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技術 乳化剤および乳化組成物

出願人 キッコーマンソイフーズ株式会社
発明者 村田克巳
出願日 1998年8月7日 (22年3ヶ月経過) 出願番号 1998-224048
公開日 2000年2月22日 (20年9ヶ月経過) 公開番号 2000-051676
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤 化粧料 乳化剤、分散剤、気泡剤、湿潤剤
主要キーワード 炭化水素系オイル 物理的性 頭皮疾患 表皮角化 新陳代謝促進剤 結合順序 結合形式 肌荒れ状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年2月22日)のものです。
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図面 (1)

課題

顕著な保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有する乳化剤を提供すること。

解決手段

下記の式で表される構造を有するスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする乳化剤。

化7

上式において、R1はウロン酸グルコサミンガラクトースマンノースからなる群より選択される1〜4個のヘキソースまたは1個のウロン酸で構成される糖部分であり、R2はシクロアルキル基を有していてもよいアルキル基アルケニル基またはアルキニル基であり、R3はアルキル基である。前記アルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は直鎖または分枝鎖であり、置換されていてもいなくてもよい)

概要

背景

肌荒れは、空気が乾燥しているときや肌を洗浄する際に、皮膚表面から水分が過度に失われることによって引き起こされる。また、現代では多種多様化学物質社会氾濫していることから、これらの化学物質に触れた皮膚の機能が阻害され、脂質分泌機能低下などによる肌荒れ状態を招くことも多い。このため、肌荒れを事前に防止し、優れた保湿作用を有する組成物を提供することが求められている。

保湿作用を有する活性化合物として、これまでに水溶性多価アルコールを中心として様々な化合物が提供されてきた。その中には、プロピレングリコールのようにすでに実用化されているものもある。しかしながら、実用化されている保湿性化合物の中には、適用したときに不快感が伴うものや、保湿作用が不十分であるものも多く、新たな保湿性化合物の開発が依然として求められている。

このような状況の中で、安全な保湿性化合物としてスフィンゴ糖脂質が注目されている。たとえば、特開平1−242690号公報、特開平2−48520号公報、特開平4−159203号公報および特公平6−80007号公報には、スフィンゴ糖脂質に皮膚水分保湿作用があることが記載されている。しかしながら、これらの公報の実施例において使用しているスフィンゴ糖脂質の構造や組成は明らかにされていない。

また、特開平6−157283号公報には、特定の一般式で表されたスフィンゴ糖脂質を一構成成分として含有することを特徴とする保湿用皮膚外用化粧品が開示されている。しかしながら、一般式の糖部分は単に糖残基と記載されているだけで、糖部分の詳細には言及されていない。このように、スフィンゴ糖脂質に保湿作用があることは知られているが、保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質の化学構造に関する研究はほとんどなされていない。

保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質を具体的に特定しているものとして、特開昭61−286307号公報がある。この公報には、ガングリオシド皮膚保湿作用および皮膚柔軟作用があることが記載されており、ガングリオシドやその塩を含む皮膚化粧料が開示されている。ガングリオシドは、中性糖の他にアミノ糖シアル酸を含むことを特徴とするスフィンゴ糖脂質である。また、特開平5−39485号公報、特開平7−133217号公報および特開平7−285827号公報には、セレブロシドを使用した皮膚外用剤が開示されている。セレブロシドは、脂肪酸スフィンゴシン塩基および中性糖(ガラクトースまたはグルコース)各1モルからなるスフィンゴ糖脂質である。

このように皮膚に対する保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質は、数種類の構造が特定されているに過ぎない。このため、一般にどのような構造を有するスフィンゴ糖脂質に強力な保湿作用があるのかという点については、何ら明らかにされていない。このため、生物からスフィンゴ糖脂質の混合物を取得した場合であっても、強力な活性成分が不明であるために混合物のまま使用に供することとなり、精製による的確な保湿作用の増強を図ることができなかった。また、強力な活性を有するスフィンゴ糖脂質の一般構造が明らかにされていなかったため、合成による強力な保湿剤の調製もほとんどなされていない。さらに、化粧品の成分等として使用するためには、保湿作用や肌荒れ防止作用があるだけではなく、化粧品として処方しやすいものでなければならない。化粧品は油性成分と水性成分の乳化組成物であるものが多いため、乳化組成物としての利用容易性は極めて重要である。したがって、保湿作用や肌荒れ防止作用に加えて乳化作用も有している活性成分を提供することができれば非常に有用である。しかしながら、このような観点からスフィンゴ糖脂質を検討した例はこれまでにまったくなかった。

