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技術 製品を運搬するコンベヤマットおよびシステム

出願人 エムシーシーネーデルランドビー.ブイ.
発明者 ファンツィジェルベルド,ジョージヨハネスファンエスク,フランシスカスヨセウスマリア
出願日 1999年1月19日 (22年1ヶ月経過) 出願番号 1999-010566
公開日 1999年10月19日 (21年4ヶ月経過) 公開番号 1999-286306
状態 拒絶査定
技術分野 ベルトコンベヤ(ベルト)
主要キーワード ヒンジホール 実質一定 ボトムサイド 補強用仕切 固定用開口 プラスチックマット クランク接続 運搬路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年10月19日)のものです。
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図面 (11)

課題

多くの異なる環境において、あらゆる種類の製品運搬するのに使用され、特に製品を殺菌するための殺菌工程に使用されるコンベヤマットを提供する。

解決手段

モジュール4は、運搬方向3に関して、ヒンジループ8が設けられたフロントサイド6とリアサイド7とを有する。ヒンジループは、互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン9手段によって連結される。モジュールはそれぞれ、運搬面11を実質横切る方向に延在する貫通開口部13を有し、実質平坦トップ面10を有し、そのトップ面には運搬方向に延在する少なくとも1の溝14が設けられている。モジュールは連結され、運搬面がコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在する実質まっすぐな1本のスロット15を有するようになる。その少なくとも1の溝は、好ましくはベース部を介して接続される2つの側壁を備える。

概要

背景

そのようなコンベヤマットコンベヤシステムは公知であり、多くの異なる環境においてあらゆる種類の製品運搬するのに使用される。そのようなコンベヤマットやコンベヤシステムの特に適した応用は、製品を殺菌するための殺菌工程中での製品の運搬である。

殺菌工程中、製品、特に飲料品は、容器に詰めた後、保存期間を長くするために一定期間熱せられる。このため、製品を詰めて封入した容器は、運搬路に置かれ、長い耐水トンネルを通過する。運搬路は、長さ25−35m、幅3−5mぐらいの場合が多い。運搬路は、製品をいくつものゾーンに沿ったトンネル内を通過させる。各ゾーンでは、異なる温度の温水が容器上にスプレーされる。例えば、20−40−60−80−60−40℃。運搬路は、製品を約0.5−1m/秒のスピードで運搬し、1時間に30−70,000容器を運搬する容量を持つ。温度ゾーンでは、1m2の運搬路表面面積あたり、1時間約25m3の水を製品にスプレーする。水を効率よく使用するために、運搬路は、ダブルデッキ状に設計されているのが好ましい。殺菌工程を運搬路によって運搬される容器は、通常、陶器、金属、プラスチックあるいはガラスなどである。

公知のコンベヤでは、運搬路としてステンレス鋼線の織り込まれた素材からなるエンドレスのコンベヤマットが良く使用される。欠点は、コンベヤマットの購入費用が高いことである。さらに、このようなコンベヤマットはモジュール化された構造ではないため、損傷した場合の改修スペシャリストが時間をかけて行わなければいけない。

製品を殺菌工程の中を運搬する他のタイプの運搬路は、ウォーキングビーム(動く梁)である。運搬路は、運搬方向に互いに連続する、多くの並列された平らなあるいは平らでないビーム列によって形成され、並列されたビーム列は長さ方向に互いに重なり合っている。クランク接続ロッド機構によって、ビームは、製品が平らなビーム列で持ち上げられ、運搬方向に続く平らでないビーム列上に置かれるように、往復運動をする。そのような装置は購入メンテナンス費用がかかるばかりでなく、梱包容器や製品を損傷させる確率も非常に高い。というのは、製品は殺菌工程の中、持ち上げられ載置されることを繰り返して運ばれていくからである。

コスト上の理由から、第1のダイバーホイールから第2のダイバートホイールの間を運搬方向に循環するエンドレスのコンベヤマットとしての運搬路の設計がなされてきた。そのような、コンベヤマットは米国特許4,051,949号として知られている。このコンベヤマットは、多くの連結プラスチックモジュールからなり、それぞれは、平行に延在し運搬方向に並んだ多くのフィンからなる。これらの多くのフィンは、起伏したリブが設けられている。これらの起伏リブのトップサイドは、一体となって実質リブ状運搬面を構成し、その運搬面は、運搬方向に部分的にオーバーラップする横方向に互い違いとなったリブからなる。ダイバートホイール近傍では、製品はスライドオーバー装置によって、運搬面に向けてあるいは運搬面の方へ移動させられる。そのスライド装置は、歯状の突出部を備えた平坦部分を有するくし部を有する。歯部は起伏リブ間に突き出し、排出中先頭の製品は運搬面から移し換えられ、続く製品によって、歯部を経由してくし部の平坦な部分に押し出される。その間、モジュールは第2のダイバートホイールを経由してエンドレスの経路を形成し続ける。製品の供給中、先頭の製品は、次に続く製品によって第1のダイバートホイールのところでくし部の平坦部分から歯部を経由して運搬面に押される。

概要

多くの異なる環境において、あらゆる種類の製品を運搬するのに使用され、特に製品を殺菌するための殺菌工程に使用されるコンベヤマットを提供する。

モジュール4は、運搬方向3に関して、ヒンジループ8が設けられたフロントサイド6とリアサイド7とを有する。ヒンジループは、互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン9手段によって連結される。モジュールはそれぞれ、運搬面11を実質横切る方向に延在する貫通開口部13を有し、実質平坦なトップ面10を有し、そのトップ面には運搬方向に延在する少なくとも1の溝14が設けられている。モジュールは連結され、運搬面がコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在する実質まっすぐな1本のスロット15を有するようになる。その少なくとも1の溝は、好ましくはベース部を介して接続される2つの側壁を備える。

