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技術 映像伝送制御方式及び映像音声伝送制御方式

出願人 理想科学工業株式会社
発明者 中島真人
出願日 1998年7月24日 (22年5ヶ月経過) 出願番号 1998-209871
公開日 2000年2月18日 (20年10ヶ月経過) 公開番号 2000-050249
状態 特許登録済
技術分野 閉回路テレビジョンシステム
主要キーワード 各分配器 分断領域 リモートコントロール式 領域指定用 E領域 映像スイッチ UHF C領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年2月18日)のものです。
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図面 (15)

課題

分断された小空間に居ながらにして、隔たりのないワン・フロアにいるかのように感じることができる環境を実現する。

解決手段

フロア、壁等によって分断された分断領域A〜Fそれぞれにカメラ1、モニタ2、マイク3、スピーカ4、領域指定スイッチ5を配置する。通常状態では、各分断領域のモニタ2に、他の全ての分断領域のカメラ1の撮影映像を、所定時間で全映像一巡するように、所定順序で、所定時間ごと切り替えて、巡回表示させる。ユーザが領域指定スイッチ5を操作することにより、分断領域を指定してから解除するまでの間、ユーザの居る分断領域と指定した分断領域とで映像及び音声双方向接続し、双方向接続が保持されている間、それ以外の分断領域においては、通常時と同様の方式により映像伝送を制御する。

概要

背景

従来、日本企業では、隔たりのないワン・フロアで、社員同士が互いの健康状態仕事の様子などに注意を払いながら働くことができるような環境の実現が望まれている。これは、上司が部下の様子を把握することで円滑な社員育成が行われたり、社員が互いを意識しながら緊張感をもって働くことで仕事の効率が向上したりすることを期待できるためである。さらには、社員同士の連帯感が育まれることを期待できるためである。

概要

分断された小空間に居ながらにして、隔たりのないワン・フロアにいるかのように感じることができる環境を実現する。

フロア、壁等によって分断された分断領域A〜Fそれぞれにカメラ1、モニタ2、マイク3、スピーカ4、領域指定スイッチ5を配置する。通常状態では、各分断領域のモニタ2に、他の全ての分断領域のカメラ1の撮影映像を、所定時間で全映像一巡するように、所定順序で、所定時間ごと切り替えて、巡回表示させる。ユーザが領域指定スイッチ5を操作することにより、分断領域を指定してから解除するまでの間、ユーザの居る分断領域と指定した分断領域とで映像及び音声双方向接続し、双方向接続が保持されている間、それ以外の分断領域においては、通常時と同様の方式により映像伝送を制御する。

目的

本発明は、上記現状に鑑みて成されたもので、フロア、さらには壁やパーティションなどによって分断された小空間に居ながらにして、あたかも隔たりのないワン・フロアにいるかのように感じることができる環境を実現するための映像伝送制御方式及び映像音声伝送制御方式を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数の分断領域それぞれにカメラモニタとを備え、各分断領域に備えられたモニタに、他の全ての分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を、所定時間内に全映像が一巡するように、所定の規則により定められた順序で、所定時間ごと切り替えて、巡回表示させることを特徴とする映像伝送制御方式

請求項2

複数の分断領域それぞれにカメラ、モニタ、マイク、スピーカ及び領域指定スイッチを備え、ユーザが前記領域指定スイッチを操作することにより分断領域を指定してから領域指定を解除するまでの間、該ユーザの居る分断領域と該ユーザの指定した分断領域とで映像及び音声双方向接続の状態を保持し、前記双方向接続の状態が保持されている間、該双方向接続された分断領域を除く分断領域においては、請求項1の方式により映像伝送を制御することを特徴とする映像音声伝送制御方式。

技術分野

0001

本発明は、フロア、さらには壁やパーティションなどによって分断された小空間に居ながらにして、あたかも隔たりのないワン・フロアにいるかのように感じることができる環境を実現するための映像伝送制御方式及び映像音声伝送制御方式に関するものである。

背景技術

0002

従来、日本企業では、隔たりのないワン・フロアで、社員同士が互いの健康状態仕事の様子などに注意を払いながら働くことができるような環境の実現が望まれている。これは、上司が部下の様子を把握することで円滑な社員育成が行われたり、社員が互いを意識しながら緊張感をもって働くことで仕事の効率が向上したりすることを期待できるためである。さらには、社員同士の連帯感が育まれることを期待できるためである。

