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技術 往復式電気かみそり

出願人 パナソニック電工株式会社
発明者 柴武志
出願日 1998年5月26日 (21年2ヶ月経過) 出願番号 1998-144605
公開日 1999年12月7日 (19年8ヶ月経過) 公開番号 1999-333155
状態 特許登録済
技術分野 乾式カミソリ及びバリカン
主要キーワード 突リブ 押上げバネ フロート動作 弾性リブ 回転止 端壁側 小突起形状 フック溝
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年12月7日)のものです。
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図面 (13)

課題

カセットフロート状態を外部から容易に判別することができ且つ肌当たりを良くできる上に、刃カセットからの髭くずこぼれを少なくする。

解決手段

内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセット20,31を内刃往復動方向Mと直交する方向に複数列配置し、各刃カセット20,31を保持部材50によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりである。外刃枠21の内刃往復動方向Mの両端をそれぞれ二重壁5で構成し、二重壁5の内外壁間に保持部材50の外側壁50aを配設した。

概要

背景

外刃を肌に密着させて髭を剃り上げる効率を高くするために、外刃を外刃枠に装着した刃カセットを複数並列に配置すると共に、各刃カセットを本体に対してフロート自在としている往復式電気かみそりが提供されている。

この種の往復式電気かみそりとして、例えば特開平6−1860241号公報に開示されたものにあっては、各刃カセットを保持部材の内側に納めて、この保持部材内で刃カセットのフロート動作が行われるようにしている。

概要

刃カセットのフロート状態を外部から容易に判別することができ且つ肌当たりを良くできる上に、刃カセットからの髭くずこぼれを少なくする。

内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセット20,31を内刃往復動方向Mと直交する方向に複数列配置し、各刃カセット20,31を保持部材50によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりである。外刃枠21の内刃往復動方向Mの両端をそれぞれ二重壁5で構成し、二重壁5の内外壁間に保持部材50の外側壁50aを配設した。

目的

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、刃カセットのフロート状態を外部から容易に判別することができ且つ肌当たりを良くできる上に、刃カセットからの髭くずのこぼれを少なくすることができる往復式電気かみそりを提供するにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセットを内刃往復動方向と直交する方向に複数列配置し、各刃カセットを保持部材によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりであって、外刃枠の内刃往復動方向の両端をそれぞれ二重壁で構成し、二重壁の内外壁間に保持部材の外側壁を配設して成ることを特徴とする往復式電気かみそり。

請求項2

両端の二重壁は、内壁部と外壁部とをつなぐ連結壁をそれぞれ備えており、この連結壁は刃カセット同士が隣合う側面には設けられていないことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項3

両側に刃カセットが位置している内側の刃カセットの上部のみに連結壁が設けられ、該内側の刃カセットにおける両側の刃カセットと隣合う両側面には連結壁は設けられていないことを特徴とする請求項2記載の往復式電気かみそり。

請求項4

外側に位置する刃カセットの内刃往復動方向の両端及び外側面にそれぞれ二重壁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項5

本体に固定される外刃フレームに保持部材が着脱可能に取り付けられ、外刃フレームの内刃往復動方向の端部上端よりも下方位置において保持部材の端部上端が外刃フレームに係合していることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項6

各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動され、保持部材の片側の一側壁においてすべての刃カセットを保持して成ることを特徴とする請求項5記載の往復式電気かみそり。

請求項7

2つのネット刃間にスリット刃を配置した3ヘッド構造を有する刃カセットにおいて、ネット刃と隣合うスリット外刃の側面にネット刃を構成する外刃と外刃枠とを固定するためのヒートシール突部に対応する切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項8

ネット刃カセットを、外刃を係止する内側部材と、内側部材を係止する外側部材とに分離し、外側部材を内側部材の下側から嵌め込み自在とすると共に、嵌め込み状態で外側部材と内側部材とを互いに係合させる係合手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項9

肌伸ばし部材を内側部材と外側部材との間に配置し、外側部材の壁面から内側に突設させた突起部を肌伸ばし部材に設けた孔部に係合させて成ることを特徴とする請求項8記載の往復式電気かみそり。

