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技術 コンクリート成形品の取付穴の形成方法および雄成形型

出願人 株式会社ヤマックス
発明者 米村正継久野俊文
出願日 1998年6月24日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1998-177719
公開日 2000年1月11日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 2000-006127
状態 拒絶査定
技術分野 型;中子;マンドレル
主要キーワード 突状物 硬質合成樹脂板 位置規制突起 弾性復元性 取扱操作 断面略楕円形 機械的疲労 取付基体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2000年1月11日)のものです。
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図面 (14)

課題

本発明はコンクリート成形品取付穴形成方法および雄型成形型に関し、側水、ボックスカルバート擁壁外壁パネル等のコンクリート成形品に弾性シール材側端に設けた係止部を挿入する取付穴を高精度に形成し、雄型本体取付姿勢偏りを生ぜず、弾性復元性に富み、長命化がはかれて保守、管理を容易にする。

解決手段

ゴム等の弾性材にて形成され、型枠1内の所望位置に取付けられる雄型本体7の先端に形成される中空状の突状部7bに対してコンクリートCの打設時には加圧流体Lを流入して膨らませ、またコンクリートCの養生固化時には加圧流体Lを流出して減圧させ、さらにコンクリート成形品Aの離型時には加圧流体を流出して萎ませることにより高精度の取付穴2aを有するコンクリート成形品Aを成形する。

概要

背景

従来、コンクリート成形品、例えば側溝、U形溝ボックスカルバート等の地下埋設構造物擁壁等の地上構造物である土木資材外壁パネル内壁パネル天井パネル床パネル等の建築資材におけるコンクリート成形品に弾性シール材側端に設けた係止部を挿入して水密止着するための取付穴成形する成形型には、図11および図12に示すような雄成形型やまたは図13に示すような雄成形型を備えたものがあった。これらの雄成形型は、ゴムまたは合成樹脂等の弾性材にて形成される雄型本体aを鉄板硬質合成樹脂板のような平滑面を有する板状材で形成される型枠bの内側面に図11に示すように接着剤cを用いて接着したり、または図13に示すように雄型本体aに植設したボルトdを型枠bの挿通孔b1 から外部に突出し、ナットeにて固定する等にして形成されていた。また雄型本体aは、先窄まりの取付基体部a1 の先端に断面略円形をなす径大の突状部a2 を形成している。そして型枠b内にコンクリート打設して養生固化してから離型することにより例えば側溝、U形溝、ボックス・カルバート等の地下埋設構造物や擁壁等の土木資材、外壁パネル、内壁パネル、天井パネル、床パネル等のコンクリート成形品Aを成形する。このコンクリート成形品Aの離型時には、ゴム等の弾性材よりなる雄型本体aが伸縮性を発揮されてコンクリート成形品Aから引き抜かれることによりコンクリート成形品A,Aの接合面A1 ,A1 に臨む開口部g1 の奥に弾性シール材を挿入するための断面略円形の取付穴gを形成していた。

概要

本発明はコンクリート成形品の取付穴の形成方法および雄型成形型に関し、側水、ボックス・カルバート、擁壁、外壁パネル等のコンクリート成形品に弾性シール材の側端に設けた係止部を挿入する取付穴を高精度に形成し、雄型本体の取付姿勢偏りを生ぜず、弾性復元性に富み、長命化がはかれて保守、管理を容易にする。

ゴム等の弾性材にて形成され、型枠1内の所望位置に取付けられる雄型本体7の先端に形成される中空状の突状部7bに対してコンクリートCの打設時には加圧流体Lを流入して膨らませ、またコンクリートCの養生、固化時には加圧流体Lを流出して減圧させ、さらにコンクリート成形品Aの離型時には加圧流体を流出して萎ませることにより高精度の取付穴2aを有するコンクリート成形品Aを成形する。

