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技術 ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機、カート及び装置、並びに、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 株式会社ソルベックス
発明者 星野孝寛星野禎介
出願日 1998年5月14日 (21年4ヶ月経過) 出願番号 1998-150568
公開日 1999年11月24日 (19年9ヶ月経過) 公開番号 1999-322026
状態 拒絶査定
技術分野 倉庫・貯蔵装置
主要キーワード 作業用装置 単品重量 割り込み指令 仕切り内 収納位置情報 マスターコード 混雑解消 仕分け作業者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年11月24日)のものです。
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図面 (20)

課題

作業者に対して、作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機カート又は装置等を提供する。

解決手段

CPUは、まず作業者に対して、操作を訂正する場合は訂正キーの、指令中の商品アイテムジャンプ処理を継続する場合は確定キーの、押下を促す12次画面ディスプレイに表示させる。そして、訂正キーが押下された場合には、制御をメインフローのS6にリターンさせる。また、確定キーが押下された場合には、直前まで指令していた商品についてのピッキング指令を後回しにするように、商品に係るピッキング指令データを基のピッキング指令データから抽出してデータ記憶装置の所定領域に格納するアイテムデータ抽出処理を実行する。

概要

背景

倉庫工場における物品保管場では、物品保管棚からの物品の取り出し(ピッキング)作業や物品保管棚への物品の載置(仕分け)作業の効率を高めるために、通常、物品保管棚を所定の規則で配列している(以下、これらの作業をまとめて単にピッキング作業等と称する)。そして、例えばピッキングした物品を載せるカートを、このような物品保管棚に沿って設けられた順路上で移動させながらピッキング作業等を行っている。

このようなピッキング作業等に用いるカートとして、ピッキング作業等の指令データを格納するデータ記憶装置、該指令データを外部から取り込むデータ入力装置データ読み取り装置を含む)、各種データをディスプレイ等の画面に表示するデータ表示装置と、作業者のピッキング作業等の進行状況に応じて、該指令データを該データ表示装置に適宜表示させる制御装置、等を有する端末機を備えるものが知られている。

上記指令データとは、例えば、ピッキング予定の物品に係る物品識別コードと、該物品を載置している物品保管棚の物品保管場における位置を示すロケーションコードロケーション番号)と、該物品の取り出し個数と、該物品の仕向け先と、などを関連づけたデータである。また、上記データ入力装置とは、例えば、上記物品識別コードを読み取るハンディスキャナや、上記制御装置に各種情報を入力するための操作キーなどである。

以上の構成を備えるカートによれば、作業者は、上記指令データの表示に従いながらピッキング作業等を行うことで、上記順路上を迷うことなく進むことができるので、効率よく作業を行うことができる。

概要

作業者に対して、作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機、カート又は装置等を提供する。

CPUは、まず作業者に対して、操作を訂正する場合は訂正キーの、指令中の商品アイテムジャンプ処理を継続する場合は確定キーの、押下を促す12次画面をディスプレイに表示させる。そして、訂正キーが押下された場合には、制御をメインフローのS6にリターンさせる。また、確定キーが押下された場合には、直前まで指令していた商品についてのピッキング指令を後回しにするように、商品に係るピッキング指令データを基のピッキング指令データから抽出してデータ記憶装置の所定領域に格納するアイテムデータ抽出処理を実行する。

目的

本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところは、作業者に対して、作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機、カート又は装置を提供することである。

また、その第2の目的とするところは、上記混雑箇所の回避による作業者の移動距離延長を低減することができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機の制御装置に、データ処理を行わせるためのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

データ処理を行う制御装置を備え、作業者に対して複数種類物品ピッキング作業又は仕分け作業を所定の順序指令するピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの中止命令により指令中のピッキング作業又は仕分け作業に係る物品又は物品群についてのピッキング作業又は仕分け作業の指令を一旦中止し、他の物品についての指令をした後に、該一旦中止した指令を再開することを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。

請求項2

請求項1のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの再開命令により、上記一旦中止した指令の全て又は一部を上記他の物品についての指令に割り込んで再開する割り込み指令を実施することを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。

請求項3

請求項2のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、データ記憶装置と、データ入力装置と、データ表示装置とを有し、該データ入力装置が内部に格納しているピッキング指令データを上記制御装置に提供し、該データ入力装置が作業者から上記中止命令及び上記再開命令を入力され、且つ、該データ表示装置が上記指令を表示することを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。

請求項4

請求項2又は3のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの逆転命令に応じて、ピッキング又は仕分けされていない全て又は一部の物品群に係る上記指令の順序を、逆転させることを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業用の端末機。

請求項5

ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機を備えるピッキング作業又は仕分け作業用のカートであって、該端末機が、請求項1、2、3又は4のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であることを特徴とするピッキング作業又は仕分け作業用のカート。

請求項6

ピッキング作業又は仕分け作業用の装置であって、請求項1、2、3もしくは4のピッキング作業もしくは仕分け作業用の端末機、又は、請求項5のピッキング作業もしくは仕分け作業用のカートと、該端末機又は該カートの端末機の上記データ記憶装置に格納させるためのデータを構築するデータ構築装置とを備えることを特徴とするピッキング作業もしくは仕分け作業用の装置。

請求項7

ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機の制御装置にデータ処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項2、3又は4の端末機の上記割り込み指令に係るデータ処理を、該制御装置に行わせるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

技術分野

0001

本発明は、倉庫工場などにおける物品ピッキング作業又は仕分け作業や、ファクトリーオートメションにおける同様の作業に用いられる端末機カート、及び装置、並びに、該端末機の制御装置データ処理を行わせるためのプログラムを記録した記録媒体、に係り、詳しくは、ピッキング作業又は仕分け作業の指令手段の改良に関するものである。

背景技術

0002

倉庫、工場における物品保管場では、物品保管棚からの物品の取り出し(ピッキング)作業や物品保管棚への物品の載置(仕分け)作業の効率を高めるために、通常、物品保管棚を所定の規則で配列している(以下、これらの作業をまとめて単にピッキング作業等と称する)。そして、例えばピッキングした物品を載せるカートを、このような物品保管棚に沿って設けられた順路上で移動させながらピッキング作業等を行っている。

