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技術 階段昇降機

出願人 中央エレベーター工業株式会社
発明者 森重達夫岩本晃
出願日 1998年7月17日 (22年5ヶ月経過) 出願番号 1998-219640
公開日 2000年2月2日 (20年11ヶ月経過) 公開番号 2000-034077
状態 未査定
技術分野 エレベータの種類及び形式
主要キーワード 駆動箱 ベアリング球 ネジ管 内側球 ブレーキ付モータ 外側球 往復駆動装置 球面体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年2月2日)のものです。
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図面 (11)

課題

主として屋外に設置され勾配が変化し又は曲りを伴う階段であっても適合可能な階段昇降機を提供すること。

解決手段

体形状が環状でありかつ下部レール5と上部レール6が平行して設けられたチューブ状のガイドレール2を階段に沿って設ける。ガイドレール2内に可撓性のある索条9を収容する。下部レール5及び上部レール6には移動可能な昇降体4を設け、昇降体4には下部レール5と摺動自在に接合する下部ハンガー15と上部レール6と摺動自在に接合する上部ハンガー16を設ける。索条9と連結した連結アーム23を下部レール5から突出して下部ハンガー15と連結する。索条9は往復駆動装置10,11によって往復駆動する。昇降体4は機枠12を有し機枠12の下端部に床台13を設け上端部に安全14を設けている。

概要

背景

階段に沿って昇降する階段昇降機は従来から知られており、近年では建物内の階段はもとより駅構内からプラットホームへ通ずる階段等にも設置されている。

従来提案された階段昇降機は、建物又は駅構内など屋内に設置されることを目的に開発されたものであって、雨又はなどに対処できる構造ではなかった。

一方、屋外に設置されている階段は多く、歩行が困難な人や車椅子を利用する人が補助者なしで階段を昇降できれば、彼らの行動範囲が大きく広がることになる。ここに、屋外に設置された階段に適合する階段昇降機が要望される所以となる。

概要

主として屋外に設置され勾配が変化し又は曲りを伴う階段であっても適合可能な階段昇降機を提供すること。

体形状が環状でありかつ下部レール5と上部レール6が平行して設けられたチューブ状のガイドレール2を階段に沿って設ける。ガイドレール2内に可撓性のある索条9を収容する。下部レール5及び上部レール6には移動可能な昇降体4を設け、昇降体4には下部レール5と摺動自在に接合する下部ハンガー15と上部レール6と摺動自在に接合する上部ハンガー16を設ける。索条9と連結した連結アーム23を下部レール5から突出して下部ハンガー15と連結する。索条9は往復駆動装置10,11によって往復駆動する。昇降体4は機枠12を有し機枠12の下端部に床台13を設け上端部に安全14を設けている。

目的

本発明は、主として屋外に設置され、勾配が変化し又は曲りを伴う階段であっても適合可能な階段昇降機を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

階段に沿って設けられ全体形状が環状でありかつ下部レール(5)と上部レール(6)が平行して設けられたチューブ状のガイドレール(2)と、該ガイドレール(2)内に収容した可撓性のある索条(9)と、前記下部レール(5)及び上部レール(6)に沿って移動可能な昇降体(4)とを備え、該昇降体(4)には下部レール(5)と摺動自在に接合する下部ハンガー(15)と上部レール(6)と摺動自在に接合する上部ハンガー(16)を設け、前記索条(9)と連結した連結アーム(23)を前記下部レール(5)から突出して下部ハンガー(15)と連結し、前記ガイドレール(2)の端部に索条(9)を往復駆動させる往復駆動装置(10,11)を設けたことを特徴とする階段昇降機

請求項2

ガイドレール(2)は、階段頂部又は階段裾部では第1の接続管(7)によって下部及び上部レール(5,6)が接続されており該第1の接続管(7)に索条(9)の往復駆動装置(10,11)が組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項3

ガイドレール(2)は、階段裾部では第2の接続管(8)が平面視U字状にかつ下向きに折曲されており、該第2の接続管(8)を昇降体(4)の係留部としたことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項4

ガイドレール(2)は、下部レール(5)に索条(9)と連結した連結アーム(23)が突出する軸線に沿ったスリット(5a)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項5