請求項10

保持部材の内刃往復動方向の端部壁の内側に向けて横方向に延びる突出部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

請求項11

外刃枠の内刃往復動方向の端部上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。

技術分野

0001

本発明は、往復式電気かみそりに関し、詳しくは外刃外刃枠に装着した刃カセットを複数並列に配置すると共に、各刃カセットを本体に対してフロート自在としている往復式電気かみそりに関するものである。

背景技術

0002

外刃を肌に密着させて髭を剃り上げる効率を高くするために、外刃を外刃枠に装着した刃カセットを複数並列に配置すると共に、各刃カセットを本体に対してフロート自在としている往復式電気かみそりが提供されている。

0003

この種の往復式電気かみそりとして、例えば特開平6−1860241号公報に開示されたものにあっては、各刃カセットを保持部材の内側に納めて、この保持部材内で刃カセットのフロート動作が行われるようにしている。

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、従来の構成であると、各刃カセットは保持部材で保護されることになるため、外刃に対して頑になるという利点があるものの、鏡を見ながら髭を剃っている時は、刃カセットは保持部材で覆われていることから、そのフロート状態見えず、これに伴って、刃カセットにおける外刃を肌に効率良く当てるということが難しいものとなっている。もっとも、上記保持部材と刃カセットとの関係を逆転させて、刃カセットが保持部材に被さった形でフロート動作するようにしたならば、刃カセットの動きが良く見えるものとなる。しかしながら、このようにした場合、刃カセットの内刃往復動方向の端部に髭が多く溜まるために、刃カセットと保持部材との隙間から髭くずが飛び散ってしまうという問題を有している。そのために、刃カセットと保持部材との隙間を小さくすることが考えられるが、隙間を小さくしていった場合には、刃カセットが保持部材に対して斜めにフロートすることができなくなり、肌への追随性が悪くなるために、肌当たりが悪く、剃り残しも多く発生してしまうという問題がある。

0005

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、刃カセットのフロート状態を外部から容易に判別することができ且つ肌当たりを良くできる上に、刃カセットからの髭くずのこぼれを少なくすることができる往復式電気かみそりを提供するにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本発明は、内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセットを内刃往復動方向Mと直交する方向に複数列配置し、各刃カセットを保持部材50によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりであって、外刃枠の内刃往復動方向Mの両端をそれぞれ二重壁5で構成し、二重壁5の内外壁間に保持部材50の外側壁50aを配設して成ることを特徴としており、このように構成することで、二重壁5によって剃り時に内刃の駆動により髭くずが溜まる内刃往復動方向Mの両端において、髭くずを内側に保持して外側にこぼれないようにすることができると共に、保持部材50の外側壁50aと二重壁5との間に隙間を確保できるので、刃カセットのフロートをスムーズにすることができる。さらに刃カセットの動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなる。

0007

また、上記両端の二重壁5は、内壁部26と外壁部27とをつなぐ連結壁28をそれぞれ備えており、この連結壁28は刃カセット同士が隣合う側面には設けられていないのが好ましく、この場合、連結壁28によって二重壁5を補強でき、しかも連結壁28は刃カセット同士が隣り合う面には存在しないために、各刃カセット同士をかなり接近させて刃全体を厚み方向に小さくすることが容易となる。

0008

また、上記両側に刃カセットが位置している内側の刃カセットの上部のみに連結壁28が設けられ、該内側の刃カセットにおける両側の刃カセットと隣合う両側面には連結壁は設けられていないのが好ましく、この場合、内側の刃カセットの厚みを薄くでき、各刃カセット同士をかなり接近させて刃全体を厚み方向に小さくするのが一層容易となる。

0009

また、上記外側に位置する刃カセットの内刃往復動方向Mの両端及び外側面にそれぞれ二重壁5bが設けられているのが好ましく、この場合、保持部材50の全周において刃カセットが2重壁構造となり、髭くずのこぼれをより防止できる。

