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技術 ア—ムレスト

出願人 宇土博宇土明子
発明者 宇土博宇土明子宇土昌宏
出願日 1999年5月18日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 1999-136682
公開日 2000年2月18日 (19年5ヶ月経過) 公開番号 2000-047795
状態 特許登録済
技術分野 キーボード等からの入力 表示による位置入力
主要キーワード 長手方向両端付近 肩甲帯 作業机 筋負担 大円筋 反復移動 ワープロ入力 やぐら
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年2月18日)のものです。
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図面 (11)

課題

キーボード前縁部に配置され、操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作補助するために、から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能とする。

解決手段

アームレスト部1の長手方向両端付近拡幅した拡大支持部12および/または肘用張出し部13を形設し、かつ、該拡大支持部12を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウスパッド2(21,22)を張設したものとする。ここで、マウスパッド2の中央部21はスペースキー4に対向し、拡大支持部22は概略テンキー5に対向し、かつテンキー5の外側(右側)に張り出すように形成又は配置される。また、キーボード3のスペースキー4に対向する中央部11(21)から、長手方向両端及び横断方向の操作側指向してそれぞれ負勾配を有するように斜面形成している。

概要

背景

事務労働において、OA機器キーボード操作は、データ入力マンパワーで賄うVDT作業の主要な項目に挙げられており、従来より上肢を空間に保持し反復使用する作業態様から頸肩腕障害に代表される健康障害が多発することが問題とされてきた。本発明者は、先にVDT作業用アームレスト(実用新案登録第2505528号:以下、先願装置。)を提案している。

また、近年はOSの進化が急であり、マンマシンインターフェースGUIが主流となっており、入力手段としてキーボードマウスを併用(可能と)するものが殆どである。

VDT作業に伴う健康障害は、当初から、前傾姿勢体幹から離して上肢を空間に保持する作業姿勢手指の反復使用をする作業の負担によって起こる神経と筋肉疲労性のものであると指摘されてきたが、新たにマウス操作を含めた作業性や疲労軽減対策を考慮する必要がある。

これまでにも、この作業による疲労の緩和を目的として種々のリストレストパームレスト(以下、代表してパームレストという。)が提案されてきたが、マウス操作を含む作業性の改善(疲労の緩和)については十分に考慮されていない。これには、本発明者の提案した先願装置も含まれるが、アームレストという点では一線を画しており、本発明の先行技術となる。

従来の多くのパームレストは、マウスパッドを分離したままで使用している。(分離型

こうしたなかで、わずかながらパームレストとマウスパッドの一体型結合型)を志向した例をみることができる。

パームレストとキーボードを載せる台(キーボード台)が一体型で、キーボード台からマウスパッドを引き出すように構成されている。ここでは、分離型と同様にキーボードの片側(右)でマウスパッドを使用し、かつパームレストとは段差がある。〔登録実用新案公報第3043575号〕

パームレストとキーボードを載せる台が一体型で、キーボード台にマウスパッドが結合した構成とされている。ここでも、分離型と同様にキーボードの片側(右)でマウスパッドを使用し、かつパームレストとは段差がある。〔米国製品(出願不明)〕

パームレストが、キーボード配置板及びマウス操作板を備えた構成とされている。マウス操作板は、パームレストとほぼ同じ高さでキーボードとCRTとの間の中央位置(キーボードの奥側)に配置されている。〔特許公報第2687814号〕

概要

キーボードの前縁部に配置され、操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作を補助するために、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能とする。

アームレスト部1の長手方向両端付近拡幅した拡大支持部12および/または肘用張出し部13を形設し、かつ、該拡大支持部12を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウスパッド2(21,22)を張設したものとする。ここで、マウスパッド2の中央部21はスペースキー4に対向し、拡大支持部22は概略テンキー5に対向し、かつテンキー5の外側(右側)に張り出すように形成又は配置される。また、キーボード3のスペースキー4に対向する中央部11(21)から、長手方向両端及び横断方向の操作側指向してそれぞれ負勾配を有するように斜面形成している。

