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技術 天井構造

出願人 株式会社大林組
発明者 表佑太郎古屋則之井上文宏栗田康平
出願日 1998年6月18日 (22年1ヶ月経過) 出願番号 1998-171247
公開日 2000年1月11日 (20年6ヶ月経過) 公開番号 2000-008534
状態 特許登録済
技術分野 公共建築物 天井構造 建築構造一般
主要キーワード ネジ式ジャッキ 反響板 傾斜度合 階段状構造 平行四辺形リンク 客席側 使用単位 流体作動
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

形状変形させても各天井板間の連続性が保持されて、隙間や段差が生じることがない、音響効果上からも見栄え上からも好ましい多目的ホール天井構造を提供する。

解決手段

上下一対弦材1と束材2とを回動自在に結合して平行四辺形状リンクを形成すると共に、その一方の対角線に沿って両節部3間に伸縮調整可能な斜め材4を結合して構成要素の再使用単位となる基本トラス5を形成し、この基本トラス5を多数その束材2を共有させつつ連結骨組みしてトラス架構を構成し、かつ基本トラス5の各下弦材1下に天井板7を取付けて各トラス架構6の下面に天井面を形成し、前記斜め材4の伸縮調整に応じて天井面の高さ及び傾斜形状を変形可能とした。

概要

背景

演奏会、演劇、その他イベントの種類や規模に応じて、天井高や、天井面の傾斜形状を変更できるようにした多目的ホールとして、例えば、特開平8−260737号公報に示す天井構造を持ったものが知られている。

このものは、アリーナ客席)の上部全体を覆う屋根から仮想天井面を形成する多数の天井板をそれぞれ独立に昇降かつ傾動可能に吊下げ支持し、仮想天井面の高さや傾斜形状を各種イベントに応じて調節することで残響時間の調整や、ホール雰囲気演出などに適用される。

概要

形状変形させても各天井板間の連続性が保持されて、隙間や段差が生じることがない、音響効果上からも見栄え上からも好ましい多目的ホールの天井構造を提供する。

上下一対弦材1と束材2とを回動自在に結合して平行四辺形状リンクを形成すると共に、その一方の対角線に沿って両節部3間に伸縮調整可能な斜め材4を結合して構成要素の再使用単位となる基本トラス5を形成し、この基本トラス5を多数その束材2を共有させつつ連結骨組みしてトラス架構を構成し、かつ基本トラス5の各下弦材1下に天井板7を取付けて各トラス架構6の下面に天井面を形成し、前記斜め材4の伸縮調整に応じて天井面の高さ及び傾斜形状を変形可能とした。

目的

本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的は、形状変形させても各天井板間の連続性が保持され、音響効果上からも見栄え上からもさらに好ましい構造とした多目的ホールの天井構造を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

上下一対弦材束材とを回動自在に結合して格子状の平行四辺形リンクとなし、その一方の対角線に沿って両節点間に伸縮調整可能な斜め材を結合して構成要素の最小単位となる基本トラスを形成し、この基本トラスを多数束材を共有させつつ連結骨組みしてトラス架構を構成し、かつ基本トラスを構成する各下弦材の下側に天井板取付けることでトラス井架構下面を天井面とし、前記斜め材の伸縮調整に応じて前記天井面の高さ及び傾斜形状を変形可能としたことを特徴とする天井構造

請求項2

前記基本トラスを構成する各上弦材の上側に屋根材を取付けることでトラス架構上面を屋根面としたことを特徴とする請求項1記載の天井構造。

技術分野

0001

本発明は、昇降及び傾斜度合を変更可能とした天井構造に関する。

背景技術

0002

演奏会、演劇、その他イベントの種類や規模に応じて、天井高や、天井面の傾斜形状を変更できるようにした多目的ホールとして、例えば、特開平8−260737号公報に示す天井構造を持ったものが知られている。

0003

このものは、アリーナ客席)の上部全体を覆う屋根から仮想天井面を形成する多数の天井板をそれぞれ独立に昇降かつ傾動可能に吊下げ支持し、仮想天井面の高さや傾斜形状を各種イベントに応じて調節することで残響時間の調整や、ホール雰囲気演出などに適用される。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、この構造では、分割された各天井板を各個別に昇降させる方式であるため、連続的に天井高さを変えようとしても、各天井板間に隙間が開いてしまったり、段差が生ずることを避け難く、反響板としての音響的特質も損われ、また隙間から上部の機構部が見えてしまうため、見栄え上も好ましくなかった。

0005

本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的は、形状変形させても各天井板間の連続性が保持され、音響効果上からも見栄え上からもさらに好ましい構造とした多目的ホールの天井構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

以上の目的を達成するため、本発明は、上下一対弦材束材とを回動自在に結合して格子状の平行四辺形リンクとなし、その一方の対角線に沿って両節点間に伸縮調整可能な斜め材を結合して構成要素の最小単位となる基本トラスを形成し、この基本トラスを多数束材を共有させつつ連結骨組みしてトラス架構を構成し、かつ基本トラスを構成する各下弦材の下側に天井板を取付けることでトラス架構下面を天井面とし、前記斜め材の伸縮調整に応じて前記天井面の高さ及び傾斜形状を変形可能とした。

0007

これにより、本発明の天井構造にあっては、高さ変更及び傾斜度合変更したとしても天井板の連続性が維持される。

0008

また、上記天井構造にあっては、その基本トラスを構成する各上弦材の上側に屋根材を取付けることでトラス架構の上面を屋根としても機能させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。