昇降体(4)は、機枠(12)を有し、該機枠(12)の下端部に床台(13)を設け、上端部に安全(14)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項6

昇降体(4)の床台(13)及び安全柵(14)は、機枠(12)への取付部を回動自在に設けたことを特徴とする請求項5に記載の階段昇降機。

請求項7

索条(9)は、球体関節(30)と脚部関節(31)とが交互に配設され、該球体関節(30)と脚部関節(31)の内部にワイヤー(32)を挿入して連結したものであって、球体関節(30)は全体形状を球状体に形成し、脚部関節(31)は前記球体関節(30)との接合部が当該球体関節(30)の球面部と同じ曲率による球体受部(41)を形成し、該球体受部(41)に球体関節(30)の球面部を接合したことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項8

球体関節(30)は、ワイヤーを通す通孔(35)の軸方向に直交する方向の外周面複数個ベアリング球(36)を設けたことを特徴とする請求項7に記載の階段昇降機。

請求項9

ベアリング球(36)は、該ベアリング球(36)を収納している穴部の隅部に小球(38)を配設したものであることを特徴とする請求項8に記載の階段昇降機。

請求項10

球体関節(30)は、第1の球体(33)と第2の球体(34)をねじ結合して全体を球状体に形成したことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項11

球体関節(30)は、通孔(35)の中心部に当該球体関節(30)の球面と同心円の内側球面部(35a)を形成すると共に、外側球面部に開口する孔部が開口部を内側球面部(35a)よりも大径になるテーパ状に形成したことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項12

脚部関節(31)は、両端部にフランジ部(40)が設けられ、球体受部(41)を当該フランジ部(40)の開口孔部に形成したことを特徴とする請求項7に記載の階段昇降機。

請求項13

索条(9)は、脚部関節(31)の球体受部(41)に球体関節(30)の球面部を接合し、該球体関節(30)と脚部関節(31)をネジ管(43)によりねじ結合し、該ネジ管(43)の頭部(44)の外形を球体関節(30)の通孔(35)に形成した内側球面部(35a)と同じ曲率にして当該頭部(44)を内側球面部(35a)と接合したことを特徴とする請求項7から請求項12のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項14

索条(9)は、ワイヤー(32)の終端部が端部固定管(50)に固定され、各端部固定管(50)に設けたフランジ部(51)どうしをコイルばね(52)によって結合して全体を環状に形成したことを特徴とする請求項7から請求項13のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項15

索条(9)は、球体関節(30)の間に球部受体(53)を設け、対向する該球部受体(53)にコイルばね(54)を装着したことを特徴とする請求項7から請求項14のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項16

連結アーム(23)は、管体部(55)及びアーム部(56)によって形成され、管体部(55)にワイヤー(32)を挿通し、アーム部(56)を下部レール(5)のスリット(5a)から突出したことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項17

下部ハンガー(15)は、断面C字状外側ケース(60)が基軸(17)によって昇降体(4)に回動自在に取り付けられたものであって、外側ケース(60)に下部レール(5)を上下から挟持する支持ローラ(19,20)を軸着したことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項18

下部ハンガー(15)は、外側ケース(60)に設けた支持ローラ(19,20)が正面視で上方2個並びに下方2個の4個であることを特徴とする請求項17に記載の階段昇降機。

請求項19

下部ハンガー(15)の支持ローラのうち、支持ローラ(19)の側面形状が鼓型をしていることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の階段昇降機。

請求項20

上部ハンガー(16)は、断面コ字状の外側ケース(70)が基軸(18)によって昇降体(4)に回動自在に取り付けられたものであって、外側ケース(70)に断面C字状の内側ケース(72)を上端及び下端を垂直な支軸(73)によって回動自在に取り付け、内側ケース(72)に上部レール(6)を上下から挟持する支持ローラ(21,22)を軸着したことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項21

上部ハンガー(16)は、2個の外側ケース(70)が連結板(71)によって回動自在に軸着されていて、外側ケース(70)の一方が基軸(18)によって昇降体(4)に軸着され、各外側ケース(70)に支持ローラ(21,22)を有する内側ケース(72)を取り付けたことを特徴とする請求項20に記載の階段昇降機。