0010

また、上記本体9に固定される外刃フレーム60に保持部材50が着脱可能に取り付けられ、外刃フレーム60の内刃往復動方向Mの端部上端60aよりも下方位置において保持部材50の端部上端が外刃フレーム60に係合しているのが好ましく、この場合、外刃フレーム60に対する保持部材50の着脱がしやすくなると共に、内刃往復動方向Mの刃カセットの剛性を保持する保持部材50の壁の剛性を大きく向上させることができる。

0011

また、上記各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動され、保持部材50の片側の一側壁においてすべての刃カセットを保持して成るのが好ましく、この場合、内刃駆動による保持部材50に対する外力が常に逆方向に働き、保持部材50にかかる力を相殺することができ、騒音防止等が図られる。

0012

また、上記2つのネット刃11,11間にスリット刃1を配置した3ヘッド構造を有する刃カセットにおいて、ネット刃11と隣合うスリット外刃2の側面にネット刃11を構成する外刃12と外刃枠21とを固定するためのヒートシール突部100に対応する切り欠き48を設けるのが好ましく、この場合、ヒートシール突部100が妨げとなることなく、各刃カセットを厚み方向に非常に近接させることができる。

0013

また、上記ネット刃カセット20を、外刃を係止する内側部材と、内側部材を係止する外側部材とに分離し、外側部材を内側部材の下側から嵌め込み自在とすると共に、嵌め込み状態で外側部材と内側部材とを互いに係合させる係合手段を設けるのが好ましく、この場合、ネット刃カセットが組み立てやすくなり、内刃押上力や外側壁の剥がし外力がかかったときでも破損、分解することなく、強度を十分に確保できる。

0014

また、上記肌伸ばし部材24を内側部材と外側部材との間に配置し、外側部材の壁面から内側に突設させた突起部25を肌伸ばし部材24に設けた孔部81に係合させるのが好ましく、この場合、肌伸ばし部材24を外側部材の突起部25に係合させるだけで、高さ方向に寸法が小さい弾性体からなる肌伸ばし部材24であっても、形状が変化することなく外側部材と内側部材との間の小スペースに容易且つ確実に保持できるようになる。

0015

また、上記保持部材50の内刃往復動方向Mの端部壁の内側に向けて横方向に延びる突出部110を設けるのが好ましく、この場合、横方向に延びる突出部110によって内刃往復動方向M端部の隙間からの髭くずのこぼれをより防止できるようになる。

0016

また、上記外刃枠21の内刃往復動方向Mの端部上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材24aを設けるのが好ましく、この場合、外刃枠21の両端部においても肌伸ばし部材24aによってカセットの端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、肌伸ばし効果も高められる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明の実施形態の一例を説明する。

0018

この往復式電気かみそりは、図3に示すように、本体9の上端に3個の刃ヘッド10が配設されたもので、これら3個の刃ヘッド10は、リニアモータ14によって同時駆動されるものである。図3中の80はトリマーブロックである。刃ヘッド10の基本構造図1図7に基づいて詳述する。

0019

刃ヘッド10は、図3に示すように、スリット外刃2とこのスリット外刃2の内面摺接して往復移動する櫛刃状のスリット内刃3とを備えた1個の粗剃り用のスリット刃1と、スリット刃1の両外側に配置され、ネット状の外刃12とこの外刃12の内面に摺接して往復移動する内刃13とを備えた2個のネット刃11とで構成されている。これらスリット刃1及びネット刃11はそれぞれ上下にフロート可能となっており、また、摺動動作を行うリニアモータ14によって、各刃の外刃2,12に対応する内刃3,13が各々往復駆動されるようになっている。