目的

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、キーボードの前縁部に配置され操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作を補助するアームレストについて、専用機器として種々のキーボードに適応可能な単体構成とされ、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたアームレストを提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

キーボード前縁部に配置され、操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作補助するためのアームレストにおいて、アームレスト部の長手方向両端付近拡幅形成した拡大支持部を設け、かつ、該拡大支持部を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウス操作領域を設けてなり、から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたことを特徴とするアームレスト。

請求項2

キーボードの前縁部に配置され、操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作を補助するためのアームレストにおいて、少なくとも横断方向に前腕部を支持可能な幅面積と、机上面からキーボードのスペースキーキートップ机上面からキーボードのスペースキーを押下(打鍵)したときのキートップまでと同等かそれより低い厚み又は該キートップと同一レベルに調整可能な高さ調節手段を有し、アームレス部の長手方向両端付近で拡幅した拡大支持部および/または肘用張出し部を形設し、かつ、該拡大支持部を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウスパッド張設してなり、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたことを特徴とするアームレスト。

請求項3

拡大支持部が、キーボードのテンキーより外側に張り出すように形成又は配置されるものである請求項1又は2記載のアームレスト。

請求項4

キーボードのスペースキーに対向する中央部から、長手方向両端及び横断方向の操作側指向してそれぞれ負勾配を有するように斜面形成した請求項1又は2記載のアームレスト。

請求項5

本体であるアームレスト部を着脱可能な枠体を設けて分離構成するとともに、前記枠体の長手方向両端又はキーボード側の底部にヒンジ手段を設けてキーボード側へ反転可能とした請求項1又は2記載のアームレスト。

技術分野

0001

本発明は、キーボード前縁部に配置され操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作補助するアームレスト係り、詳しくは、から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたアームレストに関する。

0002

ここで、アームレストというときの「アームフォアアーム)」は、字句どおり肘から手首に至る前腕(部)を意味しており、リストレストパームレストにおける「リスト(手首)」や「パーム)」と混同してはならない。(従来の技術の欄において後述。)

0003

したがって、本発明(の事実認定)に関しては、リストレストやパームレストに関する技術(課題及び解決手段)とは対比的に把握されることになる。

背景技術

0004

事務労働において、OA機器キーボード操作は、データ入力マンパワーで賄うVDT作業の主要な項目に挙げられており、従来より上肢を空間に保持し反復使用する作業態様から頸肩腕障害に代表される健康障害が多発することが問題とされてきた。本発明者は、先にVDT作業用アームレスト(実用新案登録第2505528号:以下、先願装置。)を提案している。

0005

また、近年はOSの進化が急であり、マンマシンインターフェースGUIが主流となっており、入力手段としてキーボードとマウスを併用(可能と)するものが殆どである。

0006

VDT作業に伴う健康障害は、当初から、前傾姿勢、肘を体幹から離して上肢を空間に保持する作業姿勢手指の反復使用をする作業の負担によって起こる神経と筋肉疲労性のものであると指摘されてきたが、新たにマウス操作を含めた作業性や疲労軽減対策を考慮する必要がある。

0007

これまでにも、この作業による疲労の緩和を目的として種々のリストレストやパームレスト(以下、代表してパームレストという。)が提案されてきたが、マウス操作を含む作業性の改善(疲労の緩和)については十分に考慮されていない。これには、本発明者の提案した先願装置も含まれるが、アームレストという点では一線を画しており、本発明の先行技術となる。

0008

従来の多くのパームレストは、マウスパッドを分離したままで使用している。(分離型

0009

こうしたなかで、わずかながらパームレストとマウスパッドの一体型結合型)を志向した例をみることができる。

0010

パームレストとキーボードを載せる台(キーボード台)が一体型で、キーボード台からマウスパッドを引き出すように構成されている。ここでは、分離型と同様にキーボードの片側(右)でマウスパッドを使用し、かつパームレストとは段差がある。〔登録実用新案公報第3043575号〕

