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技術 氏名入力装置及びプログラム記録媒体

出願人 富士通株式会社
発明者 豊嶋康司
出願日 1998年5月26日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1998-143673
公開日 1999年12月10日 (21年0ヶ月経過) 公開番号 1999-338859
状態 特許登録済
技術分野 文書処理装置 機械翻訳 文書処理装置
主要キーワード ローマ字綴り 入力テーブル 出力テーブル 作業テーブル 国際化 ヘボン式 候補テーブル ローマ字変換
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年12月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

本発明は、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の提供を目的とする。

解決手段

漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理するとともに、フリガナの各文字毎に、規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すフリガナ属性情報を管理する氏名辞書11と、氏名辞書11を検索することで、入力されるフリガナの指す氏名を検索するとともに、その氏名の持つフリガナ属性情報を取得する検索手段14と、検索手段14の検索する氏名の中から氏名を1つ選択する選択手段15と、選択手段15の選択する氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従って規定のローマ字変換を施しつつ、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換手段16とを備えるように構成する。

概要

背景

ローマ字の1文字1文字は、カタカナの1文字1文字と対応付けがとられている。

これから、カタカナで記載される文字列をローマ字に変換する場合には、カタカナとローマ字との対応関係を管理するテーブルを用意して、このテーブルを使って、1文字ずつローマ字に変換していくことで実現できることになる。

概要

本発明は、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の提供を目的とする。

漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理するとともに、フリガナの各文字毎に、規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すフリガナ属性情報を管理する氏名辞書11と、氏名辞書11を検索することで、入力されるフリガナの指す氏名を検索するとともに、その氏名の持つフリガナ属性情報を取得する検索手段14と、検索手段14の検索する氏名の中から氏名を1つ選択する選択手段15と、選択手段15の選択する氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従って規定のローマ字変換を施しつつ、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換手段16とを備えるように構成する。

目的

従って、従来では、現実には、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置が実現されていなかった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の提供と、その実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録媒体の提供とを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置であって、漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理するとともに、該フリガナの各文字毎に、規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すフリガナ属性情報を管理する氏名辞書と、上記氏名辞書を検索することで、入力されるフリガナの指す氏名を検索するとともに、該氏名の持つフリガナ属性情報を取得する検索手段と、上記検索手段の検索する氏名の中から氏名を1つ選択する選択手段と、上記選択手段の選択する氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従って上記規定のローマ字変換を施しつつ、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換手段とを備えることを、特徴とする氏名入力装置。

請求項2

請求項1記載の氏名入力装置において、氏名辞書は、フリガナの各文字毎に、大文字であるのか小文字であるのかを管理する構成を採り、かつ、氏名辞書に管理される大文字小文字情報に従って、変換手段の変換対象となるフリガナを補正する補正手段を備えることを、特徴とする氏名入力装置。

請求項3

請求項1又は2記載の氏名入力装置において、入力されるフリガナを大文字から小文字に変換し、あるいは小文字から大文字に変換することで、入力されるフリガナに類似するフリガナを生成する生成手段を備え、検索手段は、上記生成手段の生成するフリガナの指す氏名についても検索することを、特徴とする氏名入力装置。

請求項4

フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置であって、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換手段と、上記変換手段の変換するローマ字の中に、規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれているのか否かを検出する検出手段と、上記検出手段が規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれていることを検出するときに、その部分に対して該規定のローマ字変換を施す実行手段と、上記実行手段の得るローマ字と、上記変換手段の得るローマ字の中から入力するローマ字を決定する決定手段とを備えることを、特徴とする氏名入力装置。

請求項5

請求項4記載の氏名入力装置において、入力されるフリガナを大文字から小文字に変換し、あるいは小文字から大文字に変換することで、入力されるフリガナに類似するフリガナを生成する生成手段と、入力されるフリガナと上記生成手段の生成するフリガナの中から、フリガナを1つ選択する選択手段とを備え、変換手段は、上記選択手段の選択するフリガナをローマ字に変換することを、特徴とする氏名入力装置。