概要

顕著な保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有する乳化剤を提供すること。

下記の式で表される構造を有するスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする乳化剤。

上式において、R1はウロン酸グルコサミン、ガラクトース、マンノースからなる群より選択される1〜4個のヘキソースまたは1個のウロン酸で構成される糖部分であり、R2はシクロアルキル基を有していてもよいアルキル基アルケニル基またはアルキニル基であり、R3はアルキル基である。前記アルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は直鎖または分枝鎖であり、置換されていてもいなくてもよい)

目的

このような従来技術の問題点に鑑みて、本発明者らは、強力な保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有するスフィンゴ糖脂質群の構造を特定することを課題として研究を進めた。すなわち、本発明は、優れた保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有するスフィンゴ糖脂質群を特定し、これを含有する乳化剤を提供することを解決すべき課題とした。また、本発明は、該乳化剤を利用した乳化組成物、および該乳化剤を利用した効果的な乳化組成物の製造方法を提供することをも解決すべき課題とした。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

下記の式で表される構造を有するスフィンゴ糖脂質を含有する乳化剤

請求項

ID=000003HE=040 WI=065 LX=0275 LY=0500(上式において、R1はウロン酸グルコサミンガラクトースマンノースからなる群より選択される1〜4個のヘキソースまたは1個のウロン酸で構成される糖部分であり、R2はシクロアルキル基を有していてもよいアルキル基アルケニル基またはアルキニル基であり、R3はアルキル基である。前記アルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は直鎖または分枝鎖であり、置換されていてもいなくてもよい)

請求項2

R1が3または4個のヘキソースで構成されることを特徴とする請求項1の乳化剤。

請求項3

R1がウロン酸、グルコサミン、ガラクトースおよびマンノースで構成される4個のヘキソースで構成される糖部分、ウロン酸、グルコサミンおよびガラクトースで構成される3個のヘキソースで構成される糖部分、または、ウロン酸、ガラクトースおよび2個のグルコースで構成される糖部分であることを特徴とする請求項2の乳化剤。

請求項4

R1が下記の式のいずれかで表される構造を有することを特徴とする請求項1の乳化剤。

請求項

ID=000004HE=135 WI=081 LX=0645 LY=1100

請求項5

R2の炭素数が15〜25であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの乳化剤。

請求項6

R2が下記の式のいずれかで表される構造を有することを特徴とする請求項5の乳化剤。

請求項

ID=000005HE=045 WI=090 LX=0600 LY=0300

請求項7

R3が炭素数10〜20の置換または無置換の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの乳化剤。

請求項8

R3が炭素数12の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項7の乳化剤。

請求項9

R1が請求項4に記載される式:A〜Dのいずれかで表される構造を有し、R2が請求項6に記載される式:a〜cのいずれかで表される構造を有することを特徴とする請求項8の乳化剤。

請求項10

請求項1〜9のいずれかの乳化剤を多価アルコールおよび油脂成分と混合してゲルを形成し、さらに水性成分と混合することによって乳化する乳化組成物の製造方法。

請求項11

請求項10の製造方法により製造される乳化組成物。

請求項12

乳化剤として請求項1〜9のいずれかの乳化剤だけを使用して製造した乳化組成物。

請求項13

美白剤色素香料防腐剤顔料防黴剤酸化防止剤UV吸収剤赤外線吸収剤蛍光材料金属イオン封鎖剤バインダー増量剤消炎剤血行促進剤細胞賦活剤および抗生物質からなる群より選択される成分をさらに含有することを特徴とする請求項11または12の乳化組成物。

請求項14

請求項1〜9のいずれかの乳化剤を0.05〜30重量%、多価アルコールを1〜60重量%および油性成分を10〜90重量%含有する請求項11または12の乳化組成物。

技術分野

0001

本発明は、特定の構造を有するスフィンゴ糖脂質を含有する乳化剤に関する。本発明の乳化剤は、優れた保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有しているため、化粧品および医薬品として広く使用し得るものである。また、本発明は該乳化剤を利用した乳化組成物の製造方法、および該乳化剤を利用した乳化組成物にも関する。

