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技術 感熱色素転写用受容要素

出願人 イーストマンコダックカンパニー
発明者 クリスティンジェイ.ティー.ランドリー-コルトレーンクリスティンビー.ローレンステー-ミンクンリンダマエフランクリン
出願日 1999年4月16日 (21年8ヶ月経過) 出願番号 1999-109439
公開日 1999年11月24日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 1999-321139
状態 未査定
技術分野 熱転写、熱記録一般 積層体(2)
主要キーワード 取り分離 粘着レベル ワックス乳化物 媒体コスト ステップ画像 ポリエステルコーティング サーマルプリンターヘッド ローラーニップ
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この項目の情報は公開日時点(1999年11月24日)のものです。
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図面 (1)

課題

解決手段

一方の側に、次の構造式

化1

[式中、Aは、次式:-O-(CHR2CHR30)m -R1-(OCHR2CHR3) n -O-で表される一つ以上のジオール成分の残基;Bは、次式:

化2

の一つ以上で表される二酸成分の残基;Dは、次式:

化3

の一つ以上で表される二酸成分の残基]の水分散性ポリエステルを含む色素受容層を有する支持体を含む感熱色素転写用色素受容要素。受容層はワックスポリエステル比が1:200 〜2:3 のカルナウバワックス乳化物分散物を含有する。

概要

背景

カラービデオカメラから電子的に生成される映像からプリントを得るために、最近、感熱転写システムが開発されている。そのようなプリントを得る一つの方法によると、電子映像をまずカラーフィルターによるカラー分解にかける。そして、色分解したそれぞれの画像を電気信号に変換する。そして、これらの信号を操作して、シアンマゼンタ及びイエローの電気信号を生成する。そして、これらの信号をサーマルプリンター伝送する。プリントを得るためには、シアン、マゼンタもしくはイエロー色素供与体要素を、色素受容要素に対して向かい合わせに置く。そして、この二つを、サーマルプリントヘッドプラテンローラの間に差し込む。ライン型のサーマルプリントヘッドを用いて、色素供与体シートの裏から熱を加える。サーマルプリントヘッドは多くの加熱エレメントを有しており、シアン、マゼンタ及びイエローの信号の一つに応じて連続的に加熱される。そして、このプロセスを他の二つの色の場合にも繰り返す。このようにして、表示画面で見られるオリジナルの映像に対応する、カラーハードコピーが得られる。このプロセス及び実施装置の詳細は、米国特許第4,621,271 号明細書に記載されている。

米国特許第4,621,271 号明細書記載の感熱色素転写に用いられる色素受容要素は、一般的に、一方の側に色素像受容層、そして必要に応じて追加の層を載せた支持体(透明もしくは反射)を含む。この色素受容層多種多様組成物から選ばれるポリマー材料を含んでなり、色素と良好な親和性を有するのがよい。転写工程時に色素はこの層中に迅速に移動しなければならず、鑑賞環境では不動でかつ安定とならなければならない。色素を受容要素中で不動にする方法の一つは、画像が生成した後、受容体に供与体要素からラミネート層を転写することである。また、色素受容層は印刷プロセス時に熱い供与体にくっついてはならず、そうでないと、印刷工程の後、はぎ取り分離する際に供与体もしくは受容体が引き裂かれるために最終画像が損傷するであろう。供与体と受容体とがスティッキングをおこすのを防止する方法の一つは、オーバーコート層を適用するか、受容層に剥離剤を加えることである。オーバーコートは色素受容要素の製造コストを上げる別途塗布工程を必要とするであろうし、剥離剤の添加は媒体コストを高くするであろう。

米国特許第5,317,001 号明細書は受容要素への感熱色素転写に関する。色素受容層は、水分散性ポリエステルを含んでなると記載されている。これらの材料は水性塗布可能であり、その有効な色素適合性及び受容性のために良好な画像受容層ポリマーを提供することがわかった。

米国特許第5,427,847 号明細書は、受容シートへのワックス転写に関する。受容シートは、25℃より低いTgのワックスコーティングとワックス転写プロセスに用いられる(感熱色素転写プロセスではない)ポリマー材料との混合物を含んでなる。さらに、ワックス対ポリマーの重量比は、2:1〜12:1であると記載されているのに対して、本願発明の受容層におけるワックスの量は比較的少量である。