0011

パームレストとキーボードを載せる台が一体型で、キーボード台にマウスパッドが結合した構成とされている。ここでも、分離型と同様にキーボードの片側(右)でマウスパッドを使用し、かつパームレストとは段差がある。〔米国製品(出願不明)〕

0012

パームレストが、キーボード配置板及びマウス操作板を備えた構成とされている。マウス操作板は、パームレストとほぼ同じ高さでキーボードとCRTとの間の中央位置(キーボードの奥側)に配置されている。〔特許公報第2687814号〕

発明が解決しようとする課題

0013

しかしながら、キーボードの片側(右)でマウスパッドを使用する形式では、ホームポジションキーに指を置いた場合の親指の位置(スペースキー)とマウスパッドの距離が大きくなり(約41cm)、キーとマウスを併用する場合に、スペースキーとマウスの位置に片手(右)を反復移動させるため操作性が悪いことと、肩関節(右)の内旋外旋時の肩甲帯筋群(内旋には棘下筋小円筋が関係し、外旋には肩甲下筋大円筋大胸筋広背筋が関連する。)や肩関節の外転による肩(僧帽筋)の筋負担が大きいことが指摘できる。

0014

また、キーボードの奥側でマウスパッドを使用する形式では、肘を体幹から離して、空間に浮かせてマウス操作を行う必要があるため、操作時に肩(僧帽筋)、上腕筋三角筋)の負担が大きい。また、スペースキーとマウスパッドの距離もかなり大きく(約28cm)、キーボードを越えて上肢を上げ下ろしするため上腕筋(三角筋)の負担が大きい。さらに、操作時に誤ってキーに触れる恐れがある等問題が多い。

0015

このように、健康障害の予防という点から、作業姿勢を含む作業状態解析を丹念にしてみるとき、アームレストは以下の構成を有するものであることが好ましい。なお、アームレストを使用すると、使用しない時に比して、腕橈骨筋上腕二頭筋、三角筋、肩甲下筋、僧帽筋等の筋電位が減少する(緊張が緩和される)との報告もあり、アームレストの有効性については疑義がない。

0016

まず、少なくとも手首から前腕及び肘まで広く支えるために幅広で、手前に向かって外側へ張り出す前腕を支持するために両端部付近では手前(操作側)に前腕の支持部が張り出している(拡幅されている)こと。

0017

また、高さ調節可能で、肩の挙上を軽減し、かつ前腕との密着性を良くするためにスペースキー位置に対向する中央部から左右外側(両端)方向と手前方向にそれぞれ傾斜(負勾配)を有すること。

0018

また、スペースキー位置に対向する中央部の約5cm左側から片端(右)のテンキー対応部までの広い面積にマウスパッドを備え、この範囲で自由にマウス操作できること。この際、拡大支持部(右)を設けることにより、前腕を支持しながらマウス操作ができること。

0019

さらに、奥行きの狭いでも使用できるように、アームレストの長手方向両端又は奥側(キーボード側)の底面にヒンジ手段を設けて、机上の前縁に固定可能で、かつキーボード側へ反転可能であること。

0020

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、キーボードの前縁部に配置され操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作を補助するアームレストについて、専用機器として種々のキーボードに適応可能な単体構成とされ、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたアームレストを提供するものである。

0021

そして、打鍵作業及びマウス操作における頸、肩、腕の負担を軽減することにより頸肩腕障害等の予防効果を改善する。

課題を解決するための手段

0022

課題を達成するために本発明は、キーボードの前縁部に配置され、操作時に前腕部を載せて打鍵作業及びマウス操作を補助するために改善されたアームレストであって、アームレスト部の長手方向両端付近で拡幅形成した拡大支持部および/または肘用張出し部を設け、かつ、該拡大支持部を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウスパッドを設けてなり、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボードの直近で前腕を支持しながらマウス操作可能としたことを特徴とするものである。