目的

本発明の目的は、冒頭にも述べたタイプのコンベヤマットおよびコンベヤシステムであって、温度耐性があり、摩耗耐性があり、頑なコンベヤマットおよび温度耐性があり、摩耗耐性があり、頑丈なコンベヤシステムを提供すること、特に、ガラス容器を殺菌工程の中を運搬するのに適したものであり、上記に述べた欠点を有しないコンベヤマットおよびコンベヤシステムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

少なくとも2つのダイバーホイール間において運搬方向製品運搬するコンベヤマットであって、該運搬方向に互いに連続し、該運搬方向に対して横切る方向に延在する数個プラスチックモジュールを備え、該モジュールは、運搬方向に関して、ヒンジループが設けられたフロントサイドリアサイドとを有し、運搬方向に互いに連続するそれらのモジュールのヒンジループは互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン手段によって連結され、該モジュールは、運搬面を実質横切る方向に延在する貫通開口部を有し、該モジュールのトップ面は、一体になって運搬面を形成するコンベヤマットにおいて、該モジュールはそれぞれ実質平坦なトップ面を有し、そのトップ面には該運搬方向に延在する少なくとも1の溝が設けられ、その少なくとも1の溝はベース部を介して接続される2つの側壁を有し、連続するモジュールは、トップ面が実質平坦な運搬面を形成するように、また、運搬面におけるコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在しかつ実質融合側壁を有する少なくとも1の実質まっすぐなスロットを、複数の溝が一体になって形成するように、ともに共同して働き合うことを特徴とするコンベヤマット。

請求項2

請求項1記載のコンベヤマットにおいて、各ヒンジループには最大1の溝が設けられていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項3

請求項1または請求項2記載のコンベヤマットにおいて、前記少なくとも1の溝は、好ましくはトップ面に向かって広がっている実質矩形の断面を、運搬方向に横切る方向に有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、ダイバートホイールを周回する間、連続するモジュールのベース部が実質融合するように、前記少なくとも1の溝のベース部は運搬方向においてカーブしていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項5

請求項4記載のコンベヤマットにおいて、前記少なくとも1の溝のベース部の少なくとも一部は、コンベヤマットがダイバートホイールを周回するとき、その位置でのスロットがダイバートホイールの軸を中心とする円弧を実質形成するように、ある半径でもってカーブしていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項6

請求項5記載のコンベヤマットにおいて、前記ヒンジループ上に延在するベース部の一部は、そのベース部の他の部分の曲率半径と比較してより小さい曲率半径でカーブし、該ベース部の他の部分の曲率中心よりヒンジホールにより近く位置する曲率中心を有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記ヒンジループのそれぞれは、モジュールのトップ面に水平に接し、実質一定の大きさの半径を有し、ヒンジピンの中心線から外側に延在し、運搬方向に平行であるフィレットを有し、また、ヒンジループ間の空間は、該フィレットに対応した形状の凹部を有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項8

請求項1〜7のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記ヒンジループのそれぞれはヒンジピンを収容するヒンジホールを有し、前記ヒンジホールの中心は該モジュールの高さの半分より低いところに位置することを特徴とするコンベヤマット。

請求項9

請求項1〜8のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、運搬方向に対して横切る方向に関して、前記少なくとも1の溝の断面の大きさは、該モジュールの中心近傍より、該モジュールのフロントサイドあるいはリアサイドあるいはその両方のサイド近傍の方が大きいことを特徴とするコンベヤマット。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記少なくとも1の溝のベース部は流れ防止手段を有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項11

請求項1〜10のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記貫通開口部は、運搬面に平行な面に関して、矩形あるいは楕円あるいは円形の断面を有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項12

請求項1〜11のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記貫通開口部は、前記少なくとも1の溝のベース部に設けられていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項13

請求項1〜12のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記貫通開口部は、前記少なくとも1の溝に隣接する前記トップ面の一部に設けられていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項14

請求項1〜13のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記モジュールはそのフロントサイドおよびリアサイドに同数のヒンジループを設け、該ヒンジループは運搬方向に対して横切る方向に一つのヒンジループの幅と実質等しい間隔をあけて配置され、これにより、該モジュールのフロントサイドとリアサイドのヒンジループは互いに一つのヒンジループの幅毎に互い違いとなっていることを特徴とするコンベヤマット。

請求項15

請求項1〜14のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記モジュールのそれぞれは、ボトムサイドスプロケットホイールの歯と係合する少なくとも1の収容室を有し、該収容室は2つの対向するヒンジループを連結し、運搬方向に対して横切る方向において、2つのヒンジループ間に位置することを特徴とするコンベヤマット。

請求項16

請求項15記載のコンベヤマットにおいて、前記収容室は、動作のボトムサイドから見た場合に実質Z字状の形状をなし、Z字の足部分はそれぞれ一つのヒンジループに隣接して位置し、スプロケットホイールの歯が回転可能なように曲面を形成していることを特徴とするコンベヤマット。

請求項17

請求項15または請求項16記載のコンベヤマットにおいて、前記モジュールのそれぞれは、運搬方向に延在する補強用仕切を設けたボトムサイドを有することを特徴とするコンベヤマット。

請求項18

請求項1〜17のいずれか1項記載のコンベヤマットにおいて、前記モジュールは、ガラス入りプラスチック、特に、ガラス入りポリプロピレンより製造されることを特徴とするコンベヤマット。

