画像に変換する。プリンタエンジン部157は、描画部157が生成したビットマップ画像を受け取り、既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う。

0133

操作パネル161では、従来の印刷装置におけるパネル操作ができるほか、印刷ジョブの取消指定を行うことができる。

0134

図2は第1の実施の形態におけるホストコンピュータ100と印刷装置150との接続を示した参照モデルを示す説明図である。ホストコンピュータ100と印刷装置150とはともにレイヤOSI開放型システム相互接続に関してISOが定めたネットワークプロトコル標準)における層)の下層である物理層データリンク層をIEEE1284に準拠したプロトコルを用いてデータの送受信を行う。上記図1においてこの処理を受け持つのは、ホストコンピュータ100側はI/Fドライバ部104であり、印刷装置150側はI/Fドライバ部159である。

0135

IEEE1284の上位レイヤであるネットワーク層トランスポート層をIEEE1284.4で規定されている論理チャネル・プロトコルを用いて制御する。IEEE1284.4はチャネルの多重化及びそれに伴うフロー制御の機能を受け持つ。上記図2においてこの処理を受け持つのは、ホストコンピュータ100側では論理チャネル制御部106であり、印刷装置150側では論理チャネル制御部151である。IEEE1284.4によって多重化されたチャネルはジョブチャネル、管理チャネルに割り振られ、それぞれアプリケーション層においてジョブプロトコル、管理プロトコルによって各種サービスが提供される。

0136

次に、ジョブプロトコルの構造について説明する。ジョブプロトコルは、ホストコンピュータ100のジョブパケット生成部107において生成され、印刷装置150のジョブプリプロセッサ部153において印刷ジョブの開始と終了の認識及び印刷ジョブの属性の設定が容易に行われるように規格化されたジョブパケットによって構成されたプロトコルである。

0137

図3はジョブパケットの構造を示す説明図である。縦軸バイトを示し、横軸は各バイトのビットを示している。図中において0〜1バイト目のオペレーションコードは、パケットの機能を示す長さ2バイトのIDである。ジョブパケットにおいては、以下の値を取ることができる。

0138

0x0201ジョブ開始オペレーション
0x0202ジョブ属性設定オペレーション
0x0204PDLデータ送信オペレーション
0x0205ジョブ終了オペレーション

0139

2〜3バイト目のブロック番号は、ジョブパケットを送信した側が返答要求をする場合に、受信側からの返答が送信側のどの返答要求に対するものであるか、その対応を取るために使用する番号である。例えばそれぞれブロック番号=1、2、3というジョブパケットを立て続けに送信した時にブロック番号=2というエラーパケットが返ってきた場合、送信側は2番目に送ったジョブパケットにエラーが発生したことを特定することが可能である。

0140

4〜5バイト目のパラメータ長はデータ部バイト長を示す領域で、0〜64Kバイトまでを示すことが可能である。6〜7バイト目はジョブパケットの各種フラグを示す領域で、それぞれ以下の内容を示す。

0141

エラーフラグ:この値が1の場合、印刷装置150で何らかのエラーが発生したことを示す。このフラグは印刷装置150からホストコンピュータ100に送られる返信パケットに付加される。

0142

通知フラグ:この値が1の時は、ホストコンピュータ100からの要求パケットに対する返答ではなく、印刷装置150が何らかの通知事項があることをホストコンピュータ100に通知することを示している。

0143

継続フラグ:この値が1の場合、データ部に全てのデータが入らなかったため、次のジョブパケットで残りのデータが送られることを示す。次のジョブパケットは前のパケットと同じオペレーションコードを設定しなくてはならない。

0144

返答要求:ホストコンピュータ100が印刷装置150に対して返答パケットを要求する場合に1をセットする。0のときは送ったパケットが正常に処理された場合に返答されない。印刷装置150でエラーが発生した場合には返答要求が0/1であるに関わらず、常にエラーフラグを1にした返答パケットが送られる。

0145

8〜9バイト目のユーザID及び10〜11バイト目のパスワードは、送ったパケットでできる操作にセキュリティ的制限を設ける際にその認証に使われる領域である。本実施の形態には影響しない。

0146

12バイト目以降はオペレーションコードに対応したデータが格納される。ジョブ開始オペレーション及びジョブ終了オペレーションの場合はデータは存在しない。

0147

ジョブ属性設定オペレーションの場合、設定したいジョブ属性IDとジョブ属性値をデータ部に格納する。ジョブ属性IDとは、ジョブに関する属性或いは環境に対応して付けられた識別子で、ISO−10175(DPA)(ISO:国際標準化機構)で規定されるジョブの属性に相当するIDが予め割り振られている。以下にジョブ属性IDの代表的なものを挙げる。

0148

ジョブ属性ID
0x0101ジョブ名称
0x0103ジョブオーナ
0x016aジョブサイズ
このほか、印刷装置150の機能に応じて、印刷部数、モノクロカラーなどのジョブ属性とそれに対応するIDを割り振ることができる。

0149

PDLデータ送信オペレーションの場合は、データ部にはPDLデータが入る。1つのジョブパケットのデータは、上記パラメータ長で指定できる最大サイズまで、つまり、64KBまで格納可能であり、それ以上のデータは複数のジョブパケットに分割されて送信される。この場合は上記継続フラグに1を立てる。

0150

次に、ホストコンピュータ100のジョブパケット生成部107について説明する。図4及び図5はジョブパケット生成部107の動作を示すフローチャートである。アプリケーション部101により印刷指定が選択された時にプリンタドライバ部102が起動し、プリンタドライバ部102がPDLデータを送信バッファ103に生成し終えた後に、ジョブパケット生成部107は処理を開始する。

0151

まず、ステップS401において、上記図3のオペレーションコードを格納する領域にジョブ開始オペレーションコード(0x0201)を格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行する。以降、ジョブ終了オペレーションコードを格納するジョブパケットが発行されるまで、全てのオペレーションは当該印刷ジョブの属性を設定するために用いられる。

0152

ステップS402において、ジョブ名称の設定が行われる。上記図3のオペレーションコードを格納する領域にジョブ属性設定オペレーションコード(0x0202)を格納し、データ部に印刷ジョブの名称を示すジョブ属性ID(=0x0101)及びジョブ属性値となる名称(この場合例えば“書類1”)を格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行する。

0153

ステップS403において、印刷ジョブの所有者の設定が行われる。上記図3のオペレーションコードを格納する領域にジョブ属性設定オペレーションコード(0x0202)を格納し、データ部にジョブ所有者を示すジョブ属性ID(=0x0103)及びジョブ属性値となる所有者(この場合例えば“太郎”)を格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行する。

0154

ステップS404において、印刷ジョブのサイズの設定が行われる。上記図3のオペレーションコードを格納する領域にジョブ属性設定オペレーションコード(0x0202)を格納し、データ部にジョブサイズを示すジョブ属性ID(=0x016a)及びジョブ属性値となるジョブのデータサイズ(この場合例えば“100000”)を格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行する。

0155

ステップS405において、変数sizeに送信すべきPDLデータのサイズを代入する。ステップS406において、変数sizeの大きさをチェックし、64Kより大きいか否かを比較する。パケットヘッダにおいてパラメータ長が16ビットで表現されているため、ジョブパケットのデータ部のサイズは最大64Kバイトという制限があり、それ以上のデータは複数のジョブパケットに分割されて発行されることになる。

