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技術 マルチング材

出願人 株式会社山都屋タマタイ産業株式会社
発明者 山本睦男
出願日 1998年9月8日 (21年7ヶ月経過) 出願番号 1998-253649
公開日 2000年3月28日 (20年1ヶ月経過) 公開番号 2000-083492
状態 未査定
技術分野 植物の保護
主要キーワード ミルコン 吸着割合 発芽抑制剤 農薬取締法 供給面 副生品 発芽抑制効果 発芽抑制
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年3月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

人体等に悪影響を及ぼさないで雑草に対して発芽抑制作用のあるマルチング材を提供する。

解決手段

樹皮粉砕物を主成分とするマルチング材において、樹皮100重量部に対して、雑草の発芽抑制作用のある植物の乾留液吸着させた無機鉱物を1重量部〜30重量部添加して混合したことを特徴とするマルチング材。

概要

背景

植樹された樹木等の根元及び樹間には、地表面からの水分の蒸発を抑制するとともに、雑草の発を抑えることを目的として、マルチング材を敷設することが一般に行われている。

このマルチング材には、広葉樹或いは針葉樹樹皮粉砕したものに植生糊を添加、混合し、植生糊の接着作用で敷設後の飛散流失を抑えたものがあり、道路緑地帯等において広く使用されている。この場合、広葉樹或いは針葉樹の樹皮は、雑草等に対してある程度の発芽を抑制する効果を有しているが、発芽抑制という観点の下では十分ではなかった。

概要

人体等に悪影響を及ぼさないで雑草に対して発芽抑制作用のあるマルチング材を提供する。

樹皮の粉砕物を主成分とするマルチング材において、樹皮100重量部に対して、雑草の発芽抑制作用のある植物の乾留液吸着させた無機鉱物を1重量部〜30重量部添加して混合したことを特徴とするマルチング材。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

樹皮粉砕物を主成分とするマルチング材において、樹皮100重量部に対して、雑草発芽抑制作用のある植物の乾留液吸着させた無機鉱物を1重量部〜30重量部添加して混合したことを特徴とするマルチング材。

請求項2

請求項1における無機鉱物が、吸油量100ml/100g以上のSiO2 系、SiO2 −nH2 O系、SiO2 −Al2 O3 系、SiO2 −Al2 O3 −nH2 O系、SiO2 −MgO系、SiO2 −MgO−nH2 O系、SiO2 −CaO系、SiO2 −CaO−nH2 O系のうちの一種或いは二種以上の混合物であることを特徴とするマルチング材。

請求項3

請求項1又は2における雑草の発芽抑制作用のある植物の乾留液が、無機鉱物100重量部に対する添加含浸割合が5重量部以上であることを特徴とするマルチング材。

請求項4

請求項1〜3いずれかにおける雑草の発芽抑制作用のある植物の乾留液が、竹酢液及び/又は木酢液であることを特徴とするマルチング材。

技術分野

0001

本発明は緑化事業農業用に使用する樹皮を主成分とするマルチング材に関するものである。

背景技術

0002

植樹された樹木等の根元及び樹間には、地表面からの水分の蒸発を抑制するとともに、雑草の発を抑えることを目的として、マルチング材を敷設することが一般に行われている。

0003

このマルチング材には、広葉樹或いは針葉樹の樹皮を粉砕したものに植生糊を添加、混合し、植生糊の接着作用で敷設後の飛散流失を抑えたものがあり、道路緑地帯等において広く使用されている。この場合、広葉樹或いは針葉樹の樹皮は、雑草等に対してある程度の発芽を抑制する効果を有しているが、発芽抑制という観点の下では十分ではなかった。

発明が解決しようとする課題

0004

従って、マルチング材を敷設した後も、美観上の観点から、定期的な除草作業が必要であり、メンテナンスコストが嵩張っていた。これを省略する方法としては、農薬である除草剤を併用したり、除草剤をマルチング材に添加すること等が考えられるが、除草剤は環境上好ましくないばかりでなく、人体に有害であるため、公共性の高い公園或いは公道上の緑地帯等には適用し難い。

0005

ところで、ある種の植物の乾留液、例えば、木炭竹炭を製造するときの副産物である木酢液竹酢液には、雑草の発芽抑制作用があることが知られていた。しかし、これら乾留液をただ単に散布しただけでは、蒸発や流亡によって早期に喪失してしまう。そこで、樹皮の繊維中に含浸せしめて使用することも考えられるが、このようにしたとしても、含浸する量はしれており、早期に喪失してしまう点はあまり変わらない。

