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技術 作業車の旋回制御装置

出願人 株式会社クボタ
発明者 尾崎徳宗山形浩司林繁樹
出願日 1998年9月25日 (22年3ヶ月経過) 出願番号 1998-270999
公開日 2000年4月4日 (20年8ヶ月経過) 公開番号 2000-095138
状態 特許登録済
技術分野 非転向輪,付随車の操向,その他の操向
主要キーワード 動力伝達力 走行対象 摩擦式ブレーキ 各圧力調整弁 油圧操作機構 ギアシフト操作 車軸受 減速クラッチ
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重要な関連分野

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図面 (10)

課題

所望の旋回状態を簡単な操作で現出させることが可能となる作業車旋回制御装置を提供する。

解決手段

旋回操作具58が、非駆動旋回位置(R1又はL1)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態に切り換わり緩旋回位置(R2又はL2)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態に切り換わり、信地旋回位置(R3又はL3)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が伝動停止状態で且つ制動される信地旋回状態に切り換わり、超信地旋回位置(R4又はL4)に操作されると、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態切り換わる。

概要

背景

上記構成の作業車旋回制御装置において、従来では、例えば特開平7‐47973号公報に示されるように、前記旋回操作手段が次のa,b,cのいずれかの操作モードに切り換え設定できるように構成されたものがあった。
a.前記旋回操作具における直進指令位置から左右いずれかの方向への旋回操作量が大きくなるに伴って、操向クラッチ切り操作されて旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態、旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
b.前記旋回操作量が大きくなるに伴って、操向クラッチが切り操作されて旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態、旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態、及び、旋回側に位置する前記走行装置が自由空転状態で且つ制動される信地旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
c.前記旋回操作量が大きくなるに伴って、前記非駆動旋回状態、前記信地旋回状態、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
尚、操作モードの切り換えは、旋回操作具に対する操作力の大きさによって切り換えたり、あるいは、専用の切換えレバーにて旋回操作に先立って予め切り換えるようになっていた。

概要

所望の旋回状態を簡単な操作で現出させることが可能となる作業車の旋回制御装置を提供する。

旋回操作具58が、非駆動旋回位置(R1又はL1)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態に切り換わり、緩旋回位置(R2又はL2)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態に切り換わり、信地旋回位置(R3又はL3)に操作されると、旋回側に位置する走行装置が伝動停止状態で且つ制動される信地旋回状態に切り換わり、超信地旋回位置(R4又はL4)に操作されると、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態に切り換わる。

目的

本発明の目的は、所望の旋回状態を簡単な操作で現出させることが可能となる作業車の旋回制御装置を提供する点にある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

左右一対走行装置と、旋回操作具旋回指令操作に基づいて、前記各走行装置の旋回操作状態を切り換える旋回操作手段とを備えた作業車旋回制御装置であって、前記旋回操作具が、直進指令位置、非駆動旋回位置緩旋回位置、信地旋回位置、超信地旋回の各位置に順次切り換え操作自在に構成され、前記旋回操作手段は、前記旋回操作具が前記非駆動旋回位置に操作されると、旋回側に位置する前記走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態切り換わり、前記旋回操作具が前記緩旋回位置に操作されると、旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態に切り換わり、前記旋回操作具が前記信地旋回位置に操作されると、旋回側に位置する前記走行装置が伝動停止状態で且つ制動される信地旋回状態に切り換わり、前記旋回操作具が前記超信地旋回に操作されると、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態切り換わるように構成されている作業車の旋回制御装置。

請求項2

前記旋回操作手段は、左右の走行装置を夫々異なる速度で駆動する緩旋回用の伝動状態油圧力にて操作される緩旋回用の摩擦式クラッチ、前記左右の走行装置のうちの旋回側の走行装置に対して制動作用する制動状態に油圧力にて操作される信地旋回用の摩擦式ブレーキ、前記左右の走行装置を互いに逆方向に駆動する超信地旋回用の伝動状態に油圧力にて操作される超信地旋回用の摩擦式クラッチの夫々を備えるとともに、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキを選択的に操作する油圧式操作機構と、前記旋回操作具における左右いずれかの方向のうち選択された旋回方向、及び、直進指令位置からの選択された旋回方向への操作量を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段の検出結果に基づいて、前記油圧式操作機構を制御する制御手段とを備えて構成されている請求項1記載の作業車の旋回制御装置。