0156

もしPDLデータのサイズが64Kバイトよりも大きい時は、ステップS407において、上記図3のパケットヘッダの継続フラグを1に設定する。更に、ステップS408において、送信バッファ103から64Kバイト分のPDLデータを取り出し、上記図3のオペレーションコードを格納する領域にPDLデータ送信オペレーションコード(0x0204)を格納し、データ部に上記取り出したPDLデータを格納したジョブパケットを論理チャネル制御部206に発行する。また、ステップS409において、送信した分の64Kを変数sizeから減じて、ステップS406の分岐に戻る。

0157

ステップS406において、残りのPDLデータのサイズが64Kバイト以下の場合は、残り1回のジョブパケットで当該印刷ジョブに係る全PDLデータの送信が完了する。この場合、ステップS410において、上記図3のパケットヘッダの継続フラグを0にして、当該印刷ジョブのPDLデータ送信が最後であることを設定する。

0158

更にステップS411において、送信バッファ103から残りのPDLデータを取り出し、上記図3のオペレーションコードを格納する領域にPDLデータ送信オペレーションコード(0x0204)を格納し、データ部に上記取り出した残りのPDLデータを格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行する。

0159

その後、ステップS412において、上記図3のオペレーションコードを格納する領域にジョブ終了オペレーションコード(0x0205)を格納したジョブパケットを論理チャネル制御部106に発行して終了する。

0160

次に、印刷装置150のジョブプリプロセッサ部153について説明する。ジョブプリプロセッサ部153は、ジョブパケット生成部107から送られてきたジョブ開始オペレーションコード(0x0201)を格納したしたジョブパケットを受け取った時点で、印刷ジョブの開始を認識し、当該印刷ジョブにオブジェクトIDを発行して機器データベース部152に登録する。

0161

これにより、印刷ジョブのPDLデータを解析することなく、印刷装置150に入力された印刷ジョブの認識が可能となり、さらに、印刷ジョブにオブジェクトIDを発行して管理することで、印刷装置150に入力された印刷ジョブの全ての認識が可能となる。また、このオブジェクトIDを用いることで、属性の獲得或いは設定をしたい印刷ジョブの指定、或いは取消したい印刷ジョブの指定が可能になる。

0162

その後、ジョブ終了オペレーションコード(0x0205)を格納したジョブパケットを受け取るまでは、送られてくるジョブパケットのオペレーションコードに従って、当該印刷ジョブの属性を機器データベース部152に設定し、あるいは当該印刷ジョブのPDLデータを受信バッファ154に転送する。

0163

ここで、図31及び図32を用いて、受信バッファ154の構造について説明する。図31に示すように、受信バッファ154は、後述する使用済みキューUQと空きキューFQとから構成される。各キューでは、図32に示すようなバッファブロックを複数個つなげて管理する。このように、受信バッファ154はバッファブロック形式を取っており、ヘッダを持つ複数個のバッファブロックで構成されている。

0164

バッファブロックは、図32に示すように、ヘッダ部分(12バイト)と本体部分(2048バイト)から構成されている。ヘッダ部分は4バイトずつの3つの領域から構成されており、順に、有効データ先頭位置、有効データのバイト数、オブジェクトIDが格納される。

0165

有効データの先頭位置とは、このバッファブロックの本体部分に格納されているデータの有効部分の先頭位置のことであり、例えば、有効データの先頭位置が0の場合は、本体部分の先頭から有効なデータが始まっていることを示し、2047の場合は、本体部分の最後の1バイトのみが有効なデータであることを示している。この有効データの先頭位置は、PDLトランスレータ部155がバッファブロックの本体部分に格納されているPDLデータを1バイト読み出すたびに1つずつ値が増加していく。

0166

有効データのバイト数とは、バッファブロックの本体部分に格納されているデータのデータサイズである。バッファブロックの本体部分としては2048バイトの大きさが用意されているが、必ずしもその全てを埋める必要はない。例えば、PDLデータが100バイトである場合、あるバッファブロックの本体部分に100バイトだけPDLデータを格納して、当該バッファブロックの有効データのバイト数を100にする。PDLデータが2100バイトである場合は、1つめのバッファブロックの本体部分に2048バイト分のPDLデータを格納して、2つめのバッファブロックの本体部分に残りの52バイト分のPDLデータを格納することが可能である。

0167

有効データのバイト数は、PDLトランスレータ部155がデータを1バイト読み出すたびに1つずつ値が減少していく。

0168

バッファブロックの数は1つ以上であればいくつでも構わないが、あまり数が少ないと受信速度が遅くなるため、通常、数個から数十個であることが多い。本実施の形態では、バッファブロックの数は10とする。すなわち、受信バッファ154は、2048バイトのバッファブロック10個から構成されており、合計20480バイトの容量を持つ。

0169

そして、それらのバッファブロックはFIFO(First In First Out)キュー(待ち行列)によって管理される。このFIFOキューには、本実施の形態においては、使用済みキュー(Used Queue、以下、使用済みキューUQ)と空きキュー(Free Queue、以下、空きキューFQ)の2種類がある。

0170

使用済みキューUQには、ホストコンピュータ100から送られてきて、PDLトランスレータ部156により未だ解釈されていないPDLデータを格納したバッファブロックが、PDLデータが送られてきた順につながっている。また、空きキューFQには、本体部分にPDLデータが格納されていない空のバッファブロックがつながっている。

0171

印刷装置150の電源起動時には、10個のバッファブロックは全て空きキューFQにつながれており、使用済みキューUQにつながっているバッファブロックは存在しない。その後、ホストコンピュータ100から印刷ジョブが送られてくると、空きキューFQからバッファブロックが取り出される。そして、当該印刷ジョブのPDLデータが当該バッファブロックの本体部分に格納された後、当該バッファブロックは使用済みキューUQにつながれる。ホストコンピュータ100から印刷ジョブが送られてくる限り、この処理が繰り返される。

0172

なお、受信バッファ154はバッファブロックで管理されており、1つのバッファブロックには1つの印刷ジョブに係るPDLデータしか格納されることができない。また、それぞれのバッファブロックにはヘッダが付けられており、印刷ジョブのPDLデータをバッファブロックに入れるときには、当該印刷ジョブのオブジェクトIDを当該バッファブロックのヘッダに格納する。

0173

ここで、具体的に、ジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブを受け取ってから、当該印刷ジョブのPDLデータを受信バッファ154に格納するまでの動作を説明する。図33は、ジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブ受け取ってから、当該印刷ジョブのPDLデータを受信バッファ154に格納するまでの動作を示すフローチャートである。

0174

まず、ジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブを受け取ると、ステップS3301において、空きキューFQからバッファブロックを1つ取り出す。そして、ステップS3302において、当該バッファブロックの本体部分に当該印刷ジョブのPDLデータを格納できるだけ格納する。

0175

次に、ステップS3303において、当該印刷ジョブのPDLデータを全て受信バッファに格納し終えたかどうかを判定する。格納し終えたと判定した場合には、ステップS3304において、最後に格納したPDLデータのバイト数と当該印刷ジョブのオブジェクトIDを当該バッファブロックのヘッダ部分に格納する。最後に、ステップS3305において、当該バッファロックを使用済みキューUQにつなげて、処理を終了する。

