図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(1999年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

安定したコロナ放電により効率的にイオン発生させることができ、成形材料粒子吸引移送する途中で用いる場合でも高速で通過する原料粒子等と電極とが接触しない耐久性良好な静電気除去装置を提供する。

解決手段

一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有する流通路(c)に放電電極部を設け、上記流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内でイオン化し、上記流出口からイオンブロウとして噴出するよう構成された静電気除去装置であって、上記放電電極部は、流通路(c)内に突出する1対もしくはそれ以上の針状電極(4)を有し、流通路(c)には上流側(イ)より下流側(ロ)の内径が大となるような段部(3)が形成されており、前記針状電極(4)は該段部(3)に下流側(ロ)に向けて取り付けられており、段部(3)より下流側に針状電極先端部と接触しない状態で接地電極(5)が備えられている。

概要

背景

従来、プラスチック成形に際しては、原料ペレット成形品粉砕して得られる再生原料等の粒子状原料が用いられている。これらの材料粒子通常空気流と共に吸引移送されているが、この移送過程において粒子同士の接触や粒子と移送壁等との摺動によって静電気を帯びてしまう。このような帯電は材料粒子の円滑な供給や計量器の作動を妨げたり、二種以上を混合する場合は静電気によって分離が生じ均一な混合を妨げたりするという問題を発生する。また、帯電はこのような材料から成形された製品やその成形金型にも生じ、これがゴミホコリ等の付着や黒点等の発生又は金型へのゴミやホコリ等の侵入という問題も発生させる。

このような問題に対して、イオンを含む空気を噴出するよう構成された静電気除去装置を用いて原料、製品、成形金型等の帯電を防止・除去する方法がある。上記静電気除去装置及び静電気除去方法に関しては、既に本願出願人によって出願されている(特願平5−210212号)。

上記出願にかかる静電気除去装置は、図2に示すように、一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有する流通路(c)を備え、流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内でイオン化し、下流側(ロ)の流出口(b)からイオンブロウとして噴出するよう構成されている。これを成形材料ペレット等の粒状原料)の帯電防止・除去に使用する場合は、流入口(a)から上記材料を空気流と共に導入し、流通路(c)内でイオン雰囲気と接触させた後流出口(b)からイオンブロウと共に噴出して、成形機原料ホッパに供給するように用いられる。

ところで、上記放電電極部は通常流通路に突出する複数対の針状の電極(40)を有している。このような構成では、原料を空気流に含ませて流出口(b)から噴出させる場合、突出した電極(40)に加速された空気流に含有されている粒子が衝突して電極(40)が破損・摩滅されるという問題がある。エアーに含まれるゴミ、埃、水分、オイルミスト成分も針状電極(40)に付着しやすく、しかもノズルの奥に位置する電極(40)を掃除も困難であった。

又、発生したイオンは対極側に誘因されるため、正負印加電圧が衝突することにより異常放電の原因となり、針状電極(40)の先端部が消耗して丸くなりやすい。針の先端部が丸くなると、火花放電ブラシ放電を起こしやすくなり、イオン発生量が低下する。そして火花放電,ブラシ放電が続くと過大電流が流れ、高圧電源故障につながるという問題も生じる。更には火花放電,ブラシ放電が激しくなるとオゾンの発生量が大きくなり、装置の樹脂部が劣化しやすくなるという問題もある。

概要

安定したコロナ放電により効率的にイオン発生させることができ、成形材料粒子を吸引移送する途中で用いる場合でも高速で通過する原料粒子等と電極とが接触しない耐久性良好な静電気除去装置を提供する。

一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有する流通路(c)に放電電極部を設け、上記流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内でイオン化し、上記流出口からイオンブロウとして噴出するよう構成された静電気除去装置であって、上記放電電極部は、流通路(c)内に突出する1対もしくはそれ以上の針状電極(4)を有し、流通路(c)には上流側(イ)より下流側(ロ)の内径が大となるような段部(3)が形成されており、前記針状電極(4)は該段部(3)に下流側(ロ)に向けて取り付けられており、段部(3)より下流側に針状電極先端部と接触しない状態で接地電極(5)が備えられている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

