図面 (/)

技術 植栽用護岸ブロック装置

出願人 中川尚也
発明者 中川尚也
出願日 1998年10月29日 (22年1ヶ月経過) 出願番号 1998-308015
公開日 2000年5月9日 (20年7ヶ月経過) 公開番号 2000-129703
状態 特許登録済
技術分野 護岸 擁壁 護岸
主要キーワード 矩形状ブロック 断面五角形 姿勢保持用 有孔パイプ 漸次上方 背面側開口 切込砕石 降雨水
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年5月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

構成部材点数が少なく、施工が簡単で、コストを安くできる植栽護岸ブロック装置を提供する。

解決手段

地山12の法面12aに砕石等からなる裏込み材13を介してコンクリートブロック1,2が多段状に積み上げられると共に、所要のコンクリートブロック1,2に当該ブロックの正面から背面に亘って貫通する植栽用孔7,11が設けられ、このブロック1,2の背面側に開口する植栽用孔7,11に有孔パイプ14が連結され、前記植栽用孔7,11と有孔パイプ14に客土15が収容され、この客土15に蔦類等の植物Tが植栽されてなること。

概要

背景

従来この種の植栽護岸ブロック装置として、特開平10−168913号公報に記載されたようなものがある。これは、地山の法面に所定間隔をおいて設けた凹溝部に客土袋を埋め込むように収容すると共に、法面側の客土袋の一部を切り開いておき、その切り開き部に保形性ネットを当てて法面側にアンカーで固定すると共に、その法面の擁壁構築時に予め植栽用パイプの基部を客土袋の切り開き部に接触させると共に擁壁で固定し、前記植栽用パイプに客土を収容し、これに蘿類の根元を植えるようにしたものである。

概要

構成部材点数が少なく、施工が簡単で、コストを安くできる植栽用護岸ブロック装置を提供する。

地山12の法面12aに砕石等からなる裏込み材13を介してコンクリートブロック1,2が多段状に積み上げられると共に、所要のコンクリートブロック1,2に当該ブロックの正面から背面に亘って貫通する植栽用孔7,11が設けられ、このブロック1,2の背面側に開口する植栽用孔7,11に有孔パイプ14が連結され、前記植栽用孔7,11と有孔パイプ14に客土15が収容され、この客土15に蔦類等の植物Tが植栽されてなること。

目的

本発明は、上記の課題に鑑み、構成要素が少なく、施工が簡単で、コストを安くできる植栽用護岸ブロック装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

地山の法面に砕石等からなる裏込み材を介してコンクリートブロック多段状に積み上げられると共に、所要のコンクリートブロックに当該ブロックの正面から背面に亘って貫通する植栽用孔が設けられ、このブロックの背面側に開口する植栽用孔に有孔パイプが連結され、前記植栽用孔と有孔パイプに客土が収容され、この客土に蔦類等の植物が植栽されてなる植栽用護岸ブロック装置。

請求項2

有孔パイプの先端部は地山の法面に当て付けられている請求項1に記載の植栽用護岸ブロック装置。

請求項3

コンクリートブロックの植栽用孔は、ブロック正面側の径が背面側の径より大きくなるようなテーパ孔に形成されている請求項1又は2に記載の植栽用護岸ブロック装置。

技術分野

0001

本発明は、コンクリートブロック積み上げて形成される護岸ブロックに蔦類等の植物が植栽されるようになっている植栽用護岸ブロック装置に関する。

背景技術

0002

従来この種の植栽用護岸ブロック装置として、特開平10−168913号公報に記載されたようなものがある。これは、地山の法面に所定間隔をおいて設けた凹溝部に客土袋を埋め込むように収容すると共に、法面側の客土袋の一部を切り開いておき、その切り開き部に保形性ネットを当てて法面側にアンカーで固定すると共に、その法面の擁壁構築時に予め植栽用パイプの基部を客土袋の切り開き部に接触させると共に擁壁で固定し、前記植栽用パイプに客土を収容し、これに蘿類の根元を植えるようにしたものである。

発明が解決しようとする課題

0003

上記従来の植栽用護岸ブロック装置では、地山の法面に凹溝部を設け、この凹溝部に客土袋を埋め込むように収容すると共に、法面側の客土袋の一部を切り開き、その切り開き部に保形性ネットを当てて法面側にアンカーで固定するようにしてなる構造のもので、構成要素が多くなるため、施工に非常な手間と時間がかかって、施工コストが高くつくと云う問題がある。