背景技術

0002

肌荒れは、空気が乾燥しているときや肌を洗浄する際に、皮膚表面から水分が過度に失われることによって引き起こされる。また、現代では多種多様化学物質社会氾濫していることから、これらの化学物質に触れた皮膚の機能が阻害され、脂質分泌機能低下などによる肌荒れ状態を招くことも多い。このため、肌荒れを事前に防止し、優れた保湿作用を有する組成物を提供することが求められている。

0003

保湿作用を有する活性化合物として、これまでに水溶性多価アルコールを中心として様々な化合物が提供されてきた。その中には、プロピレングリコールのようにすでに実用化されているものもある。しかしながら、実用化されている保湿性化合物の中には、適用したときに不快感が伴うものや、保湿作用が不十分であるものも多く、新たな保湿性化合物の開発が依然として求められている。

0004

このような状況の中で、安全な保湿性化合物としてスフィンゴ糖脂質が注目されている。たとえば、特開平1−242690号公報、特開平2−48520号公報、特開平4−159203号公報および特公平6−80007号公報には、スフィンゴ糖脂質に皮膚水分保湿作用があることが記載されている。しかしながら、これらの公報の実施例において使用しているスフィンゴ糖脂質の構造や組成は明らかにされていない。

0005

また、特開平6−157283号公報には、特定の一般式で表されたスフィンゴ糖脂質を一構成成分として含有することを特徴とする保湿用皮膚外用化粧品が開示されている。しかしながら、一般式の糖部分は単に糖残基と記載されているだけで、糖部分の詳細には言及されていない。このように、スフィンゴ糖脂質に保湿作用があることは知られているが、保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質の化学構造に関する研究はほとんどなされていない。

0006

保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質を具体的に特定しているものとして、特開昭61−286307号公報がある。この公報には、ガングリオシド皮膚保湿作用および皮膚柔軟作用があることが記載されており、ガングリオシドやその塩を含む皮膚化粧料が開示されている。ガングリオシドは、中性糖の他にアミノ糖シアル酸を含むことを特徴とするスフィンゴ糖脂質である。また、特開平5−39485号公報、特開平7−133217号公報および特開平7−285827号公報には、セレブロシドを使用した皮膚外用剤が開示されている。セレブロシドは、脂肪酸スフィンゴシン塩基および中性糖(ガラクトースまたはグルコース)各1モルからなるスフィンゴ糖脂質である。

0007

このように皮膚に対する保湿作用を有するスフィンゴ糖脂質は、数種類の構造が特定されているに過ぎない。このため、一般にどのような構造を有するスフィンゴ糖脂質に強力な保湿作用があるのかという点については、何ら明らかにされていない。このため、生物からスフィンゴ糖脂質の混合物を取得した場合であっても、強力な活性成分が不明であるために混合物のまま使用に供することとなり、精製による的確な保湿作用の増強を図ることができなかった。また、強力な活性を有するスフィンゴ糖脂質の一般構造が明らかにされていなかったため、合成による強力な保湿剤の調製もほとんどなされていない。さらに、化粧品の成分等として使用するためには、保湿作用や肌荒れ防止作用があるだけではなく、化粧品として処方しやすいものでなければならない。化粧品は油性成分と水性成分の乳化組成物であるものが多いため、乳化組成物としての利用容易性は極めて重要である。したがって、保湿作用や肌荒れ防止作用に加えて乳化作用も有している活性成分を提供することができれば非常に有用である。しかしながら、このような観点からスフィンゴ糖脂質を検討した例はこれまでにまったくなかった。

発明が解決しようとする課題

0008

このような従来技術の問題点に鑑みて、本発明者らは、強力な保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有するスフィンゴ糖脂質群の構造を特定することを課題として研究を進めた。すなわち、本発明は、優れた保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有するスフィンゴ糖脂質群を特定し、これを含有する乳化剤を提供することを解決すべき課題とした。また、本発明は、該乳化剤を利用した乳化組成物、および該乳化剤を利用した効果的な乳化組成物の製造方法を提供することをも解決すべき課題とした。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために鋭意検討を行なった結果、本発明者らは、特定の構造を有するスフィンゴ糖脂質に優れた保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用があることを見出し、本発明を完成するに至った。

0010

すなわち、本発明は、下記の式で表される構造を有するスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする乳化剤を提供するものである。