請求項3

前記油圧式操作機構は、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキに対する油圧力を変更調節する圧力調節手段を備えて構成され、前記制御手段は、前記旋回操作具の前記操作量が大になるに伴って、前記油圧力が大となり、且つ、油圧力の変化率が、前記操作量が小側の領域では小さく、前記操作量が大側の領域では大きくなるように、その変化特性を設定して、前記圧力調節手段の動作を制御するように構成されている請求項2記載の作業車の旋回制御装置。

請求項4

前記油圧式操作機構は、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキの各々に対して、前記圧力調節手段にて調節された油圧力の圧油が選択的に供給されるように作動油供給用の油路を切り換える油路切換手段を備えて構成され、前記制御手段は、前記旋回操作具の操作位置に対応するように前記油路切換手段を切り換えるように構成されている請求項3記載の作業車の旋回制御装置。

技術分野

0001

本発明は、左右一対走行装置と、旋回操作具旋回指令操作に基づいて、前記各走行装置の旋回操作状態を切り換える旋回操作手段とを備えた作業車旋回制御装置に関する。

背景技術

0002

上記構成の作業車の旋回制御装置において、従来では、例えば特開平7‐47973号公報に示されるように、前記旋回操作手段が次のa,b,cのいずれかの操作モードに切り換え設定できるように構成されたものがあった。
a.前記旋回操作具における直進指令位置から左右いずれかの方向への旋回操作量が大きくなるに伴って、操向クラッチ切り操作されて旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態、旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
b.前記旋回操作量が大きくなるに伴って、操向クラッチが切り操作されて旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態、旋回側に位置する前記走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態、及び、旋回側に位置する前記走行装置が自由空転状態で且つ制動される信地旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
c.前記旋回操作量が大きくなるに伴って、前記非駆動旋回状態、前記信地旋回状態、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態の夫々に順次切り換わる操作モード。
尚、操作モードの切り換えは、旋回操作具に対する操作力の大きさによって切り換えたり、あるいは、専用の切換えレバーにて旋回操作に先立って予め切り換えるようになっていた。

発明が解決しようとする課題

0003

上記従来構成では、走行抵抗の大きさの違い等、走行対象となる作業地の状況に応じて、上記いずれかの操作モードを選択できるようにしたものである。

0004

しかし、上記従来構成においては、例えば、旋回操作具に対する操作力の大きさによって操作モードを切り換える構成では、操作者が選択したい操作モードに対応する操作力を正確に旋回操作具に対して付与することは熟練していない操作者には難しい作業となる場合がある。又、専用の切換えレバーにて旋回操作に先立って予め操作モードを切り換える構成では、旋回操作具に対する旋回操作とは別に切換えレバーの切換え操作を行う必要があり、それだけ操作の煩わしさがあるとともに、切換えレバーの切換え操作を忘れてしまうおそれもある。

0005

つまり、上記従来構成によるときは、旋回操作において、旋回操作具を操作する際に、操作者が選択したい操作モードに適正に設定されていない状態で旋回操作が行われてしまうおそれがあり、操作性の面で改善すべき余地があった。

0006

本発明の目的は、所望の旋回状態を簡単な操作で現出させることが可能となる作業車の旋回制御装置を提供する点にある。

課題を解決するための手段

0007

請求項1に記載の特徴構成によれば、旋回操作具が、直進指令位置、非駆動旋回位置、緩旋回位置、信地旋回位置、超信地旋回の各位置に順次切り換え操作自在に構成される。そして、旋回操作具を、直進指令位置から非駆動旋回位置に操作されると、旋回側に位置する走行装置が自由空転状態になる非駆動旋回状態に切り換わり、旋回操作具が緩旋回位置に操作されると、旋回側に位置する走行装置が他方の走行装置よりも低速で駆動される緩旋回状態に切り換わり、旋回操作具が信地旋回位置に操作されると、旋回側に位置する走行装置が伝動停止状態で且つ制動される信地旋回状態に切り換わり、旋回操作具が超信地旋回に操作されると、左右の走行装置が互いに逆方向に駆動される超信地旋回状態に切り換わるのである。

0008

つまり、操作者は、旋回操作具を直進指令位置から順次操作位置を切り換えていくことで、非駆動旋回状態、緩旋回状態、信地旋回状態、超信地旋回状態の夫々の旋回状態を順番に現出させることができ、旋回操作具をいずれか対応する操作位置に操作するだけの簡単な操作で、作業状態に対応する所望の旋回状態を容易に現出させることができ、別の切換手段を切り換えたり、操作力を調節する等の煩わしい操作が不要であり、旋回操作における操作性の向上を図ることができる。

