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技術 空気清浄装置

出願人 アイワ株式会社
発明者 堀越敏幸真子乾次郎金子博克
出願日 1998年4月30日 (21年6ヶ月経過) 出願番号 1998-120889
公開日 1999年11月9日 (20年0ヶ月経過) 公開番号 1999-311430
状態 未査定
技術分野 換気1 空気流制御部材 灰皿 吸着による気体の分離 ガス中の分散粒子の濾過
主要キーワード ストップ孔 交換時期到来 フィルタリセット セフティスイッチ コーナ位置 頭部径 カバーガイド 吸気口付近
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年11月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導入できるようにすると共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタ清浄化できるようにする。

解決手段

ファン4と、吸気口2を前面に有したキャビネット1と、その吸気口2の周辺領域のキャビネット1前面に設けられた収納部22と、その吸気口2の周辺領域の空気10Aの流れをその吸気口2の方向に導くために可動自在に取付けられたルーバ21と、そのルーバ21を外部へ出すために操作されると共に、タバコ専用モードを実行するために操作される一服モード操作用の押しボタン40とを備え、タバコ専用モードを実行する操作がなされると、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけファン4が「強」運転し、その後、所定時間だけファン4が「弱」運転して自動的に停止する。

概要

背景

近年、一般家庭や会社などにおいて、居室内応接室内や会議室内の空気を清浄化するために空気清浄装置が使用される場合が多くなってきた。この種の空気清浄装置によれば、フロントパネルを有したキャビネットが設けられ、このフロントパネルには吸気口が設けられ、この吸気口の裏面(キャビネット内部)にフィルタが取り付けられ、外部からキャビネット内部に取り込まれた空気が清浄化される。このフロントパネルの後方にはファン取付けられ、このファンにはモータが取付けられている。モータは電源スイッチをオンすると回転する。このモータの回転によって、ファンが駆動し、汚れた空気をフィルタに通すことで、きれいな空気に清浄化することができる。

ところで、愛煙家の中には、この種の空気清浄装置の前に灰皿を持って来て、タバコを嗜む姿が多く見られる。この際に、タバコに火を付ける前に、もしくは、その後に、空気清浄装置の電源スイッチをオンしてファンを動作させ、タバコの煙をその空気清浄装置で清浄化している。

では、このような愛煙家のために予め設定された所定時間、例えば10分間だけファンを「強」運転し、その後、5分間だけそのファンを「弱」運転する「タバコ専用モード」と呼ばれる特殊運転モードを備えた空気清浄装置が製造されている。

概要

吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導入できるようにすると共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタで清浄化できるようにする。

ファン4と、吸気口2を前面に有したキャビネット1と、その吸気口2の周辺領域のキャビネット1前面に設けられた収納部22と、その吸気口2の周辺領域の空気10Aの流れをその吸気口2の方向に導くために可動自在に取付けられたルーバ21と、そのルーバ21を外部へ出すために操作されると共に、タバコ専用モードを実行するために操作される一服モード操作用の押しボタン40とを備え、タバコ専用モードを実行する操作がなされると、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけファン4が「強」運転し、その後、所定時間だけファン4が「弱」運転して自動的に停止する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

吸気口から吸い込んだ空気をフィルタに通す空気流通手段と、前記吸気口の周辺領域の空気の流れを該吸気口の方向に導くために可動自在に取付けられたガイド部材と、少なくとも、前記ガイド部材を前記吸気口の周辺領域に出すために操作されると共に、予め設定された所定時間だけ前記空気流通手段を第1の風量で運転し、その後、所定時間だけ前記空気流通手段を第2の風量で運転するタバコ専用モードを実行するために操作される操作手段とを備え、前記操作手段に対してタバコ専用モードを実行する操作がなされると、前記ガイド部材が吸気口の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけ前記空気流通手段が第1の風量で運転され、その後、所定時間だけ前記空気流通手段が第2の風量で運転されるようにしたことを特徴とする空気清浄装置

請求項2

前記第1及び第2の風量で運転する空気流通手段と、前記操作手段とが設けられる場合であって、前記操作手段が操作されると、予め設定された所定時間だけ前記空気流通手段を「強」運転し、その後、所定時間だけ前記空気流通手段を「弱」運転するようになされたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項3

前記空気流通手段及びガイド部材が設けられる場合であって、前記空気流通手段によって取り込まれる空気の吸気口を前面に有した筐体と、前記ガイド部材を収納するために、前記吸気口の周辺領域の筐体前面に有した収納手段とが設けられることをを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項4

前記空気流通手段、収納手段及びガイド部材が設けられる場合であって、前記空気流通手段に空気を吸入するファンが設けられると共に、前記収納手段に収納される前記ガイド部材によって動作するスイッチが設けられ、前記ガイド部材が収納手段に収納されると共に前記スイッチが動作して前記ファンを「弱」運転するようになされたことを特徴とする請求項3記載の空気清浄装置。

請求項5

前記ガイド部材が収納されると共に、前記スイッチの動作によって運転される前記ファンの「弱」運転は、当該装置に対して停止もしくは他の運転モードが選択されるまで、前記ファンの「弱」運転を連続して実行する連続運転モードであることを特徴とする請求項4記載の空気清浄装置。

請求項6

前記ガイド部材を係止するために係止部を有した筐体と、前記筐体に係止されるために被係止部を有したガイド部材とが軸部及び軸受部によって係合される場合であって、前記筐体の係止部から前記ガイド部材の被係止部を解除するために突出部を有した操作手段と、前記操作手段の突出部によって解除された前記ガイド部材を所定の方向に駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって駆動される前記ガイド部材の停止位置を規制する規制部材とを備え、前記筐体に係止された前記ガイド部材を前記操作手段によって解除したときに、前記駆動手段によって前記ガイド部材が軸周りに回転して所定の方向に移動を開始し、その後、前記ガイド部材が規制部材に当接する位置で停止するようになされたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項7

前記筐体、吸気口、収納手段、操作手段及びガイド部材が設けられる場合であって、前記収納手段は前記筐体前面の上部領域及びその両側領域段差部を有し、前記ガイド部材は前記収納手段の段差部に沿うコ字形状を成し、前記操作手段によって前記ガイド部材を収納手段から外部へ出す操作がなされたときに、前記ガイド部材は吸気口の上部の空間領域及び両側の空間領域に張り出すだけの突出長さを有することを特徴とする請求項3記載の空気清浄装置。

請求項8

前記筐体、駆動手段、ガイド部材、操作手段及び規制部材が設けられる場合であって、前記駆動手段は、前記ガイド部材を所定の方向に移動するために前記筐体とガイド部材との間に設けられたガイド部材用の付勢手段であり、前記筐体に係止された前記ガイド部材を前記操作手段によって解除したときに、前記付勢手段によって前記ガイド部材が軸周りに回転して所定の方向に移動を開始し、その後、前記ガイド部材が規制部材に当接する位置で停止するようになされたことを特徴とする請求項6記載の空気清浄装置。

請求項9

前記筐体に操作手段が設けられる場合であって、前記操作手段は、前記筐体に対して抜け止めされた状態で可動自在に取付けられた押しボタンと、前記押しボタンから一定方向に延びた突起部と、前記突起部に嵌合されて前記筐体から前記押しボタンを常に離れる方向に付勢する押しボタン用の付勢手段とを有していることを特徴とする請求項3記載の空気清浄装置。

請求項10

前記筐体とガイド部材とが設けられる場合であって、前記筐体とガイド部材との間にダンパ機構手段が設けられ、前記ダンパ機構手段は、前記筐体か、もしくは前記ガイド部材の一方に設けられた円弧状のラックギア部と、前記ラックギアに係合された歯車部と、前記歯車部に接続されると共に、前記歯車の回転速度を制限するために前記筐体か、もしくは前記ガイド部材の他方に取付けられたダンパ部材とを有することを特徴とする請求項3記載の空気清浄装置。