発明が解決しようとする課題

0003

ところが、敷地面積などの問題から、日本企業の作業空間は、何フロアにも渡り、さらには壁やパーティションなどによって小空間に分断され、社員同士のコミュニケーションも困難になっているというのが現状である。

0004

本発明は、上記現状に鑑みて成されたもので、フロア、さらには壁やパーティションなどによって分断された小空間に居ながらにして、あたかも隔たりのないワン・フロアにいるかのように感じることができる環境を実現するための映像伝送制御方式及び映像音声伝送制御方式を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の分断領域それぞれにカメラモニタとを備え、各分断領域に備えられたモニタに、他の全ての分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を、所定時間内に全映像が一巡するように、所定の規則により定められた順序で、所定時間ごと切り替えて、巡回表示させることを特徴とするものである。

0006

請求項1の映像伝送制御方式においては、複数の分断領域(フロア、さらには壁やパーティションなどによって分断された小空間)それぞれにカメラとモニタとを1セットにして備えている。各分断領域に備えられたモニタには、他の全ての分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を、所定時間内に全映像が一巡するように定期的に切り替えて表示させる(例えば、分断領域数が10個であって、一巡に要する時間を45秒に設定した場合、各分断領域に備えられたモニタに、他の9個の分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を、5秒ごとに切り替えて表示させる)。よって、各分断領域に居る人は、該各分断領域に居ながらにして、モニタに巡回表示される映像から他の全ての分断領域に居る人の様子(顔色や仕事の様子)を知ることができる。すなわち、異なる分断領域に居る人同士が互いに、相手の様子を知ることができる。

0007

なお、映像の表示は、部屋番号順に行っても、ランダム乱数を発生させ、それに従うという規則により定められた順序)に行ってもよい。また、映像の双方向接続(一方の分断領域に備えられたモニタに他方の分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を表示しているとき、該他方の分断領域に備えられたモニタには該一方の分断領域に備えられたカメラで撮影された映像を表示させる)の対を作り、該対を順次組み替えるようにしてもよい。これにより、一方が他方を視認している状態では、他方も一方を視認できる。但し、分断領域数が奇数である場合は、各分断領域に備えられたモニタに、上記所定時間内で一度、予め用意されている映像(例えば、壁紙、風景の映像、掲示板)を表示させることで、常に双方向型であるというルールを保持する。

0008

また、請求項2の発明は、複数の分断領域それぞれにカメラ、モニタ、マイク、スピーカ及び領域指定スイッチを備え、ユーザが前記領域指定スイッチを操作することにより分断領域を指定してから領域指定を解除するまでの間、該ユーザの居る分断領域と該ユーザの指定した分断領域とで映像及び音声の双方向接続の状態を保持し、前記双方向接続の状態が保持されている間、該双方向接続された分断領域を除く分断領域においては、請求項1の方式により映像伝送を制御することを特徴とするものである。

0009

請求項2の映像音声伝送制御方式においては、複数の分断領域それぞれにカメラ、モニタ、マイク、スピーカ、領域指定スイッチを1セットにして備えている。通常は、全ての分断領域において、請求項1の映像伝送制御方式により映像伝送を行う。なお、その際、音声は映像と併送させても、併送させなくてもよい。