請求項22

上部ハンガー(16)の支持ローラ(21,22)は、側面形状が鼓型をしていることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の階段昇降機。

請求項23

下部ハンガー(15)の基軸(17)及び上部ハンガー(16)の基軸(18)は、昇降体(4)に対し垂直線上に設けられていることを特徴とする請求項17から請求項22のいずれかに記載の階段昇降機。

請求項24

索条(9)を往復移動させる往復駆動装置(10,11)は、駆動箱(10)と該駆動箱(10)内でモータ駆動軸に連結されて回転駆動するスプロケット(11)を有し、第1の接続管(7)を駆動箱(10)に引き込み、第1の接続管(7)内の索条(9)とスプロケット(11)を係合させたことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。

請求項25

スプロケット(11)は、第1の接続管(7)に形成したスリット(85)から管内に挿入して索条(9)と係合させたことを特徴とする請求項24に記載の階段昇降機。

請求項26

スプロケット(11)は、回転盤(81)に平行する2枚の歯体盤(83)を設け、該歯体盤(83)を第1の接続管(7)に形成した2本のスリット(85)内に挿入して管内の索条(9)と係合させたことを特徴とする請求項24又は請求項25に記載の階段昇降機。

技術分野

0001

本発明は、階段に沿って昇降する階段昇降機に関しており、主として屋外に設置された階段に適合する昇降機に関している。

背景技術

0002

階段に沿って昇降する階段昇降機は従来から知られており、近年では建物内の階段はもとより駅構内からプラットホームへ通ずる階段等にも設置されている。

0003

従来提案された階段昇降機は、建物又は駅構内など屋内に設置されることを目的に開発されたものであって、雨又はなどに対処できる構造ではなかった。

0004

一方、屋外に設置されている階段は多く、歩行が困難な人や車椅子を利用する人が補助者なしで階段を昇降できれば、彼らの行動範囲が大きく広がることになる。ここに、屋外に設置された階段に適合する階段昇降機が要望される所以となる。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、主として屋外に設置され、勾配が変化し又は曲りを伴う階段であっても適合可能な階段昇降機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

本発明の解決手段は、階段に沿って設けられ全体形状が環状でありかつ下部レール(5)と上部レール(6)が平行して設けられたチューブ状のガイドレール(2)と、該ガイドレール(2)内に収容した可撓性のある索条(9)と、前記下部レール(5)及び上部レール(6)に沿って移動可能な昇降体(4)とを備え、該昇降体(4)には下部レール(5)と摺動自在に接合する下部ハンガー(15)と上部レール(6)と摺動自在に接合する上部ハンガー(16)を設け、前記索条(9)と連結した連結アーム(23)を前記下部レール(5)から突出して下部ハンガー(15)と連結し、前記ガイドレール(2)の端部に索条(9)を往復駆動させる往復駆動装置(10,11)を設けたことを特徴とするものであり、ガイドレール(2)は、階段頂部又は階段裾部では第1の接続管(7)によって下部及び上部レール(5,6)が接続されており該第1の接続管(7)に索条(9)の往復駆動装置(10,11)が組み込まれている。又、ガイドレール(2)は、階段裾部では第2の接続管(8)が平面視U字状にかつ下向きに折曲されており、該第2の接続管(8)を昇降体(4)の係留部としている。さらに又、ガイドレール(2)は、下部レール(5)に索条(9)と連結した連結アーム(23)が突出する軸線に沿ったスリット(5a)を設けている。

0007

昇降体(4)は、機枠(12)を有し、該機枠(12)の下端部に床台(13)を設け、上端部に安全(14)を設けたことを特徴とするものであり、昇降体(4)の床台(13)及び安全柵(14)は、機枠(12)への取付部を回動自在に設けている。