請求項19

請求項1〜18のいずれか1項記載のコンベヤマットに使用されることを特徴とするモジュール。

請求項20

少なくとも2つのダイバートホイール間に延在するエンドレスのコンベヤマットを有し、ダイバートホイール間を運搬方向に製品を運搬するコンベヤシステムであって、該コンベヤマットは、該運搬方向に互いに連続し、該運搬方向に対して横切る方向に延在する数個のプラスチックモジュールを備え、該モジュールは、運搬方向に関して、ヒンジループが設けられたフロントサイドとリアサイドとを有し、運搬方向に互いに連続するそれらのモジュールのヒンジループは互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン手段によって連結され、該モジュールのトップ面は、一体になって運搬面を形成し、該モジュールのそれぞれは、運搬面を実質横切る方向に延在する貫通開口部を有し、さらに、コンベヤマットによってダイバートホイールに向けて運搬されてきた製品をあるいは該ダイバートホイールから運搬される製品を、該ダイバートホイール近傍で運搬面からあるいはその運搬面へ向けて移動させるスライドオーバー装置を備えるコンベヤシステムにおいて、該モジュールはそれぞれ実質平坦なトップ面を有し、そのトップ面には該運搬方向に延在する少なくとも1の溝が設けられ、その少なくとも1の溝はベース部を介して接続される2つの側壁を有し、連続するモジュールは、トップ面が実質平坦な運搬面を形成するように、また、運搬面におけるコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在しかつ前記スライドオーバー装置のフィンガー部と共同して働く実質融合した側壁を有する少なくとも1の実質まっすぐなスロットを、複数の溝が一体になって形成するように、ともに共同して働き合うことを特徴とするコンベヤシステム。

請求項21

請求項20記載のコンベヤシステムにおいて、各ヒンジループには最大1の溝が設けられていることを特徴とするコンベヤシステム。

請求項22

請求項20または請求項21記載のコンベヤシステムにおいて、前記少なくとも1の溝は、好ましくはトップ面に向かって広がっている実質矩形の断面を、運搬方向に横切る方向に有することを特徴とするコンベヤシステム。

請求項23

請求項20〜22のいずれか1項記載のコンベヤシステムにおいて、ダイバートホイールを周回する間、連続するモジュールのベース部が実質融合するように、前記少なくとも1の溝のベース部は運搬方向においてカーブしていることを特徴とするコンベヤシステム。

技術分野

0001

本発明は、少なくとも2つのダイバーホイール間において運搬方向製品運搬するコンベヤマットであって、該運搬方向に互いに連続し、該運搬方向に対して横切る方向に延在する数個プラスチックモジュールを備え、該モジュールは、運搬方向に関して、ヒンジループが設けられたフロントサイドリアサイドとを有し、運搬方向に互いに連続するそれらのモジュールのヒンジループは互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン手段によって連結され、該モジュールは、運搬面を実質横切る方向に延在する貫通開口部を有し、該モジュールのトップ面は、一体になって運搬面を形成するようにされたコンベヤマットに関する。

0002

本発明は、また、少なくとも2つのダイバートホイール間に延在するエンドレスのコンベヤマットを有し、ダイバートホイール間を運搬方向に製品を運搬するコンベヤシステムであって、該コンベヤマットは、該運搬方向に互いに連続し、該運搬方向に対して横切る方向に延在する数個のプラスチックモジュールを備え、該モジュールは、運搬方向に関して、ヒンジループが設けられたフロントサイドとリアサイドとを有し、運搬方向に互いに連続するそれらのモジュールのヒンジループは互いに共同して働き合いかつ運搬方向に対して横切る方向に延在するヒンジピン手段によって連結され、該モジュールのトップ面は、一体になって運搬面を形成し、該モジュールのそれぞれは、運搬面を実質横切る方向に延在する貫通開口部を有し、さらに、コンベヤマットによってダイバートホイールに向けて運搬されてきた製品をあるいは該ダイバートホイールから運搬される製品を、該ダイバートホイール近傍で運搬面からあるいはその運搬面へ向けて移動させるスライドオーバー装置を備えるコンベヤシステムに関する。

背景技術

0003

そのようなコンベヤマットやコンベヤシステムは公知であり、多くの異なる環境においてあらゆる種類の製品を運搬するのに使用される。そのようなコンベヤマットやコンベヤシステムの特に適した応用は、製品を殺菌するための殺菌工程中での製品の運搬である。

0004

殺菌工程中、製品、特に飲料品は、容器に詰めた後、保存期間を長くするために一定期間熱せられる。このため、製品を詰めて封入した容器は、運搬路に置かれ、長い耐水トンネルを通過する。運搬路は、長さ25−35m、幅3−5mぐらいの場合が多い。運搬路は、製品をいくつものゾーンに沿ったトンネル内を通過させる。各ゾーンでは、異なる温度の温水が容器上にスプレーされる。例えば、20−40−60−80−60−40℃。運搬路は、製品を約0.5−1m/秒のスピードで運搬し、1時間に30−70,000容器を運搬する容量を持つ。温度ゾーンでは、1m2の運搬路表面面積あたり、1時間約25m3の水を製品にスプレーする。水を効率よく使用するために、運搬路は、ダブルデッキ状に設計されているのが好ましい。殺菌工程を運搬路によって運搬される容器は、通常、陶器、金属、プラスチックあるいはガラスなどである。

0005

公知のコンベヤでは、運搬路としてステンレス鋼線の織り込まれた素材からなるエンドレスのコンベヤマットが良く使用される。欠点は、コンベヤマットの購入費用が高いことである。さらに、このようなコンベヤマットはモジュール化された構造ではないため、損傷した場合の改修スペシャリストが時間をかけて行わなければいけない。

0006

製品を殺菌工程の中を運搬する他のタイプの運搬路は、ウォーキングビーム(動く梁)である。運搬路は、運搬方向に互いに連続する、多くの並列された平らなあるいは平らでないビーム列によって形成され、並列されたビーム列は長さ方向に互いに重なり合っている。クランク接続ロッド機構によって、ビームは、製品が平らなビーム列で持ち上げられ、運搬方向に続く平らでないビーム列上に置かれるように、往復運動をする。そのような装置は購入メンテナンス費用がかかるばかりでなく、梱包容器や製品を損傷させる確率も非常に高い。というのは、製品は殺菌工程の中、持ち上げられ載置されることを繰り返して運ばれていくからである。