0010

ユーザが領域指定スイッチを操作して所望の分断領域を指定すると、該ユーザの居る分断領域と該ユーザの指定した分断領域とで、映像及び音声の双方向接続の状態になる。すなわち、指定元の分断領域に備えられたモニタに指定先の分断領域に備えられたカメラで撮影された映像が表示されているとき、該指定先の分断領域に備えられたモニタには指定元の分断領域に備えられたカメラで撮影された映像が表示される。また、指定元の分断領域に備えられたスピーカから指定先の分断領域に備えられたマイクで拾われた音声が発生されているとき、該指定先の分断領域に備えられたスピーカからは該指定元の分断領域に備えられたマイクで拾われた音声が発生される。このような双方向接続の状態では、ユーザは、自らが居る分断領域に備えられたモニタに表示されている映像から、指定先の分断領域に対話したい相手が居て、且つ、対話できる状態にあるか否かを判断できる。ユーザは、映像から相手が対話できる状態にあると判断した場合、該相手の名前を呼ぶ。名前を呼ばれた人が装置(カメラ、モニタ、マイク、スピーカ、領域指定スイッチのセット)前に行くことで対話できる状態になる。一方、ユーザは、映像から所定の分断領域に対話したい相手がいることを確認できなかったり、該相手が電話中であったりして対話できる状態にないと判断したりした場合、領域指定スイッチを操作して領域指定を解除する。これにより、全分断領域における請求項1の映像伝送制御方式による映像伝送が再開される。なお、対話が終了した場合にも、ユーザは同様にして領域指定を解除する。

0011

双方向接続の状態が保持されている間、双方向接続された分断領域を除く分断領域において、請求項1の映像伝送制御方式により映像伝送を行う。なお、本明細書における「対話」とは、討論のように長時間に亘るものを意味するのではなく、連絡事項の伝達のように請求項1の方式による映像伝送の大きな妨げにならない程度の短時間のものを意味する。

発明を実施するための最良の形態

0012

[実施形態1]以下、本発明に係る映像伝送制御方式を適用したバーチャル・ワン・フロア・システム(以下、VOFシステムと称する)の一実施形態(以下、実施形態1という)について説明する。図1は、本実施形態1に係るVOFシステムの構成を示すブロック図である。このVOFシステムは、破線で示す分断領域(A〜F領域)ごとに、カメラ1a〜1fとモニタ2a〜2fとを1セットにして備えている。また、A〜F領域における映像伝送を制御する制御装置10を備えている。

0013

上記制御装置10は、図2に示すように、A〜F領域のモニタ2a〜2fそれぞれに、A〜F領域のカメラ1a〜1fの何れかから出力された映像信号を供給する映像スイッチ群100a〜100fと、この映像スイッチ群100a〜100fを制御するスイッチ制御回路101とから構成されている。

0014

図3は、スイッチ制御回路101による映像スイッチ群100a〜100fの制御方法の一例を説明するためのタイミングチャートである。カメラ1a〜1f、モニタ2a〜2f及び制御装置10の電源投入されると(図3中t0)、スイッチ制御回路101は、A領域のモニタ2aに映像信号を供給するスイッチ100aを、該モニタ2aに他の領域(B〜F領域)のカメラ1b〜1fによって撮影された全ての映像が〜のルールに従って表示されるように切り替え制御する。

0015

サイクル時間T(25秒)内に全ての映像が一巡
領域番号順(自らの領域の番号の次から)
所定時間t(5秒)ごとに映像が切り替わる
この間、他の領域のモニタ2b〜2fに映像信号を供給する各スイッチ100b〜100fについても、スイッチ制御回路101により、同様にして切り替え制御する。

0016

この結果、例えば、A領域に居る人は、サイクル時間T内の1番目(tN〜(tN+t) N:サイクル数)にB領域に居る人、2番目((tN+t)〜(tN+2t))にC領域に居る人、3番目((tN+2t)〜(tN+3t))にD領域に居る人、4番目((tN+3t)〜(tN+4t))にE領域に居る人、5番目((tN+4t)〜(tN+5t))にF領域に居る人の様子を知ることができる。一方、サイクル時間T内の1番目にF領域に居る人が、2番目にE領域に居る人が、3番目にD領域に居る人が、4番目にC領域に居る人が、5番目にB領域にいる人が、A領域に居る人の様子を知ることができる。すなわち、サイクル時間T内において、A領域に居る人とB〜F領域それぞれに居る人とが互いに相手の様子を知ることができる。他の領域についても同様のことが言える。

0017

図4は、スイッチ制御回路101による映像スイッチ群100a〜100fの切り替え制御方法の変形例を説明するためのタイミングチャートである。スイッチ制御回路101は、A領域のモニタ2aに映像信号を供給する映像スイッチ群100aを、該モニタ2aに他の領域(B〜F領域)のカメラ1b〜1fによって撮影された全ての映像が〜のルールに従って表示されるように切り替え制御する。但し、自らの領域の映像が表示されるタイミングには、予め用意されている画像(例えば、壁紙、風景の画像、掲示板)を表示する。