0008

索条(9)は、球体関節(30)と脚部関節(31)とが交互に配設され、該球体関節(30)と脚部関節(31)の内部にワイヤー(32)を挿入して連結したものであって、球体関節(30)は全体形状を球状体に形成し、脚部関節(31)は前記球体関節(30)との接合部が当該球体関節(30)の球面部と同じ曲率による球体受部(41)を形成し、該球体受部(41)に球体関節(30)の球面部を接合したことを特徴とするものであり、球体関節(30)は、ワイヤーを通す通孔(35)の軸方向に直交する方向の外周面複数個ベアリング球(36)を設けており、ベアリング球(36)は、該ベアリング球(36)を収納している穴部の隅部に小球(38)を配設したものである。又、球体関節(30)は、第1の球体(33)と第2の球体(34)をねじ結合して全体を球状体に形成してあり、さらに、球体関節(30)は、通孔(35)の中心部に当該球体関節(30)の球面と同心円の内側球面部(35a)を形成すると共に、外側球面部に開口する孔部が開口部を内側球面部(35a)よりも大径になるテーパ状に形成している。この他、脚部関節(31)は、両端部にフランジ部(40)が設けられ、球体受部(41)を当該フランジ部(40)の開口孔部に形成している。

0009

索条(9)は、脚部関節(31)の球体受部(41)に球体関節(30)の球面部を接合し、該球体関節(30)と脚部関節(31)をネジ管(43)によりねじ結合し、該ネジ管(43)の頭部(44)の外形を球体関節(30)の通孔(35)に形成した内側球面部(35a)と同じ曲率にして当該頭部(44)と内側球面部(35a)とを接合したことを特徴としており、又、索条(9)は、ワイヤー(32)の終端部が端部固定管(50)に固定され、各端部固定管(50)に設けたフランジ部(51)どうしをコイルばね(52)によって結合して全体を環状に形成している。さらに、索条(9)は、球体関節(30)の間に球部受体(53)を設け、対向する該球部受体(53)にコイルばね(54)を装着したことを特徴とする。

0010

連結アーム(23)は、管体部(55)及びアーム部(56)によって形成され、管体部(55)にワイヤー(32)を挿通し、アーム部(56)を下部レール(5)のスリット(5a)から突出したことを特徴とする。

0011

下部ハンガー(15)は、断面C字状外側ケース(60)が基軸(17)によって昇降体(4)に回動自在に取り付けられたものであって、外側ケース(60)に下部レール(5)を上下から挟持する支持ローラ(19,20)を軸着しており、又、下部ハンガー(15)は、外側ケース(60)に設けた支持ローラ(19,20)が正面視で上方2個並びに下方2個の4個であることを特徴とするものであり、下部ハンガー(15)の支持ローラのうち、支持ローラ(19)の側面形状が鼓型をしている。

0012

上部ハンガー(16)は、断面コ字状の外側ケース(70)が基軸(18)によって昇降体(4)に回動自在に取り付けられたものであって、外側ケース(70)に断面C字状の内側ケース(72)を上端及び下端を垂直な支軸(73)によって回動自在に取り付け、内側ケース(72)に上部レール(6)を上下から挟持する支持ローラ(21,22)を軸着したことを特徴とするものであり、又、上部ハンガー(16)は、2個の外側ケース(70)が連結板(71)によって回動自在に軸着されていて、外側ケース(70)の一方が基軸(18)によって昇降体(4)に軸着され、各外側ケース(70)に支持ローラ(21,22)を有する内側ケース(72)を取り付けてあり、さらに又、上部ハンガー(16)の支持ローラ(21,22)は、側面形状が鼓型をしていることを特徴としている。

0013

下部ハンガー(15)の基軸(17)及び上部ハンガー(16)の基軸(18)は、昇降体(4)に対し垂直線上に設けられている。

0014

索条(9)を往復移動させる往復駆動装置(10,11)は、駆動箱(10)と該駆動箱(10)内でモータ駆動軸に連結されて回転駆動するスプロケット(11)を有し、第1の接続管(7)を駆動箱(10)に引き込み、第1の接続管(7)内の索条(9)とスプロケット(11)を係合させたものであり、スプロケット(11)は、第1の接続管(7)に形成したスリット(85)から管内に挿入して索条(9)と係合させている。又、スプロケット(11)は、回転盤(81)に平行する2枚の歯体盤(83)を設け、該歯体盤(83)を第1の接続管(7)に形成した2本のスリット(85)内に挿入して管内の索条(9)と係合させている。