0007

コスト上の理由から、第1のダイバートホイールから第2のダイバートホイールの間を運搬方向に循環するエンドレスのコンベヤマットとしての運搬路の設計がなされてきた。そのような、コンベヤマットは米国特許4,051,949号として知られている。このコンベヤマットは、多くの連結プラスチックモジュールからなり、それぞれは、平行に延在し運搬方向に並んだ多くのフィンからなる。これらの多くのフィンは、起伏したリブが設けられている。これらの起伏リブのトップサイドは、一体となって実質リブ状の運搬面を構成し、その運搬面は、運搬方向に部分的にオーバーラップする横方向に互い違いとなったリブからなる。ダイバートホイール近傍では、製品はスライドオーバー装置によって、運搬面に向けてあるいは運搬面の方へ移動させられる。そのスライド装置は、歯状の突出部を備えた平坦部分を有するくし部を有する。歯部は起伏リブ間に突き出し、排出中先頭の製品は運搬面から移し換えられ、続く製品によって、歯部を経由してくし部の平坦な部分に押し出される。その間、モジュールは第2のダイバートホイールを経由してエンドレスの経路を形成し続ける。製品の供給中、先頭の製品は、次に続く製品によって第1のダイバートホイールのところでくし部の平坦部分から歯部を経由して運搬面に押される。

発明が解決しようとする課題

0008

薄板状のプラスチックコンベヤマットの欠点は、殺菌工程におけるコンベヤマットがさらされる高温のため、また、コンベヤマットに負荷される相当大きな引っ張り力のため、伸び性摩耗耐性において十分でないことである。

0009

公知のプラスチックコンベヤマットや公知のコンベヤシステムの他の欠点は、ガラス容器を殺菌工程の中で運搬することに適していないことである。現状では、殺菌工程中、容器内の圧力が増加する。これによって、ガラスの弱い部分や過度充填された容器のため、ガラス容器の約1%が壊れる。公知のコンベヤマットやコンベヤシステムでは、こわれた容器のガラスの破片がリブが設けられた運搬面で詰まったりする。すなわち、リブの間であるいは続くモジュール間であるいはその両方において詰まったりして、モジュールを互いに損傷させたり、ダイバートホイールを損傷したりする。さらには、大きな平坦なガラスの破片がモジュールのフィン間間隙を通して落下し、コンベヤマットの戻り部である内側に落下する。これにより、破片がダイバートホイールに再び到達すると、モジュールやダイバートホイールを損傷する。スライドオーバー装置も同様に損傷する。特に、くし部の歯部がリブ間やフィン間に詰まったガラス破片によって曲げられ、その結果、容器に対して障害物となる。さらに、ガラスの破片は、スライドオーバー装置のくし部の平坦な部分の下部に蓄積され、運搬面においてくし部を持ち上げることになり、歯部が製品に対して障害物となる。従って、実際上は、ガラス容器に梱包された製品の殺菌工程では、プラスチックマットやそのようなコンベヤシステムはほとんど使用されていない。これは、プラスチックコンベヤマットやそのようなコンベヤシステムが、温度耐性や、摩耗耐性、頑丈さなどが強く要求される他の環境において使用されるときにも、同じことが言える。

0010

本発明の目的は、冒頭にも述べたタイプのコンベヤマットおよびコンベヤシステムであって、温度耐性があり、摩耗耐性があり、頑なコンベヤマットおよび温度耐性があり、摩耗耐性があり、頑丈なコンベヤシステムを提供すること、特に、ガラス容器を殺菌工程の中を運搬するのに適したものであり、上記に述べた欠点を有しないコンベヤマットおよびコンベヤシステムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

このため、本発明のコンベヤマットは、モジュールがそれぞれ実質平坦なトップ面を有し、そのトップ面には該運搬方向に延在する少なくとも1の溝が設けられ、その少なくとも1の溝はベース部を介して接続される2つの側壁を有し、連続するモジュールが、トップ面が実質平坦な運搬面を形成するように、また、運搬面におけるコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在しかつ実質融合側壁を有する少なくとも1の実質まっすぐなスロットを、複数の溝が一体になって形成するように、ともに共同して働き合うことを特徴とする。

0012

このよにして、モジュールを通して落下するあるいはモジュールで詰まる破片を少なくしながら、一方、ダイバートホイール近傍において、フィンガー部がスロットの融合側壁とともに共同して働くことにより、比較的容易にかつ損傷の機会を相当に少なくして、ゴミや破片をスロットから取り除いてフィンガー部に沿って排出することを可能とする。小さなゴミやガラスの粉塵や水などは、貫通開口部を介してモジュールを通して排出される。

0013

なお、ここでは、「実質融合」とは、少なくとも、少しばらつきのあるあるいは不連続性のあることを意味している。

0014

他の形態における本発明のコンベヤマットは、各ヒンジループには最大1の溝が設けられていることを特徴とする。これは、ヒンジループを強固なデザインにすることを可能としている。さらに、マットがダイバートホイールを周回するとき、モジュール間の旋回軸近傍で、フィンガー部が運搬方向においてモジュールの先頭部分と係合することを可能としている。

0015

さらに他の形態における本発明のコンベヤマットは、少なくとも1の溝が、好ましくはトップ面に向かって広がっている実質矩形の断面を、運搬方向に横切る方向に有することを特徴とする。これにより、フィンガー部が溝と共同して働き合うことを容易としながら、破片が溝に詰まる確率をさらに低減している。有利な形態としては、少なくとも1の溝が台形形状あるいはカーブしたベース部あるいはその両方を有することである。

0016

次の形態における本発明のコンベヤマットは、少なくとも1の溝のベース部は流れ防止手段を有することを特徴とする。これにより、コンベヤマット全体にわたってスロットに沿って水が移動することがない。これは、殺菌工程の異なる温度ゾーンの水が混ざり合うことを防止する。有利な形態では、流れ防止手段は、運搬面に対して凸状の曲面により構成され、水をモジュールのフロント部あるいはリア部に沿って溝を経由して流れ出ることを可能とする。