目的

本発明は上記従来の不都合を解決するためになされ、型枠の内側に取付けられる雄型本体の取付姿勢に偏りを生ずることがなく、雄型本体の弾性復元性が使用回数増しても衰えることなく確実であり、機械的疲労が少なく長命化がはかれるとともに保守、管理も容易であり、そして高精度の取付孔を有する綺麗な表面のコンクリート成形品を多くの時間を要することなく効率的に成形し、製作コストも安価なコンクリート成形品の取付穴の形成方法および雄成形型を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

型枠の内側の所望位置にゴム等の弾性材により形成される雄型本体取付け、型枠に対するコンクリート打設時には型本体の先端に設けた中空状の突状部内に加圧流体を流入して該突状部を所望形状に膨らませることによりコンクリート成形品取付穴成形する工程と、コンクリートを打設した後には前記突状部から加圧流体を所望量流出させて減圧した状態でコンクリート成形品を養生固化させる工程と、離型時には前記突状部から加圧流体を流出して突状部を萎ませることにより取付穴から突状部を抜き取ってコンクリート成形品を離型する工程とから成るコンクリート成形品の取付穴の形成方法

請求項2

型枠内に取付けられる先窄まりの雄の取付基体部の先端に形成される径大の中空状の突状部内に加圧流体を流通路を介して流入させることによりコンクリートの打設時に加圧により突状部を膨らませてコンクリート成形品に取付穴を成形し、離型時には加圧流体を突状部から流出して突状部を取付基体部の先端幅よりも萎ませて取付穴から突状部を軸長方向に抜き取って離型することを特徴とする請求項1に記載のコンクリート成形品の取付穴の形成方法。

請求項3

ゴム等の弾性材により形成され、型枠内の所望位置に取付けられる雄型本体と、該雄型本体の先端に形成されコンクリートの打設時には加圧流体が流入されて膨らまされ、コンクリート成形品におけるコンクリートの養生、固化時には加圧流体を所望量流出し減圧されるとともにコンクリート成形品の離型時には加圧流体を流出して萎ませられる中空状をなす突状部とからなることを特徴とするコンクリート成形品の雄成形型

請求項4

前記雄型本体は、型枠に取付けられる先窄まりの取付基体部と、該取付基体部の先端に形成され加圧流体を流入または流出することにより伸縮可能になる径大の中空状の突状部とから形成され、雄型本体の内部には前記突状部内に連通され、加圧流体が流入されるか流出される流通路が設けられることを特徴とする請求項3に記載のコンクリート成形品の雄成形型。

請求項5

前記突状部の頂部には位置規制突起が設けられ、該位置規制突起はコンクリート形成品の離型時における雄型本体の抜取方向に一致して設けられることを特徴とする請求項3に記載のコンクリート成形品の雄成形型。

請求項6

前記突状部は外形状が断面略円形断面略楕円形断面略三角形の何れかをなし、該突状部の内部には拡大可能または縮小可能な中空部が形成されることを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のコンクリート成形品の雄成形型。

請求項7

前記加圧流体は、空気または気体の何れか、または水、油の液体の何れかであることを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のコンクリート成形品の雄成形型。

技術分野

0001

本発明はコンクリート成形品取付穴形成方法および雄成形型に関し、例えば側溝、U形溝ボックスカルバート下水管等の地下埋設構造物トンネル擁壁等の地上構造物としての土木資材外壁パネル内壁パネル天井パネル床パネルスラブ板等の建築資材におけるコンクリート成形品に弾性材により形成される弾性シール材側端に設けた係止部を挿入するための取付孔を形成するのに最適に使用される。