0176

ステップS3303において、当該印刷ジョブのPDLデータを全て受信バッファに格納し終えていないと判定した場合には、ステップS3306において、当該バッファバロックの本体部分が一杯になったかを判定する。一杯になっていない場合には、ステップS3302に戻り、更に、当該印刷ジョブのPDLデータの残りを当該バッファブロックの本体部分に格納していく。

0177

当該バッファブロックが一杯になった場合には、ステップS3308において、ステップS3304と同様に、当該バッファブロックの本体部分に格納したPDLデータのバイト数と当該印刷ジョブのオブジェクトIDを当該バッファブロックのヘッダ部分に格納し、ステップS3308において、当該バッファブロックを使用済みキューUQにつなげる。そして、ステップS3301に戻って、当該印刷ジョブのPDLデータの残りを新たなバッファブロックに格納していく。

0178

以上により、ジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブのPDLデータを受け取るたびに、受信バッファにPDLデータが格納される。

0179

また、PDLトランスレータ部155は、使用済みキューUQにつながれているバッファブロックが存在していると認識すると、使用済みキューUQから順に1つずつバッファブロックを取り出して、その中に格納されているPDLデータを解釈し、画像データに変換していく。

0180

PDLトランスレータ部155がバッファブロックに格納されているPDLデータを全て画像データに変換し終えて、バッファブロックの本体部分が空になると、当該バッファブロックは空キューFQにつながれる。

0181

使用済みキューUQにバッファブロックがつながっている限り、PDLトランスレータ部155は以上の処理を繰り返す。

0182

具体的に、PDLトランスレータ部155の動作を説明する。図34は、PDLトランスレータ部155が受信バッファにあるPDLデータを解釈して描画オブジェクトを生成する際の動作を示すフローチャートである。

0183

まず、ステップS3401において、使用済みキューUQにつながっているバッファブロックが存在するかを判定する。存在しない場合は、処理を終了する。

0184

存在する場合には、ステップS3402において、使用済みキューUQの先頭につながっているバッファブロックに注目し、ステップS3403において、当該バッファブロックの本体部分に格納されているPDLデータを解釈し、画像オブジェクトに変換する。そして、生成した画像オブジェクトを描画バッファに転送する。

0185

その後、ステップS3404において、当該バッファブロックを使用済みキューUQから削除して、ステップS3405において、使用済みキューから削除した当該バッファブロックを空キューFQにつなげる。

0186

次に、ホストコンピュータ100の論理チャネル制御部106について説明する。論理チャネル制御部106は、上述したOSIにおけるネットワーク層、トランスポート層を担当し、ジョブパケット生成部107が発行するジョブパケットと、ユーティリティ部105が発行する管理パケットをそれぞれジョブチャネル、管理チャネルに割り当ててパケット化し、論理チャネルパケットとして次段のI/Fドライバ部104に送信する。また、印刷装置150からI/Fドライバ部104を経由して送られてくる論理チャネルパケットを2つの論理チャネルに分解し、印刷装置150からの返信パケットをユーティリティ部205に渡す。

0187

論理チャネルパケットの説明を行う。論理チャネルパケットはIEEE1284.4で規定されたパケットのストリームにより構成されたデータである。論理チャネルパケットは通信媒体(インタフェイス部)180では単一のデータとして流れるが、ホストコンピュータ100の論理チャネル制御部106及び印刷装置150の論理チャネル制御部106によって論理的に複数のチャネルに分解され、ジョブパケット或いは管理パケットがそれぞれ次段に渡される。

0188

IEEE1284.4によるパケット構造について説明する。図6はIEEE1284.4によるパケット構造を説明するための概念図である。IEEE1284.4におけるパケットは、6バイトのヘッダを有しており、最初の2バイトがソケットID、次の2バイトがデータ長、その後にクレジットコントロールと続いて、最後に最長64Kバイト(ヘッダ長も含む)のデータ部が存在する。尚、クレジットはフロー制御に必要な概念であり、詳しくは後述する。ここで、ジョブチャネルのソケットIDは送信側、受信側ともに0x10であると規定し、管理チャネルのソケットIDは送信側、受信側ともに0x20であると規定する。

0189

ジョブパケット生成部107からパケットサイズが256バイトのジョブパケットデータが送られた場合の論理チャネルパケットを説明する。図7は上記ジョブパケットをパケット化した場合の論理チャネルパケットの構造を説明するための概念図である。ホストコンピュータ100のジョブパケット生成部107から印刷装置150のジョブプリプロセッサ部153に送られるジョブパケットを論理チャネルパケットにパケット化するときにはプライマリソケットID=0x10、セカンダリソケットID=0x10を指定する。

0190

データ長(レングス)は、ヘッダを含めた当該論理チャネルパケットのパケットサイズを指定する。図7ではデータのサイズが256バイトであり、ヘッダサイズが6バイトであるから、それらを合計して計262バイトとなる。クレジット、コントロールの領域は、特に必要なければそれぞれ0x00を格納する。図8はデータ長が16バイトの管理パケットデータをパケット化した場合の概念図である。

0191

次に、クレジットの概念について説明する。クレジットはフロー制御のために使用される。自分の持っている資源(一般的には読み書き可能な記憶手段であるバッファと呼ばれるもの。本発明では印刷装置を想定して以下受信バッファと呼ぶ)に相手から転送されるデータを一時的にでも蓄えることになる場合は、通信用受信バッファの容量を越えてデータを受信しないように制御しなければ、転送データを取りこぼして処理が正常に動作しなくなってしまう。そのような状況を防ぐため、データ転送の停止及び再開を調整するのがフロー制御である。

0192

クレジットはチャネル毎にパケットの受け取り側から送り側へ対して発行され、受け取り側がどれだけパケットを受け取る準備ができているかを示している。パケットの受け取り側は、クレジットとして発行した分のパケットは必ず受け取れることを保証している。逆にクレジットがない場合には、当該チャネルにデータを受信することができないことを示している。クレジットのやり取りには、クレジットリクエストコマンドパケットとそれに対するリプライパケットが主に使われる。ホストコンピュータ200がジョブパケットの論理チャネルパケットを送ろうとして、ジョブチャネルのクレジットを使い果たした時に、印刷装置250に対してクレジットリクエストコマンドパケットを送信する。

0193

図9はクレジットリクエストコマンドパケットを説明するための概念図である。クレジットリクエストコマンドパケットは13バイトのデータで、プライマリソケットID及びセカンダリソケットIDに0x00、コマンドに0x04を指定する。尚、ソケットID=0x00はコマンド専用の特別なチャネルで、このチャネルを実データの送受信に使用することはできない。図9において、8〜9バイト目でクレジットを要求するソケットIDを指定する。そして、10〜11バイト目で必要なクレジット個数を指定する。印刷装置150はクレジットリクエストコマンドパケットを受け取ると、受信バッファ154の状態から、リプライパケットを生成してホストコンピュータ100に返信する。

0194

図10はリプライパケットを説明するための概念図である。リプライパケットは12バイトデータで、プライマリソケットID及びセカンダリソケットIDに0x00、コマンドに0x84を指定する。図10において、クレジットの発行ができた場合にはリザルト(8バイト目)に0x00、11、12バイト目に発行できるクレジットのサイズを指定して送信する。

0195

次に、論理チャネル制御部の動作を説明する。ホストコンピュータ100内に論理チャネル制御部106が存在し、印刷装置150内に論理チャネル制御部151が存在するが、双方とも内部構造は同じものであり、以下、論理チャネル制御部106、151両方について説明する。