0003

このようなピッキング作業等に用いるカートとして、ピッキング作業等の指令データを格納するデータ記憶装置、該指令データを外部から取り込むデータ入力装置データ読み取り装置を含む)、各種データをディスプレイ等の画面に表示するデータ表示装置と、作業者のピッキング作業等の進行状況に応じて、該指令データを該データ表示装置に適宜表示させる制御装置、等を有する端末機を備えるものが知られている。

0004

上記指令データとは、例えば、ピッキング予定の物品に係る物品識別コードと、該物品を載置している物品保管棚の物品保管場における位置を示すロケーションコードロケーション番号)と、該物品の取り出し個数と、該物品の仕向け先と、などを関連づけたデータである。また、上記データ入力装置とは、例えば、上記物品識別コードを読み取るハンディスキャナや、上記制御装置に各種情報を入力するための操作キーなどである。

0005

以上の構成を備えるカートによれば、作業者は、上記指令データの表示に従いながらピッキング作業等を行うことで、上記順路上を迷うことなく進むことができるので、効率よく作業を行うことができる。

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、ピッキング作業や仕分け作業に係る作業場に、複数のピッキング作業者や仕分け作業者により局所的に混雑する場所が発生する場合がある。このような場所において、上記構成のカートを使用するピッキング作業者や仕分け作業者は、混雑によって物品をピッキング又は仕分けすることができない場合には、該混雑が解消されるまでこの場所に待機しなければならず、作業時間の延長を余儀なくされていた。

0007

本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところは、作業者に対して、作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機、カート又は装置を提供することである。

0008

また、その第2の目的とするところは、上記混雑箇所の回避による作業者の移動距離の延長を低減することができるピッキング作業又は仕分け作業用の端末機の制御装置に、データ処理を行わせるためのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、データ処理を行う制御装置を備え、作業者に対して複数種類の物品のピッキング作業又は仕分け作業を所定の順序で指令するピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの中止命令により指令中のピッキング作業又は仕分け作業に係る物品又は物品群についてのピッキング作業又は仕分け作業の指令を一旦中止し、他の物品についての指令をした後に、該一旦中止した指令を再開することを特徴とするものである。

0010

請求項1の発明においては、作業者は、上記端末機から指令されたピッキング作業等に係る物品又は物品群の保管棚や該保管棚に沿って設けられた順路が他の作業者によって混雑している場合には、上記制御装置に対して該物品又は該物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止させるように中止命令を発する。この中止命令により、上記端末機の制御装置は、該中止命令に係る物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止し、他の物品についてのピッキング作業等の指令を先行する。

0011

請求項2の発明は、請求項1のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの再開命令により、上記一旦中止した指令の全て又は一部を上記他の物品についての指令に割り込んで再開する割り込み指令を実施することを特徴とするものである。

0012

請求項3の発明は、請求項2のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、データ記憶装置と、データ入力装置と、データ表示装置とを有し、該データ入力装置が内部に格納しているピッキング指令データを上記制御装置に提供し、該データ入力装置が作業者から上記中止命令及び上記再開命令を入力され、且つ、該データ表示装置が上記指令を表示することを特徴とするものである。

0013

ここで、「データ入力装置」とは、操作キーや入力ポート等の入力装置の他、ハードディスクドライブフレキシブルディスクドライブCD−ROMドライブ等のような記録媒体の読み取り装置や、ハンディスキャナ等の読み取り装置をも含む概念である。

0014

請求項2又は3の発明においては、作業者は、上記端末機の指令に従って上記他の物品についてのピッキング作業等を行いながら、他の作業者等により混雑していた保管棚や順路の混雑解消状況を適宜確認する。そして、混雑が解消された時点で、上記制御装置に上記一旦中止させた指令の全て又は一部を再開させるように再開命令を発する。この再開命令により、上記端末機は上記中止命令に係る物品又は物品群の全て又は一部についてのピッキング作業等の指令を、上記他の物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令に割り込んで再開する。即ち、作業者は、後回しさせたピッキング作業等の指令を任意のタイミングで再開させることができる。そして、後回しさせたピッキング作業等の指令を任意のタイミングで再開させることで、該指令に係る物品又は物品群の保管位置までの後戻り距離を短縮することができる。

0015

請求項4の発明は、請求項2又は3のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であって、作業者からの逆転命令に応じて、ピッキング又は仕分けされていない全て又は一部の物品群に係る上記指令の順序を、逆転させることを特徴とするものである。

0016

請求項4の発明においては、作業者からの逆転命令に応じて、上記割り込み指令や、上記他の物品に係る上記指令の全て又は一部の順序を逆転させる。例えば、上記混雑が解消した時点で作業者が上記割り込み指令を実施させても、該割り込み指令に係る物品群について順路を逆行しながらピッキング作業等を行わないと、移動距離の延長を大きく低減できない場合がある。また、上記割り込み指令に係る物品群ついて順路を逆行しながらピッキング作業等を実施できても、上記他の物品の全て又は一部についも順路を逆行しながらピッキング作業等を実施できないと、同様に移動距離の延長を大きく低減できない場合がある。そこで、本発明においては、作業者は上記逆転命令によって上記割り込み指令や上記他の物品に係る上記指令の全て又は一部の順序を逆転させることで、該割り込み指令に係る物品群や該他の物品の全て又は一部について順路を逆行しながらピッキング作業等を実施できる。

0017

請求項5の発明は、ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機を備えるピッキング作業又は仕分け作業用のカートであって、該端末機が、請求項1、2、3又は4のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機であることを特徴とするものである。

0018

請求項5の発明においては、ピッキング作業又は仕分け作業用のカートに請求項1、2、3又は4のピッキング作業又は仕分け作業用の端末機を設けることで、上記中止命令に係る物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止し、他の物品についてのピッキング作業等の指令を先行する端末機を備えるカートを作業者に提供する。