背景技術

0002

従来、コンクリート成形品、例えば側溝、U形溝、ボックス・カルバート等の地下埋設構造物や擁壁等の地上構造物である土木資材や外壁パネル、内壁パネル、天井パネル、床パネル等の建築資材におけるコンクリート成形品に弾性シール材の側端に設けた係止部を挿入して水密止着するための取付穴を成形する成形型には、図11および図12に示すような雄成形型やまたは図13に示すような雄成形型を備えたものがあった。これらの雄成形型は、ゴムまたは合成樹脂等の弾性材にて形成される雄型本体aを鉄板硬質合成樹脂板のような平滑面を有する板状材で形成される型枠bの内側面に図11に示すように接着剤cを用いて接着したり、または図13に示すように雄型本体aに植設したボルトdを型枠bの挿通孔b1 から外部に突出し、ナットeにて固定する等にして形成されていた。また雄型本体aは、先窄まりの取付基体部a1 の先端に断面略円形をなす径大の突状部a2 を形成している。そして型枠b内にコンクリート打設して養生固化してから離型することにより例えば側溝、U形溝、ボックス・カルバート等の地下埋設構造物や擁壁等の土木資材、外壁パネル、内壁パネル、天井パネル、床パネル等のコンクリート成形品Aを成形する。このコンクリート成形品Aの離型時には、ゴム等の弾性材よりなる雄型本体aが伸縮性を発揮されてコンクリート成形品Aから引き抜かれることによりコンクリート成形品A,Aの接合面A1 ,A1 に臨む開口部g1 の奥に弾性シール材を挿入するための断面略円形の取付穴gを形成していた。

発明が解決しようとする課題

0003

図11および図12、または図13に示す上記従来例では、型枠bの内側に取付けられる雄型本体aの取付姿勢偏りを生じ易く、雄型本体aの弾性復元性が使用する毎に一様ではないので、コンクリート成形品Aに所望の形状、寸法の高精度の取付穴gを形成することはできなかった。またコンクリート成形品Aに成形される取付穴gは、弾性シール材の係止部の止着を確実になして弾性シール材に対する水密性を確実になすために、その断面形状が、コンクリート成形品A,A相互の接合面A1 ,A1 に臨む先窄まりの開口部g1 の奥に径大の断面略円形に形成されるので、コンクリートの養生、固化後の離型時に取付穴gから雄型本体aを抜き取るのに、取付穴gに対する開口部g1 の連設個所としての幅狭のくびれ部分k,kに雄型本体aの径大の突状部a2 が係合することにより取付穴gから円滑に雄型本体aを抜き取ることができないという不都合を生ずることがあった。従って、コンクリート成形品Aを成形するのに、非能率になって多くの成形時間がかかり、非能率になり、コンクリート成形品自体の成形コストが高価になっていた。このように離型には強い引張力が雄型本体aの突状部a2 に加わるので、雄型使用回数が多くなると、機械的疲労により雄型本体aの突状部a2 が破断し、雄型本体aを新しいものと交換しなず、保守、管理に多くの手間と費用とを必要としていた。また雄型本体aの型枠bに対する取付後に雄型本体aと型枠bとの間に間隙を生じ易いので、この間隙内にコンクリート打設時にコンクリートが侵入し、養生、固化後に離型してからもコンクートかすが残存するため、コンクリート成形品Aには高精度の取付孔gを成形することがでないとともにコンクリート成形品Aの表面も綺麗に成形することができなかった。

0004

本発明は上記従来の不都合を解決するためになされ、型枠の内側に取付けられる雄型本体の取付姿勢に偏りを生ずることがなく、雄型本体の弾性復元性が使用回数が増しても衰えることなく確実であり、機械的疲労が少なく長命化がはかれるとともに保守、管理も容易であり、そして高精度の取付孔を有する綺麗な表面のコンクリート成形品を多くの時間を要することなく効率的に成形し、製作コストも安価なコンクリート成形品の取付穴の形成方法および雄成形型を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明は上記課題に鑑みてなされ、その請求項1は型枠の内側の所望位置にゴム等の弾性材により形成される雄型本体を取付け、型枠に対するコンクリートの打設時には雄型本体の先端に設けた中空状の突状部内に加圧流体を流入して該突状部を所望形状に膨らませることによりコンクリート成形品に取付穴を成形する工程と、コンクリートを打設した後には前記突状部から加圧流体を所望量流出させて減圧した状態でコンクリート成形品を養生、固化させる工程と、離型時には前記突状部から加圧流体を流出して突状部を萎ませることにより取付穴から突状部を抜き取ってコンクリート成形品を離型する工程とから成るという手段を採用した。

