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技術 配管の損傷検知方法

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 三木裕史
出願日 1998年4月1日 (22年7ヶ月経過) 出願番号 1998-088880
公開日 1999年10月19日 (21年1ヶ月経過) 公開番号 1999-287783
状態 未査定
技術分野 電気化学的な材料の調査、分析 電気的手段による材料の調査、分析
主要キーワード アルミニウム箔テープ 壁裏空間 損傷検知 テーパーねじ 損傷位置 六角穴付きボルト 割りリング 洗面ユニット
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年10月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

配管管壁等の固定具が突き刺さっていたり、管壁に亀裂が生じている場合であって、漏水が生じていない場合においても配管の損傷の有無を検知できる配管の損傷検知方法を提供する。

解決手段

管壁11が電気絶縁物で構成され、その外側に導電層12が被覆された配管1の釘等の固定具10との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管1を金属製の継手2に接続し、継手2が配管1の導電層12及び釘等の固定具10とは電気陰性度とは異なる金属で構成され、継手2と導電層12とは電気的に絶縁され、配管1内に液体充填されている状態において、継手2と導電層12との電位差を測定する。

概要

背景

従来、共同住宅戸建て住宅等の建物においては、給水、給湯排水用配管は床下や壁裏等の外部から見えない箇所に設置されている。これらの配管の施工手順としては、配管を床下や壁裏等に敷設した後、床下空間壁裏空間床面材壁面材で覆い、これらの床面材や壁面材を等の固定具により梁等の支持部材に固定することにより床面や壁面が形成されている。

台所等では、この後、キッチンユニットを壁面や床面に釘、ビスネジ等の固定1により固定したり、洗面所等ではタオル掛け等を壁面に釘、ボルト等の固定具により固定する。又、壁面に開口部を設け、壁面内方の空洞を利用して収納庫収納棚等を取付けることもある。

ところで、建物内の配管は、安価で軽量な硬質塩化ビニル樹脂管を使用することが一般的であり、叙上のように、床面材や壁面材に釘等の固定具を打ち込んだ際に、誤って配管を突き破り損傷する事態が少なからず発生していた。

このような場合に、施工当初では、釘等の固定具が配管の管壁密接状態で突き刺さっているので、管壁に貫通孔が生じていたとしても、直ぐには配管から水や湯が漏出しないため、通常の通水試験を行っただけでは、貫通孔の発生を発見できずに漏出の可能性のあることを見逃してしまうことがあった。

このように、管壁に貫通孔が生じている場合には、時間の経過と共に釘等の固定具が腐食してくると、釘等の固定具が刺さった部位から漏水することがあり、漏水は居住者に多大の迷惑を及ぼすこととなる。

従って、釘等の固定具による配管の損傷が将来の漏水事故発展するのを防止するために、施工時に漏水可能性の有無の検査を実施して釘等の固定具による配管の損傷を検知することが望ましい。

従来、例えば、特開昭53−32083号公報に記載されているように、配管に沿って2本の導線を相互に絶縁状態になるように添接し、配管から漏洩する液体による導線の短絡により漏水の有無を検知する方法が知られている。

概要

配管の管壁に釘等の固定具が突き刺さっていたり、管壁に亀裂が生じている場合であって、漏水が生じていない場合においても配管の損傷の有無を検知できる配管の損傷検知方法を提供する。

管壁11が電気絶縁物で構成され、その外側に導電層12が被覆された配管1の釘等の固定具10との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管1を金属製の継手2に接続し、継手2が配管1の導電層12及び釘等の固定具10とは電気陰性度とは異なる金属で構成され、継手2と導電層12とは電気的に絶縁され、配管1内に液体が充填されている状態において、継手2と導電層12との電位差を測定する。

目的

本発明は上記従来の配管の検知方法における問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、上記従来の配管の検知方法における問題点を解消し、配管の管壁に釘等の固定具が突き刺さっていたり、管壁に亀裂が生じている場合であって、漏水が生じていない場合においても配管の損傷の有無を検知できる配管の損傷検知方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

