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技術 浴用化粧料

出願人 株式会社カネボウ化粧品
発明者 齋藤雅人
出願日 1998年8月28日 (22年2ヶ月経過) 出願番号 1998-243042
公開日 2000年3月7日 (20年8ヶ月経過) 公開番号 2000-072656
状態 拒絶査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 要介護人 多種多用 ハイドログラフ 平均水深 ミネラル群 サーモグラフィー 熱乾燥機 攪拌後濾過
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この項目の情報は公開日時点(2000年3月7日)のものです。
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課題

皮膚に対して刺激性がなく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、且つ美肌作用に優れた浴用化粧料を提供するにある。

解決手段

グレートソルトレイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合することを特徴とする浴用化粧料によって達成される。

概要

背景

概要

皮膚に対して刺激性がなく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、且つ美肌作用に優れた浴用化粧料を提供するにある。

グレートソルトレイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合することを特徴とする浴用化粧料によって達成される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

グレートソルトレイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合することを特徴とする浴用化粧料

技術分野

0001

本発明は、皮膚に対して刺激性がなく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、且つ美肌作用に優れた浴用化粧料に関する。

0002

従来の浴用化粧料は、その成分として硫酸ナトリウム炭酸水素ナトリウム塩化ナトリウム等のいわゆる無機塩類を主成分とし、これに香料、油分、色素等の補助成分を適宜配合し、入浴時の気分を爽快にし、血行を促進させ、新陳代謝を高めるとして、多種多用のものが上市されている。しかしながら、現在の浴用化粧料は、血行を促進し、新陳代謝を高めることによる発汗効果、保温効果、且つ優れた美肌作用効果を得るには不充分といった問題があった。

0003

血行を促進し、新陳代謝を高めることによる発汗効果、保温効果を得、更に優れた美肌作用効果を得るための、浴用化粧料の一つである浴用剤は、浴槽のお湯200lに対し25g〜30gといった使用量が一般的である。しかし、血行促進もしくは新陳代謝を高めるに充分な発汗・保温効果を得るには浴槽のお湯200lに対しての使用量を増加するか、有効成分の1つである生薬成分を増加する方法等が考えられる。しかし、使用量の増加や有効成分を増加すると、皮膚に対しての刺激が強かったり、無機塩アルカリ成分脱脂されたり,肌がザラついたりするという欠点がある。

0004

一方最近は液体の入浴料が好まれる傾向があり、油性成分を主体にし浴槽に投入し、乳化させ白濁したミルク調のものあるいは保湿剤を主体としたものが多々開発されている。

0005

また最近のシャワーの普及により浴槽に浸からずシャワーのみで全身洗浄するあるいは浴槽にお湯を投入時に泡立てて使用するバブルバスが欧米型の生活様式習慣が高まりとともに増加している。更にはシャワー時に全身に塗布し、洗い流すことで清涼感やしっとり感が得られる浴用化粧料の需要が高まりつつある。

0006

高齢化社会が進む一方で寝たきりになり介護が必要とされる要介護人口が増加し、その中で入浴と同様重要視されている足浴の効果が注目され、普及しつつある。さらに最近の冷暖房の完備や仕事日常ストレスによる脚のむくみを除去する方法として足浴の需要が高まり、足浴剤の開発が強く望まれている。

0007

従って、本発明の目的とするところは、皮膚に対して刺激性がなく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、且つ美肌作用に優れた浴用化粧料を提供するにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明者らは上記問題点を解決するために鋭意研究した結果、グレートソルトレイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合した浴用化粧料が上記欠点を解決することを見い出し、本発明を完成したものである。

0009

即ち、本発明は、グレート・ソルト・レイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合することを特徴とする浴用化粧料である。

0010

以下、本発明の構成の詳細について説明する。

0011

本発明でいうところのグレート・ソルト・レイクとは、アメリカ合衆国西部ユタ州西部にあるグレート・ソルト・レイク(GSL)で、標高1280m、面積3681m2、平均水深4m、塩分濃度は約20−25%、湖水の主要成分は塩化ナトリウムで、死海の次に塩濃度が高いとして知られている塩湖である。この塩湖は、生物として、藻、小えび等を産し、60億トンの塩分が貯蔵されていると推計されている。

0012

本発明で用いられるところの湖水は、該塩湖の湖水であり、ロッキー山脈などの周囲の山々から水に溶けて、ソルトレイクに流れ込んできた水で、豊富ミネラル群を含み、約84種類ものミネラルが確認されている。

