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技術 注射器バレル及びストッパが局所的に潤滑された注射器

出願人 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
発明者 サンダー・ジュールドウェイン・エル・シュミットテリー・エル・スプリーク
出願日 1999年6月7日 (21年5ヶ月経過) 出願番号 1999-158943
公開日 2000年1月11日 (20年10ヶ月経過) 公開番号 2000-005309
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード ストッバ 管状バレル 潤滑剤リザーバ 同注射器 周方向領域 軸線方向距離 プランジャシャフト バレル部分
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図面 (3)

課題

注射器バレルストッパとの間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤を注射器の限定された領域に配置されるだけである医療用注射器アセンブリの提供。

解決手段

医療用注射器アセンブリ10は、内壁を有する管状バレル12の両端に第1の開口と第2の関口とを有している。内壁は内面を含んでいる。係合面を有するストッパ26は、管状バレル内に摺動可能に収納され且つ管状バレルの内壁の表面と係合するための部分を含んでいる。管状バレルの内壁と前記ストッバの係合面とのうちの少なくとも一つの部材の限定された領域に亘って潤滑剤が配設され、それによって、管状バレルの内壁面とストッパの係合面との間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤が利用できる。

概要

背景

発明の背景として、注射器は、典型的には、管状のバレル部分と、一端にストッパを有するプランジャと、を含んでいる。プランジャとストッパとは、注射器の管状バレル内に挿入される。ストッパ部分は、典型的には、天然ゴム又は合成ゴムのような弾性材料によって作られ、このストッパ部分は、注射器の管状バレルの内側面と係合して、プランジャに圧力がかけられたときに注射器から流体射出する助けとなるシールを形成する。

伝統的には、プラスチック又はガラスによって作られた注射器の管状バレルの内側及びストッパの外側は、それら二つの部品間の摩擦を減らすためにシリコーンオイルによって潤滑されてきた。管状バレルの内側及びストッパに塗布されるシリコーン粘性及び量を選択することによって、これらの部材間の摩擦が所望のレベルまで減じるか又は調整される。

従来の注射器の製造においては、シリコーンオイルを管状バレル内へ下向きに噴霧することによって、注射器の管状バレルに塗布される。このことにより、一般的には、管状バレルの内側面全体がシリコーンによって覆われる。同様に、ストッパ全体は、たくさんのストッパがシリコーンオイルと一緒混転される浴(bath)方法によってシリコーンオイルで覆われる。これらの方法のいずれにおいても、注射器バレルの内側面全体とストッパ全体とがシリコーンオイルによって覆われる。この場合には、注射器バレルとストッパとに塗布されるシリコーンの結果的な量は、二つの部品間の摩擦を適当なレベルまで減らすのに十分な必要量を超える。

医療用シリコーンオイルは、典型的には有害ではないけれども、使用されるシリコーンの量を最小化し且つ注射器の構成部品上にシリコーンをより効率良く且つ計略的に配置して、過剰な潤滑剤を除去しながら注射器の可動部品間の摩擦を減らした医療用注射器及び医療用注射器を作る方法を有することが望ましい。医療用注射器に使用されるシリコーンの量を最少化する利点としては、薬剤と一緒に患者体内注入されるシリコーンの量を減らすか又は最少化すること、注射器の外部へのシリコーンの漏れを防止して注射器が治療従事者の手の中で滑るというようなことを減らすこと、及び潤滑剤(シリコーン)と注射器の内容物との間の相互作用を最少化すること、が含まれる。潤滑剤と注射器の内容物との間の相互作用を最少化することは、患者に投与される前のある期間貯蔵されるかもしれない特定の注射可能な薬剤が注射器に予め充填される場合には特に重要である。

概要

注射器バレルとストッパとの間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤を注射器の限定された領域に配置されるだけである医療用注射器アセンブリの提供。