概要

スティッキングの無い感熱色素転写用受容要素を提供する。

一方の側に、次の構造式

[式中、Aは、次式:-O-(CHR2CHR30)m -R1-(OCHR2CHR3) n -O-で表される一つ以上のジオール成分の残基;Bは、次式:

の一つ以上で表される二酸成分の残基;Dは、次式:

の一つ以上で表される二酸成分の残基]の水分散性ポリエステルを含む色素像受容層を有する支持体を含む感熱色素転写用色素受容要素。受容層はワックス:ポリエステル比が1:200 〜2:3 のカルナウバワックス乳化物分散物を含有する。

目的

水性塗布可能な色素像受容層を有する感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することが本発明の目的である。印刷プロセス時に供与体にくっつかない感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することが本発明のもう一つの目的である。さらに、色素取り込みが良い感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することも本発明の目的である。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

次の構造式

請求項

ID=000005HE=020 WI=029 LX=0455 LY=0450[式中、Aは、全体で100モル%の反復単位を構成し、次式:−O−(CHR2 CHR3 O)m −R1 −(OCHR2 CHR3 )n −O−(式中、R1 は、S、炭素数1〜16のアルキレン基、炭素数5〜20のシクロアルキレン基、炭素数8〜20のシクロビスアルキレン基、炭素数7〜16のビ−もしくはトリ−シクロアルキレン基、炭素数9〜18のビ−もしくはトリ−シクロビスアルキレン基、炭素数8〜20のアレーンビスアルキレン基もしくは炭素数6〜12のアリーレン基であり、R2 及びR3 は、それぞれ独立に、H、炭素数1〜6の置換もしくは未置換のアルキル基又は炭素数6〜12の置換もしくは未置換のアリール基であり、そしてm及びnは、それぞれ独立に、0〜4の整数を表す)によって表される一つ以上のジオール成分の残基であり、Bは、8〜50モル%の反復単位を構成し、次式:

請求項

ID=000006HE=100 WI=090 LX=0600 LY=0950(式中、M+ は、ナトリウム塩もしくはスルホン酸、又は水中で測定して6〜10のpKaを有する塩基性窒素含有部分のプロトン化形態を表す)の一つ以上によって表される二酸成分の残基であり、そしてDは、50〜92モル%の反復単位を構成し、次式:

請求項

ID=000007HE=025 WI=096 LX=0570 LY=2100(式中、pは2〜10の整数を表す)の一つ以上によって表される二酸成分の残基である]を有する水分散性ポリエステルを含んでなる色素受容層を、一方の側に有する支持体を含んでなる感熱色素転写用色素受容要素であって、前記色素像受容層が、ワックスポリエステル比が1:200〜2:3であるカルナウバワックス乳化物もしくは分散物をさらに含有する感熱色素転写用色素受容要素。

技術分野

0001

本発明は、感熱色素転写に用いられる色素受容要素に関し、特に、そのような要素のポリエステル色素受容層に関する。

背景技術

0002

カラービデオカメラから電子的に生成される映像からプリントを得るために、最近、感熱転写システムが開発されている。そのようなプリントを得る一つの方法によると、電子映像をまずカラーフィルターによるカラー分解にかける。そして、色分解したそれぞれの画像を電気信号に変換する。そして、これらの信号を操作して、シアンマゼンタ及びイエローの電気信号を生成する。そして、これらの信号をサーマルプリンター伝送する。プリントを得るためには、シアン、マゼンタもしくはイエロー色素供与体要素を、色素受容要素に対して向かい合わせに置く。そして、この二つを、サーマルプリントヘッドプラテンローラの間に差し込む。ライン型のサーマルプリントヘッドを用いて、色素供与体シートの裏から熱を加える。サーマルプリントヘッドは多くの加熱エレメントを有しており、シアン、マゼンタ及びイエローの信号の一つに応じて連続的に加熱される。そして、このプロセスを他の二つの色の場合にも繰り返す。このようにして、表示画面で見られるオリジナルの映像に対応する、カラーハードコピーが得られる。このプロセス及び実施装置の詳細は、米国特許第4,621,271 号明細書に記載されている。