0196

図11は論理チャネル制御部の動作を示すフローチャートである。ステップS1101では、受信に関する制御処理を行い、ステップS1102では、送信に関する制御処理を行う。論理チャネル制御部は、ステップS1101とステップS1102からなる無限ループから構成されている。

0197

図12乃至図14は論理チャネル制御部の受信制御処理(上記図11のステップS1101)の詳細な動作を示すフローチャートである。ステップS1201において、I/Fドライバ部の検査を行い、ステップS1202において、データが存在するか否かに従って分岐する。存在する場合には、ステップS1203において、1論理チャネルパケット分のデータを検査し、プライマリソケットIDの値に応じて、0x00の場合にはステップS1205、0x10の場合にはステップS1212、それ以外の場合(即ち0x20)にはステップS1214へ分岐する。

0198

ステップS1205への分岐はプライマリソケットIDが0x00の場合で、これはIEEE1284.4によってコマンドチャネルを示していることが規定されている。コマンドチャネルのコマンドIDが0x04の時は、そのパケットがクレジットリクエストコマンドパケットであることを示しており、その場合にはステップS1205の比較によってステップS1206へ分岐する。

0199

ステップS1206において、クレジットリクエストコマンドパケットの8、9バイト目に示されたプライマリソケットID及びセカンダリソケットIDからクレジットを要求されているチャネルを特定し、当該チャネルの空いている通信用受信バッファの容量から空きクレジット個数を計算する。例えばコマンドチャネル(ID=0x00)の場合、IEEE1284.4では1クレジットのサイズが64バイトであるという暗黙了解があるため、コマンドチャネルに256バイトの空き容量がある場合、4個のクレジットを渡すことができる。

0200

ステップS1207において、クレジットリクエストコマンドパケットで指定された要求クレジット個数と、ステップS1206で計算された空きクレジット個数を比較する。空きクレジット個数が多い場合には、要求されたクレジット個数だけを渡せばよいので、ステップS1208において、要求されたクレジット個数をセットしたリプライパケットを生成してI/Fドライバ部104或いは159に発行する。

0201

ステップS1207において、空きクレジット個数が足りない場合には、ステップS1209において、空きクレジット個数全てを渡すことにして、空きクレジット個数をセットしたリプライパケットを生成してI/Fドライバ部104或いは159に発行する。もし一個も渡せるクレジットがない場合は、クレジット個数を0にセットすることになる。

0202

ステップS1216において、コマンドチャネルのコマンドIDが0x84の時は、そのパケットがクレジットリクエストコマンドのリプライパケットであることを示しており、その場合には、ステップS1217において、上記図10で示されたリプライパケットの9、10バイト目に示されているソケットIDに対応するチャネルのクレジットを、11、12バイト目に示されているサイズ分だけ増やす。

0203

ステップS1212の分岐はプライマリソケットIDが0x10の場合、これは本実施の形態ではジョブチャネルを示している。ここで、パケットのヘッダは削除され、論理チャネルパケットに付加されていたデータはジョブチャネルに送られる。このデータは上記ジョブパケットである。ここで、印刷装置150内にある論理チャネル制御部151の場合、ジョブチャネルはジョブプリプロセッサ部153と接続されており、以降、ジョブパケットの解釈がジョブプリプロセッサ部153で行われる。尚、ホストコンピュータ100内の論理チャネル制御部106にはジョブチャネルの受信に関する処理は存在しなくてもよい。

0204

ステップS1214の分岐はプライマリソケットIDが0x00でも0x10でもない場合で、この場合は管理チャネル(プライマリソケットID=0x20)であることを示している。ここで、パケットのヘッダは削除され、パケットに付加されていたデータは管理チャネルに送られる。このデータは上記管理パケットである。ここで、印刷装置150内にある論理チャネル制御部151の場合、管理チャネルは情報管理部160と接続されており、以降、管理パケットの解釈が情報管理部160で行われる。一方、ホストコンピュータ100内にある論理チャネル制御部106の場合、管理チャネルはユーティリティ部105に接続されており、以降、管理パケットの解釈がユーティリティ部105で行われる。

0205

図15乃至図16は論理チャネル制御部の送信制御処理(上記図11のステップS1102)の詳細な動作を示すフローチャートである。まず、ステップS1501において、ジョブチャネルの検査を行う。ホストコンピュータ100内の論理チャネル制御部106の場合、ジョブチャネルはジョブパケット生成部107と接続しており、印刷装置150内の論理チャネル生成部151の場合、ジョブチャネルは非接続である。

0206

ステップS1502において、ジョブチャネルにデータが存在するかの比較が行われ、データがある場合には、ステップS1503において、印刷装置150に送信するジョブのクレジットが存在するか比較が行われる。クレジットがある場合には、ステップS1504において、データにIEEE1284.4パケットのヘッダを付与してパケット化し、次段のI/Fドライバ部104に渡し、ジョブパケット送信で使用したジョブパケットのクレジットを減らす。クレジットがない場合には、ステップS1505において、コマンドチャネルに上記クレジットリクエストコマンドパケットを送出し、クレジットの確保を試みる。この際、コマンドパケットのクレジットを減らす。

0207

ステップS1506において、管理チャネルの検査を行う。ホストコンピュータ100内の論理チャネル制御部106の場合、管理チャネルはユーティリティ部105と接続しており、印刷装置150内の論理チャネル制御部151の場合、ジョブチャネルは情報管理部160と接続している。

0208

ステップS1507において、管理チャネルにデータが存在するかの比較が行われ、データがある場合には、ステップS1508において、印刷装置150に送信する管理チャネルのクレジットが存在するか比較が行われ、クレジットがある場合には、ステップS1509において、データにIEEE1284.4パケットのヘッダを付与してパケット化し、次段のI/Fドライバ部104に送り、管理チャネルのクレジットを減らす。クレジットがない場合には、ステップS1510において、コマンドチャネルに上記クレジットリクエストコマンドパケットを送出し、クレジットの確保を試みる。この際、コマンドパケットのクレジットを減らす。

0209

このように、通信媒体に対してジョブチャネルと管理チャネルの2つの論理チャネルを設けることで、PDLデータを含む印刷ジョブをホストコンピュータ100から印刷装置150へ送信中であっても、ホストコンピュータ100のユーティリティ部105から、印刷装置150の印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定、或いは印刷ジョブの取消を要求することができる。

0210

次に、ホストコンピュータ100のユーティリティ部105の説明を行う。ユーティリティ部105は、使用者に印刷ジョブのリストや属性を表示し、また、使用者が印刷ジョブの情報設定や取消等を操作できるようにするために存在する。そのため、ユーティリティ部105は印刷装置150における印刷ジョブや機器の情報を獲得或いは設定するために、また、印刷ジョブの取消指定を行うために、管理チャネルを用いて管理パケットを送受信する。

0211

管理パケットはジョブパケットと同様、上記図4に示すようなデータ構造を持つ。0〜11バイト目のパケット・ヘッダの各情報の内容もジョブパケットと同様で、オペレーションコードのみが以下のように異なる。

0212

0x010b印刷ジョブの取消指定
0x010d 印刷ジョブのリスト獲得
0x0105属性の設定
0x0106 属性の獲得
0x0110印刷装置の停止指定
0x0111 印刷装置の復帰指定
0x011a 印刷装置のリセット指定
ジョブパケットと異なり、管理パケットは個々のパケットが固有の目的に使用される。