0011

上式において、R1はウロン酸グルコサミン、ガラクトース、マンノースからなる群より選択される3〜4個のヘキソースまたは1個のウロン酸で構成される糖部分である。3〜4個のヘキソースについては、ウロン酸、グルコサミン、ガラクトースおよびマンノースの中から1〜4個を組み合わせたものであれば、各ヘキソースの数や結合順序結合形式光学異性はとくに制限されない。R1の組み合わせの例として、ウロン酸を唯一のヘキソースとするもの、ウロン酸、グルコサミン、ガラクトースおよびマンノースで構成される4個のヘキソースからなるもの、ウロン酸、グルコサミンおよびガラクトースで構成される3個のヘキソースからなるもの、ウロン酸、ガラクトースおよび2個のグルコースで構成される4個のヘキソースからなるものを挙げることができる。

0012

R1の具体例として以下の構造A〜Dを例示することができる。

0013

式(I)におけるR2は、シクロアルキル基を有していてもよいアルキル基アルケニル基またはアルキニル基である。R2の炭素数はとくに制限されないが、15〜25の範囲内であるのが好ましい。R2のアルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は直鎖であっても分枝鎖であってもよく、また、水酸基などで置換されていてもいなくてもよい。とくに、アルキル基の鎖中にシクロプロピル基などのシクロアルキル基が存在していてもよい。アルケニル基の二重結合の位置や、アルキニル基の三重結合の位置はとくに制限されない。

0014

R2の具体例として以下の構造a〜cを例示することができる。

0015

式(I)におけるR3はアルキル基である。R3がとりうるアルキル基は直鎖であっても分枝鎖であってもよく、水酸基などで置換されていてもいなくてもよい。アルキル基の炭素数は、通常1〜50の範囲内であり、15〜25の範囲内であるのが好ましい。R3の具体例として、炭素数12の直鎖アルキル基を例示することができる。

0016

本発明の乳化剤に使用するのが好ましいスフィンゴ糖脂質群として、式(I)のR1が構造A、B、CまたはDで表される糖部分であって、R3が炭素数12の直鎖アルキル基であるスフィンゴ糖脂質群を挙げることができる。また、別の好ましいスフィンゴ糖脂質群として、式(I)のR2が構造a、bまたはcで表され、R3が炭素数12の直鎖アルキル基であるスフィンゴ糖脂質群を挙げることができる。とくに好ましいスフィンゴ糖脂質群として、式(I)のR1が構造A、B、CまたはDで表される糖部分であって、R2が構造a、bまたはcで表され、R3が炭素数12の直鎖アルキル基であるスフィンゴ糖脂質群を挙げることができる。

0017

式(I)で表されるこれらのスフィンゴ糖脂質は、本発明の乳化剤に1種類のみを単独で含有させてもよいし、2種以上を組み合わせて含有させてもよい。2種以上を組み合わせて含有させる場合の各成分の比率はとくに制限されない。

0018

式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質は、スフィンゴ糖脂質を有する菌体から抽出することによって得ることができる。スフィンゴ糖脂質は、スフィンゴ属に属する菌体中に含まれていることから、スフィンゴ属に属する菌のいずれかを用いて抽出すれば式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質を得ることができる。式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質は、アセトンに対して不溶性であることから、抽出操作を行なう前に菌体をアセトンで洗浄しておくのが好ましい。式(I)のスフィンゴ糖脂質の抽出に用いる溶媒は、メタノールなどのアルコール系溶媒またはアルコール系溶媒とクロロホルムなどの極性溶媒混合溶媒にするのが収率の点で好ましい。ただし、スフィンゴ糖脂質溶解性の溶媒であれば、これらの以外の溶媒を用いても構わない。

0019

スフィンゴ糖脂質の混合物が得られた場合は、本技術分野で周知の方法にしたがって各成分を分離することができる。たとえば、クロマトグラフィー法によって、R1が構造A、構造B、構造C、構造Dの各スフィンゴ糖脂質は完全に分離することができる。溶出液としてクロロホルム/メタノール混合溶液を用いた場合は、構造A、構造C、構造D、構造Bの順に各スフィンゴ糖脂質が溶出するため、極めて簡便に分離することができる。充填剤、溶出液、溶出速度、圧力、温度などのクロマトグラフィー分離条件については、適宜調節することができる。また、スフィンゴ糖脂質の混合物に含まれる特定の物質のみに選択的に反応する試薬を作用させて該物質の誘導体を調製し、その誘導体の化学的性質または物理的性質を利用して分離を行なうこともできる。菌として、スフィンゴモナスパウモビリス(Sphingomonas paucimobilis)を用いた場合には、一般に式(I)のR1が構造Aのスフィンゴ糖脂質と構造Bのスフィンゴ糖脂質が得られる。また、スフィンゴモナスカプスラータ(Sphingomonas capsulata)を用いた場合には、一般に式(I)のR1が構造Aのスフィンゴ糖脂質と構造Cのスフィンゴ糖脂質が得られる。さらに、スフィンゴモナスアドハエシバ(Sphingomonas adhaesiva)を用いた場合には、一般に式(I)のR1が構造Aのスフィンゴ糖脂質と構造Dのスフィンゴ糖脂質が得られる。したがって、これらの情報に基づいて菌を選択すれば、目的とするスフィンゴ糖脂質を効率よく得ることができる。