0015

本装置を使用して階段を昇るときは、昇降体(4)をガイドレール(2)の第2の接続管(8)に呼び出し、この位置で乗り込む。昇降体(4)は安全柵(14)を垂直に回動し、床台(13)に乗り込んでから安全柵(14)を水平に戻す。昇降体(4)に乗り込んだら操作ハンドル(24)によって往復駆動装置(10,11)を駆動して昇降体(4)をガイドレール(2)に沿って階上に向って上昇する。

0016

ガイドレール(2)内に収容された索条(9)はモータにより回転駆動されるスプロケット(11)によって駆動される。又、昇降体(4)は下部ハンガー(15)及び上部ハンガー(16)が下部レール(5)及び上部レール(6)に沿って移動する。索条(9)は連結アーム(23)が下部ハンガー(15)と連結されていて、昇降体(4)を移動させる。

0017

下部ハンガー(15)及び上部ハンガー(16)は支持ローラ(19,20,21,22)がガイドレール(2)を上下から挟持しているので、昇降体(4)は安定して移動する。又、下部ハンガー(15)及び上部ハンガー(16)は正面視左側の支持ローラの中間部を基軸(17,18)で軸着され、かつ、基軸(17,18)は昇降体(4)の機枠(12)に対して垂直に設けられているので、レールの曲り部に昇降体(4)が達したとき昇降体(4)は傾いたりせずに曲り部を通過することができる。

0018

索条(9)は、球体関節(30)と脚部関節(31)を交互に配設し、接合部は曲面に形成されているので、ガイドレール(2)が曲っていれば、曲り部に追従して屈曲する。又、索条(9)はスプロケット(11)の回転によって送り出されるので、関節部材及び内部に挿通したワイヤー(32)に無理な力をかけずに昇降体(4)を移動させる。

0019

昇降体(4)には、非接触で作動するスイッチ機構を設けることにより、定位置に達したときに当該位置に停止させることができる。

0020

本装置は、昇降体(4)を往復移動させる索条(9)がガイドレール内に収容されているので雨又は雪に影響されずに運転が可能であり、このため屋外に設置された階段に適合する。

発明を実施するための最良の形態

0021

図1から図3により本発明の全体構成を説明する。

0022

図1は本発明を設置した全体構造を示す。1は屋外に設置された階段、2は階段1に沿って設けられかつ断面形状がチューブ状のガイドレールであり、支柱3によって固定されている。ガイドレール2は昇降体4を移動させる区間が下部レール5と上部レール6が平行に設けられており、該下部及び上部レール5,6の両端部は、階段頂部では第1の接続管7が接続され、又、階段裾部では第2の接続管8が接続されていて、全体が環状に形成されたものである。

0023

本装置が屋外に設置されることを考慮すれば、ガイドレール2の資材ステンレス鋼が錆びにくいので最適である。

0024

又、ガイドレール2のチューブ内には可撓性のある索条9が収容されており(図4参照)、該索条9は階段頂部に設けた駆動箱10のスプロケット11に係合されており、スプロケット11の正逆回転によってチューブ内を往復走行するものである。なお、駆動箱10及びスプロケット11は索条9の往復駆動装置を構成しており、スプロケット11は駆動箱10内に設けた図示しないブレーキ付モータによって回転駆動されるようになっている。

0025

実施例では、往復駆動装置の駆動箱10を階段頂部に設置したが、駆動箱10を階段裾部に設置して階段頂部のスペースを確保するようにできる。

0026

昇降体4は、下部レール5及び上部レール6に沿って昇降移動するものであり、機枠12を有し、機枠12の下端部に床台13を設け、上端部に安全柵14を設けている。

0027

図2は全体構造の平面図である。ガイドレール2は階段1の端部に階段に沿って設けられているが、階段裾部では第2の接続管8が平面視U字状にかつ下向きに折曲されていて当該第2の接続管8が昇降体4の係留部を形成している。