0020

図4は刃ヘッド10の構成を示している。ネット刃カセット20は、外刃12が取り付けられる外刃枠21(内側部材)と、外刃枠21を係止するフロート支持枠22(外側部材)とに分離されており、外刃枠21がフロート支持枠22の下側から嵌め込み自在となっている。外刃12と外刃枠21とはヒートシール突部100を利用して固着されている。また、フロート支持枠22には、その内面に下側に延びる突リブ95が設けられており、外刃枠21には、その外壁に設けられた横壁96の中に上記突リブ95と係合する係合穴97が設けられ、これら突リブ95と係合穴97との係合により係合手段が構成され、内刃押し上げ力やフロート支持枠22の引き剥がし等の外力が加わった場合にも、破損、分解することなく、刃を保持できるようになっている。また図4に示す実施形態では、外刃枠21の長手方向の両端部の外面上部に突部90が設けられ、この突部90がフロート支持枠22に設けたガイド溝92と係合することによって、互いの回転止めを行うものであり、さらに外刃枠21のフック93はフロート支持枠22のフック溝94と係合することにより、互いの上下方向の抜け止めを行うものである。

0021

また、ネット刃カセット20における内刃は、図7に示すように、本体9の上端から突出する一対の駆動子70の上端に上方へバネ付勢された状態で取り付けられ、ネット刃カセット20を保持部材50及び外刃フレーム60を介して本体9に取り付けた時、外刃12の内面に接するものであり、また本体9が内蔵するリニアモータ14の往復振動が駆動子70を介して内刃13に伝えられる。また、リニアモータ14から突出する2つの駆動子70は互いに逆方向に駆動されるようになっており、これにより、駆動時の本体9の振動を相殺できて、防振効果が得られるようにしてある。図7中のSはスイッチ操作部である。フロート支持枠22と外刃枠21との間には、図4に示す肌を伸ばして髭を起こすための薄肉弾性リブ23を備えた肌伸ばし部材24が配置されている。この肌伸ばし部材24に設けた小孔状の孔部81にフロート支持枠22の内面に設けた突起25を係合させることによって、肌伸ばし部材24をフロート支持枠22と外刃枠21との間に挟み込んだ状態で組み立てられるようになり、非常に小さいスペースに肌伸ばし部材24を確実に係止できるようになっている。また、フロート支持枠22の突起25を小突起形状とすることにより、撓み易い肌伸ばし部材24全体の形状が突起25によって変化することなく、組み立て可能となっている。

0022

保持部材50には、図4図6に示すように、両側片上縁からそれぞれ複数のフロートバネ片52を上方に向けて一体に突出させてある。また、保持部材50の長手方向の両端壁53には、上方に開口したスリット孔48がそれぞれ形成されており、各スリット孔48内の側壁上部にフック51が突設されている。また端壁53の中央の外面上部には縦溝54が形成され、外面下部にはフック55を備えた押釦56が設けられている。さらに、両端壁53の幅方向中央の内面には縦溝57を備えたフック片59が設けられていると共に、フック片59の下方にバネ受け片58が設けられている。

0023

ネット刃カセット20の保持部材50への装着は、ネット刃カセット20のフロート支持枠22と外刃枠21を一体化したものを保持部材50に被せて連結壁28を保持部材50のスリット48内に位置させることで行う。このとき、ネット刃カセット20を保持部材50に装着した状態で、保持部材50のフック51は連結壁28の上方の縦長孔30に位置し、フロート支持枠22の突部16はスリット48の脇のガイド片61の両面に接する。連結壁28をスリット48内に位置させると共に、フック51で連結壁28の抜け止めがなされて、ネット刃カセット20は保持部材50に上下動自在に保持されるものであり、また保持部材50におけるフロート用バネ片52が外刃枠21の下面に接することから、ネット刃力セット20は上方にバネ付勢されてフロート自在にガイドされるようになっている。