0018

サイクル時間T’(30秒)内に全ての映像が一巡
領域番号順(A→B→C→D→E→F)
所定時間t(5秒)ごとに映像が切り替わる
この間、他の領域(B〜F領域)のモニタ2b〜2fに映像信号を供給する各スイッチ100b〜100fについても、スイッチ制御回路101により、同様にして制御される。

0019

図5は、スイッチ制御回路101による映像スイッチ群100a〜100fの切り替え制御方法の他の変形例を説明するためのタイミングチャートである。スイッチ制御回路101は、A領域のモニタ2aに映像信号を供給するスイッチ100aを、該モニタ2aに他の領域(B〜F領域)のカメラ1b〜1fによって撮影された全ての映像が〜のルールに従って表示されるように切り替え制御する。

0020

サイクル時間T(25秒)内に全ての映像が一巡
映像の双方向接続の対が作られている
所定時間t(5秒)ごとに切り替わる
ここで、映像の双方向接続の対が作られている状態とは、例えばA領域のモニタ2aにB領域のカメラ1bによって撮影された映像を表示しているとき、B領域のモニタ2bにはA領域のカメラ1aによって撮影された映像を表示することを意味する。この場合、A領域に居る人がB領域に居る人を視認している状態では、B領域に居る人もA領域に居る人を視認できる。この間、他の領域(B〜F領域)のモニタ2b〜2fに映像信号を供給する各映像スイッチ100b〜100fについても、スイッチ制御回路101により、同様にして制御する。

0021

なお、分断領域数が奇数である場合は、図6に示すように、各分断領域のモニタ2a〜2eに、サイクル時間T内で一度、予め用意されている映像(例えば、壁紙、風景の画像、掲示板)を表示することで、上記ルールを保持する。

0022

以上のように、実施形態1においては、所定時間内において、各分断領域のモニタに他の全ての分断領域のカメラによって撮影された映像が一巡するように表示され、且つ、任意の2つの分断領域間での双方向性が確保されている。よって、異なる分断領域に居る人同士が互いに相手の様子(顔色や仕事の様子)を知ることができる。したがって、お互いが隔たりのないワン・フロアに居るかのように感じることができる。

0023

なお、本発明に関連する技術として、テレビ会議システム監視カメラシステムが知られている。テレビ会議システムは、発言者の映像と音声とを該発言者以外の会議参加者のモニタとスピーカとに配送するものである。よって、発言者以外の会議参加者同士が互いにその様子を知ることはできない。したがって、会議参加者に、隔たりのないワン・フロアに居るような印象を与えることはできない。また、監視カメラシステムは、被監視側の映像を一方的に監視側に配送するものであり、双方向的な映像伝送を行うものではない。よって、被監視側が監視側の様子を知ることはできない。したがって、被監視側の人に、監視側の人と隔たりのないワン・フロアに居るような印象を与えることはできない。

0024

[実施形態2]以下、本発明に係る映像音声伝送制御方式を適用したVOFシステムの他の実施形態(以下、実施形態2という)について説明する。図7は、本実施形態2に係るVOFシステムの概略構成を示すブロック図である。このVOFシステムは、破線で示す分断領域(A〜F領域)ごとに、カメラ1a〜1f、モニタ2a〜2f、マイク3a〜3f、スピーカ4a〜4f及び領域指定スイッチ(以下、単にスイッチという)5a〜5f、を1セットにして備えている。また、A〜F領域における映像音声伝送を制御する制御装置11を備えている。

0025

上記スイッチ5a〜5fは、図8に示すように、ユーザが対話(連絡事項の伝達のように短時間のものを意味する)したい相手の居る領域を指定するための領域スイッチ(A〜F領域)、領域指定を解除するための解除スイッチ、指定先の領域が対話中であることを示すBUSY表示部などを備えている。

0026

上記制御装置11は、図9に示すように、A〜F領域のモニタ2a〜2fそれぞれに、A〜F領域のカメラ1a〜1fの何れかから出力された映像信号を供給する映像スイッチ群102a〜102fと、A〜F領域のスピーカ4a〜4fそれぞれに、A〜F領域のマイク3a〜3fによって拾われた音声信号を供給する音声スイッチ群103a〜103fと、映像スイッチ群102a〜102f及び音声スイッチ群103a〜103fを制御するスイッチ制御回路104とから構成されている。