0213

印刷装置150にどの印刷ジョブが格納されているかを知りたい時は、ホストコンピュータ100のユーティリティ部105は上記印刷ジョブのリスト獲得のオペレーションコード(0x010d)を格納した管理パケットを管理チャネルに送信する。データ部には印刷ジョブクラスを示すクラスID(0x0102)を指定する。この管理パケットは、論理チャネル制御部106によってIEEE1284.4によるパケット化が行われ、I/Fドライバ部104を経由して印刷装置150に送られる。

0214

印刷装置150では、論理チャネルパケットがI/Fドライバ部159で受け取られ、論理チャネル制御部151によって論理チャネルパケットのIEEE1284.4レベルのパケットヘッダが解除されて、管理パケットは情報管理部160に送られる。

0215

情報管理部160は、受け取った管理パケットのオペレーションコードによって印刷ジョブのリスト獲得であると認識する。すると、機器データベース部152に蓄えられた印刷ジョブのリスト情報を獲得して、返信パケットの返信を行う。

0216

返信パケットはジョブパケットと同様、上記図4に示すようなデータ構造を持つ。返信パケットのオペレーションコードには受け取った管理パケットのオペレーションコードと同じ印刷ジョブのリスト獲得のオペレーションコードを格納し、データ部には、印刷装置150が認識している印刷ジョブの個数及び各印刷ジョブのオブジェクトIDのリストが格納される。

0217

各印刷ジョブが、ジョブ属性設定オペレーションによりジョブ名称、所有者、サイズの情報を持っている場合、ユーティリティ部105は印刷ジョブに関する詳細な情報を獲得可能である。ユーティリティ部105は印刷ジョブのリストを獲得した場合、更に個々の印刷ジョブに対して、詳細な属性を獲得するために、属性の獲得のオペレーションコード(=0x0106)を格納した管理パケットを印刷装置150に送信する。管理パケットのデータ部には、詳細な属性を獲得したい印刷ジョブのオブジェクトID、獲得したい属性のIDを指定する。例えば1番の印刷ジョブのジョブ名称を獲得したい場合にはオブジェクトIDに1、属性IDに0x0101を指定する。情報管理部160は、受け取った管理パケットのオペレーションコードによって、属性の獲得であると認識し、機器データベース部152に蓄えられた、指定された印刷ジョブに関する指定された属性IDの属性値を獲得し、返信パケットを送る。

0218

ユーティリティ部105によって、印刷装置150に入った任意の印刷ジョブの取消を行いたい時は、印刷ジョブの取消指定のオペレーションコード(=0x010b)を格納した管理パケットを印刷装置150に送信する。情報管理部160は、受け取った管理パケットのオペレーションコードによって印刷ジョブの取消指定であると認識し、取消指定された印刷ジョブの印刷データが、ジョブプリプロセッサ部153、受信バッファ154、PDLトランスレータ部155、描画バッファ156、描画部157にあった場合、当該印刷ジョブの取消処理を行う。取消が完了すると、正常に取消を行った旨を示す返信パケットの返信を行う。なお、管理パケットのデータ部には、取消したい印刷ジョブのオブジェクトIDを格納する。

0219

図17情報処理部260が印刷ジョブの取消処理を行う際の動作を示すフローチャートである。情報処理部260は印刷ジョブの取消指定のオペレーションコード(=0x010b)を格納した管理パケットを受け取ると、まず、ステップS1701において、ジョブプリプロセッサ部153に印刷ジョブ取消信号と取消指定された印刷ジョブのオブジェクトIDを送る。そして、ジョブプリプロセッサ153が図18のフローチャートに示す動作を終了するまで待機し、ジョブプリプロセッサ153から終了通知を受け取った後にステップS1702に進む。

0220

ステップS1702においては、受信バッファ152において、バッファブロックのヘッダに格納されているオブジェクトIDを検査して、検査したオブジェクトIDが取消指定された当該印刷ジョブのオブジェクトIDと一致すれば、そのバッファブロックにあるPDLデータを無効にする。

0221

具体的に、情報処理部260が、受信バッファ152において、取消指定された印刷ジョブのPDLデータを無効にする際の動作を説明する。図35は、情報処理部260が、受信バッファ152において、取消指定された印刷ジョブのPDLデータを無効にする際の動作を示すフローチャートである。

0222

まず、ステップS3501において、使用済みキューUQにつながっているバッファブロックが存在するか否かを判定する。存在しない場合には、処理を終了する。

0223

存在する場合には、ステップS3502において、使用済みキューUQにつながっているバッファブロックの1つ(ただし、以前にこのステップで注目したバッファブロックを除く)に注目する。そして、ステップS3503において、当該バッファブロックのヘッダ部分に格納されたオブジェクトIDが、取消指定された印刷ジョブのオブジェクトIDと一致するか否かを判定する。

0224

一致しない場合には、ステップS3504に進む。

0225

一致する場合には、ステップS3505において、当該バッファブロックを使用済みキューUQから削除し、ステップS3506において、削除した当該バッファブロックを空キューFQにつなげる。そして、ステップS3504に進む。

0226

ステップS3504においては、使用済みキューUQにつながっている全てのバッファブロックに注目したかを判定する。全てのバッファブロックに注目した場合には、処理を終了する。全てのバッファブロックをまだ注目していない場合には、ステップS3502において、まだ注目していないバッファブロックに注目して処理を続ける。

0227

以上のように、使用済みキューUQにつながっている全てのバッファブロックのヘッダ部分を調べて、取消指定された印刷ジョブのオブジェクトIDがヘッダ部分に格納されているバッファブロックを使用済みキューUQから削除して、空きキューFQにつなげることにより、受信バッファ152にある取消指定された印刷ジョブのPDLデータを無効にする。

0228

これにより、受信バッファ154の各バッファブロックに格納されているPDLデータがどの印刷ジョブのものであるかをオブジェクトIDにより容易に判別できるため、取消指定された印刷ジョブに係るPDLデータを受信バッファ154において無効にすることが可能である。

0229

その後、図17のフローチャートのステップS1703において、機器データベース部152で管理されている当該印刷ジョブの状態を調べて、当該印刷ジョブのPDLデータをPDLトランスレータ部155で解析中であるかを検査する。解釈中であれば、ステップS1704において、PDLトランスレータ部155をリセットし、PDLデータを破棄させる。最後に、ステップS1705において、描画部に印刷ジョブ取消信号と当該印刷ジョブのオブジェクトIDを送って、終了する。

0230

このように、取消指定された印刷ジョブに係るPDLデータや描画オブジェクトなどの印刷データを入力段に近いほうから無効にすることで、当該印刷ジョブに係る印刷データが複数の個所にわたって存在する場合でも、プリンタエンジン部158ですでに印刷を終えてしまったものを除き、もれなく無効にすることが可能である。

0231

次に、図17のフローチャートのステップS1701におけるジョブプリプロセッサ部153の動作を説明する。図18はジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブの取消処理を行う際の動作を示すフローチャートである。