0004

本発明は、上記の課題に鑑み、構成要素が少なく、施工が簡単で、コストを安くできる植栽用護岸ブロック装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に係る発明の植栽用護岸ブロック装置は、地山12の法面12aに砕石等からなる裏込み材13を介してコンクリートブロック1,2が多段状に積み上げられると共に、所要のコンクリートブロック1,2に当該ブロックの正面から背面に亘って貫通する植栽用孔7,11が設けられ、このブロック1,2の背面側に開口する植栽用孔7,11に有孔パイプ14が連結され、前記植栽用孔7,11と有孔パイプ14に客土15が収容され、この客土15に蔦類等の植物Tが植栽されてなることを特徴とする。

0006

請求項2は、請求項1に記載の植栽用護岸ブロック装置において、有孔パイプ14の先端部は地山12の法面12aに当て付けられていることを特徴としている。

0007

請求項3は、請求項1又は2に記載の植栽用護岸ブロック装置において、コンクリートブロック1,2の植栽用孔7,11は、ブロック正面側の径が背面側の径より大きくなるようなテーパ孔に形成されていることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0008

図1は、基礎用の五角形コンクリートブロック1とこの基礎用五角形コンクリートブロック1の上に多段状に積み上げられる矩形状ブロック2とによって形成された植栽用護岸ブロック装置の外観を示す正面図であり、図2は基礎用五角形ブロック1及び矩形状ブロック2の外観斜視図、図3はこの植栽用護岸ブロック装置の縦断面図である。以降、五角形コンクリートブロック1は、単に「五角形ブロック1」と言い、また矩形状コンクリートブロック2は、単に「矩形状ブロック2」と言う。

0009

基礎用五角形ブロック1は、図2の(B)に示すように、正面部1aが五角形を成し、この正面部1aより背面部1bに向かってほぼ同じ断面五角形で先窄まり状に形成されて、正面部1aと背面部1bとの間の稜線で囲まれた5つの傾斜側面3を備えてなるもので、この五角形ブロック1の後部には左右両側の傾斜側面3,3に、ブロック抜け止め用凸部4,4が夫々側方突設されると共に、各ブロック抜け止め用凸部4の上端面4aと各傾斜側面3とによってブロック沈下防止支持杆6(図1図3図5参照)が係合する係合段部5が形成されている。そして、この基礎用五角形ブロック1には、正面部1aから背面部1bを貫通する植栽用孔7が設けられている。

0010

上記基礎用五角形ブロック1の上に積み上げられる矩形状ブロック2は、図2の(A)に示すように、正面部2aが長方形正方形等の矩形で、これより後方へ先窄まり状に延びて、背面部2bが正面部2aより小面積の略矩形とされ、正面部2aから背面部2bに向けて傾斜側面8を形成しているが、正面部2aの各角部kに対応して背面部2bの各辺部nが来るように背面部2bを約45°偏向させて形成し、これによって背面部2bの各辺部nから正面部2aの角部kに向けて姿勢保持用傾斜面9を傾斜側面8と交互に形成している。また、この矩形状ブロック2には各姿勢保持用傾斜面9の後部に、前記ブロック沈下防止用支持杆6が係合する係合溝10が形成されており、そしてまた正面部2aから背面部2bに亘って貫通する植栽用孔11が設けられている。

0011

上記基礎用五角形ブロック1及び矩形状ブロック2の植栽用孔7、11は、図2の(A)及び(B)から分かるように、それぞれ、ブロック正面側の径が背面側の径より大きくなるようなテーパ孔に形成されている。

0012

尚、基礎用五角形ブロック1の植栽用孔7及び矩形状ブロック2の植栽用孔11は、全ての五角形ブロック1及び矩形状ブロック2に設けられる必要はなく、必要とするブロック1,2にのみ設けられればよい。この実施形態では、図1に示すように、基礎用五角形ブロック1については、その全てに植栽用孔7が設けられ、また矩形状ブロック2については、各基礎用五角形ブロック1の上に一列状に積まれて2段目のブロックとなる分に植栽用孔11が設けられている。