0017

さらに他の形態における本発明のコンベヤマットは、ダイバートホイールを周回する間、連続するモジュールのベース部が互いに実質融合するように、少なくとも1の溝のベース部は運搬方向においてカーブしていることを特徴とする。これにより、周回中、フィンガー部やモジュールに対する損傷の機会がさらに低減され、ごみやガラスの破片がフィンガー部によって溝から容易に取り除くことが可能となる。

0018

他の形態における本発明のコンベヤマットは、少なくとも1の溝のベース部が、コンベヤマットがダイバートホイールを周回するとき、その場所におけるスロットがダイバートホイールの軸を中心とする円弧を形成するように、ある半径でもってカーブしていることを特徴とする。これにより、ダイバートホイールの位置にあるフィンガー部あるいは関連する支持体あるいはその両方が、スロットに対して載置されることが可能となり、ガラスの破片のスロットへの侵入遮断することが可能となる。

0019

さらに、これは、フィンガー部が運搬面に対して横切る方向に多角形の影響による上下移動をしないようにすること、あるいは、フィンガー部下方において多角形の影響によるギャップが開いたり閉じたりするのを防止することを可能としている。多角形の影響は、各モジュールが堅牢であるため、コンベヤマットがダイバートホイールの位置で多角形に変形するときに生じる。回転により、この多角形の半径は、フィンガー部に対して、大きくなったり小さくなったりする。

0020

他の形態における本発明のコンベヤマットは、運搬方向に対して横切る方向に関して、少なくとも1の溝の断面の大きさは、該モジュールの中心近傍より、該モジュールのフロントサイドあるいはリアサイドあるいはその両方のサイド近傍の方が大きいことを特徴とする。これにより、もしフィンガー部が少し傾いている場合や溝にゴミやガラスが存在する場合あるいはその両方の場合にも、モジュールが運搬方向に進むあるいは戻る動作に関係なく、溝と共同して働くフィンガー部の挿入が容易に行われることを可能としている。

0021

次の形態における本発明のコンベヤマットは、少なくとも1の溝のベース部の少なくとも一部は、コンベヤマットがダイバートホイールを周回するとき、その位置でのスロットがダイバートホイールの軸を中心とする円弧を実質形成するように、ある半径でもってカーブしていることを特徴とする。これにより、その周回中に、モジュールが旋回しているときに、融合ベース部がいち早く形成され、ガラス破片がフィンガー部とモジュールのベース部との間に詰まる確率をより低減することが可能となる。

0022

他の形態における本発明のコンベヤマットは、貫通開口部が、運搬面に平行な面に関して、矩形あるいは楕円あるいは円形の断面を有することを特徴とする。これにより、水、ごみ、ガラスの粉塵がその開口部を通して効率よく排出されることを可能とする。

0023

さらに他の形態における本発明のコンベヤマットは、貫通開口部が、少なくとも1の溝のベース部に設けられていることを特徴とする。これにより、水、ごみ、ガラスの粉塵がその溝の開口部を通して底から流れ出ることを可能とする。

0024

次の形態における本発明のコンベヤマットは、貫通開口部が、少なくとも1の溝に隣接するトップ面の一部に設けられていることを特徴とする。これにより、水、ごみ、ガラスの粉塵がモジュールのトップサイドから排出されることを可能とする。

0025

他の形態における本発明のコンベヤマットは、モジュールがそのフロントサイドおよびリアサイドに同数のヒンジループを設け、該ヒンジループは運搬方向に対して横切る方向に一つのヒンジループの幅と実質等しい間隔をあけて配置され、これにより、該モジュールのフロントサイドとリアサイドのヒンジループは互いに一つのヒンジループの幅毎に互い違いとなっていることを特徴とする。これにより、コンベヤマットを短くするとき、最低1列のモジュールを取り除かなければいけない。これは、殺菌工程において2階のあるいは続く階のコンベヤマットを形成する場合に、コンベヤマットがエンドレスループを形成していて戻り側のコンベヤマットのたわみを回避しなければいけないとき特に有効である。

0026

さらに他の形態における本発明のコンベヤマットは、ヒンジループのそれぞれが、モジュールのトップ面に水平に接し、実質一定の大きさの半径を有し、ヒンジピンの中心線から外側に延在し、運搬方向に平行であるフィレットを有し、また、ヒンジループ間の空間が、該フィレットに対応した形状の凹部を有することを特徴とする。これにより、ヒンジループ間の空間が隣のモジュールのヒンジループを覆い、モジュール列の連結の位置で平坦な運搬面を形成することを可能としている。また、半径が一定の大きさであるため、コンベヤマットがダイバートホイールの位置で曲がるとき、連続するモジュール間のギャップも一定となる。この結果さらに、コンベヤマットが曲がる間ガラスの破片や粉塵が詰まらないことも可能としている。これにより、モジュールの損傷の確率が低減される。

0027

他の形態における本発明のコンベヤマットは、ヒンジループのそれぞれがヒンジピンを収容するヒンジホールを有し、前記ヒンジホールの中心が該モジュールの高さの半分より低いところに位置することを特徴とする。これにより、ガラス破片がエンドレスのコンベヤマットの下方の戻り側に落ちたとき、これらのガラス破片が戻りホイールの位置でコンベヤマットが曲がるとき、モジュール間の間隙に詰まる確率を低減している。

0028

他の形態における本発明のコンベヤマットは、モジュールのそれぞれが、ボトムサイドスプロケットホイールの歯と係合する少なくとも1の収容室を有し、該収容室が2つの対向するヒンジループを連結し、運搬方向に対して横切る方向において、2つのヒンジループ間に位置することを特徴とする。これにより、モジュールは、大きな駆動用収容室を有し、ガラス破片がそこに詰まる確率を小さくし、縦方向にはモジュールが十分に堅牢で、2つの方向においてスプロケット上に取り付けることが可能となる。

0029

他の形態における本発明のコンベヤマットは、収容室が、モジュールのボトムサイドから見た場合に実質Z字状の形状をなし、Z字の足部分はそれぞれ一つのヒンジループに隣接して位置し、スプロケットホイールの歯が回転可能なように曲面を形成していることを特徴とする。これにより、2方向に駆動が可能となる。