0003

米国特許第4,621,271 号明細書記載の感熱色素転写に用いられる色素受容要素は、一般的に、一方の側に色素像受容層、そして必要に応じて追加の層を載せた支持体(透明もしくは反射)を含む。この色素受容層多種多様組成物から選ばれるポリマー材料を含んでなり、色素と良好な親和性を有するのがよい。転写工程時に色素はこの層中に迅速に移動しなければならず、鑑賞環境では不動でかつ安定とならなければならない。色素を受容要素中で不動にする方法の一つは、画像が生成した後、受容体に供与体要素からラミネート層を転写することである。また、色素受容層は印刷プロセス時に熱い供与体にくっついてはならず、そうでないと、印刷工程の後、はぎ取り分離する際に供与体もしくは受容体が引き裂かれるために最終画像が損傷するであろう。供与体と受容体とがスティッキングをおこすのを防止する方法の一つは、オーバーコート層を適用するか、受容層に剥離剤を加えることである。オーバーコートは色素受容要素の製造コストを上げる別途塗布工程を必要とするであろうし、剥離剤の添加は媒体コストを高くするであろう。

0004

米国特許第5,317,001 号明細書は受容要素への感熱色素転写に関する。色素受容層は、水分散性ポリエステルを含んでなると記載されている。これらの材料は水性塗布可能であり、その有効な色素適合性及び受容性のために良好な画像受容層ポリマーを提供することがわかった。

0005

米国特許第5,427,847 号明細書は、受容シートへのワックス転写に関する。受容シートは、25℃より低いTgのワックスコーティングとワックス転写プロセスに用いられる(感熱色素転写プロセスではない)ポリマー材料との混合物を含んでなる。さらに、ワックス対ポリマーの重量比は、2:1〜12:1であると記載されているのに対して、本願発明の受容層におけるワックスの量は比較的少量である。

発明が解決しようとする課題

0006

米国特許第5,317,001 号明細書記載の材料には、印刷プロセス時に深刻な供与体−受容体スティッキングが生じる問題がある。米国特許第5,427,847 号明細書にはカルナウバワックスが記載されており、好ましい材料はポリエチレンワックスとされるが、このワックスは、本明細書で後に示すように、効果的でない例の対照材料の一つである。

0007

水性塗布可能な色素像受容層を有する感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することが本発明の目的である。印刷プロセス時に供与体にくっつかない感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することが本発明のもう一つの目的である。さらに、色素取り込みが良い感熱色素転写プロセス用受容要素を提供することも本発明の目的である。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を、次の構造式

0009

0010

[式中、Aは、全体で100モル%の反復単位を構成し、次式
−O−(CHR2 CHR3 O)m −R1 −(OCHR2 CHR3 )n −O−
(式中、R1 は、S、炭素数1〜16のアルキレン基、炭素数5〜20のシクロアルキレン基、炭素数8〜20のシクロビスアルキレン基、炭素数7〜16のビ−もしくはトリ−シクロアルキレン基、炭素数9〜18のビ−もしくはトリ−シクロビスアルキレン基、炭素数8〜20のアレーンビスアルキレン基もしくは炭素数6〜12のアリーレン基であり、R2 及びR3 は、それぞれ独立に、H、炭素数1〜6の置換もしくは未置換のアルキル基又は炭素数6〜12の置換もしくは未置換のアリール基であり、そしてm及びnは、それぞれ独立に、0〜4の整数を表す)によって表される一つ以上のジオール成分の残基であり、

0011

Bは、8〜50モル%の反復単位を構成し、次式:

0012

(式中、M+ は、ナトリウム塩もしくはスルホン酸、又は水中で測定して6〜10のpKaを有する塩基性窒素含有部分のプロトン化形態を表す)の一つ以上によって表される二酸成分の残基であり、そして

0013

Dは、50〜92モル%の反復単位を構成し、次式:

0014

(式中、pは2〜10の整数を表す)の一つ以上によって表される二酸成分の残基である]を有する水分散性ポリエステルを含んでなる色素像受容層を、一方の側に有する支持体を含んでなる感熱色素転写用色素受容要素であって、前記色素像受容層が、ワックス:ポリエステル比が1:200〜2:3、好ましくは、1:50〜1:3であるカルナウバワックス乳化物もしくは分散物をさらに含有する感熱色素転写用色素受容要素である本発明に従って達成する。

