図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(1999年10月5日)のものです。
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図面 (6)

課題

平坦度に優れる縞板生産性良く安価に製造する。

解決手段

片面に凹凸により縞模様を形成した縞板2の前記縞模様をタンデム熱間圧延機最終圧延スタンド11で形成する縞板2の製造方法において、タンデム熱間圧延機から製出される縞板2の厚肉部(凸部)42と薄肉部(凹部)43の厚みをオンラインで連続的に測定し、厚肉部43の厚みの測定値に応じて最終1つ前の圧延スタンド11のロールギャップを変化させて厚肉部42の厚みを目標厚みに制御し、薄肉部43の厚みの測定値に応じて最終圧延スタンド12のロールギャップを変化させて薄肉部43の厚みを目標厚みに制御する。

効果

縞板の厚み分布が均一で平坦度に優れる縞板がタンデム熱間圧延上がりで得られ、生産性に優れ、製造コストも安価である。

概要

背景

縞板は、片面に凹凸により縞模様を形成した板材で、コンクリートなどとの結合性に優れ、滑り止め効果を有し、強度も高いため建築構造材などとして多用されている。この縞板は、図6(イ)に示すように、タンデム熱間圧延機3の最終圧延スタンド12の一方のワークロール51に縞板2の厚肉部(凸部)42を形成するための溝部が設けられた溝付き圧延ロールを用いて製造されている。しかし、このような方法で製造される縞板は厚み精度平坦度に劣り、別途フラットロールスキンパス圧延して厚み精度と平坦度を改善しているが、スキンパス圧延を別途行うのでは生産性および製造コストの点で問題がある。

概要

平坦度に優れる縞板を生産性良く安価に製造する。

片面に凹凸により縞模様を形成した縞板2の前記縞模様をタンデム熱間圧延機の最終圧延スタンド11で形成する縞板2の製造方法において、タンデム熱間圧延機から製出される縞板2の厚肉部(凸部)42と薄肉部(凹部)43の厚みをオンラインで連続的に測定し、厚肉部43の厚みの測定値に応じて最終1つ前の圧延スタンド11のロールギャップを変化させて厚肉部42の厚みを目標厚みに制御し、薄肉部43の厚みの測定値に応じて最終圧延スタンド12のロールギャップを変化させて薄肉部43の厚みを目標厚みに制御する。

縞板の厚み分布が均一で平坦度に優れる縞板がタンデム熱間圧延上がりで得られ、生産性に優れ、製造コストも安価である。

目的

このようなことから、本発明者等は図6(イ)に示した方法で製造した縞板が厚み精度と平坦度に劣る原因について調査し、溝付き圧延ロールは溝部を有するため温度分布が不安定で、そのため縞板の厚肉部と薄肉部の厚さ分布が不均一になることを突き止め、この厚さ分布の不均一は最終1つ前の圧延スタンドと最終圧延スタンドのそれぞれのロールギャップを適正に制御することにより改善し得ることを知見し、さらに研究を進めて本発明を完成させるに至った。本発明は、厚み精度と平坦度に優れる縞板を生産性良く安価に製造する方法およびその製造装置の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

片面に凹凸により縞模様を形成した縞板の前記縞模様をタンデム熱間圧延機最終圧延スタンドで形成する縞板の製造方法において、タンデム熱間圧延機から製出される縞板の厚肉部(凸部)と薄肉部(凹部)の厚みをオンラインで連続的に測定し、厚肉部の厚みの測定値に応じて最終1つ前の圧延スタンドロールギャップを変化させて厚肉部の厚みを目標厚みに制御し、薄肉部の厚みの測定値に応じて最終圧延スタンドのロールギャップを変化させて薄肉部の厚みを目標厚みに制御することを特徴とする縞板の製造方法。

請求項2

素板を縞板に圧延するタンデム熱間圧延機、前記タンデム熱間圧延機から製出される縞板の厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtとを連続的に測定する厚み計、測定された厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtのそれぞれの目標値との偏差演算処理して前記偏差がになるように前記タンデム熱間圧延機の最終1つ前の圧延スタンドのロールギャップ調節用油圧機または最終圧延スタンドのロールギャップ調節用油圧機に信号をそれぞれ発信するAGC(Automatic Gage Controler) から構成されていることを特徴とする縞板の製造装置