請求項6

フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録媒体であって、漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理するとともに、該フリガナの各文字毎に、規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すフリガナ属性情報を管理する氏名辞書にアクセスするアクセス処理と、上記氏名辞書を検索することで、入力されるフリガナの指す氏名を検索するとともに、該氏名の持つフリガナ属性情報を取得する検索処理と、上記検索処理の検索する氏名の中から氏名を1つ選択する選択処理と、上記選択処理の選択する氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従って上記規定のローマ字変換を施しつつ、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換処理とをコンピュータに実行させるプログラムが格納されることを、特徴とするプログラム記録媒体。

請求項7

フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録媒体であって、入力されるフリガナをローマ字に変換する変換処理と、上記変換処理の変換するローマ字の中に、規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれているのか否かを検出する検出処理と、上記検出処理が規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれていることを検出するときに、その部分に対して該規定のローマ字変換を施す実行処理と、上記実行処理の得るローマ字と、上記変換処理の得るローマ字の中から入力するローマ字を決定する決定処理とをコンピュータに実行させるプログラムが格納されることを、特徴とするプログラム記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置と、その実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録媒体とに関する。

0002

社会国際化するにつれ、様々な分野で、ローマ字で記載される氏名をコンピュータ装置に入力することが必要となってきた。このようなことを背景にして、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の実現が必要となりつつあるが、この氏名入力装置を実用的なものとするためには、適格なローマ字への変換を実現する技術の構築が必要である。

背景技術

0003

ローマ字の1文字1文字は、カタカナの1文字1文字と対応付けがとられている。

0004

これから、カタカナで記載される文字列をローマ字に変換する場合には、カタカナとローマ字との対応関係を管理するテーブルを用意して、このテーブルを使って、1文字ずつローマ字に変換していくことで実現できることになる。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、このようなカタカナからローマ字への単純な変換処理を使っていたのでは、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置を実現できない。

0006

すなわち、国際的に必要となるローマ字はヘボン式ローマ字であるが、このヘボン式ローマ字では、母音の「O」と「O」とが連続したり、母音の「O」と母音の「U」とが連続する場合などには、後続の母音の「O」や「U」を省略するという長音処理を施す必要がある。

0007

しかるに、氏名では、読み方によって、長音処理を施さなくてはならない場合と、施してはいけない場合とがあり、このどちらを選択するのかについて単純な規則がない。

0008

例えば、「伊」のフリガナである「イトウ」は、単純な変換処理によると「ITOU」となるが、長音処理に従って「O」の後の「U」を省略して、「ITO」と変換する必要がある。これに対して、「糸宇」のフリガナである「イトウ」は、長音処理を用いずに、単純な変換処理に従って、「ITOU」と変換する必要がある。

0009

これから、カタカナとローマ字との対応関係を管理するテーブルを使うだけの単純な変換処理を使っていたのでは、フリガナで入力される氏名を適格なローマ字に変換できない。

0010

従って、従来では、現実には、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置が実現されていなかった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力する氏名入力装置の提供と、その実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記録媒体の提供とを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

図1及び図2に本発明の原理構成を図示する。図中、1は本発明を具備する氏名入力装置であって、フリガナで入力される氏名をローマ字に変換して入力するものである。

0012

図1に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1は、ディスプレイ10と、氏名辞書11と、入力手段12と、生成手段13と、検索手段14と、選択手段15と、変換手段16と、補正手段17とを備える。

0013

このディスプレイ10は、ユーザとの対話装置として機能する。氏名辞書11は、漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理するとともに、フリガナの各文字毎に、大文字であるのか小文字であるのかということと、規定のローマ字変換(例えば長音処理)を施す必要があるのか否かということとを示すフリガナ属性情報を管理する。

0014

入力手段12は、氏名のフリガナを入力する。生成手段13は、入力手段12の入力したフリガナに類似するフリガナを生成する。検索手段14は、入力手段12の入力したフリガナと、生成手段13の生成したフリガナを検索キーにして、氏名辞書11を検索する。

0015

選択手段15は、検索手段14の検索した氏名の中から氏名を1つ選択する。変換手段16は、選択手段15の選択した氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従いつつ、入力手段12の入力したフリガナをローマ字に変換する。補正手段17は、変換手段16の変換対象となるフリガナを補正する。

0016

一方、図2に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1は、ディスプレイ20と、入力手段21と、生成手段22と、選択手段23と、変換手段24と、検出手段25と、実行手段26と、決定手段27とを備える。