発明を実施するための最良の形態

0015

本発明に用いるポリエステルは−50℃〜100℃のTgを有するものが好ましい。可塑剤を添加する場合は、さらに高いTgのポリエステルを用いることができる。本発明の好ましい態様では、これらのポリエステルは、数平均分子量10,000〜250,000、より好ましくは、20,000〜100,000を有する。

0016

本発明に用いるポリエステルの例には次のものが含まれる:
P−1:ポリ[シス/トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸−コ−5−スルホイソフタル酸、ナトリウム塩(84:16モル比)−トランス1,4−シクロヘキサンジメタノール(100モル比)]、Mw=25,700、Tg=54℃
P−2:ポリ[シス/トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸−コ−5−スルホイソフタル酸、ナトリウム塩(84:16モル比)−トランス1,4−シクロヘキサンジメタノール−コ−トリプロピレングリコール(92:8モル比)]、Mw=28,600、Tg=62℃

0017

P−3:ポリ[シス/トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸−コ−5−スルホイソフタル酸、ナトリウム塩(84:16モル比)−トランス1,4−シクロヘキサンジメタノール−コ−オクタンジオール(76:24モル比)]、Mw=45,500、Tg=20℃
P−4:ポリ[シス/トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸−コ−5−スルホイソフタル酸、ナトリウム塩(84:16モル比)−トランス1,4−シクロヘキサンジメタノール−コ−デカンジオール(94:6モル比)]、Mw=11,900、Tg=49℃

0018

P−5:ポリ[イソフタル酸−コ−5−スルホイソフタル酸(90:10モル比)−ジエチレングリコール(100モル比)]、Mw=20,000(Eastman Chemical Co.製、AQ29D (商標)のスルホン酸)、Tg=28℃
P−6:ポリ[イソフタル酸−コ−5−スルホイソフタル酸、アンモニウム塩(90:10モル比)−ジエチレングリコール(100モル比)]、Mw=20,000、Tg=28℃。
これらの水性分散性ポリエステルの合成は米国特許第5,317,001 号明細書に記載されている操作手順と大体同じである。

0019

本発明において使用するポリエステルは、単独もしくは酸性でないか僅かに酸性の他のポリマーと組み合わせて用いることができる。これらの他のポリマーには、ポリエステル、ポリウレタンポリカーボネート、等の縮合ポリマーポリスチレンビニルポリマーアクリルポリマー、等の付加ポリマー;もしくはお互いに共有結合した一種以上のポリマーの大きなセグメントを含むブロックコポリマーが含まれる。本発明の好ましい態様では、Tgが19℃より低い、アクリルポリマー、スチレンポリマーもしくはビニルポリマーを用いる。これらのポリマーを、0.5g/m2 〜10g/m2 の濃度で用いることができ、必要ならば有機溶剤もしくは水から塗布することができる。

0020

そのような他のポリマーの例には、次のものが含まれる:
ポリマーA:ポリ(ブチルアクリレート−コ−アリルメタクリレート)98:2wtコア/ポリ(グリシジルメタクリレート)10wtシェル、(Tg=−40℃)
ポリマーB:ポリ(ブチルアクリレート−コ−アリルメタクリレート)98:2wtコア/ポリ(エチルメタクリレート)30wtシェル、(Tg=−41℃)

0021

ポリマーC:ポリ(ブチルアクリレート−コ−アリルメタクリレート)98:2wtコア/ポリ(2−ヒドロキシプロピルメタクリレート)10wtシェル、(Tg=−40℃)
ポリマーD:ポリ(ブチルアクリレート−コ−エチレングリコールジメタクリレート)98:2wtコア/ポリ(グリシジルメタクリレート)10wtシェル、(Tg=−42℃)

0022

ポリマーE:ポリ(ブチルアクリレート−コ−アリルメタクリレート−コ−グリシジルメタクリレート)89:2:9wt、(Tg=−34℃)
ポリマーF:ポリ(ブチルアクリレート−コ−エチレングリコールジメタクリレート−コ−グリシジルメタクリレート)89:2:9wt、(Tg=−28℃)