0024

図5はスリット刃カセット31の構成を示している。スリット外刃2の両端に支持体32がそれぞれ配置され、支持体32に設けたヒートシールボス33にスリット外刃2の係合部34を取付けた状態で、スリット外刃2に対して支持体32がそれぞれヒートシール固定されている。両支持体32の内面側にはバネ受け35をそれぞれ備えており、外面側には外壁部36をそれぞれ備えており、外壁部36と内壁部36aとの間は連結壁28aによって連結されている。これら外壁部36と内壁部36aとで保持部材50の外側壁の両側に配置される二重壁5aが構成されている。さらに支持体32の下端には下方に突出する係止部38、バネ止め39がそれぞれ設けられている。このスリット刃カセット31は支持体32の係止部38を保持部材50のフック59に係合させることで抜け止めがなされると共に、バネ受け35との間に配された押上げバネ47によって上方へバネ付勢されているもので、このとき係止部38が保持部材50の縦溝57内をスライドし、また保持部材50の外側に位置する外壁部36に設けられた連結壁28aが保持部材50の縦溝54内をスライドすることで、スリット刃カセット31を上下動方向にスライド自在にガイドできるようになっている。このフロートバネ49は、図2に示すように、下側の径rが上側の径Rよりも小さくなっており、その下側バネ部49aを保持部材50のバネ受け片58の穴部200に係合させることにより下側バネ部49aが固定されており、これにより、フロートバネ49を少ない部品点数で保持できると共に、組み立てやすくなっている。

0025

スリット内刃3は、図5に示すように、ヒートシールボス45によりスリット継手41上面にヒートシール固定されている。スリット継手41は、駆動子70に付設されたスリット駆動子70a(図5)に連結されており、スリット内刃3にリニアモータ14の動きが伝達されるようになっている。またスリット継手41の下端にはバネ受け部46が設けられ、押上げバネ47の上端をバネ受け部46に係合させ、押上げバネ47の下端を前記スリット外刃2の支持体32のバネ受け35に係合させることにより、スリット内刃3がスリット外刃2の内面に摺接して、両刃摺動面において良好な切れ味が確保されるようになっている。さらに、スリット外刃2の両側面には、前記ネット刃カセット20を組み立てるためのヒートシール突部100(図4)に対応する位置に、下方に開口した切り欠き84が設けられており、この切り欠き84にヒートシール突部100を挿入した状態(図3の状態)とすることで、ヒートシール突部100が妨げとなることなく、各刃カセット20,31同士を厚み方向に非常に近接させることが可能となり、これにより下などの細かい部位でも剃りやすく、またスリット刃1の刃先をネット刃11でカバーできるためにゴツゴツ感がなくなり、肌当たりの良い剃り感覚が得られるものである。

0026

上記保持部材50は、図6に示す押釦56の内側に設けたフック55を外刃フレーム60の長手方向両端部の溝65内に設けられた凸部66に着脱自在に係止させることで、押釦56を本体9に固定される外刃フレーム60の両端外面側に位置させた状態で外刃フレーム60に着脱自在に装着できるようになっている。図1に示すように、外刃フレーム60の内刃往復動方向Mの端部上端60aよりも下方位置において、保持部材50の端部上端を外刃フレーム60に係合させてある。これは外刃フレーム60は例えば金属で構成されており、一方、保持部材50は着脱の弾性を確保するために成型品で構成されているために、保持部材50の壁は剛性が低く、刃カセット20,31を保持する力が弱くなり、極端な場合には切れ味が悪くなる。そこで、金属製の外刃フレーム60の壁の上端と保持部材50とを係合させることにより、保持部材50の壁の剛性を高くすることができ、切れ味を確保することができるようになっている。

0027

次にネット刃カセット20及びスリット刃カセット31の長手方向の両端に設けられる二重壁5について説明する。図1に示すように、ネット刃カセット20におけるフロート支持枠の長手方向(内刃往復動方向M)の両端には、それぞれ下方に開口した二重壁5が構成されており、保持部材50の外側壁50aをまたぐ状態で、外壁部26と内壁部27とが配設されていると共に、保持部材50と外壁部26との間、及び保持部材50と内壁部27との間にはそれぞれ隙間dが設けられている。さらに、外壁部26の内面には、内側に向けて横方向に延びるリブ状の突出部110が設けてある。一方、図2に示すように、スリット刃カセット31の長手方向の両端に配設される各支持体32においても、外壁部36と内壁部36aとから成る下方に開口した二重壁5aが構成されており、保持部材50の外側壁50aの中央部をまたぐ状態で配設され、保持部材50と外壁部36との間、及び保持部材50と内壁部36aとの間にはそれぞれ隙間d´が設けられている。これら二重壁5,5a及び突出部110によって、スリット刃カセット31の内刃往復動方向Mの両端に溜まった髭くずの外側へのこぼれが防がれている。