管壁電気絶縁物で構成され、その外側に導電層被覆された配管等の固定具との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管を金属製の継手に接続し、継手が配管の導電層及び釘等の固定具とは電気陰性度とは異なる金属で構成され、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体充填されている状態において、継手と導電層との電位差を測定することを特徴とする配管の損傷検知方法

請求項2

管壁が電気絶縁物で構成され、その外側に導電層により被覆された配管の釘等の固定具との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管を金属製の継手に接続し、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体が充填されている状態において、継手と導電層間短絡したときに流れる電流値を測定することを特徴とする配管の損傷検知方法。

技術分野

0001

本発明は、例えば、住宅等の建物施工時に、給水、給湯排水用配管の損傷の有無を検知し、配管からの漏洩の可能性の事前発見することのできる配管の損傷検知方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、共同住宅戸建て住宅等の建物においては、給水、給湯、排水用の配管は床下や壁裏等の外部から見えない箇所に設置されている。これらの配管の施工手順としては、配管を床下や壁裏等に敷設した後、床下空間壁裏空間床面材壁面材で覆い、これらの床面材や壁面材を等の固定具により梁等の支持部材に固定することにより床面や壁面が形成されている。

0003

台所等では、この後、キッチンユニットを壁面や床面に釘、ビスネジ等の固定1により固定したり、洗面所等ではタオル掛け等を壁面に釘、ボルト等の固定具により固定する。又、壁面に開口部を設け、壁面内方の空洞を利用して収納庫収納棚等を取付けることもある。

0004

ところで、建物内の配管は、安価で軽量な硬質塩化ビニル樹脂管を使用することが一般的であり、叙上のように、床面材や壁面材に釘等の固定具を打ち込んだ際に、誤って配管を突き破り損傷する事態が少なからず発生していた。

0005

このような場合に、施工当初では、釘等の固定具が配管の管壁密接状態で突き刺さっているので、管壁に貫通孔が生じていたとしても、直ぐには配管から水や湯が漏出しないため、通常の通水試験を行っただけでは、貫通孔の発生を発見できずに漏出の可能性のあることを見逃してしまうことがあった。

0006

このように、管壁に貫通孔が生じている場合には、時間の経過と共に釘等の固定具が腐食してくると、釘等の固定具が刺さった部位から漏水することがあり、漏水は居住者に多大の迷惑を及ぼすこととなる。

0007

従って、釘等の固定具による配管の損傷が将来の漏水事故発展するのを防止するために、施工時に漏水可能性の有無の検査を実施して釘等の固定具による配管の損傷を検知することが望ましい。

0008

従来、例えば、特開昭53−32083号公報に記載されているように、配管に沿って2本の導線を相互に絶縁状態になるように添接し、配管から漏洩する液体による導線の短絡により漏水の有無を検知する方法が知られている。

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上記の特開昭53−32083号公報に記載されている検知方法においては、配管の管壁に釘等の固定具が突き刺さっていたり、管壁に亀裂が生じているにも係わらず、検査時に漏水がなければ、問題がないように判定されるものであるため、将来の漏水の可能性の有無を検知することができない欠点があった。

0010

本発明は上記従来の配管の検知方法における問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、上記従来の配管の検知方法における問題点を解消し、配管の管壁に釘等の固定具が突き刺さっていたり、管壁に亀裂が生じている場合であって、漏水が生じていない場合においても配管の損傷の有無を検知できる配管の損傷検知方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

このような目的を達成するために、請求項1記載の本発明の配管の損傷検知方法は、管壁が電気絶縁物で構成され、その外側に導電層被覆された配管の釘等の固定具との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管を金属製の継手に接続し、継手が配管の導電層及び釘等の固定具とは電気陰性度とは異なる金属で構成され、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体が充填されている状態において、継手と導電層との電位差を測定することを特徴とするものである。