0006

本発明者等は、この問題について鋭意検討を行なった結果、雑草の発芽抑制効果を有する植物の乾留液を無機鉱物吸着させ、この無機鉱物を樹皮と混合することで、雑草の発芽抑制作用が高く、しかも、その効力を長時間維持させるマルチング材を得ることができたのである。

課題を解決するための手段

0007

以上の課題の下、本発明は、樹皮の粉砕物を主成分とするマルチング材において、樹皮に、雑草の発芽抑制作用のある植物の乾留液を吸着させた無機鉱物を添加して混合したことを特徴とするマルチング材を提供するものである。

0008

即ち、雑草の発芽抑制作用(以下、発芽抑制作用という)のある植物の乾留液(以下、乾留液という)を適当な吸着体定着させてその発芽抑制作用を長持ちするようにしたものであるが、本発明は、この吸着体にある種の無機鉱物を選択したものである。無機鉱物の中には多くの細孔を有するものがあり、このようなものに乾留液を含浸させると、乾留液はその細孔の中に入り込んで定着するからである。

0009

乾留液がこの種の無機鉱物に長時間定着する理由として、以下のようなものが考えられる。
1).乾留液が無機鉱物中の細孔内に入り込んで物理的に固定される。
2).乾留液中の一部の成分が無機鉱物中のMgO或いはCaOと反応して固定される。
3).無機鉱物中の活性点に固定される。

0010

加えて、この種の吸着体には、無毒性無反応性、無崩壊性、不朽性、不燃性といった特性が課されるが、無機鉱物はこの条件も充足しているからである。更に、安価に入手できることも条件の一つである。尚、以上の条件のうち、大部分を充たすものであれば、吸着体として適用できないこともない。従って、無機鉱物以外の、例えば、カーボン特殊加工した樹脂等も適用できないことはない。

0011

以上の乾留液を吸着させた無機鉱物を添加したマルチング材は、植樹等の地表面に敷設される。これにより、地表面の水分は蒸発を妨げられるが、同時に、雑草は、乾留液成分によってその発芽が抑制される。発芽抑制作用がある乾留液成分は、無機鉱物から流出、蒸発等によって消費されるが、その間、発芽抑制効果を維持する。尚、この乾留液成分は、既に発芽した雑草に対してもその生育を抑制する効果が見られる。

0012

本発明で用いられる樹皮は、広葉樹或いは針葉樹いずれの樹皮であってもよいし、両方を混ぜたものであってもよい(この意を広葉樹及び/又は針葉樹として表した)。

0013

又、本発明で用いられる無機鉱物としては、SiO2 系、SiO2 −nH2 O系、SiO2 −Al2 O3 系、SiO2 −Al2 O3 −nH2 O系、SiO2 −MgO系、SiO2 −MgO−nH2 O系、SiO2 −CaO系、SiO2 −CaO−nH2 O系が好適で、これらより選ばれた一種又は二種以上の混合物を通常使用される解砕機により解砕したものが用いられる。

0014

更に、これら無機鉱物は、細孔、即ち、比表面積の多いものであることが条件になる。比表面積は、JISK5101で規定される吸油量として表され、本発明で使用できる無機鉱物は、吸油量が100ml/100g以上であることが条件である。これ以下では、乾留液の吸着量が少なく、発芽抑制効果が弱い上に長持ちしない。

0015

これら無機鉱物には、次のようなものが挙げられる。即ち、SiO2 系、SiO2 −nH2 O系として、天然に産する珪藻土タンパク石あるいは合成鉱物であるホワイトカーボン副生品であるシリカヒューム等であり、SiO2 −Al2O3 系、SiO2 −Al2 O3 −nH2 O系として、ベントナイト系セリサイト系の各種粘土類或いは天然及び合成ゼオライト等である。

0016

SiO2 −MgO系、SiO2 −MgO−nH2 O系として、蛇文岩或いは滑石であり、SiO2 −CaO系、SiO2 −CaO−nH2 O系として、各種珪石或いは合成ケイ酸カルシウム等である。更に、セピオライト等化学成分的には、SiO2 −MgO(CaO)−nH2 O系であるが、SiO2 −MgO−nH2O系の鉱物に属するものも当然使用可能である。

0017

発芽抑制作用を有する乾留液には、前述した竹酢液、木酢液があり、この中でも、安定供給面から竹酢液が好適である。竹酢液は、の一種である孟宗竹を一定の温度で加熱し、このとき発生する蒸気冷却液化すれば得られる。木酢液、竹酢液の主成分は、酢酸ポリフェノール類等であり、有害な重金属砒素等は含まれていない。この酢酸やポリフェノール類が発芽抑制作用があるのではないかと考えられている。