0028

さらに、ネット刃カセット20において、外壁部26と内壁部27は、図1図6に示すように、連結壁28によってつながっている。この連結壁28はネット刃カセット20の上部のみに設けられていると共に、一方の連結壁28側においてのみ、外壁26と内壁27とに突部29がそれぞれ突設されている。連結壁28の上方には後述する保持部材50のフック51が係合する縦長孔30が設けられている。なお、連結壁28は刃カセット20,31同士が隣合う側面には設けられていない。一方、スリット刃カセット31の支持体32においても、外壁部36と内壁部36aとは、連結壁28aによってつながっている。なお、これら連結壁28,28aはスリット刃カセット31の両側面には存在しておらず、これにより刃カセット20,31同士を近接配置でき、本体9全体の厚みの薄型化が図られている。

0029

さらに本実施形態では、図3に示すように、両刃ヘッドの短手方向の両端面においても、外刃枠21とフロート支持枠22とにより二重壁5bがそれぞれ構成されており、保持部材50の側壁50bをまたぐように組み立てられることによって、刃ヘッドの短手方向の両端面側においても髭くずのこぼれを防止できるようにしてある。

0030

しかして、2つのネット1と、この両者間に配置されたスリット刃11とは、図8及び図9、或いは図10及び図11に示すように、それぞれ独立してフロート自在となっており、これにより、髭剃りにあたっては、刃カセットを肌に押し当てたときに、各外刃が肌に接する状態を確実に得ることができるものであり、しかも、鏡を見ながら髭を剃るときに、保持部材50の外側に刃カセットの外面が出ているため、各刃カセットのフロート状態を確認することができ、これに伴って各外刃が肌に接するように持ち方などを調節することができる。

0031

このとき、内刃往復動方向Mの両端にそれぞれ設けた二重壁5,5aによって髭くずのこぼれを少なくすることができる。つまり、内刃3,13の駆動によって刃カセット20,31の内刃往復動方向Mの端部に髭が多く溜まっても、図1及び図2に示す二重壁5,5aの存在によって、髭くずを内側に保持して外側にこぼれないようにできるので、剃り時に刃カセット20,31と保持部材50との隙間から髭くずが飛び散って衣服等に付着するような不快感を与えることがないものである。しかも両側のネット刃カセット20の外側面にも二重壁5b(図3)が設けられているので、保持部材50の全周において2重壁構造となり、従って、髭くずのこぼれをより防止できるようになる。

0032

また、保持部材50と二重壁5,5aとの間に隙間d,d´を確保できるので、刃カセット20,31のフロートをスムーズにすることができる。従って、刃カセット20,31は保持部材50に対して斜めにフロートできるようになり、肌への追随性が良くなり、従って、肌当たりを良くすることができ、剃り残しの発生を防止できる。さらに、二重壁5の外壁部26、二重壁5aの外壁部36をそれぞれ保持部材50の外面側に配置したから、刃カセット20,31の動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなり、鏡を見ながら髭を剃っている時でも、刃カセット20,31のフロート状態を外部から容易に判別することができる。従って、外刃を肌に効率良く当てるということが容易となる。