0009

請求項2に記載の特徴構成によれば、前記旋回操作手段は、左右の走行装置を夫々異なる速度で駆動する緩旋回用の伝動状態油圧力にて操作される緩旋回用の摩擦式クラッチ、前記左右の走行装置のうちの旋回側の走行装置に対して制動作用する制動状態に油圧力にて操作される信地旋回用の摩擦式ブレーキ、前記左右の走行装置を互いに逆方向に駆動する超信地旋回用の伝動状態に油圧力にて操作される超信地旋回用の摩擦式クラッチの夫々を備えるとともに、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキを選択的に操作する油圧式操作機構と、前記旋回操作具における左右いずれかの方向のうち選択された旋回方向、及び、直進指令位置からの選択された旋回方向への操作量を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段の検出結果に基づいて、前記油圧式操作機構を制御する制御手段とを備えて構成されている。

0010

つまり、旋回操作具における前記旋回方向と前記操作量とが操作状態検出手段にて検出され、その検出結果に基づいて、旋回操作位置が、緩旋回位置に対応する位置であることを判断すると、制御手段は、緩旋回用の摩擦式クラッチを油圧力にて操作するように油圧式操作機構を制御する。以下、同様にして、旋回操作具による信地旋回位置、超信地旋回の各位置への操作に対応させて、信地旋回用の摩擦式ブレーキ、超信地旋回用の摩擦式クラッチを夫々油圧力にて操作するように油圧式操作機構を制御するのである。つまり、制御手段は、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキを選択的に油圧力にて操作させることで、各旋回操作状態を現出させるのである。

0011

尚、前記緩旋回状態や超信地旋回状態等を現出させる旋回操作機構として、例えば、ギアアクチュエータにてシフト操作させて伝動状態を切り換えるとともに、伝動途中に設けられた断続手段を、アクチュエータにて、ギアシフト操作に先立って伝動切り状態とし、ギアシフト操作後に再度、伝動入り状態にさせることにより、前記緩旋回状態や超信地旋回状態等を現出させる構成が考えられるが、このような旋回操作機構に比べて、本願発明によれば、上述したように油圧操作式の摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキを選択的に操作する構成とすることで、旋回状態の切換え操作を迅速に且つ滑らかに行える。

0012

請求項3に記載の特徴構成によれば、前記油圧式操作機構が、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキに対する油圧力を変更調節する圧力調節手段を備えて構成され、前記制御手段は、前記旋回操作具の前記操作量が大になるに伴って、前記油圧力が大となり、且つ、油圧力の変化率が、前記操作量が小側の領域では小さく、前記操作量が大側の領域では大きくなるように、その変化特性を設定して、前記圧力調節手段の動作を制御するように構成されている。

0013

従って、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキのうち、旋回操作具が操作されている位置に対応するものが、油圧力にて操作されるのであるが、このとき、旋回操作具の操作量が大になるに伴って、油圧力が大となり、且つ、油圧力の変化率が、操作量が小側の領域では小さく操作量が大側の領域では大きくなるのである。その結果、旋回操作具を操作量が大になるに伴って、油圧力、即ち、クラッチにおける動力伝達力又はブレーキにおける制動力が大きくなり、しかも、操作量が大きいほどその力が大きくなるので、人間の操作感覚合致した旋回状態を現出させることができるのである。

0014

請求項4に記載の特徴構成によれば、前記油圧式操作機構が、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキの各々に対して、前記圧力調節手段にて調節された油圧力の圧油が選択的に供給されるように作動油供給用の油路を切り換える油路切換手段を備えて構成され、前記制御手段は、前記旋回操作具の操作位置に対応するように前記油路切換手段を切り換えるように構成されている。

0015

従って、圧力調節手段にて調節された油圧力の圧油が、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキのうちの油路切換手段にて切り換え選択されたものに供給されることになり、圧力調節手段を兼用することができ、前記各摩擦式クラッチ及び摩擦式ブレーキの各々に対して各別に圧力調節手段を設ける構成に比べて、部材の兼用化により構成を簡素化できるものとなる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明に係る作業車の一例としてコンバインの旋回制御装置について図面に基づいて説明する。作業車の一例であるコンバインは、図1に示すように、左右一対のクローラ式の走行装置1L,1Rを備えた機体フレーム2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部3を昇降操作自在に連結し、前記機体フレーム2に、刈取部3からの刈取穀稈脱穀処理する脱穀装置4と搭乗運転部5とを搭載して構成されている。

0017

前記機体フレーム2に搭載したエンジンEから走行装置1L,1Rへの伝動系には、図2に示すように、主変速装置である前後進切り換え自在な静油圧式無段変速装置7と、三段切り換え式の副変速装置8と、旋回用伝動機構9とがその記載順に設けられている。尚、上記無段変速装置7を変速操作するための手動式変速操作レバー7Lが搭乗運転部5に設けられている。