技術分野

0001

本発明は、厚み精度および平坦度に優れる縞板生産性良く安価に製造する方法およびその製造装置に関する。

背景技術

0002

縞板は、片面に凹凸により縞模様を形成した板材で、コンクリートなどとの結合性に優れ、滑り止め効果を有し、強度も高いため建築構造材などとして多用されている。この縞板は、図6(イ)に示すように、タンデム熱間圧延機3の最終圧延スタンド12の一方のワークロール51に縞板2の厚肉部(凸部)42を形成するための溝部が設けられた溝付き圧延ロールを用いて製造されている。しかし、このような方法で製造される縞板は厚み精度と平坦度に劣り、別途フラットロールスキンパス圧延して厚み精度と平坦度を改善しているが、スキンパス圧延を別途行うのでは生産性および製造コストの点で問題がある。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、図6(ロ)に示すように、最終1つ前の圧延スタンド11のワークロール61で圧延したのち最終圧延スタンド12でスキンパス圧延する方法が考えられたが、この方法では圧延スタンドのうちの1つをスキンパス圧延に使用するため縞圧延までの圧延スタンド数が減少し、そのためタンデム熱間圧延機に供給する素板1の厚みを薄くする必要があり、やはり生産性および製造コストの点で問題がある。

0004

このようなことから、本発明者等は図6(イ)に示した方法で製造した縞板が厚み精度と平坦度に劣る原因について調査し、溝付き圧延ロールは溝部を有するため温度分布が不安定で、そのため縞板の厚肉部と薄肉部の厚さ分布が不均一になることを突き止め、この厚さ分布の不均一は最終1つ前の圧延スタンドと最終圧延スタンドのそれぞれのロールギャップを適正に制御することにより改善し得ることを知見し、さらに研究を進めて本発明を完成させるに至った。本発明は、厚み精度と平坦度に優れる縞板を生産性良く安価に製造する方法およびその製造装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0005

請求項1記載の発明は、片面に厚肉部が縞模様に形成された縞板の前記縞模様をタンデム熱間圧延機の最終圧延スタンドで形成する縞板の製造方法において、タンデム熱間圧延機から製出される縞板の厚肉部と薄肉部の厚みをオンラインで連続的に測定し、厚肉部の厚みの測定値に応じて最終1つ前の圧延スタンドのロールギャップを変化させて厚肉部の厚みを目標厚みに制御し、薄肉部の厚みの測定値に応じて最終圧延スタンドのロールギャップを変化させて薄肉部の厚みを目標厚みに制御することを特徴とすることを特徴とする縞板の製造方法である。

0006

請求項2記載の発明は、素板を縞板に圧延するタンデム熱間圧延機、前記タンデム熱間圧延機から製出される縞板の厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtとを連続的に測定する厚み計、測定された厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtのそれぞれの目標値との偏差演算処理して前記偏差がになるように前記タンデム熱間圧延機の最終1つ前の圧延スタンドのロールギャップ調節用油圧機または最終圧延スタンドのロールギャップ調節用油圧機に信号をそれぞれ発信するAGC(Automatic Gage Controler) から構成されていることを特徴とする縞板の製造装置である。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下に本発明を図を参照して具体的に説明する。図1は本発明の縞板の製造装置の第1の例を示す説明図である。この製造装置は、素板1を縞板2に圧延するタンデム熱間圧延機3、タンデム熱間圧延機3から製出される縞板2の厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtとを連続的に測定するX線厚み計4、測定された厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtの目標値との各々の偏差を演算処理して前記偏差が零になるようにタンデム熱間圧延機3の最終1つ前の圧延スタンド11または最終圧延スタンド12のロールギャップ調節用油圧機6、7にそれぞれ発信するAGC(Automatic Gage Controler)5から構成されている。図1で31〜34はワークロール21〜24をバックアップするバックアップロール、26、27は前記ロール群を上下させる油圧シリンダーである。図2は、図1に示した最終圧延スタンド12部分の拡大断面図である。ワークロール23の断面三角形の溝部41にあたる縞板2部分に断面台形の厚肉部42が形成される。43は薄肉部である。

0008

図3は、本発明の縞板製造装置の第2の実施形態を示す説明図である。この製造装置は、タンデム熱間圧延機3の出側に、厚肉部の厚みTを測定するためのレーザー厚み計8と薄肉部の厚みtを測定するためのX線厚み計4を設置した製造装置で、ここでは測定厚みに応じて厚み計が個別に選択されている。図3において、図1と共通する部材には同一の符号を付してある。