0027

図10は、スイッチ制御回路104による映像スイッチ群102a〜102f及び音声スイッチ群103a〜103fの切り替え制御方法の一例を説明するためのタイミングチャートである。カメラ1a〜1f、モニタ2a〜2f、マイク3a〜3f、スピーカ4a〜4f、スイッチ5a〜5f及び制御装置11の電源が投入されると(図10中t0)、スイッチ制御回路104は、各映像スイッチ群102a〜102fを、実施形態1において図3を用いて説明したルールに従って切り替え制御する。また、スイッチ制御回路104は、各音声スイッチ群103a〜103fを、A〜F領域のスピーカ4aに音声信号を供給しないように制御する(以下、このような映像及び音声の伝送制御を行うことを通常運転という)。

0028

A領域に居る人(A氏)がD領域に居る人(D氏)と対話したいと仮定する。このとき、A氏は、装置(カメラ1a、モニタ2a、スイッチ5a、マイク3a、スピーカ4aのセット)前へ行き、スイッチ5aのD領域キーを押す(図10中tON)。これにより、領域指定信号がスイッチ制御回路104に送信される。指定先のD領域が対話中であれば、その旨を示す信号がスイッチ制御回路104から指定元のA領域のスイッチに送信され、BUSY表示が点灯する。一方、指定先のD領域が対話中でない場合は、領域指定信号に応答し、スイッチ制御回路104は、A領域のモニタ2aに映像信号を供給する映像スイッチ102aを、該モニタ2aにD領域のカメラ1dから出力された映像信号が供給されるように制御するとともに、D領域のモニタ2dに映像信号を供給する映像スイッチ102dを、該モニタ2dにA領域のカメラ1aから出力された映像信号が供給されるように制御する。

0029

また、スイッチ制御回路104は、A領域のスピーカ4aに音声信号を供給する音声スイッチ103aを、該スピーカ4aにD領域のマイク3dによって拾われた音声信号が供給されるように制御するとともに、D領域のスピーカ4dに音声信号を供給する音声スイッチ103dを、該スピーカ4dにA領域のマイク3aによって拾われた音声信号が供給されるように制御する。すなわち、A領域とD領域とで、映像及び音声を双方向接続の状態にする。さらに、スイッチ制御回路104は、B、C、E、F領域において通常運転が行われるように、残る各映像スイッチ102b、102c、102e、102f及び各音声スイッチ103b、103c、103e、103fそれぞれを制御する。

0030

双方向接続の状態になると、A氏は、モニタ2aに表示されているD領域のカメラ1dによって撮影された映像と、スピーカ4aから発生されているD領域のマイク3fによって拾われた音声とから、D氏が席に居て、且つ、対話できる状態にあるか否かを判断できるようになる。

0031

A氏は、D氏が対話できる状態にあると判断した場合、D氏の名前を呼ぶ。名前を呼ばれたD氏が装置前に行くことで対話できる状態になる。なお、双方向接続の状態は、対話が終了(図10中tOFF)して、A、D氏いずれかがスイッチの解除キーを押すまでの間保持される。一方、A氏は、D氏が席に居ることを確認できなかったり、D氏が電話中であったりして対話できる状態にないと判断したりした場合は、スイッチ5aの解除キーを押す。解除キーが押されると、領域指定解除信号がスイッチ制御回路104に送信される。この領域指定解除信号に応答し、スイッチ制御回路104は、A〜Fの全ての領域において通常運転が行われるように、各映像スイッチ群102a〜102f及び各音声スイッチ群103a〜103fを制御する。

0032

なお、各スイッチ5a〜5fに領域指定信号を送信してからの時間をカウントするタイマーを備え、所定時間を超えても解除キーが押されない場合は、スイッチ制御回路104に領域指定解除信号を送信するようにしてもよい。これにより、解除キーの押し忘れによってA〜Fの全ての領域における通常運転が再開されないことを回避できる。