0020

式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質は、周知の合成法を組み合わせることによって合成することもできる。たとえば、糖とスフィンゴシン部分をあらかじめ合成するか、菌体から抽出しておき、アミド結合を形成することによって式(I)で表される各スフィンゴ糖脂質を調製することができる。

0021

式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質を含有する乳化剤の形態は特に制限されない。したがって、固体液体ペーストゼリー粉末などのいずれの状態をとるものであってもよい。このような状態を形成するために、例えばゲル化剤を用いて固化したり、液体を用いて分散状態にしたりすることができる。また、溶媒を添加して溶液にしたり、噴霧乾燥して粉末状にしたりすることもできる。

0022

本発明の乳化剤は、優れた保湿作用と肌荒れ防止作用を有しており、皮膚表面に適度な潤いを与え平滑性を保つことが確認されている。すなわち、本発明の乳化剤は、皮膚の水分を長時間にわたって保持することができる。このような本発明の作用は、保湿性が確認されているスフィンゴ糖脂質であるガングリオシドやガラクトセレブロシドよりもかなり優れている。したがって、本発明の乳化剤は、肌荒れ改善角質改善または肌の保護が必要とされる場合に極めて効果的に使用することができる。また、本発明の乳化剤は、抗アトピー作用も有している。したがって、本発明の乳化剤は、アトピー性皮膚炎の予防および治療に使用することもできる。

0023

さらに本発明の乳化剤は、乳化作用が高いという特徴を有している。したがって、本発明の乳化剤を用いれば他の一般的な乳化剤をさらに使用する必要なく乳化組成物を製造することができる。したがって、本発明の乳化剤を用いれば、乳化組成物に一度に保湿作用、肌荒れ防止作用、乳化作用を付与することができるため極めて便利である。すなわち従来は、保湿成分や肌荒れ防止成分を使用した乳化組成物を製造ようとすると、これらの成分とは別に乳化剤を添加しなければならなかったが、本発明の乳化剤を用いればこのような事態を回避することができる。したがって、本発明の乳化剤を利用すれば、使用成分数を減らし、製造コストを削減することが可能である。

0024

例えば、本発明の乳化剤は化粧品や医薬品の製造に使用することができる。例えば、化粧石鹸シャンプー洗顔料リンスアイクリームアイシャドウクリーム乳液化粧水香水おしろい化粧油頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダーパックひげそり用クリーム、びげそりローション日焼けオイル日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリームファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅リップクリームアイライナー歯磨き、デオドラント剤オーデコロン養毛剤および育毛剤などの製造に使用することができる。また、本発明の乳化剤は、軟膏剤湿布剤の製造に使用することもできる。これらの乳化組成物には、乳化剤として本発明の乳化剤のみを用いて製造することができる。

0025

本発明の乳化剤を用いて乳化組成物を製造する方法は特に制限されない。したがって、当業者に公知の方法によって乳化組成物を製造することができる。乳化剤としては本発明の乳化剤のみを使用すれば大半の乳化組成物は良好に製造することができるが、公知の乳化剤と組み合わせて使用することも可能である。本発明の乳化剤を用いた乳化組成物の製造方法として、例えばD相乳化法を用いた製造方法を例示することができる。D相乳化法については、FRAGRANCE JOURNAL1993−4,34頁に詳細に説明されている。