0018

前記無段変速装置7は、走行装置1L,1Rそれぞれの車軸10L,10Rを支承するミッションケース11に、その出力軸7Aを挿入させる状態で取り付けられている。前記副変速装置8と旋回用伝動機構9とは前記ミッションケース11に内装されている。前記ミッションケース11には、前記無段変速装置7の出力軸7Aからギヤ対12,13を介して動力が伝達される中間伝動軸14がその一端を外部に突出させる状態で支承されており、この中間伝動軸14の外端部には、前記刈取部3に動力を伝達するための刈取出プーリ15が装着されており、中間伝動軸14と刈取出力プーリ15との間には、中間伝動軸14の前進回転のみを刈取出力プーリ15に伝達する一方向クラッチ16が介装されている。

0019

前記副変速装置8の入力軸8Aには、前記中間伝動軸14の動力がギヤ対17,18を介して伝達されるようになっており、入力軸8Aと出力軸8Bとの間には、低速伝動用の伝動系と、中速伝動用の伝動系と、高速伝動用の伝動系との互いに伝動比が異なる三つの伝動系が介装され、各伝動系を択一的に選択して使用することにより、三段変速を行うようになっている。

0020

前記低速伝動用の伝動系は、前記入力軸8Aに第1伝動ギヤG1を一体回転する状態に装着し、前記出力軸8Bにこの第1伝動ギヤG1に噛み合い連動する第1受動ギヤg1を出力軸8Bに対して回転自在な状態に装着し、この第1受動ギヤg1と出力軸8Bとの間に、第1受動ギヤg1から出力軸8Bへの伝動を断続する湿式板式の第1の油圧クラッチC1を設けて構成されている。

0021

前記中速伝動用の伝動系は、前記入力軸8Aに第2伝動ギヤG2一体回転する状態に装着し、前記出力軸8Bにこの第2伝動ギヤG2に噛み合い連動する第2受動ギヤg2を出力軸8Bに対して回転自在な状態に装着し、この第2受動ギヤg2と出力軸8Bとの間に、第2受動ギヤg2から出力軸8Bへの伝動を断続する湿式多板式の第2の油圧クラッチC2を設けて構成されている。

0022

前記高速伝動用の伝動系は、前記入力軸8Aに第3伝動ギヤG3を一体回転する状態に装着し、前記出力軸8Bにこの第3伝動ギヤG3に噛み合い連動する第3受動ギヤg3を出力軸8Bに対して回転自在な状態に装着し、この第3受動ギヤg3と出力軸8Bとの間に、第3受動ギヤg3から出力軸8Bへの伝動を断続する湿式多板式の第3の油圧クラッチC3を設けて構成されている。

0023

前記第1,第2及び第3の油圧クラッチC1,C2,C3の夫々は、図3に示すように、各油圧回路L1,L2,L3を経由して油室rに圧油を供給するに伴い、バネPBによる付勢力に抗して、伝動を行うクラッチ入り状態に切り換わるとともに、油室rからの排油に伴い、バネPBによる付勢力で、伝動を断つクラッチ切り状態に切り換わるポジティブ油圧クラッチである。

0024

そして、この副変速装置8は、〈1〉第1の油圧クラッチC1に圧油を供給してこの第1の油圧クラッチC1をクラッチ入り状態に切り換え、且つ、第2の油圧クラッチC2及び第3の油圧クラッチC3から排油してこの第2及び第3の油圧クラッチC2,C3をクラッチ切り状態に切り換えることにより、低速伝動用の伝動系のみを伝動状態に切り換える低速伝動状態倒伏速度)となり、〈2〉第2の油圧クラッチC2に圧油を供給してこの第2の油圧クラッチC2をクラッチ入り状態に切り換え、且つ、第1の油圧クラッチC1及び第3の油圧クラッチC3から排油してこの第1及び第3の油圧クラッチC1,C3をクラッチ切り状態に切り換えることにより、中速伝動用の伝動系のみを伝動状態に切り換える中速伝動状態(標準速度)となり、〈3〉第3の油圧クラッチC3に圧油を供給してこの第3の油圧クラッチC3をクラッチ入り状態に切り換え、且つ、第1の油圧クラッチC1及び第2の油圧クラッチC2から排油してこの第1及び第2の油圧クラッチC1,C2をクラッチ切り状態に切り換えることにより、高速伝動用の伝動系のみを伝動状態に切り換える高速伝動状態(移動用走行速度)となり、〈4〉第1の油圧クラッチC1,第2の油圧クラッチC2及び第3の油圧クラッチC3から排油してこの第1,第2及び第3の油圧クラッチC1,C2,C3をクラッチ切り状態に切り換えることにより、伝動系の全部を非伝動状態に切り換る中立状態となる。