0006

本発明の請求項2は、請求項1において型枠内に取付けられる先窄まりの雄の取付基体部の先端に形成される径大の中空状の突状部内に加圧流体を流通路を介して流入させることによりコンクリートの打設時に加圧により突状部を膨らませてコンクリート成形品に取付穴を成形し、離型時には加圧流体を突状部から流出して突状部を取付基体部の先端幅よりも萎ませて取付穴から突状部を軸長方向に抜き取って離型するという手段を採用した。

0007

また本発明の請求項3は、ゴム等の弾性材により形成され、型枠内の所望位置に取付けられる雄型本体と、該雄型本体の先端に形成されコンクリートの打設時には加圧流体が流入されて膨らまされ、コンクリート成形品におけるコンクリートの養生、固化時には加圧流体を所望量減圧させるとともにコンクリート成形品の離型時には加圧流体を流出して萎ませられる中空状をなす突状部とからなるという手段を採用した。

0008

また本発明の請求項4は、請求項3において前記雄型本体は、型枠に取付けられる先窄まりの取付基体部と、該取付基体部の先端に形成され加圧流体を流入または流出することにより伸縮可能になる径大の中空状の突状部とから形成され、雄型本体の内部には前記突状部内に連通され、加圧流体が流入されるか流出される流通路が設けられるという手段を採用した。

0009

また本発明の請求項5は、請求項3において前記突状部の頂部には位置規制突起が設けられ、該位置規制突起はコンクリート成形品の離型時における雄型本体の抜取方向に一致して設けられるという手段を採用した。

0010

また本発明の請求項6は、請求項3または請求項4の何れかにおいて前記突状部は外形状が断面略円形、断面略楕円形断面略三角形の何れかをなし、該突状部の内部には拡大可能または縮小可能な中空部が形成されるという手段を採用した。

0011

また本発明の請求項7は、前記加圧流体は、請求項3または請求項4に何れかにおいて前記加圧流体は、空気または気体の何れか、または水、油の液体の何れかであるという手段を採用した。

発明を実施するための最良の形態

0012

下図面に従って発明案の実施の形態の具体例を説明する。図1乃至図10は本発明の一実施例である。1は型枠であり、この型枠1は成形するコンクリート成形品Aの外形状に合致する内形状に形成され、この実施例ではコンクリート成形品Aとして側溝2を成形するように、図3の如く底板3と、該底板3の左右の側面に対向して配置される側板4,4と、該側板4,4の前後にそれぞれ対向して配置される前板5と後板6とから形成され、コンクリートを打設して養生、固化後に、コンクリート成形品Aを離型するために底板3に対して側板4,4と、前板5と後板6とは分解可能に且つ組付可能に形成される。Mはコンクリート成形品Aを成形するために型枠1内に所望の間隔Kをあけて設置される入子部材である。底板3と、側板4,4と、前板5と後板6とは図には示さないヒンジ等の接続金具を用いて容易に分解可能に且つ組付可能になすようにしている。

0013

7は型枠1の内側の所望位置、例えば本実施例ではコンクリート成形品Aとしての側溝2の前面と後面とに正面略U字状にコンクリート成形品Aの成形時に着脱可能に突設された雄型本体であり、この雄型本体7はこの実施例では図5に示すように側溝2の敷設時に該側溝2,2相互を接続して止水性を有するようにゴムまたは柔軟性を有する合成樹脂等の弾性材よりなるシール材Sの長手方向の両側に設けた係止部S1 ,S1 を挿入し止着させるための正面略U字状の取付穴2a,2aを側溝2,2の接合面2b,2bに臨む開口部2a1 ,2a1 の奥に形成するためのものである。そしてこの雄型本体7は、先窄まりの雄の取付基体部7aと、該取付基体部7aの先端に図示するように形成される径大の例えば外形状が断面略円形をなした中空状の突状部7bとから形成される。7a1 は取付基体部7aの左右外側面に対応して形成された係合手段としての係合凹部である。

