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技術 凍結防止剤の散布方法

出願人 建設省北陸地方建設局長財団法人先端建設技術センター範多機械株式会社
発明者 上杉修二宮島実山田淳央梅田亮榮良子寛
出願日 1998年7月9日 (22年5ヶ月経過) 出願番号 1998-211891
公開日 2000年1月25日 (20年11ヶ月経過) 公開番号 2000-027139
状態 特許登録済
技術分野 街路・軌道・海岸の清掃 道路の舗装機械
主要キーワード 導出筒 コイル状ヒータ 筒状シュート 搬送用ベルトコンベア 路面凍結防止 凍結防止剤散布車 融解速度 簡略側面図
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年1月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

散布車による湿潤した凍結防止剤散布作業が終了した時に、散布装置側に搬送するスクリューコンベア内の湿潤凍結防止剤の残量を少なくし、低温外気による湿潤凍結防止剤の固化が生じてもその除去が容易に行えるようにして次の散布作業に支障をきたさないようにする。

解決手段

ホッパ内に乾燥状態の凍結防止剤を収容し、この乾燥凍結防止剤をスクリューコンベアによって散布装置側に搬出する際に、スクリューコンベアの搬送終端部まで乾燥凍結防止剤を搬送したのち、この搬送終端部において溶液を供給して湿潤させるようにする。

概要

背景

従来から、冬季においては路面凍結防止のために、路面上に凍結防止剤散布することが行われている。凍結防止剤の散布方式としては、乾燥塩等の凍結防止剤をそのまゝ散布する乾式散布と、水或いは塩水などの溶液を乾燥凍結防止剤に添加することによって作製した湿潤凍結防止剤を散布する湿式散布との2方式があっていずれも実用化されているが、乾式散布よりも湿式散布の方が防氷効果の点から速効性持続性において優れていると言われている。

このような湿式散布を行う散布車としては、図5に示すように、乾燥した凍結防止剤を収容するホッパAの下方に凍結防止剤搬送用ベルトコンベアBを配設してホッパAの開口下端から送出される凍結防止剤aをそのベルトコンベアB上に受止させて散布車の後方にまで搬送し、そのベルトコンベアBの搬送終端から投下される凍結防止剤をシュートCを通じて回転散布円盤D上に落下させる一方、散布円盤Dの斜め上方に配設した湿潤剤噴霧装置Eから落下する凍結防止剤に向かって溶液を噴霧し、凍結防止剤を加湿しながら路面上に散布するように構成された散布車が広く知られている。

また、実公平7ー48743号公報に記載しているように、凍結防止剤搬送コンベアとシュートとの間に攪拌装置内装したケーシングを配設し、そのケーシング内で乾燥凍結防止剤に溶液を供給して混合、湿潤させ、この湿潤凍結防止剤を散布円盤上に排出して散布するように構成した散布車も開発されている。

さらに、ホッパ内において乾燥した粉粒状凍結防止剤と溶液とを混合調整して凍結防止剤を湿潤させ、この湿潤凍結防止剤をスクリューコンベアでもって散布車の後部上方に搬送し、スクリューコンベアの排出口からシュートに投下して散布装置回転円盤に落下させ、路面に散布するようになした凍結防止剤散布車が提案されている。

概要

散布車による湿潤した凍結防止剤の散布作業が終了した時に、散布装置側に搬送するスクリューコンベア内の湿潤凍結防止剤の残量を少なくし、低温外気による湿潤凍結防止剤の固化が生じてもその除去が容易に行えるようにして次の散布作業に支障をきたさないようにする。

ホッパ内に乾燥状態の凍結防止剤を収容し、この乾燥凍結防止剤をスクリューコンベアによって散布装置側に搬出する際に、スクリューコンベアの搬送終端部まで乾燥凍結防止剤を搬送したのち、この搬送終端部において溶液を供給して湿潤させるようにする。

目的

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、乾燥した凍結防止剤と溶液との確実な混合を可能にすると共に散布作業終了時における湿潤凍結防止剤の残留量を少なくし得る凍結防止剤の散布方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

散布車本体に設置されたホッパ内に収容している凍結防止剤を該ホッパの底部開口部から搬送装置によって散布車本体の後方に搬送し、散布車本体の後部に配設した散布装置によって路面に凍結防止剤を散布する散布方法において、上記ホッパ内に乾燥状態の凍結防止剤を投入してこの乾燥凍結防止剤を搬送装置により散布装置側に搬送し、搬送装置の搬送終端部において凍結防止剤に水等の溶液注入して湿潤した凍結防止剤を作製したのち、散布装置により散布することを特徴とする凍結防止剤の散布方法。