0033

また本実施形態では、二重壁5,5aの内部で保持部材50の端壁が3つの刃カセット20,31,20を横断する形で各刃カセット20,31をそれぞれ保持しているので、往復式の多ヘッドとした場合においても、刃全体の厚みを小さくすることができるために、鼻下などの細かい部分を剃るときでも、肌に当て易くなり、使い勝手が向上し、且つ本体9の厚みを小さくして持ち運びがし易くなる。また、保持部材50は外刃フレーム60に着脱可能で、しかも内刃往復動の端部において外刃フレーム60の側壁の上端60aの下方位置で、保持部材50の側壁が係合しているために、外刃フレーム60に対する保持部材50の着脱がしやすくなり、しかも、内刃往復動方向Mの刃カセット20,31を保持する保持部材50の壁の剛性を大きく向上できるために、剃り時に外刃がガタつくことなく鋭い切れ味を確保できるものとなる。そのうえリニアモータ14から突出する2つの駆動子70は互いに逆方向に駆動されるようにしてあるので、駆動時の本体9の振動を小さくできると共に、図1図2のように全ての刃カセット20,31を保持部材50の全て同じ側(内刃往復動方向Mの一端部の端壁側)の壁で保持しているので、保持部材50にかかる力を相殺することができるようになり、壁の撓みを小さくして、刃の振動による騒音等をより効果的に防止できるという利点もある。

0034

他の実施形態として、図12に示すように、外刃枠21の内刃往復動方向Mの端部上面にエラストマーからなる肌伸ばし部材24aを設けるようにしてもよい。他の構成は前記実施形態と同様である。この例はフロート支持枠22の上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材24aを一体成形により設けたもので、この肌伸ばし部材24aによって肌当たりが良くなり、ネット刃カセット20の端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、剃り時に肌に対して横方向に剃った場合においても肌伸ばし効果が得られ、短く剃り上げることができるものとなる。

発明の効果

0035

以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、内刃に対応する外刃とこの外刃が装着される外刃枠とからなる刃カセットを内刃往復動方向と直交する方向に複数列配置し、各刃カセットを保持部材によりフロート自在に支持してなる往復式電気かみそりであって、外刃枠の内刃往復動方向の両端をそれぞれ二重壁で構成し、二重壁の内外壁間に保持部材の外側壁を配設して成るから、二重壁によって剃り時に内刃の駆動により髭くずが溜まる内刃往復動方向の両端において、髭くずを内側に保持して外側にこぼれるのを防止できるので、剃り時に衣服等に付着するような不快感を与えることがなく、また、保持部材と刃カセットの内刃往復動方向の両端と保持部材との間に隙間を確保できるので、刃カセットのフロートをスムーズにすることができる。さらに刃カセットの動きが外側から良く見えて肌に適切な状態で接触させることができるものとなる。

0036

また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、両端の二重壁は、内壁部と外壁部とをつなぐ連結壁をそれぞれ備えており、この連結壁は刃カセット同士が隣合う側面には設けられていないから、連結壁によって二重壁を補強でき、且つ連結壁は刃カセット同士が隣り合う面には存在しないために、各刃カセット同士をかなり接近させて刃全体を厚み方向に小さく構成できるために、鼻下など細かい部位においても剃りやすくなり且つ本体の厚みを薄くでき持ち運びにも便利となる。

0037

また請求項3記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、両側に刃カセットが位置している内側の刃カセットの上部のみに連結壁が設けられ、該内側の刃カセットにおける両側の刃カセットと隣合う両側面には連結壁は設けられていないから、内側の刃カセットの厚みを薄くでき、各刃カセットをかなり接近させて刃全体を厚み方向に小さくするのが一層容易となる。

0038

また請求項4記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、外側に位置する刃カセットの内刃往復動方向の両端及び外側面にそれぞれ二重壁が設けられているから、保持部材の全周において刃カセットが2重壁構造となるため、より髭くずのこぼれを一層防止できる。

0039

また請求項5記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、本体に固定される外刃フレームに保持部材が着脱可能に取り付けられ、外刃フレームの内刃往復動方向の端部上端よりも下方位置において保持部材の端部上端が外刃フレームに係合しているから、内刃往復動方向の端部において外刃フレーム側壁の上端を保持部材の側壁にその上端よりも下の位置で係合させたことにより、外刃フレームに対する保持部材の着脱がしやすくなり、しかも、内刃往復動方向の刃カセットの剛性を保持する保持部材の壁の剛性を大きく向上できるために、剃り時に外刃がガタつくことなく鋭い切れ味を確保できるものである。