0014

前記突状部7bは図1および図2において図示するものは例示であり、外形状が断面略円形のほか、断面略楕円形、断面略三角形の何れかをなし、内部には中空部7b1 が設けられた中空状をなしている。そして、この中空状の突状部7bは、型枠1によってコンクリート成形品Aを成形するためにコンクリートCを打設するコンクリートCの打設時には、図6図7に示すように加圧流体Lが流入されることにより該突状部7bを所望形状に膨らましてコンクリート成形品Aに所望形状でありかつ所望寸法の取付穴2aを成形するものであり、コンクリートの打設後に図8に示すようにコンクリート成形品Aに対してコンクリートCを蒸気養生する等の養生、固化時には突状部7bから加圧流体Lを保形性が維持される程度の所望量が流出させるとにより突状部7b内を減圧させた状態で養生、固化し、また図9に示すようにコンクリートCが養生、固化した後の離型時には加圧流体Lを突状部7bから流出して萎ませることにより取付穴2aから突状部7bを抜き取ってコンクリート成形品Aの離型作業を確実になすために図1および図7図9に示すように拡大可能または縮小可能な中空部7b1 が形成されている。7cは雄型本体7内に前記中空部7b1 に連通するように設けられた流通路であり、この流通路7cを通じて中空部7b1 に対して加圧流体Lを流入するか、または加圧流体Lを流出されるようになっている。前記のようにコンクリートの養生、固化時に突状部7b内を減圧させるようにしたのは、蒸気養生による蒸気熱やコンクリートCの水和による熱により突状部7bが膨張して突状部7bが破裂するのを防止したり、取付穴2aの製作精度を高めるためである。前記加圧流体Lは、空気または気体の何れか、または水、油の何れかが使用される。そしてこの加圧流体Lは、図には示さないポンプによる吸引吐出、さらには停止により突状部7bに対して流入したり、流出されたり、停止が行われるが、その流入量または流出量は成形すべきコンクリート成形品Aの取付穴2aの大きさに対応して突状部7bの外容積の膨らみ方が大小異なるように制御される。また加圧流体Lの突状部7bに対する封入時間、すなわち流入開始時間から流出終了時間まではセメント、砂や砂利等の骨材等の配合比率により異なるコンクリートCの養生、固化時間に応じて長短制御される。

0015

7dは前記突状部7bの頂部に設けられた例えば円錐状の位置規制突起であり、この位置規制突起7dはコンクリート成形品Aの離型時(図9参照)における雄型本体7の抜取方向イに一致して設けられる。そして、この位置規制突起7dを雄型本体7の抜取方向イに一致して設けたのは、コンクリート成形品Aを成形するために型枠1内に打設するコンクリートCに対して加圧流体Lを流入することにより膨らむ突状部7bが、流動性を有するコンクリートCの圧縮圧や養生、固化時のコンクリートCの膨張圧に抗してコンクリートC内の所定位置に係止されて均一にしかも万遍なく膨らむことにより所望形状でかつ所望寸法の精度が高い取付穴2aを成形する(図6図7参照)のと、コンクリート成形品Aの離型時(図9参照)には突状部7bを萎ませて取付穴2aからの抜取りを無理な力を要せずに容易になすためである。

0016

前記型枠1は、型枠1の外側に配置される型枠構成基板8と、該型枠構成基板8の内側(図1および図2において上面)に雄型本体7に対して対向方向または相反方向に摺動可能に分割して重合される所望複数枚、例えば雄型本体7に対して左右3枚づつ、合計6枚の内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cとで形成される。