請求項11

前記筐体に吸気口及びファンが設けられる場合であって、前記吸気口とファンとの間にフィルタが設けられることを特徴とする請求項3記載の空気清浄装置。

請求項12

前記フィルタ及び空気流通手段が設けられる場合であって、少なくとも、前記フィルタの使用時間の積算に関して、前記空気流通手段のタバコ専用モード時以外の通常動作時の補正係数を「1」とし、前記空気流通手段のタバコ専用モード時の補正係数を「N」としたときに、前記空気流通手段のタバコ専用モード時の前記フィルタの使用時間を積算するに際して、N>1となる補正係数Nを前記フィルタの使用時間に演算する制御手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項13

前記フィルタ及び空気流通手段が設けられる場合であって、少なくとも、前記空気流通手段のタバコ専用モード時以外の通常動作時の補正係数を「1」とし、前記空気流通手段の「強」運転時の補正係数を「N1」とし、前記空気流通手段の「弱」運転時の補正係数を「N2」としたときに、前記空気流通手段の「強」運転時の前記フィルタの使用時間を積算するに際して、N1>1となる補正係数N1を前記フィルタの使用時間に演算し、前記空気流通手段の「弱」運転時の前記フィルタの使用時間を積算するに際して、1<N2<N1となる補正係数N2を前記フィルタの使用時間に演算する制御手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項14

前記フィルタ及び制御手段が設けられる場合であって、前記制御手段によって積算された前記フィルタの使用時間を記憶する記憶手段が設けられることを特徴とする請求項12又は13記載の空気清浄装置。

請求項15

前記フィルタ、記憶手段及び制御手段が設けられる場合であって、前記制御手段は、タバコ専用モードによる前記フィルタの使用時間と通常動作モードによる前記フィルタの使用時間とを加算し、前記記憶手段は加算された前記フィルタの使用時間を記憶することを特徴とする請求項14記載の空気清浄装置。

請求項16

前記フィルタ及び記憶手段が設けられる場合であって、前記記憶手段に記憶された前記フィルタの使用時間に基づいて該フィルタの交換時期に関して表示をする表示手段が設けられることを特徴とする請求項14記載の空気清浄装置。

請求項17

前記フィルタが設けられる場合であって、前記フィルタの交換時期到来を示すために点滅表示する表示手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項18

前記空気流通手段が設けられる場合であって、前記空気流通手段の「強」運転時のファンを模した表示と、前記空気流通手段の「弱」運転時のファンを模した表示とを区別して表示する表示手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項19

前記空気流通手段のファンを模した表示をする表示手段が設けられる場合であって、前記表示手段は、前記空気流通手段の「強」運転時には、前記ファンの回転を速く回すよう点滅表示し、前記空気流通手段の「弱」運転時には、前記ファンの回転を遅く回すように点滅表示することを特徴とする請求項18記載の空気清浄装置。

請求項20

前記空気流通手段が設けられる場合であって、前記空気流通手段のタバコ専用モード時に、タバコ及び該タバコの煙を模した表示をする表示手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項21

前記空気流通手段と、タバコの煙を模した表示をする表示手段とが設けられる場合であって、前記表示手段は、前記空気流通手段のタバコ専用モード時に、前記タバコの煙を点滅表示することを特徴とする請求項20記載の空気清浄装置。

請求項22

前記空気流手段が設けられる場合であって、前記空気流通手段の運転時間を設定するタイマ手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

請求項23

前記空気流通手段が設けられる場合であって、前記空気流通手段の通常動作時に、当該装置の運転時間を表示する表示手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。

技術分野

0001

この発明は、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を「強」運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を「弱」運転するタバコ専用モードを実行する卓上型空気清浄装置に関する。

0002

詳しくは、上述のタバコ専用モードを実行する操作手段を設け、この操作手段を操作したときは、ガイド部材吸気口の周辺領域に張り出すようにすると共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を「強」運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を「弱」運転するようにして、吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導入できるようにすると共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタ清浄化できるようにしたものである。

背景技術

0003

近年、一般家庭や会社などにおいて、居室内応接室内や会議室内の空気を清浄化するために空気清浄装置が使用される場合が多くなってきた。この種の空気清浄装置によれば、フロントパネルを有したキャビネットが設けられ、このフロントパネルには吸気口が設けられ、この吸気口の裏面(キャビネット内部)にフィルタが取り付けられ、外部からキャビネット内部に取り込まれた空気が清浄化される。このフロントパネルの後方にはファン取付けられ、このファンにはモータが取付けられている。モータは電源スイッチをオンすると回転する。このモータの回転によって、ファンが駆動し、汚れた空気をフィルタに通すことで、きれいな空気に清浄化することができる。

0004

ところで、愛煙家の中には、この種の空気清浄装置の前に灰皿を持って来て、タバコを嗜む姿が多く見られる。この際に、タバコに火を付ける前に、もしくは、その後に、空気清浄装置の電源スイッチをオンしてファンを動作させ、タバコの煙をその空気清浄装置で清浄化している。

0005

では、このような愛煙家のために予め設定された所定時間、例えば10分間だけファンを「強」運転し、その後、5分間だけそのファンを「弱」運転する「タバコ専用モード」と呼ばれる特殊運転モードを備えた空気清浄装置が製造されている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、吸いかけのタバコが空気清浄装置の前の灰皿に置かれたときに、そのタバコの煙が吸気口に導入されずに吸気口の上部領域に拡散されてしまう場合がある。これはファンの吸入能力が低い場合に多く見られる。従って、吸入能力の低い空気清浄装置ではタバコの煙を再現性よく清浄化することができない。

0007

また、タバコ専用モードを備えた装置では、吸入能力を高めるためにタービン形式のファンや強力なモータなどを準備しなくてはならず、機械的な構造が複雑化したり大型化して、その空気清浄装置のコストアップにつながるという問題がある。

0008

そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導入できるようにすると共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタで清浄化できるようにした空気清浄装置を提案するものである。

課題を解決するための手段

0009

上述の課題を解決するため、この発明に係る空気清浄装置は、空気を清浄化するためのフィルタと、このフィルタに空気を通す空気流通手段と、この空気流通手段によって取り込まれる空気の吸気口を前面に有した筐体と、その吸気口の周辺領域の筐体前面に設けられた収納手段と、その吸気口の周辺領域の空気の流れを該吸気口の方向に導くために収納手段に対して可動自在に取付けられたガイド部材と、少なくとも、収納手段からガイド部材を外部へ出すために操作されると共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を第1の風量で運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を第2の風量で運転するタバコ専用モードを実行するために操作される操作手段とを備え、この操作手段に対してタバコ専用モードを実行する操作がなされると、ガイド部材が吸気口の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段が第1の風量で運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段が第2の風量で運転するようになされたことを特徴とするものである。

0010

この発明によれば、操作手段に対してタバコ専用モードを実行する操作として、例えば、筐体に係止されたガイド部材を操作手段によって解除したときに、駆動手段によってガイド部材が軸周りに回転して所定の方向に移動を開始し、その後、ガイド部材が規制部材に当接する位置で停止する。従って、ガイド部材が吸気口の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段が第1の風量で、例えば、ファンを「強」で運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段が第2の風量で、例えば、ファンを「弱」で運転するようになる。

0011

この構成によって、吸気口の周辺領域にひさしができるように張り出したガイド部材によって、吸気口付近で上昇するタバコの煙の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導くことができる。これと共に、初めの所定時間で「強」運転される空気流通手段によって喫煙中のタバコの煙が吸入され、その煙をフィルタで清浄化することができる。その後の所定時間で「弱」運転される空気流通手段によって喫煙後の吸気口の周辺領域の空気が吸入され、その空気をフィルタで清浄化することができる。これにより、いわゆるタバコ専用モードを備えた卓上型の空気清浄装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