0025

前記副変速装置8の変速操作手段として、図4に示すように、油圧ポンプPと、第1,第2及び第3の油圧クラッチC1,C2,C3用の各油圧回路L1,L2,L3との間に、各油圧クラッチC1,C2,C3のうちのいずれか1つに圧油を供給し且つ残りの油圧クラッチから排油する状態に切り換えるための変速制御弁B1、及び、油圧ポンプPからの圧油を上記変速制御弁B1に供給する圧油供給状態と、変速制御弁B1に対する圧油供給を停止して各油圧クラッチC1,C2,C3から排油させる排油状態とに切り換え自在な中立切換弁B2が介装されている。

0026

ここで、上記変速制御弁B1は、3位置切り換え式の電磁弁に構成されて、左右に切換作動用ソレノイドsb1,sb2が備えられている。両ソレノイドsb1,sb2が共に通電されていない場合には、第2の油圧クラッチC2(標準速度用)の油圧回路に圧油を供給する状態になるように、油路切換用のスプールが、バネによって真ん中の位置に復帰付勢されると共に、左側のソレノイドsb1が通電されると、第1の油圧クラッチC1(倒伏速度用)に圧油を供給する状態に切り換わり、右側のソレノイドsb2が通電されると、第3の油圧クラッチC3(走行速度用)に圧油を供給する状態に切り換わるように構成されている。中立切換弁B2は、2位置切り換え式の電磁弁に構成されて、圧油供給状態にバネで復帰付勢されており、ソレノイドへの通電により排油状態に切り換わるように構成されている。

0027

そして、図5図6に示すように、前記変速操作レバー7Lの握り操作部に押しボタン式の第1スイッチSUと、第2スイッチSDからなる副変速操作部62を設けるとともに、各スイッチSU,SDから入力される情報に基づいて、第1及び第2電磁制御弁B1,B2の作動を制御する制御装置60が設けられている。制御装置60は、マイクロコンピュータを備えて構成され、前記各スイッチの操作に基づいて、中立切換弁B2を排油状態に切り換える中立状態、中立切換弁B2が圧油供給状態で且つ変速制御弁B1が第1の油圧クラッチC1にのみ圧油を供給する低速伝動状態、中立切換弁B2が圧油供給状態で且つ変速制御弁B1が第2の油圧クラッチC2にのみ圧油を供給する中速伝動状態、中立切換弁B2が圧油供給状態で且つ変速制御弁B1が第3の油圧クラッチC3にのみ圧油を供給する高速伝動状態の夫々の状態に切り換わるように各弁を制御するように構成されている。

0028

具体的な切換え操作としては、第1スイッチSUがオン操作される毎に変速制御弁B1,中立切換弁B2を高速側に順に切り換え、かつ、第2スイッチSDがオン操作される毎に制御弁B1,B2を逆に低速側に順に切り換えるようになっている。詳述すると、図7に示すように、副変速装置8が中立状態Nにあるときに第1スイッチSUをオン操作すると低速伝動状態F1となり、低速伝動状態F1にあるときに第1スイッチSUをオン操作すると中速伝動状態F2となり、中速伝動状態F2にあるときに第1スイッチSUをオン操作すると高速伝動状態F3となり、高速伝動状態F3にあるときに第2スイッチSDをオン操作すると中速伝動状態F2となり、中速伝動状態F2にあるときに第2スイッチSDがオン操作されると低速伝動状態F1となり、低速伝動状態F1にあるときに第2スイッチSDがオン操作されると中立状態Nとなる。尚、制御装置60に電源投入される運転初期には、変速制御弁B1は中速伝動状態であり、中立切換弁B2は圧油供給状態に初期設定されるようになっている。

0029

又、図2に示すように、前記出力軸8Bに制動を掛けて走行装置1L,1Rを停止保持する湿式多板式の駐車ブレーキ19が設けられ、この駐車ブレーキ19は、図4に示すように、内装されるバネ19bの付勢力により制動作用するように構成されるとともに、油圧ポンプPが作動して圧油が供給されるに伴い、バネ19bの付勢力に抗して伸長作動して制動状態を解除するネガティブ型のブレーキシリンダ19aが設けられ、坂道の途中等でエンジンが停止したような場合には、自動的に制動状態に復帰するように構成されている。