発明を実施するための最良の形態

0023

本発明の実施の形態は、上記構成において、少なくとも横断方向に前腕部を支持可能な幅面積と、机上面からキーボードのスペースキーを押下(打鍵)したときのキートップまでと同等かそれより低い厚み又は該キートップと同一レベルに調整可能な高さ調節手段とを有し、拡大支持部は、キーボードのテンキーより外側に張り出すように形成されている。そして、アームレストの上面は、キーボードのスペースキーに対向する中央部から、長手方向両端及び横断方向の操作側を指向してそれぞれ負勾配を有するように斜面形成されるのが好ましい。また、必要に応じて、本体であるアームレスト部を着脱可能な枠体を設けて分離構成するとともに、前記枠体の長手方向両端又はキーボード側の底部にヒンジ手段を設けてキーボード側へ反転可能とする場合がある。

0024

本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する。便宜的に、図1図4を第一実施例、図5を第一実施例を構成変更した他の実施例、図6〜8を第二実施例、及び図10を第二実施例を構成変更した他の実施例とする。

0025

図1及び図6は、本発明を具体化した2種類(第一実施例及び第二実施例)のアームレストのそれぞれ(a)平面図、及び(b)正面図である。ここで、構成上の差異は、テンキーの操作頻度による適応を考慮した拡大支持部及びマウス操作領域(マウスパッド)の形状(概外形の差異を含む)にある。したがって、主要構成(技術的思想)は共通するので、以下並列して説明し、構成及び作用効果の差異についてはその都度述べるものとする。

0026

ここで、各図に共通して1がアームレスト(部)、11が中央部、12が拡大支持部、13が肘用張出し部、2がマウス操作領域(マウスパッド)、21が中央部、22が拡大支持部、3がキーボード、4がスペースキー、5がテンキー、及び6が作業用机である。なお、図2図4、及び図6図9のマウス操作領域(マウスパッド)に係る符号に関し、構成要素を細分した異なる符号をつけている。

0027

図示するように、肘から手首に至るほぼ前腕部全体を支持可能で、キーボード(3)の直近で前腕を支持しながらマウス操作可能とするために、アームレスト部(1)の長手方向両端付近で拡幅形成した拡大支持部(12;22)を設けるとともに、拡大支持部(12;22)を含む少なくとも中央から片端に至る同一表面にマウス操作領域(2)[以下、マウスパッドと同義。]を設ける。

0028

ここで、少なくとも横断方向に前腕部を支持可能な幅面積と、机上面からキーボード(3)のスペースキー(4)を押下(打鍵)したときのキートップまでと同等かそれより低い厚み又は該キートップと同一レベルに調整可能な高さ調節手段〔図示省略〕とを有し、キーボード(3)のスペースキー(4)に対向する中央部から長手方向両端及び横断方向の操作側を指向してそれぞれ負勾配を有するように斜面形成した構成とする。〔図2(b) 、図3図7(b) 及び図8参照。〕また、長手方向両端(側縁)又はキーボード側の底面(側縁)にキーボード側へ反転可能なヒンジ手段〔後述の図5及び図10の符号7〕を設ける場合がある。(他の実施例において後述する。)

0029

各部について以下詳説する。ここでは、デスクトップ型DOS/Vパソコン日本語キーボード〔富士通株式会社製モデルFMKB132〕に対する適用例を、理解を助けるために数値(寸法)を例示しながら説明する。

0030

図2及び図7に示すアームレスト(1)は、長手方向(横幅)が55cm〔図2〕〜67cm〔図7〕、横断方向(縦幅)が最小(中央部11)16cm〔図2図7共通〕、最大(右端の拡大支持部12)25cm〔図2〕〜27cm〔図7〕である。なお、左端の肘用張出し部(13)は21cm〔図2〕〜24cm〔図7〕である。以下、寸法を範囲指定した場合は上記に倣う。当然のことながら、左利き用に左右勝手違いであってもよいし、拡大支持部(12)を左右端に対称的に設けて右利き左利き兼用としてもよい。以下、右利き用を例にとって述べる。