医療用注射器アセンブリ10は、内壁を有する管状バレル12の両端に第1の開口と第2の関口とを有している。内壁は内面を含んでいる。係合面を有するストッパ26は、管状バレル内に摺動可能に収納され且つ管状バレルの内壁の表面と係合するための部分を含んでいる。管状バレルの内壁と前記ストッバの係合面とのうちの少なくとも一つの部材の限定された領域に亘って潤滑剤が配設され、それによって、管状バレルの内壁面とストッパの係合面との間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤が利用できる。

目的

従って、注射器バレルとストッパとの間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤が注射器の限定された領域にのみ配置される医療用注射器アセンブリ及び同注射器アセンブリを作る方法を有することは望ましく且つ有利である。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

医療用注射器アセンブリであって、両端に第1の開口及び第2の開口を有し、内面を有する壁が前記端部間に延びている、管状バレルと、前記管状バレル内に摺動可能に収納され且つ同管状バレルの前記内面と摺動可能に係合している部分を有するストッパと、前記管状バレルの前記内面の少なくとも一つの部分の限定された領域に亘って配設された潤滑剤であって、それによって、前記内面と前記ストッパとの間の摩擦を減らすために十分な量の前記潤滑剤が利用できるようになされた潤滑剤と、を含む注射器アセンブリ

請求項2

請求項1に記載の注射器アセンブリであって、前記潤滑剤が、前記内壁周方向に沿って完全に延びているが前記内面の全長よりも短い距離に沿って第1の開口の近くからのみ軸線方向に延びている前記内面の部分に設けられているか、又は、前記内面の周方向に沿って完全に延びているが前記管状バレルの長さのより少ない部分のみに沿って前記第1の開口近くから軸線方向に延びている領域に亘って前記内側面上に設けられており、前記潤滑剤は、前記ストッパの軸線方向長さより短い軸線方向長さを有する環状パターンで前記ストッパの係合面上に更に設けられている、注射器アセンブリ。

請求項3

請求項2に記載の注射器アセンブリであって、前記潤滑剤が、前記ストッパの軸線方向長さにほぼ等しい長さに沿って前記管状バレルの前記第1の開口の近くから延びている、注射器アセンブリ。

請求項4

請求項1に記載の注射器アセンブリであって、前記ストッパが外側係合面を含んでおり、前記潤滑剤が、前記ストッパの軸線方向長さよりも短い前記外側面の一部分に設けられており、又は前記ストッパは外側面を有する環状リブを含んでおり、前記潤滑剤が、前記環状リブの前記外側面上にのみ設けられている、注射器アセンブリ。

請求項5

請求項1に記載の注射器アセンブリであって、前記注射器ガラスプラスチック材料によって作られており、前記潤滑剤がシリコーンを含んでいる、注射器アセンブリ。

請求項6

管状バレル内に選択的に収納されるアプリケータを使用して、内壁を備えた管状バレルを有する医療用注射器アセンブリを潤滑させる方法であって、(a)アプリケータを管状バレル内へと動かす工程と、(b)管状バレルの内壁上に潤滑剤を堆積させるために、アプリケータを管状バレル内で動かす工程と、(c)(b)の工程を行いながら、管状バレルの内壁の軸線方向長さよりも短い予め選択された軸線方向距離だけアプリケータを管状バレル内で動かす工程と、(d)管状バレルの所望の部分が潤滑されたときに、アプリケータをバレルから取り出す工程と、を含む方法。

請求項7

請求項6に記載の方法であって、工程(c)の予め選択された軸線方向の距離が、管状バレルの内壁の軸線方向長さの比較的少ない部分であり、及び/又は工程(b)がアプリケータをバレル内で回転させることによって行われる、方法。

請求項8

請求項6に記載の方法であって、注射器アセンブリがストッパを含み、当該方法は、ストッパの全周方向領域よりも少ない周方向領域に亘ってストッパの一部分を潤滑剤によってコーティングする工程を更に含む、方法。