0030

次に、図2に基づいて、前記旋回用伝動機構9について説明する。前記副変速装置8の出力軸8Bに、正転伝動用伝動ギヤ33が一体回転状態で装着され、前記ミッションケース11に回転自在に支持させたシフト軸31に、前記正転伝動用伝動ギヤ33に噛み合い連動する正転伝動用受動ギヤ34が一体回転状態で装着されている。さらに、上記シフト軸31には、左右一対の操向用受動ギヤ35L,35Rと、前記車軸10L,10Rのそれぞれに一体回転する状態に装着した車軸受動ギヤ36L,36Rに常時噛み合い連動する左右一対のシフトギヤ39L,39Rとが回転自在に装着されている。そして、左右の各シフトギヤ39L,39Rの軸芯方向への移動により、左右の各車軸受動ギヤ36L,36Rが、噛み合い式の直進クラッチ37L,37Rを介して前記正転伝動用受動ギヤ34に連動する第1状態と、噛み合い式の操向クラッチ38L,38Rを介して操向用受動ギヤ35L,35Rに連動する第2状態とに切り換え自在に構成されている。

0031

又、減速逆転制動軸40がミッションケース11に回転自在に支持され、この減速逆転制動軸40の回転を前記操向用受動ギヤ35L,35Rのそれぞれに等しく減速伝達する操向用伝動ギヤ41L,41Rが減速逆転制動軸40に一体回転する状態に装着されるとともに、前記正転伝動用受動ギヤ34に一体に形成した伝動ギヤ部42に噛み合い連動して正転伝動用受動ギヤ34の回転が減速伝達される正転受動ギヤ43が、前記減速逆転制動軸40に回転自在に装着されている。そして、この正転受動ギヤ43と減速逆転制動軸40との間に、圧油供給停止に伴い正転受動ギヤ43から減速逆転制動軸40への伝動を断つクラッチ切り状態にバネを介して作動付勢され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗して伝動を行うクラッチ入り状態に切り換わる減速用の湿式多板式の油圧クラッチ45(緩旋回用の摩擦式クラッチに相当)が設けられている。つまり、油圧クラッチ45をクラッチ入り作動させることにより、正転伝動用受動ギヤ34の回転を伝動ギヤ部42・正転受動ギヤ43・減速クラッチ45・減速逆転制動軸40・操向用伝動ギヤ41L,41R・操向用受動ギヤ35L,35Rと伝達させて、車軸受動ギヤ36L,36Rを同期減速駆動するように構成されている。

0032

又、前記副変速装置8の出力軸8Bに一体回転状態に装着された逆転伝動用伝動ギヤ46に噛み合い連動する逆転伝動用受動ギヤ47が、前記減速逆転制動軸40に回転自在に装着され、この逆転伝動用受動ギヤ47と減速逆転制動軸40との間に、圧油供給停止に伴い逆転伝動用受動ギヤ47から減速逆転制動軸40への伝動を断つクラッチ切り状態にバネを介して作動付勢され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗して伝動を行うクラッチ入り状態に切り換わる逆転用の湿式多板式の油圧クラッチ49(超信地旋回用の摩擦式クラッチに相当)が設けられている。つまり、油圧クラッチ49をクラッチ入り作動させることにより、逆転伝動用伝動ギヤ46の回転を逆転伝動用受動ギヤ47・逆転クラッチ49・減速逆転制動軸40・操向用伝動ギヤ41L,41R・操向用受動ギヤ35L,35Rと伝達させて、車軸受動ギヤ36L,36Rを同期逆転駆動するように構成されている。

0033

又、圧油供給停止に伴い減速逆転制動軸40を制動するクラッチ切り状態にバネを介して作動付勢され且つ圧油供給に伴いその付勢力に抗して減速逆転制動軸40を可逆的に制動する湿式多板式の制動用油圧ブレーキ50(信地旋回用の摩擦式ブレーキに相当)が設けられている。つまり、油圧ブレーキ50を制動作動させることにより、減速逆転制動軸40・操向用伝動ギヤ41L,41R・操向用受動ギヤ35L,35Rと伝達させて、車軸受動ギヤ36L,36Rを制動するように構成されている。