0009

図4は製造される縞板2の例を示す平面図である。所定長さの厚肉部42が4本づつ圧延方向に対し45°または−45°の角度で傾斜してモザイク状に形成されている。

0010

図5は、図4に示した縞板の厚みをX線厚み計により矢印方向に測定したときの厚み変化図である。この厚み変化図は、前記AGC5によりロールギャップ調整油圧機油圧コントロールする信号に演算処理される。すなわち、AGC5では、前記厚み変化図を基にして、一定時間毎最大値平均、最小値平均を計算する。この最大値平均が厚肉部の厚みTに相当し、最小値平均が薄肉部の厚みtに相当する。そして最大値平均と厚肉部の厚みTの目標値との偏差が零になるように最終1つ前の圧延スタンド11の圧下用油圧を制御してワークロール21、22間のギャップを調節し、同様に最小値平均と薄肉部の厚みtの目標値との偏差が零になるように最終圧延スタンド12の圧下用油圧を制御してワークロール23、24間のギャップを調節する。以上のようにして、厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みtとをそれぞれ圧延スタンド11、12により目標厚みに制御する。

0011

以下に、本発明を実施例により詳細に説明する。
(実施例1)図1に示した製造装置を用いてアルミニウム合金の縞板を製造し、縞板の厚肉部の厚みTと薄肉部の厚みt、および平坦度を測定した。厚肉部の厚みTの目標値は4.4mm、許容範囲は4.0〜4.8mm、また薄肉部の厚みtの目標値は2.95mm、許容範囲は2.7〜3.2mmとした。比較のため、図6(イ)(ロ)に示した従来法により製造した縞板についても同様の測定を行った。結果を表1に示す。

0012

ID=000002HE=050 WI=114 LX=0480 LY=1400
(注)*:○許容範囲内、×許容範囲外

0013

表1より明らかなように、本発明例品のNo.1は、縞板の厚み(T、t)をオンラインで制御したため、縞板の厚み精度と平坦度が許容範囲内に維持された。これに対し、従来品のNo.2は縞板の厚み(T)精度と平坦度が許容範囲外となり、別途スキンパスが必要となり、生産性とコストの点で問題があった。No.3は最終圧延スタンドでスキンパスしたもので厚み精度と平坦度は問題なかったが、タンデム熱間圧延機に供給する素板の厚みを薄くする必要があり生産性とコストの点で問題があった。以上、変形抵抗が小さく平坦度が劣化し易いアルミニウム合金縞板について説明したが、本発明は、鉄板ステンレス板など他の金属材料の縞板の製造に適用しても同様の効果が得られる。

発明の効果

0014

以上に述べたように、本発明の縞板の製造方法では、縞板の厚肉部の厚みと薄肉部の厚みをオンラインで測定し、縞部の厚みを最終1つ前の圧延スタンドで制御し、薄肉部の厚みを最終圧延スタンドで制御する。従って、縞板の厚み分布が均一になり平坦度に優れる縞板がタンデム熱間圧延上がりで得ることができ、生産性に優れ製造コストも安価である。本発明の縞板の製造装置は、タンデム熱間圧延機に縞板厚み計とAGCを具備させたもので簡便である。

図面の簡単な説明

0015

図1本発明の製造装置の第1の例を示す要部説明図である。
図2図1に示した製造装置で縞板が圧延される状況の説明図である。
図3本発明の製造装置の第2の例を示す要部説明図である。
図4縞板の平面図である。
図5厚み計で測定した縞板厚みの変化図である。
図6(イ)(ロ)は従来の縞板の製造方法の説明図である。

--

0016

1素板
2縞板
3タンデム熱間圧延機
4X線厚み計
5 AGC(Automatic Gage Controler)
6最終1つ前の圧延スタンドのワークロールのギャップを調節する油圧機
7最終圧延スタンドのワークロールのギャップを調節する油圧機
8レーザー厚み計
11 最終1つ前の圧延スタンド
12 最終圧延スタンド
21,22 最終1つ前の圧延スタンドのワークロール
23,24 最終圧延スタンドのワークロール
26,27油圧シリンダー
31,32 最終1つ前の圧延スタンドのバックアップロール
33,34 最終圧延スタンドのバックアップロール
41 最終圧延スタンドのワークロールに設けられた断面三角形の溝部
42 縞板に形成された断面台形の厚肉部
43薄肉部
51 従来圧延機の最終圧延スタンドのワークロール
61 従来圧延機の最終1つ前の圧延スタンドのワークロール

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