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技術 マーキングペン用油性インキ

出願人 シヤチハタ株式会社
発明者 上田喜久利松岡正弘中野健
出願日 1998年3月27日 (22年9ヶ月経過) 出願番号 1998-100004
公開日 1999年10月12日 (21年2ヶ月経過) 公開番号 1999-279475
状態 特許登録済
技術分野 インキ、鉛筆の芯、クレヨン
主要キーワード 筆記対象物 インキ吸収体 油性マーキングペン ローダミン6G 油溶性樹脂 青色インキ 通常インキ セット時間
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1999年10月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

耐ドライアップ性と短セット時間といった相反する性能を有する油性インキを提供する。

解決手段

染料有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有するマーキングペン用油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸又はペンタデカン酸又はヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸テトラデカノール又はペンタデカノール又はヘキサデカノール又はヘプタデカノール又はオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルであるマーキングペン用油性インキ。

概要

背景

速乾性油性マーキングペンは、紙だけでなく、ガラス陶磁器・布などにも筆記でき、筆記後は筆記線がすみやかに乾燥する特徴があるが、その一方、キャップを外したまま放置しておくと、ペン先が乾燥して樹脂等が硬化し、筆記不可能となる欠点があった。いわゆるドライアップである。この欠点を解決すべく各種ドライアップ防止剤を含有させた油性インキとして、特開昭51−120826、特公昭52−44244、特開昭57−28177、特開昭61−34080、特開昭61−261380、特開昭62−135578等が開示されている。しかし、ドライアップを有効に防止できる程度までにするには、前記ドライアップ防止剤を多量に配合させなければなず、そうすると今度は油性インキの最大の特徴である筆記線の乾燥時間(以下、「セット時間」という。)が遅くなるという新たな欠点が生じていた。

概要

耐ドライアップ性と短セット時間といった相反する性能を有する油性インキを提供する。

染料有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂、飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有するマーキングペン用油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸又はペンタデカン酸又はヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸テトラデカノール又はペンタデカノール又はヘキサデカノール又はヘプタデカノール又はオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルであるマーキングペン用油性インキ。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

染料有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有するマーキングペン用油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸又はペンタデカン酸又はヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸テトラデカノール又はペンタデカノール又はヘキサデカノール又はヘプタデカノール又はオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルであるマーキングペン用油性インキ。

請求項2

前記染料が、造塩タイプ油溶性染料である請求項1のマーキングペン用油性インキ。

請求項3

前記有機溶剤が、メタノールエタノールプロパノールブタノールから選ばれる単独又は2以上を混合してなる低級脂肪族アルコール、又は、前記低級脂肪族アルコールと乳酸エステル混合溶剤である請求項1のマーキングペン用油性インキ。

請求項4

前記樹脂が、ケトンホルムアルデヒド樹脂、又は、アルキルフェノール樹脂、又は、ロジン変性樹脂である請求項1のマーキンペンインキ。

請求項5

インキ全量に対して、前記飽和脂肪酸エステルが0.01重量%〜1.00重量%である請求項1のマーキングペン用油性インキ。

請求項6

インキ全量に対して、前記飽和脂肪酸エステルが0.55重量%〜0.95重量%である請求項1のマーキングペン用油性インキ。

技術分野

0001

本発明は、筆記対象物が吸収性・非吸収性にかかわらず筆記できるいわゆる速乾性油性マーキングペンに用いられる油性インキに関するものである。

背景技術

0002

速乾性油性マーキングペンは、紙だけでなく、ガラス陶磁器・布などにも筆記でき、筆記後は筆記線がすみやかに乾燥する特徴があるが、その一方、キャップを外したまま放置しておくと、ペン先が乾燥して樹脂等が硬化し、筆記不可能となる欠点があった。いわゆるドライアップである。この欠点を解決すべく各種ドライアップ防止剤を含有させた油性インキとして、特開昭51−120826、特公昭52−44244、特開昭57−28177、特開昭61−34080、特開昭61−261380、特開昭62−135578等が開示されている。しかし、ドライアップを有効に防止できる程度までにするには、前記ドライアップ防止剤を多量に配合させなければなず、そうすると今度は油性インキの最大の特徴である筆記線の乾燥時間(以下、「セット時間」という。)が遅くなるという新たな欠点が生じていた。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、本出願人は研究の結果、耐ドライアップ性と短セット時間といった相反する性能を具備した油性インキを見出すことに成功した。