0013

該湖水(以下GSL−Wと略す)は、そのままあるいは必要によりフィルターなどで濾過後、有害金属を除去し、加熱滅菌し、容器充填したものを挙げることができる。

0014

また、湖水の乾燥物(以下GSL−Sと略す)としては、GSL−Wを天日乾燥し、数回洗浄し、再度乾燥させたもの、前記濾液噴霧熱乾燥機にて熱風乾燥乾燥後、粉砕して粉末にしたもの、そのまま急速冷凍して凍結乾燥したもの等が挙げられ、特に好ましいものとしては、安定性の点から必要に応じてべたつきの原因になる塩類を減少させるためにいわゆる逆浸透膜などで脱塩処理を行い、凍結乾燥し、粉砕したものが挙げられる。

0015

該GSL−SまたはGSL−Wは、各種塩類(塩素硫酸重炭酸臭素などの陰イオンナトリウムマグネシウムカルシウムカリウム、鉄、コバルトセレンマンガンなどの陽イオン)の他、天然ヨードヒ素並びに多糖類アミノ酸ビタミン等を含有し、これらの成分が皮膚内に浸透潤いやしっとり感を与えるものである。また、該GSL−SまたはGSL−Wの乾燥物は水不溶が多く死海の塩に比べ皮膚に対する刺激性が無く、肌に対する感触が良い。

0016

前記脱塩処理したGSL−WとGSL−Sは、そのまま海水を凍結乾燥したものや死海の塩と比較して塩素、ナトリウムが減少しているほかは、有機物が2倍以上も含まれている。また、製品に配合する場合の作業性あるいは安定性の上でも脱塩したものの方が特に好ましく、更に必要に応じて、例えばデキストリンや硫酸ナトリウムのような無機塩をバインダーとして、あるいはカルボキシメチルセルロースナトリウムのような増結剤などを利用して造粒するのが好ましい。

0017

グレート・ソルト・レイクの湖水(GSL−W)の一般的な組成を表1に、その湖水の天日乾燥物(GSL−S)の組成を表2に示す。

0018

0019

ID=000003HE=050 WI=077 LX=0215 LY=1700
上記成分のほか、鉄、コバルト、セレン、マンガン等の微量元素を多数含む。

0020

本発明の浴用化粧料の剤型としては、浴用剤、シャワー用ジェル、粉末足浴剤などが挙げられる。

0021

本発明に用いられるGSL−WとGSL−Sの配合量としては、特に限定はされず、適宜剤型により決定すれば良いが、本発明の効果を効果的に発現させるためには、当該浴用化粧料の総量を基準として、5〜90重量%(以下Wt%と略称する。)が好ましく、特に5〜30重量%が好ましい。例えば、一般浴槽200l当たりGSL−Wは10〜100g、GSL−Sは通常25〜30gが好ましい。

0022

本発明の浴用化粧料への配合成分としては、通常一般浴用化粧料に使用されている成分なら全て使用出来、効能、効果に応じ以下の成分から適宜選択出来る。

0024

2)無機酸類
メタケイ酸、ホウ酸、珪酸等。

0032

さらに、本発明の浴用化粧料は、上記のもの以外にも、必要に応じてその他の成分として、殺菌剤、、ビタミン類、アミノ酸及び化粧品用タール系色素等を適宜配合出来る。

0033

以下、実施例及び比較例に基づき本発明を詳細に説明する。

0034

(グレート・ソルト・レイクから得られる湖水又はその塩の調製方法)湖水5Kgを1時間加熱し漂白剤を少量加え、15分攪拌後濾過不純物を取り除いた後の液を(試料GSL—W1)とする。またこれを冷却する。これを凍結乾燥し、生成した固形物を粉砕し約50gを得た(試料GSL−S1)また、凍結乾燥する前に溶液逆浸透法を用い減塩し、その後凍結乾燥して得られた脱塩グレート・ソルト・レイクから得られる湖水又はその乾燥物約30g(試料GSL−S2)を得た。尚、脱塩グレート・ソルト・レイクから得られる湖水又はその乾燥物は、採取した湖水により多少成分含量のばらつきが生じた為その含量範囲で示す。