一端に流入口、他端に流出口を有する流通路放電電極部を設け、上記流入口から導入される空気を流通路内イオン化し、上記流出口からイオンブロウとして噴出するよう構成された静電気除去装置であって、上記放電電極部は、流通路内に突出する1対もしくはそれ以上の針状電極を有し、流通路には上流側より下流側の内径が大となるような段部が形成されており、前記針状電極は該段部に下流側に向けて取り付けられており、段部より下流側に針状電極先端部と接触しない状態で接地電極が備えられていることを特徴とする静電気除去装置。

技術分野

0001

本発明は、プラスチック製品成形において、成形機に供給するプラスチック原料静電気を除去し、また成形品及び金型帯電を除去するに好適な静電気除去装置の改良に関する。

背景技術

0002

従来、プラスチック成形に際しては、原料ペレットや成形品を粉砕して得られる再生原料等の粒子状原料が用いられている。これらの材料粒子通常空気流と共に吸引移送されているが、この移送過程において粒子同士の接触や粒子と移送壁等との摺動によって静電気を帯びてしまう。このような帯電は材料粒子の円滑な供給や計量器の作動を妨げたり、二種以上を混合する場合は静電気によって分離が生じ均一な混合を妨げたりするという問題を発生する。また、帯電はこのような材料から成形された製品やその成形金型にも生じ、これがゴミホコリ等の付着や黒点等の発生又は金型へのゴミやホコリ等の侵入という問題も発生させる。

0003

このような問題に対して、イオンを含む空気を噴出するよう構成された静電気除去装置を用いて原料、製品、成形金型等の帯電を防止・除去する方法がある。上記静電気除去装置及び静電気除去方法に関しては、既に本願出願人によって出願されている(特願平5−210212号)。

0004

上記出願にかかる静電気除去装置は、図2に示すように、一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有する流通路(c)を備え、流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内でイオン化し、下流側(ロ)の流出口(b)からイオンブロウとして噴出するよう構成されている。これを成形材料ペレット等の粒状原料)の帯電防止・除去に使用する場合は、流入口(a)から上記材料を空気流と共に導入し、流通路(c)内でイオン雰囲気と接触させた後流出口(b)からイオンブロウと共に噴出して、成形機の原料ホッパに供給するように用いられる。

0005

ところで、上記放電電極部は通常流通路に突出する複数対の針状の電極(40)を有している。このような構成では、原料を空気流に含ませて流出口(b)から噴出させる場合、突出した電極(40)に加速された空気流に含有されている粒子が衝突して電極(40)が破損・摩滅されるという問題がある。エアーに含まれるゴミ、埃、水分、オイルミスト成分も針状電極(40)に付着しやすく、しかもノズルの奥に位置する電極(40)を掃除も困難であった。

0006

又、発生したイオンは対極側に誘因されるため、正負印加電圧が衝突することにより異常放電の原因となり、針状電極(40)の先端部が消耗して丸くなりやすい。針の先端部が丸くなると、火花放電ブラシ放電を起こしやすくなり、イオン発生量が低下する。そして火花放電,ブラシ放電が続くと過大電流が流れ、高圧電源故障につながるという問題も生じる。更には火花放電,ブラシ放電が激しくなるとオゾンの発生量が大きくなり、装置の樹脂部が劣化しやすくなるという問題もある。

発明が解決しようとする課題

0007

そこで、流通路を高速で通過する粒子含有空気流による放電電極部の破損・摩滅を防止するよう構成され、しかも安定したコロナ放電によるイオン生成が可能な静電気除去装置が求められている。