0019

請求項6の発明は、ピッキング作業又は仕分け作業用の装置であって、請求項1、2、3もしくは4のピッキング作業もしくは仕分け作業用の端末機、又は、請求項5のピッキング作業もしくは仕分け作業用のカートと、該端末機又は該カートの端末機の上記データ記憶装置に格納させるためのデータを構築するデータ構築装置とを備えることを特徴とするものである。

0020

請求項6の発明においては、請求項1、2、3もしくは4のピッキング作業もしくは仕分け作業用の端末機、又は、請求項5のピッキング作業もしくは仕分け作業用のカート、の他に、上記データ記憶装置に格納させるためのデータを構築するデータ構築装置を設ける。そして、これにより、上記中止命令に係る物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止し、他の物品についてのピッキング作業等の指令を先行することができるピッキング作業等用のシステムを実現する。

0021

上記第2の目的を達成するために、請求項7の発明は、ピッキング作業又は仕分け作業用の端末機の制御装置にデータ処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項2、3又は4の端末機の上記割り込み指令に係るデータ処理を、該制御装置に行わせるためのプログラムを記録したことを特徴とするものである。

0022

ここで、「記録媒体」とはフレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスクメモリカード、ROM、パンチカード磁気カード等を含む概念である。また、コンピュータによって直接実行可能なプログラムを記録した記録媒体だけでなく、一旦他の記録媒体にインストールすることによって実行可能となるようなプログラムを記録した記録媒体や、暗号化されたり、圧縮されたりしたプログラムを記録した記録媒体も含む概念である。

0023

請求項7の発明においては、作業者からの再開命令により、上記端末機の制御装置に上記割り込み指令のデータ処理を行わせる。このデータ処理により、上記制御装置は一旦中止した上記指令を上記他の物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令に割り込んで再開する。即ち、作業者は、後回しさせたピッキング作業等の指令を任意のタイミングで再開させることができる。そして、後回しさせたピッキング作業等の指令を任意のタイミングで再開させることで、該指令に係る物品又は物品群の保管位置までの後戻り距離を短縮することができる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下、本発明の実施形態について説明する。図1(a)は本実施形態に係るピッキング作業用又は仕分け作業用(以下、単に作業用と称する)カート1の正面図、図1(b)は同カート1の右側面図、図2図1の同カート1と物品載置ユニット15との連結状態の説明図である。図1(a)及び(b)において、本実施形態の作業用カート1は、下面の4隅にそれぞれ車輪2が向き変更自在に取り付けられた板状の下部支持台3と、該下部支持台3上に立設された中空パイプなどからなる左右フレーム4と、該左右フレーム4の上辺部近傍にそれぞれ左右端部が固定されて水平に保持された板状の作業台5と、該作業台5の固定位置よりも下方で左右端部が上記左右フレーム4に固定された物品収容棚6とを備えている。

0025

上記フレーム4は下端部が上記下部支持台3に固定された固定フレーム部4aと、下端部が該固定フレーム部4aに上下位置調整可能に取り付けられた可動フレーム部4bとからなっている。これにより、可動フレーム4aを作業者の背丈に合わせた位置にした状態で、支持軸8を対応する孔4cに螺合させて可動フレーム4a及び4bを固定できるようになっている。なお、上記フレーム4の上辺部はピッキング用カート1を押して移動させるときのハンドル部4dになっている。

0026

上記作業台5にはその上面部に、データ表示装置としての液晶パネル等からなるディスプレイ7と、カート1に搭載される全ての電子機器の制御装置としてのパーソナルコンピュータ8と、パーソナルコンピュータ8に接続されたデータ入力手段としてのハンディスキャナ9及び操作キー10と、同じくパーソナルコンピュータ8に接続された無線通信機11とが設けられている。またその下面部側には、パーソナルコンピュータ8に接続されたプリンタ12が取り付けられている。

0027

作業用カート1は、図2(a)に示すように例えば物品載置板13とその下面部の4隅に方向変更自在に車輪14が取り付けられた物品載置ユニット15を連結するための連結解除可能な連結装置16を備えている。この連結装置16で、作業用カート1を物品載置ユニット15から切り離すことにより、両者を独立に移動させることができる。

0028

次に、作業用カート1に搭載されている各電子機器について詳述する。図3はこれら各電子機器のブロック図である。上記パーソナルコンピュータ8のCPU17には、上述のディスプレイ7、プリンタ12及び無線通信機11の他、必要に応じ設けられる報知用ブザー18などが図示を省略したインターフェースを介して接続されている。上記無線通信機11はピッキング場内などに配設された情報処理装置19との間でデータ通信を行うためのものである。またこのCPU17には後述される電子機器の動作制御のためのプログラムや上記情報処理装置19から通信で送られてきたピッキング指令データ又は仕分け指令データなどを記憶するデータ記憶装置20、並びに、データ入力装置としてのハンディスキャナ9及び操作キー10、も接続されている。

0029

次に、上記構成を有する作業用カート1及び上記情報処理装置19(以下、両者をまとめて作業用装置と称する)を用いたピッキング作業及びピッキング作業用装置の動作について説明する。図4は上記情報処理装置19における制御のフローチャート図5、7、8、9、10、11、12、16、18及び24は上記CPU17における制御のフローチャートである。

0030

まず、このピッキング作業用装置が使用される前提として、倉庫等の物品保管棚に収容されている多種類の物品には、それぞれ物品を識別するためのコ−ドがバ−コ−ド形式又は2次元コード形式で付設されている。この2次元コード形式とは、バーの太さ及び設置間隔のような1次元画像で情報をコード化するバーコード形式とは異なり、高さや色彩等をも含めた2次元画像で情報をコード化する形式である。