0023

ポリマーG:ポリ(ブチルメタクリレート−コ−ブチルアクリレート−コ−アリルメタクリレート)49:49:2wtコア/ポリ(グリシジルメタクリレート)10wtシェル、(Tg=−18℃)
ポリマーH:ポリ(メチルメタクリレート−コ−ブチルアクリレート−コ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−コ−2−スルホエチルメタクリレート、ナトリウム塩)30:50:10:10wt、(Tg=−3℃)

0024

ポリマーI:ポリ(メチルメタクリレート−コ−ブチルアクリレート−コ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−コ−スチレンスルホン酸、ナトリウム塩)40:40:10:10wt、(Tg=0℃)
ポリマーJ:ポリ(メチルメタクリレート−コ−ブチルアクリレート−コ−2−スルホエチルメタクリレートナトリウム塩−コ−エチレングリコールジメタクリレート)44:44:10:2wt、(Tg=14℃)

0025

ポリマーK:ポリ(ブチルアクリレート−コ−Zonyl TM(商標)−コ−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ナトリウム塩)50:45:5wt、(Tg=−39℃)(Zonyl TMは、DuPont Company製のモノマーである)
ポリマーL:XU31066.50(Dow Chemical Company製のスチレンブタジエンコポリマー実験用ポリマー)(Tg=−31℃)。
本発明の色素像受容層に用いるポリエステルは、その目的に有効ないずれの量でも存在することができる。一般的に、0.5〜10g/m2 で良好な結果が得られている。

0026

本発明に有用なワックス分散物/乳化物には、カルナウバワックス、カルナウバワックスと他のワックス、例えば、ポリエチレン(PE)との混合物、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリテトラフルオロエチレンPTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、及びポリマーワックスが含まれる。本発明に有用な具体的な例には次のものが含まれる:

0027

本発明の色素受容要素の支持体は、透明もしくは、反射性となることができ、ポリマー支持体、合成紙支持体、もしくはセルロース紙支持体、又はそれらの積層物となることができる。好ましい態様では、紙支持体を用いる。さらに好ましい態様では、紙支持体と色素像受容層の間にポリマー層が存在する。例えば、ポリエチレンもしくはポリプロピレン等のポリオレフィンを用いることができる。さらに好ましい態様では、二酸化チタン酸化亜鉛等の白色顔料をポリマー層に添加して、反射性を与えることができる。色素像受容層との接着性を改善するために、さらに下引き層をこのポリマー層の上に用いることができる。そのような下引き層は、米国特許第4,748,150 号、同4,965,238 号、同4,965,239 号及び同4,965,241 号各明細書に記載されている。また、受容要素は、米国特許第5,011,814 号、及び同5,096,875 号明細書に記載されているようなバッキング層を含むこともできる。

0028

本発明の色素受容要素と一緒に用いる色素供与体要素は、通常、色素含有層を有する支持体を含んでなる。熱の作用によって色素受容層に転写可能である限りは、いずれの色素も本発明に用いる色素供与体に用いることができる。昇華性色素を用いて特に良好な結果が得られている。本発明に適用できる色素供与体は、例えば、米国特許第4,916,112 号、同4,927,803 号、及び同5,023,228 号明細書に記載されている。

0029

上記のように、色素供与体要素を用いて色素転写像を作成する。そのようなプロセスは、色素供与体要素を像様加熱すること、そして上記のような色素受容要素へ色素画像を転写して色素転写画像を形成することからなる。本発明の好ましい態様では、色素供与体要素は、シアン、マゼンタ及びイエロー色素の順次繰返し領域被覆されたポリエチレンテレフタレート支持体からなり、色素転写工程を各色に対して順に実施して三色色素転写画像を得る。もちろん、このプロセスを単一色に対してのみ実施すると、モノクロ色転写画像が得られる。

0030

色素供与体要素から本発明の受容要素に色素を転写するのに用いることができるサーマルプリントヘッドは、市販のものである。あるいは、感熱色素転写のための他の公知のエネルギー源(例えば、英国特許第2,083,726A公報に記載のレーザ)を用いることもできる。本発明の感熱色素転写集成体は、(a)色素供与体要素、及び上記の(b)色素受容要素を含んでなり、色素受容要素は、供与体要素の色素層が受容要素の色素像受容層と接触するように、色素供与体要素と重なる関係にある。三色画像を得る場合、サーマルプリンターヘッドで熱を加える間、三回、上記集成体を形成する。第一の色素を転写した後、この要素をはぎ取り分離する。第二の色素供与体(もしくは、異なる色素領域を有する供与体要素の別の領域)を色素受容要素と位置合わせし、処理を繰り返す。同じようにして、第三の色を得る。