0232

上述したように、ジョブパケット生成部107による1つの印刷ジョブの送信は、ジョブ開始オペレーションコード(0x0201)を格納したジョブパケットの送信に始まって、ジョブ終了オペレーションコード(0x0205)を格納したジョブパケットの送信で終わる。一方、ジョブプリプロセッサ部153はジョブ開始オペレーションコード(0x0201)を格納したジョブパケットを受信した時点で、印刷ジョブに一意に割り当てられるオブジェクトIDを機器データベース部152に登録する。そのため、最後に登録した印刷ジョブのオブジェクトIDを記憶しておくことで、今受信しているジョブパケットがどの印刷ジョブのものであるかを認識することができる。

0233

そこで、情報管理部160から印刷ジョブ取消信号と印刷ジョブのオブジェクトIDが送られてきた場合、ステップS1801において、今受け取ったジョブパケットが上記受信したオブジェクトIDに対応する印刷ジョブのものであれば、ステップS1802において、そのジョブパケットを破棄して、ステップS1801に戻る。ステップS1801において、今、受信したジョブパケットが当該印刷ジョブのジョブパケットでなければ処理を終了する。なお、終了する際には、情報管理部160に終了通知を送る。

0234

次に、図17のフローチャートのステップS1705における描画部157の動作を説明する。図19は描画部157の印刷ジョブの取消処理を行う際の動作を示すフローチャートである。

0235

情報管理部160から印刷ジョブ取消信号と印刷ジョブのオブジェクトIDが送られてきた場合、ステップS1901において、上記受信したオブジェクトIDに対応する印刷ジョブの描画オブジェクトを描画しているかを検査し、当該印刷ジョブの描画オブジェクトを描画している場合には、ステップS1902において、描画を中断して描画オブジェクトを破棄して、ステップS1901に戻る。当該印刷ジョブの描画オブジェクトを描画しているのでなければ処理を終了する。また、この処理によって、描画部にある当該印刷ジョブのデータを破棄するだけでなく、描画バッファにあった当該印刷ジョブの描画オブジェクトをも破棄することができる。

0236

同様に、属性の設定、印刷装置150の停止指定、印刷装置150の復帰指定、印刷装置150のリセット指定についても、ホストコンピュータ100のユーティリティ部156から印刷装置150の情報管理部160に管理パケットを送信することで、実行することが可能である。

0237

次に印刷装置150内にある操作パネル161の説明を行う。図20は操作パネル261の構成を示す模式図である。液晶画面2001は印刷装置150の状態やメッセージを表示する。カーソルボタン2002は印刷装置の設定項目の選択および決定を行うのに使う。オンラインキー2003は印刷装置150のオンラインオフラインを切り替えるのに使う。キャンセルボタン2004は印刷ジョブのキャンセル指定をするのに使う。キャンセルボタン2004が押下された場合、そのことが印刷装置内の情報管理部160に通知される。

0238

ここで、キャンセルボタン2004が押下された場合の印刷ジョブの取消処理について説明する。図21はキャンセルボタンが押下された場合に情報管理部160の印刷ジョブの取消処理を行う際の動作を説明するフローチャートである。ステップS2101において、描画部157で処理されている印刷ジョブがあるかを調べ、ある場合にはステップS2102において当該印刷ジョブのオブジェクトIDを取得し、ステップS2103で当該印刷ジョブの取消処理を行い、処理を完了する。ない場合には、ステップS2104においてPDLトランスレータ部155で処理されている印刷ジョブがあるかを調べ、ある場合には、ステップS1205において当該印刷ジョブのオブジェクトIDを取得し、ステップS1206で当該印刷ジョブの取消処理を行い、処理を完了する。

0239

なお、ステップS1203、S1206では、取消されることが決まった印刷ジョブのオブジェクトIDをもとに、図18のフローチャートに従って当該印刷ジョブの取消処理を開始する。描画部157或いはPDLトランスレータ部155で処理されている印刷ジョブの有無は、機器データベース部152において、印刷装置150内にあるすべての印刷ジョブの状態を調べることで判定できる。

0240

これにより、出力段により近い印刷ジョブのみが取り消されるため、印刷された印刷物を確認しながら印刷中の印刷ジョブのみを取り消したり、或いは、長い間、印刷データの処理中が続き、印刷が全く開始されないような場合に、印刷処理を止めている先頭の印刷ジョブのみを取り消すことが可能となる。

0241

なお、受信バッファ154及び描画バッファ156には、複数の印刷ジョブが存在する場合があり、その場合は印刷装置150の仕様に応じて、どの印刷ジョブを取り消すかを決める必要がある。本実施例においては、このような場合にはどの印刷ジョブも取り消さないとしているため、取消す印刷ジョブを決定するにあたって、受信バッファ154及び描画バッファ156に印刷ジョブが有るか無いかは考慮しない。

0242

以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、印刷システムは、通信媒体180を介して接続されたホストコンピュータ100及び印刷装置150から構成され、ホストコンピュータ100は、生成した印刷ジョブ毎に印刷データにヘッダを付加してパケット化するジョブパケット生成部107と、印刷装置150における印刷ジョブの処理状況の取得或いは属性の設定等を行うユーティリティ部105と、印刷ジョブを送信するためのジョブチャネル及びユーティリティ部105からの管理要求を送受信するための管理チャネルをパケット化により単一の通信媒体に対し多重化する論理チャネル制御部106とを有し、印刷装置150は、ホストコンピュータ100から送信されたジョブパケットのヘッダに書かれている情報に基づき印刷ジョブの開始及び終了を検知し、印刷ジョブを機器データベース部152に登録するジョブプリプロセッサ部253と、ジョブチャネル及び管理チャネルをパケット化により単一の通信媒体に対し多重化する論理チャネル制御部151と、送られてきた管理パケットの要求に応じて印刷ジョブの情報の設定等および印刷ジョブの取消を行う情報管理部160と、印刷装置150の状態やメッセージの表示及び印刷ジョブの取消指定の指示を受ける等を行う操作パネル161を有するため、下記のような効果を奏する。

0243

上記の構成により、ホストコンピュータ100内のジョブパケット生成部107が印刷ジョブごとにPDLデータ及び属性をジョブパケット化すると共に、印刷装置150内のジョブプリプロセッサ部153が印刷ジョブの開始及び終了を検知することで、印刷ジョブのPDLデータを解析することなく、印刷ジョブにオブジェクトIDを割り当てることが可能となるという効果がある。

0244

さらに、ジョブプリプロセッサ部153が受信バッファにPDLデータを格納する際には、当該PDLデータが係る印刷ジョブのオブジェクトIDをも格納することで、また、それぞれの印刷ジョブの状態を機器データベース部152で管理することで、取消指定した印刷ジョブのPDLデータのうち、未だPDLトランスレータ部155で解析されていないPDLデータをも無効にすることが可能となるという効果がある。

0245

さらに、取消指定された印刷ジョブに係る印刷データを入力段に近いほうから無効にすることにより、プリンタエンジン部158ですでに印刷を終えてしまったものを除き、当該印刷ジョブの印刷データをもれなく無効にすることが可能となるという効果がある。

0246

さらに、ホストコンピュータ100の論理チャネル制御部106、印刷装置150の論理チャネル制御部151により、通信媒体180に対してジョブチャネルと管理チャネルが多重化されるため、ジョブチャネルで印刷ジョブを送受信中でも、ホストコンピュータ100のユーティリティ部105は、印刷装置150の印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定が可能となり、それにより、印刷ジョブの取消をリアルタイムに行うことが可能になるという効果がある。