0031

また、作業者は、図2に示されるように作業用カート1と物品載置ユニット15とを連結し、且つ物品載置ユニット15の物品載置板20上に仕向先毎にピッキングした物品を収容する収容箱21を載置しておく。更に、ピッキングしようとする物品の注文伝票などに従い、図示を省略されたホストコンピュータなどに必要なピッキング指令データ、即ち、取出し予定の複数種類の物品のそれぞれのコ−ド(又は場合によって品種)、取出し個数、当該物品の単品重量配送先等のデータを作成しておく。

0032

図4において、上記情報処理装置19は、上記ホストコンピュータから例えば1日分の全ての作業者に使用されるピッキング指令データが無線フロッピー有線などによって提供されるのを待ち、これが提供される(ステップ1でY)と、作業用カート1毎、つまり作業者毎にデータを仕分けした後(ステップ2)、各作業用カート1からのデータ送信命令を待機する(ステップ3、なお、以下ステップをSと記す)。そして、ピッキング作業用カート1からのデータ送信命令を受信したら(S3でY)、当該作業用カート1にピッキング指令データを送信する(S4)。

0033

一方、作業用カート1側では、次のような制御が行われる。CPU17は、まずディスプレイ7に図示を省略された初期画面を表示させる。この表示により、作業者は、ピッキング作業を開始するにあたり、操作キー10の通信キーを押下して情報処理装置19からのピッキング作業データを受信させるように促される(図5のS1)。

0034

作業者が上記初期画面の表示に従って操作キー10の通信キーを押下すると(図5のS2でY)、CPU17は、情報処理装置19とのデータ通信を行って、受信したピッキング指令データをデータ記憶装置20に格納する(図5のS3)。ここで、このデータ記憶装置20には、物品を識別するための上記コ−ドに対応させて該物品の品種や倉庫における収納位置情報、例えばの番号等が格納される。

0035

図6(a)はディスプレイ7の2次画面を説明する説明図であり、図6は(b)は操作キー10のイメージ図である。CPU17は、情報処理装置19とのデータ通信を終えると、次に図6(a)に示される2次画面を表示させる(図5のS4)。この2次画面では、第1番目のピッキング対象物品としての商品に係る、商品名、規格及び商品コード(白抜きの矢印2)と、この商品が収容されている保管棚の位置情報としてのロケーション、この商品の受注数及びこの商品を投入すべき箱の番号(白抜きの矢印3)と、この商品のバーコードスキャンニングを促す文字(白抜きの矢印4)と、その他の注意事項(白抜きの矢印5)とが表示される。作業者は、この2次画面の表示により、これからピッキングすべき商品の商品名と、この商品の作業場内における保管位置とを認知し、作業用カート1を押して目的の保管位置まで移動する。そして、目的の保管位置に到達したら、2次画面の表示に従い、商品が存在しないか商品にバーコードが付されていない場合には目視確認を行った上で確定キーを押下し(図5のS5でY)、商品にバーコードが付されている場合には該バーコードをハンディスキャナ9でスキャンニングする(図5のS8でY)。これらによりそれぞれ、サブルーチン1の制御を実行させるか、又は、ピッキング物品の収容箱21への投入を開始する。なお、図5のS6、S7、S7a、S7b、S7c、sb2、sb3、sb7、sb8及びsb9については後述する。

0036

上記2次画面の表示の際に確定キーが押下されると(図5のS5でY)、CPU17は、図7に示されるサブルーチン1を実行することにより、欠品処理又は商品コードスキャンジャンプ処理を実行する。このサブルーチン1では、まず、ディスプレイ7に図示を省略された6次画面を表示させ(図7のsb1ー1)て、作業者に対して、操作を訂正する場合は訂正キーを、商品にバーコードが付されていない場合は確定キーを、押下するように促す。そして、訂正キーが押下された場合(図7のsb1ー3でY)には、図5のS5に制御をリターンさせることによりピッキング指令を継続し、確定キーが押下された場合(図7のsb1ー2でY)には、図示を省略された7次画面を表示する(図7のsb1ー4)。この7次画面は、作業者に対して、以降行う処理が商品コードスキャンジャンプ処理である場合には確定キーの、欠品処理である場合には訂正キーの、押下を促す。そして、訂正キーが押下された場合(図7のsb1ー6でY)には、CPU17は、後述されるサブルーチン4を実行することで欠品処理を行い、確定キーが押下された場合(図7のsb1ー5でY)には、制御を後述されるS10にジャンプさせることで商品コードのスキャン処理を省略する。

0037

上記2次画面の表示の際に、ハンディスキャナ9による商品コードのスキャンニングが行われた場合(図5のS8でY)には、CPU17は読み取った商品コードがディスプレイ7に表示させた商品マスターコードと一致するか否かを判断する(図5のS9)。そして、両者が一致した場合(図5のS9でY)には、ディスプレイ7に図示を省略された3次画面を表示させる。この表示により、作業者に対して、ピッキングした商品が正しい旨の報知を行う(図5のS10)。

0038

上記S9において両者が一致しなかった場合(N)には、CPU17は図10に示されるサブルーチン5を実行する。このサブルーチン5では、ディスプレイ7に図示を省略された8次画面を表示させて(図10のsb5ー1)、作業者に対して、ピッキングした商品の商品名とディスプレイ7に表示されている商品名とを目視で比較させる。そして、商品名が一致しない場合、即ち、作業者が間違った商品をピッキングした場合、には訂正キーを押下させる。商品名が一致する場合、即ち、何らかの原因により商品に付されている商品コードとマスター商品コードとが一致しない場合には、入力キーを押下させる。そして、訂正キーを押下された場合(図10のsb5ー3でY)には、制御を図5のS4にループさせることで、作業者に対して、当該商品のロケーション情報を再度提供するとともに、正しい商品をピッキングさせる。入力キーを押下された場合には(図10のsb5ー2でY)、ディスプレイ7に図示を省略された9次画面を表示させる(図10のsb5ー4)。この表示により、作業者に対して、操作をやり直したい場合には訂正キーを、商品コードが一致しないことを確信する場合には確定キーを、それぞれ押下させる。