0031

次の例で本発明をさらに具体的に説明する。次の色素を実験に用いた:

0032

0033

次の対照ワックス分散物を例で用いた:

0034

対照受容要素C−1:最初に、米国特許第5,244,861 号明細書に記載されているように、ペーパーコアを38μm厚の微小空孔を有する複合フィルム(Oppalyte(商標)350TW 、Mobil Chemical Co.)と共に押出積層して、この要素を調製した。得られた積層体の複合フィルム側を、以下の層で記載順にコートした:
1)蒸留水からコートする、Polymin P (商標)ポリエチレンイミン(BASFCorporation)0.02g/m2 からなる下引き層、及び
2)蒸留水からコートする、ポリエステルP−1(3.23g/m2 )とフッ化炭素界面活性剤(Fluorad FC-170C (商標)、3M Corporation)(0.022g/m2 )の混合物を含んでなる色素受容層。

0035

本発明の受容要素E−1〜E−4及び対照受容要素C−2〜C−9:色素像受容層が、蒸留水から塗布される、ポリエステルP−1(2.58g/m2 )、ワックス乳化物/分散物、W−1〜W−4もしくは対照ワックス乳化物/分散物、CW−1〜CW−8(0.65g/m2 )及びフッ化炭素界面活性剤(Fluorad FC-170C )(0.0022g/m2 )の混合物であった以外は、対照受容要素C−1と同様にこれらの要素を調製した。

0036

色素供与体要素の調製:6μmポリエチレンテレフタレート支持体(DuPont Co.)に、記載した順に塗布して色素供与体要素を調製した:
1)n−プロピルアセテート/1−ブタノール(85/15)溶剤混合物から塗布する、テトラn−ブトキシドチタン(Tyzor TBT(商標):DuPont Co.)(0.12g/m2 )から成る下引き層、及び
2)次に記載するような組成物を含有する繰り返しイエロー、マゼンタ及びシアン色素パッチ

0037

イエロー組成物は、トルエンメタノールシクロペンタノン(70/25/5)溶剤混合物から塗布する、イエロー色素1(0.29g/m2 )、CAP482-20 (20s粘度の酢酸プロピオン酸セルロース:Eastman Chemical Co.)(0.31g/m2 )、CAP482-0.5(0.5s粘度の酢酸プロピオン酸セルロース:Eastman Chemical Co.)(0.076g/m2 )、2μmのジビニルベンゼン架橋ビーズ(Eastman Kodak Co. )(0.006g/m2 )、及びFluorad FC-430(0.0014g/m2 )を含有した。

0038

マゼンタ組成物は、トルエン/メタノール/シクロペンタノン(70/25/5)溶剤混合物から塗布する、マゼンタ色素1(0.17g/m2 )、マゼンタ色素2(0.18g/m2 )、CAP482-20 (0.31g/m2 )、フェニルインダン−二酸の2,4,6−トリメチルアニリド(0.07g/m2 )、2μmのジビニルベンゼン架橋ビーズ(0.006g/m2 )、及びFluorad FC-430(0.0011g/m2 )を含有した。

0039

シアン組成物は、トルエン/メタノール/シクロペンタノン(70/25/5)溶剤混合物から塗布する、シアン色素1(0.14g/m2 )、シアン色素2(0.12g/m2 )、シアン色素3(0.29g/m2 )、CAP482-20 (0.31g/m2 )、CAP482-0.5(0.02g/m2 )、2μmのジビニルベンゼン架橋ビーズ(0.01g/m2 )、及びFluorad FC-430(0.0007g/m2)を含有した。

0040

色素供与体要素の裏面に、順に次の層を塗布した:
1)n−プロピルアセテート/1−ブタノール(85/15)溶剤混合物から塗布する、テトラn−ブトキシドチタン(Tyzor TBT)(0.12g/m2 )から成る下引き層、及び
2)3−ペンタノン(98%)/蒸留水(2%)溶剤混合物から塗布する、ポリビニルアセタール(Sekisui Co. )(0.38g/m2 )、Candelillaワックス分散物(メタノール中7%)(0.022g/m2 )、PS513アミノプロピルジメチル末端基を有するポリジメチルシロキサン(Huels )(0.011g/m2 )、及びp−トルエンスルホン酸(0.003g/m2 )を含有するスリップ層