続いて、この発明に係る空気清浄装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明をする。

0013

図1は本発明の実施形態としての空気清浄装置100の構成を示す斜視図である。

0014

この実施形態では、いわゆるタバコ専用モードを実行する操作手段を設け、この操作手段を操作したときは、ガイド部材を吸気口の周辺領域に張り出すようにすると共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を「強」運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段を「弱」運転するようにして、吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導入できるようにすると共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタで清浄化できるようにしたものである。

0015

この発明に係る空気清浄装置100は、特定の操作手段が操作されると、予め設定された所定時間だけ空気流通手段を第1の風量、例えばファンを「強」で運転し、その後、所定時間だけその空気流通手段を第2の風量で、例えばファンを「弱」で運転する、いわゆるタバコ専用モードを実行する一種空調設備であって、本発明に係る気流ガイド機構20をキャビネット1の前面に備えたものである。

0016

空気清浄装置100は筐体としての例えば図1に示す四角柱状のキャビネット1を有している。キャビネット1の大きさは卓上型を想定した場合には、幅が25Cm程度で、高さが30Cm程度、奥行きが20Cm程度である。キャビネット1には例えばABS樹脂金型成形したものを使用する。このキャビネット1は蓋体としてのフロントグリル31を有している。このフロントグリル31には吸気口2が設けられ、外部からキャビネット1内部へ空気が取り込めるように、例えば縦方向格子状を成している。

0017

この例ではキャビネット1の前面に設けられた気流ガイド機構20は、収納手段としての収納部22と、ガイド部材としての煙ガイド用のルーバ21と、操作手段としてのタバコ専用モード(以下この例では一服モードという)操作用の押しボタン40を備えている。吸気口2の周辺領域のキャビネット1の前面には収納部22が設けられ、ルーバ21が収納できるようになされている。

0018

この収納部22には可動自在なルーバ21が取付けられ、吸気口2の周辺領域の空気の流れをその吸気口2の方向に導くようになされている。このルーバ21には押しボタン40が係合され、一服モード時にそのルーバ21を出すために操作される。この押しボタン40はユーザが操作する。この例では、ルーバ21を収納部22から外部へ出す操作がなされたときに、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出すようになされたものである。

0019

この空気清浄装置100では空気清浄手段として、フィルタ3、ファン4及びモータ5が設けられ、吸気口2から取り込まれた汚れた空気10Aが清浄化される。この空気清浄装置100はフィルタ3及びフロントグリル31などから成るフィルタ着脱機構30を有している。このフィルタ着脱機構30については図8図11において説明する。

0020

このフィルタ3には紙フィルタ活性炭フィルタ又は脱臭フィルタを使用する。フィルタ3の直ぐ後方には空気流通手段として、例えばシロコ型のファン4が設けられ、フィルタ3に空気10Aを通すために回転する。この例では、ファン4の前面側(吸気側)にモータ5が取付けられ、モータ軸方向から吸い込んだ空気(清浄化後の空気)10Bをファン4の接線方向に排気するようになされる。このモータ5には例えばAC100Vで駆動するくま取り型又はコンデンサ型などのACモータが使用される。勿論、この発明ではDC駆動用のいわゆるインバータモータのようなものでも適用できる。

0021

また、キャビネット1の上部左側には排気口6が設けられ、清浄化された空気10Bが排気される。排気口6は外部からキャビネット1内部へ異物入り込まないように格子状を成している。キャビネット1の底面には図示しない脚部が設けられ、本装置100が特に事務所家庭内のテーブル上に置かれて使用される。

0022

キャビネット1の上部には操作パネル7が設けられる。操作パネル7には電源スイッチSW1、運転時間を設定するタイマ設定用の押しボタン53、ファン4の「強・弱」などの風量設定用の押しボタン54、及び運転表示用のLED18などが設けられる。キャビネット1の前面側にはファン4の「風量」、「タバコ」、「タイマ」及び「フィルタ交換要求」などのメッセージを表示する液晶表示器16が設けられる。キャビネット1内には操作パネル7に接続されると共に、ACプラグ9に至る配線を有した制御基板8が設けられる。この制御基板8には制御ユニット12が取付けられる。この制御ユニット12については図12において説明する。

0023

続いて、図2図5を参照しながら、気流ガイド機構20の構造について説明をする。図2に示すキャビネット1はフロントグリル31及びフィルタ3を取り外した状態を示している。

0024

この例で、キャビネット1からフロントグリル31及びフィルタ3を取り外すとその正面のキャビネット1は内側に凹んだ段差状(以下段差部50という)を成している。この段差部50の中央付近には、ファン4に至る開口部60が設けられると共に、フィルタ装着部64が設けられる。この例で気流ガイド機構20は煙ガイド用のルーバ21、収納部22及び押しボタン40から成る。ルーバ21の収納部22には、その段差部50の壁側に沿った上部領域及びその両側領域を利用している。つまり、この例でルーバ21はキャビネット1の段差部50に沿うコ字形状を成し、押しボタン40によってルーバ21を収納部22から外部へ出す操作がなされる。

0025

このルーバ21は図2の正面から見ると門構え(コ字形)状を有している。ルーバ21には例えばABS樹脂を金型成形したものを使用する。この例では、煙をガイドしやすくするために図3に示すルーバ21の上部がひさし状に前面側に突出している。また、ルーバ21の側面の幅は上部領域が広く下部の領域に行くほど狭くなっている。吸気口2の上方領域の煙を吸気口2へガイドするためである。そのため、図2に示すルーバ21は吸気口2の上部の空間領域及び両側の空間領域に張り出すだけの突出長さLを有している。突出長さLはルーバ21上部において、後面側端部から前面側端部までの距離である。ルーバ21上部はデザイン的に丸みを持たせた円弧状に形成してもよい。

0026

また、ルーバ21上部の中央付近には被係止部23が設けられ、キャビネット1に係止される。例えば、図5に示すキャビネット1に、係止部としての爪部61が設けられ、ルーバ21の被係止部23がその爪部61に引っ掛かるように係止される。そのために、図3に示すルーバ21の中央付近には1組の切り込みが施され、この2つの切り込みに挟まれた領域がバネ性を有している。このバネ性を有した領域に溝部23Aが施され、この溝部23Aが被係止部23となる。この被係止部23にバネ性を持たせたのは、キャビネット1に対するルーバ21の係合状態を押しボタン40で押すようにして解除するためである。

0027

このルーバ21の左右の下方側面には、上述したキャビネット1の収納部22に対して可動自在に取付けるために、例えば軸受け部24A、24B(左側は図示せず)が設けられ、図2に示すようなキャビネット1の段差部50の下方左右に設けられた軸部11A、11Bに係合される。この例で軸受け部24A、24Bをルーバ21側に設け、軸部11A、11Bをキャビネット1側に設けたのは、軸径を大きくとることで軸部11A、11Bに過大な負担をかけることなく、円滑にルーバ21をキャビネット1の前面に突出させるためである。もちろん、ルーバ21側に軸部11A、11Bを設け、キャビネット1側に軸受け部24A、24Bを設けてもよい。

0028

この軸受け部24Aの上方のルーバ21本体には、ルーバ21の突出位置を規制するために金型一体成形された突起部25Aが設けられ、キャビネット1の段差部50の左右に設けられたルーバ位置規制用の孔部19A、19Bに係合される(図2図4参照)。図4では孔部19Aがキャビネット1側に設けられるために、その円弧状の孔部19Aを破線で示している。

0029

この例では、図4に示すキャビネット1とルーバ21との間にダンパ機構手段56が設けられる。ダンパ機構手段56は、ルーバ21に設けられた円弧状のラックギア部26Aと、このラックギア部26Aに噛合された歯車部55Aと、この歯車部55Aに接続されると共に、この歯車部55Aの回転速度を制限するためにキャビネット1に取付けられたダンパ部材としてのオイルダンパ46Aを有する。