0039

上記9次画面の表示の際に、訂正キーが押下された場合には、CPU17は制御を上記sb5ー4にループさせることで、サブルーチン5の処理を継続する。確定キーが押下された場合(図10のsb5ー5でY)には、当該商品の商品コードの不一致を記憶した後(図10のsb5−7)、制御を上記S10に進める。

0040

CPU17は、上記S10で上記3次画面を表示させた後に、収容箱21の箱ラベルがスキャンニングされると(S11でY)、図11に示されるように、読み取った箱ラベルの納入先コードがディスプレイ7に表示させた納入先マスターコードと一致するか否かを判断する(図11のS12)。そして、両者が一致した場合(図11のS12でY)には、CPU17はディスプレイ7に図示を省略された4次画面を表示させ、両者が一致しなかった場合(図11のS12でN)には、図12に示されるサブルーチン6を実行する。このサブルーチン6では、まず、ディスプレイ7に図示を省略された10次画面を表示させて、作業者に対して、箱間違いである旨を報知するとともに、箱ラベルを再度スキャンニングさせる(図12のsb6ー1)。次いで、作業者により箱ラベルの再スキャンニングが実行される(図12のsb6ー2でY)と、CPU17は読み取った箱ラベルの納入先コードがディスプレイ7に表示させた納入先マスターコードと一致するか否かを再度判断する(図12のsb6ー3)。ここで、両者が一致した場合には、CPU17は制御を図11のS13にループさせることにより、ピッキング指令を継続する。両者が再度一致しなかった場合(図12のsb6ー3でN)には、ディスプレイ7に図示を省略された11次画面を表示させる(図12のsb6−4)。この表示により、作業者に対して、当該箱に正しい箱ラベルが貼られているか、つまり、箱ラベルの貼り間違いがないか、を確認させ、確認後に確定キーを押下させる。

0041

上記11次画面を表示させている際に確定キーが押下されると(図12のsb6−5)、CPU17は制御を上記sb6ー1にループさせることにより、サブルーチン6を継続する。このようにして、このサブルーチン6は、箱ラベル貼り間違い又は投入すべき収容箱21の間違いが補正されるまで継続される。

0042

上記4次画面では、作業者に対する、ピッキング済み商品を投入すべき収容箱21が正しい旨、次に該商品を投入して投入個数を入力すべき旨、の報知が行われる。そして、作業者により商品の投入個数が入力されると(図11のS14でY)、CPU17は、予定ピッキング数と入力された投入個数とが一致するか否かの判断を行う(図11のS15)。ここで、両者が一致しなかった場合には、CPU17はディスプレイ7に図示を省略された5次画面を表示させる。そして、この表示により、作業者に対して予定ピッキング数と投入個数とが違う旨、投入個数の入力の訂正を行うときには訂正キーを押下すべき旨、及び、商品の途中欠品の場合には確定キーを押下すべき旨、の報知を行う(図11のS18)。この報知の際に、作業者により訂正キーが押下されると(図11のS19でY)、CPU17は制御を上記S14にループさせて作業者からの投入個数の再入力を待機する。また、作業者により確定キーが押下されると(図11のS20でY)、CPU17は図13に示されるサブルーチン4を実行することにより、欠品処理を行う。このサブルーチン4において、CPU17は、上記2次画面で表示させた商品の欠品情報をデータ記憶装置20に記憶させた後(sb4−1)、制御を上記S4にループさせて次の商品に対するピッキング指令を行う。なお、この欠品処理により記憶された情報を、ピッキング指令終了時にプリントアウトしてもよい。

0043

CPU17は、上記S15で予定ピッキング数と入力された投入個数とが一致した場合(図11のS15でY)には、次に全てのピッキング指令を終了したか否かの判断を行い(図11のS16)、終了していない場合は上記S4に制御をループさせることで、当該商品についての他の納入先に係るピッキング指令、又は、他の商品に係るピッキング指令を行う。全てのピッキング指令を終了した場合には、ピッキング結果を情報処理装置19に送信した後に制御を終了する。

0044

一方、上記情報処理装置19は、図4のS5で作業用カート1から終了したピッキング作業に関するデータを受信すると、この作業用カート1に係る次のピッキング作業のデータが残っているか否かを判断する(図4のS6)。ここで、次のデータが残っている場合には、制御を図4のS3にループさせることで各作業用カート1からの交信を待機する。次のデータが残っていない場合、即ち、その作業用カート1に係る作業者のその日の作業が全て完了している場合には、この作業用カート1のパーソナルコンピュータ8からそれまでに受け取ったデータを、例えば顧客別に整理してプリントアウトし(図4のS7及び8)、次に、全ての作業用カート1について作業が終了されたか否かを判断する(図4のS9)。ここで全ての作業用カート1については作業が終了されていないと判断した場合には、各作業用カート1からのデータ送信を待つ(図4のS3)。逆に全ての作業用カート1についての作業が終了されていると判断した場合には、それまでの全ての作業用カート1から受け取ったデータをホストコンピュータへ例えばLANなどで送る(図4のS10)。

0045

ところで、以上の基本的な構成を備えるピッキング作業用装置を用いるピッキング作業者は、ピッキング作業場内の混雑によって物品をピッキング又は仕分けすることができない場合には、該混雑が解消されるまでこの場所に待機しなければならず、作業時間の延長を余儀なくされるという問題があった。そこで、本実施形態のピッキング作業用装置は、この問題を軽減すべく、上記基本的な構成に加えて、次のような特徴的な構成を備えている。

0046

ピッキング作業者は、上記2次画面が表示されているときに、ピッキングすべき商品の保管位置が他の作業者で混雑している場合には1キーを押下し、該保管位置までの通路が他の作業者で混雑している場合には3キーを押下する(図6(a)の2次画面の矢印5で示される欄を参照)。