0247

さらに、ユーティリティ部105による印刷ジョブの取消指定が可能であるだけでなく、印刷装置本体の操作パネルによる取消指定も可能であり、使用者が、出てきた印刷物を確認しながら、その場で印刷を中止することが可能になるという効果がある。

0248

さらに、この際、取消指定された印刷ジョブを、出力段により近い印刷ジョブと決定することで、印刷された印刷物を確認しながら印刷中の印刷ジョブのみを取り消したり、或いは、長い間、印刷データの処理中が続き、印刷が全く開始されないような場合に、印刷処理を止めている先頭の印刷ジョブのみを取り消すことが可能になるという効果がある。

0249

〔2〕第2の実施の形態
本発明の上記第1の実施の形態においては、IEEE1284のローカル接続の上位層にIEEE1284.4を乗せて論理チャネルを実装する構成とした。これに対し、本発明の第2の実施の形態においては、イーサネット(米国ゼロックス、DEC、インテル三社が共同開発したバス構造ローカルエリアネットワーク)を使ったシステムの場合を例に挙げ説明する。

0250

図22は本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムの模式的構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムは、ホストコンピュータ2200と、印刷装置2250とをイーサネット2280を介して接続した構成となっている。

0251

本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムを構成するホストコンピュータ2200は、アプリケーション部2201と、プリンタドライバ部2202と、送信バッファ2203と、I/Fドライバ部2204と、ユーティリティ部2205と、論理チャネル制御部2206と、ジョブパケット生成部2207とを備える構成となっている。

0252

また、本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムを構成する印刷装置2250は、機器データベース部2252と、ジョブプリプロセッサ部2253と、受信バッファ2254と、PDLトランスレータ部2255と、描画バッファ2256と、描画部2257と、プリンタエンジン部2258と、ジョブチャネル用I/Fドライバ部2259と、情報管理部2260と、操作パネル2261と、管理チャネル用I/Fドライバ部2262とを備えると共に、イーサネットアダプタ部2290を付設した構成となっている。

0253

本発明の第2の実施の形態が上記第1の実施の形態と相異する点は、印刷装置2250内の論理チャネル制御部を削除し、I/Fドライバ部をジョブチャネル用I/Fドライバ部2259及び管理チャネル用I/Fドライバ部2262に分割すると共に、各I/Fドライバ部2259、2262をイーサネットアダプタ部290に接続する構成とした点、並びに接続方法としてイーサネット2280を用いた点である。これら以外の各部の構成は上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。

0254

本発明の第2の実施の形態においては、ジョブチャネル用I/Fドライバ部2259、管理チャネル用I/Fドライバ部2262ともにイーサネットアダプタ部2290にそれぞれ接続されており、イーサネットアダプタ部2290によって論理チャネル化される。TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol:コンピュータネットワーク標準プロトコル)を用いた場合、例えば、ジョブチャネルをTCPの515番(このポートはlpdによって使用される)、管理チャネルをUDP(User Datagram Protocol:信頼性を保証しないトランスポート層の通信プロトコル)の9100番を使用することによって、双方が競合することなく使用することが可能である。

0255

以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、印刷システムは、通信媒体(イーサネット)2280を介して接続されたホストコンピュータ2200及び印刷装置2250から構成され、ホストコンピュータ2200は、生成した印刷ジョブ毎に印刷データにヘッダを付加してパケット化するジョブパケット生成部2207と、印刷装置2250における印刷ジョブの処理状況の取得或いは属性の設定等を行うユーティリティ部2205と、印刷ジョブを送受信するためのジョブチャネル及びユーティリティ部2205の管理要求を送受信するための管理チャネルをパケット化により単一の通信媒体に対し多重化する論理チャネル制御部2206とを有し、印刷装置2250は、ホストコンピュータ2200から送信されたジョブパケットのヘッダに書かれている情報に基づき印刷ジョブの開始及び終了を検知し、印刷ジョブを機器データベース部2252に登録するジョブプリプロセッサ部2253と、送られてきた管理パケットの要求に応じて印刷ジョブの情報の設定等および印刷ジョブの取消を行う情報管理部2260と、印刷装置2250の状態やメッセージの表示或いは印刷ジョブの取消指定の指示を受ける等を行う操作パネル2261を有し、印刷装置2250及び通信媒体(イーサネット)2280との間に、ジョブチャネル及び管理チャネルを論理チャネル化するイーサネットアダプタ部2290を設ける構成としているため、下記のような効果を奏する。

0256

上記の構成により、ホストコンピュータ2200内のジョブパケット生成部2207により印刷ジョブごとにPDLデータ及び属性をパケット化すると共に、印刷装置2250内のジョブプリプロセッサ部2253により印刷ジョブの開始及び終了を検知することで、印刷ジョブのPDLデータを解析することなく、印刷ジョブにオブジェクトIDを割り当てることが可能となるという効果がある。

0257

さらに、ジョブプリプロセッサ部2253が受信バッファにPDLデータを格納する際には、当該PDLデータが係る印刷ジョブのオブジェクトIDをも格納することで、また、それぞれの印刷ジョブの状態を機器データベース部2252で管理することで、指定したオブジェクトIDに対応する印刷ジョブのPDLデータのうち、未だPDLトランスレータ部2255で解析されていないPDLデータをも無効にすることが可能となるという効果がある。

0258

さらに、指定された印刷ジョブに係る印刷データを入力段に近いほうから無効にすることにより、プリンタエンジン部2258ですでに印刷を終えてしまったものを除き、当該印刷ジョブのデータをもれなく無効にすることが可能となるという効果がある。

0259

さらに、ホストコンピュータ2200の論理チャネル制御部2206、印刷装置2250の論理チャネル制御部2251により、通信媒体2280に対してジョブチャネルと管理チャネルが多重化されるため、ジョブチャネルで印刷データを送受信中でも、ホストコンピュータ2200のユーティリティ部2205は、印刷装置2250の印刷ジョブの情報獲得或いは情報設定が可能となり、それにより、印刷ジョブの取消をリアルタイムに行うことが可能になるという効果がある。

0260

さらに、ユーティリティ部2205による印刷ジョブのキャンセル指定が可能だけでなく、印刷装置本体の操作パネルによるキャンセル指定も可能であり、使用者が意図しない印刷ジョブを印刷装置その場で中止することが可能となるという効果がある。

0261

さらに、この際、キャンセル指定された印刷ジョブを、出力段により近い印刷ジョブと決定することで、印刷された印刷物を確認しながら印刷中の印刷ジョブのみを取り消したり、或いは、長い間、印刷データの処理中が続き、印刷が全く開始されないような場合に、印刷処理を止めている先頭の印刷ジョブのみを取り消すことが可能になるという効果がある。

0262

さらに、通信媒体としてイーサネット2280を用いることにより、ネットワークにおいて、上記効果を有する印刷システムを構築することができる。

0263

なお、本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、印刷装置としてレーザビームプリンタを用いても良い。図28はこの場合のレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このLBPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に印刷することができる。

0264

図28において、2840はLBP本体であり、供給される文字パターン等を基に、記録媒体である記録紙上に像を形成する。2800は操作のためのスイツチ及びLED表示器などが配されている操作パネル、2801はLBP2840全体の制御及び文字パターン情報等を解析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御ユニツト2801は主に文字パターン情報をビデオ信号に変換してレーザドライバ2802に出力する。