0030

例えば、突起部25Aの上方のルーバ21本体に、ギア部を上方に向けた円弧状のラックギア部26Aが設けられ、ルーバ21をゆっくりと前面側に突出するようになされる。ギア部を上方に向けたのは、歯車部55Aとラックギア部26Aとを円滑に噛み合わせるためである。ラックギア部26Aには歯車部55Aを介在してオイルダンパ46Aが係合されるので、このオイルダンパ46Aがルーバ21の移動を制限するようになり、その結果でルーバ21がゆっくりと前方に移動するようになる。

0031

このラックギア部26Aの上方のルーバ21本体には切り欠き部27Aが設けられ、ルーバ21をキャビネット1前面に突出させるための駆動手段が係合される。この例では駆動手段として、トグルバネ51Aなどの付勢手段を使用する。駆動手段にはバネ体の他にスペース余裕があれば小型のモータなどを用いてもよい。

0032

この例でトグルバネ51Aは、キャビネット1の図示しない開孔部とルーバ21の切り欠き部27Aとの間に取付けられ、軸部11A、軸受け部24Aを支点軸として、キャビネット1からルーバ21が離れる方向に付勢される。なお、この例でルーバ21の左側面にも軸受け部24B、ルーバ位置規制用の突起部25B、ラックギア部26B、トグルバネ51B、歯車部55B及びオイルダンパ46Bなどが設けられるが、図4には示していないし、これらは同様な機能を有するためにその説明を省略する。

0033

続いて、一服モード操作用の押しボタン40の構造について説明する。図5に示す押しボタン40は例えばABS樹脂を金型で一体成形したキャップ状を成している。この例で押しボタン40はキャビネット1に対して抜け止めされた状態で可動自在に取付けられる。例えば、キャビネット1の上部に有底状の開口部65が設けられ、この開口部65の底部側面に抜け止め防止用の孔部58が設けられ、押しボタン40のつば部(キャップ状)43が係合される。開口部65の中央部には小径の開孔部59Aが設けられ、その隣にも小径の開孔部59Bが設けられる。

0034

押しボタン40の内側中央部には、そこから一定方向に延びた突起部44が設けられ、開孔部59Aを貫くために所定の長さL2を有している。この突起部44には押しボタン用の付勢手段としてコイル状のスプリングバネ45が嵌合され、キャビネット1から押しボタン40を常に離れる方向に付勢するようになされている。

0035

この例では、キャビネット1の段差部50を構成する天板部66上には一服モード検出用のタクトスイッチ62が設けられる。このタクトスイッチ62は、突起部44が当接することでオンされる。このタクトスイッチ62のオンによって、後述する制御手段に一服モード検出信号S5が出力される。押しボタン40の内側には、更に、その壁面の一部から開孔部59Bを貫通し、天板部の開孔部59Cを貫通して一定方向に延在した突出部42が設けられ、キャビネット1の爪部61からルーバ21の被係止部23が解除できるようになされている。突出部42は開孔部59B、59Cを貫くために所定の長さL3を有している。

0036

次に、図6及び図7を参照しながら、気流ガイド機構20の動作を説明する。この例では、一服モードを実行するときは、「押しボタン40を押す」ことを前提とする。例えば、図6に示す押しボタン40がユーザによって下方に押すように操作されると、押しボタン40から延びた突出部42が開孔部59B及び59Cを貫通してルーバ21の被係止部23を押圧する。この押圧結果により、その被係止部23からキャビネット1の爪部61が解除(外れる)されると共に、ルーバ21が収納部22から離れる。一方、図6に示す押しボタン40の突起部44が開孔部59Aを貫いてタクトスイッチ62を押圧するので、そのタクトスイッチ62がオンして、一服モード検出信号S5が出力され、これを検出した制御手段によってファン4が駆動される。

0037

これらの2つの操作により、図7に示すトグルバネ51によってルーバ21が軸周りに回転してキャビネット1前面に突出する方向に移動を開始する。その後、ルーバ21の位置規制用の突起部25Aがキャビネット1のストップ規制孔部19Aに当接する位置で停止する。この結果、ルーバ21が図1に示した吸気口2の周辺領域に張り出すようになされる。

0038

従って、吸気口2の周辺領域にひさしができるように張り出したルーバ21によって、吸気口2付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口2へ導くことができる。これにより、この気流ガイド機構20を備えた卓上型の一服モード付きの空気清浄装置100を提供することができる。

0039

なお、図2に示すキャビネット1の段差部50の裏面には、一服モード解除検出用のタクトスイッチ63が設けられる。このタクトスイッチ63は、収納部22に対するルーバ21の「閉」を検出するものであり、ルーバ21がタクトスイッチ63に当接することでオンされる。例えば、タクトスイッチ63は収納部22に収納されるルーバ21によって動作する。この例では、ルーバ21が収納部22に収納されると共に、このタクトスイッチ63からマイコン14にルーバ「閉」検出信号S6が出力されて、ファン4の「弱」運転を継続するようになされるものである。

0040

続いて、図2図8及び図9を参照しながら、空気清浄装置100のフィルタ着脱機構30について説明する。この例のフィルタ着脱機構30では、フロントグリル31とフィルタ装着部64との間にフィルタ3を挟み込むように固定して、そのフィルタ3を簡単にキャビネット1に装着したり、それを簡単に交換できるようにしたものである。

0041

先に、フロントグリル31の構造を説明する。図8に示すフロントグリル31は上部及び両側部の3方向が塞がれた箱状を成し、前面には空気を通す吸気口2を有している。このフロントグリル31は図2に示すキャビネット1のフィルタ装着部64に対して着脱自在に取付けられる。このため、フロントグリル31の上部両端には1組のフック状(L字状)の上部係止部33A、33Bが設けられる。これと共に、そのフロントグリル31の下部両端には1組の突起状の下部係止部34A、34Bが設けられる。この下部係止部34A、34Bは頭部径が異なるスリ割り状を成している。いずれの形状もキャビネット1の被係止部としての上部係止穴36A、36B、下部係止穴37A、37Bからの抜け防止を図るためである(図2参照)。

0042

この例で、フロントグリル31の内部後面側(フィルタ3に対向する側)には所定長さL4の例えば4つの突起部(ボス)35A〜35D(図8では35Dを図示せず)が設けられる。この突起部35A〜35Dはフロントグリル31と一体化して成形され、フィルタ3をフィルタ装着部64に装着した後に、フロントグリル31をキャビネット1に取付けると、フィルタ3に当接するようになる。従って、フィルタ3をフロントグリル31によってフィルタ装着部64に押し付けるように固定することができ、フィルタ装着部64に取付けられたフィルタ3の離脱を防止できる。つまり、フィルタ装着部64に取付けられたフィルタ3の前面方向への移動を突起部35A,35Bによって阻止することができる。

0043

この例では図9に示す突起部35A〜35Dの長さL4は、フロントグリル31をキャビネット1のフィルタ3に取付けたとき、突起部35A,35Bなどの先端がフィルタ3の前面側に軽く触れる程度を有していればよい。突起部35A,35Bなどの先端は鋭角である必要はなく、むしろ、ある程度表面積を持ったものが好ましい。これは固定時にフィルタ3を破損しないようにするためである。

0044

このフロントグリル31が取付けられるキャビネット1の段差部50は、図2に示したようにフィルタ3を出し入れするために開放されている。この段差部50はファン4の風向カバーガイドを兼ねており、その段差部50の中央にはファン44の吸入口にほぼ等しい口径の開口部60を有している。この開口部60にはメンテナンス時の危険防止のために格子状に形成してもよい。段差部50にはフィルタ装着部64が設けられ、フィルタ3が簡単に脱着できるようになされている。