0047

一方、CPU17は、上記2次画面の表示の際に1キーが押下されると(図5のS6でY)、図8に示されるサブルーチン2を実行することにより、2次画面に表示させている商品のアイテムジャンプ処理を実行する。このサブルーチン2では、まず、ディスプレイ7に図示を省略された12次画面を表示させ(図8のsb2ー1)て、作業者に対して、操作を訂正する場合は訂正キーの、上記アイテムジャンプ処理を継続する場合は確定キーの、押下をそれぞれ促す。そして、訂正キーが押下された場合(図8のsb2ー3でY)には、CPU17は図5のS6に制御をリターンさせることによりピッキング指令を継続する。また、確定キーが押下された場合(図8のsb2ー2でY)には、作業者に対する当該商品のピッキング指令を後回しにするように、該ピッキング指令に係るピッキング指令データを基のピッキング指令データから抽出してデータ記憶装置20の所定領域に格納するアイテムデータ抽出処理を実行する(図8のsb2ー4)。更に、このアイテムデータ抽出処理の後、図5のS6に制御をリターンさせて(ひいては、S8により、図5のS4に制御をループさせて)、次の商品に係るピッキング指令を行う。

0048

また、上記2次画面の表示の際に3キーが押下されると(図5のS7でY)、CPU17は、図9に示されるサブルーチン3を実行することにより、当該商品に係る列ジャンプ処理、即ち、この商品が保管されている保管棚に面する作業順路についてのピッキング指令を一括後回しする処理を実行する。このサブルーチン3では、まず、ディスプレイ7に図示を省略された13次画面を表示させ(図9のsb3ー1)て、作業者に対して、操作を訂正する場合は訂正キーの、上記列ジャンプ処理を継続する場合は確定キーの、押下をそれぞれ促す。そして、訂正キーが押下された場合(図9のsb3ー3でY)には、CPU17は図5のS7に制御をリターンさせることによりピッキング指令を継続する。また、確定キーが押下された場合(図9のsb3ー2でY)には、作業者に対する、上記作業順路に係る商品群のピッキング指令を後回しするように、該ピッキング指令に係るピッキング指令データを、基のピッキング指令データから抽出してデータ記憶装置20の所定領域に格納する列データ抽出処理を実行する(図9のsb3ー4)。更に、この列データ抽出処理の後、図5のS7に制御をリターンさせて(ひいては、S8により、図5のS4に制御をループさせて)、次の商品に係るピッキング指令を行う。

0049

即ち、上記2次画面が表示されている際の1キー及び3キーは、任意の物品又は物品群に係るピッキング指令の一時中止命令を作業者から入力される中止命令入力装置として機能する。

0050

以上の特徴的な構成において、CPU17はこの一時中止命令により、該一時中止命令に係る商品や商品群についてのピッキング指令を一旦中止し、他の商品についてのピッキング指令を先行する。

0051

以上、上記特徴的な構成によれば、CPU17が上記一時中止命令に係る商品又は商品群についてのピッキング指令を一旦中止し、他の商品についてのピッキング指令を先行するので、ピッキング作業者に対してピッキング作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業を回避させることができる。

0052

ところで、以上の特徴的な構成を備えるピッキング作業用装置において、ピッキング作業者が上記アイテムジャンプ処理や上記列ジャンプ処理を実行させると、移動距離を著しく延長してしまう場合があり、このような場合にはピッキングの作業効率を大幅に低下してしまうおそれがある。

0053

図14は物品保管場としてのピッキング作業場の一例を示す平面図である。図中の矢印は作業者の移動方向を示し、矢印(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)はそれぞれ作業順路を示している。また、A、B、C、D、E及びFのアルファベットはそれぞれ商品保管棚を示し、該商品保管棚の仕切り内に記された該アルファベットと数字との組み合わせは、ロケーションを示している。図に示されるように、上記一例のピッキング作業場において、ピッキング作業者は、順路(1)を矢印方向に移動しながら棚Aに保管されている複数の商品を、順路(2)を矢印方向に移動しながら棚B及びCに保管されている複数の商品を、順路(3)を矢印方向に移動しながら棚D及びEに保管されている複数の商品を、順路(4)を矢印方向に移動しながら棚Fに保管されている複数の商品を、それぞれピッキングした後、順路(5)上を移動して図示を省略された商品配送場に向かう。

0054

図15は上記一例のピッキング作業場でのピッキング作業において、ロケーションC4に保管されている商品についての上記アイテムジャンプ処理を実行させたときの作業者移動軌跡の一例を示す平面図である。この一例では作業者がロケーションF1に保管されている商品をピッキングした後に、ロケーションC4に保管されている商品をピッキングすべく後戻りする結果、移動距離を大きく延長していることがわかる。

0055

そこで、本実施形態のピッキング作業用装置は、上記移動距離の延長を軽減すべく、上記特徴的な構成に加えてより特徴的な構成を備えている。

0056

以下、本実施形態のピッキング作業用装置のより特徴的な構成について説明する。CPU17は、上記2次画面の表示の際に5キーが押下されると(図5のS7aでY)、図16に示されるサブルーチン7を実行することにより、上記アイテムジャンプ処理に係るピッキング指令抽出データ呼び出し処理を実行する。このサブルーチン7では、まず、ピッキング作業等の指令を後回しにした商品、即ち、ジャンプアイテム、に係るピッキング指令抽出データをデータ記憶装置20の上記所定領域に格納しているか否か確認する(図16のsb7−1)。そして、格納していない場合(図16のsb7−1でN)には、ディスプレイ7に図示を省略された14次画面を表示させる(図16のsb7−2)。この14次画面は、作業者に対して、上記ジャンプアイテムが存在しない旨を表示するとともに、確認後に確定キーを押下すべき旨を表示する。そして、作業者により確定キーが押下されると、制御を図5のS7aにリターンさせる(図16のsb7−3)。