0017

また前記型枠1の前記雄型本体7に対する取付けは、雄型本体7の長手方向Iに対して交叉する対向方向または相反方向に摺動可能に左右3枚づつ、合計6枚が分割して重合されるように型枠構成基板8上を配置される内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cにて取付基体部7aを挟持するとともに所定数段目図1および図2では2段目に位置する内部型枠構成板9′b,9bの内端縁9′b1 ,9b1 を係合手段としての前記係合凹部7a1 ,7a1 内に係止し、ゴム等の弾性材により形成される雄型本体7を型枠1に固定する。

0018

本発明の雄成形型の一実施例は以上の構成からなり、以下この雄成形型を用いてコンクリート成形品Aの取付穴2aを形成する方法を作用と一緒工程順に説明する。先ず、第1工程としてコンクリート成形品Aとして側溝2を成形するには組立られる型枠1内に設置される入子部材Mと型枠1との間に形成される図3に示すような間隔K内にコンクリートCを打設する。このように、型枠1に対するコンクリートCの打設時には、雄型本体7の先端に設けた中空状の突状部7b内に図7に示すように加圧流体Lを流入して該突状部7bを所望形状にかつ所望寸法に膨らませることによりコンクリート成形品Aに取付穴2aを成形する。

0019

この際、突状部7bの頂部には雄型本体7の抜取方向イに一致して円錐状の位置規制突起7dが設けられているので、雄型本体7の突状部7bは位置規制突起7dにより型枠1内に打設するコンクリートCに対して図6に示すように圧縮圧や養生、固化時のコンクリートCの膨張圧に抗して取付位置に偏りを生ずることなく所定位置に係止されることにより不用意に移動することがなくなり、図に示さないポンプが駆動されることにより突状部7b内に加圧流体Lが流入されると、均一にかつ万遍なく膨らんで外形状が図示するように断面略円形のほか、断面略楕円形、断面略三角形等の所望形状を呈する。しかも突状部7bに対する加圧流体Lの流入量は、ポンプの駆動時間や駆動速度を制御することにより突状部7bの外容積の膨らみ方を大小加減することにより成形すべきコンクリート成形品Aの取付穴2aの大きさを設定することができる。しかも加圧流体Lの突状部7bに対する封入時間、すなわち流入開始時間から流出終了時間までは、セメント、砂、砂利等の骨材等の配合比率により異なるコンクリートCの養生、固化時間に応じて長短制御することにより最適なコンクリート成形品Aを成形することができる。

0020

次いで、第2工程として前工程において打設されたコンクリートCを養生室において60°C〜70°C程度の室温で蒸気養生して養生、固化させることにより所望形状であり、かつ所望寸法をなした高精度の取付穴2aを有するコンクリート成形品Aを成形することができる。この際、図8に示すように突状部7bの保形性が維持される程度に、所望量の加圧流体Lを流出して突状部7b内を減圧させることによりコンクリートCを養生、固化する。このように、コンクリートCの養生、固化工程において突状部7b内を減圧するようにしたのは、蒸気養生による蒸気熱やコンクリートCに水和による熱により突状部7bが膨張して突状部7bの破裂を防止したり、コンクリート成形品Aに製作精度が高い取付穴2aを成形するためである。この取付穴2aは接合されるべきコンクリート成形品A,Aの接合面2b,2bに臨む先窄まりの開口部2a1 ,2a1 の奥に径大の断面略円形に形成される。

0021

次いで、第3工程としてコンクリートCが養生、固化した離型時には前記突状部7bから加圧流体Lを流出させて突状部7bを萎ませることにより、成形された取付穴2aから突状部7bを抜き取り、コンクリート成形品Aを型枠1から離型する(図9参照)。そして、雄型本体7の突状部7bは、コンクリート成形品Aの接合面2bに臨む開口部2a1 の奥に径大に形成された取付穴2aに対する開口部2a1 の連設個所になるくびれ部分k,kの間の間隙lよりも幅狭に萎むので、コンクリート成形品Aの先窄まりの開口部2a1 の奥に径大の取付穴2aを形成する場合に、通常では雄型本体7の突状部7bを取付穴2aから抜取りにくい場合にも図9に示すような離型時には、強い引張力を無理に雄型本体7の突状部7bに加えてストレスをかけることなく取付穴2aから突状部7bを円滑に抜取ることができ、コンクリート成形品Aの離型作業を迅速かつ確実に行うことができる。