0045

図2に示すキャビネット1の段差部50の上部両側には、矩形状の開孔部から成る上部係止穴36A、36Bが設けられ、フロントグリル31のフック状の上部係合部33A、33Bが係合される。その下部両側には円形状の開孔部から成る下部係止穴37A、37Bが設けられ、下部係止部34A、34Bが係合される。

0046

また、図2に示すフィルタ装着部64にはフィルタ3の位置ずれを防止するために、段差部50の4隅にコーナ位置規制部38A〜38Dが設けられると共に、その上下左右サイド位置規制部39A〜39Hが設けられる。これらの位置規制部38A〜38D、39A〜39Hを結ぶ領域の大きさは、ほぼフィルタ3の外周部の大きさに等しい。このような構造のフィルタ装着部64にフィルタ3を装着すると、フレキシブルなフィルタでも上下左右の位置ずれ防止できる。唯一前面への移動が自由になされる。

0047

この例では、図2に示すキャビネット1の段差部50のファン側セフティスイッチSW2が設けられ、フロントグリル31の着脱状態に応じてセフティスイッチSW2が動作する。例えば、キャビネット1からフロントグリル31が離脱されると、セフティスイッチSW2がオフしてファン4及び制御ユニット12へのAC電源遮断するようになされている。反対に、フロントグリル31をキャビネット1に装着するとセフティスイッチSW2がオンする。メンテナンス時の安全対策が施されている。

0048

次に、図9図11を参照しながら、空気清浄装置100のフィルタ着脱機構30の動作を説明する。この例では、キャビネット1の正面側からフロントグリル31を操作することを前提とする。

0049

まず、フィルタ3をキャビネット1に装着する場合は、キャビネット1からフロントグリル31が取り外された状態で、まず、フィルタ3をキャビネット1のフィルタ装着部64に取り付ける。このとき、フィルタ3をコーナ位置規制部38A〜38D及びサイド位置規制部39A〜39Hに嵌め込むようにする。これにより、図10に示すフィルタ装着部64によってフィルタ3の上下左右への移動が規制される。

0050

その後、フロントグリル31のフック状の上部係止部33A、33Bを上にして、キャビネット1前面から段差部50の上部係止穴36A、36Bに位置合わせして、上部係止部33A、33Bをその上部係止穴36A、36Bにくぐらせて係合する。これにより、フロントグリル31の突起状の下部係止部34A、34Bがキャビネット1の下部係止穴37A、37Bに自己整合的に当接するようになる。従って、下部係止部34A、34Bを強く押すと、キャビネット1の下部係止穴37A、37Bへ下部係止部34A、34Bを係合することができる。これにより、図11に示すフィルタ3をフロントグリル31とフィルタ装着部64との間に挟み込むようにして固定することができる。また、フィルタ3をフロントグリル31によってフィルタ装着部64に押し付けるように固定することができる。

0051

反対に、キャビネット1内のフィルタ3を交換する場合は、キャビネット1前面からフロントグリル31を取り外すために、まず、図11に示す突起状の下部係止部34A、34Bをキャビネット1の下部係止穴37A、37Bから離脱する。これにより、図10に示すキャビネット1の上部係止穴36A、36Bにフック状の上部係止部33A、33Bが中途半端に係合された状態になる。その後、キャビネット1の上部係止穴36A、36Bからフック状の上部係止部33A、33Bを離脱すると、キャビネット1からフロントグリル31が外せるので、図9に示すフィルタ装着部64からキャビネット1の前面にフィルタ3を自由に取り外すことができる。

0052

なお、フィルタ交換時にはACプラグ9をコンセントから外すことが好ましいが、この例では、キャビネット1からフロントグリル31を分離した時点でセフティスイッチSW2がオフするので、AC100Vが制御ユニット12に供給されない。従って、ファン4が誤って回転することがなく、ユーザは安心して新旧のフィルタ3の交換を行うことができる。

0053

このように本実施の形態のフィルタ着脱機構30によれば、フィルタ装着部64の後方に設けられたファン4が動作していないときは、吸入力が発生しないので、フィルタ3をフィルタ装着部64からキャビネット1の外部に自由に取り出すことができる。従って、ネジなどの係合部材を用いることなく、ファン4の非動作時に、簡単にフィルタ3をキャビネット1に装着したり、キャビネット1から取り外すことができる。これにより、フィルタ3の交換が最も簡単な一服モードを備えた卓上型の空気清浄装置100を提供することができる。

0054

なお、上述のフック状の上部係止部33A、33Bと突起状の下部係止部34A、34Bとは上下反対の位置に設けてもよい。つまり、フロントグリル31の上部に1組の突起状の係止部34A、34Bを設け、その下部に1組のフック状の係止部33A、33Bを設けてもよい。この場合にはキャビネット1の被係止部36A、36及び被係止部37A、37Bも上下反対の位置に設ける必要がある。そして、キャビネット1前面からフロントグリル31を取り外すときに、突起状の係止部34A、34Bをキャビネット1上部の被係止部36A、36Bから離脱した後に、キャビネット1下部の被係止部37A、37Bからフック状の係止部33A、33Bを離脱することができる。

0055

続いて、各実施形態で使用する制御ユニット12の構成例について説明する。図1に示したACプラグ9には図12に示すセフティスイッチSW2が接続され、そのセフティスイッチSW2には制御ユニット12及びモータ制御部15が接続されている。この例では電源スイッチ(押しボタン)SW1は直接AC100Vを遮断するものではなく、電源のオン又はオフ情報を制御ユニット12に出力するものである。

0056

この制御ユニット12には電源部13が設けられ、電源スイッチSW1が押されると、AC100Vが例えばDC5Vの制御用直流電圧VCCに変換される。電源部13からの直流電圧VCCは制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下マイコンという)14、モータ制御部15及びLED18に供給される。マイコン14の出力段にはモータ制御部15が接続され、マイコン14からのモータ制御信号S2に基づいて上述したファン駆動用のモータ5が、例えば1500rpmで「強」運転、その半分の750rpmで「弱」運転となるように速度制御される。

0057

このマイコン14の入力段には電源スイッチSW1が接続され、その電源スイッチSW1を押す操作がなされると電源オン信号S1が出力される。同様に、タイマ設定用の押しボタン(スイッチ)53が接続され、その押しボタン53が操作されるとタイマ設定信号S3がマイコン14に出力される。同様に風量設定用の押しボタン(スイッチ)54が接続され、その押しボタン54が操作されると風量設定信号S4がマイコン14に出力される。同様に一服モード操作用のタクトスイッチ62が接続され、押しボタン40が操作されると一服モード検出信号S5が出力される。同様に一服モード解除用のタクトスイッチ63が接続され、ルーバ21がキャビネット1に戻されるとルーバ「閉」検出信号S6がマイコン14に出力される。

0058

マイコン14にはタイマ49が設けられ、押しボタン53によってファン4の通常動作モード時の運転時間が設定できるようになされている。タイマ49は押しボタン53を操作するとタイマ設定信号S3がマイコン14に出力されるので、運転時間を設定できる。

0059

この例ではマイコン14は電源スイッチSW1がオンすると共に、フィルタ使用時間時間を積算する。このマイコン14には記憶手段としての不揮発性メモリ48が設けられ、マイコン14によって積算されたフィルタ3の使用時間が記憶される。このメモり48にはEEPRPM(電気的に情報の消去及び書き込みが可能な読み出し専用メモリ)や、バックアップRAMなどを使用する。この例ではフィルタ3の使用時間の記憶に先立ちマイコン14は、一服モードによるフィルタ3の使用時間と通常動作モードによるフィルタ3の使用時間とを加算する。その後、マイコン14はメモリ48に加算後のフィルタ3の使用時間を一定時間毎に記憶する。例えば、1分間に1回の割合(書き込みサイクル)で、フィルタ3の使用時間をメモリ48に記憶する。