請求項9

請求項8に記載の方法であって、ストッパが外面を有する少なくとも一つの環状リブを含んでおり、当該方法は、同リブの外面を潤滑剤によってコーティングするパターンを更に含んでいる、方法。

請求項10

請求項6に記載の方法であって、潤滑剤がシリコーンである、方法。

請求項11

注射器バレルによって収容されたストッパを含む注射器アセンブリを潤滑させる方法であって、(a)ストッパの前記軸線方向長さよりも短い軸線方向長さを有するストッパの部分を選択する工程と、(b)工程(a)による部分にのみ潤滑剤を塗布する工程と、を含む方法。

請求項12

請求項11に記載の方法であって、工程(b)が、ストッパの別の部分をマスキングすること、及び工程(a)のマスキングされていない部分に潤滑剤を塗布すること、を含む方法。

請求項13

請求項11に記載の方法であって、工程(a)の部分が環状リブを含み、工程(b)が潤滑剤を同リブ上に押し付けることを含む、方法。

請求項14

請求項11に記載の方法であって、注射器アセンブリが、工程(a)のストッパ部分と摺動可能に係合する内壁を有するバレルを含み、当該方法は、内壁の全長よりも短い部分が潤滑されるように、内壁の一部分を潤滑剤でコーティングする工程を更に含む、方法。

請求項15

請求項14に記載の方法であって、前記内壁のコーティングされた部分がストッパの長さにほぼ等しい、方法。

技術分野

0001

本発明は、医療用注射器に関し、より特定すると、注射器バレル及びストッパ潤滑に関する。

背景技術

0002

発明の背景として、注射器は、典型的には、管状のバレル部分と、一端にストッパを有するプランジャと、を含んでいる。プランジャとストッパとは、注射器の管状バレル内に挿入される。ストッパ部分は、典型的には、天然ゴム又は合成ゴムのような弾性材料によって作られ、このストッパ部分は、注射器の管状バレルの内側面と係合して、プランジャに圧力がかけられたときに注射器から流体射出する助けとなるシールを形成する。

0003

伝統的には、プラスチック又はガラスによって作られた注射器の管状バレルの内側及びストッパの外側は、それら二つの部品間の摩擦を減らすためにシリコーンオイルによって潤滑されてきた。管状バレルの内側及びストッパに塗布されるシリコーン粘性及び量を選択することによって、これらの部材間の摩擦が所望のレベルまで減じるか又は調整される。

0004

従来の注射器の製造においては、シリコーンオイルを管状バレル内へ下向きに噴霧することによって、注射器の管状バレルに塗布される。このことにより、一般的には、管状バレルの内側面全体がシリコーンによって覆われる。同様に、ストッパ全体は、たくさんのストッパがシリコーンオイルと一緒混転される浴(bath)方法によってシリコーンオイルで覆われる。これらの方法のいずれにおいても、注射器バレルの内側面全体とストッパ全体とがシリコーンオイルによって覆われる。この場合には、注射器バレルとストッパとに塗布されるシリコーンの結果的な量は、二つの部品間の摩擦を適当なレベルまで減らすのに十分な必要量を超える。

0005

医療用シリコーンオイルは、典型的には有害ではないけれども、使用されるシリコーンの量を最小化し且つ注射器の構成部品上にシリコーンをより効率良く且つ計略的に配置して、過剰な潤滑剤を除去しながら注射器の可動部品間の摩擦を減らした医療用注射器及び医療用注射器を作る方法を有することが望ましい。医療用注射器に使用されるシリコーンの量を最少化する利点としては、薬剤と一緒に患者体内注入されるシリコーンの量を減らすか又は最少化すること、注射器の外部へのシリコーンの漏れを防止して注射器が治療従事者の手の中で滑るというようなことを減らすこと、及び潤滑剤(シリコーン)と注射器の内容物との間の相互作用を最少化すること、が含まれる。潤滑剤と注射器の内容物との間の相互作用を最少化することは、患者に投与される前のある期間貯蔵されるかもしれない特定の注射可能な薬剤が注射器に予め充填される場合には特に重要である。