0026

具体的な製造方法としては、本発明の乳化剤を多価アルコールおよび油脂成分と混合してゲルを形成し、さらに水性成分と混合することによって乳化する乳化組成物の製造方法を挙げることができる。この方法によれば微細エマルジョンを形成することが可能である。該製造方法では、本発明の乳化剤を多価アルコールおよび油脂成分と混合してゲル化させるが、このとき多価アルコールに溶解させた本発明の乳化剤に油脂成分をゆっくりと添加しなければ一般にゲル化はうまくゆかない。このため、ディスパーホモミキサーなどのホモジナイザーを作動させながら油脂成分を徐々に添加してゆくのが好ましい。また、該製造方法では、複数の油脂成分をまとめて添加するのではなく、成分の種類や濃度が異なる複数の油脂組成物に分けて順に添加してゆくのが好ましい。油脂成分を添加してゆくと徐々に混合物の粘度が低下する。このため、ホモジナイザーの攪拌速度は順次低くしてゆくことが望ましい。このようにして調製した油脂成分は、水性成分と混合する。このときの混合方法は特に制限されないが、ホモジナイザーなどを用いて均一に混合するのが好ましい。混合後は脱泡などを適宜行って目的とする乳化組成物を得ることができる。

0027

本発明の乳化剤を用いて製造した乳化組成物の組成は特に制限されない。好ましい乳化組成物は、本発明の乳化剤、多価アルコールおよび油性成分を必須成分として含有する多価アルコール中油型乳化組成物である。特に好ましいのは、唯一の乳化剤として本発明の乳化剤を0.05〜30重量%、多価アルコールを1〜60重量%および油性成分を10〜90重量%含有する乳化組成物である。

0028

本発明の乳化剤を利用して製造した乳化組成物には、使用目的に応じてスフィンゴ糖脂質以外のさまざまな成分をさらに添加させておくことができる。例えば、エモリエント効果改善、使用感改善、使用後のかさつき軽減、可溶性改善、使用後のつっぱり感軽減、肌への馴染み改善、皮膚上におけるのびの改善、べたつきの軽減、肌荒れ防止、美肌効果改善、皮膚保護効果改善、角質改善、表皮角化正常化(皮膚のターンオーバー亢進による不全角化予防、表皮肥厚化予防、表皮脂質代謝異常抑制)、老人性乾皮症などの乾皮症軽減、ひび割れ落屑などの皮膚乾燥状態改善、しわ発生抑制、しわ消滅創傷治療色素沈着予防および改善、老化防止ふけかゆみの軽減、脱毛軽減、頭皮疾患予防および治療、保存性改善、柔軟性改善、弾力性改善、艶付与、メラニン色素産生抑制、日焼け防止などを目的として適当な成分を添加させることができる。

0029

本発明の乳化組成物に添加しうる成分として、例えば、油脂成分、UV吸収剤IR吸収剤防腐剤防黴剤酸化防止剤美白剤ビタミンアミノ酸ホルモンペプチド生理活性植物抽出物蛍光材料顔料色素香料スクラブ剤金属イオン封鎖剤バインダー増量剤増粘剤、糖類、栄養成分、pH調節剤キレート剤殺菌剤、角質改善剤角質溶解剤抗生物質皮膚透過促進剤血行促進剤消炎剤細胞賦活剤抗炎症剤鎮痛剤皮膚軟化剤皮膚緩和剤創傷治療剤新陳代謝促進剤などを使用目的に応じて適宜配合することができる。また、式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質以外の保湿成分をさらに添加することもできる。

0030

本発明の乳化組成物に使用することができる油脂成分として、脂肪酸(例えばオレイン酸ベヘン酸イソステアリン酸ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸ベヘニン酸リノール酸、γ−リノレン酸コルビン酸、エイコサ−(n−6,9,13)−トリエン酸アラキドン酸、α−リノレン酸、チムノドン酸、ヘキサエン酸)、エステル油(例えばペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサノエートイソプロピルミリステートブチルステアレートヘキシルラウレートオクチルドデシルミリステートジイソプロピルアジペート、ジイソプロピルセバケートミリスチン酸イソプロピルミリスチン酸オクチルドデシルジオタンネオペンチルグリコールジカプリン酸ネオペンチルグリコールリンゴ酸ジイソステアリルアジピン酸ジ(2−ヘプチルウンデシル)、乳酸オクチルドデシル、イソナノン酸イソトリデシルイソオクタンセチルビタミンAパルミテート)、ロウ(例えばミツロウ、鯨ロウ、ラノリンカルナウバロウキャンデリラロウワセリン)、動物油および植物油(例えばミンク油、オリーブ油ヒマシ油カカオ脂パーム油タラ肝油牛脂バター脂、月見草油コメヌカ油スクワランゴマ油サフラワー油マカダミアナッツ油、ホホバ油、ラノリン、ミンク油、タートル油)、鉱物油(例えば炭化水素系オイル流動パラフィン)、炭化水素α−オレフィンオリゴマー流動イソパラフィン)、シリコーンオイル(例えばジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンデカメチルシクロペンタンシロキサン)、高級アルコール(例えばラウリルアルコールステアリルアルコールイソステアリルアルコールオレイルアルコールセチルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノールコレステロールフィトステロール)、トリグリセライド類(トリオクタン酸グリセリルトリカプリルカプリン酸グリセリン)およびこれらの誘導体を例示することができる。また、有機酸として、α−ヒドロキシ酸ヒドロキシカルボン酸ジカルボン酸グリチルチリン酸、グリチルレチン酸メバロン酸メバロノラクトン)などを使用することができる。