0040

また請求項6記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動され、保持部材の片側の一側壁においてすべての刃カセットを保持して成るから、各刃カセットの内刃が互いに反対方向に駆動するものとし、保持部材の片側の側壁で全てのヘッドを係止するために、内刃駆動による保持部材に対する外力が常に逆方向に働き、保持部材にかかる力を相殺することができるために、保持部材の側壁の撓みを極小にして外刃のがたつきが少なくなり、騒音が少なく、切れ味を良くするものである。

0041

また請求項7記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、2つのネット刃間にスリット刃を配置した3ヘッド構造を有する刃カセットにおいて、ネット刃と隣合うスリット外刃の側面にネット刃を構成する外刃と外刃枠とを固定するためのヒートシール突部に対応する切り欠きを設けたから、ヒートシール突部が妨げとなることなく、各刃カセットを厚み方向に非常に近接させることができるために、鼻下などの細かい部位でも剃りやすく、またスリット刃の刃先がネット刃でカバーできるためにゴツゴツ感がなくなり、肌当たりの良い剃り感覚が得られるものである。

0042

また請求項8記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、ネット刃カセットを、外刃を係止する内側部材と、内側部材を係止する外側部材とに分離し、外側部材を内側部材の下側から嵌め込み自在とすると共に、嵌め込み状態で外側部材と内側部材とを互いに係合させる係合手段を設けたから、ネット刃カセットが組み立てやすくなり、内刃押上力や外側壁の剥がし外力がかかったときでも破損、分解することなく、強度を十分に確保でき、従って、組み立て性を良くしながら、使用時には壊れることがなく、ネット刃を保持できるものである。

0043

また請求項9記載の発明は、請求項8記載の効果に加えて、肌伸ばし部材を内側部材と外側部材との間に配置し、外側部材の壁面から内側に突設させた突起部を肌伸ばし部材に設けた孔部に係合させて成るから、肌伸ばし部材を外側部材の突起部に係合させるだけで、高さ方向に寸法が小さい弾性体からなる肌伸ばし部材であっても、形状が変化することなく外側部材と内側部材との間の小スペースに容易且つ確実に保持することができる。

0044

また請求項10記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、保持部材の内刃往復動方向の端部壁の内側に向けて横方向に延びる突出部を設けて成るから、保持部材の内刃往復動方向の端部壁の内側に横方向に伸びる突出部を設けたために、内刃往復動方向端部のスキマから髭くずがこぼれるのを防止することができる。

0045

また請求項11記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、外刃枠の内刃往復動方向の端部上面にエラストマ−からなる肌伸ばし部材を設けたから、エラストマ−からなる肌伸ばし部材によってカセットの端部でのゴツゴツ感を和らげて肌当たりが良いものとなると共に、剃り時に肌に対して横方向に剃った場合においても肌を伸ばして、短く剃り上げることができるものである。

図面の簡単な説明

0046

図1本発明の実施形態の一例を示すネット刃カセット付近正面断面図である。
図2同上のスリット刃カセット付近の正面断面図である。
図3同上の刃ヘッドの側面断面図である。
図4同上の刃ヘッドの分解斜視図である。
図5同上のスリット刃カセットの分解斜視図である。
図6同上のスリット刃カセットと保持部材と外刃フレームとを説明する分解説明図である。
図7同上の本体への内刃の取り付け状態を説明する分解斜視図である。
図8同上の斜視図である。
図9同上のフロート動作時の斜視図である。
図10同上の側面図である。
図11(a)(b)(c)は各刃カセットのフロート動作時の側面図である。
図12他の実施形態の斜視図である。

--

0047

1スリット刃
5,5a二重壁
9 本体
11ネット刃
20ネット刃カセット
21外刃枠
24,24a 肌伸ばし部材
25突起部
28,28a連結壁
31 スリット刃カセット
48切り欠き
50保持部材
60外刃フレーム
81 孔部
100ヒートシール突部
110 突出部
M内刃往復動方向

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