0013

上記のような基礎用五角形ブロック1と矩形状ブロック2を使用して植栽用護岸ブロック装置を施工するには、図1及び図3に示すように、施工予定地の地山12の法面12aから所要間隔をおいた地盤G上に基礎用五角形ブロック1を互いに当接状態で一列状に配設し、各五角形ブロック1の背面部1a側に開口する植栽用孔7に有孔パイプ14の一端部を連結し、この有孔パイプ14の他端部(先端部)を地山12の法面12aに突き当てた状態にすると共に、各植栽用孔7と有孔パイプ14に腐葉土等からなる客土15を収容する。有孔パイプ14は、プラスチック製又は金属製のもので、図4から分かるように、パイプ全体に多数の孔14aが穿設されている。

0014

この際に、図3に示すように、ブロック沈下防止用支持杆6を所定間隔ごとに上記五角形ブロック1の背面部1b側にある係合段部5及び地盤Gの所定位置に立設すると共に、各五角形ブロック1,1間に生コンクリートKを充填し、また各五角形ブロック1の背面部1aと地山12の法面12aとの間に切込砕石等からなる裏込み材13詰め込む。

0015

次いで、上記各基礎用五角形ブロック1の上に、矩形状ブロック2を水平面に対し45°に傾斜させた状態で載置すると共に、その各矩形状ブロック2の下側の係合溝10を前記ブロック沈下防止用支持杆6の上端部に係合させ、各矩形状ブロック2の背面部2b側に開口する植栽用孔11に有孔パイプ14の一端部を連結し、この有孔パイプ14の他端部を地山12の法面12aに当て付けると共に、各植栽用孔11と有孔パイプ14に腐葉土等からなる客土15を収容する。また、各矩形状ブロック2,2間に生コンクリートKを充填し、各矩形状ブロック2の背面部2aと地山12の法面12aとの間に前記同様に裏込み材13詰め込む。

0016

以降は、上記同様な作業を繰り返し行って、矩形状ブロック2を多段状に積み上げることにより、図1及び図3に示すような植栽用護岸ブロック装置を形成する。尚、この実施形態では、最下段に配設される基礎用五角形ブロック1については、その全てが植栽用孔7を有するものとし、また矩形状ブロック2については、基礎用五角形ブロック1の上に積まれて2段目のブロックとなる各矩形状ブロック2に植栽用孔11が設けられ、これらの植栽用孔7,11にそれぞれ有孔パイプ14が連結され、各植栽用孔7,11と有孔パイプ14とに客土15が収容されている。

0017

そして、上記基礎用五角形ブロック1の植栽用孔7及び矩形状ブロック2の植栽用孔11にはそれぞれ正面部1a,2a側の開口から蔦植物Tを挿入し、その根の部分を手で持って当該植栽用孔7,11内の客土15に植え込む。

0018

上述した植栽用護岸ブロック装置は、地山12の法面12aに切込砕石等からなる裏込み材13を介して基礎用五角形ブロック1と矩形状ブロック2とが多段状に積み上げられると共に、例えば最下段の基礎用五角形ブロック1とこの上に一列状に積まれて2段目となる矩形状ブロック2に当該ブロックの正面側から背面側を貫通する植栽用孔7,11が設けられ、このブロック1,2の背面側に開口する植栽用孔7,11に有孔パイプ14が連結され、前記植栽用孔7,11と有孔パイプ14に客土15が収容され、この客土15に蔦植物Tが植え込まれるようにした装置であって、従来の植栽用護岸ブロック装置に比べて、構成部材点数が少なく、構造が簡単であるから、施工が容易で、施工コストが安くなる。

0019

また、この植栽用護岸ブロック装置にあっては、各植栽用孔7,11及びこれに連結された有孔パイプ14内の客土15には、裏込み材13の隙間からの降雨水酸素が有孔パイプ14の孔14aを通じて供給され、蔦植物Tの成長が促進される。また、成長した蔦植物Tの根は、植栽用孔7,11から有孔パイプ14内に延び、更に有孔パイプ14の孔14aを通って裏込み材13側に延出され、それによって蔦植物Tがより一層大きく成長することができる。

0020

上記のように最下段の基礎用五角形ブロック1とこの上に積まれて2段目となる矩形状ブロック2の植栽用孔7,11に植栽された蔦植物Tは、その成長に伴い植栽用護岸ブロック装置表面下段側から漸次上方へ這い上がり、やがて護岸装置表面の全体を緑化するようになる。

