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技術 食品用容器

出願人 辻野是夫
発明者 辻野是夫
出願日 1998年9月10日 (22年2ヶ月経過) 出願番号 1998-256274
公開日 2000年3月28日 (20年8ヶ月経過) 公開番号 2000-085741
状態 未査定
技術分野 一体成形容器 緩衝包装 包装体 脆弱物品の包装 紙(4)
主要キーワード 発砲スチロール 卵パック ニオイヒバ パルプモウルド 含油量 木材片 大鋸屑 トドマツ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年3月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

食品を傷つけることなく輸送可能で、抗菌効果を有すると共に、環境破壊を生ずることなく処分可能で、人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することにある。

解決手段

パルプを、抗菌性を有する木材片と共にモウルドし、容器状に形成してなることを特徴とする。

概要

背景

従来、リンゴメロン等の球状の果物等の食品を傷つけることなく輸送するために、食品を収容する食品用容器には、食品を1つ1つ収容するための収容凹部を有するものや、特に間仕切りなどを設けないで、米飯やおにぎりを収容する盆状トレーなどがある。近年、これら食品用容器の原材料として、プラスチック発砲スチロールなどの石油化学系材料が使われている。

また、食品の破損防止と併せて、雑菌繁殖を抑える作用を有する食品用容器が使用されている。この抗菌作用を有する食品用容器は、人工合成された抗菌剤容器表面に塗布したり、抗菌剤を容器の原材料に混合することにより作られる。

概要

食品を傷つけることなく輸送可能で、抗菌効果を有すると共に、環境破壊を生ずることなく処分可能で、人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することにある。

パルプを、抗菌性を有する木材片と共にモウルドし、容器状に形成してなることを特徴とする。

目的

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、食品を傷つけることなく輸送可能で、抗菌効果を有すると共に、環境破壊を生ずることなく処分可能で、人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

食品輸送するときに該食品を収容する食品用容器において、パルプを、抗菌性を有する木材片と共にモウルドし、容器状に形成してなる食品用容器。

請求項2

前記木材片として、木材を細長い幅狭の薄片とした木毛を用いてなる請求項1記載の食品用容器。

請求項3

前記木材片として、大鋸屑を用いてなる請求項1記載の食品用容器。

請求項4

前記木材片として、抗菌性を有するマツ科の木材を使用してなる請求項1〜請求項3記載の食品用容器。

請求項5

前記木材片として、抗菌性を有するヒノキ科の木材を使用してなる請求項1〜請求項3記載の食品用容器。

技術分野

0001

本発明は、果物などの食品輸送するとき、食品を収容するための食品用容器に関し、特に、古紙などを水で溶解して得たパルプを、モウルドし、乾燥したパルプモウルド製の食品用容器に関する。

背景技術

0002

従来、リンゴメロン等の球状の果物や卵等の食品を傷つけることなく輸送するために、食品を収容する食品用容器には、食品を1つ1つ収容するための収容凹部を有するものや、特に間仕切りなどを設けないで、米飯やおにぎりを収容する盆状トレーなどがある。近年、これら食品用容器の原材料として、プラスチック発砲スチロールなどの石油化学系材料が使われている。

0003

また、食品の破損防止と併せて、雑菌繁殖を抑える作用を有する食品用容器が使用されている。この抗菌作用を有する食品用容器は、人工合成された抗菌剤容器表面に塗布したり、抗菌剤を容器の原材料に混合することにより作られる。

発明が解決しようとする課題

0004

一般に、一度使用された食品用容器は、衛生管理の観点から、再使用せずに処分することになる。しかしながら、石油化学製品で作られた食品用容器は、焼却すると有害物質を発生する可能性があり、環境破壊の発生を意識することなく、安易に処分することができないという問題がある。

0005

また、化学合成により作られた抗菌剤は、雑菌等に対する抗菌作用を有するものの、抗菌剤が人体に悪影響を及ぼす懸念がある。

0006

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、食品を傷つけることなく輸送可能で、抗菌効果を有すると共に、環境破壊を生ずることなく処分可能で、人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

請求項1記載の食品用容器は、パルプを、抗菌性を有する木材片と共にモウルドし、容器状に形成してなることを特徴とする。

0008

請求項2記載の食品用容器は、木材片として、木材を細長い幅狭の薄片とした木毛を用いてなることを特徴とする。

0009

請求項3記載の食品用容器は、木材片として、大鋸屑を用いてなることを特徴とする。

0010

請求項4記載の食品用容器は、木材片として、抗菌性を有するマツ科の木材を使用してなることを特徴とする。

0011

請求項5記載の食品用容器は、木材片として、抗菌性を有するヒノキ科の木材を使用してなることを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の食品用容器の一実施例を示す斜視図、図2図1におけるA−A線矢視要部断面図である。図3図1における食品用容器の形成方法を示す要部断面図、図4図3形成途中の食品用容器に布を被着した状態を示す要部断面図である。

0013

図1図4において、果物用トレー1は、桃、リンゴ、メロン等の球状の果物8を傷つけることなく輸送するために、果物8を収容する食品用容器である。パルプモウルド製で、長方形の板部5に、略円柱状に下方に窪んだ収納凹部6を複数個有している。果物用トレー1の材料は、古紙などの紙材から得たパルプ10で、抗菌性を有する木材片11が混合されている。果物用トレー1の厚みは、1.5〜3mm程度である。木材片11は、大鋸屑状のものや、木材を細長い幅狭の薄片に削って長さを30〜50mm程度とした木毛である。

0014

成形型20は、果物用トレー1を成形するための金型である。布21は、果物用トレー1の表面を滑らかにするため、果物用トレー1の形成途中で、果物用トレー1に被着するためのものである。