課題を解決するための手段

0008

本発明の静電気除去装置は、一端に流入口(a)、他端に流出口(b)を有する流通路(c)に放電電極部を設け、上記流入口(a)から導入される空気を流通路(c)内でイオン化し、上記流出口からイオンブロウとして噴出するよう構成された静電気除去装置であって、上記放電電極部は、流通路(c)内に突出する1対もしくはそれ以上の針状電極(4)を有し、流通路(c)には上流側(イ)より下流側(ロ)の内径が大となるような段部(3)が形成されており、前記針状電極(4)は該段部(3)に下流側(ロ)に向けて取り付けられており、段部(3)より下流側に針状電極先端部と接触しない状態で接地電極(5)が備えられていることを特徴とする。

0009

本発明の静電気除去装置(A)において、放電電極部は流通路に突出する1対もしくはそれ以上の針状電極(4)を有する。流通路には下流側の方が内径が大きくなるような段部(3)が設けられており、各針状電極(4)はその段部(3)に流路軸に対して略平行に下流側に向けて取り付けられている。

0010

そのため段部(3)が針状電極(4)の防護壁として機能し、針状電極(4)が流通路を通過する空気流に含有される高速の粒子と接触することが防止されることとなる。

0011

又、発生したイオンは接地電極(5)に誘因されるため、正負の印加電圧がぶつかり合うことが少なくなり異常放電の発生が抑制される。針状電極の先端部も丸くなりにくくなるのでコロナ放電が安定し、火花放電やブラシ放電が生じにくくなる。したがって、上記したような火花放電やブラシ放電に起因する問題が生じにくい。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[実施例]図1は本発明にかかる静電気除去装置の一例の要部断面概略図である。同図において、(1)は導入ノズル、(2)は吐出ノズル、(11)は針状電極取付筒、(12)は基部筒、(7)は把手部である。

0013

基部筒(12)は把手部に固定されており、基部筒(12)の一方の端には針状電極取付筒(11)が螺着されており、他方の端には導入ノズル(1)が螺着されている。又、針状電極取付筒(11)の他端には吐出ノズル(2)が螺着されている。

0014

導入ノズル(1)は、静電気除去装置のうちで上流側(イ)に位置し、流入口(a)を有している。又、吐出ノズル(2)は装置のうちで下流側(ロ)に位置し、流出口(b)を有している。すなわち、本実施例の装置では導入ノズル(1)→基部筒(12)→針状電極取付筒(11)→吐出ノズル(2)という流通路が形成されることになる。

0015

針状電極取付筒(11)は、下流側の内径が大きくなるような段部(3)を有しており、この段部(3)には2組(4本)の針状電極(4)が取り付けられている。この針状電極(4)の取り付けは下流側に向けて流通路と略平行となっている。そして、各針状電極(4)は電線と接続されており、この電線は把手部(7)及ケーブル内を通って高圧電源と接続されている。これにより各電極対の間には4kVから10kVの直流電圧印加されるように構成されている。

0016

針状電極取付筒(11)と吐出ノズル(2)との接合部にはリング状の接地電極(5)が取り付けられている。接地電極(5)は針状電極(4)の先端部より下流側に位置しており、両者は接触していない。針状電極取付筒(11)には接地電極(5)と接触する接地電極線が取り付けられており、この接地電極線は電気的に把手部(7)及ケーブル内を通して接地されている。

0017

(6)はエアーパイプであり、スピードコントローラ(8)を介してコンプレッサエアポンプボンベ等の圧縮空気供給源と接続されている。圧縮エアーパイプから送られてきた圧縮空気は導入ノズル(1)と基部筒(12)との間の空間(10)に送り込まれ、ここからエアー吹出口(13)を経て流通路内下流方向に向けて吹き出すようになっている。

0018

以上のように構成された静電気除去装置を、例えば成形原料乾燥機から射出成形機の原料ホッパを接続する経路に取り付けて使用する場合には、導入ノズル(1)の外周にホース(20)を被せ、吐出ノズル(2)の内側にパイプ(21)を挿入することにより移送経路に静電気除去装置を取り付ける。このとき、ホース(20)は導入ノズル(1)の鍔部(1b)まで被せ、パイプ(21)は吐出ノズル(2)内のパイプ端当接部(2b)まで差し入れるとしっかりと固定できる。