0022

また、円錐状の位置規制突起7dは、抜取方向イに一致して突状部7bの頂部に形成されるので、突状部7bが萎んだ時に取付穴2aや開口部2a1 に引っ掛かることなく突状部7bの抜取は円滑に行なえる。しかも、抜取時に無理な強い引張力が突状部7bに加わらずに済むので、コンクリート成形品Aの成形に際して雄型本体7に対する使用回数が多くなっても機械的疲労やストレスにより雄型本体7の突状部7bが破断したり、亀裂が生ずる等の劣化がなくなる。このため、コンクリート成形品Aを成形する場合に、コンクリートCの打設工程、養生・固化工程、離型工程等の一連成形工程を通じて雄型本体7は、機械的疲労が少なく構造的堅牢になり、繰り返し使用する場合にも耐用年数が長くなり、長命化がはかれる。

0023

また雄型本体7の前板5と後板6に対する型枠1,1への取付けは、型枠構成基板8に対してその内側(図1および図2において上面)に、雄型本体7の長手方向Iに交叉して対向方向または離反方向に摺動可能に分割して重合される所望複数枚、図1および図2では抜型本体7に対して3枚づつ、合計6枚の内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cにて雄型本体7の取付基体部7aを挟持するとともにこの内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cのうち所定数段目、2段目に位置する内部型枠構成板9′b,9bの内端縁9′b1 ,9b1 を雄型本体7の取付基体部7aの左右両側に設けた係合手段としての係合凹部7a1 ,7a1 内に係止することにより雄型本体7を型枠1の内側に突設するように取付ける。

0024

このため、図11に示すように接着剤cを用いて雄型本体aを型枠bの内側面に接着するか、または図13に示すように型枠bに植設したボルトdにナットeを螺合することにより雄型本体aを型枠bの内側に固定した従来の雄型本体aのように、雄型本体7と型枠1との間に間隙を生じないので、この間隙内に養生、固化後のコンクリートかすが入り込むことがない。従ってコンクリート成形品Aに高精度の取付穴2aを形成することができるとともにコンクリート成形品Aは表面が綺麗な仕上がりになり、高精度の形状、寸法にして高品質に成形することができる。

0025

また型枠1の使用回数が多くなって雄型本体7が磨耗したり、亀裂を生じて古くなって新しいものと交換を必要とする場合には、外側に配置される型枠構成基板8に対して複数枚の内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cを左右に離反するように摺動させることにより雄型本体7の取付基体部7aに対する内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cの挟持を解放するとともに所定数段目、図1および図2に示すように2段目に位置する内部型枠構成板9′b,9bの内端縁9′b1 ,9b1 を係合手段としての係合凹部7a1 ,7a1 から抜き出してその係合を解除することができる。こうして使用回数が多くなって古くなったり、亀裂を生ずる雄型本体7を型枠1から取外すことができる。

0026

新しい雄型本体7を型枠1に取付けるのには、所望数枚の内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9c,9cを対向方向に型枠構成基板8に対して摺動するだけの簡単な取扱操作により雄型本体7の取付基体部7aを挟持するとともに所定数段目に位置する内部型枠構成板9′b,9bの内端縁9′b1 ,9b1 を係合手段としての係合凹部7a1 ,7a1 内に係止することにより雄型本体7を型枠1の内側に取付けることができる。このようにして新しい雄型本体7の交換作業を終える。