請求項2

散布車本体にタンクを搭載し、このタンクに水を供給すると共に上記ホッパ内に収容した乾燥状態の凍結防止剤の一部を取り込んで溶液を作製し、この溶液を凍結防止剤の上記搬送装置の搬送終端部に供給することを特徴とする請求項1に記載の凍結防止剤の散布方法。

請求項3

凍結防止剤搬送装置は、略水平状態に配設されたスクリューコンベアであることを特徴とする請求項1、請求項2に記載の凍結防止剤の散布方法。

技術分野

0001

本発明は散布車によって凍結防止剤を路面に散布する散布方法、特に、乾燥状態の凍結防止剤を搬送途上において湿潤させてこの湿潤した凍結防止剤を散布する散布方法の改良に関するものである。

背景技術

0002

従来から、冬季においては路面凍結防止のために、路面上に凍結防止剤を散布することが行われている。凍結防止剤の散布方式としては、乾燥塩等の凍結防止剤をそのまゝ散布する乾式散布と、水或いは塩水などの溶液を乾燥凍結防止剤に添加することによって作製した湿潤凍結防止剤を散布する湿式散布との2方式があっていずれも実用化されているが、乾式散布よりも湿式散布の方が防氷効果の点から速効性持続性において優れていると言われている。

0003

このような湿式散布を行う散布車としては、図5に示すように、乾燥した凍結防止剤を収容するホッパAの下方に凍結防止剤搬送用ベルトコンベアBを配設してホッパAの開口下端から送出される凍結防止剤aをそのベルトコンベアB上に受止させて散布車の後方にまで搬送し、そのベルトコンベアBの搬送終端から投下される凍結防止剤をシュートCを通じて回転散布円盤D上に落下させる一方、散布円盤Dの斜め上方に配設した湿潤剤噴霧装置Eから落下する凍結防止剤に向かって溶液を噴霧し、凍結防止剤を加湿しながら路面上に散布するように構成された散布車が広く知られている。

0004

また、実公平7ー48743号公報に記載しているように、凍結防止剤搬送コンベアとシュートとの間に攪拌装置内装したケーシングを配設し、そのケーシング内で乾燥凍結防止剤に溶液を供給して混合、湿潤させ、この湿潤凍結防止剤を散布円盤上に排出して散布するように構成した散布車も開発されている。

0005

さらに、ホッパ内において乾燥した粉粒状凍結防止剤と溶液とを混合調整して凍結防止剤を湿潤させ、この湿潤凍結防止剤をスクリューコンベアでもって散布車の後部上方に搬送し、スクリューコンベアの排出口からシュートに投下して散布装置回転円盤に落下させ、路面に散布するようになした凍結防止剤散布車が提案されている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら前者のように、シュートCから乾燥状態の凍結防止剤を回転散布円盤D上に落下させてその落下中の凍結防止剤に溶液を噴霧する散布手段によれば、凍結防止剤と溶液とを均等且つ充分に混合させて凍結防止剤を湿潤させることが困難である。

0007

前者の散布手段に対して後者のように、一旦、ケーシング内で乾燥凍結防止剤と溶液とを混合調整して凍結防止剤を湿潤させたのち散布する方法や、予め、ホッパ内で混合調整した湿潤凍結防止剤をスクリューコンベア等の搬送装置で搬送して散布する方法によれば、充分に湿潤した凍結防止剤の散布が可能となるが、散布作業が終了した時に、ホッパ内や攪拌装置、或いは搬送装置内に湿潤凍結防止剤が残留していると、低温外気によって凍結防止剤が固結し、攪拌装置や搬送装置の全面にその固結した凍結防止剤が付着した状態となって装置が作動困難となり、次の散布作業に支障をきたすことになる。その上、装置全体に亘って固結した凍結防止剤の除去作業も極めて困難であり、散布車の大きな欠点の一つにあげられていた。

0008

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、乾燥した凍結防止剤と溶液との確実な混合を可能にすると共に散布作業終了時における湿潤凍結防止剤の残留量を少なくし得る凍結防止剤の散布方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために本発明の請求項1に係る凍結防止剤の散布方法は、散布車本体に設置されたホッパ内に収容している凍結防止剤を該ホッパの底部開口部から搬送装置によって散布車本体の後方に搬送し、散布車本体の後部に配設した散布装置によって路面に凍結防止剤を散布する散布方法において、上記ホッパ内に乾燥状態の凍結防止剤を投入してこの乾燥凍結防止剤を搬送装置により散布装置側に搬送し、搬送装置の搬送終端部において凍結防止剤に水等の溶液を注入して湿潤した凍結防止剤を作製したのち、散布装置により散布することを特徴としている。