0028

昇降体4は、下部及び上部レール5,6に沿って移動し、階段裾部では第2の接続管8のカーブによって階段1からはずれ180°向きを変えた位置に停止する。これにより、本装置を使用するときに昇降体4を第2の接続管8の係留部に停止させると、昇降体4が階段1を塞ぐことがないことの他、床台13と地表との間に段差がなくなるので乗降がスムーズに行え安全性が確保される。

0029

但し、階段裾部に第2の接続管8を平面視U字状に折曲するだけの余裕がない場合は、第2の接続管8を第1の接続管7と同じ形状にすることができることは勿論である。

0030

図3は昇降体を示す。昇降体4の主要部となる機枠12の背面には、下端近傍に下部レール5と摺動自在に接合する下部ハンガー15が設けられ、又、上端近傍に上部レール6と摺動自在に接合する上部ハンガー16が設けられている。下部ハンガー15並びに上部ハンガー16は機枠12に対して基軸17,18によって正面視において回動自在に取り付けられており、さらに下部レール5及び上部レール6を上下方向から挟持する支持ローラ19,20,21,22を設けている。

0031

この他、下部レール5には軸方向に沿ってスリット(図7に符号5aで示す)が設けられ、レール内に収容した索条9と連結した連結アーム23を当該スリット5aから突出して下部ハンガー15と結合しており、索条9の移動に伴って昇降体4が下部及び上部レール5,6に沿って移動するようになっている。

0032

さらに図3において、昇降体4の床台13は機枠12への取付部を中心に回動自在であって、使用しないときは垂直に起立させておくものであり、又、安全柵14はパイプ状資材を方形に形成したものであって、機枠12との取付部を中心に回動自在であり、この場合も使用しないときは垂直に起立させておく。

0033

図中、24は機枠12に設けた操作ハンドル、25は操作ハンドル24を覆うカバーである。

0034

次に図4から図6により索条の詳細を説明する。

0035

図4は索条の全体構造を示す。索条9は球体関節30と脚部関節31を交互に配設すると共に、球体関節30及び脚部関節31内にワイヤー32を挿入したものであって、可撓性があり、かつ全体が環状に形成されたものである。

0036

図5は索条の詳細構造を示す。球体関節30は第1の球体33と第2の球体34をねじ結合して全体形状を球状体に形成したものであって、球体を貫通する通孔35を設けると共に、該通孔35の軸方向に直交する方向の外周面に複数個のベアリング球36を設けたものである。

0037

前記通孔35は、中心部に球体関節30の球面と同心円の内側球面部35aを形成すると共に、球面部に開口する孔部は開口部が内側球面部よりも大径になるテーパ状に形成している。なお、上記ベアリング球36は、球体関節30の球体表面から突出させた環状突部37に等間隔で配設されている。又、ベアリング球36を収納している穴部の隅部には小球38が配設されている。

0038

この他、上記第2の球体34には、第1の球体33に結合するときに工具を装着するために、球面部の裾部を平行に切り欠いた工具用角部39が形成されている。

0039

又、脚部関節31は、両端部がフランジ部40に形成されており、該各フランジ部40に前記球体関節30の球面部と同じ曲率による球体受部41を形成すると共に、各球体受部41の凹部に開口するネジ孔42が設けられている。43は球体関節30と脚部関節31を結合するためのネジ管であり、頭部44の外側形状が球体関節30の内側球面部35aと同じ曲率の球面体に形成している。

0040

なお、ネジ管43の頭部44には、当該ネジ管43を回転するための工具用穴45を設けている。

0041

実施例において、球体関節30及び脚部関節31は硬質プラスチック成形されている。又、ネジ管43は金属がよく、好ましくは真ちゅうがよい。この他、ベアリング球36及び小球38はステンレス鋼製である。

0042

球体関節30と脚部関節31を組み立てるには、脚部関節31の球体受部41に、一方は第1の球体33の球面部を嵌合し、他方は第2の球体34の球面部を嵌合する。次いでネジ管43を頭部44が内側球面35aに接合するように球体関節30の通孔35内に差し込み、ねじ部を脚部関節31のねじ部と結合する。ネジ管43を締め付けるときは、頭部44に設けた工具用穴45に回転工具を係合して回転する。