0034

つまり、旋回用伝動機構9は、〈1〉直進クラッチ37L,37Rをともにクラッチ入り作動させることにより、正転伝動用受動ギヤ34の回転を両シフトギヤ39L,39Rを介して両車軸受動ギヤ36L,36Rに伝達することで、左右の走行装置1L,1Rを等速駆動させる直進走行状態、〈2〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側のものをクラッチ入り作動させることにより、左右の走行装置1L,1Rのうち旋回側のものに対する駆動を断って自由空転状態になる非駆動旋回状態、〈3〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側のものをクラッチ入り作動させるとともに、減速用の油圧クラッチ45をクラッチ入り作動させることにより、操向用受動ギヤ35L,35Rのうち旋回側の走行装置1L又は1Rを駆動させることで、左右の走行装置1L,1Rのうち旋回側のものの駆動速度を旋回外側のものの駆動速度よりも小さくして緩旋回を行う緩旋回状態、〈4〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側のものをクラッチ入り作動させるとともに、制動用の油圧ブレーキ50を制動作動させることにより、旋回内側の走行装置1L又は1Rを操向用受動ギヤ35L又は35Rを介して制動停止させて信地旋回を行う信地旋回状態、〈5〉操向クラッチ38L,38Rのうち旋回側のものをクラッチ入り作動させるとともに、逆転用の油圧クラッチ49をクラッチ入り作動させることにより、操向用受動ギヤ35L,35Rのうち旋回内側のもので旋回内側の走行装置1L又は1Rを駆動させることで、左右の走行装置1L,1Rのうち旋回内側のものを逆転駆動させて超信地旋回を行う超信地旋回状態、の夫々に切換え操作できるように構成されている。

0035

旋回用伝動機構9の操作手段として、図4に示すように、シフトギヤ39L,39Rのそれぞれを直進クラッチ37L,37Rの入り位置にアーム51L,51Rを介して移動付勢する左右一対のバネ52L,52Rと、圧油供給に伴い伸長作動することでバネ52L,52Rの付勢力に抗してシフトギヤ39L,39Rのそれぞれを操向クラッチ38L,38Rの入り位置に前記アーム51L,51Rを介して移動させる左右一対の操向シリンダ53L,53Rとを設けるとともに、左右の各操向シリンダ53L,53Rに圧油を供給する状態と排油させる状態とに切り換え自在な左右一対の電磁操作式の方向切換弁56L,56Rを設けている。

0036

さらに、左右の操向シリンダ53L,53Rのいずれかが伸長作動状態にあるときに、その操向シリンダ53L,53Rから油路54を介して供給される圧油を、減速用の油圧クラッチ45に供給する減速状態と逆転用の油圧クラッチ49に供給する逆転状態と制動用の油圧ブレーキ50に供給する制動状態とに切り換え自在なモード切り換え用の油路切換手段としての電磁操作式の操向制御弁55を設けている。尚、前記油路54の途中箇所には、後述の旋回操作レバー58の操作状態に基づいて、前記各油圧クラッチ45,49、油圧ブレーキ50に供給する作動油の油圧力(つまり旋回力)を調整するための圧力調節手段Qとしての圧力調整弁57を設けている。この圧力調整弁57は、電磁比例圧力制御弁にて構成され、バネにより排油側に復帰付勢されるスプールを電磁ソレノイドへの通電により圧油供給側に切り換えるようになっており、しかも、ソレノイドへの供給電流を変更調節することで、スプールの位置が変化して作動油の油圧力を変更調整することができるように構成されている。

0037

前記方向切換弁56L,56R、操向制御弁55、圧力調整弁57の夫々は、前記搭乗運転部5に設けられた旋回操作具としての旋回操作レバー58の操作に基づいて、前記制御装置60が切換え操作するように構成されている。詳述すると、前記旋回操作レバー58の揺動支点部にその操作状態を検出する操作状態検出手段としてのポテンショメータ61が設けられ、その検出情報に基づいて制御装置60が旋回操作レバー58の操作位置を判別して、上記各弁を切換え操作するようになっている。つまり、図5に示すように、旋回操作レバー58が直進指令位置TSから左右いずれかの方向に揺動させるに伴って、非駆動旋回位置(R1,L1)、緩旋回位置(R2,L2)、信地旋回位置(R3,L3)、超信地旋回位置(R4,L4)の各位置に順次切り換え操作自在に構成されており、旋回操作レバー58が直進指令位置TSから左右いずれかの方向に揺動させるに伴って制御装置60は次のように制御を実行する。
旋回操作レバー58が、直進指令位置TSに位置すると、前記両方向切換弁56L,56Rを排油状態に切り換えるとともに圧力調整弁57を非作動状態に切り換える(直進走行状態)。
旋回操作レバー58が非駆動旋回位置(L1又はR1)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換えるとともに圧力調整弁57を非作動状態に切り換える(非駆動旋回状態)。
旋回操作レバー58が緩旋回位置(L2又はR2)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換えるとともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向制御弁55を減速状態に切り換える(緩旋回状態)。
旋回操作レバー58が信地旋回位置(L3又はR3)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換えるとともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向制御弁55を制動状態に切り換える(信地旋回状態)。
旋回操作レバー58が超信地旋回位置(L4又はR4)に操作されると、左右いずれか選択された側の方向切換弁(56L又は56R)を圧油供給状態に切り換えるとともに圧力調整弁57を作動状態に切り換え、操向制御弁55を逆転状態に切り換える(超信地旋回状態)。