0031

本発明の乳化組成物に使用することができるUV吸収剤として、オキシベンゾン(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)、オキシベンゾンスルホン酸、オキシベンゾンスルホン酸(三水塩)、グアイアズレンサリチル酸エチレングリコール、サチチル酸オクチル、サリチル酸ジプロピレングリコールサリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチルサリチル酸メチル、ジイソプロピルケイ皮酸メチルシノキサート(p−メトキシケイ皮酸2−エトキシエチル)、ジ−p−メトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキシル酸グリセリル、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウムジヒドロキシベンゾフェノンテトラヒドロキシベンゾフェノン、p−アミノ安息香酸p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル、p−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、p−ヒドロキシアニソール、p−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、p−メトキシケイ皮酸イソプロピル、ジイソプロピルケイ皮酸エステル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン、サリチル酸−2−エチルヘキシル、グリセリル−p−ミノベンゾエートオルトアミノ安息香酸メチル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、アミル−p−ジメチルアミノベンゾエート、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルフォン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルフォン酸、ジカロイルトリオレエート、p−メトキシケイ炭酸−2−エトキシエチル、ブチルメトキシベンゾイルメタン、グリセリル−モノ−2−エチルヘキサノイル−ジ−p−メトキシベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、エチル−4−ビスヒドロキシプロピルアミノベゾエートを例示することができる。

0033

本発明の乳化組成物に使用することができる多価アルコールとして、グリセリン、ジグリセリントリグリセリンテトラグリセリンペンタグリセリンなどのポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコールトリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコールソルビトールエリスリトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオーススレイトールショ糖、グルコース、マルトースマルチトース、フルクトース、キシリトース、イノシトールを例示することができる。

0034

本発明の乳化組成物に使用することができるその他の材料として、ビタミン(例えばビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCビタミンDビタミンEビタミンK)、アミノ酸(例えばプロリンロイシンイソロイシンアラニンスレオニンリジンシステインアルギニン)、ホルモン(例えば卵胞ホルモンプレグネノロン副腎皮質ホルモン)、ペプチド類(例えばケラチンコラーゲンエラスチン)、糖類(例えば多価アルコールの項で例示したもの)、無機塩(例えば塩化ナトリウム炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウムホウ砂硫酸ナトリウム硫化ナトリウムチオ硫酸ナトリウムセスキ炭酸ナトリウム酸化マグネシウム炭酸カルシウム炭酸マグネシウム塩化カリウム硫化カリウム)、乳酸菌培養物ステロール類(例えばコレステロール、プロビタミンD3、カンペステロールスチグマスタノールスチグマステロール、5−ジヒドロコレステロール、α−スピナステロールコレステロール脂肪酸エステル)、スフィンゴシン類(例えばスフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシンフィトスフィンゴシンデヒドロスフィンゴシン、デヒドロフィトスフィンゴシン、スフィンガジエニン)、セラミド、プソイドセラミド、サポニンキチン誘導体オリゴ糖(例えばマルトース、キシロビオース、イソマントース、ラクトーススクロースラフィノース、マルトトリオース、キシロトリオースマルトテトラオース、キシロテトラオース、マルトペンタオース、キシロペンタオース、マルトヘキサオース、キシロヘキサオース、マルトヘプタオース、キシロヘプタオース)、酸性ムコ多糖ヒアルロン酸コンドロイチン硫酸デルマタン硫酸ヘパリンヘパラン硫酸)、酵母エキスを例示することができる。