0043

これにより、球体関節30と脚部関節31は相互に自由回転できるように結合される。そして、これら球体関節30及び脚部関節31を軸方向に連結するには、ワイヤー32に上記のように結合した球体関節30並びに脚部関節31を通し、第2の球体34を第1の球体33にねじ込んで球体関節30を部材として完成させる。なお、第2の球体34をねじ結合するときは、球面部の裾部に形成した工具用角部39に工具を装着して回転する。

0044

図6により索条を環状に連結する構造を説明する。ワイヤー32の終端部は、端部固定管50にねじ止め又は溶接などにより固定されており、又、各端部固定管50にはワイヤー固定部の近傍に設けたフランジ部51を設け、対向するフランジ部51どうしをコイルばね52によって結合している。又、端部固定管50のフランジ部51の反対側は、球体関節30の球状部と同じ曲率による球部受体53が設けられており、該球部受体53を球体関節30の球状部に係合して索条の可撓性を確保している。

0045

索条9は球体関節30と脚部関節31を球面部を互いに接合したものであるから、各部材の球面部の回動が円滑になされるようにするため、球体関節30の間に装着する脚部関節31を除去し、当該部分に前記球部受体53を介してコイルばね54を装着している。なお、コイルばね54は、環状に形成された索条9に1箇所又は2箇所程度でよく、これにより、球体関節30と脚部関節31の接合部は可撓状態を保つ適正なクリアランスが維持される。

0046

又、索条9には、昇降体4と結合するための連結アーム23が設けられるが、連結アーム23は管体部55に正面視L字型のアーム部56を固着したものであって、ワイヤー32に対して管体部55内に挿入した中空管57を介して装着している。又、中空管57は両端部に脚部関節31の球体受部41の曲率と同じ曲率による頭部58を形成し、該頭部58を脚部関節31の球体受部41に接合させたものである。

0047

なお、連結アーム23は管体部55及びアーム部56が鋼製であるが、頭部58を有する中空管57は硬質プラスチック製である。

0048

次に、図7図8により昇降体に設けた下部ハンガー及び上部ハンガーを説明する。

0049

図7は下部ハンガーを示している。下部ハンガー15は、断面C字状の外側ケース60を前記基軸17によって昇降体4の機枠12に回動自在に取り付けられたものであって、正面視で4個の支持ローラ19,20が上方及び下方にそれぞれ並列して設けられている。又、支持ローラ19,20は上下で一対となり、各支持ローラ19,20は下部レール5を挟持する位置に車軸61,62によって外側ケース60に回転可能に取り付けられる。

0050

なお、基軸17は下部ハンガーの正面視右側の支持ローラ19,20の中間部分に設けられている。

0051

又、正面視左側の支持ローラ19aは断面形状が中央部が小径となっていて所謂鼓型を呈しており、対となる支持ローラは2つに分割したローラ部材20a,20bを下部レール5に形成したスリット5aから突出した連結アーム23のアーム部56を挟持しており、ローラ部材20a,20bがアーム部56を伴って車軸62により取り付けられている。なお、下部レール5に形成したスリット5aは、レールの断面視で下端部に設けられているので、該スリット5aから雨又は雪がレール内に侵入するのを防止している。

0052

一方、正面視右側のの支持ローラ19は円筒状のローラであり、又、支持ローラ20は分割されていない円筒状のローラである。

0053

この他、支持ローラ19a,20a(20b)の中間部にはローラの軸方向に直交し、下部レール5と接触する補助ローラ63が止軸64により回動自在に設けられている。

0054

図8は上部ハンガーを示している。上部ハンガー16は断面コ字状を呈する2個の外側ケース70,70aと連結板71が基軸18及び第2の基軸18aによって回動自在に軸着されたものであって、正面視右側の外側ケース70と連結板71を結合する基軸18は昇降体4の機枠12に固定されており、左側の外側ケース70aは第2の基軸18aによって連結板71とのみ結合されている。

0055

外側ケース70,70aには断面C字状の内側ケース72,72aが上端及び下端部を垂直な支軸73によって回動自在に取り付けられており、外側ケース70,70a及び内側ケース72,72aは2個の軸によりユニバーサルジョイントと同様の機能を有し、横方向並びに縦方向に回動自在である。