0010

上記凍結防止剤の散布方法において請求項2に係る発明は溶液の好ましい作製手段であって、散布車本体にタンクを搭載し、このタンクに水を供給すると共に上記ホッパ内に収容した乾燥状態の凍結防止剤の一部を取り込んで溶液を作製することを特徴とするものであり、この溶液を凍結防止剤の上記搬送装置の搬送終端部に供給するように構成している。

0011

さらに、請求項3に係る発明は、上記凍結防止剤の散布方法において、凍結防止剤搬送装置として略水平状態に配設されたスクリューコンベアから構成していることを特徴としている。

0012

散布車本体に設置しているホッパに乾燥した凍結防止剤を収容し、散布すべき路面で散布車を走行させながら搬送装置と散布装置とを駆動すると、ホッパの開口下端から乾燥した凍結防止剤が搬送装置の搬送始端部に供給され、該搬送装置によって散布装置側に送り出される。この搬送装置による搬送途上において、水或いは塩水等の溶液が搬送装置によって後方に搬送中の乾燥した凍結防止剤に注入され、溶液が凍結防止剤に浸透して湿潤化する。この湿潤した凍結防止剤が搬送装置から散布装置側に送りだされて路面に散布される。

0013

このように、乾燥状態の凍結防止剤の湿潤化を搬送装置の搬送途上において、搬送終端側で行うものであるから、散布作業完了時に凍結防止剤が残存しても湿潤した凍結防止剤の残量は極く僅かであり、低温による湿潤凍結防止剤の固化が生じても搬送装置の終端部のみである。従って、この部分に付着している固化した湿潤凍結防止剤の除去作業が短時間で行え、しかも、その個所は搬送装置の終端部であるから容易に且つ確実に行えるものであり、爾後の散布作業に支障が生じる虞れはない。

0014

乾燥状態の凍結防止剤を湿潤化させる溶液は、予め、溶媒としての水に適量の塩(凍結防止剤)を混合、融解させることによって作製しておいてもよいが、請求項2に記載したように、ホッパ内に投入している乾燥状態の凍結防止剤の一部をタンク内に取んで該タンク内の水に溶解させることにより溶液を作製すれば、別途に凍結防止剤をタンク内に投入して溶液を作製する必要はなくなり、その上、散布車の走行によって生じる振動により、容器内の水が揺動して凍結防止剤の融解速度加速され、混合攪拌装置によることなく自動的に飽和濃度の溶液を得ることができる。

0015

さらに、請求項3に記載したように、凍結防止剤搬送装置として略水平状態に配設されたスクリューコンベアから構成しておけば、このスクリューコンベアの搬送終端部側に溶液を注入しても、該溶液が前方側、即ち、ホッパ側に殆ど浸透することなく、スクリューコンベアの搬送終端部で乾燥した凍結防止剤を効率良く湿潤化することができると共にスクリューコンベアによる攪拌混合作用によって搬送終端部であっても確実な湿潤化が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照しながら説明すると、図1図4において1は散布車本体、2は該散布車本体1の車台上に搭載、設置している凍結防止剤収容ホッパ、3はスクリューコンベアからなる搬送装置、4は散布装置で、凍結防止剤収容ホッパ2は、その下半部を漏斗状壁部2bに形成されて底部に凍結防止剤5を落下排出する開口部6を備えている。

0017

搬送装置は円筒状ケーシング3a内にモータ11によって回転するスクリュー羽根3bを備えたスクリューコンベア3からなり、散布車本体1の車台上に前後方向に略水平状態に設置されていて、その前端上周部に受入口3cを設けて該受入口3cを上記ホッパ2の下端開口部6に連結、連通させていると共に後端下周部に設けている排出口3dに筒状シュート12の開口上端を連結させて該筒状シュート12の下端を散布装置4上に臨ませている。なお、このスクリューコンベア3は後方に向かって僅かに下方に傾斜させた水平状態に設置しておくことが望ましい。

0018

散布装置4は散布車本体1の車台の後端部に配設されてあり、モータ(図示せず)によって回転させられる垂直回転軸4aの下端に散布円盤4bを一体に設けてなり、上記筒状シュート12から投下される湿潤凍結防止剤5'を回転する散布円盤4b上に落下させてこの散布円盤4bの回転とその上面に放射状に突設された複数の散布羽根4cによって路面上に湿潤凍結防止剤5'を散布するものである。

