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技術 豚ウイルス性下痢症の予防治療剤

出願人 全国農業協同組合連合会
発明者 森正史柴田勲
出願日 1998年7月2日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1998-187343
公開日 2000年1月18日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 2000-014329
状態 拒絶査定
技術分野 特定動物用飼料 飼料(2)(一般)
主要キーワード 伝播力 風乾物 ウイルス不活化効果 経済的損失 代用乳 豚用飼料 感染性下痢 CPK
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この項目の情報は公開日時点(2000年1月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

ウイルスに起因する下痢症を予防治療すること。

解決方法

茶由来ポリフェノール類飼料等に配合して経口給与することにより解決することができる。

概要

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請求項1

請求項2

茶由来のポリフェノールカテキン骨格をもつポリフェノール化合物である、請求項1記載の予防治療剤。

請求項3

請求項1記載の予防治療剤を含む、豚用飼料

請求項4

飼料に対してポリフェノールとして0.0005〜2.0重量%を配合してなる、請求項3記載の飼料。

技術分野

0001

本発明はウイルス性下痢症予防治療剤に関する。さらに詳述すると、主に消化管内で増殖するTGEウイルスおよびPEDウイルス感染により引き起こされる豚の下痢症の予防治療剤およびその予防治療剤を含む飼料に関する。

0002

子豚期における感染性下痢症の原因としてはTGEウイルス、PEDウイルス、ロタウイルス大腸菌サルモネラ菌あるいはコクシジウム等による単独あるいは複数病原体の感染が起因している。これらの中で特にTGEウイルスとPEDウイルスの病原性が強く、哺乳豚の発病率は極めて高い。哺乳豚がこれらのウイルスに感染すると、下痢脱水母乳摂取不足等により死亡率が大変高くなる。さらに、伝播力が強く、一度発生した豚群では数日内に感染が広がる。従って、本病が発生した養豚場では子豚の死亡率の上昇により大きな被害被る

0003

細菌類に起因する下痢については、抗生物質抗菌剤あるいは生菌剤の投与が広く行われている。ウイルスに起因するものについては主に母豚ウイルスワクチンで免疫することにより、その母乳を介して特異抗体による感染防御能を哺乳子豚に付与する方法が行われる。したがって、本病の流行予想される地域の農場あるいは既に発生が認められる農場では予め母豚をワクチン接種しておくことにより、その被害を最小限に防ぐことができる。しかし、本病の発生を予見することは極めて難しく、通常突発的に発生することが多い。また、すべての農場で常時ワクチンを使用することは経済的にも困難であり、かつ実際上不可能に近い。ワクチン未使用農場で本病が発生した場合、緊急的にワクチン接種を実施したとしても、ワクチンの効果が現れるまで少なくとも1〜2ケ月かかり、その間に感染した子豚の多くは発病死亡し、多大な経済的損失を受ける。

0004

茶由来ポリフェノールが各種細菌に対して抑制的に作用し、ウイルスではインフルエンザウイルス不活性化することが報告されている(抗ウイルス化学療法研究会講演要旨、平成2年1月)。一方、TGEウイルスやPEDウイルスに対する効果についての報告はなく、その有効性および実用性は全く不明であった。

課題を解決するための手段

0005

本発明者等は、TGEウイルスおよびPEDウイルスによって引き起こされる下痢症の予防法治療法について研究を重ねた結果、茶ポリフェノールが有効であることを初めて見出した。本発明は、通常の豚用飼料代用乳、人口乳を含む)にポリフェノールを含有する材料を配合し、その飼料を給与することによりウイルス性下痢を予防、治療するものである。

0006

本発明において下痢症を抑制する効果を得るための添加量は、飼料風乾物カテキンとして0.003〜2.0重量%の範囲である。茶ポリフェノールを含有する材料は直接豚に投与してもよいが、通常飼料に配合して利用するのが良い。飼料に添加する場合、この添加方法および飼料形態は特に限定されるものではなく、また、哺乳豚から成豚まで全てのステージの豚に連続投与することが望ましい。

0007

実施例 1
茶ポリフェノールとして緑茶抽出物ポリフェノール含量60重量%)を用いた。リン酸緩衝液PBS)で茶ポリフェノール2%混合液を作成し、2倍段階希釈した。各希釈液に等量のTGEウイルスまたはPEDウイルス液を加え、十分に攪拌後、混合液を37℃で1時間放置した。その後、TGEウイルス混合液はCPK(豚腎臓由来細胞に、PEDウイルス混合液はVero細胞接種してウイルス力価を測定した。茶ポリフェノールの代わりにPBSを混合した対照ウイルス液のウイルス力価に較べ1/100以下に低下した場合をウイルス不活化効果陽性とした。その結果、表1に示すように、TGEウイルスに対しては最小有効濃度0.0039%、PEDウイルスに対しては0.00049%であった。以上の成績から、茶ポリフェノールは微量でTGEウイルスおよびPEDウイルス不活効果があることが確認された。

0008

実施例 2
日齢のPEDウイルス抗体陰性子豚9頭を茶ポリフェノール0.01%添加区6頭および非添加対照区3頭の2つの試験区に分けた。添加区には、実施例1で使用した茶ポリフェノールを代用乳に配合したものを、対照区には代用乳のみを1日3回給与した。3日齢時に10LD50のPEDウイルス液で経口攻撃し、攻撃後2週間臨床観察を行った。結果を表1に示す。対照区では攻撃後2〜3日目から全頭に下痢が認められ、5〜9日目に全頭が死亡した。一方、茶ポリフェノール0.01%添加区では攻撃後2〜3日目から全頭に下痢が認められ、6、7および11日目に各1頭が死亡したが、残りの3頭は下痢が回復し、生存耐過した。次に、同様の子豚11頭を茶ポリフェノール0.1、0.001および0.0001%添加区そして非添加区にそれぞれ3頭ずつ分けて試験を実施した。結果を表2に示す。対照区および0.0001%添加区では6日目までに全頭が死亡した。一方、0.1%添加区では6日目に、0.001%添加区では4日目に1頭ずつ死亡したが、残りの4頭は生存耐過した。以上の成績から茶ポリフェノールを飼料に0.001%以上添加し、豚に投与した場合、感染を防ぐことはできないが、臨床症状を軽減し、死亡率を低下させる効果があることが確認された。

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