0015

本実施例の食品用容器である果物用トレー1の製造方法を説明する。最初に、古紙などの紙材を水で溶解し、パルプ10を得る。このパルプ10の含まれる水に、大鋸屑や木毛などの木材片11を混合する。そして、この混合された液体を、図3に示す矢印イの方向に、成形型20に塗布する。塗布する方法としては、木材片11が大鋸屑のみの場合には、噴付けが可能であり、木毛の場合には、刷毛を用いる。尚、塗布する厚みは、2〜5mm程度である。

0016

その後、図4に示すように、水分を含んだ布を、成形型20に塗布したパルプ10の表面に被着する。そして、布21の上から熱風を当て、パルプ10を乾燥させる。パルプ10が乾燥した後、成形型20から取り外し、布21を剥離することにより、果物用トレー1は完成する。尚、乾燥させることで、果物用トレー1の厚みは、成形当初に比べ薄くなる。

0017

次に、本実施例の作用を説明する。木材片11には、揮発性を有し、水に溶けにくい性質精油が含まれている。この精油に含有するフェノール類テルペン類などの成分が抗菌性を有している。本実施例の果物用トレー1においては、木材片11に含まれる精油の抗菌性を有する成分が緩やかに揮発し、果物用トレー1の外側に放出されることにより、果物用トレー1の周囲が抗菌性を有することになる。

0018

表1は、各種樹木を食品用容器に用いた場合の有用性を示したものである。尚、表1に示す精油量は、乾葉100gあたりの精油含量である。一般に、葉に比べ木材の含油量は低い。しかしながら、葉に所定量の精油を含んでいれば、それに相応する精油が木材にも含まれており、葉の精油含量により、抗菌性の有無を判断することは可能である。

0019

0020

表1に示すように、抗菌性を有するためには、2.0ml/100g以上程度の精油量である必要があり、食品用容器に用いる木材としては、ヒノキ科のニオイヒバ、マツ科のトドマツエゾマツが適している。ヒノキは、その木材特有の臭いを有しているが、しかし、この臭いは爽快なものであり、食品用容器にむかないものではない。逆に、米飯やおにぎりを、ヒノキやチャボヒバを用いた食品用容器に収容すると、この爽快な臭いが米飯やおにぎりに移り、食欲を誘う効果を有することとなる。尚、ネズコ及びスギは、水分に接すると染みを生じる性質を有し、製造途中でパルプ10を変色させたり、食品に着色してしまうため、食品用容器には適さない。

0021

本実施例の食品用容器によれば、パルプ10も抗菌性を有する木材片11も共に天然素材である。よって、これらの素材のみで作られた食品用容器は、焼却により有害物質を発生する可能性は極めて低く、環境破壊を抑えて焼却処分が可能である。

0022

また、たとえ木材片11をパルプ樹脂10に混合したとしても、大鋸屑や木毛のような小さくて薄い木材片11を用いることにより、食品が傷つくことなく輸送可能である。

0023

また、木材片11には、日本国内に樹生し、生育環境管理状況を把握しやすく、人工合成された物質が添加されにくい天然木材を使用している。すなわち、木材片11が有する抗菌性は、天然成分によりもたらされたもので、抗菌作用が人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することが可能である。

0024

尚、本実施例の食品用容器の製造方法として、木材片11を混合したパルプ10をパルプモウルド状に形成した。しかしこれに限られるものではなく、例えば、パルプ10のみが含まれる液体を、成形型20に所定の厚みになるまで噴付け、次に、木材片11を付着し、その上に再びパルプ10のみが含まれる液体を噴付けてパルプモウルドを形成してもよい。また、乾燥も、成形されたパルプ樹脂10を、成形型20から取り外した後に行ってもよい。

0025

本実施例の食品用容器は、球状の果物を1つ1つ収容する収容凹部6を有する果物用トレー1である。しかしながら、食品用容器の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、図5(a)に示すような、複数の卵を収納するための卵パック2や、(b)に示すような、間仕切りなどを設けない盆状のトレーに蓋を付けた蓋付き容器3であってもよい。

発明の効果

0026

請求項1〜請求項3の発明による食品用容器は、パルプも抗菌性を有する木材片も天然素材であることから、環境破壊を抑えて焼却処分が可能である。また、木材片をパルプ樹脂に混合したとしても、請求項2及び請求項3の発明のように、小さくて薄い木材片を用いることにより、食品が傷つくことなく輸送可能である。

0027

請求項4及び請求項5の発明によれば、木材片には、日本国内に樹生し、生育環境や管理状況を把握しやすく、人工合成された物質が添加されにくい天然木材を使用している。すなわち、木材片が有する抗菌性は、天然成分によりもたらされたもので、抗菌作用が人体に及ぼす影響を軽減し、安全性の高い食品用容器を提供することが可能である。

図面の簡単な説明

0028

図1本発明の食品用容器の一実施例を示す斜視図である。
図2図1におけるA−A線矢視要部断面図である。
図3図1における食品用容器の形成方法を示す要部断面図である。
図4図3の形成途中の食品用容器に布を被着した状態を示す要部断面図である。
図5本発明の食品用容器の他の実施例を示す図面である。

--

0029

1・・・・・・・・・・果物用トレー
2・・・・・・・・・・卵パック
3・・・・・・・・・・蓋付き容器
5・・・・・・・・・・板部
6・・・・・・・・・・収容凹部
8・・・・・・・・・・果物
10・・・・・・・・・パルプ
11・・・・・・・・・木材片
20・・・・・・・・・成形型
21・・・・・・・・・布

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