0017

このディスプレイ20は、ユーザとの対話装置として機能する。入力手段21は、氏名のフリガナを入力する。生成手段22は、入力手段12の入力したフリガナに類似するフリガナを生成する。選択手段23は、入力手段21の入力手段21の入力したフリガナと、生成手段22の生成したフリガナの中から、フリガナを1つ選択する。

0018

変換手段24は、選択手段24の選択したフリガナをローマ字に変換する。検出手段25は、変換手段24の変換したローマ字の中に、規定のローマ字変換(例えば長音処理)を施す必要のある部分が含まれているのか否かを検出する。実行手段26は、検出手段25が規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれていることを検出するときに、その部分に対してその規定のローマ字変換を施す。決定手段27は、実行手段26の得たローマ字と、変換手段24の得たローマ字の中から入力するローマ字を決定する。

0019

ここで、本発明の氏名入力装置1の持つ機能は具体的にはプログラムで実現されるものであり、このプログラムは、フロッピィディスクなどに格納されたり、サーバなどのディスクなどに格納され、それらから氏名入力装置1にインストールされてメモリ上で動作することで、本発明を実現することになる。

0020

このように構成される図1に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1では、入力手段12が氏名のフリガナを入力すると、生成手段13は、大文字小文字の双方を持つフリガナが入力される場合には、入力されたフリガナを大文字から小文字に変換し、あるいは小文字から大文字に変換することで、入力されたフリガナに類似するフリガナを生成する。

0021

検索手段14は、入力手段12がフリガナを入力し、生成手段13がこの入力フリガナに類似するフリガナを生成すると、これらのフリガナを検索キーにして氏名辞書11を検索することで、入力フリガナの指す氏名と、その氏名に対応付けて定義されるフリガナ属性情報とを取得する。

0022

この氏名の検索結果を受けて、選択手段15は、検索された漢字綴りの氏名の一覧をディスプレイ10に表示しつつユーザと対話することで、検索手段14の検索した氏名の中から氏名を1つ選択する。

0023

この選択された氏名を受けて、補正手段17は、選択された氏名の持つフリガナ属性の大文字小文字情報に従って、必要に応じて入力フリガナを補正し、これを受けて、変換手段16は、選択された氏名の持つフリガナ属性情報の指示に従って規定のローマ字変換を施しつつ、この補正された入力フリガナ(補正されてない場合には、入力フリガナそのもの)をローマ字に変換する。

0024

このように、図1に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1では、氏名辞書11の管理する氏名のフリガナに対応付けて、長音処理などの規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すとともに、フリガナが大文字であるのか小文字であるのかを示すフリガナ属性情報を管理する構成を採って、このフリガナ属性情報に従って、大文字小文字の入力ミスを補正しながら、長音処理などのローマ字変換を施すのか否かを決定しつつ、入力されたフリガナをローマ字に変換するように処理することから、フリガナで入力された氏名を適格なローマ字に変換できるようになることで、適格なローマ字記述の氏名を入力できるようになる。

0025

一方、このように構成される図2に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1では、入力手段21が氏名のフリガナを入力すると、生成手段22は、大文字小文字の双方を持つフリガナが入力される場合には、入力されたフリガナを大文字から小文字に変換し、あるいは小文字から大文字に変換することで、入力されたフリガナに類似するフリガナを生成する。

0026

選択手段23は、入力手段21がフリガナを入力し、生成手段22がこの入力フリガナに類似するフリガナを生成すると、これらのフリガナの一覧をディスプレイ10に表示しつつユーザと対話することで、フリガナを1つ選択する。

0027

この選択されたフリガナを受けて、変換手段24は、選択されたフリガナをローマ字に変換し、これを受けて、検出手段25が変換されたローマ字の中に長音処理などの規定のローマ字変換を施す必要のある部分が含まれていることを検出すると、実行手段26は、その部分に対してその規定のローマ字変換を施す。

0028

そして、決定手段27は、実行手段26の得たローマ字と、変換手段24の得たローマ字とをディスプレイ10に表示しつつユーザと対話することで、入力するローマ字を決定する。