0035

さらに、本発明の乳化組成物には、増粘剤(例えばカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースポリビニルアルコールカラギーナンアルギン酸塩アルギン酸プロピレングリコールエステルゼラチン、塩化ナトリウム等の電解質)、美白剤(例えばアルブチンアラントインビタミンE誘導体グリチルリチンアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、コージ酸パンリン酸誘導体プラセンタエキスヨクイニン緑茶葛根桑白皮甘草オウゴンアロエ、橙皮、カミツレ霊芝)、皮膚保護剤(例えばレチノール、レチノールエステルレチノイン酸)、皮膚軟化剤(例えばステアリルアルコール、グリセリルモノリシノレアート、ミンク油、セチルアルコール、ステアリン酸、ヤシ油、ヒマシ油、オイソステアリン酸)、皮膚緩和剤(例えばステアリルアルコール、モノリシノール酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、セチルアルコール)、皮膚透過促進剤(例えば2−メチルプロパン−2−オール2−プロパノール、エチル−2−ヒドロキシプロパノアート、2,5−ヘキサンジオール、アセトン、テトラヒドロフラン)、生理活性植物抽出物(例えばアロエ、アルニカカンゾウセージセンブリなどの抽出物)、保存剤(例えばp−ヒドロキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム尿素メチルパラベンエチルパラベンプロピルパラベン、ブチルパラベン)、抗炎症剤(例えばサリチル酸)、殺菌剤(例えばトリクロサン)、酸化防止剤(例えばα−トコフェロールブチルヒドロキシトルエン)、緩衝剤(例えばトリエタノールアミンまたは水酸化ナトリウムと乳酸の組み合わせ)、角質溶解剤(例えば乳酸、グリコール酸リンゴ酸酒石酸クエン酸)、スクラブ剤(例えばポリエチレン粉末)、顔料(例えばカルシウムバリウム及びアルミニウムレーキ酸化鉄二酸化チタン雲母)などを使用することができる。これら以外の材料についても、用途に応じて本発明の乳化組成物に添加することができる。各成分の添加量添加方法については、本技術分野に周知の方法に従うことができる。

0036

本発明の乳化組成物は、保湿効果や抗アトピー効果が必要とされる場合に広く使用することができる。使用量は、所期の保湿作用を十分に奏する範囲内で決定する。

0037

以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神から逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例に制限されるものではない。

0038

以下の実施例1〜4では、式(I)で表されるスフィンゴ糖脂質の乳化活性成分として、表1に記載される各成分を用いた。活性成分に含まれるスフィンゴ糖脂質のR3はすべて炭素数12の直鎖アルキル基である。

0039

0040

(実施例1)化粧用クリームの製造
表2に記載されるA成分を加熱攪拌し、80℃の均一な溶液を調製した。ホモジナイザーを作動させながら、この溶液にB成分をゆっくり添加しゲルを形成させ、さらに30分間攪拌した。その後、C成分の混合溶液をゆっくりと添加し、10分間攪拌した。さらに、D成分の混合溶液をゆっくりと添加し、10分間攪拌した。C成分およびD成分の添加に伴って混合物の粘度が低下したため、ホモジナイザーの攪拌速度を順次低くした。これとは別に、E成分を室温で混合し均一な溶液を調製した。この溶液にF成分を添加して均一化し、さらにG成分を添加して均一混合物を調製した。A、B、C、Dの各成分の混合物を、E、F、Gの各成分の混合物に添加して全体を均一にした。脱泡を行うことによって化粧用クリームを製造した。

0041

0042

(実施例2)エモリエントクリームの製造
以下の表に記載される成分を用いて、実施例1と同様の方法によりエモリエントクリームを製造した。

0043

0044

(実施例3)ハンドクリームの製造
以下の表に記載される成分を用いて、実施例1と同様の方法によりハンドクリームを製造した。

0045

0046

(実施例4)抗アトピー軟膏の製造
以下の表に記載される成分を用いて、実施例1と同様の方法により抗アトピー軟膏を製造した。

0047

発明の効果

0048

本明細書で開示したスフィンゴ糖脂質は顕著な保湿作用、肌荒れ防止作用および乳化作用を有している。このため、このスフィンゴ糖脂質を含有する本発明の乳化剤は、保湿剤および肌荒れ防止剤をはじめとする乳化組成物の製造に極めて有用である。このため、皮膚に直接適用する化粧品や医薬品をはじめとする多様な製品に、本発明の乳化剤を広く使用することができる。

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