0031

マウス操作領域(2;200)は、一枚のマウスパッドを張設した単一面としてもよいし〔図1(a) 及び図6(a) 〕、中央部(21;221)と拡大支持部(22;222)〔又は拡大支持部の左領域(222L)及び右領域(222R)〕に分離又は区画して二枚(221,222) 又は三枚(221,222;222L,222R) のマウスパッドを張設した分割面としてもよい〔後述の図5(b) 及び図10(b) 〕。ここでは、スペースキーとマウス(パッド)間の距離を詰め、アームレストとの段差を解消し、両肩幅の範囲内でマウス操作可能とするために、アームレスト(1;100) 上の少なくとも中央部(11;101)と拡大支持部(12;102)にマウス操作領域(2;200)をもち、キー操作(テンキー操作を含む。)とマウス操作の頻度に応じてそれぞれ使い分けができるような構成とするという点が重要である。なお、パッドの概外形や模様色彩については意匠的な変更は自由であるのは言うまでもない。

0032

マウス操作領域(2;200)の中央部(21;221)の形成は、スペースキー(4)に対向し、横断方向(縦幅)の中央にマウスパッドの中央(中心)がくるようにする。一方、マウス操作領域(2;200)の拡大支持部(22;222)は、概略テンキー(5)に対向している。〔図1(a),図5(b) 〕

0033

なお、テンキー(5)の操作頻度が高い場合を考慮したマウス操作領域(2;200)の形成においては、拡大支持部(22;222)の右端がテンキー(5)の右端より約10cm外側(長手方向右側) に張り出すように延設され、後述の左領域(222L)と右領域(222R)を有するものとされる。〔図6(a),図10(b) 〕

0034

実際にマウスが動く範囲は、ポインター画面上下左右の端から端まで動かした場合にも横方向3cm,縦方向2cm程度である。したがって、直径10cmのマウス操作領域(パッド面積)が確保されれば、キーボード(3)によるスペースキー(4)の位置の差を殆ど吸収してしまう。なお、中央部(21;221)のマウス操作領域を区画しないで、拡大支持部(22;222)を含み一枚のマウスパッド(2;200)を張設した単一面とした場合〔図1(a) 及び図6(a) 〕は、ポインターの動きに関する操作上の危惧は難無く解消する。

0035

また、現在(先願装置)のアームレストでは、ホームポジションに指を置いた腕の位置で、前腕部を手関節横紋から前腕までを約10cm保持しているが、本発明ではこれを不十分として拡大支持部(12;102) 及び肘用張出し部(13;103)を設けている。

0036

拡大支持部(12;102)は、テンキーに対向する左端から27cm〜31cmの位置から緩やかにせり出し、41cm〜53cmの位置でピークの9cm(最大幅25cm)〜11cm(最大幅27cm)となり、以後緩やかに湾曲して右端に収束する曲線を描く形状とする。

0037

これにより、マウスがスペースキー(4)の中央から4.5cm 程度左に寄っても、中央部(21;221)でのマウス操作時に前腕部がアームレスト(1;100)からはみ出すことなく、前腕部を手関節横紋から約19cmないし25cm保持することができる。キーボード操作及びマウス操作に係るアームレストの断面視説明図を図3及び図8に、マウス操作に係る使用状態の説明図を図4及び図9に示す。