0030

他の形態における本発明のコンベヤマットは、モジュールのそれぞれが、運搬方向に延在する補強用仕切を設けたボトムサイドを有することを特徴とする。これにより、モジュールの縦方向の強度が増加する。

0031

他の形態における本発明のコンベヤマットは、モジュールが、ガラス入りプラスチック、特に、ガラス入りポリプロピレンより製造されることを特徴とする。これにより、モジュールの伸びが低減される。驚くことに、ガラス入りポリプロピレンを使用することにより、十分に丈夫でかつ変形に強いモジュールが比較的安価な材料で作ることができる。モジュールのプラスチックは、少なくとも30%の量のグラスファイバーあるいはガラス粒のガラスが含まれていることが好ましい。

0032

本発明のコンベヤシステムは、モジュールがそれぞれ実質平坦なトップ面を有し、そのトップ面には該運搬方向に延在する少なくとも1の溝が設けられ、その少なくとも1の溝はベース部を介して接続される2つの側壁を有し、連続するモジュールが、トップ面が実質平坦な運搬面を形成するように、また、運搬面におけるコンベヤマットの長さにわたって運搬方向に延在しかつスライドオーバー装置のフィンガー部と共同して働く実質融合した側壁を有する少なくとも1の実質まっすぐなスロットを、複数の溝が一体になって形成するように、ともに共同して働き合うことを特徴とする。

0033

コンベヤマットおよびコンベヤシステムの他の有利な点は、従属項に記載されている。以下に、本発明を図に示された実施の形態を例にさらに説明を行う。

発明を実施するための最良の形態

0034

図1および図2を参照して、本発明のコンベヤシステム1の詳細を説明する。コンベヤシステム1は、2つのダイバートホイールを周回するエンドレスコンベヤマット2を有する。図1および図2においては、コンベヤマット2の一部しか示されておらず、それは、コンベヤマット2の「端部」近傍である。そこでは、コンベヤマット2はダイバートホイール5を周回している。コンベヤマット2は、運搬方向3に互いに連続しかつ運搬方向を横切る方向に延在するいくつものプラスチックモジュール列4からなる。図1では、各列は1個のモジュール4のみが示されている。モジュール4はそれぞれ、運搬方向にフロントサイド6およびリアサイド7を有する。モジュール4はそれぞれ、フロントサイド6およびリアサイド7で、ヒンジループ8を有する。運搬方向3に互いに連続するモジュール4のヒンジループ8は共同して働き、運搬方向3を横切る方向に延在するヒンジピン9によって連結される。ヒンジピン9は運搬方向3を横切る方向に、コンベヤマット4の幅にわたって延在しており、好ましくはプラスチックからなる。複数のモジュールのトップ面は一体になって運搬面11を構成する。

0035

好ましくは、コンベヤマット2は横サイド12が互いに隣接するモジュール4の列から構成され、運搬方向3に互いに連続する列のモジュール4は、れんがパターン状に、互いに互い違いに配置される。モジュール4はそれぞれ、運搬面11を実質横切る方向に延在する貫通開口部13が設けられている。なお、「運搬面11を実質横切る方向に延在する開口部13」は、モジュール4のトップ面10からボトムサイド37方向に斜めに延在する開口部もまた含むものであると理解される。モジュール4は、運搬方向3に延在する溝14が設けられた実質的に平坦なトップ面10を有する。モジュール4は、運搬面11が実質的に平坦になるようにかついくつもの実質的にまっすぐなスロット15を有するように連結される。スロット15は、コンベヤマット2の全長にわたって運搬方向3に延在し実質的に融合した側壁を有し、連続するモジュール4の溝14のその融合側壁29、30により形成される。

0036

コンベヤシステム1は、ダイバートホイール5の近傍に配置され、コンベヤマット2によってダイバートホイール5方面の運搬方向3に運搬されてきた製品を運搬面11から移し換えるスライドオーバー装置16をさらに有する。スライドオーバ装置16は実質的に平坦ないくつもの支持体17を有し、それぞれは一方の端部においてフィンガー部18を備え、他方の端部には円柱状の固定部材19を備える。固定部材19によって、支持体17は、それぞれのフィンガー部18がスロット15の各一つと共に働き合うように、取り付けブロック20の固定用開口部21に取り付けられる。また、支持体17間には間隙が設けられるように取り付けられる。

0037

次に、コンベヤシステム1の動作を説明する。コンベヤマット2の運搬面11に搭載された製品は、ダイバートホイール5を矢印22方向に駆動することにより、運搬方向3に移動される。ダイバートホイール5の外周面25に設けられた突起23、24は、収容室26においてモジュール4と係合する。ダイバートホイール5の位置では、コンベヤマット2のモジュール4は、最初ダイバートホイール5の外周面25に沿って約180°ぐらい進み、引き続きエンドレスパスの戻り側を進んでいく。ダイバートホイール5では、製品は、スライドオーバー装置16を介して運搬面11から移し換えられる。実際には、ダイバートホイール5の位置では、スライドオーバー装置16のフィンガー部18がスロット15に突き出し、好ましくは、ダイバートホイール5の中心線上あたりまであるいはそれを超える位置まで突き出し、運搬方向3に導かれた製品は、次に続く製品によって、フィンガー部18を経由して、取り付けブロック20の方向に、支持体17のトップサイド27上へ運搬面11から移し換えられ押される。次に、製品は公知の手法で排出される。

0038

製品は、第1のダイバートホイール近傍に配置されるスライドオーバ装置17によって運搬面11に搭載することも可能であり(不図示)、そのスライドオーバ装置のフィンガー部18は運搬方向3に向けてスロット15内へ突き出している。そのため、製品は、運搬方向においてその後に続く製品によって、支持体17のトップサイド27上を通過しフィンガー部18を経由して運搬面11へ移し換えられる。その間ごみやその他のものは支持体17間の間隙28へ落ちる。