0033

また、スイッチを、赤外線通信無線通信などの既知コントローラ技術を用いてリモートコントロール式にしてもよい。ここで、スイッチを独占できる分断領域(例えば、社長室)においては、ユーザが対話したい相手の様子を見るために、装置(カメラ、モニタ、マイク、スピーカ、スイッチのセット)前まで歩いて行かなくて済むように、該装置を席の近くに設置することが考えられる。しかし、このように設置すると、一人の映像が大写しになるため、抵抗感がある。これに対して、カメラ、モニタ、マイク、スピーカを1セットにして席からある程度離して設置し、領域指定用スイッチをリモートコントロール式にした場合は、対話したい相手の様子を見るために装置の設置場所まで歩く必要がないとともに、一人の映像が大写しになることもない。

0034

また、図11に示すように、スイッチに代えて音声認識装置を備え、マイクから入力された個人情報(例えば、部署及び氏名)と、メモリ14に記憶されている情報(例えば、部署及び氏名の情報と、該当する人が居る分断領域との対応関係を示すテーブル)とを照合し、個人情報を入力した分断領域と該個人情報に該当する人が居る分断領域とが映像及び音声の双方向接続の状態に自動的に設定されるようにしてもよい。これにより、対話したい相手の座席の位置などを予め調べたりするような煩わしさを解消できる。

0035

また、通常運転を行っている状態で、ユーザが任意に指定する複数の分断領域に対して一斉放送を行う機能を備えてもよい。

0036

以上のように、本実施形態2においては、ユーザがスイッチを操作して所望の分断領域を指定すると、該ユーザの居る分断領域と該ユーザの指定した分断領域とが、映像及び音声の双方向接続の状態になる。よって、互いに異なる分断領域に居ながらにして、対話できる。また、ユーザは、対話を要請する前に、モニタに表示されている映像から、所定の分断領域に対話したい相手が居て、且つ、対話できる状態にあるか否かを判断できる。よって、電話やテレビ電話とは異なり、対話したい相手の状況を映像から判断した上で対話を要請できる。

0037

なお、実施形態1又は2において、社内の様子を知られたくないような外部の人が訪れた場合に、該人の居る分断領域と他の分断領域との映像伝送を遮断したり、その遮断を解除したりできる機能を備え、システムの管理責任者、又は、予め登録されている特定のユーザのみが操作するようにしてもよい。遮断時には、例えば、外部の人が居る分断領域を除く分断領域においては、各モニタに該人の居る分断領域の映像が表示されるタイミングには「OFF−LIMITS」などの文字列や予め用意されている画像(例えば、カーテンの画像)を表示する。一方、外部の人が居る分断領域においては、常に、モニタに予め用意されている画像(例えば、カーテンの画像)を表示する。この場合、各映像スイッチ群に、A〜F領域のカメラ1a〜1fによって撮影された映像に加えて、上記文字列や上記画像を表示するための映像信号を供給できるようにしておく必要がある。各分断領域のモニタを壁に埋め込んで(カメラについては、埋め込んでも埋め込まなくてもよい)該モニタ及びカメラの前面にカーテンを配置し、モニタを窓に見立ててカーテンを物理的に開閉することで映像伝送を遮断したりその遮断を解除したりするようにしてもよい。

0038

また、社内ニュースなどをテロップの形で表示させる機能を備えてもよい。この場合、例えば、制御装置に、ニュースなどのテキスト映像情報を入力する入力部と各モニタに供給する映像情報にテキスト映像情報を合成する合成部とを備える。また、現在表示されている映像がどの領域のものであるかが分かるように、領域名や領域番号を表示させてもよい。この場合、例えば、カメラとして、外部から入力した領域名や領域番号等のテキスト情報を撮影した映像にオーバレイして出力する機能を有するものを使用する。

0039

ここで、実施形態1又は2においては、分断領域数が多くなると制御装置10、11、12に接続する通信線の束が太くなって引き回しが困難になるおそれがある。このような場合には、映像信号又は映像・音声信号を周波数分割し、2本の通信線により全ての映像信号を伝送することが望ましい。以下、図1に示す構成に代えて図12に示す構成を採用した場合を例にとって説明する。