0029

このように、図2に原理構成を図示する本発明の氏名入力装置1では、大文字小文字の入力ミスを考慮しつつ、氏名のフリガナを入力する構成を採って、入力されたフリガナをローマ字に変換していくとともに、長音処理などの規定のローマ字変換を施す必要があるときには、それを施すことで、入力されたフリガナを長音処理などの規定のローマ字変換に従う形式でローマ字に変換して、その内のどちらを入力とするのかをユーザに選択するように処理することから、フリガナで入力された氏名を適格なローマ字に変換できるようになることで、適格なローマ字記述の氏名を入力できるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0030

以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。図3に、本発明を具備する氏名入力装置1の一実施例を図示する。

0031

この実施例に従う本発明の氏名入力装置1は、フリガナで入力される氏名をヘボン式のローマ字に変換して入力するものであって、ユーザとの対話装置として機能するディスプレイ30と、漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理する氏名辞書31と、カタカナとヘボン式ローマ字との対応関係を管理する図4に示すようなローマ字変換テーブル32と、フロッピィディスクやサーバなどからインストールされて、氏名の入力処理を実行する氏名入力プログラム33と、氏名入力プログラム33の作業テーブルとして用意されるフリガナ入力テーブル34/フリガナ候補テーブル35/長音候補個所テーブル36/ローマ字候補テーブル37/ローマ字出力テーブル38と、入力されたローマ字記述の氏名を格納する氏名ファイル39とを備える。

0032

本発明を実現するために、氏名辞書31は、漢字綴りの氏名とフリガナとの対応関係を管理(例えば、氏と名とを分離して管理する構成を採る)することに加えて、フリガナの各文字毎に、大文字であるのか小文字であるのかということと、規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かということとを示すフリガナ属性情報を管理する構成を採る。

0033

図5に、この氏名辞書31の管理する辞書データの一実施例を図示する。この実施例に従う氏名辞書31では、未使用であることを示す「0」と、長音処理が不要の大文字であることを示す「1」と、小文字(長音処理は不要である)であることを示す「2」と、長音処理が必要となる大文字であることを示す「3」という記号を使って、フリガナの各文字が大文字であるのか小文字であるのかということと、ヘボン式ローマ字で要求される長音処理を施す必要があるのか否かということとを管理する。

0034

例えば、「伊藤」と「イトウ」との対応関係を管理するときにあって、この「イ」と「ト」は長音処理が不要の大文字であり、「ウ」は長音処理が必要となる大文字であることを示す「113」というフリガナ属性情報を管理する。また、「糸宇」と「イトウ」との対応関係を管理するときにあって、この「イ」と「ト」と「ウ」は長音処理が不要の大文字であることを示す「111」というフリガナ属性情報を管理する。

0035

そして、「京子」と「キョウコ」との対応関係を管理するときにあって、この「キ」は長音処理が不要の大文字であり、「ョ」は小文字であり、「ウ」は長音処理が必要となる大文字であり、「コ」は長音処理が不要の大文字であることを示す「1231」というフリガナ属性情報を管理する。また、「清子」と「キヨコ」との対応関係を管理するときにあって、この「キ」と「ヨ」と「コ」は長音処理が不要の大文字であることを示す「111」というフリガナ属性情報を管理する。

0036

図6ないし図8に、氏名入力プログラム33の実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って本発明について詳細に説明する。氏名入力プログラム33は、ディスプレイ30に、カタカナの入力タブレットを表示しているときに、氏名のフリガナが入力されると、図6ないし図8の処理フローに示すように、先ず最初に、入力されたフリガナをフリガナ入力テーブル34にセットする。例えば、「キヨウコ」が入力されるときには、図9(a)に示すように、フリガナ入力テーブル34に、この「キヨウコ」をセットするのである。

0037

続いて、ステップ2で、入力されたフリガナの中に、小文字の「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」や、大文字の「ヤ」/「ユ」/「ヨ」/「ツ」が含まれているのか否かをチェックして、小文字が含まれている場合にはそれを大文字に変換し、大文字が含まれている場合にはそれを小文字に変換することで、氏名辞書31の検索用フリガナを作成する。

0038

例えば、「キヨウコ」が入力されるときには、大文字の「ヨ」を小文字の「ョ」に変換することで、図9(b)に示すように、入力された「キヨウコ」の他に、氏名辞書31の検索用フリガナとなる「キョウコ」を作成するのである。