0039

製品がガラス瓶であり、上記に説明したように殺菌工程においてシステム1が運搬経路として使用されるとき、運搬途中多くのビンがこわれ、モジュール2の形状のためガラス破片や大きなごみなどがコンベヤベルト上に堆積する。モジュール4の貫通開口部13は、運搬中に、水や、小さなごみや、ガラスの粉塵などをモジュール4を通して運搬面11から排出することを可能とする。ガラスの破片や大きなごみなどは、フィンガー部18によって運搬面から取り除かれ、支持体17間の間隙28を介して落とされる。もし、支持体17間の間隙28が詰まったりしたときは、直接監視人に認識され、間隙は時間的に問題ないように清掃することが可能である。例えば運搬面11に詰まったガラス破片のために、フィンガー部18あるいは支持体17が損傷し曲がったりしたときは、これもまた直接認識可能である。フィンガー部18が損傷した支持体17あるいは自分自身が損傷した支持体17は、ばらのユニットとして、取り付けブロック20からその支持体17を取り除くことにより取り替えることが可能である。その取り替え手法は、取り付けブロック20のところで詳細に説明をする。

0040

連続するモジュール4内の溝14の側壁29、30は融合した側壁を有するスロット15を形成するように接続されるので、破片などはフィンガー部18により容易に取り除くことが可能であり、ジャムる(詰まる)リスクが小さくなる。さらに、それらの溝はベース31を介して接続されているため、ガラスの破片などが詰まったりする可能性も小さくなる。

0041

溝14のベース31は、それらが周回するとき実質的に融合するように、運搬方向に曲線を有しているので、周回中ベース31とフィンガー部18との間で詰まってしまうガラス破片によるフィンガー部への損傷の危険がまた小さくなる。

0042

図3図6を参照して、以下、本コンベヤシステムのそれぞれの部品の説明をより詳細に行う。

0043

図3図4にはモジュール4が示されている。モジュール4のトップ面10は実質上平坦であり、溝14間に位置するトップ面の一部分の上において製品を安定して立たせることが可能である。それぞれの溝14は、2つの側壁29、30を有し、ベース31を介して接続され、モジュール4を通して破片が落ちることを低減している。運搬方向に対して横切る方向に、溝14は、フィンガー18と共同して働くのを容易にする台形形状の断面を有する。溝14のベース31は、少なくとも一部分が半径32でカーブしており、コンベヤマット2がダイバートホイール5を周回するとき、その位置におけるスロット15が、ダイバートホイール5の軸を中心とした円弧を実質上形成する(図2)。これは、スロット15の長手方向への水の流れを防ぎ、フィンガー部18が、上述した多角形の影響により運搬面11に対して上がったり下がったりするのを防ぎ、フィンガー部18とスロット15間のギャップが開いたり閉じたりするのを防ぐ。

0044

運搬方向3に対して横切る方向の溝14の断面は、フロントサイド6およびリアサイド7に近接する部分では、モジュール4のセンター33あたりより大きくなっており、これは、フィンガー部18が溝14に挿入しやすいようにするためである。貫通開口部13は、円形の穴として設計され、モジュール4のトップ面10およびトップ面10に設けられた溝14のベース31の両方に設けられている。

0045

貫通開口部13の運搬面に平行な方向の最大寸法は、15mm以下、好ましくは10mm以下、特には7mm以下である。これにより、ガラスの破片が貫通開口部に詰まる確率を低減している。

0046

モジュール4は、同数のヒンジループ8が設けられたフロントサイド6とリアサイド7を有する。ヒンジループ8は、運搬方向3に対して横切る方向に、ヒンジループ9の幅と実質等しい寸法の間隔があけられ、また、モジュール4のフロントサイド6とリアサイド7において、一つのヒンジループの幅単位で互いに互い違いに配置されている。従って、特にコンベヤマットを短くするには最小単位としてモジュール4の1列を取り除く必要がある。なお、ヒンジループ8が互いに互い違いに配置されていないモジュール4、あるいは、ヒンジループ8の数がフロントサイド6とリアサイド7で異なるモジュール4、あるいはその両方のモジュール4も本願特許請求の範囲内に含むことができる。

0047

ヒンジループ8はモジュールのトップ面10に水平に接するフィレット34がそれぞれ設けられ、そのフィレット34は一定の大きさの半径を有し、ヒンジピン9の中心から外へ延びるように形成され、運搬方向3と平行である。そして、ヒンジループ8間の空間にはフィレット34に対応した形状の凹部35が設けられている。このようにして、コンベヤマット2は、モジュール4の各列間のつなぎ目の位置で平坦な運搬面を持つようになる。さらに、コンベヤマット2が曲がる時に、トップサイド10からのガラスの粉塵がモジュール4間の間隙に詰まるのを防いでいる。モジュール4のヒンジループ8は、それぞれ、ヒンジピン9を収容するヒンジホール36を有する。ヒンジホール36は細長い設計になっているので、特に、ヒンジピン9の組み込み、取り外しを簡単に行うことができる。ヒンジホール36の中心線は、モジュール4の半分の高さより低い位置に、すなわち、トップ面10よりボトムサイド37側にあり、ボトムサイドからのガラスの粉塵の作用を防止している。

0048

図5では支持体17が示され、支持体17はフィンガー部18を備えている。支持体17は、プラスチックで作られるのが好ましい。その反対側では、支持体17は固定部材19を備える。ダイバートホイール5の位置(図2)で、コンベヤマット2のスロット15のカーブと協調するように、支持体17にはカーブサイド43が設けられている。運搬方向3に対して横切る方向のフィンガー部18とカーブサイド43の断面は、溝14と対応するように設計されており、特に、台形の形状をしている。これにより、フィンガー部18とカーブサイド43はスロット15をガラスの侵入に対して保護している。支持体17は、運搬面11から取り付けブロック20への方向へ製品を移動させるために平坦なトップサイド27を有する。固定部材19は、そのトップサイド44ではボトムサイド45より大きな径を有する。これについては、取り付けブロックのところで詳細に説明する。支持体17は、さらに、取り付けブロック20の凹部47に対応して働くスナップフィンガー46を有する。スナップフィンガー46はカバー48を備える。このカバー48は、落下してくるガラスの破片などからスナップフィンガーを保護し、また、取り付けブロック20への組み込みあるいは取り外しを容易にするために、ドライバーによってスナップフィンガー46を押し込まれた状態に固定することを可能とする。