0057

上記sb7−1において、上記ピッキング指令抽出データを上記所定領域に格納していると判断した場合には、CPU17は、ディスプレイ7に図17に示される15次画面を表示させる(図16のsb7−4)。図17に示されるように、この15次画面には、それまでに格納したピッキング指令抽出データの一覧が符号を付されて表示されるとともに、操作訂正の場合には訂正キーを押下すべき旨が表示される。そして、作業者のジャンプアイテム選択より数字キーの何れかが押下されると(図16のsb7−5でY)、CPU17は該押下された数字キーの数字に対応する商品に係るピッキング指令抽出データを上記所定領域から読み込む(図16のsb7−6)。この読み込みの後、制御を図5のS7a、ひいてはS4、にリターンさせることで、上記2次画面にそれまで表示させていたピッキング指令データに割り込んで、該読み込んだピッキング指令データを表示させる。即ち、上記ジャンプアイテムに係るピッキング指令を、それまで実行していたピッキング指令に割り込んで実行する。

0058

なお、上記15次画面の表示の際に、作業者により訂正キーが押下された場合(図16のsb7−7でY)には、制御を図5のS7aにリターンさせることで、上記呼び出し処理を実行することなく制御をメインフローに戻す。
(以下、余白

0059

また、上記2次画面の表示の際に7キーが押下されると(図5のS7bでY)、CPU17は図18に示されるサブルーチン8を実行することにより、上記列ジャンプ処理に係るピッキング指令抽出データの呼び出し処理を実行する。このサブルーチン8では、まず、ピッキング作業等の指令を後回しにした商品群の保管棚に面する作業順路、即ち、ジャンプ列、に係るピッキング指令抽出データを上記所定領域に格納しているか否か確認する(図18のsb8−1)。そして、格納していない場合(図18のsb8−1でN)には、ディスプレイ7に図示を省略された16次画面を表示させる(図18のsb8−2)。この16次画面は、作業者に対して、上記ジャンプ列が存在しない旨を表示するとともに、確認後に確定キーを押下すべき旨を表示する。そして、作業者により確定キーが押下されると、制御を図5のS7bにリターンさせる(図18のsb8−3)。

0060

上記sb8−1において、CPU17は上記ジャンプ列に係るピッキング指令抽出データを上記所定領域に格納していると判断した場合には、ディスプレイ7に図19に示される17次画面を表示させる(図18のsb8−4)。図19に示されるように、この17次画面には、それまでに格納した上記ジャンプ列の一覧が符号を付されて表示されるとともに、操作訂正の場合には訂正キーを押下すべき旨が表示される。そして、作業者のジャンプ列選択により数字キーの何れかが押下されると(図18のsb8−5でY)、CPU17は該押下された数字キーの数字に対応する上記ジャンプ列に係るピッキング指令データを上記所定領域から読み込む(図18のsb8−6)。更に、この読み込んだピッキング指令データを、それまで使用していたピッキング指令データの上位に連結させる(図18のsb8−7)。次いで、制御を図5のS7b、ひいてはS4、にリターンさせることで、上記2次画面にそれまで表示させていたピッキング指令データに割り込んで、選択された上記ジャンプ列に係るピッキング指令データを順次表示させる。即ち、上記ジャンプ列アイテムに係るピッキング指令を、それまで実行していたピッキング指令に割り込んで実行する。

0061

なお、上記17次画面の表示の際に、作業者により訂正キーが押下された場合(図18のsb8−8でY)には、制御を図5のS7bにリターンさせることで、上記呼び出し処理を実行することなく制御をメインフローに戻す。

0062

本実施形態のピッキング作業用装置は、以上のより特徴的な構成により、上記アイテムジャンプ処理や上記列ジャンプ処理に伴う作業者の移動距離の延長を低減することができる。

0063

図20は上記ピッキング作業場でのピッキング作業において、作業者がロケーションC4に保管されている商品についての上記アイテムジャンプ処理を実行させた後、上記サブルーチン7の上記呼び出し処理を実行させたときにおける移動軌跡の一例を示す平面図である。図15図20とを比較すると、この一例では作業者が順路(3)の終端まで移動した後に、上記サブルーチン7を実行させることにより、ロケーションC4への後戻り距離を大きく短縮していることがわかる。

0064

しかしながら、上記サブルーチン7や上記サブルーチン8を実行させても、この後戻り距離を大きく短縮できない場合がある。

0065

図21は上記ピッキング作業場でのピッキング作業において、作業者が順路(2)についての上記列アイテムジャンプ処理を実行させたときにおける移動軌跡の一例を示す平面図である。また、図22は上記ピッキング作業場でのピッキング作業において、作業者が作業順路(2)についての上記列アイテムジャンプ処理を実行させた後、上記サブルーチン8の上記呼び出し処理を実行させたときにおける移動軌跡の一例を示す平面図である。

0066

作業者が作業順路(2)についての上記列アイテムジャンプ処理を実行させた場合、次に、作業順路(3)を移動しながら棚D及びEに保管されている商品群をピッキングすることになるが、ピッキング指令は、作業者を地点QからPに向かって移動させるような順序でなされる。このため、図21に示されるように、作業者は地点PからQに一旦移動した後、地点QからPに後戻りしながらピッキング作業を行うことになる。そして、作業順路(4)に係るピッキング作業を終えた後に作業順路(2)へ後戻りした際にも、同様に地点RからSに一旦移動した後、地点SからRに後戻りしながらピッキング作業を行うことになる。

0067

一方、作業者が作業順路(2)についての上記列アイテムジャンプ処理を実行させて作業順路(3)に係るピッキング作業を先行した後、上記呼び出し処理の実行により作業順路(2)に係るピッキング作業を再開した場合、作業者は例えば図22に示される移動軌跡を辿ることになる。即ち、作業順路(2)についての上記列アイテムジャンプ処理を実行させた後、作業順路(3)を移動しながら棚D及びEに保管されている商品群をピッキングすべく、図21に示された軌跡と同様に地点PからQに一旦移動してから地点QからPに向かってピッキング作業を行う。次いで、作業順路(2)に係るピッキング作業を再開すべく、7キーを押下して上記呼び出し処理を実行させた後、作業順路(2)を地点SからRに向かって移動しながらピッキング作業を行う。そして、作業順路(2)に係るピッキング作業を終了した時点では、移動距離を大きく短縮している。しかし、作業者が更に作業順路(4)に係るピッキング作業を行う段階では、ピッキング指令は、作業者を地点UからTに向かって移動させるような順序でなされる。このため、図22に示されるように、作業者は地点TからUに一旦移動した後、地点QからPに後戻りしながらピッキング作業を行うことになる。従って、図22に示される移動軌跡の長さは、図21に示された移動軌跡の長さと大差ない。具体的には、図22に示される移動軌跡の方が図21に示された移動軌跡よりも地点VからWまでの長さ分だけ短いだけである。