0040

予め、各カメラ1a〜1f及び各モニタ2a〜2fに、周波数チャネルを割合てておく。例えば、A〜F領域の各カメラ1a〜1fにUHF31チャネル〜UHF36チャネル、A〜F領域の各モニタ2a〜2fにUHF37チャネル〜UHF42チャネルをそれぞれ割り当てておく。

0041

(1)A〜F領域のカメラ1a〜1fから制御装置23に映像信号を伝送する動作
A領域のカメラ1aから出力された映像信号は、該カメラ1aに接続されたモジュレータ変調器)20aにおいて、UHF31チャネルのRF(RadioFrequency)信号に変換される。また、B領域のカメラ1bから出力された映像信号は、該カメラ1bに接続されたモジュレータ20bにおいて、UHF32チャネルのRF信号に変換される。同様にして、C〜Fの各領域のカメラ1c〜1fから出力された映像信号はそれぞれ、UHF33チャネル〜UHF36チャネルのRF信号に変換される。

0042

UHF31チャネルのRF信号とUHF32チャネルのRF信号とが、1段目合波器21bで合波され、通信線22に出力される。この合成波とUHF33チャネルのRF信号とが、2段目の合波器21cで合波され、通信線22に出力される。同様にして、UHF34〜36チャネルのRF信号が順次、3〜5段目の合波器21d〜21fで合波される。
UHF31チャネル〜UHF36チャネルまでのRF信号の合成波が、制御装置23に供給される。

0043

(2)制御装置23が映像信号をスイッチする動作(図13参照)
制御装置23に入力されたUHF31チャネル〜UHF36チャネルのRF信号の合成波は、分配器110により各デモジュレータ復調器)111a〜111fに分配される。
上段のデモジュレータ111aは、上記合成波からUHF31チャネルのRF信号を抽出し、映像信号に変換する。この映像信号は、A領域のカメラ1aによって撮影された映像に相当する。同様にして、残る各デモジュレータ111b〜111fはそれぞれ、合成波からUHF32〜36チャネルのRF信号を抽出し、映像信号に変換する。各映像信号は、B〜F領域のカメラ1b〜1fによって撮影された映像に相当する。

0044

スイッチ制御回路113は、各映像スイッチ112a〜112fを、例えば実施形態1において図3を用いて説明したルールに従って切り替え制御する。これにより、最上段のモジュレータ114aには、A領域の各モニタ2aに表示する映像信号が供給される。同様にして、残る各モジュレータ114b〜114fにもそれぞれ、B〜F領域のモニタ2b〜2fに表示する映像信号が供給される。

0045

最上段のモジュレータ114aは、供給された映像信号を、UHF37チャネルのRF信号に変換する。同様にして、残る各モジュレータ114b〜114fもそれぞれ、供給された映像信号を、UHF38チャネル〜UHF42チャネルのRF信号に変換する。
各モジュレータ114a〜114fから出力されたRF信号は、合波器115により合波され、UHF37チャネル〜UHF42チャネルのRF信号の合成波として通信線24に出力される。

0046

(3)制御装置23からA〜F領域のモニタ2a〜2fに映像信号を伝送する動作
制御装置23から出力されたUHF37チャネル〜UHF42チャネルのRF信号の合成波は、最前段の分配器25fにより、F領域のモニタ2fに接続されたデモジュレータ26fと、次段の分配器25e(図示を省略する)とに分配される。各分配器による同様の分配により、残る各デモジュレータ26a〜26eに、上記合成波が分配される。

0047

A領域のモニタ2aに接続されたデモジュレータ26aは、上記合成波からUHF37チャネルのRF信号を抽出して映像信号に変換し、該モニタ2aに出力する。同様にして、残るB〜F領域のモニタ2b〜2fもそれぞれ、UHF38チャネル〜UHF42チャネルのRF信号を抽出して映像信号に変換し、各モニタ2b〜2fに出力する。

0048

なお、NTSC方式を採用すれば、映像信号だけでなく音声信号も通信線22、24に載せることができる。したがって、この伝送方式を実施形態2にも適用できる。但し、音声認識を行う場合は、制御装置23の中で分解される各チャネルの映像信号から音声信号を分離し、これを音声認識装置に入力するようにする必要がある。また、各モニタ2a〜2fがUHFチューナを内蔵している場合は、該モニタ2a〜2fに接続されている各デモジュレータ26a〜26fを省略できる。