0018

本発明で採用する無機鉱物並びに乾留液は、全て天然物であり、環境への影響はない。又、農薬取締法規制を受けない安全性の高いものである。特に、竹酢液は、この他に土壌改良家畜飼料添加物等に広く使われている。又、健康食品として飲用もされている。

0019

乾留液を吸着させた無機鉱物の樹皮への添加量は、樹皮の粉砕物100重量部に対して1重量部〜30重量部が好ましい。1重量部未満の場合は雑草の発芽抑制効果が発揮できないし、一方、30重量部を超える量を添加したとしても、発芽抑制効果の一層の向上にはならず、不経済であるからである。

0020

これに対して、無機鉱物に対する乾留液の吸着割合は、無機鉱物100重量部に対して乾留液5重量部以上が好ましい。これより少ないと、発芽抑制作用が発揮できないからであるが、中でも20重量部以上であることがより好ましい。尚、この場合の乾留液は、原液のままが最も発芽抑制作用が高いが、水で5倍程度に希釈したものでも、十分に発芽抑制作用を有する。

0021

次に、本発明に係るマルチング材の製造方法の一例を示す。即ち、SiO2 系、SiO2 −nH2 O系、SiO2 −Al2 O3 系、SiO2 −Al2 O3 −nH2 O系、SiO2 −MgO系、SiO2 −MgO−nH2 O系及びSiO2 −CaO系、SiO2 −CaO−nH2 O系のうちから選ばれた一種又は二種以上の吸油量が100ml/100g以上である無機鉱物を常用の解砕機、例えば、竹内式粉砕機で解砕した物を、常用の混合機、例えば、リボン型混合機に一定量仕込み、乾留液を噴霧しながら一定量混合し、別な容器に取っておく。

0022

続いて、広葉樹及び/又は針葉樹の樹皮を常用の粉砕機、例えば、チョッパー型粉砕機を用いて粉砕したものを常用の混合機、例えば、リボン型混合機に一定量仕込み、これに前記の乾留液を吸着させた無機鉱物を規定量加え、均一に混合すれば製品が得られる。この際、マルチング材の飛散、流失を防止する目的として水性エマルジョン系の植生糊を添加したりするものもある。

0023

以下、幾つかの実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。尚、以下の説明中、部及び%は全て重量部及び重量%を示す。尚、以下に説明する雑草の発芽テストは、畑地に40cm四方にイタリアンライグラスの種子を100粒撒き、その上にマルチング材を5cmの厚さに敷き、30日後の発芽数を測定し、その本数を発芽率とした。

0024

〔実施例1〕平均繊維長さ48μmに解砕した吸油量190ml/100gのSiO2 −MgO−nH2 O系鉱物であるセピオライト(商品ミルコン昭和鉱業株製)100部をリボン型混合機に仕込み、竹酢液(商品名 元気竹ちゃんジャパンテクコーポレーション株製)30部を、均等に噴霧して混合して発芽抑制剤を作成した。樹皮の粉砕物100部を別途リボン型混合機に仕込み、上記の発芽抑制剤10部を添加して均等に混合し、マルチング材を得た。得られたマルチング材の発芽テストでは、全く発芽は見られず、発芽率0%であり、良好であった。

0025

〔実施例2〕 実施例1の発芽抑制剤に木酢液を用いた以外は、実施例1と同様に行なった。発芽テスト結果は、発芽率0%で良好な結果を得た。

0026

〔実施例3〕 実施例1の発芽抑制剤にSiO2 −Al2 O3 −nH2 O系鉱物ベントナイトを用いた以外は実施例1と同様に行なった。尚、吸油量を測定したところ、150ml/100gであった。発芽テスト結果は、発芽率0%で良好な結果を得た。

0027

〔比較例1〕 実施例1の発芽抑制剤を添加しない以外は実施例1と同様に行なった。発芽テスト結果は、発芽率62%であった。

0028

〔比較例2〕 実施例1の発芽抑制剤の添加量を3部とした以外は実施例1と同様に行なった。発芽テスト結果は、発芽率53%であった。

0029

〔比較例3〕 実施例1のSiO2 −MgO−nH2 O系無機鉱物の吸油量が95ml/100gのものを使用した以外は実施例1と同様に行なった。その結果、内容物がペースト状となり混合を中止した。

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