0019

7はスクリューコンベア3の搬送終端部における円筒状ケーシング3aの後端部上周壁穿設した溶液注入孔で、溶液供給ホース8の先端を連結、連通させてあり、この溶液供給ホース8を通じて供給される溶液を注入孔7からスクリューコンベア3の後端部内に注入してスクリューコンベア3によって搬送されてくる乾燥状態の凍結防止剤5をスクリューコンベア3の搬送途上における終端部内で湿潤化させるものである。

0020

上記溶液供給ホース8に溶液を供給する手段としては、図1及び図2においては、散布車本体1の適所に水又は予め水と乾燥した塩(凍結防止剤)とを混合してなる溶液を収容したタンク9を搭載し、この溶液タンク9に上記溶液供給ホース8の基端部を連結、連通させ、溶液供給ホース8の適所にポンプ10を介在、接続した構造としている。

0021

一方、図3及び図4においては、予め水と塩との混合溶液を作製することなく散布本体1上で作製可能とし、この溶液を上記溶液供給ホース8を通じて該供給ホース8に接続しているポンフ10の駆動でスクリューコンベア3の搬送終端部に供給するように構成している。このような溶液作製手段としては、ホッパ2の下方空間部に溶液タンク9Aを設置し、この溶液タンク9Aに、ホッパ2内に投入、収容されている乾燥した凍結防止剤5の一部を取り込むと共に水13を溶液タンク9A内に供給するように構成している。

0022

具体的には、上記溶液作製手段は、ホッパ2の下半部に凍結防止剤導出孔14を穿設し、この導出孔14に垂直な導出筒体15の上端を連結、連通させていると共に導出筒体15の下端に細かいメッシュの有底金網筒16の開口上端を着脱自在に接続し、該有底金網筒16を溶液タンク9Aの上端に穿設している差込口17を通じて溶液タンク9A内に挿入している一方、溶液タンク9Aの上端に差込口17とは別に開閉蓋18を有する注水口19を設けてなり、この注水口19から溶液タンク9A内に、予め所要量の水13を供給して満たしておくものである。

0023

凍結防止剤散布車は上記のように構成してあり、この散布車によって路面に湿潤した凍結防止剤5'を散布するには、まず、ホッパ2内に乾燥した粉末塩剤からなる凍結防止剤5を投入、収容して散布現場に走行し、現場においてモータ11を始動させることによりスクリューコンベア3を作動させると、ホッパ2内の乾燥凍結防止剤5がホッパ2の下端開口部6からスクリューコンベア3の受入口3cを通じてスクリューコンベア3の前端部内に導入され、スクリューコンベア3のスクリュー羽根3bによって後方に搬送される。

0024

乾燥凍結防止剤5がスクリューコンベア3の搬送終端部に達すると、溶液供給ホース8を通じて供給される水又は水と塩剤との混合液からなる溶液が乾燥凍結防止剤5に注入され、乾燥凍結防止剤5に浸透すると共にスクリュー羽根3bの回転によって溶液と凍結防止剤5とが攪拌、混合されて湿潤凍結防止剤5'となり、この湿潤化した凍結防止剤5'がスクリューコンベア3の排出口3dから筒状シュート12に排出されて回転している散布装置4の散布円盤4b上に投下され、路面に散布されるものである。

0025

スクリューコンベア3は水平又は前端から後端に向かって僅かに下方に傾斜した水平状態に設置されているので、このスクリューコンベア3の搬送終端部内に注入された溶液はスクリューコンベア3の前方側の凍結防止剤5に殆ど浸透することはなく、その上、スクリューコンベア3のスクリュー羽根3bによって前方への浸透が阻止されると共に凍結防止剤5に浸透しながら強制的に後方に送り出される。

0026

スクリューコンベア3の搬送終端部内への溶液の供給は、図1図2においては散布車本体1の車台上に、水又は水と乾燥した塩剤との混合液からなる溶液を収容しているタンク9を搭載し、ポンプ10を駆動することによって溶液供給ホース8を通じて供給するように構成しているが、図3図4に示す供給手段においては、ホッパ2内に収容している乾燥凍結防止剤5の一部を使用して散布車本体1上で水と混合することにより作製し、この溶液をスクリューコンベア3の搬送終端部内に供給するように構成している。

0027

この溶液作製手段によれば、ホッパ2の下半部における下部内に垂直な導出筒体15の上端部を常時、連通させているので、ホッパ2内の乾燥凍結防止剤5が殆ど使いきるまで該導出筒体15を通じてホッパ2内の乾燥凍結防止剤5の一部を確実に溶液タンク9A内に供給することができる。溶液タンク9A内には予め、所要量の水13が投入されてあり、導出筒体15内を降下する乾燥凍結防止剤5は導出筒体15の下端から有底金網筒16内に入って金網を通じてタンク内の水13と接触し、該有底金網筒16内からタンク9A内に溶出して水13に混入、融解し、タンク9A内の水が凍結防止剤との混合溶液となる。