0038

上記構成の各アームレストを使用することにより、次のような作用効果が導かれる。
(1)手首だけを支持する幅の狭いパームレスト(約6cm)では、手首の神経(尺骨神経)が圧迫され痛みやしびれを起こしやすいが、このような問題点を解消できる。すなわち、本発明構成のアームレストは中央部(11;101)の幅(最小)が16cmと広く、かつアームレスト部(1;100) が左側で5cm〜8cm手前に張り出した肘用張出し部(13;103)と、右側で9cm〜11cm手前に張り出した拡大支持部(12;102)を有しており、手首、前腕・肘にかけて広い面積で支えるため神経を圧迫せず痛みやしびれを生じない。

0039

(2)体重の約5%に相当する片腕の重さをほぼ前腕部全体で支えることにより、肩の筋肉(僧帽筋)、上腕筋(三角筋)及び前腕筋(腕橈骨筋)等の負担が軽減され、肩甲帯や上肢の痛みを解消又は予防できる。

0040

(3)アームレストがなく、机で前腕を支える場合は机とキーボードの段差により手首が背屈し、手首の神経(正中神経)を圧迫して、その麻痺を来す手根管症候群を起こしやすいが、このような問題点を解消できる。すなわち、アームレストをキーボードの高さに合わせることができるため、手指、手首及び前腕をまっすぐに保ち手根管症候群を予防する。

0041

(4)マウスパッドがアームレストと同一平面にあり、アームレストで手首や前腕を支えながらマウス操作することによって、マウス操作時の肩、上腕、前腕及び手首の負担を軽減する。

0042

(5)中央部のマウスパッドは、ワープロ入力等キー操作に比してマウス操作の頻度が少ない場合に使用する。中央部にマウスを置くことにより右親指のキーポジション(スペースキー)からマウスまでの距離(移動距離)が13cm程度に短縮されるため、肩関節の内・外旋運動の範囲を減少させ肩甲帯筋の負担を軽減するとともに、移動時間が短縮され操作性が向上する。

0043

(6)中央部でのマウス操作時には、右前腕が手前に近づくためアームレストからはみ出しパームレストと同様な状況となる。これを防ぐためアームレストの右手前を約9cm〜11cm張り出して形成した拡大支持部(12;102)で右前腕を支持する。これにより、前腕部(右)を約19cm〜25cm支えることができる。

0044

(7)拡大支持部のマウスパッド(22;222)は、主に図表作成等キー操作に比してマウス操作の頻度が高い場合に使用する。このパッドは、テンキーのやや左側にあり、従来の外付け式(又は単体使用)のマウスパッドに比して右親指のホームキーポジション(スペースキー)からマウスまでの距離(移動距離)が16cm程度に短縮されるため、肩関節の内・外旋運動の範囲を減少させ肩甲帯筋の負担を軽減するとともに、移動時間が短縮され操作性が向上する。また、アームレストの右側が手前に張り出しているため前腕(右)を約9cm〜11cm支えながら操作することができるので、手関節の圧迫が解消され、かつ、肩甲帯筋の負担が軽減される。

0045

(7')図10(b)における拡大支持部(222) の右領域のマウスパッド(222R)は、テンキーの操作頻度が高い場合に使用する。このパッドは、テンキーの右側(外側)にあり、マウスがテンキー操作時の前腕の邪魔にならないようにテンキーの右側(外側)でマウス操作をおこなう。また、拡大支持部(222) の左領域(222L)でマウス操作をおこない、テンキー操作時のみ一時的にこの右領域のパッド(222R)にマウスを格納(退避)するという使用方法もとれる。この構成によると、従来の外付け式(又は単体使用)のマウスパッドに比して右親指のホームキーポジション(スペースキー)からマウスまでの距離(移動距離)が34cm程度に短縮されるため、上記同様に肩甲帯筋の負担を軽減され操作性が向上する。また、拡大支持部(102;222) により前腕(右)を約11cm支えるため、上記同様に手関節の圧迫が解消され、かつ、肩甲帯筋の負担が軽減される。