課題を解決するための手段

0004

染料有機溶剤、前記有機溶剤に可溶な樹脂、飽和脂肪酸エステルを少なくとも含有するマーキングペン用油性インキであって、前記飽和脂肪酸エステルがテトラデカン酸又はペンタデカン酸又はヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸テトラデカノール又はペンタデカノール又はヘキサデカノール又はヘプタデカノール又はオクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルであるインキによって、前記課題を解決できる。また、前記染料が、造塩タイプ油溶性染料であり、前記有機溶剤が、メタノールエタノールプロパノールブタノールから選ばれる単独又は2以上を混合してなる低級脂肪族アルコール、又は、前記低級脂肪族アルコールと乳酸エステル混合溶剤であり、前記樹脂が、ケトンホルムアルデヒド樹脂、又は、アルキルフェノール樹脂、又は、ロジン変性樹脂であるインキは更に好ましい。また、前記飽和脂肪酸エステルが、インキ全量に対して0.01重量%〜1.00重量%、特に0.55重量%〜0.95重量%であるインキは更に好ましい。

0005

以下、本発明を詳細に説明する。本発明では着色剤として油溶性染料を用い、油性マーキングペン用染料として一般に市販されているモノアゾ、ジスアゾ、金属錯塩型モノアゾ、アントラキノンフタロシアニントリアリルメタン等の油溶性染料を用いることができるが、中でも造塩タイプ油溶性染料が最も好ましい結果を示す。造塩タイプ油溶性染料は、酸性染料直接染料塩基性染料等の親水基疎水基置換した染料であって、本発明では、酸性染料の親水基をカチオン活性剤樹脂塩基アミン・塩基性染料等の疎水基で置換したもの、直接染料の親水基をカチオン活性剤・樹脂塩基・アミン・塩基性染料等の疎水基で置換したもの、塩基性染料の親水基をアニオン活性剤樹脂酸・酸性染料・直接染料等の疎水基で置換したものを使用できる。

0006

有機溶剤は、低級脂肪族アルコールが必須であり、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールから選択する。プロパノール、ブタノールは、それぞれ異性体が存在するが、ノルマルイソ、ターシャル等すべての構造のものが使用可能である。低級脂肪族アルコールは、単独で使用しても良いし、2以上を混合して使用しも良い。また、これら低級脂肪族アルコールと乳酸エステルを混合して使用して良好な結果が得られる。乳酸エステルとしては、乳酸メチル乳酸エチル乳酸プロピル乳酸ブチルから選択する。乳酸プロピル、乳酸ブチルは、それぞれ異性体が存在するが、ノルマル、イソ、ターシャル等すべての構造のものが使用可能である。

0007

樹脂は、油溶性樹脂を用い、ロジン樹脂エステル樹脂セルロース樹脂フェノール樹脂等を用いることができるが、特に、ケトンホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノール樹脂が好ましく用いられる。