0021

この植栽用護岸ブロック装置において、各植栽用孔7,11に連結される有孔パイプ14は、図3及び図4に示すように、植栽用孔7,11の背面側開口に嵌合可能な径の有孔パイプを使用して、その一端部を当該背面側開口に嵌着し、他端部(先端部)を地山12の法面12aに突っ込んで固定させるようにすれば、有孔パイプ14の取付作業が非常に簡単且つ容易となる。また、有孔パイプ14の先端部が地山12に当て付けられていることから、パイプ14の両端が支持されることになって、その取付けが安定すると共に、地山12からの水分や養分を有孔パイプ14内に導入させることができる。

0022

図5は、有孔パイプ14の他の取付方法を示すもので、植栽用孔7,11の径より大きい径の有孔パイプ14を使用し、このパイプ14の一端面を背面側開口の周囲に当接させると共に、他端部を地山12の法面12aに当て付け、しかして当該パイプ14の一端部をセメントモルタル等によりブロック1,2の背面に固着するようにしている。こうすれば、大きな径の有孔パイプ14を使用できるから、パイプ14の孔14aから水分や酸素をより多く供給できる。

0023

また、基礎用五角形ブロック1及び矩形状ブロック2の植栽用孔7、11は、それぞれブロック正面側の径が背面側の径より大きくなるようなテーパ孔に形成されているから、各ブロック1,2の成形時に植栽用孔7,11を形成するための成形型抜き取りが容易となるのみならず、植栽用孔7、11に収容された客土15への蔦植物Tの植え込み作業が容易となる。

発明の効果

0024

請求項1に係る植栽用護岸ブロック装置は、地山の法面に裏込み材を介してコンクリートブロックが多段状に積み上げられると共に、所要のコンクリートブロックに当該ブロックの正面から背面に亘って貫通する植栽用孔が設けられ、このブロックの背面側に開口する植栽用孔に有孔パイプが連結され、植栽用孔と有孔パイプに客土が収容され、この客土に蔦類等の植物が植栽されてなるため、従来の植栽用護岸ブロック装置に比べ、構成部材点数が少なく、構造が簡単となって、施工が容易で、コストを安くできる。

0025

また、この植栽用護岸ブロック装置では、植栽用孔及びこれに連結された有孔パイプ内の客土に、裏込み材側からの水分や酸素を有孔パイプの孔を通じて供給でき、蔦類等の植物の成長を促進できる。また、成長した蔦植物の根を有孔パイプの孔を通じて裏込み材側に延出させることができ、それによって植物のより一層の成長を図ることができる。

0026

請求項2に記載のように、有孔パイプの先端部を地山の法面に当て付けるようにすることにより、パイプが両端支持されることになって、その取付けが安定すると共に、地山からの水分等を有孔パイプ内に導入させることができる。

0027

請求項3に記載のように、コンクリートブロックの植栽用孔をブロック正面側の径が背面側の径より大きくなるようなテーパ孔に形成することによって、コンクリートブロックの成形時に植栽用孔を形成するための成形型の抜き取りが容易に行えるのみならず、植栽用孔に収容された客土への蔦類等植物の植え込み作業が容易となる。

図面の簡単な説明

0028

図1基礎用の五角形ブロックとこの五角形ブロックの上に多段状に積み上げられる矩形状ブロックとによって形成された植栽用護岸ブロック装置の外観を示す正面図である。
図2(A)は基礎用五角形ブロックを示す外観斜視図、(B)は矩形状ブロックを示す外観斜視図である。
図3図1のX−X線断面図である。
図4図3一部拡大図で、有孔パイプの取付状態を示す。
図5有孔パイプの他の取付状態を示す図4と同様な断面図である。

--

0029

1基礎用五角形ブロック(コンクリートブロック)
1a 基礎用五角形ブロックの正面部
1b 基礎用五角形ブロックの背面部
2矩形状ブロック(コンクリートブロック)
2a 矩形状ブロックの正面部
2b 矩形状ブロックの背面部
7,11植栽用孔
12地山
12a 法面
13 裏込み材
14有孔パイプ
15客土
T 蔦植物(蔦類等の植物)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