0010

図1は本発明に係る天井構造を示す概略構成図であり、図示するように、上下一対の弦材1と束材2とを節部3を介して回動可能に結合して格子状の平行四辺形リンクを形成すると共に、この平行四辺形リンクの一方の対角線に沿って斜め材4を結合して構成要素の最小単位となる基本トラス5を形成し、この基本トラス5を多数その束材2を共有させつつ縦横梯子状に連結骨組してトラス架構6を構成している。そして、各基本トラス5を構成する下弦材1にはその下側に天井板7を取付け、これによりトラス架構6の下面を天井面として形成している。また、各基本トラス5を構成する上弦材1にはその上側に支持ステー12を介して屋根材13を取付け、これによりトラス架構6の上面を屋根面として形成している。

0011

このトラス架構6はその一端が固定端8側とされて壁面などに一体的に支持され、他端側は自由端とされて、図示していないが適宜な支持装置などによって昇降かつ伸縮可能に支持される。

0012

前記斜め材4は、例えば油圧等の流体作動ジャッキまたはネジ式ジャッキなどのような伸縮部材から構成されるもので、遠隔操作により伸縮制御されるようになっている。そして、各斜め材4が基準となる同一長さに保たれている場合には、各基本トラス5は矩形状に保持されて、図1(a)に示すように、トラス架構6並びに天井板7と屋根材13とは水平状態を保つようになっている。

0013

これに対し、図1(b)に示すように、固定端8から順次隣合う各基本トラス5の斜め材4同士を矢印に示すごとく伸縮することで、各基本トラス5はその伸縮量に応じて斜めに平行四辺形状に変形し、固定端8側から順に下方に傾斜して、下降位置に保持されることになり、これに応じて各天井板7及び屋根材13はその天井面及び屋根面の連続性を保持した状態で傾斜しつつ、所定の高さまで降下した状態となる。なお、同図において各斜め材4の伸縮方向を逆に設定すれば、上昇方向に傾斜した天井面及び屋根面を形成することも可能である。

0014

図2は、以上のトラス架構6を用いて天井及び屋根を構成した多目的ホール10を示すもので、アリーナ11は階段状構造平土間に連続する形状となっており、図示しない舞台側に向けてその客席を配置したものである。そして、天井架構6は、客席の最奥部を固定端とし、舞台裏側を自由端として、図示しない支持装置により前後左右移動及び昇降可能に保持されている。なお、図2においては天井板と屋根材とは省略してある。

0015

図2(a)にあっては、斜め材4が基準の同一長に設定されていて、各基本トラス5は矩形状に保たれ、各天井板7が水平に保持されている状態を示し、これによってホール10の天井面及び屋根面は水平であって、天井高が最も高い位置に保持される。

0016

また、図2(b)にあっては、ホール10内を前後複数のエリア仕切って、そのエリア毎にそれぞれの基本トラス5の斜め材4の伸縮量の設定を変え、これにより客席最奥部から順にその傾斜度合を変化させた状態を示している。この状態では形状変化に応じて天井架構6の自由端側は客席側に移動しつつ下降するが、この状態に応じて図示しない支持装置により支持される。

0017

さらに図2(c)においては、以上に加えて客席の方向中央で天井面高さが最低となるように各最小トラス5を巾方向にも高さ変化させたもので、船底状の天井面を得られるようになっている。この場合には、天井板7と屋根材13とには可撓性に富む材質のものを採用するのが望ましい。

0018

以上の形状制御は、例えば管理室などにおいてコンピュータ制御などにより、そのイベントに最も適合した形状やパターンの組替えを選択することで、各斜め材4の伸縮量が一斉に数値制御され、前記のごとく所要パターンに応じた天井面の形状が選択される。

0019

いずれにおいても、各天井板7並びに屋根材13はトラス架構6の固定長の下弦材1または上弦材1に取り付けられて順次傾斜しながら連続性を保って高さ変化していく。このため、各天井板7間に隙間があくことはなく、これによる音響的影響や見栄えが低下するのを防止しつつ、天井面の傾斜及び高さを可変設定できることになる。

0020

なお、図2(c)のように巾方向にも高さ変化を与えて船底状等の形状に変形させるという必要がなければ、トラス架構6の巾方向は束材2同士を固定長のトラス部材で一体的に剛結合させても良い。

0021

また、上記実施形態ではトラス架構6に天井板7と屋根材13との双方を取り付けているが、トラス架構6をもっぱら天井架構として使用し、これに天井板7のみを取付けた専用の天井構造としても良いのは勿論のこと、反対にトラス架構6をもっぱら屋根架構として使用し、これに屋根材13のみを取付けた専用の屋根構造とすることもできる。

発明の効果

0022

以上の説明により明らかなように、本発明による天井構造にあっては、形状変形させても各天井板間の連続性が保持され、音響効果上からも見栄え上からもさらに好ましい構造となる。

図面の簡単な説明

0023

図1本発明の天井構造を構成するトラス架構を示し、(a)は水平形状の側面説明図、(b)は傾斜形状とした側面説明図である。
図2同トラス架構を用いたホールの天井形態を示し、(a)は水平形態に、(b)は傾斜形態に、(c)は船底状形態にそれぞれ変形した状態を示す側面図及び半断面正面図である。

--

0024

上下弦材
2束材
3 節部
4斜め材
5 基本トラス
6天井架構
7天井板
8 固定端

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