0038

前記制御装置60は、旋回操作レバー58の旋回操作量が大になるに伴って、前記各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ50における油圧力が大となり、且つ、油圧力の変化率が、操作量が小側の領域では小さく操作量が大側の領域では大きくなるように、その変化特性を設定して、圧力調節弁の動作を制御するように構成されている。

0039

詳述すると、図8に示すように、旋回操作レバー58を直進指令位置TSから旋回操作量が大になるほど上記したように旋回状態が切り換わると同時に、各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ50のうち、前記各操作位置(領域)に対応して選択されているものに対する油圧力の前記操作量に対する変化特性が、前記操作量が大きいほど変化率が大きくなるような非線形となるように設定されている。このように構成することで、レバー操作に対する人間の操作間隔と車体の実際の旋回操作状態とが対応するものとなり、操作性に優れたものとなる。

0040

従って、前記方向切換弁56R,56L、操向制御弁55、圧力調整弁57、油圧ポンプP等により油圧操作機構が構成され、この油圧操作機構と、前記旋回用伝動機構9と、制御装置60等によって旋回操作手段が構成されることになる。

0041

〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、前記各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ50の各々に対して、圧力調節手段Qとしての圧力調整弁57にて調節された油圧力の圧油が選択的に供給されるように作動油供給用の油路を切り換える油路切換手段としての3位置切り換え式の操向制御弁55を備える構成を例示したが、このような構成に代えて次のように構成するものでもよい。

0042

図9に示すように、前記各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ50の夫々に対する圧油供給路に各別に圧力調整弁63,64,65を備えさせて、いずれかの圧力調整弁を選択的に作動させることで、前記各油圧クラッチ45,49及び油圧ブレーキ50のうちのいずれかを作動させるとともに、各別に圧力調整を行うように構成するものでもよい。従って、各圧力調整弁63,64,65の夫々が圧力調節手段Qを構成する。

0043

(2)上記実施形態では、旋回操作具として揺動操作する旋回操作レバーを用いる場合を例示したが、このような揺動操作式の操作具に代えて、乗用車ステアリングハンドルのような回転操作式の旋回操作具を用いてもよい。

0044

(3)上記実施形態では、旋回操作具の操作量が大になるに伴って、油圧力が大となり、且つ、油圧力の変化率が、前記操作量が小側の領域では小さく、前記操作量が大側の領域では大きくなるように、その変化特性を設定して、前記圧力調節手段(圧力調整弁)の動作を制御するように構成したが、このような構成に限らず、操作量が大になるほど油圧力が直線的な変化特性にて比例状態で変化するようにしてもよい。

0045

(4)上記実施形態では、旋回操作具(旋回操作レバー)の操作状態を検出する操作状態検出手段として、ポテンショメータを用いる場合を例示したが、このような構成に代えて、直進指令位置から、非駆動旋回位置、緩旋回位置、信地旋回位置、超信地旋回の各位置に順次切り換えられたことを各別に検出するスイッチを備えて、操作状態を検出する構成でもよい。

0046

(5)上記実施形態では、旋回操作手段として、旋回操作具の操作状態に基づいて電気的に油圧操作機構を切り換え制御する構成としたが、このような構成に代えて、旋回操作具と機械的に連係させて、前記各操作位置に対応する上記各旋回状態に切り換わるように構成するものでもよい。

0047

本発明は、コンバイン以外の各種作業車に適用することができる。

図面の簡単な説明

0048

図1コンバインの側面図
図2走行伝動構造を示す図
図3副変速装置の縦断正面図
図4油圧回路図
図5制御ブロック
図6副変速操作部を示す図
図7副変速装置の操作状態を示す図
図8油圧力の変化状態を示す特性図
図9別実施形態の油圧回路図

--

0049

1R,1L走行装置
45,49摩擦式クラッチ
50摩擦式ブレーキ
55油路切換手段
58旋回操作具
60 制御手段
Q圧力調整手段

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