0060

このマイコン14の出力段には表示手段として、液晶表示器16が接続され、メモリ48に記憶されたフィルタ3の使用時間に基づいてそのフィルタ3の交換メッセージなどが表示される。図13はこの例で液晶表示器16に表示される全体の表示例を示す概念図であり、図14は液晶表示器16に何も表示されない状態を示す図である。

0061

この液晶表示器16には図示しないバックライトが設けられ、このバックライトの明るさが、例えば、タイマ設定用の押しボタン53と風量設定用の押しボタン54とを多重押しすることにより、自由に可変できるようになされている。この例では液晶表示器16によって、ファン4の「強」運転時のファンの羽根の回転を模した表示と、ファン4の「弱」運転時のその羽根の回転を模した表示とを区別するようになされる。

0062

図15は通常動作モード時にファン4が「弱」運転する場合を示す図である。この運転モードはユーザによって「弱」を指定するように風量設定ボタン54を操作すると、マイコン14に風量設定信号S4が出力されて設定される。この例で「弱」運転時には、ファン4の羽根の回転を遅く回すようにその羽根の枚数を少なくすると共に、それをイメージした点滅表示がなされる。

0063

図16は通常動作モード時にファン4が「強」運転する場合を示す図である。この運転モードは「強」を指定するように風量設定用の押しボタン(スイッチ)54を操作すると設定できる。この例で「強」運転時には、ファン4の羽根の回転を速く回すようにその羽根の枚数が多くすると共に、それをイメージした点滅表示がなされる。なお、この押しボタン54は連続して押すと、「強」、「弱」、「強」・・・というようにトグル切換えるようにしている。

0064

図17は一服モードでファン4が「強」運転する場合を示す図である。ユーザによって押しボタン40が操作されると、マイコン14に一服モード検出信号S5が出力されるので、一服モードを設定できる。この例では、一服モード時に、タバコ及びそのタバコの煙を上下に分けて模した表示がなされる。例えば、液晶表示器16によって、一服モード時にはタバコの煙が上下交互に点滅表示される。

0065

図18は一服モードでファン4が「弱」運転する場合を示す図である。この例では、予め設定された所定時間だけファン4を「強」運転した後に、自動的に運転モードが「弱」運転に切り替わり、次の所定時間だけファン4が「弱」運転された後にファン4が自動停止される。なお、この例では一服モード実行中にタイマ設定用の押しボタン53や風量設定用の押しボタン54を操作すると、一服モードが解除され、タイマ設定や風量設定を行うことができる。

0066

図19は通常動作モードで「強」運転をタイマ設定した場合を示す図である。この例では4時間を設定したものであり、図20は2時間を設定した例である。なお、タイマ設定用の押しボタン53は連続して押すと、運転時間を「4」、「2」、「1」、「OFF」・・・というようにトグルで切換できるようになされている。この運転時間「4」、「2」、「1」・・・に基づいてファン4をいわゆるタイマ駆動することができる。

0067

図21は通常動作モードで「強」運転を実行中にフィルタ3のリセット要求を示す図である。この例ではフィルタの文字が点滅表示される。フィルタ3のリセットは電源スイッチSW1をオフし、その後、電源スイッチSW1と風量設定用の押しボタン54とを例えば3秒間だけ多重押しすることで、フィルタ使用時間などをクリアできるようになされている。

0068

図22は通常動作モードで例えば「強」運転中に、フィルタ3の交換要求を示す図である。この例ではフィルタの文字の横にローマ字「F」の文字が点滅表示される。このフィルタ交換要求「F」が表示されたら、ユーザはフィルタ3を新規なものと交換することが望ましい。なお、ルーバ21が「開」状態で、ACプラグ9がコンセントから抜かれたときは、この状態から各モードを設定することができる。

0069

次に、図23図24を参照しながら、本実施の形態としての空気清浄装置100の動作について説明する。この空気清浄装置100では、一服モード操作用の押しボタン40を操作すると、収納部22からルーバ21が外部へ自動的に張り出されると共に、マイコン14は予め設定された10分間だけファン4を「強」運転し、その後、5分間だけファン4を「弱」運転した後に自動停止することを前提とする。

0070

また、この例では、一服モード実行中にルーバ21がキャビネット1に収納されたかをマイコン1によって定期的に監視され、一服モード実行中にルーバ21が収納された場合には、その一服モードを解除してファン4の「弱」運転に移行し、その後、電源スイッチSW1がオフされるまで、この「弱」運転を継続することを前提とする。

0071

この空気清浄装置100の初期状態として、図11に示すルーバ21が収納部22に収納され、フィルタ3がフィルタ装着部64に装着され、フロントグリル31がキャビネット1に取付けられ、ACプラグ9が図示しないコンセントに差し込まれていることを前提とする。この空気清浄装置100はフロントグリル31がキャビネット1に取付けられ、ACプラグ9がコンセントに差し込まれた時点で、制御ユニット12にAC100Vが印加され、LED18が点灯するものである。

0072

上述の前提条件のもとに、まず、ステップP1でマイコン14は一服モード操作用の押しボタン40が押されるのを待つ。ユーザは一服モードを利用するときにその押しボタン40を押す。この押しボタン40が押されると、図7に示したトグルバネ51によってルーバ21が軸周りに回転してキャビネット1の前面方向に移動を開始し、その後、ルーバ21の位置規制用の突起部25Aがルーバ位置規制用のストップ孔19Aに当接して停止する。従って、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出す。

0073

この押しボタン40の操作に関して、ステップP2でマイコン14によって一服モードの押しボタン40が押されたことが検出される。このとき、タクトスイッチ62からマイコン14へ一服モード検出信号S5が出力される。

0074

その後、ステップP3で一服モード検出信号S5が入力されたマイコン14は、モータ制御部15にファン「強」運転指令を出力する。この指令が入力されたモータ制御部15によってモータ5が高速駆動され、そのモータ5の高速回転によってファン4が高速回転される。

0075

そのファン「強」運転指令の出力直後にステップP4でマイコン14によってタイマ49がスタートされる。これは最初の「強」運転に関して「10分間」を計測するためである。このファン4の「強」運転によって喫煙中のタバコの煙が吸入され、その煙をフィルタ3で清浄化することができる。このとき、ファン4による吸入力が働き、フィルタ3がファン側に引き寄せられてフィルタ装着部64に固定されるようになる。清浄化後の空気10Bは排気口6から排気される。

0076

その後、ステップP5でファン4を「強」運転してから10分を経過したかがマイコン15によって検出される。そのファン4の「強」運転が10分経過した場合には、ステップP6に移行して、ファン「弱」運転指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。この指令が入力されたモータ制御部15によってモータ5が低速駆動され、そのモータの低速回転によってファン4が低速回転される。

0077

そのファン「弱」運転指令の出力直後に、ステップP7でマイコン14によってタイマ49がスタートされる。これは「弱」運転に関して「5分間」を計測するためである。このファン4の「弱」運転によって吸気口2の周辺領域の空気10Aが吸入され、その空気10Aをフィルタ3で清浄化することができる。

0078

その後、ステップP8でファン4を「弱」運転してから5分を経過したかがマイコン15によって検出される。そのファン4の「弱」運転が5分経過した場合には、ファン4をオフするファン「オフ」指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。このファン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモータ5の電源をオフする。従って、ファン4の回転が自動的に停止して、一服モードを正常終了する。

0079

また、この例では上述のステップP5でファン4の「強」運転が10分経過していない場合には、ステップP9に移行してルーバ21が閉じられたかを定期的に検出する。例えば、ユーザの意志でルーバ21が閉じられた場合には、このルーバ21が収納部22に収納されると共に、タクトスイッチ63からマイコン14にルーバ「閉」検出信号S6が出力される。