0265

レーザドライバ2802は半導体レーザ2803を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ2803から発射されるレーザ光2804をオンオフ切替えする。レーザ光2804は回転多面鏡2805で左右方向に振られて静電ドラム2806上を走査する。これにより、静電ドラム2806上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム2806周囲の現像ユニツト2807により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP2840に装着した複数種の用紙に対応した複数の用紙カセツト2808に収納され、給紙ローラ2809及び搬送ローラ2810と2811とにより装置内に取込まれて、静電ドラム2806に供給される。

0266

更に、上記レーザビームプリンタの制御構成を説明する。図36は、上記レーザビームプリンタの制御構成を示すブロック図である。図36において、レーザービームプリンタ3601は、プリンタコントロー炉(以下、コントローラ)3603と、エンジン3604と、パネル装置3605と、ディスク装置3606を備えた構成となっている。

0267

また、コントローラ3603は、CPU3607と、PROM3608と、オプションメモリ3609と、RAM3610と、ホストI/F3611と、エンジンI/F3612と、パネルI/F3613と、ディスクI/F3614と、NVRAM3615を備えた構成となっている。

0268

CPU3607は、PROM3608に格納された、図4、5、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、33、34、35のフローチャートで示すような制御プログラム及びその他の各種制御プログラムに基づいて各部を制御する。ホストI/F3611は、ホストコンピュータ3602と印刷ジョブなどの送受信を行うためのインターフェースである。。エンジンI/F3612は、実際に印字を行うエンジン3604と通信するためのインターフェースである。

0269

パネルI/F3613は、ユーザにレーザビームプリンタ3601の状態を示したり、ユーザがレーザビームプリンタ3601に印刷環境の変更を指示したりするためのパネル装置3605と、指示と状態を送受信するためのインターフェースである。。ディスクI/F3614は、ディスク装置3614と通信するためのインターフェースである。

0270

オプションメモリ3609は、フォントなどを格納するための抜き差し可能なメモリで、カードオプションROM、FLASHメモリなどである。RAM3610には、画像オブジェクトを格納する画像バッファ3610aや、ホストコンピュータ3602から入力されたPDLデータを一時的に格納する受信バッファ3610bなどの領域が確保されている。また、RAM3610はCPU3607のワークエリアとしても使用される。NVRAM3615は、機器或いは印刷ジョブに関する各種設定項目の設定値を格納するために使用される。

0271

パネル装置3605には、レーザビームプリンタ3601の状態などの情報を文字列として表示するための液晶パネルディスプレイ、ユーザがレーザビームプリンタ3601に対する様々な操作をするための各種の操作ボタン、給紙場所やオンライン/オフラインなどをユーザに知らせるためのLEDなどが備わっている。

0272

エンジン3604は、記録媒体に画像オブジェクトを実際に印刷する。ディスク装置3606は、様々なデータを記憶しておく外部記憶装置であり、ハードディスク装置光磁気ディスク装置フロッピーディスク装置などである。レーザビームプリンタ3601は図示しない電源部から電力の供給を受けている。

0273

図1の印刷システムの機能構成における各構成、例えば、論理チャネル制御部151、ジョブプリプロセッサ部153、PDLトランスレータ部155、描画部157、情報管理部160などは、図36のレーザビームプリンタ3601におけるCPU3607が、PROM3608に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。また、図1の受信バッファ154や描画バッファ156は、図36のレーザビームプリンタ3601のRAM3610上に確保される。第2の実施の形態においても同様である。

0274

なお、本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、印刷装置としてレーザビームプリンタを例にして説明したが、これに限定されるものでなく、インクジェットプリンタ等を用いても良い。図29は、不図示であるが複数種の用紙を印刷ジョブに対応して給紙可能であるインクジェット記録装置IJRAの概観図である。

0275

同図において、駆動モータ5013の正逆回転連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力クラッチ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。これらのキャッピングクリーニング、吸引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来た時にリードスクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されているが、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれば、本例にはいずれも適用できる。

0276

更に、上述したインクジェットプリンタの制御構成について、図30に示すブロック図を参照して説明する。制御回路を示す図30において、インターフェース1700は記録信号を入力する。MPU1701は、プログラムROM1702に格納された、図4、5、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、33、34、35のフローチャートで示すような制御プログラム及びその他の各種制御プログラムを実行する。DRAM1703は、各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型のRAMである。ゲートアレイ1704は記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を行い、インターフェース1700、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行う。キャリアモータ1710は記録ヘッド1708を搬送し、搬送モータ1709は記録紙を搬送する。ヘッドドライバ1705はヘッドを駆動し、モータドライバ1706、1707はそれぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する。

0277

上記制御構成の動作を説明すると、インターフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、印刷が行われる。

0278

以上のようなインクジェットプリンタの制御構成に、本発明の構成要素を組み込むことも可能であり、本発明はレーザビームプリンタに限らず、上記インクジェットプリンタ等にも適用できることは明らかである。

0279

また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機ファクシミリ装置など)に適用してもよい。

0280

本発明の目的は、前述した実施の形態における様々な機能を実現するソフトウェアプログラムコードを記録した記憶媒体を、図26に示すようにシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

0281

また、本発明の目的は、前述した実施の形態における様々な機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、送出装置、例えば、WebサーバHTTPサーバが送出して、それをネットワーク或いは公衆回線を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がそのプログラムコードを実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、送出装置から送出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態における機能を実現することになり、よって、そのプログラムコードを送出する送出装置は本発明を構成することになる。

0282

図27は、本発明の制御プログラムが図30のROM1702や図36のPROM3608に格納され実行可能となった状態のメモリマップを示す。

0283

本実施例では、記憶媒体から本制御プログラム及び関連データを直接ROMに格納して実行させる例を示したが、この他にFD等の外部記憶媒体から本制御プログラム及び関連データを一旦システムあるいは装置内の不揮発性記憶媒体であるハードディスクに格納(インストール)しておき、本データ作成送信処理制御プログラムを動作させる際にハードディスクからRAMにロードするようにしても良い。

0284

プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク光磁気ディスクCD−ROM,CD−R,磁気テープ不揮発性メモリカード,ROMなどを用いることができる。

0285

また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

0286

さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

0287

以上から、請求項1に記載の発明により、印刷装置内にある印刷ジョブのうち、取消をしたい印刷ジョブの指定が可能であり、さらに、指定した印刷ジョブに係る印刷データの一部が未だ解析されていない場合でも、当該印刷ジョブの取消を行うことが可能になるという効果がある。

0288

更に、請求項2に記載の発明により、すでに印字処理が終えてしまった印刷データを除き、指定された印刷ジョブの印刷データをもれなく無効にすることが可能になるという効果がある。

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    【課題】個別ドライバが独自に更新された場合でも、更新された個別ドライバを構成要素として含み、所望の装置の各機能の個別ドライバを一度にインストール及びアンインストール可能な所望の機種向けのコンポジットド... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】適切な位置に画像を形成することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、連続紙を搬送経路に従い搬送する搬送部21と、搬送部21により搬送される連続紙にあるマークを検知する検知... 詳細

  • キヤノンファインテックニスカ株式会社の「 印刷データ編集装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】 印刷レイアウトの編集の作業性を向上させる。【解決手段】 印刷装置が印刷する印刷データを出力する出力手段と、前記出力手段により出力される印刷データにおいて編集が規制されている第1のオブジェ... 詳細

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