0008

飽和脂肪酸エステルは、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸から選ばれる高級脂肪酸と、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノールから選ばれる高級脂肪族アルコールとの飽和脂肪酸エステルを用いる。前記高級脂肪酸と前記高級脂肪族アルコールは、それぞれが多数の異性体を有しているが、エステル化した飽和脂肪酸エステルの融点が20℃以下とならない組み合せであれば、直鎖、分枝鎖を問わず、いずれのものも使用できる。本発明では特に、テトラデカン酸テトラデシル、ヘキサデカン酸テトラデシル、テトラデカン酸ヘキサデシル、ヘキサデカン酸ヘキサデシル、テトラデカン酸オクタデシル、ヘキサデカン酸オクタデシルが好ましく用いられ、直鎖のものが最もよい結果を得る。前記飽和脂肪酸エステルは単独又は2以上を混合して使用することができる。配合量は、インキ全量に対して0.01重量%〜1.00重量%の範囲で本願の効果を発揮するが、0.55重量%〜0.95重量%の範囲が特に好ましい結果を示す。

0009

また、本発明では、防腐剤、防かび剤、アミン類等の染料溶解助剤ベンジルアルコール等の浸透剤など通常インキに用いられる添加剤を添加することができる。

0010

以下、本発明を実施例をもって説明する。
(実施例1)
タートラジンローダミン6G造塩染料6.0重量%
エタノール66.0重量%
乳酸エチル16.0重量%
アルキルフェノール樹脂11.4重量%
テトラデカン酸テトラデシル0.3重量%
ヘキサデカン酸ヘキサデシル0.3重量%
以上の物質を混合し、赤色インキを得た。
(比較例1)実施例1からテトラデカン酸テトラデシルとヘキサデカン酸ヘキサデシルを除いて赤色インキを作成した。
(実施例2)
ビクトリアピュアブルーと
酸性フタロシアニンブルーの造塩染料 6.0重量%
エタノール 61.0重量%
n−プロパノール18.0重量%
ケトンホルムアルデヒド樹脂14.2重量%
ヘキサデカン酸テトラデシル 0.5重量%
テトラデカン酸オクタデシル0.3重量%
以上の物質を混合し、青色インキを得た。(比較例2)実施例2からヘキサデカン酸テトラデシルとテトラデカン酸オクタデシルを除いて青色インキを作成した。
(実施例3)
タートラジンとローダミン6Gの造塩染料 6.0重量%
n−プロパノール 73.0重量%
n−ブタノール10.3重量%
ケトンホルムアルデヒド樹脂 10.0重量%
テトラデカン酸テトラデシル 0.2重量%
テトラデカン酸ヘキサデシル 0.4重量%
ヘキサデカン酸オクタデシル 0.1重量%
以上の物質を混合し、赤色インキを得た。(比較例3)
実施例3からテトラデカン酸テトラデシルとテトラデカン酸ヘキサデシルとヘキサデカン酸オクタデシルを除いて赤色インキを作成した。
(実施例4)
タートラジンとローダミン6Gの造塩染料 6.0重量%
エタノール 66.0重量%
乳酸エチル 16.0重量%
アルキルフェノール樹脂 11.4重量%
テトラデカン酸テトラデシル 0.1重量%
ヘキサデカン酸ヘキサデシル 0.1重量%
以上の物質を混合し、赤色インキを得た。
(比較例4)実施例4からテトラデカン酸テトラデシルとヘキサデカン酸ヘキサデシルを除いて赤色インキを作成した。

0011

繊維ペン芯インキ吸収体を備えた本体とキャップとからなるマーキングペンに前記実施例及び比較例のインキを充填試験を行なった。温度20℃・湿度65%の室内において、前記マーキングペンのキャップを外した状態で8時間放置した後、紙面に筆記し、書き出し直後の筆記性調査した。
○:鮮明な筆記線が得られた。
×:かすれた筆記線しか得られなかった。
前記マーキングペンを用いてポリプロピレン製OHPフィルムに筆記し、セット時間を調べた。以下、試験結果を表にする。

0012

0013

特定の飽和脂肪酸エステルを配合したため、キャップを外したまま放置しておいてもペン先にて弱い皮膜を形成し、インキのドライアップを防止できる。再度筆記する際は、皮膜が容易に壊れて筆記可能となる。また、本発明はセット時間が影響されないので、すぐに乾燥する筆記線を得られる。

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