0080

このルーバ「閉」検出信号S6が入力されると、ステップP10でマイコン14からモータ制御部15へファン「弱」運転指令が出力される。この指令を入力したモータ制御部15によってモータ5が低速駆動され、そのモータの低速回転によってファン4が低速回転される。このファン4の「弱」運転はステップP11でユーザによる電源オフ要求があるまで継続される。このときユーザは電源スイッチSW1を押すことで、電源をオフすることができる。

0081

更に、上述のステップP9でルーバ21が閉じられていない場合には、ステップP12に移行して一服モード実行中のユーザによる電源オフ要求があったかを検出する。このときユーザは電源スイッチSW1を押すことで、電源をオフすることができる。ユーザによる電源オフ要求があった場合には、ファン「オフ」指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。このファン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモータ5の電源をオフする。従って、ファン4の回転が停止して、一服モードを中途終了する。ユーザによる電源オフ要求が無い場合には、ステップP5に戻って、ファン4の「強」運転が10分経過しかを検出する。

0082

そのファン4の「強」運転が10分経過した場合には、ステップP6、P7、P8の処理を実行する。そして、ステップP8でファン4を「弱」運転してから5分を経過していない場合には、ステップP13に移行してルーバ21が閉じられたかを検出する。ルーバ21が閉じられた場合にはタクトスイッチ63からマイコン14にルーバ「閉」検出信号S6が出力されるので、ステップP14に移行してファン「弱」運転指令をモータ制御部15に出力する。このファン4の「弱」運転はステップP15でユーザによる電源オフ要求があるまで継続される。

0083

また、上述のステップP13でルーバ21が閉じられていない場合には、ステップP16に移行して一服モード実行中のユーザによる電源オフ要求があったかを検出する。ユーザによる電源オフ要求があった場合には、ファン「オフ」指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。このファン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモータ5の電源をオフする。これにより、一服モードを途中で終了する。

0084

ユーザによる電源オフ要求が無い場合には、ステップP8に戻って、ファン4の「弱」運転が5分経過したかを検出する。そのファン4の「弱」運転が5分経過した場合には、ファン「オフ」指令がマイコン14からモータ制御部15へ出力される。このファン「オフ」指令が入力されたモータ制御部15はモータ5の電源をオフする。従って、ファン4の回転が停止して、一服モードを正常終了する。

0085

このように本実施の形態の空気清浄装置100によれば、一服モード操作用の押しボタン40が操作されると、ルーバ21が吸気口2の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された最初の10分間だけファン4が「強」運転し、その後、5分間だけファン4が「弱」運転するようになる。

0086

従って、吸気口2の周辺領域にひさしができるように張り出したルーバ21によって、吸気口2付近で上昇するタバコの煙の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口2へ導くことができる。これと共に、初めの10分間で「強」運転されるファン4によって喫煙中のタバコの煙が吸入され、その煙をフィルタ3で清浄化することができる。その後の5分間で「弱」運転されるファン4によって喫煙後の吸気口2の周辺領域の空気が吸入され、その空気をフィルタ3で清浄化することができる。これにより、一服モードを備えた卓上型の空気清浄装置100を提供することができる。

0087

続いて、図25及び図26を参照しながら、空気清浄装置100のフィルタ3の使用時間の積算方法について説明をする。

0088

(1)第1の実施形態
図25は第1の実施形態としての空気清浄装置100のフィルタ使用時間の積算例を示すフローチャートである。この実施形態では、フィルタ使用時間の積算に関して、少なくとも、通常動作モードのときの補正係数を「1」とし、一服モードのときの補正係数を「N」としたときに、マイコン14は、一服モードのフィルタ3の使用時間を積算するときに、N>1となる補正係数Nをフィルタ3の使用時間に演算するようにしたものである。

0089

次に、空気清浄装置100のフィルタ3の使用時間の積算時の動作を説明する。この例では、予め設定された10分間だけそのファン4を「強」運転し、その後、5分間だけファン4を「弱」運転する一服モード、又は、その一服モード以外の通常動作モードを指示するために操作される押しボタン40、53、54と、この押しボタン40による一服モード又は通常動作モードに応じてフィルタ3の使用時間を積算するマイコン14とを備えていることを前提とする。

0090

まず、ステップQ1で電源がオンされたかがマイコン14によって検出される。電源スイッチSW1が操作されると、例えば、電源スイッチSW1からマイコン14に電源オン信号S1が出力されるので、これを検出することでマイコン14は電源オンを判断する。

0091

その後、ステップQ2で一服モードか通常動作モードかが判断される。一服モードに関しては、押しボタン40がユーザによって操作され、この操作によってタクトスイッチ62からマイコン14に一服モード検出信号S5が出力され、この信号S5をマイコン14が検出する。これにより、マイコン14はユーザの指示が「一服モード」であることを判断する。

0092

通常動作モードに関しては、タイマ設定用の押しボタン53、風量設定用の押しボタン54がユーザによって操作され、これらのボタン53、54からマイコン14にタイマ設定信号S3、風量設定信号S4が出力され、これらの信号S3、S4をマイコン14が検出することにより、ユーザの指示が「通常動作モード」であることを判断する。

0093

そして、通常動作モードの場合にはステップQ3に移行して、マイコン14によってTfo=Tm+(Tx・1)が演算される。ここで、Tfoは通常動作モード時のフィルタ積算時間である。Tmは前回メモリ48に格納されたフィルタ累積使用時間であり、順次更新される。Txは一服又は通常動作のいずれかのモード時のフィルタ使用時間である。

0094

また、一服モードの場合にはステップQ4に移行して、マイコン14によってTfs=Tm+(Tx・N)が演算される。ここで、Tfsは一服モード時のフィルタ積算時間である。Nはフィルタ使用時間の積算に関して一服モードのときの補正係数である。この例では、通常動作モードのときの補正係数を「1」としたときに、N>1となる補正係数Nを予め経験値としてマイコン14に設定したものである。補正係数NをN>1としたのは、通常動作モードに比べて一服モードを利用した場合には、タバコの煙によりフィルタ3の汚れが多くなるためであり、フィルタ3の交換時期を早く液晶表示器16に表示するためである。

0095

その後、ステップQ5でマイコン14によってTm=Tfo+Tfsが演算され、その演算結果がメモリ48に格納される。この例ではマイコン14の演算結果が1分毎にメモリ48に書き込まれる。1分を満たない場合には、その積算値キャンセルされる。

0096

その後、ステップQ6に移行して電源がオフされたかがマイコン14によって検出される。電源がオフされた場合にはフィルタ使用時間の積算制御を終了する。電源がオフされていない場合にはステップQ2に戻ってフィルタ使用時間の積算制御を継続する。

0097

このようにして、本実施の形態ではフィルタ使用時間の積算に関して、少なくとも、通常動作モードのときの補正係数を「1」とし、一服モードのときの補正係数を「N」としたときに、マイコン14は、一服モードのフィルタ3の使用時間を積算するときに、N>1となる補正係数Nをフィルタ3の使用時間に演算するようにしたものである。

0098

従って、一服モードが利用されたときに、タバコの煙によるフィルタ3の汚れなどを考慮した使用時間を積算することができる。これにより、一服モードによるフィルタ3の使用時間と通常動作モードによるフィルタ3の使用時間とに基づいてフィルタ3の交換時期到来などを正確に液晶表示器16に表示することができる。

0099

例えば、一服モードを多く利用した空気清浄装置100と、一服モードを利用しない空気清浄装置100とを比較したときに、2つの空気清浄装置100の実際の稼働時間が同じでも、一服モードを多く利用した空気清浄装置100では、フィルタ3の使用時間が通常動作モードの場合に比べて計算上多くなることから、そのフィルタ3の交換時期到来などを一服モードを利用しない空気清浄装置100に比べて早く点滅表示などをすることができる(図22参照)。