0019

移送のための吸引装置等を作動させると、成形原料は乾燥機から原料ホッパに吸い上げられるが、このとき成形原料粒子は上記静電気除去装置の流通路を上流側から下流側へ空気流と共に移送される。

0020

このとき、電極に所定の電圧を印加しておくと、針状電極(4)と接地電極(5)との間でコロナ放電が起こり、流通路を通過する原料粒子含有空気流は電離されイオン化され、原料粒子に帯電が生じていれば発生したイオンにより速やかに電気的に中和される。流通路を通過した原料粒子含有空気流は吐出ノズル(2)からパイプ(21)に吐出される。

0021

原料粒子含有空気は移送のための吸引装置等により強制的に送られるため、静電気除去装置には原料粒子含有空気を移動させるための手段は必要ないが、圧縮空気を供給して下流側(ロ)に向かってエアー吹出口(13)から圧縮空気を噴出させれば原料粒子含有空気の移動が更にスムーズなものとなる。但し、圧縮空気を供給しなくても移送に支承はない。

0022

ところで、流通路内を高速で通過する粒子含有空気流は、針状電極取付筒(11)を通過する際には段部(3)の径の広くなった側にまで回り込まないため、段部(3)近傍でかつ流通路内壁近傍の空間部はほとんど通過しないこととなる。

0023

そして各針状電極(4)は段部(3)に取り付けられているので、段部(3)があたかも壁のようになって高速の粒子の流れと接触することが防止される。したがって、この粒子の流れとの衝突による破損・摩滅が免れることとない。又、オイルミスト,水分等も針状電極に直接付着しないので、針状電極の寿命が長くなる。

0024

次に、イオン化エアーブロアーとして使用する場合について述べる。これは製品やタンク室内の原料等にイオン化エアーを吹き付けて静電気を除去する使用方法であり、流通路内に原料を通過させない。

0025

したがって、原料移送のためのホース(20)等を静電気除去装置に取り付ける必要はない。しかしそのままでは気流が生ぜずイオン化エアーを吹き付ける事ができないので、コンプレッサー等の圧縮空気供給源を作動させてエアーパイプ(6)を介して静電気除去装置に圧縮空気を送り込み、下流側(ロ)に向かってエアー吹出口(13)から圧縮空気を噴出させる。

0026

エアー吹出口(5)からは圧縮空気が下流側(ロ)に向けてスパイラル状に噴出されることになり、導入ノズル(1)から吸い込まれる大量の空気と混同されて下流に送られる。(1a)は導入ノズル(1)の周囲に多数設けられたフィルタ孔であり、この孔内の抵抗によりフィルタ孔(1a)を通過する際にゴミや埃が取り除かれる。

0027

流通路を通過する空気流は電離されイオン化され、吐出ノズル(2)から噴出される。吐出ノズル(2)にもフィルタ孔(2a)が設けられており、ゴミ,埃などがこの部分に付着する。更にオイルミストも液体となりこのフィルタ孔(2a)から外部に流れ出る。これにより、噴出されるエアー中のゴミ,水分,オイルミスト等を少なくすることができる。そして、この噴出されるイオン化エアーを吹き付けることにより製品や原料の静電気を除去することができる。

0028

尚、上記の実施例では2組(4本)の針状電極を用いたが、針状電極の数は増減させてもよく、針状電極(4)の数を増やせばイオン生成量も増やすことができる。

0029

吐出ノズル(2)はネジ式で取り付けられており、容易に取り外すことができる。吐出ノズル(2)を取り外すとリング状の接地電極(5)を取り出すことができるとともに、針状電極(4)の清掃交換も容易に行うことができる。

発明の効果

0030

以上述べたように本発明により、安定したコロナ放電により効率的にイオン発生させることができ、成形材料粒子を吸引移送する途中で用いる場合でも高速で通過する原料粒子等と電極とが接触しない耐久性良好な静電気除去装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0031

図1本発明の静電気除去装置の一例の縦断面図。
図2従来例の静電気除去装置の縦断面図。

--

0032

(1) 導入ノズル

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