0056

内側ケース72,72aには、正面視で上下方向に支持ローラ21,22が車軸74によって回転可能に取り付けられており、又、各支持ローラ21,22は側面視で所謂鼓型を呈しており、対となるローラ21,22によって上部レール6を挟持している。

0057

実施例において、下部ハンガー15の支持ローラのうち、側面鼓状の支持ローラ19a及び19,20は硬質プラスチックの表面に硬質ゴム被覆したものであり、又、下部ハンガー15の支持ローラ20a,20b並びに上部ハンガー16の支持ローラ21,22は硬質プラスチックで成形したものである。但し、全ての支持ローラをゴム被覆することができることは勿論である。

0058

次に、図9図10により索条を往復駆動する往復駆動装置を説明する。

0059

図1を参照して、ガイドレール2の頂部に該レールに収容された索条の駆動装置として駆動箱10及びスプロケット11が設けられている。駆動箱10内には図示しないブレーキ付モータが設置されていて、上記スプロケット11は該ブレーキ付モータの駆動軸に連結されている。又、駆動箱10には、上記ガイドレール2と接続した第1の接続管7が収容されている。

0060

図9図10において、スプロケット11はブレーキ付モータの駆動軸と結合するボス部80並びにボス部80に設けた回転盤81を有しており、回転盤81の周縁部に表裏両面から係合歯部82を有する歯体盤83を接合し、該歯体盤83はビス84によって固定されている。

0061

このように構成されたスプロケット11は、係合歯部82を有する歯体盤83が側面視において回転盤81から平行して突出した形状となっている。そこで、第1の接続管7は、当該スプロケット11と重合する区間に2本の平行なスリット85を形成し、歯体盤83を該スリット85から接続管7内に挿入する。

0062

従ってスプロケット11を回転駆動すると、係合歯82部が索条9の脚部関節31と係合して当該索条9を第1の接続管7(ガイドレール2)内で走行させ、昇降体4を下部及び上部レール5,6に沿って往復移動させる。

発明の効果

0063

本発明は、昇降体を往復移動させる索条をガイドレール内に収容したから、降雨又は降雪時でも運転可能であり、屋外に設置された階段に最適なものとなる。

図面の簡単な説明

0064

図1本発明の全体構造を示す正面図。
図2図1の平面図。
図3昇降体を示し、Aは正面図、Bは側面図。
図4索条の全体構造を示す正面図。
図5索条の詳細構造を示し、Aは断面図、Bは左側面図、Cは一部破断の右側面図。
図6索条端部の結合状態を示す縦断正面図。
図7下部ハンガーを示し、Aは正面図、Bは側面図。
図8上部ハンガーを示し、Aは正面図、Bは側面図。
図9索条の往復駆動装置を示す正面図。
図10スプロケットの詳細を示し、Aは正面図、Bは断面図。

--

0065

1階段
2ガイドレール
3支柱
4昇降体
5 下部レール
5aスリット
6上部レール
7 第1の接続管
8 第2の接続管
9索条
10駆動箱
11スプロケット
12機枠
13床台
14 安全柵
15 下部ハンガー
16 上部ハンガー
17基軸
18 基軸
19支持ローラ
20 支持ローラ
21 支持ローラ
22 支持ローラ
23連結アーム
24操作ハンドル
25カバー
30球体関節
31脚部関節
32ワイヤー
33 第1の球体
34 第2の球体
35通孔
35a内側球面部
36ベアリング球
37 環状突部
38小球
39工具用角部
40フランジ部
41 球体受部
42ネジ孔
43ネジ管
44 頭部
45 工具用穴
50 端部固定管
51 フランジ部
52コイルばね
53球部受体
54 コイルばね
55管体部
56アーム部
57中空管
58 頭部
60外側ケース
61車軸
62 車軸
63補助ローラ
64止軸
70 外側ケース
71連結板
72内側ケース
73支軸
74 車軸
80ボス部
81回転盤
82係合歯部
83歯体盤
84ビス
85 スリット

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