0068

例えば、図22において、作業順路(3)を地点PからQに向かって移動しながらピッキング作業を行い、且つ、作業順路(2)を地点RからSに向かって移動しながらピッキング作業を行うことができれば、即ち、図23に示されるような移動軌跡でピッキング作業を行うことができれば、移動距離を大幅に短縮することができる。

0069

そこで、本実施形態のピッキング作業用装置は、上記より特徴的な構成に加えて更なる特徴的な構成を備えている。

0070

以下、本実施形態のピッキング作業用装置の更なる特徴的な構成について説明する。上記2次画面の表示の際に9キーが押下されると(図5のS7cでY)、CPU17は図24に示されるサブルーチン9を実行することにより、ピッキング指令データの格納順序を作業順路単位で逆転させる列データ逆転処理を実行する。このサブルーチン9では、まず、ディスプレイ7に図25に示される18次画面を表示させる(図24のsb9−1)。図25に示されるように、この18次画面には、上記2次画面に表示されていた商品を保管してしる保管棚に面する作業順路名として、列番号が表示されるとともに、操作訂正の場合には訂正キーを押下すべき旨、データ逆転の場合には確定キーを押下すべき旨がそれぞれ表示される。そして、作業者により確定キーが押下されると(図24のsb9−2でY)、CPU17は上記18次画面に表示させていた作業順路名に係るピッキング指令データの格納順位を逆転させる(図24のsb9−3)。次いで、制御を図5のS7c、ひいてはS4、にリターンさせることで、逆転させたピッキング指令データを上記2次画面に順次表示させる。即ち、上記作業順路名に係るピッキング指令の順序を逆転させる。この逆転により、作業者に対して、当初予定していた方向とは逆方向に移動させながらピッキング作業を行わせることができる。従って、作業者は上記サブルーチン9を適宜実行させることで、図23に示された移動軌跡を辿ってピッキング作業を行うことができる。

発明の効果

0071

請求項1、2、3又は4の発明によれば、上記端末機の制御装置が上記中止命令に係る物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止し、他の物品についてのピッキング作業等の指令を先行するので、作業者に対して作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるという優れた効果がある。

0072

特に、請求項2、3又は4の発明によれば、作業者は、後回しさせたピッキング作業等の指令に係る物品又は物品群の保管位置までの後戻り距離を短縮できるので、該後回しによる移動距離の延長を低減することができるという優れた効果がある。

0073

また特に、請求項4の発明によれば、上記割り込み指令に係る物品群や上記他の物品の全て又は一部について順路を逆行しながらピッキング作業等を実施できるので、上記後回しによる移動距離の延長をより低減することができるという優れた効果がある。

0074

請求項6の発明によれば、上記中止命令に係る物品又は物品群についてのピッキング作業等の指令を一旦中止し、他の物品についてのピッキング作業等の指令を先行することができるピッキング作業等用のシステムを実現するので、作業者に対して作業場内の混雑箇所におけるピッキング作業等を回避させることができるシステムを実現することができるという優れた効果がある。

0075

請求項7の発明によれば、上記端末機を使用するピッキング作業等の作業者に対して、物品又は物品群の保管位置までの後戻り距離を短縮させることができるので、上記指令の後回しによる移動距離の延長を低減することができるという優れた効果がある。

図面の簡単な説明

0076

図1(a)は実施形態に係る作業用カート1の正面図。(b)は同作業用カート1の右側面図。
図2同作業用カート1と物品載置ユニット15との連結状態を示す説明図。
図3同作業用カート1の電子機器のブロック図。
図4実施形態に係る情報処理装置19における制御のフローチャート。
図5同作業用カート1の端末機のCPU17における制御のメインフローを示すフローチャート。
図6(a)は同端末機のディスプレイ7の2次画面を説明する説明図。(b)は同端末機の操作キー10のイメージ図。
図7同CPU17のサブルーチン1の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図8同CPU17のサブルーチン2の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図9同CPU17のサブルーチン3の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図10同CPU17のサブルーチン5の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図11図5続きの同メインフローを示すフローチャート。
図12同CPU17のサブルーチン6の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図13同CPU17のサブルーチン4の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図14ピッキング作業場の一例を示す平面図。
図15同ピッキング作業場でのアイテムジャンプ処理に係る作業者の移動軌跡の一例を示す平面図。
図16同CPU17のサブルーチン7の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図17同ディスプレイ7の15次画面を説明する説明図。
図18同CPU17のサブルーチン8の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図19同ディスプレイ7の17次画面を説明する説明図。
図20同サブルーチン7の制御に係る作業者の移動軌跡の一例を示す平面図。
図21列ジャンプ処理に係る作業者の移動軌跡の一例を示す平面図。
図22同サブルーチン8の制御に係る作業者の移動軌跡の一例を示す平面図。
図23任意の作業順路におけるピッキング指令を逆転させた場合における作業者の移動軌跡の一例を示す平面図。
図24同CPU17のサブルーチン9の制御におけるサブフローを示すフローチャート。
図25同ディスプレイ7の18次画面を説明する説明図。

--

0077

1カート
2車輪
3 下部支持台3
4左右フレーム
5作業台
6物品収容棚
7ディスプレイ
8パーソナルコンピュータ
9ハンディスキャナ
10操作キー
11無線通信機
12プリンタ
13物品載置板
14 車輪
15 物品載置ユニット
16連結装置
17 CPU
18ブザー
19情報処理装置
20データ記憶装置
21 収容箱

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