0049

また、データ量が比較的少量の場合又はデータ伝送高速に行うことができる場合には、図1に示す構成に代えて図14(a)に示す構成を採用してもよい。以下、A〜F領域のカメラ1a〜1fからA〜F領域のモニタ2a〜2fに映像信号を伝送する動作を説明する。

0050

A領域のカメラ1aから出力された映像信号をディジタル化し、図14(b)に示すように送信元アドレスを付す。このデータは、ネットワークコントローラ30aを介してLAN31上に送信される。
制御装置32は、LAN31上に送信された各映像信号を受信し、例えば実施形態1において図3を用いて説明したルールに従って決定された該各映像信号を表示するモニタのアドレスを付してLAN31上に再度送信する。

0051

各ネットワークコントローラ30a〜30fは、LAN31上に送信されたデータのうち、自己のアドレスが付されているデータを抽出し、映像を再構築して各モニタ2a〜2fに表示する。なお、映像信号だけでなく音声信号もLAN31に載せることができる。したがって、この伝送方式を実施形態2にも適用できる。

0052

以上のように、図12又は図14(a)に示す構成を採用することにより、配線数を大幅に減らすことができる。

発明の効果

0053

請求項1又は2の発明によれば、異なる分断領域に居る人同士が互いに相手の様子(顔色や仕事の様子)を知ることができる。よって、お互いが隔たりのないワン・フロアに居るかのように感じることができるという効果がある。特に、映像の双方向接続の対を作る場合、一方が他方を視認している状態では、他方も一方を視認できる。よって、相互の確認や意志の伝達が容易になるため、部屋番号順やランダムに巡回表示を行う場合よりも臨場感が増す。また、分断領域数が多い場合は、異なる分断領域に居る人同士が互いに相手の様子を知るために長時間を要することになるため、監視されているという意識が生じるおそれがある。これに対して、双方向接続の対を作る場合は、このような意識が生じることがない。

0054

特に、請求項2の発明によれば、ユーザが領域指定スイッチを操作して所望の分断領域を指定すると、該ユーザの居る分断領域と該ユーザの指定した分断領域とで、映像及び音声の双方向接続の状態になる。よって、互いに異なる小空間に居ながらにして、対話できるという効果がある。また、ユーザは、対話を要請する前に、モニタに表示されている映像から、所定の分断領域に対話したい相手がいて、且つ、対話できる状態にあるか否かを判断できる。よって、電話やテレビ電話とは異なり、対話したい相手の状況を映像から判断した上で対話を要請できるという効果がある。

図面の簡単な説明

0055

図1実施形態1に係るVOFシステムの概略構成を示すブロック図。
図2制御装置の構成例を示す図。
図3スイッチ制御回路によるスイッチ群の制御方法の一例を説明するためのタイミングチャート。
図4同制御方法の変形例を説明するためのタイミングチャート。
図5同制御方法の他の変形例を説明するためのタイミングチャート。
図6同制御方法の他の変形例を説明するためのタイミングチャート。
図7実施形態2に係るVOFシステムの概略構成を示すブロック図。
図8領域指定スイッチの斜視図。
図9制御装置の構成例を示す図。
図10スイッチ制御回路によるスイッチ群の制御方法の一例を説明するためのタイミングチャート。
図11音声認識装置を備えたVOFシステムの概略構成を示すブロック図。
図12信号伝送形態の変形例を示すブロック図。
図13図11に示す制御装置の構成例を示す図。
図14信号伝送形態の他の変形例を示すブロック図。

--

0056

1カメラ
2モニタ
3マイク
4スピーカ
5 スイッチ
10、11、12制御装置
13音声認識装置
14メモリ
20モジュレータ
21合波器
22、24通信線
23 制御装置
25分配器
26デモジュレータ
30ネットワークコントローラ
31 LAN
32 制御装置
100、102映像スイッチ群
101、104スイッチ制御回路
103音声スイッチ群
110 分配器
111 デモジュレータ
112 映像スイッチ群
113 スイッチ制御回路
114 モジュレータ
115 合波器

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