0046

(8)マウスパッドがアームレストの横幅に収まるため、両肩幅の範囲内でマウス操作が可能となり、しかも横幅の狭い机でも使用できる。さらに、キーボード側への反転機構(ヒンジ手段)を具備したものは、奥行き狭い机でも使用できるので、省スペースの点においても利便性を有する。

0047

(9) 全体として、キー操作及びマウス操作の作業性を改善できるので、頸肩腕障害や手根管症候群の発症予防効果が大きい。加えて、使用者に対向するアームレストの縁部が中央部では入江状又は湾状に欠けている曲線形状(拡大支持部及び肘用張出し部に対する狭幅部)を有するので、この部分に使用者の腹部陥入対置させることにより、使用者とキーボード及びVDT画面との距離を近づけることができる。

0048

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その保護範囲を逸脱しない限り、VDT周辺機器として市販のあらゆるキーボードに適応すべく、厚み(高さ)や長さ(横)を調整自在に構成したり、概外形を含む意匠を変更したりする程度の改変は自由である。例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータノートパソコン)への適用においては、キーボード側の縁部を凹状に切り欠き形成して既設のパームレスト部を抱え込むように改変してもよい。

0049

さらに、OAデスクその他のコンピュータを載置する作業机作業台やぐら炬燵を含む。)への適用において新規机面構成を示唆することができる。例えば、本発明構成のアームレストを単板構成天板の縁部に結合して作業台に載置し、該天板の上にキーボード及びOA機器を載置してその重量により机面固定して使用する可搬的なアームレスト付天板を構成すること、机面内の一部に組み込んで(包含又は融合させて)一体化した構成とすること、又は机面との整合性を有して出没可能で折り畳み収納可能に結合した構成とすること等である。当然のことながら、いずれの場合も本発明のアームレストの入江状又は湾状の縁部が使用者に対向配置される。〔図示省略〕

0050

また、アームレストを枠体と本体とで着脱可能に分離構成し、使用者がそれぞれ専用の本体を所有し、取替えて使用することも考慮されてよい。この構成例を図5及び図10に示す。

0051

図示するように、ここでは枠体(10)を机上部前縁(操作側)にキーボード側へ反転可能にヒンジ(7)固定し、アームレスト部(100)〔本体〕を該枠体(10)に着脱可能に分離構成している。したがって、枠体(10)は机上固定とされ、アームレスト部(100)を入子として使用するものである。

0052

この点では、アームレスト部(100)とマウスパッド(200;221,222[222L,222R])を取替え可能な被覆体表装)として構成することにより、同様の使用形態をとれるようにしてもよい。〔図示省略〕

図面の簡単な説明

0053

図1本発明の第一実施例であるアームレストの(a)平面図、及び(b)正面図である。
図2同じく、その詳細を示す(a)平面視説明図、及び(b)正面視説明図である。
図3同じく、キーボード操作及びマウス操作に係るアームレストの断面視説明図である。
図4同じく、マウス操作に係る使用状態を示す説明図である。
図5第一実施例を構成変更した他の実施例を示す構成概要図である。
図6本発明の第二実施例であるアームレストの(a)平面図、及び(b)正面図である。
図7同じく、その詳細を示す(a)平面視説明図、及び(b)正面視説明図である。
図8同じく、キーボード操作及びマウス操作に係るアームレストの断面視説明図である。
図9同じく、マウス操作に係る使用状態を示す説明図である。
図10 第二実施例を構成変更した他の実施例を示す構成概要図である。

--

0054

1アームレスト(部)
11 中央部
12 拡大支持部
13肘用張出し部
2マウス操作領域(マウスパッド)
21 中央部
22 拡大支持部
3キーボード
4スペースキー
5テンキー
6作業用机
7ヒンジ手段
10枠体
100 アームレスト部(本体)
101 中央部
102 拡大支持部
103 肘用張出し部
200 マウス操作領域(マウスパッド)
221 中央部
222 拡大支持部
222L 拡大支持部左領域(マウスパッド左)
222R 拡大支持部右領域(マウスパッド右)

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