0012

又、請求項2記載の本発明の配管の損傷検知方法は、管壁が電気絶縁物で構成され、その外側に導電層が被覆された配管の釘等の固定具との接触等による損傷の有無を検知するに当たり、配管を金属製の継手に接続し、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体が充填されている状態において、継手と導電層間を短絡したときに流れる電流値を測定することを特徴とするものである。

0013

本発明において、配管の電気絶縁物で構成される管壁の材質としては、電気絶縁性富むものであればよく、特に限定されないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレンポリプロピレン等の合成樹脂が使用できる。

0014

又、配管の外側を被覆する導電層としては、導電性のあるものにより構成すればよいものであって、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、銅等の金属が使用できる。又、配管の外側に導電層を被覆する手段としては、特に限定されないが、例えば、導電性のある塗料を塗布したり、アルミニウム箔テープ等の導電性のあるテープ巻き付けてもよい。

0015

又、釘等の固定具としては、配管と接触することにより配管を損傷する可能性のあるものであって、例えば、釘の他に、ビスネジ、ボルト等である。

0016

又、配管内に充填される液体としては、電解液の性能を備えたものであればいずれでもよいものであって、特に限定されないが、例えば、水道水飲料水等の建物内で容易に入手できる水を使用するのが経済的である。

0017

〔作用〕請求項1記載の本発明の配管の損傷検知方法においては、配管を金属製の継手に接続し、継手が配管の導電層及び釘等の固定具とは電気陰性度とは異なる金属で構成され、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体が充填されている状態において、継手と導電層との電位差を測定するものであるから、釘等の固定具が管壁を突き刺した場合や管壁に亀裂が生じた場合には、釘等の固定具又は導電層と継手とが電極となり、液体が電解液となった電池を構成し、釘等の固定具又は導電層と継手との間に電位差が生じ、管壁の損傷を検知することができる。

0018

又、請求項2記載の本発明の配管の損傷検知方法においては、配管を金属製の継手に接続し、継手と導電層とは電気的に絶縁され、配管内に液体が充填されている状態において、継手と導電層間を短絡したときに流れる電流値を測定するものであるから、釘等の固定具が管壁を突き刺した場合や管壁に亀裂が生じた場合には、釘等の固定具又は導電層と継手との間に電流が流れるので、管壁の損傷を検知することができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下に本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1本発明方法の一実施態様を示す一部切欠正面図である。

0020

図1において、1は本発明方法により損傷の有無を検知しようとする配管であり、配管1は図2に示すように、架橋ポリエチレン製の管壁11の外側に厚さ0.1〜1.0mmのアルミニウム箔製テープを巻き付けることにより形成された導電層12が被覆されている。

0021

2は配管1の一端に接続された継手であり、継手2は砲金製本体21、砲金製割りリング22、合成ゴム製絶縁筒23、砲金製押え金具24、砲金製六角穴付きボルト25及びOリング26とから構成されている。

0022

配管1の一端は本体21の一半部に設けられた挿口211の上に外嵌めされ、その上に絶縁筒23を介して割りリング22が設けられ、その上から押え金具24が設けられ、押え金具24のフランジ251同士がボルト25により締めつけられることにより継手2に接続されている。

0023

3は検知器、31、32はリード線であり、リード線31、32の一端は検知器3に接続され、リード線31、32の他端はプローブ33に取付けられた接触端子34、35に接続されている。一方の接触端子34の先端は本体21に密接され、他方の接触端子35は配管1の導電層12に密接されている。

0024

図3は配管1の住宅内における配置例を示す説明図である。図3において、4は給湯器、41は給湯器4のヘッダ、5は台所のキッチンユニット、51はキッチンユニット5に設けられた蛇口、6は洗面ユニット、61は洗面ユニット6に設けられた蛇口、7は浴槽、71は浴槽7に設けられた蛇口である。

0025

図3に示すように、給湯器4のヘッダ41から給湯用の配管1、1・・がキッチンユニット5に設けられた蛇口51、洗面ユニット6に設けられた蛇口61、浴槽7に設けられた蛇口71に延びている。同様に図示しない給水用の配管も給湯用の配管1と同様の構造のものが使用されている。