0039

この変換処理を実行するのは、本来、小文字で入力すべきであるのに、ユーザが誤って大文字で入力することがあり、また、本来、大文字で入力すべきであるのに、ユーザが誤って小文字で入力することがあることを考慮しているからである。また、この変換処理の対象を「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」に限り、それ以外の「ァ」や「ォ」などの小文字を変換処理の対象としなかったのは、日本人の氏名に表れる小文字が「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」に限られているからである。

0040

続いて、ステップ3で、入力したフリガナを検索キーにして氏名辞書31を検索するとともに、ステップ2で作成したフリガナを検索キーにして氏名辞書31を検索することで、入力されたフリガナの指す氏名の漢字候補を抽出するとともに、それが持つフリガナ属性情報を抽出する。

0041

例えば、ステップ1で入力した「キヨウコ」を検索キーにして氏名辞書31を検索することで「紀容子」を得るとともに、ステップ2で作成した「キョウコ」を検索キーにして氏名辞書31を検索することで「京子」や「恭子」や「享子」を得ることで、入力されたフリガナの指す「清子」や「京子」や「恭子」や「享子」などの氏名の漢字候補を抽出するとともに、それらが持つフリガナ属性情報を抽出するのである。

0042

続いて、ステップ4で、ディスプレイ30に、図11に示すような検索結果となる氏名の漢字候補の一覧を表示して、それを使ってユーザと対話することで、ユーザの入力する氏名の漢字綴りを選択する。例えば、ユーザの入力する氏名として「京子」を選択するのである。

0043

続いて、ステップ5で、氏名の漢字綴りを選択できたのか否かを判断して、選択できたことを判断するときには、ステップ6に進んで、選択した氏名の持つフリガナ属性情報(ステップ3で検索したもの)を基に、ステップ1で入力したフリガナの持つ大文字小文字の妥当性をチェックする。

0044

例えば、ユーザが「京子」を選択するときには、それが持つフリガナ属性情報「1231」に従って、入力フリガナの第1文字目は大文字であるべきで、第2文字目は小文字であるべきで、第3文字目は大文字であるべきで、第4文字目は大文字であるべきであるという情報を得て、それに従って、ステップ1で入力したフリガナの持つ大文字小文字の妥当性をチェックするのである。

0045

続いて、ステップ7で、ステップ6でのチェック処理妥当なものを示しているのか否かを判断して、妥当でないことを判断するときには、ステップ8に進んで、ステップ4で選択した氏名の持つフリガナ属性情報に従って、ステップ1で入力したフリガナの持つ大文字小文字を変換することで、ステップ1で入力したフリガナを補正する。

0046

例えば、ステップ1で入力したフリガナが「キヨウコ」であるときにあって、ステップ4でユーザが「京子」を選択するときには、図9(c)に示すように、「京子」の持つフリガナ属性情報「1231」に従って、ステップ1で入力した「キヨウコ」を「キョウコ」に補正するのである。

0047

ステップ8での補正処理を終了し、あるいは、ステップ7で妥当であることを判断すると、ステップ9に進んで、ステップ4で選択した氏名の持つフリガナ属性情報に従って、確定したフリガナ(ステップ8を経由するときには、ステップ8で補正したフリガナ、経由しないときには、ステップ1で入力したフリガナ)が、長音処理を施す必要のある部分を持つのか否かを判断して、長音処理を施す必要のある部分を持つときには、その部分に長音処理を施しつつ、ローマ字変換テーブル32を使いながらヘボン式ローマ字に変換し、持たないときには、長音処理を施さずに、ローマ字変換テーブル32を使いながらヘボン式ローマ字に変換して、ローマ字出力テーブル38を介して氏名ファイル39に格納する。

0048

例えば、ステップ8で、確定したフリガナが「キョウコ(京子)」である場合を具体例にして説明するならば、それが持つフリガナ属性情報「1231」に従って、第3文字目が長音処理を施す必要のある部分であることを判断して、図9(d)に示すように、長音処理に従って第3文字目の「ウ」を省略しつつ、ローマ字変換テーブル32を使って、「キョ」を「KYO」に、「コ」を「KO」に変換することで、「キョウコ」を「KYOKO」というヘボン式ローマ字に変換して氏名ファイル39に格納するのである。