発明が解決しようとする課題

0006

従って、注射器バレルとストッパとの間の摩擦の適切な低減を提供するのに十分な量の潤滑剤が注射器の限定された領域にのみ配置される医療用注射器アセンブリ及び同注射器アセンブリを作る方法を有することは望ましく且つ有利である。

課題を解決するための手段

0007

注射可能な薬剤を投与するための医療用注射器アセンブリは、内壁を有する管状のバレルを含んでいる。プランジャは、管状バレルの内壁面摺動可能に係合する係合面を有するストッパを含んでいる。潤滑剤は、管状バレルの内壁の少なくとも一部分の限定された領域とストッパの係合面とを覆うように配設され、それによって、管状バレルの内壁面とストッパの係合面との間の摩擦を適切に減じるために十分な量の潤滑剤が利用できる。

0008

本発明の方法は、管状バレルの周方向に沿って延び且つ管状バレルの内壁の全長よりも短い距離に沿って同管状バレルの第1の開口から軸線方向に延びる領域に亘って医療用注射器アセンブリの管状バレルの内壁の表面に潤滑剤を塗布するのに有用である。この方法は、潤滑剤を保持するための容器を含むアプリケータを提供することを含んでいる。容器は、少なくとも一つの開口を備えた側壁を有するのが好ましい。アプリケータの一端は、管状バレルの第1の開口内に配設され、このアプリケータは、管状バレルの内壁に対して潤滑剤を堆積させながら回転される。アプリケータは、回転させたときに、管状バレルの内壁の軸線方向の長さよりも短い距離だけ管状バレル内へと軸線方向に動かされる。管状バレルの所望量が潤滑剤で覆われたときにアプリケータは除去される。

0009

ストッパの全周領域よりも少ない周方向領域に亘って潤滑剤によって医療注射器アセンブリのストッパをコーティングする方法もまた開示されており、この方法は、一以上の環状リングを有するストッパの外面を潤滑剤で覆うパターンを含んでおり、この環状リングの軸線方向の長さの合計は、ストッパの外面の軸線方向の長さよりも短い。

発明を実施するための最良の形態

0010

いくつかの図面を通して同様の番号が同様の且つ対応する部品を示している図を参照すると、医療用注射器アセンブリの全体が符号10によって示されている。注射器アセンブリ10は、注射可能な薬剤の投与及び注射のために利用されるタイプのものである。

0011

注射器アセンブリ10は、一端に設けられた口部開口14と、反対側端部に設けられた出口16、とを有する概して円筒形又は管状のバレル12を含んでいる。連続的な周方向に沿った壁18は管状バレル12を形成している。壁18の内面の一部分には潤滑剤が設けられている。潤滑剤34は、管状バレル12の内面20の限定された領域に亘ってのみ設けられるのが好ましい。

0012

特に図2を参照すると、プランジャ22は、端部にストッパ26が設けられたシャフト部分24を含んでいる。ストッパ26は、壁18によって形成されたバレル12の大きさと等しい合成ゴムのような弾性部材によって作られていて壁18との間にシールを提供するのが好ましい。ストッパ26は、このストッパ26の最も末端に設けられた円錐形部分28を含んでいる。ストッパ26はまた、管状バレル12の壁18の内面20と係合するための係合面32を含む少なくとも一つの管状リブ30をも含んでいる。各リブ30の係合面32は、ストッパと管状バレル12の内面20との間の摩擦の低減の助けとなる潤滑剤34によってコーティングされているのが好ましい。