0027

前記第実施例においては、雄型本体7を型枠1に取付けるために、雄型本体7の取付基体部7aの左右の両側には係合手段として係合凹部7a1 ,7a1 を形成し、この係合凹部7a1 ,7a1 内に型枠構成基板8上を摺動可能になる対向する内部型枠構成板9′b,9bの内端縁9′b1 ,9b1 を係合するようにして取付けている。しかし、係合手段としては上記実施例とは反対に雄型本体7の取付基体部7aの左右の両側に係合凸部を形成し、該係合凸部は対向する所望複数枚の内部型枠構成板9′b,9b以外の上下に配置される内部構成板9′a,9a;9′c,9cの内端縁9′a1 ,9a1 ;9′c1 ,9c1 に対して凹設される係合凹部内に係合可能に収容されるようにして雄型本体7を型枠1に取付けることもできる。

0028

なお上記各実施例では、型枠構成基板8に対して摺動可能になる内部型枠構成板9′a,9′b,9′c;9a,9b,9cは左右3枚づつ、合計6枚を使用しているが、その増減変更は自由である。

0029

さらには上記実施例では雄型本体7はコンクリート成形品Aとして側溝2を成形する場合につき説明しているが、この型枠1は側溝2を成形する場合に限らず、成形すべきコンクリート成形品AがU形溝、ボックス・カルバート、下水管等の地下埋設構造物やトンネル、擁壁等の地上構造物としての土木資材や外壁パネル、内壁パネル、天井パネル、床パネル、スラブ板等に弾性シール材を取付けるための取付穴を成形する場合にも本発明は適用することができる。また雄型本体7は取付穴を成形する場合に限るものではなく、しかもその形状は図示するものに限らない。

発明の効果

0030

以上のように本発明は、雄成形型がゴム等の弾性材により形成され、型枠内の所望位置に取付けられる雄型本体と、該雄型本体の先端に形成されコンクリートの打設時には加圧流体が膨らまされ、コンクリート成形品におけるコンクリートの養生、固化時には加圧流体を所望量流出して減圧されるとともにコンクリートの成形品の離型時には加圧流体を流出して萎ませられる中空状をなす突状部とから形成されるので、型枠の内側に取付けられる雄型本体の取付姿勢に偏りを生ずることなく、しかも雄型本体の弾性復元性が使用回数を増しても衰えることなく確実になって機械的疲労が少なく、長命化がはかれ、保守、管理も容易になる。そして高精度の取付穴を有する綺麗な表面のコンクリート成形品を多くの時間を要することなく効率的に成形することができ、製作コストは安価になる。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明のコンクリート成形品の雄成形型の一実施例を示す拡大断面図である。
図2同じく本実施例の雄成形型を型枠構成基板に対して取付前の状態を示す拡大断面図である。
図3本実施例で使用する型枠の一例を示す分解斜視図である。
図4同じく雄成形型により成形されるコンクリート成形品の一例を示す斜視図である。
図5同じくコンクリート成形品に形成した取付穴内にシール材を挿入してコンクリート成形品相互を接合する状態を示す拡大斜視図である。
図6同じく本実施例の雄成形型を用いてコンクリート成形品を成形する場合のコンクリートの打設工程を示す説明的な拡大断面図である。
図7同じくコンクリート成形品を成形する場合の成形工程ならびに養生、固化工程を示す説明的な拡大断面図である。
図8同じくコンクリート製品の養生、固化時を示す説明的な拡大断面図である。
図9同じく取付穴から萎ませた突状物を抜き取るコンクリート成形品の離型工程を示す説明的な拡大断面図である。
図10同じく完成されたコンクリート成形品を示す説明的な拡大断面図である。
図11従来の雄成形型の一例を示す拡大断面図である。
図12同じく雄成形型を使用して取付穴を成形したコンクリート成形品を示す拡大断面図である。
図13従来の雄成形型の他例を示す拡大断面図である。

--

0032

1型枠
2側溝
2a取付穴
2a1 開口部
2b接合面
7雄型本体
7a取付基体部
7a1係合凹部
7b 突状部
7b1中空部
7c流通路
7d位置規制突起
8 型枠構成基板
Aコンクリート成形品
Cコンクリート
I長手方向
L 加圧流体

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