0049

図6は取り付けブロック20を示す。取り付けブロック20は、横方向に、間隔をあけて平行ないくつかの固定用開口部21を有し、縦方向にわたって大から小へ段階的に変化する径を有する上部ホール列49と、凹部47と、下部ホール列50とを有する。幅広のコンベヤマット2の場合には、いくつかの取り付けブロック20が運搬方向3に対して横切るように横に並ぶ。取り付けブロック20は、プラスチックで作られるのが好ましい。取り付けブロック20に支持体17を組み込むときは、支持体17のスナップフィンガー46は、最初、スナップフィンガー46とカバー48の間に、ねじ回しのような棒を通すことにより折り込んだ位置に固定する。次に、固定部材19を上部ホール列49の一つのホールに、固定部材19のボトムサイド45が下部ホール列50の対応するホールのところにくるまで差し込む。次に、ねじ回しを引き抜くことにより、スナップフィンガー46は戻り、凹部47と係合して固定部材19を固定する。取り外しは、逆の順序で行えばよい。

0050

スナップフィンガー46に斜面を持たせるようにしてもよい。これにより、差し込んでいる間は、スナップフィンガー取り付けブロック20のエッジに接触して折れ込まれる。この場合、組み込み時には棒の使用は不要である。

0051

支持体17のブロック20への組み込み後は、支持体17はそれぞれの間に間隙28を有して実質平行に揃えられる。そして、支持体17はそれぞれ、運搬方向3に対して、スライドオーバー装置16からスロット15へ突き出すフィンガー部28を有するようになる。

0052

固定部材19の上部部分44は下部部分45よりも大きな径を有しているので、固定部材19の上部部分に、運搬方向3の力を吸収するに十分な部材を有するようにすることが可能となる。上部ホール列49を、取り付け方向に、縮小する、好ましくは段差を設けた径を有するように設計することにより、取り付けブロック20の横方向のホール49、50間の部材は、ホール49、50間の横方向の取り付けブロック20を短くすることを可能とするようにさらに十分な強度を持つようになる。この場合、端部近傍のホール49に隣接する部材は、外方向へ曲がることなしに、支持体17を十分強固に固定する。もし、径がホール49の長さ方向全体にわたって大きな場合には、このようにはならない。

0053

取り付けブロック20は、さらに、運搬方向3に対して横切る方向に、背中合わせに2本のスロット51、52を有する。これにより、取り付けブロック20はフレーム53に取り付けることが可能となる。殺菌工程の温度のために、コンベヤマット2は膨張する。例えば、60℃の温度上昇で10mm/m膨張する。スロット51、52は、コンベヤマット2が膨張する場合に、取り付けブロック20が運搬方向3に対して横切る方向にスライドすることが可能であるという長所を有する。スロット51、52は、取り付けブロック20をたわませることなく、フレーム53に対する熱による取り付けブロック20の膨張を可能としている。さらに、ヒンジループ8の幅やモジュール4のヒンジループ間の間隔に少しの差異があることによって、運搬方向3に対して横切る方向に生じるコンベヤマット2の遊びを、スロット51、52の使用によって同様に吸収することが可能である。

0054

図7および図8は、ヒンジループ8上に延在するベース31の部分31Aが曲率半径R2でカーブしていることを示し、その曲率半径は、ベース31Bの他の部分の曲率半径R1に比べて小さいこと、また、ベース31の他の部分31Bの曲率中心P1よりヒンジループ8のヒンジホール36に近い曲率中心P2を有することを示している。ベースの部分31Aと部分31Bは、実質的に融合(ブレンド)していることが好ましい。なお、ベース31は複数の曲率部で構成されていてもよい。

0055

図9および図10は、コンベヤマット2がダイバートホイール5を周回するときに、モジュール4が旋回(スイベル)する間、融合ベース31は、より強くカーブしている部分31Bの使用により比較的速く形成され、その結果、連続するモジュール4とフィンガー部18の間に詰まるガラスの破片によって起こるフィンガー部18の損傷の確率が低減される。また有利な点として、支持体17あるいはフィンガー部18、あるいはその両方は、周回中にベース31とフィンガー部18の間に拡大ギャップSが形成されるようにカーブしたエッジ43が設けられる。これは、フィンガー部18の最初の部分18Aの下に入り込んだガラスの破片を、なるべく損傷させないで運び回し、その後排出することを可能とする。

0056

なお、例示した実施の形態は最適な実施の形態に関すものであり、特許請求の範囲内において他の多くの実施の形態が可能である。

図面の簡単な説明

0057

図1本発明のコンベヤシステムの一部の概略斜視図である。
図2図1のII−II線における断面図である。
図3図1のコンベヤシステムのコンベヤマットのモジュールを上から見た概略斜視図である。
図4図1のコンベヤシステムのコンベヤマットのモジュールを底から見た概略斜視図である。
図5図1のコンベヤシステムの支持体の概略斜視図である。
図6図1のコンベヤシステムの取り付けブロックの概略斜視図である。
図7図3のVII−VII線におけるモジュールの断面図である。
図8図3のVIII−VIII線におけるモジュールの断面図である。
図9連続する角度位置におけるコンベヤマットの周回の図7に対応する概略断面図である。
図10連続する角度位置におけるコンベヤマットの周回の図8に対応する概略断面図である。上記図は本発明の最適な実施の形態を概略表すものであり、例示として提供するものである。図において、同一あるいは対応する部分には同一の符号が付されている。

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