0013

管状バレル12とプランジャシャフト24とは、あらゆる材料によって作ることができる。例えば、管状バレル12とプランジャシャフト24とは、各々、ガラス又はプラスチックのような適当な材料によって作ることができる。プラスチックは、より容易に製造でき且つ容易に配置することができるので、好ましい材料である。

0014

管状バレル12の内面20は、内壁18の全周に亘って延びており且つ管状バレル12の口部14から出口16まで軸線方向に延びている。特に図1を参照すると、管状バレル12の内面20に潤滑剤34を塗布するためのコーティングヘッドアセンブリ50が図示されている。コーティングへッドアセンブリ50は、基端53と末端55とを含んでいる軸52を含んでいる。基端53は、軸52を回転させ且つそれを軸線方向(すなわち、図において上方及び下方に)動かすための機構(図示せず)に取り付けることができる。コーティングヘッド54は、管状バレル12の内面20をコーティングするために潤滑剤34を供給するための潤滑剤リザーバ56を含んでいる。潤滑剤34がリザーバから流れ出て管状バレル12の内面20に塗布されるのを許容するために、リザーバ56とコーティングヘッド54内に設けられた少なくとも一つの開口60とに連通させて通路58が設けられている。作動時においては、コーティングヘッドアセンブリ50は、管状バレル12の口部14内に配置され、次いで、管状バレル12の口部14から下方に向かって軸線方向に移動される。アセンブリ50は、壁18の内面20の予め選択された部分をコーティングするのに十分な距離だけ動く。管状バレル12の内面の予め選択された部分のコーティングに引き続いて、コーティングヘッド54は管状バレル12から抜き取られる。

0015

管状バレル12の内面20に塗布される潤滑剤34の量は、回転するコーティングヘッド54に設けられた開口60のための所定のパターンを選択し、開口60の大きさ、コーティングヘッド54の回転速度、コーティングヘッド54の深さを変えること、及び管状バレル12の内面20に向けて径方向分配される潤滑剤の量を制御することによって、調節することができる。

0016

潤滑剤34の塗布は、内面20の全周に沿って延びるが管状バレル12の口部14の近くから管状バレル12の壁18の全長よりも短い距離に沿ってのみ軸線方向に延びているのが好ましい。すなわち、潤滑剤34は、管状バレル12の全周に沿って延びているが管状バレル12の壁18の長さの一部分のみである距離に沿って管状バレル12の口部14の近くからのみ軸線方向に延びている領域における管状バレル12の内面20上にのみ配設されるのが好ましい。

0017

管状バレル12とプランジャシャフト24とはあらゆる適当な材料によって作ることができる。例えば、管状バレル12とプランジャシャフト24とは、各々、ガラス又はプラスチックのような適当な材料によって作ることができる。プラスチックは、より容易に製造され且つ容易に配置することができるので好ましい材料である。

0018

管状バレル12の内面20は、内壁18の周方向に沿って完全に延びており且つ管状バレル12の口部から出口16まで軸線方向に延びている。特に図1を参照すると、管状バレル12の内面20に潤滑剤34を塗布するためのコーティングヘッドアセンブリ50が図示されている。コーティングヘッドアセンブリ50は、基端53と末端55とを含んでいる軸52を含んでいる。基端53は、軸52を回転させ且つそれを軸線方向(すなわち、図において上方及び下方)に動かすための機構(図示せず)に取り付けることができる。コーティングヘッド54は、軸52の末端55に取り付けられる。コーティングヘッド54は、管状バレル12の内面20をコーティングするために潤滑剤34を供給するための潤滑剤リザーバ56を含んでいる。潤滑剤がリザーバから流出して管状バレル12の内面20に塗布されるのを許容するために、リザーバ56とコーティングヘッド54内に設けられた少なくとも一つの開口60とに連通させて通路58が設けられている。作動時においては、コーティングヘッドアセンブリ50は、管状バレル12の口部14内に配置され、次いで、管状バレル12の口部14から下方に向かって軸線方向に移動される。アセンブリ50は、壁18の内面20の予め選択された部分をコーティングするのに十分な距離だけ動く。管状バレル12の内面の予め選択された部分のコーティングに引き続いて、コーティングヘッド54は、管状バレル12から抜き取られる。