0026

これらの配管1、1・・は施工時、床下や壁裏空間に敷設された後、床面材8や壁面材9が図示しない梁等に釘打ちされて固定されることにより床面材8や壁面材9の裏側に隠れ室内側からは見えない。

0027

床面材8や壁面材9によって床面及び壁面が形成された後、台所ではキッチンユニット5が、洗面所では洗面ユニット6が、釘やボルト等の固定具により設置される。

0028

図1に示す継手2の他の一半部212に設けられたテーパーねじが給湯器4のヘッダ41に接続され、配管1内に水又は湯が充填されている状態において、図1に示すように、配管1に釘10が突き刺さった場合には、図4に示すように、水又は湯Wを電解液として釘10と継手本体21との間に電位差Eが生じる。

0029

釘10は電気亜鉛メッキ処理を施したものを使用した場合には、本体21の砲金の方が亜鉛よりも電気陰性度が大きいので、砲金が正極、釘が負極となる。配管1の導電層12と釘10とは密接しているので、導電層12と本体21との間に電位差が生じることになる。

0030

検知器3は電位差と同時に電極間を流れる電流(i)も測定し、電位差から電極間の抵抗値R(=E/i)を算出する。ここで電極間の抵抗値Rは、配管1内の水又は湯の抵抗値と見なしてよく、図5に示すように、抵抗値Rは本体21からの距離と相関関係を持つので、予め単位長さ当たりの水又は湯の抵抗値Rを測定しておくことにより釘10が突き刺さった損傷位置mを算出することもできる。

0031

又、釘10が突き刺さらずに単に配管1が座屈して管壁11に亀裂が生じた場合には、亀裂から水又は湯が進入し、導電層12に触れる。この場合も砲金製本体21が導電層12を構成するアルミニウムよりも電気陰性度が大きいので、本体21が正極となり、導電層12が負極となって検知器3により電圧及び電流を測定することにより配管1の損傷を検知することができる。。もし、配管1に損傷がない場合には、検知器3に電位差及び電流が現れないので、損傷のないことが分かる。

0032

以上、本発明の実施の形態を図により説明したが、本発明の具体的な実施の形態は図示のものに限定されるものではなく、本発明の主旨を変更しない設計変更は本発明に含まれる。

0033

例えば、割りリング22が電気絶縁性のもの、例えば、合成樹脂製の場合には絶縁筒23を使用する必要はない。

発明の効果

0034

請求項1記載の本発明の配管の損傷検知方法においては、釘等の固定具が管壁を突き刺した場合や管壁に亀裂が生じた場合には、釘等の固定具又は導電層と継手とが電極となり、液体が電解液となった電池を構成し、釘等の固定具又は導電層と継手との間に電位差が生じ、管壁の損傷を検知することができるので、漏水が生じる前に漏水事故を未然に防止できる。

0035

又、請求項2記載の本発明の配管の損傷検知方法においては、釘等の固定具が管壁を突き刺した場合や管壁に亀裂が生じた場合には、釘等の固定具又は導電層と継手との間に電流が流れるので、管壁の損傷を検知することができるので、漏水が生じる前に漏水事故を未然に防止できる。

図面の簡単な説明

0036

図1本発明の配管の損傷検知方法の一実施態様を示す一部切欠正面図。
図2本発明方法により損傷検知しようとする配管の一例を示す斜視図。
図3住宅における配管の態様を示す説明図。
図4本発明のの配管の損傷検知方法の一実施態様を示す説明図。
図5抵抗値Rと損傷位置mとの関係を示すグラフ

--

0037

1配管
11管壁
12導電層
2継手
21 本体
22割りリング
23絶縁筒
24押え金具
25ボルト
3検知器
31、32リード線
33プローブ
34、35接触端子
4給湯器
41ヘッダ
5キッチンユニット
51 蛇口
6洗面ユニット
61 蛇口
7浴槽
71 蛇口

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