0100

これにより、フィルタ3の交換時間が最も正確ないわゆる一服モードを備えた卓上型の空気清浄装置100などを提供することができる。

0101

(2)第2の実施形態
図26は第2の実施形態としての空気清浄装置100のフィルタの使用時間を積算例を示すフローチャートである。この実施形態では、ファン4の通常動作モード時の補正係数を「1」とし、ファン4の「強」運転時の補正係数を「N1」とし、ファン4の「弱」運転時の補正係数を「N2」としたときに、マイコン14は、ファン4の「強」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するときに、N1>1となる補正係数N1をフィルタ3の使用時間に演算し、ファン4の「弱」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するときに、1<N2<N1となる補正係数N2をフィルタ3の使用時間に演算するようになされたものである。

0102

次に、空気清浄装置100のフィルタ3の使用時間の積算時の動作を説明する。この例では、上述した一服モード又は通常動作モードを指示するための押しボタン40と、この押しボタン40による一服モード又は通常動作モードに応じてフィルタ3の使用時間を積算するマイコン14とを備えていることを前提とする。

0103

まず、ステップR1で電源がオンされたかがマイコン14によって検出される。電源スイッチSW1が操作されると、第1の実施の形態と同様にマイコン14は電源オンを判断する。

0104

その後、ステップR2で一服モードか通常動作モードかが判断される。一服モード及び通常動作モードに関しては、第1の実施形態と同様に、一服モード検出信号S5及びタイマ設定信号S3、風量設定信号S4などに基づいて判断される。

0105

そして、通常動作モードの場合にはステップR3に移行して、マイコン14によってTfo=Tm+(Tx・1)が演算される。また、一服モードの場合にはステップR4に移行してファン4の運転モードが「強」か「弱」かを判断する。この例では一服モードのときは、予め10分間だけファン4を「強」運転し、その後、5分間だけファン4を「弱」運転することが決められている。従って、ファン「強」運転時にはステップR5に移行してマイコン14によってTf1=Tm+(Tx・N1)が演算される。

0106

ここで、Tf1は一服モードでファン「強」運転時のフィルタ積算時間である。N1はフィルタ使用時間の積算に関して一服モードでファン「強」運転時の補正係数である。この例では、通常動作モードのときの補正係数を「1」としたときに、N1>1となる補正係数N1を予め経験値としてマイコン14に設定したものである。

0107

また、ステップR4でファン「弱」運転時にはステップR6に移行してマイコン14によってTf2=Tm+(Tx・N2)が演算される。ここで、Tf2は一服モードでファン「弱」運転時のフィルタ積算時間である。N2はフィルタ使用時間の積算に関して一服モードでファン「弱」運転時の補正係数である。この例では、通常動作モードのときの補正係数を「1」としたときに、1<N2<N1となる補正係数N2を予め経験値としてマイコン14に設定したものである。

0108

この補正係数を1<N2<N1としたのは、通常動作モードに比べて一服モードのファン「強」運転を利用した場合には、タバコの煙によりフィルタ3の汚れが多くなり、一服モードのファン「弱」運転を利用した場合には、ファン「強」運転を利用した場合に比べてその汚れ具合が少ないことを考慮したものである。これによって、フィルタ3の交換時期をより正確に液晶表示器16に表示するためである。

0109

その後、ステップR7でマイコン14によってTm=Tfo+Tf1+Tf2が演算され、その演算結果がメモリ48に格納される。この例ではマイコン14の演算結果が第1の実施形態と同様にメモリ48に書き込まれる。1分を満たない場合には、その積算値がキャンセルされる。

0110

その後、ステップR8に移行して電源がオフされたかがマイコン14によって検出される。電源がオフされた場合にはフィルタ使用時間の積算制御を終了する。電源がオフされていない場合にはステップR2に戻ってフィルタ使用時間の積算制御を継続する。

0111

このようにして、本実施の形態ではフィルタ使用時間の積算に関して、マイコン14は、ファン4の「強」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するときに、N1>1となる補正係数N1をフィルタ3の使用時間に演算し、ファン4の「弱」運転時のフィルタ3の使用時間を積算するときに、1<N2<N1となる補正係数N2をフィルタ3の使用時間に演算するようになされたものである。

0112

従って、一服モードが利用され、そのファン「強」運転又はファン「弱」運転に応じたタバコの煙によるフィルタ3の汚れなどを考慮した使用時間を積算することができる。これにより、通常動作モードによるフィルタ3の使用時間Tfoと一服モードによるフィルタ3の使用時間Tf1、Tf2とに基づいてフィルタ3の交換時期到来などを正確に液晶表示器16に表示することができる。

0113

これにより、第1の実施形態に比べてより一層フィルタ3の交換時間が正確ないわゆる一服モードを備えた卓上型の空気清浄装置100などを提供することができる。

発明の効果

0114

以上説明したように、この発明によれば、タバコ専用モードを実行する操作手段が設けられ、その操作がなされると、ガイド部材が吸気口の周辺領域に張り出すと共に、予め設定された所定時間だけ空気流通手段が例えば「強」運転し、その後、所定時間だけ空気流通手段が例えば「弱」運転するようになされたものである。

0115

この構成によって、吸気口の周辺領域にひさしができるように張り出したガイド部材によって、吸気口付近で上昇するタバコの煙などの空気の流れをほぼ強制的に、しかも、再現性よく吸気口へ導くことができる。これと共に、喫煙中のタバコの煙や、喫煙後の吸気口の周辺領域の空気をフィルタで清浄化することができる。

0116

この発明はいわゆるタバコ専用モードを実行する小型の空気清浄装置に適用して極めて好適である。

図面の簡単な説明

0117

図1この発明に係る各実施形態としての空気清浄装置100の構成例を示す斜視図である。
図2フロントグリル31及びフィルタ3を外したキャビネット1の構成例を示す正面図である。
図3気流ガイド機構20のルーバ21の構成例を示す斜視図である。
図4気流ガイド機構20の構成例を示す側面から見た断面図である。
図5一服モード操作用の押しボタン40の構成例を示す断面図である。
図6気流ガイド機構20の動作例を示す断面図(その1)である。
図7気流ガイド機構20の動作例を示す断面図(その2)である。
図8フィルタ着脱機構30で使用するフロントグリル31を内側から見た構成例を示す斜視図である。
図9フィルタ着脱機構30の構成例を示す一部断面図である。
図10フィルタ装着時のキャビネット1を側面から見た一部断面図(その1)である。
図11フィルタ装着時のキャビネット1を側面から見た一部断面図(その2)である。
図12制御ユニット12の構成例を示す回路図である。
図13液晶表示器16の全体の表示例を示す図である。
図14液晶表示器16の電源オフ時の状態例を示す図である。
図15ファン4の「弱」運転時の表示例を示す図である。
図16ファン4の「強」運転時の表示例を示す図である。
図17一服モード時/「強」運転時の表示例を示す図である。
図18一服モード時/「弱」運転時の表示例を示す図である。
図19タイマ設定時の表示例を示す図(その1)である。
図20タイマ設定時の表示例を示す図(その2)である。
図21フィルタリセット要求時の表示例を示す図である。
図22フィルタ交換要求時の表示例を示す図である。
図23一服モード時の制御例を示すフローチャート(その1)である。
図24一服モード時の制御例を示すフローチャート(その2)である。
図25第1の実施形態としてのフィルタ使用時間の積算例を示すフローチャートである。
図26第2の実施形態としてのフィルタ使用時間の積算例を示すフローチャートである。

--

0118

1キャビネット(筐体)
2吸気口
3フィルタ(空気清浄手段)
4ファン(空気流通手段)
5モータ
6排気口
14マイコン(制御手段)
16液晶表示器(表示手段)
20気流ガイド機構
21ルーバ(ガイド部材)
22収納部(収納手段)
30 フィルタ着脱機構
31フロントグリル(蓋体)
40一服モード操作用の押しボタン(操作手段)
48メモリ(記憶手段)
50段差部
64フィルタ装着部
100 空気清浄装置

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