0019

管状バレル12の内面20に塗布される潤滑剤34の量は、回転するコーティングヘッド54に設けられた開口60のための所定のパターンを選択し、開口60の大きさ、コーティングヘッド54の回転速度、コーティングヘッド54の深さを変えること、及び管状バレル12の内面20に対して径方向に分配される潤滑の量を制御すること、によって調節することができる。

0020

潤滑剤34の塗布は、内面20の周方向全体に沿って延びるが管状バレル12の口部14の近くから管状バレル12の壁18の全長よりも短い距離に沿ってのみ軸線方向に延びているのが好ましい。すなわち、潤滑剤34は、管状バレル12の周方向全体に沿って延びているが、管状バレル12の壁の長さの一部分のみである距離に沿って管状バレル12の口部14の近くからのみ軸線方向に延びている領域における管状バレル12の内面20上にのみ配設されている。好ましい実施形態においては、潤滑剤34は、プランジャ22のストッパ26の長さよりもほんの少し長い距離に沿って管状バレル12の口部14の近くから軸線方向に延びている。予充填注射器アセンブリにおいては、典型的には、ストッパ26は口部14の近くに維持されるであろうから、所望の潤滑を達成するには、潤滑剤34は、内壁20の対応する領域をコーティングするだけでよい。

0021

また、注射器アセンブリ内において利用される潤滑剤34の量を最少化するためには、潤滑剤34は、ストッパ26の軸線方向長さよりも短い軸線方向長さを有する管状パターンでストッパ26の外面27に配置されるのが好ましい。すなわち、潤滑剤34は、ストッパ26の不連続な環状部分にのみ配置されるのが好ましい。好ましくは、上記したように、ストッパ26は、環状リブ30の各々の外側面又は係合面32上にのみ配置された潤滑剤34を有する少なくとも一つの環状リブ30を含んでいる。各リブ30の係合面32にのみ潤滑剤34を塗布することによって、リブ30の各々の係合面は、管状バレル12の壁18の内面20と接触するストッパ26の唯一の部分であるので、ストッパ26と管状バレル12との間の摩擦を減じながら、使用される潤滑剤の全体の量を著しく減らすことができる。

0022

ストッパ26の選択された領域への潤滑剤の塗布は、パターンコーティングのような印刷技術による公知の方法を適用するか又はローリング及びプレスによってストッパ26の選択された領域に潤滑剤の薄い層を転写することによって達成することができる。更に、潤滑剤34は、同潤滑剤が塗布されるべきでないストッパ26の部分をマスキングするか又は覆う一方で、ストッパ26の残りのマスキングしていない部分に潤滑剤を吹き付けることによってストッパ26の選択された領域に塗布することができる。

0023

潤滑剤34は、医療用等級のシリコーンオイルであるのが好ましい。グリセリンのようなその他の適当な潤滑剤を、本発明の精神から逸脱することなく使用しても良い。

0024

以上、本発明を図示しつつ説明したが、ここで使用された用語は、限定するためよりもむしろ説明するための用語としての性格を有するものであることを意図していることは理解されるべきである。上記の教示に従って本発明を変形し且つ変更することは可能である。従って、特許請求の範囲内で上に特に記載したものと異なった形で本発明を実施しても良いことは理解されるべきである。

図面の簡単な説明

0025

図1本発明の注射器バレル及びコーティング装置の断面図である。
図2本発明のストッパを含むプランジャの一部分の側面図である。

--

0026

10注射器アセンブリ、 12バレル、22ストッパ、 26 ストッパ、34潤滑剤、 50コーティングヘッドアセンブリ、54 コーティングヘッド、 56 リザーバ

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