0028

さらに、散布車本体1の走行中に生じる振動によって水13に対する凍結防止剤5の溶解が促進され、溶液タンク9A内の水13は凍結防止剤が飽和濃度に溶解した溶液となって、この溶液をポンプ10を駆動して溶液ホース8を通じて上述したようにスクリューコンベア3の搬送終端部内に供給するものである。

0029

路面に対する湿潤凍結防止剤5'の散布作業が終了した際に、凍結防止剤を全量散布しきれない場合にはスクリューコンベア3内に凍結防止剤が残留することになるが、凍結防止剤5の湿潤化は上述したようにスクリューコンベア3の搬送終端部側において行われるので、湿潤した凍結防止剤5'の残量が僅かである。この残存する湿潤凍結防止剤5'は散布作業の終了時において溶液の注入を停止したのち、短時間だけスクリューコンベア3を作動させておくことによってスクリューコンベア3から簡単に排出することができるが、スクリューコンベア3の円筒状ケーシング3aの内面及びスクリュー羽根3bに付着している湿潤凍結防止剤5'までも排出することができなく、この湿潤凍結防止剤5'が低温の外気によって固化して円筒状ケーシング3aの内面及びスクリュー羽根3bに凍結防止剤の固結物が形成される。

0030

しかしながら、湿潤凍結防止剤5'の固化が生じるのはスクリューコンベア3の搬送終端部のみであるから、その除去作業が容易に行うことができるものである。また、スクリューコンベア3の円筒状ケーシング3aにおける後端部(搬送終端部)に、外筒によって被覆されたコイル状ヒータ(図示せず)を装着しておくことにより、固化した凍結防止剤を該ヒータにより加熱、融解することができ、その除去が簡単且つ確実に行えるものである。

発明の効果

0031

以上のように本発明によれば、ホッパ内に乾燥状態の凍結防止剤を投入してこの乾燥凍結防止剤を搬送装置により散布装置側に搬送し、搬送装置の搬送終端部において凍結防止剤に水等の溶液を注入して湿潤した凍結防止剤を作製したのち、散布装置により散布することを特徴とするものであるから、散布作業完了時に凍結防止剤が残存しても湿潤した凍結防止剤の残量を最小限度に抑制することができ、従って、低温の外気によって湿潤凍結防止剤の固化が生じても搬送装置の終端部のみであるから、この部分に付着している固化した湿潤凍結防止剤の除去作業が確実且つ短時間で行え、次の散布作業における搬送装置の作動に支障が生じる虞れはない。

0032

また、請求項2に係る発明によれば、ホッパ内に投入している乾燥状態の凍結防止剤の一部を所要量の水を収容しているタンク内に取り込んで溶液を作製するものであるから、別途に凍結防止剤をタンク内に投入して溶液を作製する必要はなくなり、溶液作製装置を不要にして極めて経済的に作製できるものであり、その上、散布車の走行によって生じる振動により、容器内の水が揺動して凍結防止剤の融解速度が加速され、混合攪拌装置によることなく自動的に飽和濃度の溶液を得ることができ、この溶液の添加によって乾燥凍結防止剤を均質な湿潤凍結防止剤に調製することができて凍結防止効果を促進させることができる。

0033

さらに、請求項3に係る発明によれば、凍結防止剤搬送装置として略水平状態に配設されたスクリューコンベアから構成しているので、このスクリューコンベアの搬送終端部側に溶液を注入しても、該溶液が前方側、即ち、ホッパ側に殆ど浸透することなく、スクリューコンベアの搬送終端部で乾燥した凍結防止剤を効率良く湿潤化することができると共にスクリューコンベアによる攪拌混合作用によって搬送終端部であっても確実な湿潤化が可能となるものである。

図面の簡単な説明

0034

図1凍結防止剤散布車の簡略側面図
図2その要部の縦断側面図、
図3本発明の別な実施例を示す簡略側面図、
図4その要部の縦断側面図、
図5従来の散布車の例を略示した簡略側面図。

--

0035

1散布車本体
2 ホッパ
3スクリューコンベア
4散布装置
5乾燥状態の凍結防止剤
5' 湿潤凍結防止剤
7溶液注入孔
8溶液供給ホース
9、9A 溶液タンク

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