0049

ここで、ヘボン式ローマ字では、B、M、Pの前に位置する「N」は「M」に変換するという撥音規則があるので、この撥音規則に従って、例えば「難波」は「NAMBA」と変換することになる。また、子音については重ねるという促音規則があるので、この促音規則に従って、例えば「服部」は「HATTORI」と変換することになる。また、「チ(CHI)」や「チャCHA)」や「チュ(CHU)」や「チョ(CHO)」については、その前に「T」を加えるという規則があるので、この規則に従って、「発地(ホッチ)」は「HOTCHI」と変換することになる。

0050

このようにして、氏名入力プログラム33は、氏名辞書31に管理される長音処理を施す必要があるのか否かを示すフリガナ属性情報を使って、ユーザの入力する氏名のフリガナをヘボン式ローマ字に変換するのである。

0051

一方、氏名入力プログラム33は、図6の処理フローのステップ4で、氏名の漢字綴りを選択できないことを判断するとき、すなわち、氏名辞書31に入力されたフリガナを持つ氏名が登録されていないことを判断するときには、ステップ10(図7の処理フロー)に進んで、ステップ1で入力したフリガナの中に、小文字の「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」や、大文字の「ヤ」/「ユ」/「ヨ」/「ツ」が出現しているのか否かをチェックする。

0052

続いて、ステップ11で、ステップ10のチェック処理に従って小文字の「ャ」などが出現しているのか否かを判断して、出現していることを判断するときには、ステップ12に進んで、小文字の「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」が出現しているときには、それを大文字の「ヤ」/「ユ」/「ヨ」/「ツ」に変換し、大文字の「ヤ」/「ユ」/「ヨ」/「ツ」が出現しているときには、それを小文字の「ャ」/「ュ」/「ョ」/「ッ」に変換することで、フリガナ候補を作成してそれらをフリガナ候補テーブル35にセットする。

0053

例えば、「キヨウコ」が入力されるときには、大文字の「ヨ」を小文字の「ョ」に変換することで、「キョウコ」を作成して、図10(a)に示すように、入力された「キヨウコ」と、作成した「キョウコ」とをフリガナ候補テーブル35にセットするのである。

0054

続いて、ステップ13で、ディスプレイ30に、図12に示すようなフリガナ候補テーブル35にセットされるフリガナ候補の一覧を表示して、それを使ってユーザと対話することで、氏名の正確なフリガナを選択して、フリガナ入力テーブル34にセットする。

0055

例えば、フリガナ候補テーブル35にセットする「キヨウコ」と「キョウコ」とを表示して、その中から、氏名の正確なフリガナである「キョウコ」を選択するのである。

0056

ステップ13での選択処理を終了し、あるいは、ステップ11で入力フリガナに小文字の「ャ」などが出現していないことを判断すると、ステップ14に進んで、ローマ字変換テーブル38を使って、確定したフリガナ(ステップ13を経由するときには、ステップ13で選択したフリガナ、経由しないときには、ステップ1で入力したフリガナ)をヘボン式ローマ字に変換するとともに、それが持つ長音候補個所を検出して、長音候補個所テーブル36にセットする。

0057

例えば、確定したフリガナが「キョウコ」であるときには、図10(b)に示すように、ローマ字変換テーブル32を使って、「キョ」を「KYO」に、「ウ」を「U」に、「コ」を「KO」に変換することで、ヘボン式のローマ字の「KYOUKO」を得るとともに、母音の「O」と母音の「U」とが続くことで、後続の「U」が長音候補個所となることを検出して、それを長音候補個所テーブル36にセットするのである。

0058

ここで、ヘボン式ローマ字では、B、M、Pの前に位置する「N」は「M」に変換するという撥音規則があるので、この撥音規則に従って、例えば「難波」は「NAMBA」と変換することになる。また、子音については重ねるという促音規則があるので、この促音規則に従って、例えば「服部」は「HATTORI」と変換することになる。また、「チ(CHI)」や「チャ(CHA)」や「チュ(CHU)」や「チョ(CHO)」については、その前に「T」を加えるという規則があるので、この規則に従って、「発地(ホッチ)」は「HOTCHI」と変換することになる。