0041

感熱色素転写画像の調製及び評価
11ステップセンシトメトリーフルカラー(イエロー+マゼンタ+シアン)感熱色素転写画像を上記色素供与体及び色素受容要素から調製した。色素供与体要素(面積約10cm×15cm)の色素側を、同じ面積の色素画像受容要素の色素像受容層側に接触させて置いた。この集成体を、ステップモーター駆動の60mm径ラバーローラーに固定した。サーマルヘッド(TDK No. 8F10980 、サーモスタットで25℃に調温)を、24.4N(2.5kg)の力で前記集成体の色素供与体要素側を押し、それを前記ラバーローラーに押しつけた。

0042

画像形成電子装置を作動させて、供与体−受容体集成体を、プリントヘッドローラーニップを通して40.3mm/秒で引っ張った。同時に、サーマルプリントヘッドの抵抗体に、4.575ミリ秒ドットプリンティングサイクル時(0.391ミリ秒/ドット冷却間隔を含む)に、130.75μ秒間隔でパルス(127.75μ秒/パルス)を与えた。最小0〜最大32パルス/ドットに、パルス/ドットの数を次第に増加させてステップ画像濃度を作成した。サーマルヘッドに加えた電圧は、約14.0ボルトであり、瞬間ピークパワー0.369ワット/ドット及び最大総エネルギー15.1ミリジュール/ドットを生じた。印刷室湿度は50%〜57%RHであった。

0043

上記印刷手順を、イエロー、マゼンタ、及びシアン色素供与体パッチを用いて行った。正確に位置合わせすると、フルカラー画像が得られた。印刷工程で、供与体と受容体とがスティッキングを生じる程度を目で見て測定し、等級付けを行った。「0」は供与体−受容体スティッキングが無いことを意味し、「3」は、中程度のスティッキングを意味し、「5」は、ひどいスティッキングを意味する。

0044

適用できる場合は、触ったときに感じるプリントの粘着性の程度に従って各画像を等級付けして、各プリントの粘着レベルを測定した。「1」は粘着性が無いことを示し、「2」は粘着性があることを示す。これらの結果を以下の表に要約する。

0045

上記の結果は、水性分散性ポリエステルにカルナウバワックスを含有する乳化物もしくは分散物(W−1〜W−4)を導入すると(E−1〜E−4)、これらのワックスを含有しなかった受容要素(C−1)と比較して、又はカルナウバワックスを含有しない乳化物もしくは分散物を含有した受容要素(C−2〜C−9)と比較して、供与体−受容体スティッキングの量が大きく減少したことを示している。

0046

例2
対照受容要素C−10〜C−12:P−1の代わりにポリマーP−2〜P−4を用いた(ワックスは加えなかった)以外は、例1の対照受容要素C−1で記載したようにこれらの要素を調製した。
受容要素E−5〜E−7:P−1の代わりにポリマーP−2〜P−4を用い、ワックス乳化物/分散物としてW−1(0.65g/m2 )を用いた以外は、例1の受容要素E−1〜E−4で記載したようにこれらの要素を調製した。

0047

受容要素E−5〜E−7及び対照受容要素C−10〜C−12を用いて感熱色素転写プリントを調製し、例1に記載したように評価し、その結果を次の表IIに要約する。

0048

上記の結果は、種々の水性分散性ポリエステルコーティングにカルナウバワックスを含有する乳化物もしくは分散物(W−1)を導入すると(E−5〜E−7)、ワックスを含有しなかった対応するポリエステルコーティング(C−1、及びC−10〜C−12)と比較して、供与体−受容体スティッキングの量が大きく減少したことを示している。

0049

例3
対照受容要素C−13:下引き層が、3Aアルコールから塗布される、Prosil(商標)221 (アミノプロピルトリエトキシシラン)及びProsil(商標)2210(アミノ官能エポキシシラン)(両方ともPCR, Inc. 製)の混合物(0.05g/m2 )であり、そして色素受容層が、蒸留水から塗布される、ポリエステルP−5(2.37g/m2)及びポリマーA(3.55g/m2 )の混合物を含んでなっていた以外は、例1の対照受容要素C−1で記載したように、この要素を調製した。