0035

実施例1、比較例1
表2の組成から成る浴用剤について実施例1と比較例1と比べ評価した。製法は通常の浴用剤の方法に準じた。

0036

0037

評価方法は、10人に対し、入浴中の感触、入浴後の感触および一週間連用した後の皮膚の状態について評価した。40℃のお湯を浴槽に約200l入れ、実施例1、比較例1の組成からなる浴用化粧料をそれぞれ30gを投入し、10分間入浴した。それぞれの評価項目について5段階で評価を行い、非常に良い5点、良い4点、普通3点、変化なし2点、悪い1点の点数記入しその平均を取った。その結果を、表4に示す。

0038

0039

表4より、明らかに実施例1は、比較例1に比べ入浴中の皮膚に対する感触が良く、刺激も無く、入浴後の肌につや、しっとり感(保湿性)を与え美肌効果に優れていることは明らかである。また、発汗作用、保温持続効果も実施例1は、比較例1よりも優れていた。

0040

実施例2、比較例2〜4
表5に示す実施例2、比較例2〜4と浴槽に有効成分を何も添加しない淡水浴について比較した。40℃のお湯を浴槽に約200l入れ、淡水浴はそのまま、実施例2、比較例2〜4は各々30gずつ投入し、15分間入浴した。入浴浴湯温度は40℃、入浴時間は5分入浴、5分休憩、10分入浴の反復浴とし、25℃、60%の恒温恒湿室にて、(1)発汗効果は、額部の水分蒸散量発汗量とし、フォション社製ハイドログラフを用い、面積1cm2 の換気カプセルを用い測定した。(2)保温効果の評価は、胸部の温度を日本電気三栄製サーモグラフィーにて測定した。(3)また、試料をガラス容器に入れ、栓をしたのち40℃の恒温、75%の恒湿室に3ケ月間入れて試料の固結状態について観察した。尚試料の製法は通常の浴用化粧料の方法に準じた。尚、表中の数値は重量%を表す。

0041

0042

0043

0044

上表6の結果より、実施例2は、比較例2〜4および淡水浴と比較して、入浴後60分においても、水分蒸散量が多いことから発汗作用高く、また表7の結果より、皮膚表面温度についても、実施例2は、比較例2および淡水浴と比較して高いことから保温性に優れていることが認められた。

0045

実施例3液体浴用剤
GSL−W1 10.0Wt%
プロピレングリコール25.0
グリセリン10.0
ホホバオイル1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60.E.O.) 2.5
香料適量
精製水to 100

0046

実施例4バブルバス
GSL−S2 10.0Wt%
炭酸水素ナトリウム30.0
乾燥硫酸ナトリウム30.0
ラウリル硫酸ナトリウム2.5
PEG6000P 15.0
香料適量
デキストリンto 100

0047

実施例5発泡性浴用剤
GSL−S2 5.0Wt%
リンゴ酸30.0
炭酸水素ナトリウム31.5
炭酸ナトリウム15.0
乾燥硫酸ナトリウム13.0
ポリエチレングリコール6000 5.0
色素微量
香料適量

0048

実施例6液体浴用剤白濁
DSL−w1 0.5Wt%
米胚芽油5.0
流動パラフィン82.0
ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン脂肪エステル12.0
香料適量

0049

実施例6バスバブル
GSL−W1 10.0Wt%
ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン塩40.0
(40%)
ラウロイルジエタノールアミド5.0
プロピレングリコール15.0
防腐剤微量
香料適量
精製水to 100

0050

実施例6シャワー用ジェル
GSL−S2 30.0Wt%
濃グリセリン60.0
PEG600 6.0
ポリビニルピロリドン0.2
香料適量
精製水to 100

0051

実施例7シャワー用ローション
GSL−W1 2.0Wt%
エタノール10.0
ソルビトール10.0
l−メントール0.1
モノオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20.E.O.) 0.5
香料適量
色素微量
精製水to 100

0052

実施例8足浴剤
DSL−S1 30Wt%
炭酸水素ナトリウム30
硫酸ナトリウム20
とう糖 10
粉末水飴
エタノール0.5
ヒノキチオール0.02
イソプロピルメチルフェノール0.02
色素微量
香料適量
精製水to 100

0053

実施例9足浴剤
GSL−W1 5.0Wt%
PEG400 40.0
PEG600 30.0
エタノール10.0
塩化セチルピリジウム 0.01
モノオレイン酸ポポリオキシエチレン
ソルビタン(20E. O.) 1.0
卵白リゾチーム0.05
グルコン酸クロロヘキシジン0.02
精製水to 100

発明の効果

0054

以上の如く、本発明は、皮膚に対し刺激性がなく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果にも優れ、且つ美肌作用に優れた浴用化粧料を提供することは明らかである。

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