0059

ステップ14での処理を終了すると、続くステップ15で、長音候補個所テーブル36に長音候補個所がセットされたのか否かを判断して、長音候補個所がセットされていないことを判断するときには、ステップ16に進んで、ステップ14で得たヘボン式ローマ字をローマ字出力テーブル38を介して氏名ファイル39に格納する。

0060

例えば、ステップ14で、長音候補個所のない「KIYOMI」を得るときには、長音処理を施すことなく、それをそのまま氏名ファイル39に格納するのである。

0061

一方、ステップ15で、長音候補個所テーブル36に長音候補個所がセットされていることを判断するときには、ステップ17(図8の処理フロー)に進んで、長音候補個所テーブル36にセットされている長音候補個所に対して、長音処理を施すとともに、長音処理を施さないことで、ヘボン式ローマ字綴りの候補を作成して、ローマ字候補テーブル37にセットする。

0062

例えば、ステップ14で、ヘボン式ローマ字である「KYOUKO」を得るときには、図10(c)に示すように、長音候補個所テーブル36にセットされている「U」という長音候補個所に対して、長音処理を施すことで「KYOKO」というヘボン式ローマ字候補の綴りを得るとともに、長音処理を施さないことで「KYOUKO」というヘボン式ローマ字候補の綴りを得て、それらをローマ字候補テーブル37にセットするのである。

0063

続いて、ステップ18で、ディスプレイ30に、図13に示すようなローマ字候補テーブル37にセットされるヘボン式ローマ字綴りの一覧を表示して、それを使ってユーザと対話することで、入力すべき氏名のヘボン式ローマ字綴りを選択して、ローマ字出力テーブル38を介して氏名ファイル39に格納する。

0064

このようにして、氏名入力プログラム33は、氏名辞書31に管理されていない氏名のフリガナが入力されるときには、大文字小文字の入力ミスと、長音処理の可否を考慮しつつ、ユーザとの対話処理に従って、ユーザの入力する氏名のフリガナをヘボン式ローマ字に変換するのである。

発明の効果

0065

以上説明したように、本発明の氏名入力装置では、氏名辞書の管理する氏名のフリガナに対応付けて、長音処理などの規定のローマ字変換を施す必要があるのか否かを示すとともに、フリガナが大文字であるのか小文字であるのかを示すフリガナ属性情報を管理する構成を採って、このフリガナ属性情報に従って、大文字小文字の入力ミスを補正しながら、長音処理などのローマ字変換を施すのか否かを決定しつつ、入力されたフリガナをローマ字に変換するように処理することから、フリガナで入力された氏名を適格なローマ字に変換できるようになることで、適格なローマ字記述の氏名を入力できるようになる。

0066

また、本発明の氏名入力装置では、大文字小文字の入力ミスを考慮しつつ、氏名のフリガナを入力する構成を採って、入力されたフリガナをローマ字に変換していくとともに、長音処理などの規定のローマ字変換を施す必要があるときには、それを施すことで、入力されたフリガナを長音処理などの規定のローマ字変換に従う形式でローマ字に変換して、その内のどちらを入力とするのかをユーザに選択するように処理することから、フリガナで入力された氏名を適格なローマ字に変換できるようになることで、適格なローマ字記述の氏名を入力できるようになる。

図面の簡単な説明

0067

図1本発明の原理構成図である。
図2本発明の原理構成図である。
図3本発明の一実施例である。
図4ローマ字変換テーブルの説明図である。
図5氏名辞書の辞書データの一実施例である。
図6氏名入力プログラムの実行する処理フローである。
図7氏名入力プログラムの実行する処理フローである。
図8氏名入力プログラムの実行する処理フローである。
図9氏名入力プログラムの処理説明図である。
図10氏名入力プログラムの処理説明図である。
図11ディスプレイ画面の説明図である。
図12ディスプレイ画面の説明図である。
図13ディスプレイ画面の説明図である。

--

0068

1 氏名入力装置
10ディスプレイ
11 氏名辞書
12入力手段
13 生成手段
14検索手段
15 選択手段
16 変換手段
17補正手段
20 ディスプレイ
21 入力手段
22 生成手段
23 選択手段
24 変換手段
25 検出手段
26 実行手段
27 決定手段

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