0050

受容要素E−8〜E−11:色素受容要素がポリエステルP−5、P−7、及びカルナウバワックスW−1の水性分散物/乳化物の混合物を含有した以外は、上記対照受容要素で記載したようにこれらの要素を調製した。使用した各成分の量をを次の表IIIに示す。

0051

色素供与体要素:使用した色素像形成層が、テトラヒドロフラン/シクロペンタノン(95/5)溶剤混合物から塗布する、イエロー色素2もしくはシアン色素4、エピクロロヒドリンを含んだビスフェノールコポリマープロピオネートエステル、DB−1(米国特許第5,244,862 号明細書記載のものに類似する技法で調製したもの)、及びポリ(ブチルメタクリレート−コ−Zonyl TM)(75/25)、DB−2(Zonyl TMは、DuPont製のパーフルオロモノマーである)を含んでなっていた以外は、例1に記載したようにこれらの要素を調製した。色素及びバインダーレイダウンの詳細を次の表IVに示す。

0052

イエロー及びシアン像のみを作成し、プリント電圧が12.5ボルトであり、瞬間ピークパワー0.294ワット/ドット及び最大総エネルギー1.20ミリジュール/ドットを生じた以外は、受容要素E−8〜E−11及び対照受容要素C−13を用いて感熱色素転写プリントを調製し、例1に記載したように評価した。結果を次ぎの表Vに示す。

0053

上記の結果は、水性分散性ポリエステルP−5及びポリマーAの混合物と一緒に種々の量でカルナウバワックスを含有する乳化物もしくは分散物(W−1)を導入すると(E−8〜E−11)、カルナウバワックスを含有しなかったコーティング(C−13)と比較して、供与体−受容体スティッキングの量及び接着性が大きく減少したことを示している。

0054

例4
対照受容要素C−14:色素受容層が、蒸留水から塗布される、酸源P−6(2.42g/m2 )、ポリマーA(3.40g/m2 )、コハク酸(0.10g/m2 )及び10μmのスチレンブチルアクリレートジビニルベンゼン(40/40/20重量比)ビーズ(0.13g/m2 )の混合物を含んでなっていた以外は、対照受容要素C−13で記載したように、この要素を調製した。

0055

受容要素E−12:色素受容層が、酸源P−6(2.42g/m2 )、ポリマーA(2.74g/m2 )、コハク酸(0.10g/m2 )、10μmのスチレンブチルアクリレートジビニルベンゼン(40/40/20重量比)ビーズ(0.13g/m2 )、及びカルナウバワックスW−5(0.66g/m2 )を含んでなっていた以外は、対照受容要素C−14で記載したように、この要素を調製した。

0056

受容要素E−13:使用したワックスが、カルナウバワックス(W−5、Daniel Products Co. )(0.22g/m2 )、Slip-Ayd SL 512 (商標)硬質ポリマーワックス(Daniel Products Co. )(0.22g/m2 )、及びSlip-Ayd SL 340E(商標)ポリエチレンワックス(Daniel Products Co. )(0.22g/m2 )の混合物であった以外は、受容要素E−12で記載したように、この要素を調製した。

0057

感熱色素転写画像の調製及び評価:一定の20cm×25cmシアンパッチ像(約OD=2.0)を、例3のシアン供与体及び上記受容要素を用いて、Kodak ColorEase (商標)PSプリントエンジンで作成した。サーマルプリントヘッドにかけた電圧を12.0ボルトに調節した。サーマルプリントヘッドの抵抗体に、5ミリ秒/ラインのプリンティングサイクルで、60.35μ秒/パルスを与えた。サーマルプリントヘッド初期温度を36℃に設定し、印刷室温度及び湿度は、それぞれ21℃及び50%RHであった。

0058

シアンパッチ印刷工程での、供与体−受容体スティッキングの程度を目で見て測定し、等級付けした。結果を次の表に示す。

発明の効果

0059

本発明の感熱色素転写用受容要素は、印刷工程で供与体要素とスティッキングを起こさず、良好な色素取り込みを提供する。

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